■あなたは未来をどこまで知りたいですか〜運命の遺伝子〜@NHKスペシャル
出演:平岳大、樹木希林
「あさイチ」で番宣して予録していたので見てみたら、有働アナがナレーションだったv
遺伝子検査のはじまりは、1991年「ヒトゲノム計画」。
1人の遺伝子を解明するのに実に12年間かかったが、
その2年後に開発された「次世代シーケンサー」は、30億/人ある配列を1日で解読可能/驚
一挙に何十万人の配列が調査できるため、それぞれを比較して配列の意味が分かってきた。
その配列の領域の1つ1つを「遺伝子」と呼び、
瞳の色を決めたり、それぞれの個性を生み出している。
1万円のキットで唾液サンプルを送って、1ヶ月後、調査結果がネットで見れる仕組み。
健康な人と、患者さんの遺伝子配列を比較することで、病気になる確率を出す。
平さんが自ら調べたところ、不整脈などの数値が高くてショックを受けた。
「その数値をどう受け止めたらいいのか?」という質問に研究者が答えて、
「遺伝要因+環境要因」が加わるから必ず発症するとは限らない。
生活習慣を改善する目安にはなる。
アルツハイマー病は、現在、確立した治療法がないため、結果にはロックがかかっていて、
「遺伝子と発症の関係が強く、治療法も確立していないため、結果を見るかよく考えるように」という注意書きがあり、
希望者だけが見れる仕組みになっている。
研究者:
「治療法がないのに予測されても、それで人生設計する方もいるかもしれないが、
精神的には大変なプレッシャーとなる。
現在、遺伝子検査の法的な規制がないため、注意が必要」
ちなみに、日本ではまだアルツハイマー病の調査は許可していない。
食べると腸に穴が開いてしまうという難病を抱えたニコラス君。
異例ではあるが、健康な人とニコラス君の遺伝子を徹底的に調べた結果、
ニコラス君にしかない配列が16124ヶ所発見され、
その中で「免疫」に関するものをピックアップし、腸に関する特定の遺伝子を発見した。
たった1つ「G」か「A」かの違いだけ
それを入れ替えたことで症状が劇的に回復!
今では家の中を元気に跳び回り、大好きな揚げ物を一心不乱に食べる姿が印象的だった。
まさに奇跡
いろんな科学が進歩して、それをゲームなどの娯楽に応用するのもいいけど、
こうした本当に必要としている問題にこそ早く利用すべきだな。
研究者
「ゲノムやヒトの遺伝情報を全部読み取って、ここだといったところを確定できれば治療の戦略が考えられる。
10万円で1人のゲノムが読める時代が近づいてきている。
実際に、特定の遺伝子に対する治療が始まっていて、乳がんや、肺がんなど1000人に治療効果が認められた/驚
研究者「がんが治るということも不可能ではない時代になってきた」
遺伝子と才能の関係
今や遺伝子研究は「才能」との関わりにも踏み込んだ。
ダンサーの例では、ある遺伝子配列が一般人より長いことが判明。
中国では子どもの英才教育に利用し、持って生まれた才能を伸ばすことに力を入れている。
この調査には全世界から多数依頼があり、日本からも3000人が依頼がきた。
「天才」と呼ばれる知能指数120以上の人たちに共通した配列はないか?など、
能力の差のメカニズムも明かされるかもしれない。
潜在能力を知るのもいいけど、軍事目的だけはカンベンだ
遺伝子検査が受精卵にも
そして、ついに「受精卵」の段階から病気のリスクを減らすという研究も出てきた。
体外受精を希望する人が、将来の病気のリスクが低い受精卵を選ぶために調査依頼が殺到している。
調査できる対象となる病気は、最初、治療が困難なものに限られていたが、
どんどん希望項目が増えて、今では約500種類の検査が可能。1種類につき35万円かかる。
平「命の選別は神の領域。最初は懐疑的だったけれども、もし自分に重大な病気が見つかったら
受精卵の遺伝子検査をやるかもしれないと思った」
研究者:
「日本では重篤な遺伝性疾患の可能性がある場合などに限り、受精卵の検査が認められているが、
どんどん進んでビジネスとしてやっていく時代になると、社会でしっかり議論して
規制を設ける必要があるのではないか。
エイズなどいろいろな感染症があるので、人類は多様でなければ生き物としてタフではない(ヒトに限らないよね
遺伝子は設計図。家の中をどれだけ楽しくするか、豊かにするかは、
遺伝子ではなく、環境、友だち、自分の思い、そういうものだと思う。
遺伝子はそれを助けてくれる材料。人生を豊かにするために使うのがいい」
科学が本当に完成したら、がんもエイズもきっと治せない病気はなくなると思うし、
環境問題その他、解明できない問題もなくなると思う。
そうなるためには、まず1人1人の未来予想図がポイント。軍事や金儲けが介在してはならないんだ。
出演者が乗っている列車が銀河鉄道みたいでキレイだった。
出演:平岳大、樹木希林
「あさイチ」で番宣して予録していたので見てみたら、有働アナがナレーションだったv
遺伝子検査のはじまりは、1991年「ヒトゲノム計画」。
1人の遺伝子を解明するのに実に12年間かかったが、
その2年後に開発された「次世代シーケンサー」は、30億/人ある配列を1日で解読可能/驚
一挙に何十万人の配列が調査できるため、それぞれを比較して配列の意味が分かってきた。
その配列の領域の1つ1つを「遺伝子」と呼び、
瞳の色を決めたり、それぞれの個性を生み出している。
1万円のキットで唾液サンプルを送って、1ヶ月後、調査結果がネットで見れる仕組み。
健康な人と、患者さんの遺伝子配列を比較することで、病気になる確率を出す。
平さんが自ら調べたところ、不整脈などの数値が高くてショックを受けた。
「その数値をどう受け止めたらいいのか?」という質問に研究者が答えて、
「遺伝要因+環境要因」が加わるから必ず発症するとは限らない。
生活習慣を改善する目安にはなる。
アルツハイマー病は、現在、確立した治療法がないため、結果にはロックがかかっていて、
「遺伝子と発症の関係が強く、治療法も確立していないため、結果を見るかよく考えるように」という注意書きがあり、
希望者だけが見れる仕組みになっている。
研究者:
「治療法がないのに予測されても、それで人生設計する方もいるかもしれないが、
精神的には大変なプレッシャーとなる。
現在、遺伝子検査の法的な規制がないため、注意が必要」
ちなみに、日本ではまだアルツハイマー病の調査は許可していない。
食べると腸に穴が開いてしまうという難病を抱えたニコラス君。
異例ではあるが、健康な人とニコラス君の遺伝子を徹底的に調べた結果、
ニコラス君にしかない配列が16124ヶ所発見され、
その中で「免疫」に関するものをピックアップし、腸に関する特定の遺伝子を発見した。
たった1つ「G」か「A」かの違いだけ
それを入れ替えたことで症状が劇的に回復!
今では家の中を元気に跳び回り、大好きな揚げ物を一心不乱に食べる姿が印象的だった。
まさに奇跡
いろんな科学が進歩して、それをゲームなどの娯楽に応用するのもいいけど、
こうした本当に必要としている問題にこそ早く利用すべきだな。
研究者
「ゲノムやヒトの遺伝情報を全部読み取って、ここだといったところを確定できれば治療の戦略が考えられる。
10万円で1人のゲノムが読める時代が近づいてきている。
実際に、特定の遺伝子に対する治療が始まっていて、乳がんや、肺がんなど1000人に治療効果が認められた/驚
研究者「がんが治るということも不可能ではない時代になってきた」
遺伝子と才能の関係
今や遺伝子研究は「才能」との関わりにも踏み込んだ。
ダンサーの例では、ある遺伝子配列が一般人より長いことが判明。
中国では子どもの英才教育に利用し、持って生まれた才能を伸ばすことに力を入れている。
この調査には全世界から多数依頼があり、日本からも3000人が依頼がきた。
「天才」と呼ばれる知能指数120以上の人たちに共通した配列はないか?など、
能力の差のメカニズムも明かされるかもしれない。
潜在能力を知るのもいいけど、軍事目的だけはカンベンだ
遺伝子検査が受精卵にも
そして、ついに「受精卵」の段階から病気のリスクを減らすという研究も出てきた。
体外受精を希望する人が、将来の病気のリスクが低い受精卵を選ぶために調査依頼が殺到している。
調査できる対象となる病気は、最初、治療が困難なものに限られていたが、
どんどん希望項目が増えて、今では約500種類の検査が可能。1種類につき35万円かかる。
平「命の選別は神の領域。最初は懐疑的だったけれども、もし自分に重大な病気が見つかったら
受精卵の遺伝子検査をやるかもしれないと思った」
研究者:
「日本では重篤な遺伝性疾患の可能性がある場合などに限り、受精卵の検査が認められているが、
どんどん進んでビジネスとしてやっていく時代になると、社会でしっかり議論して
規制を設ける必要があるのではないか。
エイズなどいろいろな感染症があるので、人類は多様でなければ生き物としてタフではない(ヒトに限らないよね
遺伝子は設計図。家の中をどれだけ楽しくするか、豊かにするかは、
遺伝子ではなく、環境、友だち、自分の思い、そういうものだと思う。
遺伝子はそれを助けてくれる材料。人生を豊かにするために使うのがいい」
科学が本当に完成したら、がんもエイズもきっと治せない病気はなくなると思うし、
環境問題その他、解明できない問題もなくなると思う。
そうなるためには、まず1人1人の未来予想図がポイント。軍事や金儲けが介在してはならないんだ。
出演者が乗っている列車が銀河鉄道みたいでキレイだった。