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Channel: メランコリア
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【サラ・ケイ「もし私に娘がいたら…」】2.10 ON AIR@スーパープレゼンテーション

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【サラ・ケイ「もし私に娘がいたら…」】2.10 ON AIR

「スポークンワード」
以前もこの番組で紹介されてた。お客さんの前で、生で自分の詩を聴かせるというパフォーマンス。

サラさんは、これに興味を持ち、14歳の時、ある会場で大人に混ざって詩を発表したところ大喝采を浴びたという。


今では、作詞して、それを勇気をもって発表することで、自己表現し、ヒトとつながり、
それを聞いて感動したヒトの気持ちを変えることだってできるとスピーチしていた。
1回のスピーチで2度もスタンディングオベーションを受けた回。


「もし私に娘がいたら…」
というセンテンスから、いきなり詩の朗読が始まる。
若くて魅力的な女性が、元気ハツラツと、素直な自分の気持ちを表現する様子は見ていても気持ちが良かった。
日常感じるネガティヴな気持ちも、こうしてアウトプットして、共感を得ることで、他人の役に立てるって素晴らしい。


【内容抜粋メモ】
人生は痛い まず顔をぶん殴られ、復活したら、今度は腹を蹴られる
でも、呼吸できなくなった時 空気のありがたみを知るの


勝つこともあれば 負けることもある
とにかく何度でも立ち上がる
ええ そう 私って単純すぎるんです

娘に言うの 世界は砂糖で出来てるのよ
恐がらずに味わってみてね、と



私の“スポークンワードの旅”には、3つの段階があって、
1.「私、これできる」と感じた時
2.「これは好きだから、やり続ける」と決めた時
3.「等身大の詩でいいんだ」と気づいてからが第3ステージ。この第3ステージは終わらない。


今では、彼女は世界各国を飛び回って、作詞のノウハウや楽しさなどを教えている。
 


【内容抜粋メモ】
詩とは、それまでの人生で得たすべての知識や経験を頼りにして、未知の領域に挑むもの。
分からないことを分かろうとする。そのために、私は自分をさらけ出す。
国内外、いろんな所で、いろんな人を相手にね。

最初はリスト作成から始めさせます。
最初のリストは「自分の中で確かなこと10個」。
それを他人のと比べると、自分と同じだったり、正反対だったり、
もしくは、捉え方が違って新鮮だったりとかが見えてくる。

この、自分と他人の「4種類の交差点」から生まれるんです。


ヒトには2つのパターンがある。
1.自分が傷つかないよう常にガードするヒト


2.でも、両手をオープンに広げると、傷つくことにもなるけど、美しく素晴らしいものもキャッチできる。


作詞は、楽譜が読めなくても、カメラがなくてもできる。
ちゃんと自分の思いを語れば、誰かが共感してくれるかもしれない。



サラさんは日系4世ってこともあって、詩の中にヒロシマの原爆についても触れていた。

【内容抜粋メモ】
広島に原爆が落とされた時、その爆発は凄まじく、直接その光を浴びたすべての人間、動物、植物が一瞬で灰になった。
そして、すぐ放射能の影響で、街全体と、全住民が粉へと変わった。

広島では、腕時計や日記だけしか残らなかった人もいた。
私はすごく臆病だけど、頑張り続けて、自分の生きた証になるような詩をいつか書きたい。

サラは聖書に出てくる名前。創世記、サラは神に“不可能が可能になる”と言われて、笑った。
そんなこと信じられなかったのだ。そして私も同じ。
けど、人とつながることも、ある意味“ありえない”。
同じ時に、同じ思いを抱く、私はその“ありえない”つながりを求める。

原爆の後、専門家は言った。再び草が生えるまでに75年かかる、と。
しかし、次の春、芽が出た。



私があなたに出会ったら、私はもうあなたの過去の一部。
でも、出会った瞬間は“今”を共有できる。それは幸せなこと。

世の中のこと、生まれ変わりのこと、私はよく分かってない。
時々、笑いすぎて、今が何世紀なのかも忘れる。
ここにいるのは、これが最初でも、最後でもない。

でも念のため、精一杯今を生きようとしているの。


伊藤さんのコメント

「creative confidence」
「クリエイティブな表現をする自信」を身につけよう。

産業革命以降の社会では、「物事をきちんとやること」が評価されてきたから、
今の社会には、クリエイティビティを圧迫されている人たちがほんとうにたくさんいる。
でも、これからはクリエイティビティがどんどん求められます。


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