■ドラマ『Woman』(2013 全11話)
脚本:坂元裕二
主題歌:♪Voice/androp
出演:
満島ひかり 青柳小春
小栗旬 青柳信
鈴木梨央 青柳望海
陸
臼田あさ美 蒲田由季 シングルマザー
谷村美月 砂川藍子
三浦貴大 砂川良祐
高橋一生 澤村友吾
小林薫 植杉健太郎
田中裕子 植杉紗千
二階堂ふみ 植杉栞
ほか
満島ひかりちゃん、高橋一生さん、小林薫さん出演ということで観てみた
こんなにこじれた家族がいるだろうか・・・
それにこないだの『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)にも出てきたけど、
白血病の患者さんて思っているより多いのかなあ
母子の話だけど、タイトルはあくまで「女性」なんだな
泣いて、先が気になって、子役も大人も俳優が揃っていていいドラマ
なんで世の中は、ウェディングは幸せだと派手に宣伝してるのに
夫が亡くなると、残された妻子はこんなに酷い目に遭わなきゃならないんだ???
♪遠き山に日は落ちて が救い
▼あらすじ(ネタバレ注意
1話「命をかけて我が子を育てるシングルマザーの感動ドラマ」
ホームで♪遠き山に日は落ちて を歌いだす小春
青柳信に急に話しかけられたことから2人は出会って結婚したことを子どもに話す
シンは山男で、1年働いて、半年世界中を登山する生活をしてた
結婚後は、登山をやめて、長女・望海が産まれた
K:
好きは死なないの お父さんは隠れてるだけでそばにいるの
みんなで笑っていれば、“お父さんもまぜて”って来るんだよ
シンの遺影に
K:見てて 私、絶対、このコたちを幸せにしてみせるから
長男・陸も生まれて、2人の子育てに奔走するK
満員電車ではベビーカーを邪魔扱い、リクが泣くと白い目で見られる
託児所に預けているが「来月から料金が上がる」といわれる
GS、クリーニング工場で仕事をかけもちしているK
蒲田由季もシングルマザーで仲良くなる
K:うち託児所遠いから 育児所も料金あがったし
Y:助成金抜いていくらっすか?
K:保育園が3万8000円、託児所が4万6000円(高すぎる!!
スーパーでは半額のものを買う
Nの絵ではママはいつも背中を向けているのを見てショックを受け
夜は領収書や家計簿を見て、ため息
翌日、リクが熱を出す
GS店長に「今月もう3日休んだ」と怒られて即クビ(労働法に違反してないか?
写真館にKらの家族写真が飾ってあるのを見る植杉栞
保育所に子ども同士のケンカで呼び出される
K:お母さんお仕事できなかったらご飯食べれなくなるんだよ!
ホームに置いたベビーカーに男がぶつかって階段に落ちるがリクは大丈夫だった
家賃の更新料を「半分ずつじゃダメですか?」と交渉
夫の山の本を古本屋に出す
居酒屋のバイトが決まるが週1
リクの言葉が遅れているのを心配するK
栞:
友だちにスナックで働いてるコがいて、
子どもが起きないように睡眠薬飲ませてる
シングルマザーが幸せつかむには2つしかないんすよ 風俗か、再婚
会話のない家 甘えるNに「お姉ちゃんなんだから!」
夜帰ると、リクが大声で泣いている
同じアパートのおばさん「子どもは犬や猫じゃないのよ」と言われる
役所に生活保護の申請に行くと、「パート収入があるとムリ」と言われる
K:時給800円と900円なんですよ!?
生活事情を聞かれ、夫は電車に轢かれて亡くなり、父は死に、母は20年近く会ってない
「災害でもっと大変な人がいるし、税金は今のコたちから奪っているようなものだから」
(福祉課って困っている人を助ける仕事なのに
しばらく経ち
「今なら対象になるが、実母が援助を示したので受理出来ない」と言われて断るK
役所の職員・砂川良祐に「500円でもいいから貸してほしい」と言って倒れる
良祐の妻・藍子は女医 高橋一生さんは医師・澤村友吾役
居酒屋で急に辞めた人がいて、その分も「残業お願い」と言われる
母の住む写真館に行く3人 店主は植杉健太郎(小林薫)で3人が来たのを喜ぶ
健太郎:お母さんは池袋のホテルで働いてて、オレはヒモみたいなものでw
(こういうチャランポランな役似合うなあw
シンが結婚の報告や、子どもが生まれたことを話に来たことを知る
Kと母・紗千の仲を取り持ちたいと言っていた
そこにサチが帰ってきた 栞は娘
K:援助の話を取り下げてほしい
サチに内緒で健太郎が書類を書いた
シンが亡くなったのを知らず離婚だと思い込むサチ
K:
大変ねとか、いろいろあるでしょとか要りません
別に母親として当然のことしてるだけで負担とか思ったことありません
でも、子どもを連れて一番聞くのは舌打ち
今は子どもに満足に食べさせられない
なにより、いない間になにかあったらどうしようと怖い
母の愛があれば大丈夫って言われるけど、私はまずお金が欲しい
パパは、父親の仕事は子どもに希望を伝えること
母親の仕事は子どもに愛を伝えることだと思うって言ってたけど
私、母親から愛情なんてもらってなかったから!
母性が欲しいのは女のほうだもん
それを大変とか違うんじゃないかな
シンさんは3年前死にました 転がった梨を拾おうとして線路に落ちたんです
なんで梨なんかって思ってたんだけど、さっきやっと分かって
(母がKのためにあげた梨 Kの好物
サチはお札を広告にくるむと拒むK
♪遠き山に日は落ちて が流れ
N:まどいせんて何?
健太郎:円居いせん 家族団らんのことだよ
サチ:私が捨てたんじゃない あのコが私を捨てたのよ
帰る途中で泣き出すK
「お父さんに会いたい お父さん、お願いだから来てよ」 子どもたちも泣く
2話「母が母であるための間違った選択?」
3人でキャンプに来る 可愛いわんこがいる!
ユキの家の2段ベッドに大喜びするN
Y:いつでも子どもたち預かりますよ 今のままだといつかパンクしますよ
児童相談所のミサワが来る
ミサワ:
母親にはON、OFFのスイッチがありません
虐待やネグレクトはその延長線上にあります
夏の間だけでも預けるのもいいですよ
Nはバレエを習うコを見ていて、栞が落とした梨の絵を返す
一緒に喫茶店で話していると、Kが探しに来て、慌てて逃げる栞
週末にユキに子どもを預けかってもらうK
栞に服を買うというサチに
栞:もっとお金使ってあげたほうがいい人いるでしょ
サチ:私の娘は栞だけ 他の人のことは忘れました
週末も仕事をして、また倒れるK
病院から血液検査の結果が届いて「再検査要」
ユキの家で花火をするが、元気のないN
(ずっと完璧ないいコにしてるのは辛いよ
良祐夫婦はうまくいっていない
アイコ:子どもは私が引き取る 養育費とかも要らないし
良祐:子どもに一人でご飯食べさせて、母親のくせに
Kはスーパーでもフラつき、良祐とぶつかる(ドラマではよくぶつかるんだよね
子どもを預けてワインを飲むのかと責める口調
謝って、追いかけてきてワインを割る
K:母親失格ですね ワイン買って本でも読もうと思ったんです
アイコから「出て行きます 子どもをよろしく」とメールが来る
Nがかぶった帽子にガムがついて、ユキに髪を切ると言われて断れないN
Nはリクと一緒に逃げ出し、電車に乗る
リクがオモチャを落として拾いに降り、Nだけが乗っていく
病院に行くK
医師の周りには白血病の本が多い
医療代の2360円も厳しい
終点駅の公衆電話からから電話をかけるN
何度も留守電になって、そのたびに切り、お金がなくなる
ユキから事情を聞いて
K:ノゾミは大丈夫 あのコしっかりしてるの
Nから電話があり、迎えに行く栞 手が震えてる
栞:電車乗ったの4年ぶりだから
サチは栞の部屋である記事を見つけて驚く
部屋の中には手の絵ばかり
おおつき駅でNを見つけるK
お母さんと花火しようって約束したのを破ったことを謝る
(子どもって何でも自分を過度に責めちゃうんだよね
栞にお礼を言うと、名前を言って「お姉ちゃん」と呼ぶ
3話「母であること。そして娘でいること」
Yに夫の死因を話す
K:
予感とか全然なくて、私はNとプールに行って
なかなか帰ってこなくて、そしたら電話あったの
警察からで「青柳さんですか すぐ来てください」て言われて行ったら
「ご主人が痴漢して逃げようとして、ホームに出て、電車に轢かれて亡くなりました」
彼が高校生の女の子に痴漢したって疑われて、梨が落ちて、誰かが背中を押したとか
女の子もいなくなってて、死んだ理由がウソにしか思えないから、死んだこともウソにしか思えないの
Y:当事者を探さなかった?
K:もしそんな人に会ったら抑えきれないと思うから
栞はシンが店に来た時、親が楽しそうに話してるのを見ていた
医師:骨髄の検査をしましょう 栄養不良かもしれないので
医療費は3割負担でも1万5000円と聞いて、検査を断る
健太郎はKを訪ね、Kから父を18歳の時に亡くしたと聞く
健太郎:
仕事が忙しい時、子どもを預からせて
もうそろそろみんな仲良く暮らしたいんです
このまま10年、20年たつのは悲しい
この子たちのためにも お願いします
Nとリクを写真館に預ける
背中から骨髄取るって・・・見ただけで怖い もっと他に方法はないの
良祐:子どもを預かってくれる所散々探して それでも母親か!
アイコ:
分かったの 子どもの犠牲になるのが母親じゃない
男の犠牲にされる人を母親と呼ぶんだって
Kは子どもを迎えに行く
サチとKの仲が悪くて、間に入る健太郎
ちくわのチャーハンが食べたいというN
N:お母さんのと同じ味がする
サチ:
昔からなにかあるとあなたは私以外の味方になるの
肺炎で入院した時も、見舞いに来なかった
K:病院が怖かった 絵本に子どもの魂を食べる話が描いてあって
サチ:
私のことなんかどうでもいいんだって思った
私が産んで、育てた でもなついたのは、たまに帰るだけの男だった
K:
そんな理由で?
お父さんは不器用だったんだと思う 社会から見たらダメかもしれない
でも、私から見たらずっといいお父さんでした
苦労して1人で育ててくれたから大切なお父さんです
健太郎:
僕がお母さんを奪ったんだ
さっちゃんが・・・幸せそうじゃなかったから
栞:
お母さんに暴力振るってた男の娘でしょ?
毎日、殴ったり蹴ったりして 前歯何本も差し歯だし まだ傷も残ってる
あなたがそんな人間のクズみたいな男を選んだ
あなたの結婚相手だって、痴漢して死んだんだし
4話「ぼく、おとうさんに会いたいよ」
リクが「この犬探してます」のポスターを真剣に見ている
アイコ:
告知は患者さんの未来を奪うようなものですものね
今まで一番緊張したのはどんな時でした?
友吾:妻にした時かな
仕事中にまた倒れるK
保育所ではリクが「言葉遅れではないか」と言われる
「一度、知能テストを受けてみては?」
健太郎:暑いよね Kちゃんち、クーラーないんだよね 子どもがいるのに
(酷いDVされたのに、また男性と住むことが出来るのもこの大らかな性格のお蔭か
栞は以前の友人に偶然会う
「相変わらず気持ち悪いね」
託児所に行くと良祐に会う
リクが返事をしないと良祐の子どもシュンスケにオモチャで叩かれた
すぐに仲直りする子どもたち
良祐:
限界です 早く妻に帰ってもらわないと墜落します
向こうが謝れば、僕はいつでも許すつもりです(相手が謝る前提かい
リクが夜泣いている
「ブンどこに行ったの? 迷子なの 可哀相だよ」
3人で一緒に迷い犬を探す(私もこんな人間になりたい・・・
ブンの飼い主の所に行くともう違う犬がいる!涙
母親:もう大丈夫 ペットショップで買ってきたから
娘:たぶん、保健所で殺処分されたんだよ
N:保健所って何? 殺処分って何?
K:
保健所は町をキレイにしたりする所
殺処分は・・・お母さんにも分からないな
また泣くリク
「お父さん探してくれるかな リク、お父さんに会ったことないけど、聞いてくれるかな」
K:
会ったことなくても、愛されてることがあるの
一緒に遊べなくても、愛すことは出来るの
リク:思うのだけじゃヤダ お父さんと遊びたい
(ブンは違う女の子に会ってるよ!
栞と服を買いに行き、エアコン売り場を見るサチ
栞はカラオケ屋に誘う
栞:
私、あの人嫌い 頼るならウチに来ないで再婚すればいいのよ
死んだ人を思ってるなんて気持ち悪い バカだと思う
サチ:
そうしか生きられない人もいる
それはそんなに悪い生き方じゃないわ
栞:
あの人、痴漢なんだよ 被害者あたしだから
あの人、私の前で電車に轢かれたんだから
お母さんに褒められて育ったけど
私より絵が上手い人はいっぱいいるの
私ずっとダメなの 自己評価ばかり高いからイジメられるの
小学校の時も、中学校の時も
お母さん、私のダメなところ見たくないんだから言えるわけないよね
高校の時、私はサラリーマンの手をつかんで「この人痴漢です」って言う役で、
みんなに褒められて居場所ができたと思った
死のうかと思っていた時、栞のいない所で楽しそうにしてたでしょ?
孫がいるって分かった時、お母さんの声変わって
ここにも居場所がなくなるんだって思って
あの後、(シンを)尾けたの 幸せな人なんだ 腹立つなって
あの人の手つかんだの 震えてるのは自分の手で
今までお金くれた人とは違ってた
次の駅でひきずり降ろされて、酔った人に殴られたりして
あの人たぶん言おうとしてた 大丈夫だよって
あの人の手から梨が落ちて、拾いに行こうとして
そしたら誰かが“逃げるな!”って背中を押して
消えたい 死にたい!
一緒に泣くサチ
サチ:その話、誰にもしちゃダメ あの子はもうウチに近づけないから
Kが病院に入れなくなった原因になったウーギークックの絵本を読んで欲しいとせがむN
病院に住んでる子どもの話
ウーギークックは人間の命がいつ消えるか、どこに行くかも知っている
“私はもうじき灰になる・・・”
(こんなに怖い本を、弱ってる人たちが来る病院に置くのはどうなんだろう・・・
医師から診断を聞いて「大丈夫ですから」
泣いた顔を戻して、笑顔で子どもたちをジャブジャブ池に誘うK
5話「誰にも言えない、母の覚悟」
シンはプール掃除のバイトをして、それを手伝った時の夢を見ているK
シン:
家族ってさよならを言わない人たちなのかなって
家族にさよならって言わないじゃないですか
「白血病は5人に1人が死ぬ病気」という記事を読むK
免疫抑制剤のために月に1度通院が必要
出血すると止まらなくなることがあるので気をつける
Kはステージ3で骨髄移植が必要
K:最近、ずっと体調がいいんです と治療拒否
Yとバーベキューに行く
Y:私、浮気されて離婚したんです クルマと慰謝料もらった
子どもに呼ばれて、泣いてない汗だと誤魔化す
シュンスケくんがお腹痛いと泣いてるのに「仕事あるから」という良祐を見て
Kが家のトイレに連れていく
シュンスケ:ママ、会いたい
歯を磨いてると血がまじっているK
エアコンが送られてきて、大喜びする3人だが
壁の強度が足りないから設置出来ないと言われる
Kは健太郎だろうと思っていたがサチが送ったと知る
Kはクスリを隠してるけど、ウソは絶対バレるよなあ
栞は予備校をやめた
栞:
死にたい 私、人殺したんだよ
お母さんがこんな人間に育てたんだよ
産まなきゃよかったんだよ
Kは診察をキャンセルする
ダルくて寝坊し
「仕事、お休みしよっかなあ Nとリクと一緒にいたいから」
シュンスケの具合が悪いのをアイコに言って責めると泣くアイコ
アイコ:
ズルいね そんなこと言われたら、もういいやって思うやん
あと1年研修残ってるけど 今までしてきたこと全部捨てて母親になればいいのかと思う
でも、それが家族なの? オレのご飯作るの1回許してやったって優しさ
あなたと暮らしてるのは、毎日、ちょっと汚れたコップで水飲んでるみたいだった
シュンスケに会いにKの家に来るアイコ
K:何時でもいいから迎えに来てください
アイコ:どうして診察に来ないんですか? 命に関わることなんですよ
K:
クスリは捨てました 子どもに知られたら困るんです
入院しません あの子たちといるんです
明日、Yがプールに連れて行ってくれると話していて
また倒れてしまい泳ぐフリをして誤魔化すK
N:
お母さん我慢しないでね 悲しい時は相談してね 助け合おうね
夜中に風呂場で泣いてしまうK
医師にすべてを話す
クスリは捨てて、歯を磨くと血が出る、1日に何度かめまいがする
内出血のアザが消えるのに3週間くらいかかる
K:
私、死ねないんです 絶対ダメなんです
子どもが2人います 7歳と4歳です 父親は亡くなりました
まだ小さい命で、私が守らなきゃいけない命なんです
澤村:
今、話してくれたことは、どんなクスリよりも糧になります
その気持ちがあれば病気は治ります 僕が全力で治療にあたります
生きる覚悟をなさってください
(治療拒否したところから、医師は察して
福祉やカウンセリングなどにつなげるシステムがあるべきなのに
でも、これだけ強力な「生きる動機」があるのは、たしかにハンパな医療よりたしかだ
こんなに辛かったのに、これからの治療・闘病も痛かったりって耐えられない
新しい道路とかゲームとか、そんなのどうでもいいから、医療技術を早急に向上させておくれ
栞もココロの病でケアが必要なんだ
6話「生きるための嘘、我が子のために」
健太郎は、手編みのマフラーを見つける
(ドラマで何か見つかる時って、大体なにか崩れるよね
生命保険は、今から入ったら告知違反になると言う澤村
澤村:
僕の妻は白血病で死にました 僕の骨髄は合わなかったんです
母親の骨髄が適応するかどうか調べておいたほうがいい
どんなに憎んでいても適応する時もあれば、
どんなに愛していても適応しない時はしない
子どもには話さないというKに
アイコ:
仕事は出来なくなるし、もし倒れた時、子どもしかいなかったら取り返しがつかない
Kはサチの家に来る
K:
私とこの子たちをここに住むまわせてください
今住んでるアパートの更新料が払えない
家賃、光熱費も入れます 炊事・洗濯なんでもします
部屋を1つ貸してください
栞のために断ろうとするサチに
K:恨んでません 感謝しています
サチ:この子がウソ言ってることぐらい分かります
健太郎:この20年間、ずっと望んできたことでしょ!
栞が来て
「私、お姉ちゃんと一緒に住みたい
だってあの子たち、お父さん死んじゃって可哀相じゃん」
サチは3人を受け入れる
Kにシンが忘れていったマフラーを渡す健太郎
Kは初めて見て、店名を確認する
N:あんまり庭が好きになっちゃうと、また引っ越す時寂しくなるから迷ってるの
クスリを飲もうとして栞が来て、笑い合う
栞:
怖い夢見た時にチョコを食べると落ち着く
夜の川の淵を歩いて、落ちたら死んじゃう夢
Y:
シンが痴漢の疑いをかけられたことちゃんと調べる気ないですか?
ネットで検索したら、記事が残ってるから、いつかNが見たらショックを受けるのではないかと思って
Kはマフラーの店に電話する
台所で倒れるK おかゆを作るサチ 貧血だと誤魔化す
K:Nは楽しい分だけ、それがなくなった時のことも考えてしまう 私が全然出来てないから
サチ:あなたも甘えない子だった
K:
お互い親の話はしなかったけど、もっと話しとけばよかったなって
なんかおかしな疑いかけられたことも、ちゃんと調べたほうが・・・
サチ:
私があのコに梨を持たせたから、あなたの大切な人を殺してしまいました
申し訳ありません
K:
答えとか要りません 謝って片付けるとか止めてください
サチ:
私とあなたは昔、母と娘だったけど ずっとこうなんでしょうね
あなたに許してもらえると思ってない
あなたを置いていったことは一生ずっと持っていくから安心してちょうだい
親子にも相性があるもの
K:知らなかったの 父があなたに・・・それが本当なら私のほうが
サチ:
母親が娘を捨てたことに比べたら細かいこと
あなた、あのコたち捨てられる?
私にはそれが出来たのよ
マフラーの入ってた店から電話がある
「4年前青柳さんが書いた手紙が残ってます あなたに宛てたものです」
シンの実家に初めて行く3人
7話「生きる為に死んだ大切な人、その真実」
ロッジの主人からシンからの手紙をもらう
(日本ていい所いっぱいあるなあ
手紙
“子どもの頃、お金が送られてきて、一人で暮らしていた
時々母親が帰ってきて、キャラメルをくれて、また東京に帰る(シンもネグレクトか
急にお金が届かなくなった 誰かに見つかったら牢屋に入れられると母親が言った
郵便屋さんが助けてくれた”
育て親を見舞いに行き、結婚して、子どもがいることを話すと泣いて喜ぶ
「よかったな死ぬなねえで あの人は今でもキレイだよ」
“コハルちゃんは僕にとって生まれて初めての家族でした
あの人(母)にただ大人になった僕を見てほしかった”
ファストフードのパートをしていて、客扱いされるが
「家で待ってなさい」とカギを渡す(すぐ分かるってスゴイ
花瓶をあげると
母:せめてテレビ買ってよ いくら持ってるの?
(1万ちょいしかなくて)バカにしてんの? と酒を飲み始める
シン:今度送ります
母:貯金ないの?
シン:家族がいます
母:
保険入ってる? 生命保険解約すればそこそこ入るでしょ
一人で子ども育てたら誰だってそうなるのよ
あなたの女房だって、あなたがいなくなれば私みたいになるのよ
私、芸能界に誘われてたの 子どもがいなかったら女優になれたのよ
今ごろ青山に住んで、百貨店で服買って・・・
母は寝たフリをする
シン:
お母ちゃん、僕楽しかったです
いろいろ言われたかもしれないけど
僕も施設とか警察に行って、一人親とか、可哀相とか言われて
お母ちゃんも言われてんのかなって心配しました
僕大丈夫だった お母ちゃんのこと好きだったから
今月は何日に来るか考えるの、封筒の字見るの、僕には希望だった
みんなは不幸って言ったけど、ただの現実だった 僕生きてただけだよ
丁寧に心をこめて生きることを子どもらに伝えます
お母ちゃん、ありがとう
“話しかけながら、コハルちゃんと母親を仲直りできないかなと思ってた
これからコハルちゃんの母親に会って、話します
一緒にご飯を食べてるところが見たいです”
手紙を子どもに読ませる
Kはサチに電話してシンが来た時、晩ご飯何を食べたか覚えてないかと聞く
豆ご飯とか全部覚えてるサチ
シンは店に来て、子どもが産まれ、Kも元気にしてることも話す
「2人目産まれたら、いっしょに来ます
ほんとは自分の子どもたち見てもらいたいと思ってるはずです」
N:お父さん幸せだったと思う
K:
お母さんもそう思う 幸せとか不幸とかないの そう感じる心だけがあるの
それはすっごく強くて、ステキなことだと思う
2人が生まれて、お父さんはもうなんにも要らなかった
今、3人はお父さんのくれた幸せの中にいる
夕飯に豆ご飯を作るサチ
サチ:合わないのよ
健太郎:
合わないんじゃなくて似てるからだよ
相手の中に自分を見つけるからこそ腹が立つ
それが親子ゲンカでしょ
Nに漢字を聞かれて、シンの手紙を読んで泣く栞
栞:
私、お姉ちゃんと仲良くしたい
私も反省して、ちゃんと言わなきゃと思って
あの日、シンさんを痴漢だと言いました
8話「あの子を殺して私も死ねばいいの?」
サチと喫茶店に入る健太郎
健太郎:
栞が生まれた時のことを思い出してた
赤ちゃん抱いてKのことを思い出してたんでしょ
サチ:
2人とも私の娘です
あなた、栞のこと何も分かってないのよ 過ぎたことが・・・
栞からシンの死の真相を聞いたK
栞が夜中、一人で踏み切りにいる
栞:お姉ちゃんを怒らせちゃったの 旦那さんのこと話して謝ったの
K:ご存知だったんですか 私の夫が事故にあった理由
サチ:
あなたたちはきょうだいなのよ やっと暮らし始めた家族なのよ
ほんとは頼ってくれたこと嬉しいの
我慢して欲しいの 恨むなら私を恨んでください
K:
あなたが何ゆってるのか分かりません!
恨むって何ですか? 我慢しろって何ですか?
シンさん死んだんですよ 私とあなたの仲をとりもとうとした帰りに
(サチもホテルで働いてるんだったな
病気のことをYに話して、治療や入院、手術の時、子どもを預かってほしいと頼む(こういう話せる相手大事
栞の同級生から声をかけられるサチ
「私はイジメもしなかったけど、助けもしなかったです ごめんなさい」
イジメの理由を聞くと、栞が自分で言ってたことと逆で
クラスで一番いい子だったから 優しくて、真面目だったから
栞は父に「家を出て友だちの家に行く」という
健太郎:人の関係はじっくり時間をかけないと
栞:お父さんには言えない 私のこといい子だと思ってるの、もうお父さんしかいないの
良祐が行くと、息子はアイコが連れて行った後で、仕事から早く帰っても家に一人きり
お祭り(雑司が谷にこんなに賑やかな子ども神輿あったかな?
N:怖いくらい楽しかった
リク:リクは人生で一番楽しかった
健太郎:
しーちゃん、もう20だよ 独り立ちしたいんだよ
一番の子育ては、親がもう必要ないって子どもが思うことだよ
K:
工場を半年くらい休もうと思っています
ずっと通ってる病院があります 担当の先生に会っていただけないでしょうか?
サチ:
栞、私に言わずに出て行ったの 罪の意識で あの子のせいじゃないのに
いい子なの みんなそう言ってる 私が悪いの
あなたはどうしているの? 栞はいなくなったのに
あの子を殺して、私も死ねばいいの? 許してくれるの?
K:
そのどれでもありません どこにもありません
私はNとリクの母親です あの子たちが大人になるまで生きていたいだけの母親です
私たちここにいるしかないんです お願いします
サチ:娘にまた捨てられちゃった
サチは病院に行き、病状を聞いてすぐ血液をとる
ショックを受けてKの仕事をしている姿を隠れて見る
9話「生きたい!せめてあと10年」
Kはまた仕事中に倒れて、病院に行く
医師:3日安静して欲しいが、2日で勘弁してあげます
サチは入院の準備をして健太郎に見舞いに行かせ、孫を博物館に連れて行く(横浜じゃん/驚
サチ:観覧車乗らないの?
N:1日に2個楽しいことがあったら、どっちか分からなくなるでしょ?
サチ:あなた、お母さんに似てるね
眠る前にNにKの子どもの頃の話を聞かせる
サチ:
心配してちゃんとした子にしなきゃと思ったけど、そんな心配いらなかった
あなたたちのステキなお母さんになりました
アイコ:シュンスケは親がみてる
良祐:子どもって父親、母親が揃っていてこそ・・・
アイコ:あなたって、なんでどこかに書いてあるようなことしか言わないの? お役所の人みたい
良祐:オレ役所の人だよ
サチはドナーのことを健太郎に話す
健太郎:
運命なんだよ そのために再会したんだよ 大丈夫、コハルちゃんは助かる
家族みんなで力を合わせればきっと乗り越えられる
しーちゃんが聴いてたのは、シンくんの大好きな曲だったんだよ!
健太郎は栞のことも聞いてしまい泣く
良祐は保護申請を断ってばかりで疑問をもつ
受給の許可がおりても、区民から「花を買っていた」と通報があって取り下げられた
(母親の80歳の誕生日のお祝いでもダメって、この福祉課、誰も助けてないじゃん
健太郎は栞の子どもの頃のアルバムを見る
サチの検査結果はマッチしなかった
Kの小さい頃のことを思い出す
サチ:ごめんなさいムリでした
K:はい と話をそらす
サチ:丈夫に産んでやれなくてごめんなさい
K:ほんとやめてください
K:ヤマブキ色のエプロン持ってました?
サチ:料理してたら大体近くにいたから
やっと母子らしい会話になる
そこに♪遠き山に日は落ちて が流れる エアあやとりをする2人
サチ:あなたがNにしたみたいに、私もすればよかったのよね
K:
私が覚えてるのは、人は死んだらどうなるの?って毎晩考えてた
もう一人の健康な自分がいたらタッチして子どもを預けたいです
私、子どもたちいなかったら、別にいいやって思ってたと思う
それぐらい許せないの あなたのことも あなたの娘のことも
そんな人たちに頼らなきゃいけない自分も許せないの
助けてよ ねえ、お母さん
私はお星さまには絶対ならない でも絶対なんてないから!
(抱きしめるってイイね どんなクスリにも負けない
健太郎と話す栞
健太郎:
帰ってきなさい
店は売ろうと思う 3人でアパート見つける 3人で働く
世の中で一番悪いことは自分のしたことを分かってない人だ
お父さんもそうだった 何も分かってなかった しーちゃんがどこで何をしていたか
小さな軽はずみな気持ちが大切な命を奪ったんだよ
夜中に泣いてるN 「お母さん病気なの?」
(いつ、どう話すかって難しいね・・・
10話「お母さん、ほんとうのこと言って!」
N:リク、お母さん、この頃なんで長袖ばっか着てるのかな?
K:お母さん、元気だから大丈夫
Nはこないだの母子のやりとりを聞いていたから母が病気だと知ってしまった
もう話す頃じゃないのかなあ
シンの背中を押した男を偶然見かけて後を尾ける栞
Nが病院まで来る
K:いないと言ってください
良祐はシュンスケを追って、一人になった時連れていこうとして祖母に見つかる
アイコ:あなたのしたことは誘拐だよ
良祐:オレ、仕事辞めて主夫になる
アイコ:なら裁判だね
両親に迫られる 「ママとパパどっちがいい?」
シュンスケ:僕、託児所がいい 祖母が連れて行く
Nは一人でKを探して、違う人の手術室に入る
病気のことを話そうとすると、話をそらすN
(ここでもちゃんと抱きしめてあげてる
アイコ:いいんですか帰して
医師:患者を止める自信はあるけど、母親を止める自信はないよ
栞:4年前、北新宿のホームであなた酔ってて、背中押しましたよね
男:覚えてないわ オレのせいじゃないよ タクシーで逃げてしまう
ビルの上にいる栞を追うサチ
サチ:
ラクになることを選んだらダメなの あなたも私も!
コハルが生きようとしてるのに!
お父さん言ってた3人で償おうって それはムリだと思うの
亡くなった人に謝っても聞こえない 命は戻らないものだから
あなたは一生許されないの 栞、あなたの人生は終わったと思いなさい(それは厳しい・・・
子どもの前でちゃんとクスリを飲むK
K:今日来てくれてありがとう 嬉しかったよ いっぱい心配かけたね
N:
怒ってるの 相談してねって言ったのに
友だちはホテルランチするの なんで行かないの? お金がないから?
シングルマザーだから病気になったの?
(学校に行くといろいろ耳に入るね
K:
母が家を出て行った時、「お父さんのほうがいい」ってついていかなかった
でも、キライじゃないよ やっぱりお母さんだから
でも今は分かる 子どもに心配かけたくなかったから
普通のお母さんでいたかったのかなって
病気になって先生に話して、患者になって、病気のコハルになった
でも“病気のお母さん”にだけはなりたくなかった
隠してたこと謝ります ウソついたことごめんなさい
病気の話もする
K:
体の中で血が上手に作れなくなるの クラクラってなったり熱が出る
治すためにはおクスリ飲んだり、輸血したり、骨髄移植って手術を受けるの
先生は治るって言ってるし、お母さんもそれを信じてる
簡単じゃないけど、難しいことじゃない
うちはシングルマザーじゃない うちは3人家族だよ
栞も血液検査に来る
健太郎:一度罪をおかした人が救う側に回るのはダメなのかなあ
11話(最終回)「こどもたちのこどもたちへ」
栞は学校の食堂で働きはじめる
そうめんを食べきれない罰ゲームにモノマネをするK
まさかの“笑いながら怒る人”ww
アイコ:離婚することになりました 頑張ります
医師:頑張らなくていいから、夜勤できない時は言って
(こういうのが当たり前の職場になるとイイね
栞とKが神社で会う(わんこが間にいて良かったねv
K:絵はどうして描かないの
栞:
夢に出てきて 2つあって、1つは「この人痴漢です」って言ったほうで
もう1つは(シンを)お兄ちゃんって言おうとしてた
「君たちは姉と妹だからきっと上手くいくよ」
K:そう言うと思う 家族になれるよって
栞:お願いします 適合したら、その時だけ妹だと思ってください
良祐は離婚届に印鑑を押して、アイコに渡す
良祐:
母性なんて男が逃げるために作った言葉だった
子どもへの愛情は、母性と父性を分けるものじゃなかった
僕たちは手分けするんじゃなくて、手を取り合うべきだった
(やっと1つ勉強になったね
栞から電話がある(ダメだった? 適合? どっち?
シンを思い出すK
K:どうして山に登るんですか?
シン:
読書と同じ 最後のページに何が書いてあるか知りたい
生きている答えが知りたい
答えが分かった 人生に答えなんてないんだって
最後のページを読むのは、子どもたちなんだよ
いつか僕たちがいなくなった後、子どもたちが、僕たちが生きて綴った人生を読む
そのためにできるだけ誠実に 出来るだけ一生懸命に生きる そうやって続いていく
子どもたちは、子どもたちの子どもたちに向けて
5人で楽しく過ごしていると栞が来る
K:
上がって頂いたらどうですか?
私、許せるかどうか分かりません
でも、子どもたちがいつか知るかもしれない
その時、子どもたちに彼女のこと憎んでほしくない
人を大事に思う気持ちが、憎む気持ちに変わるのが辛いです
検査、受けてくれてありがとう 手術の時はよろしくお願いします
私の妹に伝えてください あなたのお蔭で生きられる
あなたも生きてください
サチとKでワインを飲む
Nの絵日記を読むとこれまでのことが全部書いてある
サチ:フシギねこんなに大きくなっちゃって なんにもしてあげてないのに
K:
お母さんが入院してた時、台風9号が来て、家に私一人ですごい雨だったの
川があふれたとか、人が泣く声が聞こえて、
このまま朝来ないのかも 私どうなるんだろうって怖かった
そしたらお母さんがずぶ濡れで部屋入ってきて、電車も動いてないのに
「ただいま、コハル」って体ギューってしてくれたの 大事にされてる感じがした
ずっと見せたかったんだよ 大きくなったの
思い出があったから大きくなったの
子どもって思い出で大きくなれるの
絵日記は続く
Kは入院する前の日、観覧車に乗った
栞も見舞いに来る
Kが元気になって家に帰ってくる
シンさんの願いは、全部叶ったんだね
脚本:坂元裕二
主題歌:♪Voice/androp
出演:
満島ひかり 青柳小春
小栗旬 青柳信
鈴木梨央 青柳望海
陸
臼田あさ美 蒲田由季 シングルマザー
谷村美月 砂川藍子
三浦貴大 砂川良祐
高橋一生 澤村友吾
小林薫 植杉健太郎
田中裕子 植杉紗千
二階堂ふみ 植杉栞
ほか
満島ひかりちゃん、高橋一生さん、小林薫さん出演ということで観てみた
こんなにこじれた家族がいるだろうか・・・
それにこないだの『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)にも出てきたけど、
白血病の患者さんて思っているより多いのかなあ
母子の話だけど、タイトルはあくまで「女性」なんだな
泣いて、先が気になって、子役も大人も俳優が揃っていていいドラマ
なんで世の中は、ウェディングは幸せだと派手に宣伝してるのに
夫が亡くなると、残された妻子はこんなに酷い目に遭わなきゃならないんだ???
♪遠き山に日は落ちて が救い
▼あらすじ(ネタバレ注意
1話「命をかけて我が子を育てるシングルマザーの感動ドラマ」
ホームで♪遠き山に日は落ちて を歌いだす小春
青柳信に急に話しかけられたことから2人は出会って結婚したことを子どもに話す
シンは山男で、1年働いて、半年世界中を登山する生活をしてた
結婚後は、登山をやめて、長女・望海が産まれた
K:
好きは死なないの お父さんは隠れてるだけでそばにいるの
みんなで笑っていれば、“お父さんもまぜて”って来るんだよ
シンの遺影に
K:見てて 私、絶対、このコたちを幸せにしてみせるから
長男・陸も生まれて、2人の子育てに奔走するK
満員電車ではベビーカーを邪魔扱い、リクが泣くと白い目で見られる
託児所に預けているが「来月から料金が上がる」といわれる
GS、クリーニング工場で仕事をかけもちしているK
蒲田由季もシングルマザーで仲良くなる
K:うち託児所遠いから 育児所も料金あがったし
Y:助成金抜いていくらっすか?
K:保育園が3万8000円、託児所が4万6000円(高すぎる!!
スーパーでは半額のものを買う
Nの絵ではママはいつも背中を向けているのを見てショックを受け
夜は領収書や家計簿を見て、ため息
翌日、リクが熱を出す
GS店長に「今月もう3日休んだ」と怒られて即クビ(労働法に違反してないか?
写真館にKらの家族写真が飾ってあるのを見る植杉栞
保育所に子ども同士のケンカで呼び出される
K:お母さんお仕事できなかったらご飯食べれなくなるんだよ!
ホームに置いたベビーカーに男がぶつかって階段に落ちるがリクは大丈夫だった
家賃の更新料を「半分ずつじゃダメですか?」と交渉
夫の山の本を古本屋に出す
居酒屋のバイトが決まるが週1
リクの言葉が遅れているのを心配するK
栞:
友だちにスナックで働いてるコがいて、
子どもが起きないように睡眠薬飲ませてる
シングルマザーが幸せつかむには2つしかないんすよ 風俗か、再婚
会話のない家 甘えるNに「お姉ちゃんなんだから!」
夜帰ると、リクが大声で泣いている
同じアパートのおばさん「子どもは犬や猫じゃないのよ」と言われる
役所に生活保護の申請に行くと、「パート収入があるとムリ」と言われる
K:時給800円と900円なんですよ!?
生活事情を聞かれ、夫は電車に轢かれて亡くなり、父は死に、母は20年近く会ってない
「災害でもっと大変な人がいるし、税金は今のコたちから奪っているようなものだから」
(福祉課って困っている人を助ける仕事なのに
しばらく経ち
「今なら対象になるが、実母が援助を示したので受理出来ない」と言われて断るK
役所の職員・砂川良祐に「500円でもいいから貸してほしい」と言って倒れる
良祐の妻・藍子は女医 高橋一生さんは医師・澤村友吾役
居酒屋で急に辞めた人がいて、その分も「残業お願い」と言われる
母の住む写真館に行く3人 店主は植杉健太郎(小林薫)で3人が来たのを喜ぶ
健太郎:お母さんは池袋のホテルで働いてて、オレはヒモみたいなものでw
(こういうチャランポランな役似合うなあw
シンが結婚の報告や、子どもが生まれたことを話に来たことを知る
Kと母・紗千の仲を取り持ちたいと言っていた
そこにサチが帰ってきた 栞は娘
K:援助の話を取り下げてほしい
サチに内緒で健太郎が書類を書いた
シンが亡くなったのを知らず離婚だと思い込むサチ
K:
大変ねとか、いろいろあるでしょとか要りません
別に母親として当然のことしてるだけで負担とか思ったことありません
でも、子どもを連れて一番聞くのは舌打ち
今は子どもに満足に食べさせられない
なにより、いない間になにかあったらどうしようと怖い
母の愛があれば大丈夫って言われるけど、私はまずお金が欲しい
パパは、父親の仕事は子どもに希望を伝えること
母親の仕事は子どもに愛を伝えることだと思うって言ってたけど
私、母親から愛情なんてもらってなかったから!
母性が欲しいのは女のほうだもん
それを大変とか違うんじゃないかな
シンさんは3年前死にました 転がった梨を拾おうとして線路に落ちたんです
なんで梨なんかって思ってたんだけど、さっきやっと分かって
(母がKのためにあげた梨 Kの好物
サチはお札を広告にくるむと拒むK
♪遠き山に日は落ちて が流れ
N:まどいせんて何?
健太郎:円居いせん 家族団らんのことだよ
サチ:私が捨てたんじゃない あのコが私を捨てたのよ
帰る途中で泣き出すK
「お父さんに会いたい お父さん、お願いだから来てよ」 子どもたちも泣く
2話「母が母であるための間違った選択?」
3人でキャンプに来る 可愛いわんこがいる!
ユキの家の2段ベッドに大喜びするN
Y:いつでも子どもたち預かりますよ 今のままだといつかパンクしますよ
児童相談所のミサワが来る
ミサワ:
母親にはON、OFFのスイッチがありません
虐待やネグレクトはその延長線上にあります
夏の間だけでも預けるのもいいですよ
Nはバレエを習うコを見ていて、栞が落とした梨の絵を返す
一緒に喫茶店で話していると、Kが探しに来て、慌てて逃げる栞
週末にユキに子どもを預けかってもらうK
栞に服を買うというサチに
栞:もっとお金使ってあげたほうがいい人いるでしょ
サチ:私の娘は栞だけ 他の人のことは忘れました
週末も仕事をして、また倒れるK
病院から血液検査の結果が届いて「再検査要」
ユキの家で花火をするが、元気のないN
(ずっと完璧ないいコにしてるのは辛いよ
良祐夫婦はうまくいっていない
アイコ:子どもは私が引き取る 養育費とかも要らないし
良祐:子どもに一人でご飯食べさせて、母親のくせに
Kはスーパーでもフラつき、良祐とぶつかる(ドラマではよくぶつかるんだよね
子どもを預けてワインを飲むのかと責める口調
謝って、追いかけてきてワインを割る
K:母親失格ですね ワイン買って本でも読もうと思ったんです
アイコから「出て行きます 子どもをよろしく」とメールが来る
Nがかぶった帽子にガムがついて、ユキに髪を切ると言われて断れないN
Nはリクと一緒に逃げ出し、電車に乗る
リクがオモチャを落として拾いに降り、Nだけが乗っていく
病院に行くK
医師の周りには白血病の本が多い
医療代の2360円も厳しい
終点駅の公衆電話からから電話をかけるN
何度も留守電になって、そのたびに切り、お金がなくなる
ユキから事情を聞いて
K:ノゾミは大丈夫 あのコしっかりしてるの
Nから電話があり、迎えに行く栞 手が震えてる
栞:電車乗ったの4年ぶりだから
サチは栞の部屋である記事を見つけて驚く
部屋の中には手の絵ばかり
おおつき駅でNを見つけるK
お母さんと花火しようって約束したのを破ったことを謝る
(子どもって何でも自分を過度に責めちゃうんだよね
栞にお礼を言うと、名前を言って「お姉ちゃん」と呼ぶ
3話「母であること。そして娘でいること」
Yに夫の死因を話す
K:
予感とか全然なくて、私はNとプールに行って
なかなか帰ってこなくて、そしたら電話あったの
警察からで「青柳さんですか すぐ来てください」て言われて行ったら
「ご主人が痴漢して逃げようとして、ホームに出て、電車に轢かれて亡くなりました」
彼が高校生の女の子に痴漢したって疑われて、梨が落ちて、誰かが背中を押したとか
女の子もいなくなってて、死んだ理由がウソにしか思えないから、死んだこともウソにしか思えないの
Y:当事者を探さなかった?
K:もしそんな人に会ったら抑えきれないと思うから
栞はシンが店に来た時、親が楽しそうに話してるのを見ていた
医師:骨髄の検査をしましょう 栄養不良かもしれないので
医療費は3割負担でも1万5000円と聞いて、検査を断る
健太郎はKを訪ね、Kから父を18歳の時に亡くしたと聞く
健太郎:
仕事が忙しい時、子どもを預からせて
もうそろそろみんな仲良く暮らしたいんです
このまま10年、20年たつのは悲しい
この子たちのためにも お願いします
Nとリクを写真館に預ける
背中から骨髄取るって・・・見ただけで怖い もっと他に方法はないの
良祐:子どもを預かってくれる所散々探して それでも母親か!
アイコ:
分かったの 子どもの犠牲になるのが母親じゃない
男の犠牲にされる人を母親と呼ぶんだって
Kは子どもを迎えに行く
サチとKの仲が悪くて、間に入る健太郎
ちくわのチャーハンが食べたいというN
N:お母さんのと同じ味がする
サチ:
昔からなにかあるとあなたは私以外の味方になるの
肺炎で入院した時も、見舞いに来なかった
K:病院が怖かった 絵本に子どもの魂を食べる話が描いてあって
サチ:
私のことなんかどうでもいいんだって思った
私が産んで、育てた でもなついたのは、たまに帰るだけの男だった
K:
そんな理由で?
お父さんは不器用だったんだと思う 社会から見たらダメかもしれない
でも、私から見たらずっといいお父さんでした
苦労して1人で育ててくれたから大切なお父さんです
健太郎:
僕がお母さんを奪ったんだ
さっちゃんが・・・幸せそうじゃなかったから
栞:
お母さんに暴力振るってた男の娘でしょ?
毎日、殴ったり蹴ったりして 前歯何本も差し歯だし まだ傷も残ってる
あなたがそんな人間のクズみたいな男を選んだ
あなたの結婚相手だって、痴漢して死んだんだし
4話「ぼく、おとうさんに会いたいよ」
リクが「この犬探してます」のポスターを真剣に見ている
アイコ:
告知は患者さんの未来を奪うようなものですものね
今まで一番緊張したのはどんな時でした?
友吾:妻にした時かな
仕事中にまた倒れるK
保育所ではリクが「言葉遅れではないか」と言われる
「一度、知能テストを受けてみては?」
健太郎:暑いよね Kちゃんち、クーラーないんだよね 子どもがいるのに
(酷いDVされたのに、また男性と住むことが出来るのもこの大らかな性格のお蔭か
栞は以前の友人に偶然会う
「相変わらず気持ち悪いね」
託児所に行くと良祐に会う
リクが返事をしないと良祐の子どもシュンスケにオモチャで叩かれた
すぐに仲直りする子どもたち
良祐:
限界です 早く妻に帰ってもらわないと墜落します
向こうが謝れば、僕はいつでも許すつもりです(相手が謝る前提かい
リクが夜泣いている
「ブンどこに行ったの? 迷子なの 可哀相だよ」
3人で一緒に迷い犬を探す(私もこんな人間になりたい・・・
ブンの飼い主の所に行くともう違う犬がいる!涙
母親:もう大丈夫 ペットショップで買ってきたから
娘:たぶん、保健所で殺処分されたんだよ
N:保健所って何? 殺処分って何?
K:
保健所は町をキレイにしたりする所
殺処分は・・・お母さんにも分からないな
また泣くリク
「お父さん探してくれるかな リク、お父さんに会ったことないけど、聞いてくれるかな」
K:
会ったことなくても、愛されてることがあるの
一緒に遊べなくても、愛すことは出来るの
リク:思うのだけじゃヤダ お父さんと遊びたい
(ブンは違う女の子に会ってるよ!
栞と服を買いに行き、エアコン売り場を見るサチ
栞はカラオケ屋に誘う
栞:
私、あの人嫌い 頼るならウチに来ないで再婚すればいいのよ
死んだ人を思ってるなんて気持ち悪い バカだと思う
サチ:
そうしか生きられない人もいる
それはそんなに悪い生き方じゃないわ
栞:
あの人、痴漢なんだよ 被害者あたしだから
あの人、私の前で電車に轢かれたんだから
お母さんに褒められて育ったけど
私より絵が上手い人はいっぱいいるの
私ずっとダメなの 自己評価ばかり高いからイジメられるの
小学校の時も、中学校の時も
お母さん、私のダメなところ見たくないんだから言えるわけないよね
高校の時、私はサラリーマンの手をつかんで「この人痴漢です」って言う役で、
みんなに褒められて居場所ができたと思った
死のうかと思っていた時、栞のいない所で楽しそうにしてたでしょ?
孫がいるって分かった時、お母さんの声変わって
ここにも居場所がなくなるんだって思って
あの後、(シンを)尾けたの 幸せな人なんだ 腹立つなって
あの人の手つかんだの 震えてるのは自分の手で
今までお金くれた人とは違ってた
次の駅でひきずり降ろされて、酔った人に殴られたりして
あの人たぶん言おうとしてた 大丈夫だよって
あの人の手から梨が落ちて、拾いに行こうとして
そしたら誰かが“逃げるな!”って背中を押して
消えたい 死にたい!
一緒に泣くサチ
サチ:その話、誰にもしちゃダメ あの子はもうウチに近づけないから
Kが病院に入れなくなった原因になったウーギークックの絵本を読んで欲しいとせがむN
病院に住んでる子どもの話
ウーギークックは人間の命がいつ消えるか、どこに行くかも知っている
“私はもうじき灰になる・・・”
(こんなに怖い本を、弱ってる人たちが来る病院に置くのはどうなんだろう・・・
医師から診断を聞いて「大丈夫ですから」
泣いた顔を戻して、笑顔で子どもたちをジャブジャブ池に誘うK
5話「誰にも言えない、母の覚悟」
シンはプール掃除のバイトをして、それを手伝った時の夢を見ているK
シン:
家族ってさよならを言わない人たちなのかなって
家族にさよならって言わないじゃないですか
「白血病は5人に1人が死ぬ病気」という記事を読むK
免疫抑制剤のために月に1度通院が必要
出血すると止まらなくなることがあるので気をつける
Kはステージ3で骨髄移植が必要
K:最近、ずっと体調がいいんです と治療拒否
Yとバーベキューに行く
Y:私、浮気されて離婚したんです クルマと慰謝料もらった
子どもに呼ばれて、泣いてない汗だと誤魔化す
シュンスケくんがお腹痛いと泣いてるのに「仕事あるから」という良祐を見て
Kが家のトイレに連れていく
シュンスケ:ママ、会いたい
歯を磨いてると血がまじっているK
エアコンが送られてきて、大喜びする3人だが
壁の強度が足りないから設置出来ないと言われる
Kは健太郎だろうと思っていたがサチが送ったと知る
Kはクスリを隠してるけど、ウソは絶対バレるよなあ
栞は予備校をやめた
栞:
死にたい 私、人殺したんだよ
お母さんがこんな人間に育てたんだよ
産まなきゃよかったんだよ
Kは診察をキャンセルする
ダルくて寝坊し
「仕事、お休みしよっかなあ Nとリクと一緒にいたいから」
シュンスケの具合が悪いのをアイコに言って責めると泣くアイコ
アイコ:
ズルいね そんなこと言われたら、もういいやって思うやん
あと1年研修残ってるけど 今までしてきたこと全部捨てて母親になればいいのかと思う
でも、それが家族なの? オレのご飯作るの1回許してやったって優しさ
あなたと暮らしてるのは、毎日、ちょっと汚れたコップで水飲んでるみたいだった
シュンスケに会いにKの家に来るアイコ
K:何時でもいいから迎えに来てください
アイコ:どうして診察に来ないんですか? 命に関わることなんですよ
K:
クスリは捨てました 子どもに知られたら困るんです
入院しません あの子たちといるんです
明日、Yがプールに連れて行ってくれると話していて
また倒れてしまい泳ぐフリをして誤魔化すK
N:
お母さん我慢しないでね 悲しい時は相談してね 助け合おうね
夜中に風呂場で泣いてしまうK
医師にすべてを話す
クスリは捨てて、歯を磨くと血が出る、1日に何度かめまいがする
内出血のアザが消えるのに3週間くらいかかる
K:
私、死ねないんです 絶対ダメなんです
子どもが2人います 7歳と4歳です 父親は亡くなりました
まだ小さい命で、私が守らなきゃいけない命なんです
澤村:
今、話してくれたことは、どんなクスリよりも糧になります
その気持ちがあれば病気は治ります 僕が全力で治療にあたります
生きる覚悟をなさってください
(治療拒否したところから、医師は察して
福祉やカウンセリングなどにつなげるシステムがあるべきなのに
でも、これだけ強力な「生きる動機」があるのは、たしかにハンパな医療よりたしかだ
こんなに辛かったのに、これからの治療・闘病も痛かったりって耐えられない
新しい道路とかゲームとか、そんなのどうでもいいから、医療技術を早急に向上させておくれ
栞もココロの病でケアが必要なんだ
6話「生きるための嘘、我が子のために」
健太郎は、手編みのマフラーを見つける
(ドラマで何か見つかる時って、大体なにか崩れるよね
生命保険は、今から入ったら告知違反になると言う澤村
澤村:
僕の妻は白血病で死にました 僕の骨髄は合わなかったんです
母親の骨髄が適応するかどうか調べておいたほうがいい
どんなに憎んでいても適応する時もあれば、
どんなに愛していても適応しない時はしない
子どもには話さないというKに
アイコ:
仕事は出来なくなるし、もし倒れた時、子どもしかいなかったら取り返しがつかない
Kはサチの家に来る
K:
私とこの子たちをここに住むまわせてください
今住んでるアパートの更新料が払えない
家賃、光熱費も入れます 炊事・洗濯なんでもします
部屋を1つ貸してください
栞のために断ろうとするサチに
K:恨んでません 感謝しています
サチ:この子がウソ言ってることぐらい分かります
健太郎:この20年間、ずっと望んできたことでしょ!
栞が来て
「私、お姉ちゃんと一緒に住みたい
だってあの子たち、お父さん死んじゃって可哀相じゃん」
サチは3人を受け入れる
Kにシンが忘れていったマフラーを渡す健太郎
Kは初めて見て、店名を確認する
N:あんまり庭が好きになっちゃうと、また引っ越す時寂しくなるから迷ってるの
クスリを飲もうとして栞が来て、笑い合う
栞:
怖い夢見た時にチョコを食べると落ち着く
夜の川の淵を歩いて、落ちたら死んじゃう夢
Y:
シンが痴漢の疑いをかけられたことちゃんと調べる気ないですか?
ネットで検索したら、記事が残ってるから、いつかNが見たらショックを受けるのではないかと思って
Kはマフラーの店に電話する
台所で倒れるK おかゆを作るサチ 貧血だと誤魔化す
K:Nは楽しい分だけ、それがなくなった時のことも考えてしまう 私が全然出来てないから
サチ:あなたも甘えない子だった
K:
お互い親の話はしなかったけど、もっと話しとけばよかったなって
なんかおかしな疑いかけられたことも、ちゃんと調べたほうが・・・
サチ:
私があのコに梨を持たせたから、あなたの大切な人を殺してしまいました
申し訳ありません
K:
答えとか要りません 謝って片付けるとか止めてください
サチ:
私とあなたは昔、母と娘だったけど ずっとこうなんでしょうね
あなたに許してもらえると思ってない
あなたを置いていったことは一生ずっと持っていくから安心してちょうだい
親子にも相性があるもの
K:知らなかったの 父があなたに・・・それが本当なら私のほうが
サチ:
母親が娘を捨てたことに比べたら細かいこと
あなた、あのコたち捨てられる?
私にはそれが出来たのよ
マフラーの入ってた店から電話がある
「4年前青柳さんが書いた手紙が残ってます あなたに宛てたものです」
シンの実家に初めて行く3人
7話「生きる為に死んだ大切な人、その真実」
ロッジの主人からシンからの手紙をもらう
(日本ていい所いっぱいあるなあ
手紙
“子どもの頃、お金が送られてきて、一人で暮らしていた
時々母親が帰ってきて、キャラメルをくれて、また東京に帰る(シンもネグレクトか
急にお金が届かなくなった 誰かに見つかったら牢屋に入れられると母親が言った
郵便屋さんが助けてくれた”
育て親を見舞いに行き、結婚して、子どもがいることを話すと泣いて喜ぶ
「よかったな死ぬなねえで あの人は今でもキレイだよ」
“コハルちゃんは僕にとって生まれて初めての家族でした
あの人(母)にただ大人になった僕を見てほしかった”
ファストフードのパートをしていて、客扱いされるが
「家で待ってなさい」とカギを渡す(すぐ分かるってスゴイ
花瓶をあげると
母:せめてテレビ買ってよ いくら持ってるの?
(1万ちょいしかなくて)バカにしてんの? と酒を飲み始める
シン:今度送ります
母:貯金ないの?
シン:家族がいます
母:
保険入ってる? 生命保険解約すればそこそこ入るでしょ
一人で子ども育てたら誰だってそうなるのよ
あなたの女房だって、あなたがいなくなれば私みたいになるのよ
私、芸能界に誘われてたの 子どもがいなかったら女優になれたのよ
今ごろ青山に住んで、百貨店で服買って・・・
母は寝たフリをする
シン:
お母ちゃん、僕楽しかったです
いろいろ言われたかもしれないけど
僕も施設とか警察に行って、一人親とか、可哀相とか言われて
お母ちゃんも言われてんのかなって心配しました
僕大丈夫だった お母ちゃんのこと好きだったから
今月は何日に来るか考えるの、封筒の字見るの、僕には希望だった
みんなは不幸って言ったけど、ただの現実だった 僕生きてただけだよ
丁寧に心をこめて生きることを子どもらに伝えます
お母ちゃん、ありがとう
“話しかけながら、コハルちゃんと母親を仲直りできないかなと思ってた
これからコハルちゃんの母親に会って、話します
一緒にご飯を食べてるところが見たいです”
手紙を子どもに読ませる
Kはサチに電話してシンが来た時、晩ご飯何を食べたか覚えてないかと聞く
豆ご飯とか全部覚えてるサチ
シンは店に来て、子どもが産まれ、Kも元気にしてることも話す
「2人目産まれたら、いっしょに来ます
ほんとは自分の子どもたち見てもらいたいと思ってるはずです」
N:お父さん幸せだったと思う
K:
お母さんもそう思う 幸せとか不幸とかないの そう感じる心だけがあるの
それはすっごく強くて、ステキなことだと思う
2人が生まれて、お父さんはもうなんにも要らなかった
今、3人はお父さんのくれた幸せの中にいる
夕飯に豆ご飯を作るサチ
サチ:合わないのよ
健太郎:
合わないんじゃなくて似てるからだよ
相手の中に自分を見つけるからこそ腹が立つ
それが親子ゲンカでしょ
Nに漢字を聞かれて、シンの手紙を読んで泣く栞
栞:
私、お姉ちゃんと仲良くしたい
私も反省して、ちゃんと言わなきゃと思って
あの日、シンさんを痴漢だと言いました
8話「あの子を殺して私も死ねばいいの?」
サチと喫茶店に入る健太郎
健太郎:
栞が生まれた時のことを思い出してた
赤ちゃん抱いてKのことを思い出してたんでしょ
サチ:
2人とも私の娘です
あなた、栞のこと何も分かってないのよ 過ぎたことが・・・
栞からシンの死の真相を聞いたK
栞が夜中、一人で踏み切りにいる
栞:お姉ちゃんを怒らせちゃったの 旦那さんのこと話して謝ったの
K:ご存知だったんですか 私の夫が事故にあった理由
サチ:
あなたたちはきょうだいなのよ やっと暮らし始めた家族なのよ
ほんとは頼ってくれたこと嬉しいの
我慢して欲しいの 恨むなら私を恨んでください
K:
あなたが何ゆってるのか分かりません!
恨むって何ですか? 我慢しろって何ですか?
シンさん死んだんですよ 私とあなたの仲をとりもとうとした帰りに
(サチもホテルで働いてるんだったな
病気のことをYに話して、治療や入院、手術の時、子どもを預かってほしいと頼む(こういう話せる相手大事
栞の同級生から声をかけられるサチ
「私はイジメもしなかったけど、助けもしなかったです ごめんなさい」
イジメの理由を聞くと、栞が自分で言ってたことと逆で
クラスで一番いい子だったから 優しくて、真面目だったから
栞は父に「家を出て友だちの家に行く」という
健太郎:人の関係はじっくり時間をかけないと
栞:お父さんには言えない 私のこといい子だと思ってるの、もうお父さんしかいないの
良祐が行くと、息子はアイコが連れて行った後で、仕事から早く帰っても家に一人きり
お祭り(雑司が谷にこんなに賑やかな子ども神輿あったかな?
N:怖いくらい楽しかった
リク:リクは人生で一番楽しかった
健太郎:
しーちゃん、もう20だよ 独り立ちしたいんだよ
一番の子育ては、親がもう必要ないって子どもが思うことだよ
K:
工場を半年くらい休もうと思っています
ずっと通ってる病院があります 担当の先生に会っていただけないでしょうか?
サチ:
栞、私に言わずに出て行ったの 罪の意識で あの子のせいじゃないのに
いい子なの みんなそう言ってる 私が悪いの
あなたはどうしているの? 栞はいなくなったのに
あの子を殺して、私も死ねばいいの? 許してくれるの?
K:
そのどれでもありません どこにもありません
私はNとリクの母親です あの子たちが大人になるまで生きていたいだけの母親です
私たちここにいるしかないんです お願いします
サチ:娘にまた捨てられちゃった
サチは病院に行き、病状を聞いてすぐ血液をとる
ショックを受けてKの仕事をしている姿を隠れて見る
9話「生きたい!せめてあと10年」
Kはまた仕事中に倒れて、病院に行く
医師:3日安静して欲しいが、2日で勘弁してあげます
サチは入院の準備をして健太郎に見舞いに行かせ、孫を博物館に連れて行く(横浜じゃん/驚
サチ:観覧車乗らないの?
N:1日に2個楽しいことがあったら、どっちか分からなくなるでしょ?
サチ:あなた、お母さんに似てるね
眠る前にNにKの子どもの頃の話を聞かせる
サチ:
心配してちゃんとした子にしなきゃと思ったけど、そんな心配いらなかった
あなたたちのステキなお母さんになりました
アイコ:シュンスケは親がみてる
良祐:子どもって父親、母親が揃っていてこそ・・・
アイコ:あなたって、なんでどこかに書いてあるようなことしか言わないの? お役所の人みたい
良祐:オレ役所の人だよ
サチはドナーのことを健太郎に話す
健太郎:
運命なんだよ そのために再会したんだよ 大丈夫、コハルちゃんは助かる
家族みんなで力を合わせればきっと乗り越えられる
しーちゃんが聴いてたのは、シンくんの大好きな曲だったんだよ!
健太郎は栞のことも聞いてしまい泣く
良祐は保護申請を断ってばかりで疑問をもつ
受給の許可がおりても、区民から「花を買っていた」と通報があって取り下げられた
(母親の80歳の誕生日のお祝いでもダメって、この福祉課、誰も助けてないじゃん
健太郎は栞の子どもの頃のアルバムを見る
サチの検査結果はマッチしなかった
Kの小さい頃のことを思い出す
サチ:ごめんなさいムリでした
K:はい と話をそらす
サチ:丈夫に産んでやれなくてごめんなさい
K:ほんとやめてください
K:ヤマブキ色のエプロン持ってました?
サチ:料理してたら大体近くにいたから
やっと母子らしい会話になる
そこに♪遠き山に日は落ちて が流れる エアあやとりをする2人
サチ:あなたがNにしたみたいに、私もすればよかったのよね
K:
私が覚えてるのは、人は死んだらどうなるの?って毎晩考えてた
もう一人の健康な自分がいたらタッチして子どもを預けたいです
私、子どもたちいなかったら、別にいいやって思ってたと思う
それぐらい許せないの あなたのことも あなたの娘のことも
そんな人たちに頼らなきゃいけない自分も許せないの
助けてよ ねえ、お母さん
私はお星さまには絶対ならない でも絶対なんてないから!
(抱きしめるってイイね どんなクスリにも負けない
健太郎と話す栞
健太郎:
帰ってきなさい
店は売ろうと思う 3人でアパート見つける 3人で働く
世の中で一番悪いことは自分のしたことを分かってない人だ
お父さんもそうだった 何も分かってなかった しーちゃんがどこで何をしていたか
小さな軽はずみな気持ちが大切な命を奪ったんだよ
夜中に泣いてるN 「お母さん病気なの?」
(いつ、どう話すかって難しいね・・・
10話「お母さん、ほんとうのこと言って!」
N:リク、お母さん、この頃なんで長袖ばっか着てるのかな?
K:お母さん、元気だから大丈夫
Nはこないだの母子のやりとりを聞いていたから母が病気だと知ってしまった
もう話す頃じゃないのかなあ
シンの背中を押した男を偶然見かけて後を尾ける栞
Nが病院まで来る
K:いないと言ってください
良祐はシュンスケを追って、一人になった時連れていこうとして祖母に見つかる
アイコ:あなたのしたことは誘拐だよ
良祐:オレ、仕事辞めて主夫になる
アイコ:なら裁判だね
両親に迫られる 「ママとパパどっちがいい?」
シュンスケ:僕、託児所がいい 祖母が連れて行く
Nは一人でKを探して、違う人の手術室に入る
病気のことを話そうとすると、話をそらすN
(ここでもちゃんと抱きしめてあげてる
アイコ:いいんですか帰して
医師:患者を止める自信はあるけど、母親を止める自信はないよ
栞:4年前、北新宿のホームであなた酔ってて、背中押しましたよね
男:覚えてないわ オレのせいじゃないよ タクシーで逃げてしまう
ビルの上にいる栞を追うサチ
サチ:
ラクになることを選んだらダメなの あなたも私も!
コハルが生きようとしてるのに!
お父さん言ってた3人で償おうって それはムリだと思うの
亡くなった人に謝っても聞こえない 命は戻らないものだから
あなたは一生許されないの 栞、あなたの人生は終わったと思いなさい(それは厳しい・・・
子どもの前でちゃんとクスリを飲むK
K:今日来てくれてありがとう 嬉しかったよ いっぱい心配かけたね
N:
怒ってるの 相談してねって言ったのに
友だちはホテルランチするの なんで行かないの? お金がないから?
シングルマザーだから病気になったの?
(学校に行くといろいろ耳に入るね
K:
母が家を出て行った時、「お父さんのほうがいい」ってついていかなかった
でも、キライじゃないよ やっぱりお母さんだから
でも今は分かる 子どもに心配かけたくなかったから
普通のお母さんでいたかったのかなって
病気になって先生に話して、患者になって、病気のコハルになった
でも“病気のお母さん”にだけはなりたくなかった
隠してたこと謝ります ウソついたことごめんなさい
病気の話もする
K:
体の中で血が上手に作れなくなるの クラクラってなったり熱が出る
治すためにはおクスリ飲んだり、輸血したり、骨髄移植って手術を受けるの
先生は治るって言ってるし、お母さんもそれを信じてる
簡単じゃないけど、難しいことじゃない
うちはシングルマザーじゃない うちは3人家族だよ
栞も血液検査に来る
健太郎:一度罪をおかした人が救う側に回るのはダメなのかなあ
11話(最終回)「こどもたちのこどもたちへ」
栞は学校の食堂で働きはじめる
そうめんを食べきれない罰ゲームにモノマネをするK
まさかの“笑いながら怒る人”ww
アイコ:離婚することになりました 頑張ります
医師:頑張らなくていいから、夜勤できない時は言って
(こういうのが当たり前の職場になるとイイね
栞とKが神社で会う(わんこが間にいて良かったねv
K:絵はどうして描かないの
栞:
夢に出てきて 2つあって、1つは「この人痴漢です」って言ったほうで
もう1つは(シンを)お兄ちゃんって言おうとしてた
「君たちは姉と妹だからきっと上手くいくよ」
K:そう言うと思う 家族になれるよって
栞:お願いします 適合したら、その時だけ妹だと思ってください
良祐は離婚届に印鑑を押して、アイコに渡す
良祐:
母性なんて男が逃げるために作った言葉だった
子どもへの愛情は、母性と父性を分けるものじゃなかった
僕たちは手分けするんじゃなくて、手を取り合うべきだった
(やっと1つ勉強になったね
栞から電話がある(ダメだった? 適合? どっち?
シンを思い出すK
K:どうして山に登るんですか?
シン:
読書と同じ 最後のページに何が書いてあるか知りたい
生きている答えが知りたい
答えが分かった 人生に答えなんてないんだって
最後のページを読むのは、子どもたちなんだよ
いつか僕たちがいなくなった後、子どもたちが、僕たちが生きて綴った人生を読む
そのためにできるだけ誠実に 出来るだけ一生懸命に生きる そうやって続いていく
子どもたちは、子どもたちの子どもたちに向けて
5人で楽しく過ごしていると栞が来る
K:
上がって頂いたらどうですか?
私、許せるかどうか分かりません
でも、子どもたちがいつか知るかもしれない
その時、子どもたちに彼女のこと憎んでほしくない
人を大事に思う気持ちが、憎む気持ちに変わるのが辛いです
検査、受けてくれてありがとう 手術の時はよろしくお願いします
私の妹に伝えてください あなたのお蔭で生きられる
あなたも生きてください
サチとKでワインを飲む
Nの絵日記を読むとこれまでのことが全部書いてある
サチ:フシギねこんなに大きくなっちゃって なんにもしてあげてないのに
K:
お母さんが入院してた時、台風9号が来て、家に私一人ですごい雨だったの
川があふれたとか、人が泣く声が聞こえて、
このまま朝来ないのかも 私どうなるんだろうって怖かった
そしたらお母さんがずぶ濡れで部屋入ってきて、電車も動いてないのに
「ただいま、コハル」って体ギューってしてくれたの 大事にされてる感じがした
ずっと見せたかったんだよ 大きくなったの
思い出があったから大きくなったの
子どもって思い出で大きくなれるの
絵日記は続く
Kは入院する前の日、観覧車に乗った
栞も見舞いに来る
Kが元気になって家に帰ってくる
シンさんの願いは、全部叶ったんだね