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Channel: メランコリア
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「動物に見られる道徳的な行動」@スーパープレゼンテーション

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【フランス・ドゥ・ヴァール「動物に見られる道徳的な行動」】1.13 ON AIR

【スピーチ内容抜粋】

ヒトは、動物が本質的に競争心が強いと考えてきた。
けれども、ケンカ後に仲直りの手を差し出すサルを見て、考えに疑いを持った。



・2本のモラルの柱

1.互恵(正義・公平)2.共感(思いやり)

・チンパンジーの実験

一緒にヒモを引っ張らないとエサがこない仕掛けを作り、片方はすでに満腹の状態にする。
すると、空腹なサルは、満腹のサルを一生懸命叩いて協力させ、満腹のサルもしぶしぶ協力していた様子が可笑しい

霊長類には「恩返し」という発想があり、こうして協力することが分かった。
などには、この「共感能力」を持つゆえにペットとして好まれる。

「認知的共感」ができる動物は、象や類人猿ななどわずかしかいない。
あくびが移りやすいヒトは「共感能力」が高い。
アニメのゴリラがあくびをしたのを見て、あくびをするゴリラの動画が流れた。


チンパンジーの「利他的行為」では、他者の幸せを考えるということも分かった。

「公平さ」の実験では、1匹のサルにはブドウ、1匹のサルにはキュウリをあげたら、
同じ芸をしたのにキュウリしかもらえないほうが怒って、研究者に投げつけてた!



●伊藤さんのコメント
ヒトが食べる(使う)動物にも、ヒトと同じようにキモチがあるということが分かり、もう一度考えさせられる。
(そりゃ、動植物にも魂はあるよ!


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