【アルネスト・シローリ「人を助けたい? なら 黙って話を聞け!」】2.17 ON AIR
シローリさんがNGOの一員として、技術協力活動をしていた頃の話からスタート。
「人助けをしたい!」と燃えていた気持ちとは裏腹に、取り組みはすべて失敗に終わったという。
●トマトを育てたら・・・?
笑ったのは、ザンビア人に農業を教えるというエピソード。
肥沃な土地があるのにもったいない! よーし、トマトを植えて彼らを飢えから救えるぞっ
育ったトマトは、イタリアのものより大きく育ったものの、夜、カバが200頭ほどやってきて、全部食べてしまった
「なぜだ!」「だから農業はしないのさ」「どーして教えてくれなかった!」「だって聞かなかったから」w
●西洋諸国がアフリカに援助した資金は、ここ50年で計2兆ドル
西洋人は、帝国主義的で、植民地主義的です。
ヒトとの接し方は2種類。“偉そう”か“父親的”。
“父親的”なら、異文化のヒトを自分の子どもみたいに可愛がる。
“偉そう”なら、召使いみたいに扱う。
白人は、アフリカで“ボス”と呼ばれている。
●経済開発を行うポイントは、助けを求めてない人は放っておくべき
援助活動でもっとも重要なのは、相手を尊重すること。
こちらからは一切働きかけず、ひたすら相手に尽くすのです。
人々が成長する手助けをするということ。
●「地域集会」には起業家はやって来ない
事前に何か計画したりせず、会って、相手の話を聞く。1対1の対話が必要。
なにより大切なのは、成長したいという現地民の情熱。
オフィスではなく、カフェや飲み屋が最適。
「好きなことが仕事として成立するよう手助けをする」(ステキ!
●これまで企業支援したのは、世界300の地域で4万件
地元の缶詰工場に1kg60セントで売るのではなく、寿司用として日本に1kg15ドルで売る(ここで日本が出るか
すると、今度は農家から依頼が来た、という具合。
彼らのほうから相談に来てくれるよう努力すること。
重要なのは、秘密、プライバシーを守ると約束すること。
そして、ひたすら彼らに尽くさなければいけません。
「起業家精神にあふれた社会・経済には、計画というのは馴染まない、むしろ命取りになるものだ」
●持続可能なグリーン革命のための技術はまだない
人口40万人のこの街には、知性と情熱を持った人が相当いるはず。
農業革命は末期にあり、これまで開発された技術は持続可能ではない。
内燃機関を使い続けるのもムリ、フロンもダメ。
では、どうやって70億人の暮らし、食糧、医療、教育、交通、通信等の面で支えていくのか?
誰が開発するのか? 政府?! あり得ない
答えは起業家。そして、今まさに取り組んでいる。
●1860年に開かれた、100年後のNYの未来についての討論会
集まった専門家たちは、“100年後、NYは無い”と予測した。
理由は、このペースで人口増加が進むと、交通手段としての馬が600万頭必要で、
その馬糞を処理するのは不可能だと
で、実際どうなった? 40年後の1900年、アメリカに自動車メーカーが1001社できた
●現地の起業家に理解させること
どんな規模の会社にも次の3つが必要。
1.良い商品
2.良いマーケティング
3.キチンとしたお金の管理
●起業には仲間が必要
でも、製造・販売・お金の管理をすべて1人でできる人なんて、世界中探してもいません
Google、Yahoo!など世界の100の大企業を調べて、成功した企業に共通する点は1つ。
始めた時に1人じゃなかった。会社を1人で起こす人などいないのです。
そこにあなたの仲間がいます。
「作れる?」「売れる?」「お金の管理は?」「できなければ誰か紹介するよ」
我々は、資源・人材探しの手伝いもします。
そして分かった。地元の人の力で地域おこしができるってこと。
地元の情熱、パワー、想像力を活用すればいいんです。
著書「Small is Beautiful」〜A study of Economics as if People Matteredにはこう書いてある。
●新しい職業を作り出さなければならない
シローリさんは地元の青年1人にノウハウを丁寧に教えた。
彼は、他の人に教え、雑貨屋、薬局など134の新しいビジネスが生まれ、1347人の雇用が生まれた!
伊藤さんのコメント
シローリさんは、優秀なデザイナー。
デザインとは芸術だけじゃなくて、環境のニーズを理解して、そのニーズによって何かをつくることもデザインです。
・「user-centric dsign」ユーザー中心のデザイン
・「participatory design」ユーザーがデザインに参加する参加型デザイン
・「co-design」ユーザー自身がデザイナーになる共同デザイン
シローリさんがNGOの一員として、技術協力活動をしていた頃の話からスタート。
「人助けをしたい!」と燃えていた気持ちとは裏腹に、取り組みはすべて失敗に終わったという。
●トマトを育てたら・・・?
笑ったのは、ザンビア人に農業を教えるというエピソード。
肥沃な土地があるのにもったいない! よーし、トマトを植えて彼らを飢えから救えるぞっ
育ったトマトは、イタリアのものより大きく育ったものの、夜、カバが200頭ほどやってきて、全部食べてしまった
「なぜだ!」「だから農業はしないのさ」「どーして教えてくれなかった!」「だって聞かなかったから」w
●西洋諸国がアフリカに援助した資金は、ここ50年で計2兆ドル
西洋人は、帝国主義的で、植民地主義的です。
ヒトとの接し方は2種類。“偉そう”か“父親的”。
“父親的”なら、異文化のヒトを自分の子どもみたいに可愛がる。
“偉そう”なら、召使いみたいに扱う。
白人は、アフリカで“ボス”と呼ばれている。
●経済開発を行うポイントは、助けを求めてない人は放っておくべき
援助活動でもっとも重要なのは、相手を尊重すること。
こちらからは一切働きかけず、ひたすら相手に尽くすのです。
人々が成長する手助けをするということ。
●「地域集会」には起業家はやって来ない
事前に何か計画したりせず、会って、相手の話を聞く。1対1の対話が必要。
なにより大切なのは、成長したいという現地民の情熱。
オフィスではなく、カフェや飲み屋が最適。
「好きなことが仕事として成立するよう手助けをする」(ステキ!
●これまで企業支援したのは、世界300の地域で4万件
地元の缶詰工場に1kg60セントで売るのではなく、寿司用として日本に1kg15ドルで売る(ここで日本が出るか
すると、今度は農家から依頼が来た、という具合。
彼らのほうから相談に来てくれるよう努力すること。
重要なのは、秘密、プライバシーを守ると約束すること。
そして、ひたすら彼らに尽くさなければいけません。
「起業家精神にあふれた社会・経済には、計画というのは馴染まない、むしろ命取りになるものだ」
●持続可能なグリーン革命のための技術はまだない
人口40万人のこの街には、知性と情熱を持った人が相当いるはず。
農業革命は末期にあり、これまで開発された技術は持続可能ではない。
内燃機関を使い続けるのもムリ、フロンもダメ。
では、どうやって70億人の暮らし、食糧、医療、教育、交通、通信等の面で支えていくのか?
誰が開発するのか? 政府?! あり得ない
答えは起業家。そして、今まさに取り組んでいる。
●1860年に開かれた、100年後のNYの未来についての討論会
集まった専門家たちは、“100年後、NYは無い”と予測した。
理由は、このペースで人口増加が進むと、交通手段としての馬が600万頭必要で、
その馬糞を処理するのは不可能だと
で、実際どうなった? 40年後の1900年、アメリカに自動車メーカーが1001社できた
●現地の起業家に理解させること
どんな規模の会社にも次の3つが必要。
1.良い商品
2.良いマーケティング
3.キチンとしたお金の管理
●起業には仲間が必要
でも、製造・販売・お金の管理をすべて1人でできる人なんて、世界中探してもいません
Google、Yahoo!など世界の100の大企業を調べて、成功した企業に共通する点は1つ。
始めた時に1人じゃなかった。会社を1人で起こす人などいないのです。
そこにあなたの仲間がいます。
「作れる?」「売れる?」「お金の管理は?」「できなければ誰か紹介するよ」
我々は、資源・人材探しの手伝いもします。
そして分かった。地元の人の力で地域おこしができるってこと。
地元の情熱、パワー、想像力を活用すればいいんです。
著書「Small is Beautiful」〜A study of Economics as if People Matteredにはこう書いてある。
●新しい職業を作り出さなければならない
シローリさんは地元の青年1人にノウハウを丁寧に教えた。
彼は、他の人に教え、雑貨屋、薬局など134の新しいビジネスが生まれ、1347人の雇用が生まれた!
伊藤さんのコメント
シローリさんは、優秀なデザイナー。
デザインとは芸術だけじゃなくて、環境のニーズを理解して、そのニーズによって何かをつくることもデザインです。
・「user-centric dsign」ユーザー中心のデザイン
・「participatory design」ユーザーがデザインに参加する参加型デザイン
・「co-design」ユーザー自身がデザイナーになる共同デザイン