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震災・原発事故6年 本音で向き合う“フクシマ”@週刊ニュース深読み

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震災・原発事故6年 本音で向き合う“フクシマ”@週刊ニュース深読み

専門家:
今井 照さん(福島大学 教授)
関谷 直也さん(東京大学大学院 特任准教授)
小松 理虔さん(いわき海洋調べ隊 うみラボメンバー)
早川 信夫(NHK 解説委員)

 

 

ゲスト:
綾部 祐二さん(タレント)
山口 もえさん(タレント)

このHPサイトだけ、私がいつもやってるみたいにフリップ写真とコメントとを丁寧に掲載してるのはなぜ???
毎回はやらないのかな

重複するかもしれないけれども、一応、ここにもメモっておく


【ブログ内関連記事】

毎年恒例上映 『31年目のチェルノブイリ』@ポレポレ東中野(2017.4.27)

福島産の桃、吐き出された 被災者の言葉伝える20歳
“福島名産の桃をPRするミスピーチキャンペーンクルーの一人として、横浜のデパートで試食会をした夏のこと。
「おいしいね。どこ産?」と尋ねる女性がいた。うれしくなって「福島産です」と答えると、桃をはき出された。

 先月初め、東京で福島物産展があった。「核のお土産持ってくんなよ」と言う男性に
「イヤイヤ、冗談でも言っちゃいけないこと、ありますよ」。笑顔で返せた。”

だんだんと消えていく記憶、支援 しかも差別を受けるなんて状況は、国が違っても同じなんだと分かった




【内容抜粋メモ】

東日本大震災では、約16万5000人が故郷を追われて避難させられた
あれから6年 NHKが大学と共同で行ったアンケートで
半数近くが避難先等でいやがらせを受けていることが分かった

 



「転職先で“賠償金をもらっているから、資格や給料をあげる必要はないでしょ”と言われた」



震災前の福島のイメージは「観光地、農産物・海産物、電力の一大供給地」


徳永アナ:
東京の電気は福島から送られているというCMをよく見た記憶があって、そーなんだと驚いた

東日本大震災後、国は「避難指示区域」を設け、県内外に避難し「分断」されてしまった
観光地は「風評被害」に悩み、「農産物・海産物」は一時出荷が止まり、電力も絶たれた



あれから6年後、何が変わって、変わっていないのか?
「避難指示区域」が段階的に解除され、ピーク時の1/3になった

お米の全袋検査
縁故米まですべて検査して基準値を超えてない


データでみる東日本大震災6年@あさイチ



漁獲量はまだ1割 週に2回水揚げし、魚の種類ごとに検査している 基準値を下回ったものが出回る



努力しても県外の人がもつイメージ、差別・偏見は変わらない


「汚染されたままで、人が住めない状況 なんとなく福島県産は避けてしまう」

修学旅行も6割未満しか回復していない 親が反対している

避難した人が戻るか戻らないか選択に悩み、近所同士のコミュニケーションにも「分断」がある

今井:
震災直後の学会の懇親会で「ここに放射能を撒き散らしている人がいます」と言われた
その時は怒り心頭だったが、今考えるとその人は議論に入れようとして善意で言っていたかもしれないとも思える


関谷:
冒頭の映像も爆発、避難している映像から始まった そのイメージが強い
今は大変な人もいるし、普通に生活している人、賑わいが戻った町もある

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今井:
“避難解除が進んだ”という表現は疑問に思う



線量が高いとされるグレーの部分が残った
じゃあ、「解除された部分は本当に大丈夫なの?」という意見はたくさんある

道路1本挟んで、「こちらは危険 こちらは4月から大丈夫」と言われても
実態的、感情的にも分からないことが軋轢を生んでいる
道路で線引きする必要はない

『希望の国』(2012)


早川:


新潟県に避難した100人に聞いた
住民の意向が無視されていると感じている
帰りたいが今はそういう状況ではないと感じている


今井:
楢葉町で帰還者は1割ほど 富岡、浪江も似た状況
「帰ってもいい」と「帰れ」という意味も込められている
帰還と同時に支援が打ち切られるから
単純な問題ではなく、選択が迫られている
個々でなく一律に扱われているのが問題


小松:
戻らない選択がネガティヴに受け取られがち
「線量が心配」と福島の人たちから言われてしまうと、
住んでいる側からすると僕らが否定されている気がする


早川:
福島でも当たり前に日常を送っている人のほうがはるかに多いので、ひとくくりにできない


関谷:

(沖縄の基地問題などとも共通するな



***プレゼン2:いわき発 福島を伝えたい!

 

 

ネットでPR
国の基準値は100ベクレルだが、2016年、数千匹獲ったうち100を超えたのはゼロ
自ら魚を釣って線量を測り、HPで発信したら大炎上した

「どこからかお金をもらって、安全だって言いたいだけでしょ?」

「みなさんのデータは信じられません」という声

(なぜ、ここまで“不寛容”な国民になってしまったんだろう 匿名で言えるようになってから?


関谷:
みんな、この問題を面倒臭いと思い、いつのまにか言わなくなり、悪いイメージのまま上書きがされていない


イメージについて
あえて「フクシマ」とした理由について

FAX「敢えて“フクシマ”として、風評被害にメディアが加担している」との声

小野アナ:
「フクシマ」はあの日から、世界中である1つの意味をもつ単語として使うようになった
でも、いつまでもそのイメージのままでいいのか
もう一度、漢字の「福島」に戻したいということを帰着点にして番組を作りました


情報で説得するのが難しい→とにかく来てと企画した

小松:
漁が規制されているため、大きな魚が獲れる 釣った魚を一緒に検査して安心する
SNSで自主的に発信してくれている手応えもあるが
同じ福島県民から「なぜそこまでやる必要があるの?」という声もある

(批判したい人は何にでもするし、どこにでもいるから、全部は消せないね

小松:
データは他県の人にはよく伝わらない
科学者でもないのに信じられないということもあるかと思い、
SNSなどで自然と伝わっていく、小さい活動を続けるしかないかなと思った
ニンゲンてそういうものだと思わないとやっていけない

綾部:
毒舌の人より、無関心が一番困りますよね

関谷:
福島県産を拒否するのは2割ほど 8割は気にしてないのにイメージが上書きされてない

今井:
ギャップ、ズレの感じがぬぐえない

関谷:
農業でも試験栽培が始まっている それと避難の問題が同時並行されている

今井:
今、急がなきゃいけないのは、被災者の生活再建、支援
地域の復興は時間をかけないといけない 自然災害と違うので

関谷:


農業やってる人は農業をやりたい でも戻りたくない人もいる 複雑に絡み合っている
自然災害と違って、原発は被災 線量が徐々に減っていき、問題の構図も変化していく
除染、廃棄物をどこへもっていくか、生活できるか、それをみんなが知る必要がある


綾部:県外の人たちは「ああ、大変なんだ」て終わっちゃってると思う

関谷:
先日NYへ行ったら「福島県内の水は飲めない」「木もなくなっている」と間違って思っている

早川:
自分の目で見て体験するのが大切 県外の人は「足を運んだら悪いのでは?」と思っているかもしれない
被災地の多くは復興しているから、観光などすることでお金が回り、支えになり、誤解もとける

もえ:
なかなか忙しくて足を運べないけれども、物産展とかあると、なにか買おうと思う

小松:
こうしてあまり難しく考えないほうがいいと思う
関心をもつまでに至ってない
には風評被害がない どうやったら無関心な人に関心をもってもらえるか

綾部:
特番も、3月のこの時期はよく見るけど、夏とかにはもう検索とかもしなくなってしまう

今井:
「福島は可哀相」というイメージで語られているが、これは事故で加害者がいる
事故の検証、責任が足りていない
どうしてこうなっちゃったの!?ていう根本的追及、追跡をメディアも含めてやるべき

小松:
「福島の問題は、福島の皆さんでやってください」てなってしまうから、伝え方、現実を取り上げてほしい

関谷:
他人事になってしまっている 簡単に語っちゃいけない きちんと議論できる場が必要
6年経ってアップデートしているので




[FAX]

「全袋検査してたの?」

「やはり無知、無関心が問題」





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