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レジェンドの名勝負まとめ

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以前も雨でいつ試合が再開されるか分からない時に
時間を埋めるために、昔の名勝負を流していたのが楽しみだったけれども

2017年は、「NHKのウィンブルドン放送30周年」と題して、
視聴者からアンケートをとって、人気の選手、もう一度観たい試合を
ピックアップしてくれたコーナーがよかったのでここでまとめてみた

きっと、私がリアルタイムで観た試合もあるはず

「テニス名試合まとめ」に追加


<ウィンブルドン優勝者2003~2016>



<ウィンブルドン優勝回数 男子>



<視聴者からの投稿による上位ランキング>


男子ダントツ1位はフェデラーだったそう


<名勝負シーン年代順>

■ヴァージニア・ウェード
コンタは1978年ヴァージニア・ウェードさん以来
39年ぶりのイギリス人女性選手ウィンブルドンベスト4進出がかかっていたことがあって
当時の映像を流したのは貴重すぎだけど、この画質はひどいな









辻野隆三:
この時、男子はボルグが優勝して、それを観て私はテニスを始めたので、よく覚えています



■1991 シュティッヒ×ベッカー
シュティッヒ×ベッカー


4大大会史上初のドイツ人対決
優勝候補のボリスに対して、シュティッヒは、初の決勝戦進出
ともにビッグサーヴァー同士の戦い

 

徐々にペースを崩したボリスは、大声出してるw

 





シュティッヒは、これが4大大会、唯一の勝利



競って優勝を逃しても、すぐこの笑顔で相手を讃える陽気さがボリスらしい
 



■1991 グラフ×ガブリエラ・サバティーニ(ガヴィ!!


男気のあるプレーで好きだったなあ
グラフにどうしても勝てなくて、うつむいているイメージが強いけれども
















森上:
サバティーニは、どちらかというとクレーコーター
でも芝でも決勝戦まで行けるんだあと思った

FAX「片手バックハンドが絶品」
FAX「男子みたいなトップスピンのバックがすごかった」
FAX「エキゾチックな風貌に魅了されました」


■1995 松岡修造×ジョイス

アナ:あの熱い試合です(熱い、と言えば・・・

やっぱり修造さん! ジョイスって誰?


夢と語るウィンブルドンでノーシードながら4回戦まで勝ち上がってきた(スゴイ!
ベスト8を賭ける戦いで、得意のサーヴが冴え渡る(これはナレのメモです、ちなみに

 



「自分から!」とけっこう大きい声を出してる
度重なる怪我を乗り越え、松岡が2セットを連取!

サーヴ&ボレーも決まる 常に喋る選手だったのね

「この一球は絶対無二の一球なり!」と叫んでる なんだか泣けてくる



マッチポイントをとった瞬間から、両手をあげて、走り出してる
もうこの時から相当熱い!! 右腕にはテーピングだらけだし



日本人男子62年ぶりの偉業を成し遂げた

 

この数分間に感動が100万くらい詰まってた!

1933年の佐藤次郎さん以来のベスト8
辻野さんも、同時期、日本男子テニスを牽引した1人



辻野:
何回観てもグッときますね ストレートで勝った試合ですが、マッチポイントまで本当に丁寧
絶対ミスしないっていうのが伝わってきますし

試合中もいろんな言葉を出してましたけど、すべて自分に対して言っていることを考えると
勝負を勝ちきる厳しさ、辛さが伝わってくる

アナ:
今でこそ数人出場しているが、当時は松岡さんと辻野さんが本戦に出るのは非常に珍しいことでした

辻野:
僕は松岡さんほど大きな舞台には立っていないですが
松岡さんを通して体験させてもらった、そういった気持ちになりました
(なんだかウルウル解説になってる

FAX
50代男性「試合中の自分に対するつぶやき、叫びが印象に残っている」

40代女性「この人の現役時代のプレーを若い人に観てもらいたい!」

30代女性
「子どもの頃から大好きです この人はやっぱりスゴイ
 昨今は“熱さ”ばかり注目されますが、技術のある魅力的な選手の一人です」


辻野さんが選んだ歴史に残る決勝戦(前もそんな企画なかったっけ?



■1997 ヒンギス×ノボトナ


女子はヒンギス×ノボトナ
ヒンギス可愛かったなあ! ノボトナも数々の感動を与えてくれた



勝てば16歳最年少優勝を賭けたヒンギス だが、そのプレッシャーが襲う
ノボトナもネットプレーの上手い選手

 

 

 

16歳9ヶ月 オープン化以降史上最年少優勝
ヒンギスのウィンブルドン優勝はこの1回だけって意外 いい笑顔!


40代男性からのメールを2通紹介

ノボトナが悔しくて泣いて、ケント公夫人になぐさめてもらったのはこの試合か
「あなたなら出来るわ」と言われ、翌年、見事優勝したノボトナ

坂井:
天才少女と努力の人 好対照の試合だった
前年まで、グラフが7度ウィンブルドン優勝していて
この年にヒンギスが世界NO.1になった

アナ:翌年のノボトナの優勝は、センターコートで芝生で勝つんだっていう執念を感じましたね

坂井:
ここはパワーテニスになる直前のところで、ヒンギスは頭脳的プレーで対抗していた
この後、ヴィーナス・ウィリアムズ、セリーナ・ウィリアムズが出てきてパワーテニスの時代になった

(それで面白味がなくなって観なくなっちゃったんだよね

アナ:
男子もサーヴ&ボレーの時代から、リターンの時代に変わって、女子もいろいろな時代があったんですね




勝てば最年少優勝がかかるヒンギス ヒンギスのウィンブルドン優勝は意外にもこの1回のみ
「天才少女」のイメージが強いけどね
この年、全仏だけとれず、年間グランドスラムを逃した

FAX「パワーテニスではなく、クレバーなテニスが大好き」


■1988 ボリス・ベッカー×ステファン・エドバーグ


この2人は、一体何回戦ったんだろう!?
この年が初めての決勝戦 時代はサーヴ&ボレー全盛

2歳上のエドバーグが試合を有利にすすめて優勝
この後、2人は3年連続でウィンブルドン決勝戦を戦った

その後、フェデラー×ジョコビッチそれぞれのコーチとして顔を合わせることになるなんてねえ










【エドバーグインタビュー】

変わらない美しい紳士ぶり



Q:ウィンブルドンの思い出
思い出はたくさんあります
ずっとテレビで見ていた決勝に出場して、優勝できたことはとても特別です





ボルグが優勝した時は、5回ともテレビで見ていて、目が離せませんでした
17歳で初めてウィンブルドンに来て、コートを見た時はとても感動しました

Q:あなたにとってウィンブルドンとは?
歴史を感じる大会であり、もっとも優勝したいと思っていました
ボルグのプレーを見て育った私にとっては特別な場所です

服装に関するルールなどもあって、若い時はそんなものは要らないのでは?と思っていましたが
年齢を重ねるにつれて、それも特別なことだと感じるようになりました

施設はどんどん新しくなり、会場内の移動も楽になっています
それでも厳しいルールは大会の伝統として残っていて
高いプロ意識の表れだと思います

Q:フェデラーについて
彼はマスコットのような存在
これからどれだけ経ったら、彼のようなプレイヤーが出てくるか分からない



■1988 ナブラチロワ×グラフ


前年と同じ顔合わせ
6連覇中のナブラチロワに挑戦した19歳(!)のグラフ
グラフはこの年、グランドスラムの2つをすでに征していた
BGMはなぜか♪ヴィーナス/バナナラマ


















■1989 グラフ×クリス・エバート・ロイド


クリス・エバート・ロイドキレイだなあ! 優雅だ














初優勝から15年 グラフに敗れたこの年に引退を発表した/涙



辻野隆三:
あの年、グラフは4大大会のほかにソウルオリンピックの金メダルもとって
「ゴールデンスラム」を達成する快挙を成し遂げた

テニスの移り変わりの時期でもあったと思う
エバートは正確に打つストローカー、グラフはどんどんウィナーを狙うタイプ

エバートのウィンブルドン18回優勝記録も素晴らしいなあ
BGMは♪Somebody To Love/Queen だった


■1996 伊達公子×シュテフィ・グラフ












伊達さんも世界ランキング4位まで行ったって記録は素晴らしい!
解説者の女性の声が泣きそうに震えていた

辻野隆三:2nd setでグラフの動揺が伝わってきましたからね

FAX「日没さえなければグラフが勝っていた」

辻野隆三:その前のフェドカップで、伊達はグラフに勝っていた

アナ:当時25歳 現在46歳 左膝手術から復帰して現役続行しています



■1999 サンプラス×アンドレ・アガシ

やっと出た この蔵出し貴重すぎ

アメリカが誇る、2人のスーパースター
サーヴ&ボレーで王者に君臨するサンプラスと、ストローク力で道を切り開いてきたアガシ
アガシが白いウエアでキメてるのも貴重
対照的なプレースタイルの2人の最初で最後の決勝戦

 



世界ランキング1位サンプラスの執念が徐々にアガシを追い詰める
(アガシ優勝の場面は何度も観たけど、これは初めて振り返るかも













4大大会最多優勝に並ぶ12勝目

アガシ、悪い顔になっちゃってるなあ


擦りむいて血だらけの肘が痛そうすぎなんですけど/汗汗汗
そんなことも忘れるくらいの嬉しさ爆発の瞬間なのね



これは実は、森中直樹アナのチョイス
この方の記憶のほうが、NHKアーカイブスより鮮明なのでは?

森中:
サンプラスの7回の優勝をこの目で見てきましたが
イギリスのテニスの神さまと言われたフレッド・ペリーさんが亡くなる前に
サンプラスのプレーを見て「彼はオイルのように動く」と言ったんですよ
それだけスムーズにボールをすべてカバーするといった、この言葉が忘れられなくて選ばせて頂きました

辻野:
僕はサンプラスは全米で初優勝する前にずっと練習していて、実はとても近い存在なので
いろんな話を聞いたことがあるんですが、アガシはサンプラスがすごく苦手だった
「押していけば、チャンスが来る」と常に言っていたので、
表彰式のアガシの表情を見て、ちょっと思いだしました

(それぞれ、なんだか分からないけど、苦手で勝てない相手がいるのがフシギだよねえ


Q:サンプラスの強さについては?

辻野:
ほんとスムーズ オールラウンダーだし、でもフェデラーが出てきて
最強のプレイヤーを決める1戦が先ほどのVTRだった

森中:
最強の頃のサンプラスと、今のフェデラーをぜひ戦わせたいと思っているw

森上:
それは、みなさん思っていると思う(楽しい想像だね


Q:サンプラスの強さについて、森上さんは?

森上:
やはり今はなかなか見られないあのサーヴ&ボレーが最大の魅力じゃないかと思う

森中:
みなさんの投降の中でも、「あまりに強すぎてサンプラスを応援する気になれない」というのもありました
(1強があまり長く続くと、そうなることもあるよね

辻野:
絶対的な強さを誇っていても、常に新しい選手が次々出てくるのも男子のテニス界だと感じてしまいました



■2001 サンプラス×フェデラー


サンプラス×フェデラーかあ 改めてフェデラーが息の長い選手だって分かる
芝の王者P.サンプラス 前人未到の8回目優勝がかかった決勝戦



210km/hのサーヴを決め、誰もがサンプラスの勝利を予想していた

第15シード 19歳のフェデラー!
今と変わらないな 見た目もプレースタイルのスマートさも穏やかさも

競ったゲームだったんだ/驚
7-6 7-5 6-4 6-7Fでファイナルセットへもつれこむ



最後はサンプラスの連覇をはばんだ
サンプラス好きだったな キュウリって呼ばれてたけどw

 



アナ:まさに世代交代を象徴するようなゲームでしたね

坂井:
この2人は、唯一、この1回しか対戦してないんですよね
15歳のフェデラーとスイスで対戦した時は、まだ小柄で気性の激しい選手だった
4年後、19歳でセンターコートでサンプラスと対戦して勝って、当時は驚いた



■2001 イワニセヴィッチ×ラフター
イワニセヴィッチ×ラフター


イワニセヴィッチは、過去3回、決勝戦に行き敗退していた
(バックにクイーンの♪Play tha game 流れてる
この時、29歳で“無冠の帝王”と呼ばれ、今大会はノーシードで勝ち上がってきた





 

ゲームが白熱したところで、わずかなフォルトコールにキレて、ネットを思いきり蹴飛ばしてる!

 





6-3 3-6 6-3 2-6 8-7 フルセットの末、イワニセヴィッチ初優勝を果たした
今大会で記録したサーヴィスエース213本の記録はいまだに破られていない/驚

初優勝シーンは、いつ、誰のを観ても涙が出るなあ!





 


坂井:
ビッグサーヴァー全盛の時代
イワニセヴィッチは、いつグランドスラムタイトルとってもおかしくないといわれていた
やっと4回目にして、ワイルドカードで出場して、
イワニセヴィッチもシュティッヒも、グランドスラムの優勝はこれ1回きり
錦織がグランドスラムの決勝に行った時ってどうなるのかなあってことも考えてしまう

イワニセヴィッチは、ネットを蹴ったりしてブーイングを浴びていたが
最後はみんな応援に回って、それがあったからこそ優勝を後押ししたのではないか
やっぱり観客も味方にして、いろんな人に後押しされるのがグランドスラムの優勝かなと感じる



■2004 セリーナ・ウィリアムズ×シャラポワ












辻野隆三:シャラポワの集中力は小さい頃からすごかった



■2009 ロディック×フェデラー
ロディック×フェデラー

(2000年以降は分からないなあ テニス選手が選ぶとフェデラーになるのか、やっぱり

 

前年、4時間47分の決勝を戦ったフェデラー
一進一退の攻防 王者奪還を目指すフェデラー ロディックは250km/h近いサーヴを連発

勝負はファイナルセットへ 一歩も譲らない2人
ファイナルセットはタイブレイクがないため、なんと30ゲーム目に突入/驚×∞
77ゲーム目でフェデラーが勝った(信じられないなあ!



 

サンプラスを抜き、4大大会最多優勝記録を更新した
 

辻野さんは現地で解説をしていた

辻野:
前の年の決勝戦も長い試合で、この試合もどこまで続くだろうと見てました
最後はやっぱりフェデラーの技術力が上回った

ロディックは結局、フェデラーに3勝しか出来なかった
グランドスラムでは8回の対戦で一度も勝ってなかった
ウィンブルドンに手が届きかけて取れなかったのをすごく覚えています

アナ:
ロディックは3回ウィンブルドン決勝戦進出していますが、すべてフェデラーで敗れている

辻野:
フェデラーのトロフィーを取ろうとしてたのがすごく印象的でした
(喉から手が出るほどって、まさにこのことだね


40代女性「彼のいる時代に生まれてよかった 一緒の時代にいられて幸せです」

アナ:なんか分かりますねえ!

辻野:歴史の人ですからね どこまで続くのか楽しみです

30代女性
「コート上でも、それ以外での振舞いが素晴らしい
 先日、千羽鶴を送ったら、本日、メッセージとともにサインが送られてきて、とっても感動しました」

(マネージャーからとかじゃなくて? にしても、どこに送れば届くんだろう? 送った人がスゴイと思う

40代男性「バックハンドは白鳥のはばたきのようです」

辻野:バァ~っと開いていくところがキレイですね




その他、毎年、ウィンブルドンの現地の様子を伝える情報も楽しみにしているひとつ

「選手の通路」
許可がないと入れない トロフィーが飾られていて、選手は階段をおりてコートへ向かう



 


「屋根」

センターコートは屋根がついて、NO.1コートに屋根がつくのは2年後の予定


「テラス」

優勝した選手がファンの前で、男子はトロフィー、女子はプレートを持って現れる


「CG」
情報化時代はスポーツ界も同じ

10台のカメラを設置して、ボールを認識させ、
それぞれの試合のチャレンジシステムほか、さまざまなデータ解析をしている
いろんなアングルから見ることが出来て、球種、スピード、球の落ちた場所などのデータが分かる

 




それぞれのコートの再現はリアルだけど、こんなに地平線?は近くないよw




マレーマウントがからっぽw


辻野隆三:
データがとれるコートは6面 そこに入れるかどうかでも差が出る
選手はすべてのデータがとられている
今は選手もしかりデータを使わないと戦っていけない

(これは、すべてのスポーツに言えるね スポーツ自体より、情報合戦だ




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