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大胆不敵!先端科学の革命児たち@サイエンスZERO

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ZEROマガジン 第2号 大胆不敵!先端科学の革命児たち@サイエンスZERO

●細胞人形

東京大学生産技術研究所では、マウスの皮膚からとった繊維芽細胞を材料にしてちっちゃな細胞人形をつくった
(ピクトさんみたいでちょっとカワイイ・・・

 

「コラーゲン」
細胞同士をくっつける役割を利用して、細胞がバラバラになるのを防ぐ。

 


●細胞ひも
 
これを手編みして「細胞人形」さんのためのTシャツをつくった(ちょっとだけムリヤリ感がなくもないw

例1:
「すい島細胞」(インスリンを出す細胞)をひも状にして、糖尿病のマウスの臓器につけたら、インスリンを出して、血糖値がグンと低下した/驚

 

例2:

生きた細胞で作った人工筋肉がピクピク動く様子

心筋細胞で作った細胞ひも+神経細胞で作った細胞ひも
 


●細胞ビーズ
 

これを集めれば、指も人工的に作れちゃう/驚
でも、血管や神経が通ってないから、48時間くらいで細胞は死んじゃう



「点、線、面があれば、すべての形ができる」



このアイデアを思いついた竹内先生の専門は、医学や生物学ではなく、機械工学。


「同じ方法で、比較的大きなものや、血管も作って、長期間細胞が生き続けることも可能じゃないか」
「たとえば、細胞だけで筋肉や神経を入れて、思うようにコントロールできるようなロボットみたいなものを作りたい」驚×5000


●動物実験をしなくて済む、手術もいらない未来がくる?!
「ほとんど全ての食べ物は細胞でできている。
 たとえば、ブタから筋肉の細胞をとって培養すれば、
 ブタを殺さなくても、美味しい肉が食べられる時代が来るかもしれない」

なんだか、とってもステキ


*******************************ダーウィンの進化論を覆す、単純な数式

 

京都賞を受賞した根井正利博士は、これまで進化の実証実験を行うような数学的な理論をたくさん作って、
論文での引用回数は、あのダーウィンの8万回を優に越える18万回!!


根井さんが開発した数式(Dはdistance「遺伝距離」のこと

「30数億年の歴史を常に我々みんながDNAの中に持っている。
 根井さんが開発した数式は、これ以上改良することができないくらい、きちっとまとめられた結果を出されている」


●どこで、ヒトとサルが分かれたか?「共通祖先」

 

「集団」同じ集団の中でも少しずつ遺伝子は違う。
共通祖先が持っていた遺伝子の多様性はどうやったら分かるか?
→この数式で分かるのは、現在の集団Xと集団Yの遺伝子の多様性のみ。

「ある集団が持っている遺伝子の多様性は、今も昔もそんなに変わらないんじゃないか?」とざっくり考えたのが画期的。
つまり集団XとYが分かれる前の情報は無視する。


●人類の祖先はアフリカといったのも根井さん



40年前、この数式を使って人類の歴史を解析した。
この数式は、あらゆる生物の進化に応用できる。


●突然変異主動進化説
 
ダーウィンの「自然選択」とは逆に、「“突然変異”が進化の原動力である、という本を書いたんです」


●現実はシンプル

根井「ボクのやり方はシンプルな方法を使っている。ある程度のエラーというのは、いつでもあり得る。
   だから厳密にやろうという数学的な方法は間違いであると。
   何でも、ヒトは複雑に考えすぎますよね」



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