【スガタ・ミトラ「子どもたちは自ら学ぶ」】(5.13 ON AIR)
ミトラさんは、ニューデリーで始めた実験「Hole in the Wall(壁の中の穴)」で脚光を浴びた。その方法とは?
皮肉なことに、良い教師は、最も必要とされるところには行かない。
そこで、会社と壁ひとつ隔てただけのスラム街の壁に1台のパソコンを設置してみた。
その地域の子どもは貧しくて学校に行けず、パソコンを見るのも初めて。
けれども、子どもは勝手にそれでゲームをしたりして遊びはじめた!
子どもは、興味があれば自然と学ぶということです。
実験その1。
強いテルグ語訛りの英語を話す子どもたちに「音声認識機能」を搭載したパソコンを与え、
自分たちの英語を認識せずに不満気な彼らに「2ヶ月で君たちの英語を理解させてみて」と言ってその場を去ると、
見事なイギリス英語風に変わった。
子どもは面白いものに食いつき、それが学習につながる。
ネット検索は「詰め込み教育」からの解放です。
実験その2。
南インドの村に行き、タミル語しか話せない子どもが、英語で生物工学を自習できるか?
その後「なにか分かりましたか?」と質問したら、
「DNAの誤りが遺伝病を起こす、それしか分からなかった」と少女が答えましたw
実験その3。
イギリスの田舎町では、イギリスの10歳の子が15分でヒンドゥー教を理解した。
30分もあれば相対性理論も理解するのでは?
イギリスに住むおばあちゃんたち(クラウドと呼ぶ)とも話せて、
おばあちゃんたちは子どもたちをひたすら励ますことに徹する。
私が広めているのは「SOLE」という自発的な学習ができる環境で、
子どもたちが一緒になって大画面でネットができる部屋です。
子ども10億人に対して、おばあちゃん役は1億人。
SOLEは1000万箇所、1800億ドル、10年間あれば、すべてが変わるのです。
外部からの直接的なてこ入れなしで生まれるシステム。
そして必ず、予期せぬ新しいことが起こり始める。
“真の教育”は、そういうシステムで、そこに起こるのが“学習”ではないか?
【吹石さんのコメント】
「子どもって無限の能力を持っているのに、実は大人がその可能性を狭めているのではないか?」
にとっても同意。
【伊藤さんのコメント】
本+教師+生徒+黒板+テストってゆうシステムは、産業革命以前から変わっていない。
学びは好奇心から生まれる。
多様な環境、多様な性格があることを踏まえた対策が必要ってことにも激しく同意。
「子ども主導型の教育」
昔はイギリス植民地であったインド発信の画期的な考え方。
イギリスのおばあちゃんと、インドの子どもたちをネットでつなぐっていうのが素晴らしいと思った。
少子高齢化だとただ憂うより、より建設的で、現実的な未来像だ
ミトラさんは、ニューデリーで始めた実験「Hole in the Wall(壁の中の穴)」で脚光を浴びた。その方法とは?
皮肉なことに、良い教師は、最も必要とされるところには行かない。
そこで、会社と壁ひとつ隔てただけのスラム街の壁に1台のパソコンを設置してみた。
その地域の子どもは貧しくて学校に行けず、パソコンを見るのも初めて。
けれども、子どもは勝手にそれでゲームをしたりして遊びはじめた!
子どもは、興味があれば自然と学ぶということです。
実験その1。
強いテルグ語訛りの英語を話す子どもたちに「音声認識機能」を搭載したパソコンを与え、
自分たちの英語を認識せずに不満気な彼らに「2ヶ月で君たちの英語を理解させてみて」と言ってその場を去ると、
見事なイギリス英語風に変わった。
子どもは面白いものに食いつき、それが学習につながる。
ネット検索は「詰め込み教育」からの解放です。
実験その2。
南インドの村に行き、タミル語しか話せない子どもが、英語で生物工学を自習できるか?
その後「なにか分かりましたか?」と質問したら、
「DNAの誤りが遺伝病を起こす、それしか分からなかった」と少女が答えましたw
実験その3。
イギリスの田舎町では、イギリスの10歳の子が15分でヒンドゥー教を理解した。
30分もあれば相対性理論も理解するのでは?
イギリスに住むおばあちゃんたち(クラウドと呼ぶ)とも話せて、
おばあちゃんたちは子どもたちをひたすら励ますことに徹する。
私が広めているのは「SOLE」という自発的な学習ができる環境で、
子どもたちが一緒になって大画面でネットができる部屋です。
子ども10億人に対して、おばあちゃん役は1億人。
SOLEは1000万箇所、1800億ドル、10年間あれば、すべてが変わるのです。
外部からの直接的なてこ入れなしで生まれるシステム。
そして必ず、予期せぬ新しいことが起こり始める。
“真の教育”は、そういうシステムで、そこに起こるのが“学習”ではないか?
【吹石さんのコメント】
「子どもって無限の能力を持っているのに、実は大人がその可能性を狭めているのではないか?」
にとっても同意。
【伊藤さんのコメント】
本+教師+生徒+黒板+テストってゆうシステムは、産業革命以前から変わっていない。
学びは好奇心から生まれる。
多様な環境、多様な性格があることを踏まえた対策が必要ってことにも激しく同意。
「子ども主導型の教育」
昔はイギリス植民地であったインド発信の画期的な考え方。
イギリスのおばあちゃんと、インドの子どもたちをネットでつなぐっていうのが素晴らしいと思った。
少子高齢化だとただ憂うより、より建設的で、現実的な未来像だ