【ピコ・アイヤー「“ホーム”はどこにある?」】1.6 ON AIR
ピコさんは年に十数カ国を訪れるライター。
今は奥さんがいる奈良のアパートを拠点としている。
【スピーチ内容抜粋】
ホームとは、土地(ソイル)というよりも精神(ソウル)の話。
私はインド系だが、インドに行ったこともないし、言葉も全然分からない。
祖父母の時代は、どこに属するかとか、何を敵視するかまでもが、生まれた時から決まっていました。
でも、今の若者はずっと国際的です。
もはや“どこから来たか”よりも“どこへ行くか”が重要になってきています。
現在、自国を離れて暮らす人は、世界で2億2000万人います。そして、この人数はすごい勢いで増加している。
ホームは出生地ではありません。ホームは“自分が自分になれる場所”。
“わずかしか持たない者ではなく、多くを望む者が貧しいのである”
立ち止まらないと、次に行きたいところは見えてこない。
旅の意味というのは、ホームがあって生まれるもの。
私は苦手な“何もしない状態”になって、何もしないことが何よりも大事だったんだ、と気づいた。
私は56歳ですが、一度も家を持ったことがありません。
50歳まで投票もしていません。
作家なので、多くのモノはいらず、どこでもホームになるのです。
多くの服や車、家を持ちたい人もいますが、私は時間が多くある小さな空間が好きです(同感v
時間こそ、最大の贅沢です。
「真の発見の旅とは、新たな景色を見ることではなく、新たな目を持つことだ」(プルースト)
ピコさんは年に十数カ国を訪れるライター。
今は奥さんがいる奈良のアパートを拠点としている。
【スピーチ内容抜粋】
ホームとは、土地(ソイル)というよりも精神(ソウル)の話。
私はインド系だが、インドに行ったこともないし、言葉も全然分からない。
祖父母の時代は、どこに属するかとか、何を敵視するかまでもが、生まれた時から決まっていました。
でも、今の若者はずっと国際的です。
もはや“どこから来たか”よりも“どこへ行くか”が重要になってきています。
現在、自国を離れて暮らす人は、世界で2億2000万人います。そして、この人数はすごい勢いで増加している。
ホームは出生地ではありません。ホームは“自分が自分になれる場所”。
“わずかしか持たない者ではなく、多くを望む者が貧しいのである”
立ち止まらないと、次に行きたいところは見えてこない。
旅の意味というのは、ホームがあって生まれるもの。
私は苦手な“何もしない状態”になって、何もしないことが何よりも大事だったんだ、と気づいた。
私は56歳ですが、一度も家を持ったことがありません。
50歳まで投票もしていません。
作家なので、多くのモノはいらず、どこでもホームになるのです。
多くの服や車、家を持ちたい人もいますが、私は時間が多くある小さな空間が好きです(同感v
時間こそ、最大の贅沢です。
「真の発見の旅とは、新たな景色を見ることではなく、新たな目を持つことだ」(プルースト)