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『マンガで分かる心療内科』3巻(少年画報社)

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『マンガで分かる心療内科』3巻(少年画報社)

・ED(また?男性マンガ雑誌掲載だからか?→1巻も参照のこと
心因性より身体性のほうが重要。性器の血管は一番細いため、もっとも動脈硬化の影響が出やすい。



2011年現在、日本で認可されているクスリは、バイアグラ、レビトラ、シアリスの3つ。血管を広げる効果がある。
ただ、ネット上で売っているものの半分近くはニセモノというデータもある
治療で重要なのは、パートナーの理解。


・強迫性障害
ある考えが何度も頭に浮かぶ(強迫観念)+それを振り払う行動をしてしまう(強迫行為)。
本人も「バカバカしいと思っているのに止められない」というのがポイント→論理的に説得しても意味がない。本人は重々承知しているから。

「洗浄強迫」
汚れていると思い込み、1日に何十回も手を洗う、何度もシャワーを浴びるなど。

「確認強迫」
をかけたか?、ガスの元栓を閉めたか?、気になって何度も確認してしまう。事故などへの極度の不安。

治療法例:
・SSRI。
・「曝露反応妨害法」恐怖を起こすものに接しながら、抑える反応をしないようにすること。


・過食症
1.人より明らかに大量の食事をとる。
2.体重が増えるのを恐れて、「吐く」「下剤」「絶食」「激しい運動」を行う。
→「絶食」「絶食」は反動が起こることがある。

「外発反応性」
太っているヒトほど、目にした情報で欲求が動かされやすい。
例:食べる量が多い→外発反応性が高い→ダイエット器具のCM等にも左右されやすい(なるほど!

・「口唇欲求」も関係している
赤ちゃんが母親のおっぱいで安心するように、大人になっても不安になると同じ刺激を求める。
例:爪を噛む、ガムやアメを食べる、ストローやペットボトルで飲む(!)、タバコを吸う。

つい食べてしまうヒトもこの可能性あり。淋しさ、不安、イライラ解消のために食べて解消する。
間食後20分ほどは幸福感に満たされるが、1時間経つと食べる前より気分がダウンしていることが分かった/驚

治療法例:
食事量は9割程度、1日5分でも体を動かすこと、人と接することで孤独感をやわらげる。
たくさん食事があるバイキングやビュッフェに行かない。とにかく食べ物を余計に買わない・目の前に置かない(炭水化物部には辛い選択だね・・・


・ニコチン依存症
「ニコチン」はタバコを吸って10秒以内に脳に達する(速っ
ニコチンは少なく入ると脳細胞は興奮するが、多く入ると気分が落ち着く。
脳細胞とくっつくことで快感ホルモン「ドーパミン」を出させる。
タバコの煙は、体内のビタミンCを破壊する。



1日の喫煙本数×喫煙年数
400以上だと肺がんリスクが高まる。200以上は保険適応。

禁煙法
・タバコを近くに置かない。
・喫煙者のそばに行かない。
・体を動かす。
・服薬。脳内のドーパミンを放出させる。
・依存の根底には「寂しさ」があるため、止めた時は他に夢中になれるものを探すことも大切。

禁煙治療は2006年から保険適応された。服薬の場合の成功率は約6割。
普段からストレスが高いと、喫煙しやすく、抑うつ的になりやすいという統計もある。
「健康のため」より「タバコの値上げ」で病院に来るヒトが増えた

「TDS(ニコチン依存症診断テスト)」


・フェティシズム
6ヶ月以上にわたって、生命のない対象物に対する強烈な性衝動、妄想、行動が持続、反復すること。
そして、それにより著しい苦痛、社会的、職業的な障害を引き起こしていること。
(なんでも6ヶ月なんだな・・・そして、脚フェチ、胸フェチはこの分類には当てはまらない!

フェティシズムの原因に「最初の強い性的興奮」が関わると言われる。
初めて見たセクシーな写真で、女性がハイヒールを履いていたなど(またハイヒール・・・

「服装倒錯的」フェティシズム=実際に身に着ける

治療法例:対象に飽きるまで性的興奮を行わせること(このカプランさんは本当に医師ですか

・女性に性嗜好異常は少ない?
女性は、挑発的な服装などで発散しているのではないか?(カプランさんはなんだか信じられません・・・

「摂食障害」にも性的衝動が関わると言われる。性欲の代わりに食欲増進、性欲否定のために絶食するなど。


・非定型うつ病

「定型うつ病」
不眠、食欲低下、感情の動きが低下、すべての生活エネルギーが低下、中年に多い。

「非定型うつ病」
過眠、過食、拒絶過敏性(自分は拒絶されているのでは?、好意的な言葉も否定的に受け取る)、鉛様疲労感、若者、とくに女性に多い。
気分反応性(イヤなことではダウン、楽しいことには気分が上がる



病状から、「甘え」「ワガママ」「性格の問題」と思われることが多いが、
「定型うつ病」患者は、病前、以下の性格のヒトが多い。

・よい子タイプ
・周りの評価に応えようと頑張る
・自己主張しない

治療法例:抗うつ薬、心理療法、生活リズムを守る、部屋を掃除すると気分も良くなり、達成感も出る。

「うつ」のヒトほど、何かあるたび「自分のせいでは?」と「内罰的」に考えがち。



・妄想
事実ではないことを、事実だと思い込むこと。

対処法:どんな論理も決して説得できないため、肯定・否定はせず、話をそらす。強い妄想には服薬。




・「社会(社交)不安障害」
不安症状が強く出ること。
治療法例:SSRI、抗不安薬。

「スピーチ恐怖」:もっとも多い。大勢の前だと極度に緊張する・不安が生じる(あるある
気になって、他のことが手につかなくなるほどだと受診も必要。
→言いたいことを3つに絞る。最初は少人数から練習するなど少しずつ慣らす。

ほかにも「視線恐怖」「電話恐怖」(電話キライ・・・


・記憶と忘却
 
「エビングハウスの忘却曲線」/子どもの頃の思い出

実際に体験したことは、忘れる速度は遅くなるとされる。
途中で「睡眠」をとると、忘却が進まないことも分かっている。
「反復学習」忘れかけた頃に何度も勉強すると、学習効果が高くなる。


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