■ドラマ『人間昆虫記』(2011)
原作:手塚治虫 監督:白石和彌、高橋泉
出演:美波、井浦新、久世星佳、鶴見辰吾、手塚とおる、滝藤賢一、北村有起哉、松永京子、広澤草、金守珍、中村敦夫 ほか
記録によれば2001年に原作を読んだらしいがまったく覚えていない
ネットでチェックしたら、やたらとトシコの裸体ばかりがヒットして、、、裸族?
マンガが元ネタで、1話40分程度の7話でまとめてあるから、若干話の展開にムリが感じられるけど、
クセのある出演者ばかりで、昭和な香りが漂ってて、雰囲気があった。
タイトルにも、キャラクターの名前にも虫がいっぱい出てくるw
●第1話「毛蚕の章」
無名の新人トシコが舞台『アンナ・カレーニナ』のヒロインに大抜擢。
大女優ケイコに憧れて入り、「私から盗みなさい」と言われるがままに演技を完コピ、
演出家ハチスガを虜にして、勝ち取った女優の座をあっさり捨てて、
こんどは演出家になると言い出す。
●第2話「春蝉の章」
演出家でも成功し、次はデザイナーの水野のアシスタントになる。
水野の後輩で、元ワンダーフォーゲル部(!)同士だったライターかげりは、
トシコをモデルに「人間昆虫記」を書き始める。
トシコは、水野の作品をNYのコンテストに勝手に出品して金賞を受賞。
「裏切られた。出ていけ!」と言う水野に「あなたは敗北者だわ」と吐き捨てる。
かげりの小説も盗作して文学賞を受賞。かげりはショックで自殺する。
なんでみんな訴えないんだろ???
ハチスガは廃人同様になり、ケイコはバーのママになる。
●第3話「椿象の章」
失意の水野にカナブン(!)が紹介したのは、トシコに瓜二つのシジミ(しじみって!爆
トシコは、5年前に亡くなった母のリアルな人形を実家に置いて、時々帰って甘えている。
(どこでこんなリアルな人形作ったの?
記者・青草がその写真を撮って、脅すつもりが、トシコに惚れて、テロリスト蟻川に殺される。
(北村さんがマンガのスナイパーみたいな衣装でしきりにカッコつけまくってるのが面白いw
●第4話「浮塵子の章」
蟻川は、テロ仲間と首相暗殺計画を実行するが、トシコがそのデータを盗んで、週刊誌に掲載したため、
仲間は警察に撃たれ、逃げた蟻川は韓国マフィア?に命を狙われる。
水野は塗装の仕事をして、シジミとささやかな家庭を持つ。
「ねえ母ちゃん、どうして人間は人間と付き合わなくちゃいけないんだい?
人間!人間!人間! 息が詰まりそう!」
●第5話「天牛の章・前編」
トシコは韓国マフィアに連れ去られ、バイオエネルギー会社専務・釜石に救われる。
彼は幼少の頃からキレイな人形が大好きで、自分の運試しにも利用している。
「どうだ、私の人形になってみないか?」
「生きてくってゆうのは、奪うか奪われるかでしょ?」
釜石は、副社長の森とともに、社長をおろすクーデターを起こすべく、裏工作をしている。
秘書ジュンは、釜石を出し抜こうとしていたことをトシコから聞いて、暗殺される。
トシコは望まぬ妊娠をする。
「ルールはカンタンよ。本気で愛したほうが負け」
鶴見さんがこのドラマを引き締めてる。英語も流暢だし、キスシーンは貴重/驚
●第6話「天牛の章・後編」
シジミは末期がんと宣告される。カナブンの世話になっていた頃に、4度も堕胎させられ、
接待と称して売春を強要され、ムリがたたってのことだった。
トシコは釜石に子どもは堕ろさなかったとウソをつく。
「この(お腹の)中に俺の遺伝子が詰まった完璧な人形がいるんだな」怖
「食われるくらいなら、どいつもこいつも食い殺してやる!」
釜石は、バイオに細菌を混入させ、株は暴落、株主代表イナゴ(!)によって古市社長は退任、釜石が社長となる。
「契約結婚は終わりにしよう。負けるのも悪くない」
トシコは、甲にすべての情報を流して、2億円と銃をもらう。
「オレは本気でお前を愛しているよ。いい子を産んでくれ。こんな穏やかな気分はいつ以来だろう」
「オレの欲望には果てがあった。彼女の欲望はどこまで膨れあがるのか?」
●第7話「螽蟖の章」
やっと警察も本気出して捜査し、トシコの線が浮かぶ。
「みんな、なにかが狂ってる」
「虫は擬態することで身を守る」
「蟻は巣をいじくられると、それを捨ててしまうの」
「君を求めることにいささか疲れたよ」
「ホント、どいつもこいつも敗北者だわ」
「トムラトシコが、この現代を生き抜く姿は、生命を持つものの自然現象にすぎないのではないだろうか?」
とても悲しい話だ。
原作:手塚治虫 監督:白石和彌、高橋泉
出演:美波、井浦新、久世星佳、鶴見辰吾、手塚とおる、滝藤賢一、北村有起哉、松永京子、広澤草、金守珍、中村敦夫 ほか
記録によれば2001年に原作を読んだらしいがまったく覚えていない
ネットでチェックしたら、やたらとトシコの裸体ばかりがヒットして、、、裸族?
マンガが元ネタで、1話40分程度の7話でまとめてあるから、若干話の展開にムリが感じられるけど、
クセのある出演者ばかりで、昭和な香りが漂ってて、雰囲気があった。
タイトルにも、キャラクターの名前にも虫がいっぱい出てくるw
●第1話「毛蚕の章」
無名の新人トシコが舞台『アンナ・カレーニナ』のヒロインに大抜擢。
大女優ケイコに憧れて入り、「私から盗みなさい」と言われるがままに演技を完コピ、
演出家ハチスガを虜にして、勝ち取った女優の座をあっさり捨てて、
こんどは演出家になると言い出す。
●第2話「春蝉の章」
演出家でも成功し、次はデザイナーの水野のアシスタントになる。
水野の後輩で、元ワンダーフォーゲル部(!)同士だったライターかげりは、
トシコをモデルに「人間昆虫記」を書き始める。
トシコは、水野の作品をNYのコンテストに勝手に出品して金賞を受賞。
「裏切られた。出ていけ!」と言う水野に「あなたは敗北者だわ」と吐き捨てる。
かげりの小説も盗作して文学賞を受賞。かげりはショックで自殺する。
なんでみんな訴えないんだろ???
ハチスガは廃人同様になり、ケイコはバーのママになる。
●第3話「椿象の章」
失意の水野にカナブン(!)が紹介したのは、トシコに瓜二つのシジミ(しじみって!爆
トシコは、5年前に亡くなった母のリアルな人形を実家に置いて、時々帰って甘えている。
(どこでこんなリアルな人形作ったの?
記者・青草がその写真を撮って、脅すつもりが、トシコに惚れて、テロリスト蟻川に殺される。
(北村さんがマンガのスナイパーみたいな衣装でしきりにカッコつけまくってるのが面白いw
●第4話「浮塵子の章」
蟻川は、テロ仲間と首相暗殺計画を実行するが、トシコがそのデータを盗んで、週刊誌に掲載したため、
仲間は警察に撃たれ、逃げた蟻川は韓国マフィア?に命を狙われる。
水野は塗装の仕事をして、シジミとささやかな家庭を持つ。
「ねえ母ちゃん、どうして人間は人間と付き合わなくちゃいけないんだい?
人間!人間!人間! 息が詰まりそう!」
●第5話「天牛の章・前編」
トシコは韓国マフィアに連れ去られ、バイオエネルギー会社専務・釜石に救われる。
彼は幼少の頃からキレイな人形が大好きで、自分の運試しにも利用している。
「どうだ、私の人形になってみないか?」
「生きてくってゆうのは、奪うか奪われるかでしょ?」
釜石は、副社長の森とともに、社長をおろすクーデターを起こすべく、裏工作をしている。
秘書ジュンは、釜石を出し抜こうとしていたことをトシコから聞いて、暗殺される。
トシコは望まぬ妊娠をする。
「ルールはカンタンよ。本気で愛したほうが負け」
鶴見さんがこのドラマを引き締めてる。英語も流暢だし、キスシーンは貴重/驚
●第6話「天牛の章・後編」
シジミは末期がんと宣告される。カナブンの世話になっていた頃に、4度も堕胎させられ、
接待と称して売春を強要され、ムリがたたってのことだった。
トシコは釜石に子どもは堕ろさなかったとウソをつく。
「この(お腹の)中に俺の遺伝子が詰まった完璧な人形がいるんだな」怖
「食われるくらいなら、どいつもこいつも食い殺してやる!」
釜石は、バイオに細菌を混入させ、株は暴落、株主代表イナゴ(!)によって古市社長は退任、釜石が社長となる。
「契約結婚は終わりにしよう。負けるのも悪くない」
トシコは、甲にすべての情報を流して、2億円と銃をもらう。
「オレは本気でお前を愛しているよ。いい子を産んでくれ。こんな穏やかな気分はいつ以来だろう」
「オレの欲望には果てがあった。彼女の欲望はどこまで膨れあがるのか?」
●第7話「螽蟖の章」
やっと警察も本気出して捜査し、トシコの線が浮かぶ。
「みんな、なにかが狂ってる」
「虫は擬態することで身を守る」
「蟻は巣をいじくられると、それを捨ててしまうの」
「君を求めることにいささか疲れたよ」
「ホント、どいつもこいつも敗北者だわ」
「トムラトシコが、この現代を生き抜く姿は、生命を持つものの自然現象にすぎないのではないだろうか?」
とても悲しい話だ。