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アフリカゾウの涙 ほか@ビッグイシュー

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【THE BIG ISSUE VOL.318】


【内容抜粋メモ】

アフリカゾウの涙

“密猟により、15分に1頭殺されているアフリカゾウ。
 このままでは10年で地球から野生のアフリカゾウがいなくなるとも言われています。

 私たち特定非営利活動法人 アフリカゾウの涙は
 アフリカゾウを絶対に絶滅させたくない!と心に決めた
 2人のアフリカ育ちの日本人女性によって始められました。 ”

『牙なしゾウのレマ』



【世界短信】

●南スーダン「もううんざりだ」
アフリカでもっとも新しい国、南スーダン
2013年に始まった部族間の内戦で、180万人以上が難民になった
ネット上では、激しいヘイトスピーチ動画などであふれている

国内に留まる若手アーティストは、平和を求めて「アナ・タバーン」というグループを立ち上げた
意味は「もううんざりだ」

アヤク(主要メンバーの1人 31):
私は特定の部族出身でなくても暮らせる国が欲しい

「アナ・タバーン」は、屋外広場で定期的に演劇、ラップのライヴを開くほか
ジュバの壁面に平和を訴える絵やメッセージを描いている

ジェイコブ(舞台役者 30):
どの勢力にも依らない中立的な立場で、この国と人々を1つに結びつけたい



●ノルウェー 雑誌『=Oslo』による新しいカフェがオープン



ノルウェーの首都オスロに「=kaffe」が誕生
ストリート誌『=Oslo』が運営し、元ストリート誌販売者らが雇われている

ノルウェー人は、1日平均3.6杯のコーヒーを飲む
オスロは、コーヒー好きが集まる街
市内には120以上のコーヒーショップがあり、競争相手は多い

「私たちはクオリティの高い店を目指します」

マウド(元販売者 52):
定時に始まる仕事に就くのは28年ぶり
20年以上もドラッグ依存症でしたが、今は20ヶ月間ドラッグを絶ち続けています



【ビッグイシュー基金通信】

●基金は9月11日で創立10周年 「つながって生きられる社会を市民がつくる」
この10年間で、「路上脱出ガイド」「ソケリッサ」「野武士ジャパン」が生まれ
若者ホームレス、ギャンブル依存症などの問題について社会に提案できた

「ワンデイ・ビッグイシューカフェ」
9月17日、東京で、枝元なほみさん(基金理事・料理研究家)とカフェを開く
生きづらさを抱えた女性をサポートするNPO法人「BOND」
「食×職」の可能性を探る

会場は、築150年の古民家「けやきの森の季楽堂」@練馬区



【編集後記】

当初は「100%失敗する」と言われましたが
『ビッグイシュー日本版』はおかげさまで14周年を迎え、累計774万冊の雑誌を販売、
ホームレスの方に11億5,253万円の収入をもたらすことができました(2017.6末現在
これからも楽しんで仕事し、市民メディア雑誌をお届けしたい


***


「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」

“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”

[ホームレスの仕事をつくり自立を応援する]
「ビッグイシュー」は、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として
1991年、ロンドンで始まった 創設者はジョン・バード氏
住まいを得ることは、単にホームレス状態から抜け出す第一歩に過ぎない


[仕組み]
1.販売者は、この雑誌10冊を無料で受け取る
2.売り上げ3500円を元手に、以後は170円で仕入れ、350円で販売 180円を収入にする


[条件]
顔写真つきの販売者番号の入った身分証明書を身につけて売る
このほか「8つの行動規範」に基づいて販売している


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