■大河ドラマ「おんな城主 直虎」第26回~30回
第1回~5回
第6回~10回
第11回~15回
第16回~20回
第21回~25回
こうしてそれぞれの回の題を並べて見ると、
なんだかクラシック映画のタイトルをもじってる気がするのは私だけ?
第26回「誰(た)がために城はある」
直虎の申し開きは聞き届けられた
その後、寿桂尼に会う直虎 「なにかあれば力になろうぞ」
材木は駿府に留めておけということ 使い道を聞いて驚く但馬
気賀
中村屋に有力な町衆(武士)が集まった
堀江城の大沢基胤(今川の国衆)の家来が
太守様の命令で気賀に城を築き、大沢がおさめることになった
駿府に金を納めることで商人が気賀をおさめる約束だったが、問答無用で普請の銭を出せとまで言われる
(出た『帝都物語』の加藤!
龍雲丸が直虎に会いに来る 「恩を仇で返すのか!」
但馬:文句なら駿府に言うことだ
直虎:今川の力に異議を言う力はない
龍雲丸:何が世を変えるだ 己を守ることばっかりじゃねえか
龍雲丸:気賀は面倒だ 城を造るのは止めようと思ってもらうしかない
港で火付けが起きる
大沢の使者が来た 材木が焼かれ、早急に必要とのこと
龍雲丸の仕業と知る直虎
和尚に相談する但馬
和尚:目の前のいちいちに取り組めば、結果はおのずと結ばれる
直虎が気賀に行くと町人から石を投げられ、中村屋にかくまってもらう
大沢との商いを断る者と、媚を売る者らが分裂
町衆は諦め、大沢に寝返る者も出て、反発し合っている
中村屋は中立を保ったらつまはじき 両者の言い分を聞きたいと思っている
反対派、賛成派を集める 龍雲丸も来る
直虎:そろそろ鉾をおさめるほうがいい このままでは罰せられる
中村屋:今川を怒らせ、みな首が飛ぶ
両者は談判でおさまるが
龍雲丸:戦は城めがけて攻めてくる ここが戦場になる!
出て行くという龍雲丸に
直虎:
そなたは気賀を離れたくないはずじゃ
いたずらに奪われることもなく、奪わずとも済むところなど、日の本のどこにもないぞ
己で作り出さねば、誰も与えてはくれぬ そなたなりに気賀をそうしたいと望んでいたのでは?
龍雲丸:
オレの親は城を守ると言って死んだ
城は人を守るためにあるのに、それを守るために人が死ぬなんておかしい
直虎:
城に逃げ込み命拾いした者もあろう 守れるかどうかも城主の采配次第 城のせいとは言い切れまい
龍雲丸:あんたが城主になって守れるのか?
黙って直虎の話を聞いてた方久の耳に犬の鳴き声「カーン」
方久:
この騒ぎを大きくして、大沢様さまの代わりに、井伊が気賀に入る手はどうか
もし駿府が認めるなら、殿は城主をお受けになりますか?
堀江城跡は海に囲まれた天然の要害
大沢氏は江戸時代も代々勤め、権勢をふるった
堀江城跡に観覧車が・・・
第27回「気賀を我が手に」
気賀の町衆が直虎におさめてほしいと頼みに来る
方久が「やりましょう! これはもう天命でございましょう!」
直虎:ひと晩、考えさせてくれ!
但馬は反対しない「あとは殿のお心ひとつ」
直虎:出来るなら報いてやりたいとは思う 町を守ることが出来れば
引き受ける直虎
町衆は大沢に詫びに行く
大沢:とにかく早く進めるよう
方久は駿府の関口に会う
方久:
気賀は儲かります それが大沢さまのものとなる
井伊のものになれば、太守様の知らぬところで港の分け前をあげることも出来る
目の色を変える関口 悪い顔のムロさん/爆
直虎:銭の力はまことに凄まじいな
関口が裏切ったという弱味が握れるから但馬にも有り難い
気賀を離れると仲間にいう龍雲丸に中村屋は事情を話す
「気賀はそなたらを頼りにしておる」
中村屋と方久は氏真に会い話そうとすると、急ぎの文が届き激怒する氏真
氏真:どいつもこいつも余をバカにしおって!
武田義信(氏真の妹の夫、今川・武田同盟の要)が自害した
戦になるのも遠からぬ 気賀の話もまた今度
龍雲丸はフラっと出て行き帰ってきて、城の普請を請け負うという
城を見て回って、図面を書いてきた
気賀のためになる城を考え、中村屋は大沢の家臣に頼むと「早急に絵図を持って来い」ととんとん拍子
直虎は気賀に来て事情を知る 龍雲丸は城の普請場に連れて行くと船を出す
龍雲丸:
ここは、湖の潮が引くと中州になる 攻められるのは潮が満ちている時だけ
潮が引いてもぬかるんで馬は入れない
直虎:捕まらぬための城か 実に良いと思う
いつかの雲のことを聞くと
龍雲丸:
城が落ちて、逃げ、盗賊に拾ってもらい手伝うことになった
侍屋敷には宝ばかり 農民の家には何もないと分かった
一味がお縄になって、また一人だけ生き残った
よくよく自分の星回りが嫌になった時、龍雲が出ていた
オレがどこで何をしても構わないと気づいて、龍雲丸と名乗り
これから先は己の心に従って生きてやると決めた
気づいたら、仲間、町に縛られてざまあねえ
直虎:
心の奥深いところでは、奪われたものを取り戻したいと思っていたのでは?
仲間や根づいて暮らせる場所を
龍雲丸:尼小僧さまはいつもオレの考えつかぬことを言う
直虎:
大沢は気賀にいくつも城があり、修繕しているところも多いと聞く
大沢のほうから手を引きたいと言ってくれれば、そこに井伊が滑り込める
但馬:太守様にいつ切り出せばいいかは、私に任せてもらえないか
方久は大沢に会う
「大沢さまから井伊をご推挙いただけませんか?」
駿府 政から逃げて踊ってる氏真 ここにも方久が行く(大忙しだねえ!
氏真:好きにせよ どうせ余は能無しじゃ
気賀は井伊に任せられる
但馬:おとわが気賀をとったぞ(やっと笑みがこぼれたね
浜名の湖に城が建つ(随分湿っぽそうだな 木は腐らないの?
龍雲丸の普請と聞いて「大したものだ」と褒める但馬
活気を取り戻した気賀 龍雲丸「ここに根を張ると決めたんで」
戦国時代、浜名湖の護岸には多くの城が築かれていた
第28回「死の帳面」
やっと出ました武田信玄さん
武田義信自害後も妻・鈴は甲斐にいた 鈴は決め手の人質
寿桂尼が鈴を迎えに行くと、「帰りたくないと言っている」とウソをつく信玄
寿桂尼は北条にも行くという
「我が行くから良いのです この有様は憐れを誘いましょう」
鈴は今川に戻されることになったが、
北条幻庵:改めて武田と手を組むという「誓詞」を出すのが条件 今の今川には武田に勝てない
キレる氏真に 寿桂尼「泣き言を言うた者から負けるのです」
「誓詞」を出したことで氏真と寿桂尼の間に亀裂ができ、氏真は祭り三昧
気賀・堀川城
方久が城代に指名される(ついに城まで持っちゃったね、ムロさんv
方久:気賀を銭のうなる町に変えてみせましょう!
直虎:銭に溺れぬよう
龍雲丸も来る 「ここから世を変えていかないとならねえんで」
寿桂尼がまた倒れる
氏真:余がうつけゆえに命を縮めてしまった
春:
私は一度もそう思うたことはありませぬ
今川に嫁いだ時、夢を見ているのかと思いました
つないでいかれるのは、殿しかおられぬのですよ
氏真は寿桂尼に鼓を聴かせてやれと命じ、宴が始まる 笙を奏でる氏真
寿桂尼は、華やかな祭りの中で、義元と幼い頃の氏真の幻を見て、意識が戻る
寿桂尼:辛い思いをさせました 今川を取り戻したいだけなのです
氏真:そのために何を成せばよいか教えてください
但馬:
そろそろ戦のことを考えたほうがいい 裏で武田は準備している
御館様が亡くなれば寝返る者も出て、戦が始まり、井伊は今川側として駆り出されるだけ
そろそろ手を打たねば
直虎:我らも寝返る仕度ということか?
寿桂尼から話がしたいと文がくる
直虎は寿桂尼を訪ね、井伊の綿布を贈る
寿桂尼:直親のこと 今でも恨んでおろう
直虎:
家を守るということはキレイ事では達せられませぬ
狂うてでもおらねば、己の手を汚すことが愉快な者などおりますまい
汚さざるを得なかった者の闇はどれほどのものかと思います
寿桂尼:
今川は武田に戦を仕掛けられそうになっておる
井伊殿、我が亡き後、今川を見捨てないでおくれ
そなたの才覚をもって太守様を支えて欲しいのじゃ
(なんだか、この憐れな姿も今川を守るための策略に思えてくるな
ゆかりの1人1人にお別れをしていると思いきや
恩義を思い出させて離反を食い止め
帳面には生かすか殺すか書いていた 直虎も殺されるほう
氏真:なにゆえ井伊は信用できぬ?
寿桂尼:
あれは家を守るのはキレイごとだけでは達せられぬと言った
我に似たおなごは衰えた鹿に義理立てなど決してせぬ
今川は上杉と結ぼうとしている
和尚:徳川が考えを改めれば戦にならないかも
直虎:徳川が武田と結ばないよう働きかければよいのでは?
まだ一人将棋をしている阿部ちゃんに瀬名は井伊からの文を届ける
小田原市にこんな立派な城があるのか/驚
北条幻庵は絵師などと交流し、一族の栄枯盛衰を見守り続けた
第29回「女たちの挽歌」
永禄11年 とうとう寿桂尼が亡くなる
常慶が来る
三河がもめているのは直虎の文がきっかけ
同じ頃、武田からも迫られたという
武田家臣・山県昌景、酒井忠次は、今川領を分けようと話し合う
常慶:今年中には徳川が攻め込んでくる 井伊は今川側につくつもりか、徳川に味方するか
直虎:できればそう考えている
常慶:では、人質にしのを頂きたい 私の実家の松下なら目にとまらないだろう
直虎はしのに事情を話し怒られるが、あっさりと引き受ける
しの:虎松、母は殿の命で嫁がねばならなくなりました
虎松:
殿、取り消してください 母は行きたくないそうです
答えはひとつではないのですよね? 殿は考えつかぬだけに阿呆なのではございませぬか?
和尚:因果、因果w
直虎は虎松に事情を話す
直虎:武家の婚儀は人質のようなものじゃ
井伊にとって大事な人なら他の人も可能と聞き
虎松は、あやめが母役で行けばいいという
直虎:もし偽りが明るみに出れば、私もあやめにも叩き斬られる
また詫びに来て止められる直虎(この仕草可笑しいw
しの:
詫びを入れるのはこちらゆえ
私をうまく利用して、井伊を守り、その話をいつか虎松にしてやってください
虎松に言い聞かせるしの
しの:父の志を継ぐことが出来るゆえ、行かせてくれませぬか?
虎松:母は虎松のことが一番大事なはずじゃ!
しの:虎松に力強い味方を作ってあげたい 虎松に兄弟も出来る 笑って送り出してはくれませぬか
(このコの演技には毎回泣かされる
庭にナギの木を植え、夫の形見の笛を虎松に渡す
ナギの木は、災いを避け、良縁を結ぶ木、愛しい者の無事を祈る木とも言われる
(今ある巨樹も、誰かが想いを込めて、昔々植えたものかもしれないなあ
常慶にしのを渡す代わりに条件を出す
直虎:
徳川が攻めてきたら逆らわない代わり、兵も出さない
我らの望むのは喜びに満ちた日々 民、百姓一人たりとも殺さぬことじゃ
表向きは今川派、中野らには三河と結んだと話す
しのの旅立ちの日、笛の音で送る虎松
駿府
今川家臣・朝比奈泰勝は、武田に諜略された水野の首を持ってくる
今川と武田の決裂は確実 これも信玄の策
氏真:もはや戦しかあるまい 上杉、北条を味方にすれば負けるとは限らん
寿桂尼の最期の罠が動きはじめた
直虎は虎松の後見人になる
静岡市 女戦国大名という異名だった寿桂尼
京の公家の娘として育ち、今川氏親のもとに嫁ぐ
氏親は金山の富で今川をうるおしたが道半ばで病に倒れる
息子も次々亡くなり、氏真が当主の頃、終の棲家としたのが龍雲寺
今川家の鬼門にあたる場所に遺体を埋葬するよう指示し、今も駿府を見守り続けている
第30回「潰されざる者」
戦備えでも商人魂を発揮する方久
寿桂尼と最期に会った者らが殺されているという噂を聞く但馬
氏真に呼ばれる方久
氏真:
戦に備え、井伊の土地を直轄にしたい 井伊は取り潰す
お主には徳政令を受け入れて欲しい
井伊が潰れた後もお主の土地はお主のもの もちろん気賀も
但馬は知らぬ 御館様はあの尼と同じむじなと睨んでいた
他言無用と脅され、目が泳いでるw
但馬:お下知の通り、戦仕度にかかられますよう
直虎:あと少しの辛抱じゃな 今川のもとより這い出るまで
気賀で悩む方久 今川からの文を隠そうとして挙動不審w
直虎が来て、腹が痛いという仮病もムダにw
蔵や材木の話を聞いて疑問をぬぐえない但馬
井伊に関することで知らないことが増えてきたと心配する
但馬:オレの考え過ぎか、亀? 1つこちらから仕掛けてみるか
いつもカワイイにゃんこ
関口は井伊にたつ前に方久に寄る
「ひょっとすると、そなたの身も狙われるやもしれぬ しばし身を隠したほうがよいかもしれぬ」
方久のところに龍雲丸が来て「しばらく身を隠したい」と頼む
「三河の武家の者がお忍びで会いたい」と案内すると但馬(もう誤魔化せないなw
但馬:
わしはお主を見張るよう太守様から言われておってな
私も同じこと言われている 井伊を取り潰した後、気賀を任されることになっておる
お主にはどういう話になっておる
徳政令の書状をとられる
但馬:
井伊に返せない金の代わりに土地を差し出さねばならない 井伊を直轄に出来るという筋書きか
方久:
私が成敗されれば、大沢様か誰かが気賀に入ってきましょう
徳政がどうであれ、今川の目的は井伊を取り潰すこと
材木を甚兵衛に頼む直虎
関口が来て、「太守様からのお下知で徳政令を行うこと 方久が申し立てておるのだ」
明日まで考える猶予をもらう
それを聞いてしまう甚兵衛
直虎:今川がまた井伊を潰しにかかっている 方久は知っておると思う
但馬:三河と接するこの地を井伊に任せるのは危ないと御館様が言ったのだ
中野:銭で潰れたとは末代までの恥じゃ!
直虎:なんとか道を見つけたい
和尚:
政次の二枚舌も御館様は見抜かれていたか
昔もおのがせいでお家を潰してしまうと泣いておったのう
あの時は出家して一緒に駿府へ行ったな
明日は今川が焼け落ちるかもしれぬと
あの時はなぐさめで言ったが、今回はどうじゃろう
井伊を取り潰した後に、今川が潰れてしまうとなれば・・・
直虎:
井伊の民は今川の兵として戦うことになる
敢えて井伊を潰して今川の懐に入り、関口の首を徳川に差し出せば井伊は、甦る
和尚:すべてを捨て、生まれ変わるか
(和尚、但馬、直虎は同じ考え
瀬戸の百姓が関口の寝所に押しかけ、「徳政令を望まない!」と座り込み
棒で打たれても止めない 直虎が来て、但馬が刀を出して止める
「オレを信じろ おとわ」
藤枝市で氏真は商業の振興をはかっていた
年2回、清水寺で楽市を行った これは後に、織田も美濃で始めた
富士宮市でも楽市を行った
さまざまな改革を試みたが乱世に飲み込まれていく氏真
第1回~5回
第6回~10回
第11回~15回
第16回~20回
第21回~25回
こうしてそれぞれの回の題を並べて見ると、
なんだかクラシック映画のタイトルをもじってる気がするのは私だけ?
第26回「誰(た)がために城はある」
直虎の申し開きは聞き届けられた
その後、寿桂尼に会う直虎 「なにかあれば力になろうぞ」
材木は駿府に留めておけということ 使い道を聞いて驚く但馬
気賀
中村屋に有力な町衆(武士)が集まった
堀江城の大沢基胤(今川の国衆)の家来が
太守様の命令で気賀に城を築き、大沢がおさめることになった
駿府に金を納めることで商人が気賀をおさめる約束だったが、問答無用で普請の銭を出せとまで言われる
(出た『帝都物語』の加藤!
龍雲丸が直虎に会いに来る 「恩を仇で返すのか!」
但馬:文句なら駿府に言うことだ
直虎:今川の力に異議を言う力はない
龍雲丸:何が世を変えるだ 己を守ることばっかりじゃねえか
龍雲丸:気賀は面倒だ 城を造るのは止めようと思ってもらうしかない
港で火付けが起きる
大沢の使者が来た 材木が焼かれ、早急に必要とのこと
龍雲丸の仕業と知る直虎
和尚に相談する但馬
和尚:目の前のいちいちに取り組めば、結果はおのずと結ばれる
直虎が気賀に行くと町人から石を投げられ、中村屋にかくまってもらう
大沢との商いを断る者と、媚を売る者らが分裂
町衆は諦め、大沢に寝返る者も出て、反発し合っている
中村屋は中立を保ったらつまはじき 両者の言い分を聞きたいと思っている
反対派、賛成派を集める 龍雲丸も来る
直虎:そろそろ鉾をおさめるほうがいい このままでは罰せられる
中村屋:今川を怒らせ、みな首が飛ぶ
両者は談判でおさまるが
龍雲丸:戦は城めがけて攻めてくる ここが戦場になる!
出て行くという龍雲丸に
直虎:
そなたは気賀を離れたくないはずじゃ
いたずらに奪われることもなく、奪わずとも済むところなど、日の本のどこにもないぞ
己で作り出さねば、誰も与えてはくれぬ そなたなりに気賀をそうしたいと望んでいたのでは?
龍雲丸:
オレの親は城を守ると言って死んだ
城は人を守るためにあるのに、それを守るために人が死ぬなんておかしい
直虎:
城に逃げ込み命拾いした者もあろう 守れるかどうかも城主の采配次第 城のせいとは言い切れまい
龍雲丸:あんたが城主になって守れるのか?
黙って直虎の話を聞いてた方久の耳に犬の鳴き声「カーン」
方久:
この騒ぎを大きくして、大沢様さまの代わりに、井伊が気賀に入る手はどうか
もし駿府が認めるなら、殿は城主をお受けになりますか?
堀江城跡は海に囲まれた天然の要害
大沢氏は江戸時代も代々勤め、権勢をふるった
堀江城跡に観覧車が・・・
第27回「気賀を我が手に」
気賀の町衆が直虎におさめてほしいと頼みに来る
方久が「やりましょう! これはもう天命でございましょう!」
直虎:ひと晩、考えさせてくれ!
但馬は反対しない「あとは殿のお心ひとつ」
直虎:出来るなら報いてやりたいとは思う 町を守ることが出来れば
引き受ける直虎
町衆は大沢に詫びに行く
大沢:とにかく早く進めるよう
方久は駿府の関口に会う
方久:
気賀は儲かります それが大沢さまのものとなる
井伊のものになれば、太守様の知らぬところで港の分け前をあげることも出来る
目の色を変える関口 悪い顔のムロさん/爆
直虎:銭の力はまことに凄まじいな
関口が裏切ったという弱味が握れるから但馬にも有り難い
気賀を離れると仲間にいう龍雲丸に中村屋は事情を話す
「気賀はそなたらを頼りにしておる」
中村屋と方久は氏真に会い話そうとすると、急ぎの文が届き激怒する氏真
氏真:どいつもこいつも余をバカにしおって!
武田義信(氏真の妹の夫、今川・武田同盟の要)が自害した
戦になるのも遠からぬ 気賀の話もまた今度
龍雲丸はフラっと出て行き帰ってきて、城の普請を請け負うという
城を見て回って、図面を書いてきた
気賀のためになる城を考え、中村屋は大沢の家臣に頼むと「早急に絵図を持って来い」ととんとん拍子
直虎は気賀に来て事情を知る 龍雲丸は城の普請場に連れて行くと船を出す
龍雲丸:
ここは、湖の潮が引くと中州になる 攻められるのは潮が満ちている時だけ
潮が引いてもぬかるんで馬は入れない
直虎:捕まらぬための城か 実に良いと思う
いつかの雲のことを聞くと
龍雲丸:
城が落ちて、逃げ、盗賊に拾ってもらい手伝うことになった
侍屋敷には宝ばかり 農民の家には何もないと分かった
一味がお縄になって、また一人だけ生き残った
よくよく自分の星回りが嫌になった時、龍雲が出ていた
オレがどこで何をしても構わないと気づいて、龍雲丸と名乗り
これから先は己の心に従って生きてやると決めた
気づいたら、仲間、町に縛られてざまあねえ
直虎:
心の奥深いところでは、奪われたものを取り戻したいと思っていたのでは?
仲間や根づいて暮らせる場所を
龍雲丸:尼小僧さまはいつもオレの考えつかぬことを言う
直虎:
大沢は気賀にいくつも城があり、修繕しているところも多いと聞く
大沢のほうから手を引きたいと言ってくれれば、そこに井伊が滑り込める
但馬:太守様にいつ切り出せばいいかは、私に任せてもらえないか
方久は大沢に会う
「大沢さまから井伊をご推挙いただけませんか?」
駿府 政から逃げて踊ってる氏真 ここにも方久が行く(大忙しだねえ!
氏真:好きにせよ どうせ余は能無しじゃ
気賀は井伊に任せられる
但馬:おとわが気賀をとったぞ(やっと笑みがこぼれたね
浜名の湖に城が建つ(随分湿っぽそうだな 木は腐らないの?
龍雲丸の普請と聞いて「大したものだ」と褒める但馬
活気を取り戻した気賀 龍雲丸「ここに根を張ると決めたんで」
戦国時代、浜名湖の護岸には多くの城が築かれていた
第28回「死の帳面」
やっと出ました武田信玄さん
武田義信自害後も妻・鈴は甲斐にいた 鈴は決め手の人質
寿桂尼が鈴を迎えに行くと、「帰りたくないと言っている」とウソをつく信玄
寿桂尼は北条にも行くという
「我が行くから良いのです この有様は憐れを誘いましょう」
鈴は今川に戻されることになったが、
北条幻庵:改めて武田と手を組むという「誓詞」を出すのが条件 今の今川には武田に勝てない
キレる氏真に 寿桂尼「泣き言を言うた者から負けるのです」
「誓詞」を出したことで氏真と寿桂尼の間に亀裂ができ、氏真は祭り三昧
気賀・堀川城
方久が城代に指名される(ついに城まで持っちゃったね、ムロさんv
方久:気賀を銭のうなる町に変えてみせましょう!
直虎:銭に溺れぬよう
龍雲丸も来る 「ここから世を変えていかないとならねえんで」
寿桂尼がまた倒れる
氏真:余がうつけゆえに命を縮めてしまった
春:
私は一度もそう思うたことはありませぬ
今川に嫁いだ時、夢を見ているのかと思いました
つないでいかれるのは、殿しかおられぬのですよ
氏真は寿桂尼に鼓を聴かせてやれと命じ、宴が始まる 笙を奏でる氏真
寿桂尼は、華やかな祭りの中で、義元と幼い頃の氏真の幻を見て、意識が戻る
寿桂尼:辛い思いをさせました 今川を取り戻したいだけなのです
氏真:そのために何を成せばよいか教えてください
但馬:
そろそろ戦のことを考えたほうがいい 裏で武田は準備している
御館様が亡くなれば寝返る者も出て、戦が始まり、井伊は今川側として駆り出されるだけ
そろそろ手を打たねば
直虎:我らも寝返る仕度ということか?
寿桂尼から話がしたいと文がくる
直虎は寿桂尼を訪ね、井伊の綿布を贈る
寿桂尼:直親のこと 今でも恨んでおろう
直虎:
家を守るということはキレイ事では達せられませぬ
狂うてでもおらねば、己の手を汚すことが愉快な者などおりますまい
汚さざるを得なかった者の闇はどれほどのものかと思います
寿桂尼:
今川は武田に戦を仕掛けられそうになっておる
井伊殿、我が亡き後、今川を見捨てないでおくれ
そなたの才覚をもって太守様を支えて欲しいのじゃ
(なんだか、この憐れな姿も今川を守るための策略に思えてくるな
ゆかりの1人1人にお別れをしていると思いきや
恩義を思い出させて離反を食い止め
帳面には生かすか殺すか書いていた 直虎も殺されるほう
氏真:なにゆえ井伊は信用できぬ?
寿桂尼:
あれは家を守るのはキレイごとだけでは達せられぬと言った
我に似たおなごは衰えた鹿に義理立てなど決してせぬ
今川は上杉と結ぼうとしている
和尚:徳川が考えを改めれば戦にならないかも
直虎:徳川が武田と結ばないよう働きかければよいのでは?
まだ一人将棋をしている阿部ちゃんに瀬名は井伊からの文を届ける
小田原市にこんな立派な城があるのか/驚
北条幻庵は絵師などと交流し、一族の栄枯盛衰を見守り続けた
第29回「女たちの挽歌」
永禄11年 とうとう寿桂尼が亡くなる
常慶が来る
三河がもめているのは直虎の文がきっかけ
同じ頃、武田からも迫られたという
武田家臣・山県昌景、酒井忠次は、今川領を分けようと話し合う
常慶:今年中には徳川が攻め込んでくる 井伊は今川側につくつもりか、徳川に味方するか
直虎:できればそう考えている
常慶:では、人質にしのを頂きたい 私の実家の松下なら目にとまらないだろう
直虎はしのに事情を話し怒られるが、あっさりと引き受ける
しの:虎松、母は殿の命で嫁がねばならなくなりました
虎松:
殿、取り消してください 母は行きたくないそうです
答えはひとつではないのですよね? 殿は考えつかぬだけに阿呆なのではございませぬか?
和尚:因果、因果w
直虎は虎松に事情を話す
直虎:武家の婚儀は人質のようなものじゃ
井伊にとって大事な人なら他の人も可能と聞き
虎松は、あやめが母役で行けばいいという
直虎:もし偽りが明るみに出れば、私もあやめにも叩き斬られる
また詫びに来て止められる直虎(この仕草可笑しいw
しの:
詫びを入れるのはこちらゆえ
私をうまく利用して、井伊を守り、その話をいつか虎松にしてやってください
虎松に言い聞かせるしの
しの:父の志を継ぐことが出来るゆえ、行かせてくれませぬか?
虎松:母は虎松のことが一番大事なはずじゃ!
しの:虎松に力強い味方を作ってあげたい 虎松に兄弟も出来る 笑って送り出してはくれませぬか
(このコの演技には毎回泣かされる
庭にナギの木を植え、夫の形見の笛を虎松に渡す
ナギの木は、災いを避け、良縁を結ぶ木、愛しい者の無事を祈る木とも言われる
(今ある巨樹も、誰かが想いを込めて、昔々植えたものかもしれないなあ
常慶にしのを渡す代わりに条件を出す
直虎:
徳川が攻めてきたら逆らわない代わり、兵も出さない
我らの望むのは喜びに満ちた日々 民、百姓一人たりとも殺さぬことじゃ
表向きは今川派、中野らには三河と結んだと話す
しのの旅立ちの日、笛の音で送る虎松
駿府
今川家臣・朝比奈泰勝は、武田に諜略された水野の首を持ってくる
今川と武田の決裂は確実 これも信玄の策
氏真:もはや戦しかあるまい 上杉、北条を味方にすれば負けるとは限らん
寿桂尼の最期の罠が動きはじめた
直虎は虎松の後見人になる
静岡市 女戦国大名という異名だった寿桂尼
京の公家の娘として育ち、今川氏親のもとに嫁ぐ
氏親は金山の富で今川をうるおしたが道半ばで病に倒れる
息子も次々亡くなり、氏真が当主の頃、終の棲家としたのが龍雲寺
今川家の鬼門にあたる場所に遺体を埋葬するよう指示し、今も駿府を見守り続けている
第30回「潰されざる者」
戦備えでも商人魂を発揮する方久
寿桂尼と最期に会った者らが殺されているという噂を聞く但馬
氏真に呼ばれる方久
氏真:
戦に備え、井伊の土地を直轄にしたい 井伊は取り潰す
お主には徳政令を受け入れて欲しい
井伊が潰れた後もお主の土地はお主のもの もちろん気賀も
但馬は知らぬ 御館様はあの尼と同じむじなと睨んでいた
他言無用と脅され、目が泳いでるw
但馬:お下知の通り、戦仕度にかかられますよう
直虎:あと少しの辛抱じゃな 今川のもとより這い出るまで
気賀で悩む方久 今川からの文を隠そうとして挙動不審w
直虎が来て、腹が痛いという仮病もムダにw
蔵や材木の話を聞いて疑問をぬぐえない但馬
井伊に関することで知らないことが増えてきたと心配する
但馬:オレの考え過ぎか、亀? 1つこちらから仕掛けてみるか
いつもカワイイにゃんこ
関口は井伊にたつ前に方久に寄る
「ひょっとすると、そなたの身も狙われるやもしれぬ しばし身を隠したほうがよいかもしれぬ」
方久のところに龍雲丸が来て「しばらく身を隠したい」と頼む
「三河の武家の者がお忍びで会いたい」と案内すると但馬(もう誤魔化せないなw
但馬:
わしはお主を見張るよう太守様から言われておってな
私も同じこと言われている 井伊を取り潰した後、気賀を任されることになっておる
お主にはどういう話になっておる
徳政令の書状をとられる
但馬:
井伊に返せない金の代わりに土地を差し出さねばならない 井伊を直轄に出来るという筋書きか
方久:
私が成敗されれば、大沢様か誰かが気賀に入ってきましょう
徳政がどうであれ、今川の目的は井伊を取り潰すこと
材木を甚兵衛に頼む直虎
関口が来て、「太守様からのお下知で徳政令を行うこと 方久が申し立てておるのだ」
明日まで考える猶予をもらう
それを聞いてしまう甚兵衛
直虎:今川がまた井伊を潰しにかかっている 方久は知っておると思う
但馬:三河と接するこの地を井伊に任せるのは危ないと御館様が言ったのだ
中野:銭で潰れたとは末代までの恥じゃ!
直虎:なんとか道を見つけたい
和尚:
政次の二枚舌も御館様は見抜かれていたか
昔もおのがせいでお家を潰してしまうと泣いておったのう
あの時は出家して一緒に駿府へ行ったな
明日は今川が焼け落ちるかもしれぬと
あの時はなぐさめで言ったが、今回はどうじゃろう
井伊を取り潰した後に、今川が潰れてしまうとなれば・・・
直虎:
井伊の民は今川の兵として戦うことになる
敢えて井伊を潰して今川の懐に入り、関口の首を徳川に差し出せば井伊は、甦る
和尚:すべてを捨て、生まれ変わるか
(和尚、但馬、直虎は同じ考え
瀬戸の百姓が関口の寝所に押しかけ、「徳政令を望まない!」と座り込み
棒で打たれても止めない 直虎が来て、但馬が刀を出して止める
「オレを信じろ おとわ」
藤枝市で氏真は商業の振興をはかっていた
年2回、清水寺で楽市を行った これは後に、織田も美濃で始めた
富士宮市でも楽市を行った
さまざまな改革を試みたが乱世に飲み込まれていく氏真