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なぜ拡大?どう防ぐ? 脱法ドラッグ@ニュース深読み

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なぜ拡大?どう防ぐ? 脱法ドラッグ@ニュース深読み

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池袋での事故/ハーブ等とうたってフツーに店で売っている現状

すでに中毒者が多く、クルマで買いに行って、ガマン出来ずに、そのままクルマの中で吸ってしまい、
その後、運転して事故につながるケース。1人になれるクルマの中が安全だという意識もある
5〜6年前からこういった事故はあったが、ここ2〜3年で急増した


●モンスタードラッグ
 
規制されるたびに、さまざまな成分が混ぜられるため、作っているほうもどれだけ危険か分からない。


規制したほうが死者が増加。さらに新種も増加してしまった。


●法規制〜どうすれば早く規制できる?
 
指定されている違法ドラッグ、その規制法

まず驚いたのは、違法でなければ販売は禁止されないため、ハローワーク、アルバイトで店員の募集をしていて、
行ってみたら違法ドラッグの販売店だったというケースもある/驚

流通ルートが何段階もあって、問屋の大元までなかなかたどり着けないのが現状。
最近、沖縄で密輸で逮捕したのが1件のみ。


 
種類が増えていったため、化学式によって規制することにした。

 
「この化学構造式を持っていたら違法です」と決めても、作る側が式に詳しく、
他の成分を混ぜて微妙に違ったモノを作って規制できないイタチごっこ


 
「ハーブ」「お香」などと称して「合法」と主張しても、「薬事法」で取り締まることにしたが、
「吸ったりしてはいけません」とうたうようになったため「買った人が勝手に吸った」と法から抜けられる。


 
薬事法で違法な化学構造式が一部でも入っていたら、まとめて違法になるよう改正した。


これまでは、規制するまでに半年かかったが、大幅に短縮した。


●海外での取り組みも難航〜イギリスとニュージーランドの正反対の事例
・イギリス
 

・ニュージーランド
 

 

最初はすべて規制していたが、店舗が減ったゆえに中毒者が逆に殺到してしまった
仕方なく41種類を「合法」と改めたが効果は上がらなかった。


●現在、日本はターゲットにされている

主に中国の化学工場で作られていて、規制によって余った在庫が格安で大量に処分されている/驚
1袋2000円程度で、街中の店、ネット等で手軽に手に入るため、若者に急激に広まった。


●薬物に手を出しやすい傾向〜大人や社会を信用しない子どもたち
 

「遊び感覚で友だち同士で」というイメージが強いが、実は「ネットで買って、1人で使う」ほうが多い。
その背景には「生きづらさ」があることに注意が必要。
旧来の「不良グループ」ではなく、フツーの「イイ子」が使っていて、見た目では判断できない。
親、世間を信用していないため、従来の対策が通用しない。

急性の症状で死亡するケースもある+自殺願望の道具にもなり得る。
治療は保険内で可能だが、回復には時間がかかる。
例:1年使ったら、治療に3年かかる。

逮捕されても、刑期が「5年以下」と軽いのも問題。
罰則の強化も必要だが、「欲しがる人を減らす+依存症の人たちを治療する+危険や実態を周知させる」ことが重要。


●名前を変更
FAX、メールで「名前を変えたほうがいいのでは?」て意見も多くて、実際変えたけど、根本的な策にはならない。
最初は「違法ドラッグ」「脱法ドラッグ」が主流となった。


●町づくりから
豊島区では1000人が撲滅運動に参加。販売店を作らせない監視の目を持つことを始めたがマンションで売り始めた。
子どもが信頼できる社会を作ることが根本的に必要。

その他、「成分表示を必ず書くようにしたらどうか」って意見はいいかも。


●連絡先



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