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Channel: メランコリア
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2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展@板橋区立美術館

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2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展@板橋区立美術館


毎年楽しみにしてる絵本祭りに、今年も行ってきたv
3連休の真ん中だけど、それほど混んでなくでよかった(美術館的には微妙だろうけど
絵本好きな人ばかりが集まっているかと思うと、なんだか妙に嬉しくなってくる
アーティストの方も観に来ているみたい。


まず、入場券がとっても可愛い こういった“手作り感”があちこちで感じられるのも魅力のひとつ。

入るとすぐに原画が展示してあって、その下にその絵が載っている絵本が置いてあり、
木の椅子に座ってゆっくり読むことも出来る。

展示室はほかに2つあって、今年もみんなそれぞれ個性的な絵ばかりでココロが喜ぶ
でも、「CG」や「混合」なんちゃらって手法も多かったなあ。
観た感じは絵の具かなにかで描いたような質感があっても機械なんだ/驚
機械より手作り感のほうが好きだけど、パッと観分からない質感だから
時代に合わせて手法は変わってもありかとも思えてきた。

他にも、いろんな手法があって、メモってきた

リノカット

モノプリント→モノタイプ

スパッタリング


印象に残ったのは、フェルトで登場人物を作って、それを写真で撮った絵本
タイトルも、中の文章も、1枚の写真に対して「write」「read」てシンプル。
男性の友人2人と姉妹が結婚するまでのお話。

鉛筆だけで描かれた「深夜の校舎」や「動物たちの会議」などは、
鉛筆だけとはとても思えないほどの精密さ、リアルさに思わず見とれてしまった。
絵本にはこうしてユニークな動物たちがたくさん出てくるのも好きな理由の1つ

各国のアーティストが描く“夢の世界”は、カラフルで、あらゆる動物とヒト、自然が一体になっている天国
こうしたイマジネーションが広がれば、きっとこの世もこんな天国になるんだ。

「ノンフィクション」と書かれた戦争を題材にした絵もあった。
第二次大戦中、ユダヤ人が駆け込んだのは、中国の領事館?
そこのある男性が1人でも多くのユダヤ人らを国外に逃がすために時間を惜しんで奔走した話。

三浦太郎さんによる「CO2」の話では、バイクとかから始まって、
乗り物が大きくなるにつれて吐き出されるCO2量も多いってことが学べた。
機関車より新幹線、それよりヘリコプター、それより飛行機、もっと言えばロケットが一番CO2を大量に吐き出している/驚
「CO2削減のために公共の交通機関を利用しましょう」て言うけど、それも毎日、毎日、CO2を排出してるんだ


絵本とはいえ、1枚1枚の原画を額に入れたら、1つの作品として成り立つ素晴らしい完成度のものばかり。
それが何枚も入って、1冊1200円前後で手軽に読めるんだから、
子どもはもちろん、大人ももっと絵本に触れたら、日常がより豊かになると思うな


中央のスペースには、ミュージアム・ショップがあって、Tシャツやカードやら、いちいち可愛い
参加したアーティストらのインタビュー映像も流れていたり、
展示してあった絵本が置かれていて、ソファで寛いで読むことができるのも毎年いっしょv



●カフェ・ボローニャ
 
すっかりお腹が減ってしまったから、1階奥にあるカフェコーナーでランチ。
好きなパン+サラダ+スープセット(350円)を注文。冷えた麦茶がセルフで無料。
手作り感あふれる、ちょっと変わった種類のパンがいろいろあって、持ち帰りの分も買ったv
去年同様、その横には、展示してあった絵本が売られていた。



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