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搾取のない“エシカル”な起業を決意@ビッグイシュー

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【THE BIG ISSUE JAPAN312号】



【内容抜粋メモ】

<私の分岐点 白木夏子さん>

「貧しさの中、幼い子も朝から晩まではタララク南インド・鉱山の現場に大きなショック
 搾取のない“エシカル”な起業を決意」

【エシカル】
倫理的に正しい、環境や社会に配慮した


子どもの頃から手作りが大好きでした
でも「ファッション業界は華やかに見えるけれど、現実はとても過酷な世界だから勧めない」と両親から強く反対されてしまった

ファッション以外でやりたいのは、世界中を飛び回って仕事をすることで
短大で英語を勉強し、留学を目標にした

写真家・桃井一馬さん(和馬さんのことかな?)の講演会で、
環境汚染などで犠牲になる子どもたちのことを知り、衝撃を受けて、イギリスの大学に留学した

フィールドワークで南インドの「ダリット」(不可植民)の住む村に2ヶ月滞在した
鉱山労働者が多く、幼い子どもたちも朝から晩まで働いていた
健康状態も悪く、学校に通えず、鉱山で働き、鉱山で死ぬしかない

鉱山で採取された鉱物は、カメラ、パソコンなどの電化製品
化粧品の原材料、ジュエリーなどにも使われると知り、とてもショックを受けた
私たちの便利で、豊かで、美しい生活の背後に、こんな過酷な現実があるとは・・・

卒業後、国連機関でのインターンを経て、「投資ファンド」に就職した
NGOでなく、資本主義の仕組みを変えるのも重要だと感じた

インドの労働者に富が届かないのは、中間に複数の企業が搾取しているから
ビジネスの仕組みそのものを変える必要がある

リーマンショックで、会社が倒産し
以前から考えていた「起業」の決意を固め
考えた末に行き着いたのが、子どもの頃から大好きだった「ものづくり」

2009年 材料の調達、デザイン、販売まで行うジュエリーブランド「HASUNA」を立ち上げた

2年前からは、ジュエリー以外にも拡大
エシカルジュエリーを求める人は、衣食住にも高いポリシーをもっていて
「オーガニックフード」や、海外の「ビオホテル」(環境や健康に配慮した施設)を周るツアーの提供などを準備している

エシカルな価値観を広げ、この世界を少しでも良くしていきたいと思っている


***


「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」

“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”

[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない


[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする


[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している


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