■『北のカナリアたち』(2012)
原案:湊かなえ原作の短編集『往復書簡』所収の「二十年後の宿題」
監督:阪本順治
出演:吉永小百合、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮?あおい、小池栄子、松田龍平、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗 ほか
湊かなえさん関連の作品が全部観たくて気になっていた1本。ずっと吹雪いてる寒そうな北海道が舞台
殺人容疑のかかるノブに、元教師ハルの住所を教えたのは誰なのか?という1本の筋がストーリーを引っ張っていく。
1人1人の告白形式になっていて、次第に全容が見える仕組みが、かなえさんのスタイルなんだね。
タイトル通り、分校の生徒たちが合唱する曲、♪この広い野原いっぱい ほか、ココロがほっこりする歌がたくさん出てくる
きっとサントラもステキに違いない。
▼Soundtrack
▼story
図書館勤務を20年続けて定年を迎えた川島はるのもとに2人の警官が現れ、鈴木信人を知っているかと訊ねられる。
ハルは、以前、北海道の離島の分校で6人の生徒の担任として教師をしていたことがあり、その時の教え子だとすぐ分かる。
ノブトは、会社社長を殺した重要参考人として手配されているから、連絡があればすぐに知らせてほしいと言われる。
気になったハルは、20年ぶりに離島に戻る。最初に再会したのは、マナミ。
歌が上手い生徒たちに、たくさん歌を教えて、大会に出ることとなり、ソロパートに選ばれたユカをマナミは妬んでいた。
マナミ「発端は、ユカとナオのケンカだった。あの日からユカの声が出なくなった」
緊張をほぐそうと、翌日は海辺でバーベキューをしていたが、ユカが海に転落し、
ユカは助かったが、助けに入ったハルの夫ユキオは溺死してしまった。
その時、ハルは現場にいなくて、他の男と会っていたという噂がたち、
小さな村にいられなくなって、島を離れたのだった。
その後も、1人1人生徒と再会していくと、それぞれが当時の重い記憶を背負ったまま生きていることが分かる。
ユカ「先生が他の男と会っていたと噂を流したのは私なんです」
ナナエ「人を本当に好きになってしまったら、どうしようもないこともあると、今なら分かる」
イサム「先生は、本当は生徒の歌を、旦那さんと、あの人に聴かせたかったんでしょう?」
「オレ、生きてていいんだよね? 生きなきゃいけないんだよね?」
「辛くてもね」
原案:湊かなえ原作の短編集『往復書簡』所収の「二十年後の宿題」
監督:阪本順治
出演:吉永小百合、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮?あおい、小池栄子、松田龍平、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗 ほか
湊かなえさん関連の作品が全部観たくて気になっていた1本。ずっと吹雪いてる寒そうな北海道が舞台
殺人容疑のかかるノブに、元教師ハルの住所を教えたのは誰なのか?という1本の筋がストーリーを引っ張っていく。
1人1人の告白形式になっていて、次第に全容が見える仕組みが、かなえさんのスタイルなんだね。
タイトル通り、分校の生徒たちが合唱する曲、♪この広い野原いっぱい ほか、ココロがほっこりする歌がたくさん出てくる
きっとサントラもステキに違いない。
▼Soundtrack
▼story
図書館勤務を20年続けて定年を迎えた川島はるのもとに2人の警官が現れ、鈴木信人を知っているかと訊ねられる。
ハルは、以前、北海道の離島の分校で6人の生徒の担任として教師をしていたことがあり、その時の教え子だとすぐ分かる。
ノブトは、会社社長を殺した重要参考人として手配されているから、連絡があればすぐに知らせてほしいと言われる。
気になったハルは、20年ぶりに離島に戻る。最初に再会したのは、マナミ。
歌が上手い生徒たちに、たくさん歌を教えて、大会に出ることとなり、ソロパートに選ばれたユカをマナミは妬んでいた。
マナミ「発端は、ユカとナオのケンカだった。あの日からユカの声が出なくなった」
緊張をほぐそうと、翌日は海辺でバーベキューをしていたが、ユカが海に転落し、
ユカは助かったが、助けに入ったハルの夫ユキオは溺死してしまった。
その時、ハルは現場にいなくて、他の男と会っていたという噂がたち、
小さな村にいられなくなって、島を離れたのだった。
その後も、1人1人生徒と再会していくと、それぞれが当時の重い記憶を背負ったまま生きていることが分かる。
ユカ「先生が他の男と会っていたと噂を流したのは私なんです」
ナナエ「人を本当に好きになってしまったら、どうしようもないこともあると、今なら分かる」
イサム「先生は、本当は生徒の歌を、旦那さんと、あの人に聴かせたかったんでしょう?」
「オレ、生きてていいんだよね? 生きなきゃいけないんだよね?」
「辛くてもね」