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「SPEC〜結〜」特番!運命の刻 爻ノ篇公開、竜怒る

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■「SPEC〜結〜」特番!運命の刻 爻ノ篇公開、竜怒る

スペック最終章の「結〜爻ノ篇公開」を記念した特番がまたOAされたv

 
テーマ曲を生演奏したり、主演の2人+ハゲヅラをかぶった堤監督が挨拶したり。


また水着女子をバックに植田博樹×堤幸彦監督の制作秘話があったり。

植田「昔から、伝染病や生物兵器などで人口抑制を図っていた。
   政治的な戦略として常にあったということも背景にある」

堤「古くは魔女狩りでありますとか、大量虐殺の背景にはそういう説がある。
  人類の原罪みたいなところが関わっている」

植田「不景気の時に戦争を起こして、景気のカンフル剤に使うとか。
   そのうちの1つというのがスペックの対策に使われていてもおかしくないだろう」

って、なんだか話が壮大すぎて、結末はどうなっちゃったのか気になってきました


 
SHたちも衣装のままでインタビューを受けてて、冷泉役の田中哲司さんも出た〜!嬉

田中「古いSHも、新しいSHもズラッと並んで、分かりやすい全員集合みたいな。
   その中に自分もいるって、なんか嬉しいですね」

自分も混ざってて大丈夫かってことを、なんだかいつも気にしてるのかな?w



今作では「360度クロマキー撮影」って手法が使われたそうな。
大掛かりなセットを360度グリーンバックで撮って、CGを合成するってすげえな!
俳優さんたちはイメージをふくらませて演技しなきゃならない分大変だったとのこと。


notes and movies(1999.7〜 part4)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづきでレモン色のノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『THE X-FILES SEASON 5』

監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか
【FILE No.507 Emily】
前回観てからかなり時間があいて続きものの記憶がないが、シーズン6も出たことだし、久々復活!
たしか事件に巻き込まれた少女と亡き姉からの電話で会ったスカリーはテストから自分の娘と判明。
「何のために生まれてきたのかしら?」「君の愛に触れられたことだけでもよかった」
ずっとシリアスな状況で緊迫しっぱなしの2人。


【FILE No.508 Kitsunegari】
以前出てきたキャラが再登場。ネタ切れか?


【FILE No.509 Schizogeny】
ちょっとサイコがかった話に“木が人を襲う”なんて「怪奇大作戦」っぽい話もまぜた1話。


【FILE No.510 Chinga by Steven King】
ちょっと中だるみなシリーズにホラーの帝王を迎えて喝をいれた1作。
昔からよくあるパターンではあるけど、夏の怪談風に仕上がってる。


【inside the X-FILE】
それぞれの出演者の立場から見たキャラの紹介。
“恋人よりも理解し合い、尊敬し、愛し合ってるモルダーとスカリー。このスタンスはずっと変えない”

キャンサーマンが3行のセリフのオーディションでFBIでなく悪人に選ばれて、
“自分が一番ヒーローだ”って言ってるのも可笑しい。

ジリアンの妊娠がかえってシリーズを面白くしたこと。彼女が笑い上戸で、珍しくNG集まである!
最初は慣れないことばかりでも今は押しも押されぬ大スターの風格が出てきた。

撮影が北極から砂漠まで撮ってるのは、ほぼ同じロケ地とスタジオセット+CGで作ってるのもスゴイ。
クライチェク役が体張ってるのも分かる。

撃たれたスモーキングマンが6thで復活するのは分かってるけど、Mr.Xも復活?
"No one dies”が標語になるかもw


■『テレタビーズ2 テレタビーズとダンス!』(1997)

原作・製作:アン・ウッド、アンドリュー・ダベンポート 出演:ティンキーウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポー ほか
あんなにバカにしてたこのキャラにもハマってしまった!w
やっぱ、友だちの姉ちゃんとは趣味合うみたい。ひたすらダンスな1本。

【round and round dance】Tがすんごい回っちゃって画面から切れてる/爆
【runnin' away dance】
【fallin' down dance】丘から転がってキャッキャッ

"Ah-ah"、"Big hug"がお決まり。ここは別の星か?
太陽が赤ちゃんで、いきなり地面からマイクが出てくるのはシュール。
風車が回ると4人のうちのだれかのお腹に、世界の子どもからのホームビデオレターが届く。

それぞれ子どもの何気ない仕草がうまく出てて、完璧に踊らないところがリアル。
このシンプルな中に隠された幼児教育のノウハウの集大成とは?
大人すら癒してしまう、最近の“癒し系”のひとつでもある本作。
ムニムニ、ぷくぷく体型から生まれる愛らしい動き、どこまでもカンペキな緑の草原。
言葉を覚える前の解放感、痛みや不幸なんて存在しない、信じがたいほど清く正しく楽しい世界。。
褒めすぎか?w とにかく他の巻も見たいぞ。


■『マトリックス』(1999)

監督:ウォシャウスキー兄弟 出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン ほか
ラストがなんか唐突だったけど、とにかく今まで観たこともないワイヤー+カンフーアクション+CGに
ひきこまれるノンストップ状態。
ブッ飛んだプロットは「この世界は本物か?」て疑問を抱かせるくらい迫真に迫ってる。


■『アルマゲドン』(1998)

監督:マイケル・ベイ 出演:ブルース・ウィリス ほか
感動した。もう世界終焉ものはいらないって、前のとかぶってるしと思いつつ、
もろアメリカンによるアメリカンのためのアメリカ映画と分かってて、
これでもかとラストまで盛り上げまくる。
映画の感動は製作費と比例するのか? 題材が最高だからか?
でも何事もなく2000年を迎えて、もう同じネタは使えないだろう。
本当に起こると信じてた人は今どーしてるのか? 今作を観たかしら?

どこまで英雄なんだB.ウィリス!
「アメリカのでも、ロシアのでも、台湾製に変わりないんだよ!」
なんてキッツイ人種差別ジョークだぜ。このロシア人自体不評だろう。
ラストスピーチでは全世界が泣いたことだろう。そして流れるテーマ曲はエアロスミスだからたまんないね
なぜにNASAが世界救出の指揮を仕切ってるのかなんてこの際目をつぶろう。


■『ドレス』(1996)
監督:アレックス・ファン・ヴァーメルダム 出演:アリアーヌ・シュルター ほか
『CUBE』の時に予告でやってて興味があった今作。
(そいやあん時、問題のドレス生地が宣伝用に飾られてたっけw 売ってたのか!?
フシギワールドなんだけど、服がデザインされ、客に渡るまでの社会科見学になったり、
愛すること、生きることまで人生勉強にもなる。単に変態映画じゃないんだな。It's normal!
今作で1番の被害者は彼かも。ガードマンに押さえられて"I'm normal!"




【歌詞をメモした曲】
♪IN THE LAP OF THE GODS/QUEEN


【イベントメモ】
「ビートルズで楽しむ真夏の夜の夢」@サンシャイン・プラネタリウム
「ズーラシア」@横浜
「大英博物館 古代エジプト展」@東京都美術館
越川さんジャズライヴ@川崎
デフ・レパードライヴ@東京国際フォーラム
東京湾アクアライン、海ほたる、九十九里浜、奥多摩、夢の大橋@お台場

notes and movies(1999.7〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『キッス・オブ・ザ・タイガー』(1988)
監督:ペトラ・ハフター 出演:ステファーヌ・フェラーラ ほか
なんかふと目について借りた賞ものらしいんだけど、1回観たことあるよーな気がする。
女優は仔猫のようでキュート、男優は体格のいいハンサム。
またワケわかんないアートフィルムに戻っちゃったみたい。
人殺しに無頓着な男女のキャラがブキミ。


■『ビフォア・ザ・レイン』(1994)

監督:ミルチョ・マンチェフスキー
1.WORDS、2.FACES、3.PICTURES

"Time never die. The circle is not round."(時は死なず、巡ることなし)

「アウト・オン・ア・リム」では「誰も犠牲者はいない。人々は学び良くなってゆく」といっていたが
終わりのない血で血を洗う争いに本当にそうだろうかとさえ思えてくる。
深い悲しみが襲い、雨雲と雷鳴、激しい雨は優しくすべてを洗い流してゆく。

「見ろ、雨が降りそうだ」


■『デカローグ 10 kinds of love stories 2』(1988)
【第3話】「あるクリスマス・イヴに関する物語」デカローグ3:安息日を覚えてこれを聖とせよ
監督:クシシトフ・キエシロフスキ 出演:ダニエル・オルブリフスキ、マリア・バクルニス ほか
「なぜ?」
「曲がり角で男なら吉、女なら凶のことわざ知ってる? 7時まであなたとイヴを過ごせたら吉と決めてた」
「イヴはカーテン閉めて皆家の中」
「独りじゃ淋しすぎる」

【第4話】「ある父と娘に関する物語」
出演:アドリアンナ・ビェドジェインスカ、ヤヌーシュ・ガイヨス ほか
「子どもの頃、背中をさすってもらいたくて泣くフリをした。いつまでも子どもでいてほしかったのね」
「結婚して子どもを産んでくれと思った。男女間の嫉妬じゃないと思いたかった」


■『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993)

監督:ジョン・マクティアナン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、チャールズ・ダンス ほか
友だちオススメの1作。映画ファンにはたまらない。現実世界こそ夢とマジックの世界
「押し入れの中に必ず悪者がいる」「なぜかいつもタフで異常な犯罪ばかりで生き延びたのが奇跡だ」
「I'll be back. いいセリフだろ?」「いつも言ってるよ」「そうか?」
ターミネーターの主役がスタローンだったりw、なにげにその出演者が出てきたり、
「脇役はやられちゃうんだったあ」シェイクスピア「ハムレット」もアクション映画にすれば
「to be or not to be. Not to be!」と答えは簡単。
でも本当の暴力は現実のほうがよっぽど深刻だってのがポイント。


■『オースティン・パワーズ デラックス』(1999)劇場にて

監督:ジェイ・ローチ 出演:マイク・マイヤーズ、ヘザー・グラハム ほか
笑った 久々笑えるコメディだね。とことん下ネタなんだけどイヤミじゃない。前作を超えてる。
さらに『エピソードワン』を超えたのもこれで納得。
劇場は始めから終わりまでおバカを楽しむ笑いで一杯だった。
字幕にピーピー音の嵐、変な日本語に「字幕どーぞ」
Sの冷静な突っ込みがいーんだよね。1兆の金が「1000億だ」「減らしてどーすんだよ」w


■『知らなすぎた男』(1997)
監督:ジョン・アミエル 出演:ビル・マーレー ほか
こーゆーできすぎってくらいの勘違いものは、ハッピーエンドなほど後味スッキリ。
やることなすこと自然体でうまくいく(詳細書きながら寝てしまった模様


■『遥かなる大地へ』(1992)
監督:ロン・ハワード 出演:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン ほか
これが友だちが余興で演じたって噂の作品。これで共演して2人はカップルになったとか言ってたな。
西部開拓の夢をアイルランドの貧民の視点で描いているのが興味深い。ラストの音楽はエンヤ
父の死んだ時も、幽体離脱して土地を離れてゆく浮遊感がなんともいえない美しい映像になってる。


■『トゥルーマン・ショー』(1998)

監督:ピーター・ウィアー 出演:ジム・キャリー ほか
1人の人間を、創った世界で育てて、ライヴで放送する!? こんな話今までなかった。
ここまでするかTV業界。いや、アメリカのケーブルTVなら本当にやりかねない。
でも見るほうも気になるが24時間も観てられない。TVに釘付けで自分の人生ムダに過ごしちゃいそう。
笑わせないジム・キャリーはさみしいけど、シリアスものもイケると判明。幅も広がるだろう。
泣けて感動するとゆーより空恐ろしさのほうが強い。
もし無限と思ってた宇宙にもゴツンってぶつかる壁があったら・・・ゾ〜〜〜〜

この歳になるまで気づかずどこへも行かなかったのもスゴイ。
「外の世界よりリアルで脅かすものは何もない」
初恋の相手の顔をグラビアの切り抜きで作る。
この後、彼女と出会い、戦争と暴力の世界に投げ出されて、Tは後悔しただろうか?
生き抜いていけただろうか? ヒーローを失った巨大ドームの使い道は?? その後のほうが気になる。


■『プライベート・ライアン』(1998)

監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス ほか
気になっててやっと観れたこの超大作。友だちが言うところの「心のビタミン」がたっぷり補給できた。
戦争映画の最高峰だろう。傍観して撮ったのではなく、手カメラで内側から撮った記録フィルムとも言えそうな
リアルな迫力映像の秘密が知りたい。私たちが戦争を肌で体験できる機会。
そして生き残った者は、死んでいった仲間の分も正しく生きなければいけない責任があることを学ぶ。

「皆俺が変わったという。妻も見分けられんだろう。1人殺すごとに故国が遠くなる。
 ライアンを無事帰せたら胸を張って帰れる。それが理由だ」

「1人部下をなくしたら、10倍を救ったと自分に言い聞かせる」

「俺は立派に生きたか?」「ええ」「それが証だ」


■『ドクター・ドリトル』(1998)
監督:ベティ・トーマス 出演:エディ・マーフィー ほか
なんだか最近エディの元気がない。他にもどしどし黒人スターが生まれていく中で影薄いかんじ。
出たばかりの頃の危険さとノリが消えて、落ち着いて演技派になるかと思えばそーでもなし。
単に作品に恵まれないだけか? 今作もいろんな動物らは可愛いけど今までの二番煎じに終わってる。
1番面白いところを予告で見ちゃったから、本編はそれ以上のものじゃなかった。

notes and movies(1999.7〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(1999)劇場にて
監督:ジョージ・ルーカス 出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン ほか
『ジェダイの復讐』も途中寝ちゃって、昔一度観てるんだけど、何がどーなって戦争して、
ややこしい事態になったのかよく分からんまま、最初の前書きからすらもう分からなかった。

ストーリーはひたすら善と悪の戦いということにして、
大画面で観る作品はスピード感、臨場感がアトラクション(シューティングゲーム)に近い。
衣装、ロボットやクリーチャー、セットデザインが逸品。
これほどリアルで壮大な一大SF叙事詩は今シリーズの他にないだろう。

アミダラの豪奢な衣装デザインが素晴らしい。
ポートマンはクリアな英語で威厳ある女王役をシンボリックに演じた。
アナキン役のジェイク・ロイドもすごい。

衣装も戦闘の動きも、ジェダイの考え方も、日本の侍に通じるものがあるのは、
黒澤の弟子と公言するルーカスの好みがハッキリ現れていておもしろい。
他の三部作を観ないと前後がつながらないから、いつか観なきゃ。


■『ルーム・サービス』(1938)
監督:ウィリアム・A・サイター 出演:マルクス・ブラザース、ルシル・ボール ほか
まだマルクスbros.の観てない作品があるってことで嬉しかったけど、なんかフツーの話でドタバタギャグがない・・・!?
これはどーゆーことなのか。初期のまだおとなしかった時代か。監督らの意向か?
グルーチョなんかフツーのプロデューサー役で真面目にマネジメントに悩んでいるし、
チコは正直に金を管理、まともに協力してるハーポなんて前代未聞。
グルーチョらが今作は笑えると思ったかどうか疑わしいかぎり。
ラストの結末は何度も観直したけどその都度寝てしまった(最近1本全部観れない症候群にかかってる!
オチは面白い。♪Swing low, swing chariotte はE.クラプトンのアルバムにあったな。
昔からの葬儀用? 死者を送る歌なのか?


■『クレオパトラ』(1946)
監督:ガブリエル・パスカル 出演:ヴィヴィアン・リー、クロード・レインズ ほか
同作ではE.テイラーとR.バートンのリメイクが有名。後作がロマンスに力を入れた壮大なロマンスだったのに比べ、
今作はシーザーの賢さとクレオパトラがまるで親しみやすい少女のようで、祖父と孫のような関係なのが決定的に違う。
スフィンクスや夕闇は書割だが、舞台劇の雰囲気が出てる。
暗殺前で全盛期でないにしても明るく楽観的に描かれているのが特徴。

ストーリー自体それほど工夫がない。当時33歳で変わらず美しいリーもそれほど豪奢なドレスを着てるわけじゃなく、
鳥のように高い声で始終さえずっている。本物のクレオパトラとは?
エジプト人だったら、このヒロインみたいに透けるような白い肌ではなかったはず。
あまりに有名ながら、ミステリアスな遠い歴史のかなたの人物らの物語はいつでも人々の興味を刺激する。


■『アヴェティック』(1993)
監督:ドン・アスカリアン 出演:アリク・アサトリアン ほか
だんだんこのメモが杜撰に戻ってるとゆーか、マイナーアート系フィルムシリーズで書くことがないというか・・・
もう観てから数日経っちゃって記憶も薄れた頃に書いてるから覚えてることだけとりあえず。

ストーリーはないんじゃないだろうか?
2人の少年が大事そうに見せ合ってるフィルムの切れ端はなんと『羅生門』。
アート系に出る子役も楽じゃないな。

家に火をつけちゃう女とか、親の腹を裂いて足を温めた敵の話なんて実話だろうか?
突然、全体の調子が重く暗くなり、そのまま終わってしまった感がある。
裸で山の上でブリッジしてたり、川を男女がポーズをとって舟で流れていったり・・・やっぱ理解できない世界。
でも印象に強く残ってるってことは監督の狙いが通じた証拠なのかも。
「陳腐な話を描いてエンタテインするより意味のあるものを撮りたい」みたいなセリフも入ってることだし。


■『ミツバチのささやき』(1973)
原案・監督・脚本:ビクトル・エリセ 出演:アナ・トレント、イザベル・テリェリア ほか
なんか最近1本の映画を最後まで起きていられない
今作はヒーリング系で静かで淡々とした映像美だからなおさら心地よさ倍増。
友だちのイチオシ。天使か小さな美女といった少女アナを成長とともに追った作品がいくつかあるという。
雰囲気は『友だちのうちはどこ?』と似てる。
父が養蜂をやってて働きバチの哀しさを詩みたくつづっている。
時計についたオルゴールがなんとも胸を締めつけるような音色!


■『アウト・オン・ア・リム 1,2』

原作・出演:シャーリー・マクレーン、チャールズ・ダンス、ジョン・ハード ほか
ワオ ここへきて大当たりの新宿TSUTAYAもの。
なにげに目に入って(前から気になってたけど)精神世界の奥深さ、あらゆる日常のささいな心配事から、
人生とは何ぞや?てな根本的な疑問までがさーーーーっと明るく霧が晴れるような驚き。
超自然、超現実には昔から興味あったから復習とともに、より深い智慧を与えてくれる1作。
C.ダンスとJ.ハードがまたイイんだな!

[1巻]

「自分も創造主の神と同一である」
「すべての事象は偶然でなく、太古からつながって、それぞれ意味がある」
「あなたがもう少し自分を愛せたら、周りも愛せるのに。人に尽くすのは本当は自分がそう尽くされたいから」
「果物をとるには枝の先まで行かなきゃならない(go out on a limb)。そんな危険はまっぴらだ!」

「自分も神の一部だと信じれば、天国は自分の内に見えてくる。
 その責任を果たせば自分が見えてくるはずだ。他の人のことも。
 でもそれを理解するには何世も必要だ」

「天国は私の中に。愛すべき私」"Kingdom and Heaven are in me. I love myself. I am God."

過去の体験=真実=誰でも説けるように単純
アカシック=原始記憶。人の無意識の総称。

とても心が平穏に満ち足りた感じ。秋の虫が鳴いている。遠くは花火か? 雷鳴か?
いつでもこの状態でいられたらどんなに幸福だろう
日常の無意味な繁忙さに流されてゆく人々がどれだけ不幸か。
もし、私たち1人ひとりが神とつながり、考えそのものまで神の意思とつながり、
すべてが神のもとに導かれているとするなら、決して1人ではないし、
死や事故、あらゆる恐怖もなくなり、自然に周りを愛せるようになり、満たされた日々を送ることができるだろう。

もしも愛する人が側にいなくても、魂の先は1つにつながっている、とみんなで信じたら。
そうだ、タルコフスキーも言ってたっけ。「皆でいい事を考えたら世の中もっと良くならざるを得ない」と。
シャーリーはその後、追究、探究を深め、行くべきところまで着いただろうか、著書が気になる。
「現実とは自ら創るもの。自分が誰なのか知る手がかりになる」
私も気付いた。自分を変えるのは場所でなく、自分自身の中にある。幸せは自分の中にあると。
今を大切にするこの一瞬ずつが過去であり、同時に未来だと。


[2巻]

「この世に犠牲者などいない。すべての出来事には理由がある」
「すべてが定められたとおりに動いている。誰も死んじゃいないということだ」

マチュピチュ、この高い上まで石を運んだのは誰か? 空からしか見えないナスカの地上絵を描いたのは?

「心の平和とは時を忘れること。人生とは呼吸することだ」(呼吸瞑想)
「リラックスすると感覚が鋭敏になる」
「モノに執着するのは、愛がない時」
「果物をとるには枝まで行かなきゃならない」と再び言われる!

“神の力”を持つエネルギーは、人の魂と同じ成分だ。
愛の力がエネルギーの流れる速さを究極的に速める(光よりも速い

私たちは心の奥では知っている。僕らの考えは神の意志だと。

魂は“神の力”でできている。

宇宙の中でひとつの魂ほど価値のあるものはない。
その魂がいくつもの人生を旅するうちに、人類全体が向上することになる。

価値観が違っても魅かれ合う心と心。なんとも不思議で、なんとも素敵だ。

前世も来世もつながっているなら、今自分のしていることもふたたび自分に返ってくる(因果応報
そしたらシャーリーの言う通り、責任重大だって気もしてくる。
この輪廻転生の考えは昔からあったが、牛飼いになど生まれ変わりたくない皇帝が禁止して聖書にも載せられてなかったらしい
UFOや宇宙人の話は載っている?!
哲学者も信じた地球外生物の存在。
もしDの言う通り、兄弟ならX-FILEに出てくる人体実験するエイリアンは?

notes and movies(1999.7〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はレモン色のノートからご紹介。

  

photo1:通常版。
photo2:『エピソード1』を劇場で観た。
photo3:古代エジプト展などなど。

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『肉体と財産』(1986)
監督:ブノワ・ジャコ 出演:ドミニク・サンダ、ジャン・ピエール・レオー ほか
久々ドミニクの魅力を堪能できる。多過ぎる金は不幸を招くって話。
いつにも増してエキセントリックな演技のレオ。あのあどけない少年に何が作用したのか!?


■『ラスト・ファンタジー 星降る夜の贈り物』(1991)
監督:アルノー・セリニャック 出演:ジャン・ユーグ・アングラード ほか
この間の『ライフ・イズ・ビューティフル』のSFバージョン。
夜店から借りた割にリアルなかぶりものにUFO。子役はぷっくら顔の愛らしい好演。
奔走する父ジャンは、父親役も自然にこなせる歳になった。
月世界とも言える地上のスキー場の雄大な自然美が際立つ。

子どもの世界は現実と空想が半分ずつ。
急に理屈をこねて大人びた意見をした後、怪獣やらの話を同じ情熱をもって話し出す。
でも信ずればどちらも現実、両者に違いはない。
あすこまで一人息子のために演じ切ってる父に「無能な宇宙人」呼ばわりして父が泣いてしまうシーンにはグッとくる。


■『ツイン・ピークス』(1990-1991)
監督:デイヴィッド・リンチ ほか 出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン ほか
内容の説明のみ。


■『安城家の舞踏會』(1947)
原作・監督:吉村公三郎 出演:原節子、逢初夢子、滝沢修、森雅之、清水将夫、神田隆、空あけみ ほか
華族=族称のひとつ。公・侯・伯・子・男の爵位を与えられた人とその家族。昭和22年廃止。
族称=明治政府が定めた国民の階級の名。

まさに森のモダンでデカダンスな魅力を堪能できる1作。
なぜ日本にまで五爵階級制度があって、どんな特権があって、その豪奢な生活を誰が支えていたのかは分からないが、
昭和22年まで存在していたっていうのが驚き。

とても古いフィルムで保存状態も悪く、ノイズ線が入ってる上、音と映像が合っていない部分まであるが、
森や原の往年のきらびやかな演技が観れるだけで貴重。
森のピアノは本物か? 原のステップは別撮りっぽいが。
ひとつの華族の崩壊を湿っぽい悲劇というより、希望をもたせるストーリー性とラストがイイ。
「ごめんあそばせね、お父様」とあくまで上品なのが可笑しい。

「これで終わりだ」「いいえ、これから始まるんだわ」

ひたすら艶やかな原の笑顔のアップでエンディング。
華族は絵をたしなみ、音楽に親しみ、嫁ぐことなく湯水のように金を使って社交にいそしむ・・・
そんな風に暮らしてたんだな。その後はどうなったのか?
やっぱ働いてうまくいった人に、ただ落ちぶれた人にいるんだろうな。


■『ひとりぼっちの青春』(1969)

監督:シドニー・ポラック 出演:マイケル・サラザン、ジェーン・フォンダ ほか

"They shoot hoses, don't they?"

恐慌=生産が消費を上回り、急激に物価下落、失業が増え、破産、銀行の取り付け等が起きる経済の混乱状態。
政治、歴史、経済の話になると途端にお手上げ。豊かなアメリカもたくさんの修羅場を通ってきたらしい。
今の日本のバブル崩壊、不景気のもっとひどい状態と想像すればいいかな?
TVチャンピオンで男女がずっと立ってる耐久レースがあったが今作をヒントにしたのだろうか?
もっともタフな連中が集まったのか、それとも金への執着か、人生を試すためか!?
アメリカンドリームを握れるのは選ばれた者だけ。

"That's our American way!!"

「結局、夢を実現できる人間は決まってる」
「ウンザリ賞があったら1等よ」
何がここまで彼女を絶望させたか、想像を絶する。人生をとことん悲観に徹した作品。


■『デカローグ 全5巻』(1988)

監督:クシシュトフ・キェシロフスキ 出演:ダニエル・オルブリフスキ ほか
ずっと気になってたシリーズ。有名な監督が「ここ20年間でもっとも素晴らしい作品」と言ってた。
各テーマを哲学的に、映像美を以って徹底したリアリズムで追求。

●第1話「ある運命に関する物語」デカローグ1:あなたは私の他になにものをも神としてはならない
「人生はプレゼントなの。人への親切が大切よ」
池に火をたく悲しい眼の男は後半の伏線だろうか? 子役が素晴らしい。
子どもの質問が哲学的。どのみちMPのように人生の意味について考えるなんて無意味じゃないだろうか?

●第2話「ある選択に関する物語」デカローグ2:あなたはあなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
誰も死なずに済んだだけ良かったというもの。
重大な選択を前に他に何も考えられない美女がとても冷たい印象を残す。
彼女が轢いた犬というのは第1話の伏線だろうか? とにかくポーランドの冬は厳しいらしいな。
病院の天井からほのかに赤い水がしたたり落ちてるなんてあまりいい気持ちじゃないね。


■『楊貴妃』(1955)
監督:溝口健二 出演:京マチ子、森雅之、山村聡、進藤英太郎、杉村春子、南田洋子 ほか
なんかすごいノイズの入っちゃってる映像。
『羅生門』でも共演した京と森がコスチュームプレイで再度顔合わせ。
実は最後うとうとしててあまり記憶が定かでない。
悪徳で有名な西太后と違って、こっちのヒロインはおとなしかったせいか?


■『SUPERSTAR』
出演:ウルトラ・ヴァイオレット、ヴィヴァ、イーディ ほか
on and on and on...about Andy もしかしてファクトリー仲間を動く姿で見るのはこれが初めて。
アンディですらボウイの演技でしか観たことがない。もっと皆突飛な連中かと思えばこれを観るかぎりフツーじゃん。
'90まで生き延びた者、生き残れなかった者、インタビューや登場者も多彩。
デニス・ホッパー、ミック・ジャガー、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ライザ・ミネリ、ボブ・ディラン、ダリ・・・
他にも激動の'60のヒーローらを次々と登場させて、作品自体ポップに仕上げている。

「dead でなく、desapeared と言われたい。だが灰か砂になってリズ・テイラーの指に輝くダイヤモンドに生まれ変わりたい」

死後発見された日記には有名人のスキャンダラスな生活が赤裸々に書いてあったらしいが
「誰が気にする? 本物かどうかも怪しい」と言う。

すべてを煙に巻いたまま“消えて”からも、なお人々を魅了するポップアートのシンプルで購買欲をそそられるシンボリックなデザイン。
やっぱアンディは確信犯で、なんだかんだいっても時代を超えるアーティストだという結論に達する。

ニコが自転車から落ちて頭打って死んだとかをはじめ、ほとんどドラッグ中毒関連で死んでいるのは象徴的。
ラストは引き継ぐアーティストの卵らの感想。

「キャンベルスープはアメリカ生活の象徴。なんでもありなんだ。
 アメリカ的なものを認めて茶化すことで時代を超えることができると教えてくれた」

『ラストリゾート』(BL出版)

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『ラストリゾート』(BL出版)
パトリック・ルイス/作 ロベルト・インノチェンティ/絵 青山南/訳

随分前に書店で本書のチラシを見かけてから、ずっと探していたんだけれども、検索にひっかからずに忘れかけていたが、
図書館でふと発見してテンション上がったv
俯瞰から描かれた挿絵を見ているうちに、ホテルの中の香りや、潮の風を感じられるような気がしてくる。

 

▼あらすじ
この絵本のイラストレーター、ロベルトが想像力を失って、旅に出る。
行き着いた海辺のホテルには、いろんなものを探している物語の登場人物たちが次々と宿泊にやってくる。
彼らと交流するうちに、ロベルトは探しものを見つけた気がしてチェックアウトする。
そこに冒険好きな男の子が同乗を求めてきて、「ドコダカダレニモワカラナイトコロ」に向かって出発する。


巻末に、著者による補足説明があって、本書に出てくる謎の人物たちが
実は物語に出てくる登場人物であることが示唆される。
『宝島』の片脚の船乗りや、テグジュペリなど、夢中で読んだ文学の登場人物が出てきて、ドキドキしてくる。



片脚の船乗り:『宝島』に登場する船乗りロング・ジョン・シルバー



白いドレスの女性:アンデルセンの『人魚姫』



シロクロの俳優:ピーター・ローレ。チャップリンから「現在生きている中で最高の俳優」と言われた。



背の高い男:モンテ・クリスト伯爵としても知られる若い船乗りアレクサンドル・デュマ・ペールの小説の主人公。



警視:メグレ警視。ジョルジュ・シムノンの小説の主人公。


 
飛行士:アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ



詩人:史上最高の詩人の1人。エミリー・ディキンソン

“詩は、声にだして読まれたがっているのだ。
 どんなに勝手な読まれかたでも、声にだして読まれたがっている。”



木の上の紳士:『木のぼり男爵』のコジモ。

白い鯨:ハーマン・メルヴィルの『白鯨』



釣り好きの男の子:ハックベリー・フィン

「ついていってもいい? ぼくは、クレメンズとかトウェインとかいう名前の小説家に会ってみたいんだ。
 会えたら、ぼくにもっと新しい冒険をくれって、言いたいんだ」

「じゃあ、行こう。驚きがいっぱいあるところへ。
 みんながウィンクしてうなずいて握手してくるようなところへ」


「こころが思い描くものを現実のものにする力を得るためです。なんか変ですか」
「だれだって、さがしているのは、なんか変なものですよ」オウムは言った。

『ばっちゃん 助けられた繁殖犬たち』(小学館)

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『ばっちゃん 助けられた繁殖犬たち』(小学館)
井上夕香/文

以前読んだ『介助犬ターシャ』と同じシリーズ。
ペットショップで売られている可愛い子犬たちの背景に、こんな悲惨な事実が隠されているなんてショックすぎる。


「繁殖場」ペットショップで売る犬の赤ちゃんを産ませる施設。

【内容抜粋メモ】
 
1998年、愛知県の「動物保護管理センター」に94匹の繁殖犬が運ばれてきた。
登録も予防注射もしていない犬たち。ひどい病気になり、手当てもされず死んでいた犬もいた。
小屋には水もなく、数日に1度、鶏の頭が生で与えられていた。


 
ボランティアが集まって、薬のお風呂に入れてあげると、待ちきれずにほかの犬が寄ってくる。
力尽きた犬はやむをえず死なせなければならなかった。



そこにいたのが“ばっちゃん”(表紙と同じコとは思えない!
右目はなにかに強く殴られたのか、水晶体が破裂していた。
強い犬が噛みつくので、おとなしい犬は、おちおち眠ることもできない。



やっと迎えた譲渡会の日。最後まで生き残った62匹全員が温かい家族に迎えられた。


【あとがきの抜粋メモ】
日本は、動物保護に関してとても遅れた国だ。

役所がこのような業者を指導して飼育の仕方を改めさせる制度もなく、
どんなに動物を虐待しても罰金はわずか3万円以下なので、警察もとりあってくれない。
法律の改正を求める署名が集まり、1999年12月に「動物の愛護及び管理に関する法律」が制定された。

動物を虐待して死なせたり怪我をさせた場合は罰金100万円以下、懲役1年以下。
わざと動物に水や食べ物を与えないで衰弱させた場合は、罰金30万円となった。
けれども、この程度の改正では、まだ動物を守るために十分な法律とはいえない。

まだまだ私たちの知らないばっちゃんたちが日本中にたくさんいる。


「人になつき、愛をもとめ、やがて絶望して、
 文句も言わずに寂しく死んでいく犬たち」


地球生物会議

『劇場版SPEC 〜結(クローズ)〜 漸(ゼン)ノ篇』(ネタばれ注意

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『劇場版SPEC 〜結(クローズ)〜 漸(ゼン)ノ篇』(ネタばれ注意

結局観に行ってきちゃいましたw
でも、冷泉さんほかこれまでのSHは前編には出てこなかった。残念。
後編「爻(コウ)ノ篇」の前置きって感じで、実は途中ちょっぴり寝てしまった
2本にする意味があったんだろうか・・・企画が上手いんだな。

▼story
前回の戦いからの続きで、傷が癒える間もなく、2人は警察病院を退院して捜査を続ける。
SHを抹殺するシンプルプランとは、ウイルスのことで、それを入手した野々村係長は撃たれる。
未詳に送られてきたウイルスを、当麻の先輩・福田に抗体を作ってもらおうとするが、
水芸女・城旭斎浄海にジャマされる。彼女が噂のプロフェッサーJなのか!?
冷凍されて死んだと思われた吉川州(北村一輝)は、野々村の「ダメもと」で人肌のお湯をかけて揉んだ末に生き返る。
そのことを知らなかった係長はニセモノだとバレて、瀬文らに撃たれて殉職する。
そして、当麻の手にはウイルスが感染してしまう。。



今作は、野々村係長の追悼編だな。
北村一輝さんの相変わらず怪奇な演技も笑えた。

新しいキャラとしては、卑弥呼という能面の男が謎だらけ。
当麻の父・天の後輩・湯田(遠藤憲一)から、当麻の両親はプロフェッサーJに殺されたと告げられる(この辺寝ちゃってた/謝

青池里子「ふぉんとは・・・Who?」って一番笑えたw
毎回、千明さんが真剣な顔で言うセリフが変で、娘の潤(白い女)にまで「日本語変だよ」ってツッコまれてたしw

こうなったら「爻(コウ)ノ篇」だって観たいわねぇ。

 


『オリンピックの身代金』(2013)

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『オリンピックの身代金』(2013)
原作:奥田英朗 監督:藤田明二
出演:竹野内豊、松山ケンイチ、黒木メイサ、速水もこみち、笹野高史、岸部一徳、田中哲司 ほか

「祭りには生贄が必要だ」

戦後、爆発的に経済成長を突き進む日本の影には、格差社会、オリンピック工事における大勢の犠牲者がいた。
豪華キャストで、フィクションながら、当時の記録フィルムもとりまぜて、2夜連続で緊迫した爆発事件を描いた社会派ドラマ。

trailer

▼story
1964年。東京オリンピックまで56日。1回目の爆発事件が起こる。狙われたのは須賀幕僚長の自宅。
警察には以前、連続爆弾事件を起こした草加次郎の名で脅迫文が届く。
2回目の爆発は中野の警察学校、3回目は外務省、いずれも「無線と科学」に掲載された目覚まし式時限爆弾で、
脅迫文もその切抜きが使われていた。
幕僚長は、オリンピックは日本が経済復活を遂げたことを海外に示す国家的事業であるから極秘で捜査するよう命じる。

父と絶縁状態にある次男・須賀忠(TVディレクター)が学生運動家・藪谷と交流があったことから疑われる。
北野火薬でダイナマイトが25本盗まれたことが分かり、東大生の島崎が捜査線上に浮上する。
島崎の兄は人夫として働き、心臓麻痺で亡くなったとされていたが、実際は過酷な労働の末、
疲労回復のためにヒロポン中毒となり、粗悪なヒロポンを使って死亡していたことが分かる。

4回目に狙われたのは暴力団事務所、5回目はモノレールの柱。
現場で島崎とスリの村田が目撃された。
捜査一課五係・落合昌夫の妹・有美が島崎と付き合っていることが分かる。
北野の敷地内にヤクザあがりの人夫・樋口の死体が発見される。

犯人から8000万円の身代金要求がくる。
今度は警視総監宛に小包が送られ、落合は爆弾を地下まで運ぶ。
再度8000万円と声明文をTVで発表するよう自筆の手紙が届く。

「新幹線工事に210人、高速道路工事に50人、地下鉄工事で10人、モノレールに5人、
 ビルその他合わせると300人以上の人夫が亡くなった。
 人夫のほとんどは地方から出稼ぎに来た貧しい労働者で、1日16時間の連続労働をしている」

1964.10.10の開会式。身代金を米軍バッグに入れて神宮プールに置くよう指示がくる。
国立競技場内の観衆は約7万人。島崎は虚無僧として潜入する。

「今の日本は本当に幸福だと?」



プロレタリアート=資本主義社会における賃金労働者階級のこと。無産階級。

結局、この事件は、国内・国外にも報道されずにもみ消されることとなる。
外国人観光客の目に触れないようにヤクザが街から出るよう命令されたってゆうのは事実なのかな?

笹野さんが大活躍してて嬉しいv 島崎を戦争で亡くした息子とダブらせていたんだよね。
「拳銃抜いた警官には向かっていくな。死ぬなよ」


 
田中さんは、火薬会社の社長・北野役で第1夜の早い段階で登場。
「これがダイナマイトさ。どうだエクスタシー感じるだろ?」って怪しすぎ! 小指たててるしw

ドラマまとめ5

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田中哲司さんが出演したドラマを絶賛チェック中。
連ドラものは、とりあえず1回目の出演シーンのみを観て、ストーリー的に興味もったものはあとで続きを見る予定なり。
これで大体、連ドラものはひと通りチェックできたかもv

その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
その4はこちら。


●世にも奇妙な物語「怪我」(1996)

女性を轢いた男役。
このシリーズも長いね。たっくさんの俳優や脚本家が関わっていたんだなあ!
車に轢かれた主婦ミサキは、大怪我を負って帰り、妊娠を告げる。
赤ちゃんを産んで、実は車に轢かれた時、瀕死だったのに子どもを産みたくて今まで我慢してたって/驚


●世にも奇妙な物語「扉の先」(1997)
 
警官役。
死刑囚の70番は、移送が決まっている50番をからかうために、電気椅子で処刑される様子を細かく話す。
作り話を信じて金属ショックで50番は亡くなる。その後、移送が決まった70番もまた心臓発作で亡くなってしまう。


●世にも奇妙な物語「女は死んでいない」(1997)

銀行強盗役。途中からいなくなってたけど???
銀行強盗は連絡ツールにポケベルの数字でやりとりすることを思いつく。
金を詰めている時に防犯ブザーを押されて、外に逃げたところで銀行員と鉢合わせて刺殺。
第一発見者を偽るが、刑事は「女は生きてる」と自白を迫る。
仲間から「SHE DIED」というメッセージが届いて、男は釈放されるが、死者によって復讐される。


●天体観測(2002)
 
聡美の夫・山瀬役。妻も働いてるのに、家のことを任せきりで放置してる感じ

大学の天体観測サークルの7人の3年後。
聡美(介護士)は結婚。義母の世話に追われる。
美冬(教員補助)と恭一(ビジネスマン)は半年で別れた。
美冬が好きだった友也(画家)が海外から帰国。
健太(魚屋)はタケシ(ニセの出会い系サイトを経営)から紹介された出会い系サイトに30万も払った。
バンプの音楽がいろいろ聴ける


●末っ子長男姉三人(2003)
 
「年末年始、お前の力が必要なんだ、サチ!」
酒屋を継いだ高木勝役。妻が浮気してバツイチの子持ち。幸子の同級生。
こーゆーホームドラマのフツーの兄ちゃん役もいいなあ!
「いらっしゃいませ〜!」て声も威勢がいいし。

原田知世ちゃんが自己中役なのが新鮮。お風呂シーンも多いし
みんなで30歳がダメとか、結婚しなきゃダメとかゆってて、なんだか古い価値観
全体的にセリフが多い。同僚ミキ役の鈴木砂羽さんも力の抜け具合がイイ。

ラジオの人生相談番組を制作してる春子は、25歳だと誤魔化して合コンに行き、年下の一郎と出会う。
一郎は元カノ・エミ(22歳)にフラれて、エミに似ている春子を好きになる。
父はすでに亡く、母と同居することを条件に結婚するが、夫の浮気で家を出た長女・節子、
キャリア組で蒲田に左遷された次女・和子、女優を目指してる貧乏な三女・幸子まで家にやって来る。


●ほんとにあった怖い話 第1シリーズ(2004)「死ねばよかったのに」

タクシー運転手。♪天城越え を節つけて歌ってるのに爆
山で女性を乗せて脇道に入り、姿が消えてがけ崩れに落ちそうになった、わずか3分くらいの話。


●世にも奇妙な物語 15周年の特別編「リプレイ」(2006)

婚約者リョウコが何者かに路上で絞殺された。恋人の男がビデオカメラで昔の姿を何度もリピートして見ていると、
リョウコが部屋の中にいるのが映っている。男はカメラの中のリョウコと暮らしはじめる。
彼女の浮気を疑って、相談相手のサラリーマン(田中)と会っているのを見て逆上。
リョウコを殺したのは恋人自身だったってオチ。


●ブラッディ・マンデイ (2008)
 
高木竜之介役。息子が伝説的なハッカー・ファルコン。ついに春馬くん兄妹の父親役かあ!
妻は亡くしているけど、妻子持ちの役でも指輪してないよね? 手は繊細でキレイだけど。

ロシアで町の住民が一瞬で消える事件が起きる。次に狙われてるのは東京。
沖田は高木にデータを渡した後に撃たれる。天然痘×エボラのウイルス「ブラディX」。
透析を受けに行ったハルカがさらわれる。昼間の表参道や渋谷でよく撮影できたね。
ほんとにこんなテロが起こったら地獄だな


●風のガーデン(2008)

二神を捜査する東京地検検事・海野役。

[第1話]
倉本聰さんかあ。麻酔士の白鳥は二神の治療を頼まれるが彼は汚職事件の黒幕?
妻が亡くなって7年。娘ルイがイギリスから帰り、風のガーデンでガーデニングをしている。不倫中?
14歳のガクは記憶力や音感がいいがココロは9歳くらい。

[第2話]
白鳥も切除不能なすい臓がん。痛み止めに麻薬パッチなんてのがあるのか


白いゴールデンの蛍ちゃんが可愛い 亡くなっちゃう役だけど
「悲しい、はもともと愛しいって意味なんです。愛しいから悲しい」


●怨み屋本舗REBOOT(2009)

報道・城島進一役。「ニュースだって商品なんだよ」

アヤネはイジメを受けて自殺した。母親は怨み屋本舗に復讐を依頼。
情報屋が代わり、携帯のメールデータを解析、体育館を盗聴するなどして3人の悪魔と
イジメ部部長が担任であることを突き止める。


●素直になれなくて(2010)

ドクターの上司・峰原隆役。頭から水かけたりしてかなり嫌味さんです

ついにドラマもスマホの時代になっちゃいましたか。。
起承転結の転あたりから入って、つかんでから話が始まるってパターンが多いね。
瑛太くんと樹里ちゃんて『ラスフレ』と同じだし。
『八重の桜』の山川大蔵役の玉山鉄二さんがフツーの青年姿でビックリ。

高校の補助教師のハル、ポルノ写真を撮るカメラマン・ナカジ(キリコという彼女がいる)、
編集長からセクハラを受ける雑誌編集者リンダ、リストカットしてるハルの友だちヒカリ、
韓国人のドクターは、医者に機器を売る営業マン(ハルが好き)。
ハルの母とリョウスケが再会。リョウスケは誰かをゆすってるってゆう、いきなりヘヴィな人間関係。


●華和家の四姉妹(2011)
[第1話]
男殺しで3人の子持ちの次女タケミ、長女フジコは講談社の編集者で年下のカレシがいる。
三女サクラコはOL、四女ウメは美術大学(声がハスキーでステキ)。
ウィッグの社長の息子・支店長にセクハラされてた派遣女性を助けるタケミ。

[第2話]
フジコの下についたミヤケは、フジコの服を真似たり、メールを消したり。
ミヤケは妊娠して大学中退してる。「仕事の代わりは誰でもいるけど、母親はわたし1人」
キャリア組はまだ揺れる時代だねぇ。。
モテ男のパパが愛人に刺された。母親はパリに行き、バスの横転事故に遭う。


タケミの元夫・山根克彦役。モバイルのアプリ開発で当てた超高層自社ビルの社長だって!
ネクタイを引っ張られたり、秘書と付き合ってることを言い当てられて吹いたり、タケミとのやりとりが面白い/爆
タケミとの復縁を考えてて、3人の子どもの父親で週末に会ってる。


●外交官・黒田康作(2011)
 
管理官・新居田一彦役。霜村の事件を捜査している。

地図オタクの大垣は男性の死体を発見する。被害者は薬害訴訟に関係?
外交官の黒田は、女性政治家ミカミのボディガードを依頼される。
BSE問題での会議で狙撃事件があり、犯人は事情聴取も受けずに釈放。ミカミが仕組んだ?

黒田は医師・霜村と11年ぶりに再会。1999年の紛争で霜村の妻は撃たれて亡くなった。
被疑者・霜村はサンフランシスコで投身自殺。
診断書を書いた吉野医師が黒田の部屋を物色して逃走中に死亡。
黒田は空港で霜村を見かける。

日本のドラマに韓流スターが出演するのが当たり前になってきたね。


●ラストマネー -愛の値段-(2011)
 
保険会社の営業マン・横村一樹役。あらま、いきなり自殺でお葬式のシーンから。
「オレ、女できた」て不倫までしてる。

「私には分かる。あなたはいつかいなくなる」
「おれは、いなくなったりしないから。ずぅーっとそばにいるから」
「生命保険入ってくれない?」

自殺だと保険金は支払われない。査定員なんてキツイ仕事だねえ
調査員なんて仕事もあるのか。(如月)
向島は以前、査定して悲しませたトラウマを持つ。

『アイノカラダ』(2003)

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『アイノカラダ』(2003)
監督:村上なほ 出演:菅野美寿紀、宮前希依、きいちめぐみ、北川さおり、小野香織、佐藤美乃利、田中哲司、夏八木勲 ほか

▼story
ミズキの場合『Find-er』
画廊を訪れ、迷っている自分をオーナーにすべて見透かされショックを受けるカメラマンのミズキ。
あと1枚だけ撮れるカメラを渡されるが、触れたくなるような被写体が見つからない。

キヨリの場合『錆びた指紋』
不動産屋で営業をしているキヨリは、3ヶ月たっても1つも契約がとれない。
1月分の家賃が92,000円て高いじゃん! 死んだ金魚を放置したり、もしかしてあの部屋に住んじゃってる?

 
「俺だってさ、何もできないけど、ひと晩中そばにいてやることくらいできる、さ・・・」
田中さんは、キヨリと関係のある社員の杉本役。なぜ2人がギクシャクしてるのか理由もよく分からん。

メグミの場合『耳鳴りのカケラ』
ミズキの兄はワガママな女優のマネージャーをしている。
仕事をキャンセルさせたことでキレて、ケンカして、メグミはトイレで倒れていた。

サオリの場合『香ばしい雫』
足を怪我したクラブダンサーのサオリ。年下の男の子を家から追い出したが、戻ってくる。

カオリとミノリの場合『光の舌触り』
同棲していたレズビアンのカオリとミノリは、すれ違いから別れて住むようになる。
2人で街を歩き、写真を撮ってほしいと頼んだのは、第1話のミズキ。
2人の写真を撮ることでミズキの迷いがふっきれる。


オムニバスで、各話に出てくる女性たちがどこかで関わっている構成。
説明的な部分がないから、なにを描きたかったのかよく分からなかったな。


ピロリ菌呼気検査結果

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月曜日、先日の検査の結果を聞きに行ってきた。
てっきり第2薬を飲む心づもりでいたら、除菌できてたって言われてホッとした。
尿素呼気試験IRの値が2.5未満ならOKのところ、わたしは0.4。ヤッタね
「1回目の薬で除菌できる人は100人検査した中60人だから、ラッキーですよ」だって。

ピロリ菌による胃がん発症の可能性はなくなったにせよ、その他の原因もあるから注意は必要らしい。
除菌後10年たっても胃がんを発症する人も中にはいる。。って、ダメじゃん

今後の注意点
・塩分を控える
東北地方は塩分の濃い食事が多いから胃がん率も高いとか。

・ヨーグルト、納豆などの発酵食品を毎日食べること。
自分の腸に合ったものを見つける。例:カスピ海ヨーグルトなど・・・てなんですか、それ?

・年に1回は内視鏡検査をして経過を観察すること。
ええ゛〜・・・結局、検査をすすめられるんだ。毎年なんてムリだよね
ま、とにかくピロリ菌の件はこれで一件落着ってことで。



その他のトピックス。

テレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル「三億円事件」2014年1月放送
出演:田村正和 余貴美子 段田安則 小野武彦 忍成修吾 板谷由夏 田中哲司 津川雅彦 橋爪功 光石研 泉谷しげる 奈良岡朋子

先日の『オリンピックの身代金』に続いて、またもや出演決定/祝 まさに引っ張りだことはこのことだ。



図書館で借りたCDシリーズ。
カラオケにハマりたての頃は、とにかく巷で流れてるヒットソングのシングルCDを片っ端から借りて覚えたりしてた
最近、急にその頃の曲が聴きたくなってきたから何枚か借りてみることにした。

JET CD/PUFFY
♪ネホリーナハホリーナ とかよく歌ってたなw

PUFFY BEST ALBUM 15
スカパラが参加した♪ブギウギNo.5 とか懐かしい。

amiyumi/PUFFY
ほんとは♪誰がそれを を探してたんだけど、図書館にはなかった。残念。

14番目の月/荒井由実
♪さみしさのゆくえ、♪何もなかったように が好き。



「lyrics」もアップしました。

『子どもの人身売買 売られる子どもたち』(リブリオ出版)

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世界の子どもたちは今『子どもの人身売買 売られる子どもたち』(リブリオ出版)
アムネスティ・インターナショナル日本/編著

以前読んだ『児童労働 働かされる子どもたち』と同シリーズ。
世界の児童労働の実態だけでも信じられなかったのに、子どもの人身売買がまさかここまではびこっているとは思わなかった。
しかも、日本も少女たちの性的搾取などに深く関わっていることを知って余計にショックだった。
単純に貧困だけでなく、その背景には昔からの慣習も絡んでいることなど、とても勉強になる1冊。

「アムネスティ・インターナショナル」
1961年イギリスで発足。「良心の囚人」と呼ばれる人々の釈放、死刑の廃止、難民の人権保全など、さまざまな人権問題に取り組んでいる。


【内容抜粋メモ】

************************************人身売買とは?
人身売買の最大の原因は貧困。

【搾取の4タイプ】
1.売春による搾取
2.その他の性的搾取
3.奴隷制またはそれに類する慣行
4.人体器官の摘出

「人買い」
子どもを買って働かせる場所(工場、農地、屋敷)へ売るブローカー。

「メールオーダー式の花嫁」
専門のブローカーが花嫁候補のカタログやブログを作成し、
金を払ってでも結婚したい男性に手数料をとって紹介するビジネスが横行している。


毎年約120万人の子供が人身売買の被害に遭っている(国連調査
約60〜80万人が国境を越えて取引され、うち80%が女性・少女、50%が子ども。

アフリカ最大の経済大国である南アフリカは、売買の目的地でもあり、通過国となっている。
東南アジアから日本へのルートがあり、組織犯罪集団の活動がある。

ヨーロッパの人身売買は、ほとんどが東から西への売買。

2006年5月、FIFAワールドカップを前に、
世界中からやってくる大勢のサポーターに紛れて人身売買が行われないよう、
ILO(国際労働機関)は警戒を呼びかけた。


●紛争地域での性搾取
・紛争によって保護者を失った子どもが大勢いること。
・社会が不安定で国に力がなく、法の執行体制が整ってないこと。
・国際社会が大勢の兵士を送り込んでいること。

貧しさに負けて親がわが子を売り渡すというケースは実は少ない。
ストリートチルドレンなどや、正当な労働をするつもりで騙される。
紛争地帯では、武装勢力に住民が拉致される場合がある。
麻薬や密売品を移動させるための仕組みをもっている犯罪組織が人身売買にも関わるようになってきた。


●未成年の性搾取
エイズへの漠然とした恐れから、経験が少なければ比較的安全だろうという思い込みや、
処女とセックスすればエイズが治るという迷信などから、若年者への需要が高まっている。


●ジェンダーの問題
アジアの一部の国では、家同士の損害賠償として、お金や物と同様に女の子をやりとりする慣習が残っている
女児は、家族のために尽くすことが当然とされている。
日本でも男子が優先されることがある。底に流れる意識は共通している。


●児童労働
危険な農薬を使っている農場で働かせるなど、病気になったり、時には死に至ることもある。
犯罪に関わる仕事で命を失う場合もある。
麻薬中毒にさせられ、救い出しても、依存する薬物を入手するためにまた売春に戻ることも多い。


************************************世界での状況

【ラオス】
若い国であり、19歳以下の人口が55%。発展途上国のなかでも貧しい国のひとつ。
人口の73%が1日2ドル以下で生活している。
農作業で暮らしてきたが、それ以外の商品を買うには、現金収入が必要。
わずかな現金収入があるかないかで生活レベルが違ってくる。

いちばん多い職業は公務員で、かなり給料が安い。
教育レベルが低いと、家で農業を手伝うか出稼ぎに行くことになる。


警告看板の一例「人身売買の被害者にならないで!」


●タイに売られる少女たち
叔母が「タイでの果物売りの仕事」を紹介してくれた。

実は寝たきりのおじいさんの世話をすることだった。
雇い主に「私はあなたを買ってきた。バス代も負担した。辞めたいなら自分で払いなさい」と言われて初めて売買されたことに気づく。

雇い主夫婦は金が必要になったからといって少女を売春宿に売ってしまった。
周囲は高い塀に囲まれ、24時間警備員が見張っている。
少女は叔父に助け出されるまで7年間閉じ込められた。
給料は支払われず、耳を切られたり、歯を折られたり、たえずさまざまな方法で拷問された。


【ブラジル】
貧農地帯や都会のスラム街から集められた子どもが、大人に混じって奥地の森林伐採の仕事をさせられている。


【インドネシア】
スマトラ沖での大地震と津波により、世界中から駆けつけた支援者にまぎれて
人身売買業者が入国し、身寄りを装って国外に連れ出そうとした。


【スリランカ】
・被災後の1ヶ月間に子ども40名が「タミル・イーラム解放の虎」によって少年兵に徴用された
・「善意の寄付者」たちの多くは、海外の人身売買組織と通じたブローカーだと判明した。
・「ワールド・ヘルプ」はアチェの子ども300人をジャカルタに送る計画を申し出たが、
 災害を利用してキリスト教に教化しようとするものだと国内から激しい反発の声があがった。


【ネパール】
ネパールの子どもたちの行き先は、ほとんどインド。
年間5000〜7000人の少女が、日本円にして数万円〜十数万円程度でインドに売られる。
「周旋人」は国境で少女をブローカーに引渡し→ブローカーは数千円で買った少女を→数万円で売春宿に売り渡す。
オーナーは暴力団や現地警察と組んでいる場合が多く、逃げ出すことができない。
基礎教育が欠けているために搾取されやすい。


インドのHIV感染者は500万人以上と推定されている


ネパール・インド間の国境は、パスポートもビザも不要、自由に行き来できることが人身売買を見逃す要因となっている


マイティ・ネパールが運営するホスピス。HIV感染した女性や子どもらが共同生活している


【カンボジア】

ポル・ポトが政権を握り、200万人が虐殺されたといわれる。
家族をバラバラにして、子どもたちに親を殺せと教えたという。
生物兵器「枯葉剤」の影響はいまだに残っていて、各地に埋めた地雷は大勢を苦しめている。

●東南アジアの性的搾取の特徴
10歳以下で売られ客をとらされる。
幼い女児は一度処女として売られ、「縫い直し」て何度も売られることさえある。
エイズを発症すると追い出される。


【フィリピン】

「セックスツアー」
西欧の小児性虐待者「ペドファイル」が大勢やってくるようになった。
米軍兵士、西欧や日本からの観光客は罰を受けることなく少女を買春していた。

「エンターテナー・ビザ」で入国して性産業で搾取されることもある。
パスポートをとりあげられ、移動の自由もなく、性的・身体的虐待を受ける事件が多数起きている。

「ECPAT(児童買春とポルノ、性目的の人身売買を撲滅する会議)」
1992年に「子どもに対する虐待、搾取、差別に関する子ども特別保護法」ができた。


【中国】

●「一人っ子政策」と人身売買
過保護の問題、急速な高齢化の問題、男女比のアンバランス、闇出世児の問題がある。
これは日本と同じ、少子化の弊害。

「一人しか子どもを持てないなら男子がいい」
出生前の性別判定は禁止されているが、隠れてやって、女児は中絶してしまうことによって男児が増えた。
登録外の女子が1000万人以上いると言われる。
結婚相手を見つけられない男性が3000〜4000万人いると言われる。
貧しいベトナム人女性や未成年者が、売春婦、奴隷、妻として売られている。


【コソボ・セルビア】
コソボは旧ユーゴスラビアの中でも最も貧しい地域。
国内の不満をそらし、ひとつにまとめるための手段として、他民族への憎しみをかきたてた人たちがいた。
マスコミも手を貸し、憎悪をあおり、虐殺など非人道的な行為に走ったのは一般市民だった。
セルビアからはバルカン半島を経由して毎年12万人もの女性や子どもがEU加盟国に売られて、性的に搾取されている。

「私たちは、寒い季節でも薄いドレスを着て、国連軍の兵隊や警官にサービスさせられた」(アムネスティの調査


【カメルーン】
国民の50%が1日1ドルの貧困ラインを下回る生活をしている。
ILOは2005年に60万人の子どもが児童売買の被害者となったと推定している。


【スーダン】
アフリカの国境線は直線が多い。植民地主義の西欧列強がかなり適当に領土を分けたため、
民族、慣習、宗教、言語もまとまりのない国がたくさんできてしまった。スーダンもその1つ。
ダルフールでは「民族浄化」のための虐殺、紛争がつづいている。

●奴隷制度
スーダンでの人身売買の問題は、大量、組織的に行われていること。
民兵がさらい→奴隷商人が仕入れに行き→都会で売る。
そして奴隷の使用が一般的な慣習となっていること。
いまだに西欧の大都市に派遣された政府・団体職員が奴隷を使用しているのが見つかることがある。


【エルサルバドル】
中米には、子どもを米国に「密輸」する組織がいくつもあると言われる。


【モルドバ】
ヨーロッパの最貧困に位置づけられている。
モスクワでのウェイトレスという仕事を紹介され、被害に遭うなど、
公的に確認されただけでも1302人も人身売買された。


【アフリカ】
89%の国で他国との人身売買が行われている。とくに近隣国で起きているのが特徴。
その原因は貧困のみならず、さまざまな要因が絡んでいる。
政治的な不安定性や圧制、民族間や男女間の差別、伝統的な慣習である早婚や出生登録の欠如など。
また、呪術の儀式のために子どもの臓器が「いけにえ」として使われているという情報もある


************************************ユニセフの取り組み

ILOとユニセフは長年子どもの人身売買と戦ってきた。
子どもの権利条約を実施し、広めることに大きく関わっている。

「子どもの権利条約」
子どもの基本的人権とは、生きる権利、育つ権利、あらゆる種類の虐待や搾取などから守られる権利、
社会的・文化的な生活に参加し、家族の一員として生きていく権利。

ポーランドは第二次世界大戦で国民600万人を失い、うち200万人が子どもだった。
ポーランド人小児科医ヤヌシュ・コルチャック博士の思想も条約に反映されている。

毎年120万人もの子どもが、数十億ドルが動くといわれる商業的性取引に巻き込まれていると推測する。
「選択議定書」によってこの条約を補完・拡充しようとした。

「人身売買議定書」
2000年国連総会において採択された。
国境の管理強化、とくに偽造パスポートが作られないよう質を確保することが締約国に求められる。

 
5歳未満児の地域別死亡率/その原因


「ラクダレース(競駝)」

アラブ諸国で行われ、幼い子どもが騎手として長年使われてきた。
パキスタンなどから4〜5歳の子どもがビザもパスポートも持たず連れてこられ、
騎手は軽いほうがいいため、食事も満足に与えられない。
時速約65キロも出るラクダの背に縛り付けられ、万一落下すれば大怪我または死に至る危険な仕事。

ユニセフは政府と協議し、16歳未満の騎手使用を禁止した。
2006年にはロボットによる騎手のレースが試験的に行われた(だったらラクダだけでいいんじゃないの!?


【サウジアラビア】

アブデルマジド・ビン・アブドルアジズ王子は、
路上で物売りや物乞いをする子どもを保護するためにユニセフに支援を依頼した。
2000人以上もの子どもたちを出身国に送還した。

人身売買には、強制結婚、強制労働、家事労働、売春などさまざまな形態があり、メコン川流域諸国で著しく多い。




●その他の取り組み機関
「IOM(国際移住機関)」
「UNHCHR(国連人権高等弁務官事務所」」
セーブ・ザ・チルドレン
エクパット・インターナショナル
ワールド・ビジョン・インターナショナル


************************************日本との関係

2005年の報告書で、国際基準を満たしていない第二階層に分類され「監視対象国リスト」にあげられてしまった。

●殺人事件の背景
1991〜1993年に人身売買被害者による殺人事件が20件発生した。
加害者は人身売買の被害者で、借金を背負わされ、監禁され、暴力をふるわれて売春を強制された女性たちが
逃げ出そうとして管理者を殺した事件が相次いだ。

日本には人身売買された被害者が大勢いる。
日本には極東最大の性産業市場があり、アジア人の女性約15万人が働いている。

観光ビザ、興行ビザ、偽造パスポートで入国し、神奈川や長野県に連れていかれることが多い/驚×5000
パスポートを取り上げられ、店の主人は買い取り金額に上乗せした300〜500万円を渡航費用などの「借金」として押しつける。
たとえ借金を返しても、別の店に「転売」される。

「女性の家ヘルプ」
人身売買の被害者を受け入れるシェルターを運営。

「人身売買罪」
刑法第226条。人身売買に関与した者への懲役刑を明記。
主に興行ビザの扱いが変わった。審査を厳しくしたことで入国が激減した。

「アジアへの買春観光」
1990年代にセックスツアーがさかんになった。児童を買っても罰する法律がなかった。
日本はいまだに子どもポルノを盛大に発信している。


●赤ちゃんの養子斡旋
日本が送り出す側となる海外養子斡旋。外国人の養子として300〜500万円で売られている/驚×5000
望まない妊娠によって出産後、すぐに引き取れる日本の赤ちゃんは人気が高い。
正式な養親の審査もなく、その後の監視もなく、子どもの幸せを守ることはできない。


●研修ビザと労働搾取
研修ビザが奴隷的な労働の隠れみのとなっている。
研修の名目で外国人を雇い、寮と称して狭い部屋に大勢押し込め、最低賃金以下で働かせる。
研修生は「逃亡防止」のためパスポートを取り上げられ、収入の過半は天引きで強制貯金させられる。
労働組合・政党に入らないという誓約書をとられる。
トイレ時間を書かせ、3分を2分と書いたとしてその日の12時間労働分をカットしたりしていた例もある。

●日本の「人買い」
江戸時代には大きな飢饉だけで4回もあった。
農民は貧困をきわめ、生まれた子どもを間引き、口減らしのために売っていた。

「二・二六事件」
東北地方の農家が貧困をきわめ、売春宿に娘を売る事態が背景にあるという説もある。


●イラクのアブグレイブ収容所での拷問
100人以上の捕虜が死亡。30人以上は殺害されたとみられる。

制度として社会に定着していると、どこが悪いのかなかなか分からない。
時代劇に出てくる「拷問」は、当然として制度の中で行われていた。

「死刑制度」
世界197か国中、137か国が廃止しているが、日本では存続を求める世論がいまだ多数。


************************************身近でできること

●関連団体・活動
「ほっとけない」キャンペーン
「国際子ども権利センター」
「ポラリスプロジェクト」アドボカシー活動
「ECPAT/ストップ子ども買春の会」
「人身売買禁止ネットワーク」
「てのひら 人身売買に立ち向かう会」


●参考図書
「人身売買をなくすために 受入大国日本の課題」吉田容子監修
「山椒大夫」森鴎外(10世紀頃の人身売買の話が出てくる
佐藤春夫(詩人)38歳で谷崎潤一郎前夫人・千代と結婚。新聞で「妻譲渡事件」と報じられた。
「アジアの子ども買春と日本」(明石書店)

「赤ちゃんの値段」(講談社)
・日本人の赤ちゃんは人気が高く、5万ドル(約600万円)ほど支払うそう。
 これは他国の斡旋費用と比べるとほぼ2倍。
・インターネットの競売サイトに出品された赤ちゃんには10万9100ドルの値がついたが運営会社によって取引を中止された。
・カンボジアの女子が売春宿に売られる時は、1人1〜3万円。
・先進国の売春宿の経営者が東南アジアから少女を買う場合は6000〜15000ドル(約72〜180万円)。


************************************南アジアの少女売買の実態例

これまで50年間で売られたネパールの少女は推計30万人といわれる。

人身売買は、売春宿の経営者、仲買人、周旋人の連携により巧みに行われる。
周旋人は就職口を斡旋して少女を連れ出す→国境を越えたところで仲買人に引き渡す→インド各地の売春宿に売り飛ばすのが主な手口。

●7歳で売春宿に売られたジーナ
カトマンズの貧しい農家で生まれた。両親は他界。
継母が叔父と呼んでいた男性に「ダサイン(ネパール最大の祭り)見物を兼ねて、彼の子どものお守りをしてほしい」と頼まれた。
その後、叔父の知人と称する男が来て「一緒に使いに行ってくれないか」と頼まれる。
バスや列車に乗り換え、4日目、インド最大の商業都市ムンバイの売春宿に着いた。

売春宿のおかみから「今日から客をとってもらうよ」と言われる。
泣くと殴る蹴るの暴行を加えたため、その日の夕刻、初めて客の相手をさせられた。


●暴力とマインドコントロール
暴力で反抗心を打ち砕き、徹底的に服従させ、言葉によるマインドコントロールが行われる。
売春宿のおかみも人身売買の被害者だと明かし、身に着けた金のアクセサリーを見せびらかし、
少女の欲をそそり、どうせ逃げられないなら、この世界で成り上がったほうが得策だと思わせる。

実際、売春宿のおかみは人身売買の被害者が多い。
自力で社会復帰することはきわめて難しく、路上コールガールになるか、周旋人、売春宿の経営に回るしか道がない。
長期間にわたって施されたマインドコントロールは強固で簡単に解くことができないため、売春宿の環境に染まっていく。


●色白と処女性へのこだわり
インド人男性は肌の色にこだわる。身分制度により色白ほど高位とされ、縁談にも影響するほど重要視されている。
インド国民の約70%のヒンドゥー教徒は処女性を重んじる。
人身売買される際も11〜14歳の少女にもっとも高い値がつけられる。

客の支払った金はすべておかみに奪われる。
医療診断の結果、HIV感染が判明。
保護されてから、ジーナはリハビリを重ね、職業訓練を受けるなどして、前向きに生きようとしている。


●無知と貧困
少女チャンヌー「毎日50〜60人の客の相手をさせられた」
警察による売春宿の摘発によって救出されるまで5年間にわたって売春を強要された。

インドのHIV感染者は500万人以上と推定。
HIVをふくむ性感染症の知識の有無を尋ねると、25%がほとんど知らないと答えた。

望まぬ妊娠、きわめて危険な方法で中絶する女性は後を絶たない。
生まれてきた子どももHIVに母子感染して、生涯、病を背負っていかねばならない悲劇も多い。

増え続けるインドのHIV感染の原因には、無知と貧困が深く関わっている。
HIV感染者に対する社会の偏見も根強く、村八分を恐れた家族が受け入れを拒絶するため、故郷に帰れない女性も多い。

「少女売買 インドに売られたネパールの少女たち」参考
「ラリグラス・ジャパン」



カンボジアで発生する人身売買の80%はポイペトで起きているといわれる。


ネパール国境に設置されたチェックボックスでは、終日2交替制で見張りに立ち、人身売買を水際で阻止している

ドラマ『ねこばん(全12回)』

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ドラマ『ねこばん(全12回)』(2010年10月〜12月)
出演:伊武雅刀、りりィ、片山けい、松田信行 ほか

「幸福は猫に似ている。いつの間にか膝の上にいる」

映画版は2011年に3Dで公開されて、すでにレンタル屋にも並んでるため、気になってはいたんだけど、
なかなかドラマ版がレンタル屋で見つからず、ずっと探していて、やっと発見v
これも『ネコナデ』、『幼獣マメシバ』、『ねこタクシー』などと同じ“癒し系”動物ドラマシリーズ第4弾なのね/驚

▼story

【第1話】
電車の運転士を無遅刻無欠勤で勤め上げ、定年退職して3ヶ月目の根本勲60歳。
妻は趣味のちぎり絵に通っていて、昼間はいつも1人で退屈している。
そこに代わる代わるどこからか野良猫が遊びにやってくるようになる。

 
今日来たのは弱そうだけど、強い名前をつけた「オリハルコン」。でも実際に名前を呼んであげたことはないw

「ネコはヒマつぶしの天才なのかもしれない。コイツらに時間のムダという感覚はないだろう」

職業柄、家中が時計だらけだったが、腕時計は外してみる。

古い日本家屋ってにゃんこの遊び場がいっぱいあるねv
伊武さんとにゃんこの独白が交互に入る構成。
オリハルコンはシッポが絞ったみたいで特徴ある。


【第2話】

「この家に来て30年。鉄道員の就労時間は長い。だから家のことは分からないことだらけになってしまった」

毎日、ホワイトボードに妻が伝言を書いていって、今日のミッションは掃除をすること。でもチリトリがどうしても見つからないw
全部の家具と家具の間に隙間があいていることに気づき、妻がネコのためにしたのか?と疑問に思う勲。

 
今日来たのはいつも一緒のにゃんこ2人。ホウキとチリトリにちなんで「ホックとチリ」。


【第3話】
勤続42年。娘サトミは同じ鉄道会社の後輩と結婚した。
ネコを追って、娘の部屋に初めて入り緊張する。
結婚式で期待していた親への手紙がなかったから、もしや勉強机の鍵つき引き出しの中にあるのでは?と疑う。

 
今日来た親子のにゃんこは「サトミとイサオ」w
暑くてハァハァしてるにゃんこの姿も珍しくない?
こんなにどこも開けっ放しじゃ、田舎といえども空き巣が入るんじゃないかな?


【第4話】
仕事上、電話に恐怖を感じるようになり、家に電話がかかってくるとトイレに逃げ込む勲。
運転中はトイレに行けないから、トイレは運転士にとって天国。
階段をのぼったりおりたりを繰り返しているネコを見て、

「そっか、私もこれでいいんだ。出たくない時は平然としていればいい。そのうち気が向いたら・・・」
「電車と人生は決してバックしてはいけない、そう思い込んできた。グルグルしながら、いつかは前に進める」
やっとの思いで電話に出てみると、間違い電話w

 
今日来たのはドジで反省せずに同じことを繰り返すから「グルグル」。とってもよく動くコ
でも、棚の上の写真とかは倒さないで上手に歩いてる。
強面の伊武さんとネコって図だけでズルいよね


【第5話】
 
鉄道員にとって時刻表はバイブル。そこにネコがのっかって思わず追い払う。
そんなに隙間は居心地がいいのか?とフシギになって、入ってみたらけっこうイイw
いつの間にやら眠ってしまい、目が覚めたらネコがお腹に乗っていた。もうこうなるとモフモフの虜だね


今日来たのは「ダッコ」。シッポがヘビみたいに表情豊かに動くコ。脚が短い種類?


【第6話】
クーラーのリモコンが見つからないでイライラする勲。

 
今日来たのは勲の嫌いな大福に似ているから「ダイフク」。娘のだんなを思い出させる。

透明ガラスの上を歩くショットは、肉球ファンにたまらない!
水浴びするネコなんて珍しい/驚


【第7話】
ボードには「カップラーメンを食べてね」と書いてあったが、たまにはと3000円奮発して上寿司の出前をとる。

 
今日来たのはお腹を空かした「マツ、タケ、ウメ」の3匹。
寿司をそのままにして、なぜ掃除? 案の定3匹に食べ散らかされる。酢や山葵には気をつけてね

 
「一緒に食べてくれるヤツがいれば、カップ麺でも美味いんだな」


【第8話】
今日はお風呂掃除を頼まれて、几帳面な性格から止め時が分からなくなる勲。
「きっちりしないと不安なのだ」

 
今日来たのは極楽にちなんで「ゴクウ」。鼻をずっとペロペロしてるのね。面白い顔。
隙間に入ろうとしてつっかえてたし/爆

「最近、家のことを知るのが楽しくなってきた」

伊武さんが百聞さん役で「ノラや」を演ったらピッタリじゃないかなあ!
DVD特典として「特選 本日の根本家」と題して、にゃんこらのオフショットが見れる♪


【第9話】
おもむろに水彩画を始める勲。でも何を描いたらいいか分からない。

 
今日来たのは動きが速いから「チーター」。モデルにしようと思うが速すぎて描けない
ネコは靴のニオイ好き?みんな嗅いでるね。絵の具の水なんか飲んで大丈夫かな?

「妻は家で毎日何をしていたんだろう・・・?」


【第10話】
今日のミッションは玄関の電球を替えること。電球を替えるのは男の仕事なのか?
次第にモノがどこにあるか分かり始める。
物置から人生で初めてノリで買ったサーフボードが出てきてテンションがあがる(一度も海には行ってないw

「時計がなくても時間とは自分で作ることができるもんなんだなぁ」

あんなにプランターを水浸しにしてたら種腐るよね

 
今日来たのは「トラ」。煮干はたしかに手軽だけど、たまにはカリカリもあげてね。
毎日別のコが遊びに来るなんてヘヴン・・・


【第11話】
今日はネコが1人も来ない。「いないと寂しい」と隙間中を探す勲w
妻にキャットフードを買ってきてくれと頼むと怪訝な顔をされた。隙間を作ったのはネコのためじゃないのか?

 
今日来たのは黒猫の「トムソーヤ」。高いところが好き。お腹大きくない?!


【第12話】
娘夫婦が帰省すると急に電話で言われてソワソワして家を片付ける勲。
ネコをあんな風に投げなくても てか全員集合して、隙間からどんどん出てくる!w

「そうか、この隙間は家具の隙間ではない。私と家族の隙間だ。
 なんとしても私の手でこの隙間を埋めたい。家族に参加するのだっ!」

娘夫婦と妻が帰ってくると、タンスのモノを全部出して疲れ切って呆然としている父がいたw

 

notes and movies(1999.10〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで茶色のノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『イン&アウト』(1998)
監督:フランク・オズ 出演:ケビン・クライン、ジョン・キューザック ほか
なんだか能天気な1本だったなあ。クラインがなぜか若く見える!
最近はコメディ俳優として板についてきた感じ。
ゲイがどうだのってより、これほどハリウッド業界を皮肉って愚弄してることに注目w

「皆ゲイなの? トワイライトゾーン?!」w
この変な喋り方の女優『隣人は〜』にも出てた。なにげによく見る。

俳優の恋人はいつもトップモデルで、彼女らはいつも“吐いてる”ってのもブラックジョーク。
トム・セレックの濃い容姿は、映画のフィクション以上のリアルさを醸し出してるし、
バーバラ・ストライサンドがゲイいち押しとは知らなかったw
常にオシャレで清潔、アート志向なのが系統か・・・勉強になるなあ。
“男らしい男は踊らない?”マッチョ系をとことんバカにしてる。
そういえばシュワちゃんのダンスは観たことないぞ。
けっこう自分でも気づかないゲイ志向はいるのかも??


■『マーキュリー・ライジング』(1998)
監督:ハロルド・ベッカー 出演:ブルース・ウィリス ほか
暗号を自閉症の子が解くってアイデアはどっかにあったような・・・?
今作はウィリスが『シックス・センス』を完全に演じるためのプロローグだったといえそう。
子役もなかなかだけど、あの子にゃ誰もかなうまい。

通りで秘密を話している時に撃たれちゃうシーンはヒッチコックっぽい。
愛国心が口ぐせのアメリカ人にとって国防の連中に裏切られるのは皮肉。
ハイテク機器を駆使したやりとりが現代風。
部下の彼女がいうとおり「これからは暗号はローテクの時代」かも?


■『セブンティーン』(1997)

監督:ガイ・ファーランド 出演:ブラッド・レンフロ、ケビン・ベーコン ほか

「何て言った?」「真実のみ。なぜ金持ちなのに?」
「みんな借り物さ。俺もテキサス出身の訛りがあった。5年間流れて今も空っけつだ」
「ワシントンが桜の木を切ったのは自分だといった勇気の話と、4kmも石を投げたという話を信じるかい?」
「いいえ」「私もだ。人はウソをつくものなのさ」

'60のヒット曲をBGMに、移民問題をからめつつ、少年が大人になってゆく成長過程を演じたレンフロ。
ポストデカプリオと言われ、マット・デイモンらとともに次世代を担う注目株の1人。
苦労を舐めてきたって感じのどっしりした父を演じたマクシミリアン・シェルあっての作品。


■『Message in a Bottle』(1999)
監督:ルイス・マンドーキ 出演:ケビン・コスナー ほか

「人生は円のように完璧なものもあれば、そうでないものもある」

これがコスナー主演でなかったら、ラストがこう気分の悪いものでなかったら、
今作の完璧ロマンティックストーリーに酔えたのに! 他に考えられなかったろうか?
悲劇のほうがハッピーエンディングよりハクがつくと思ったか? アイデアはポリスの歌か?
とにかく、年配の男女の分別わきまえた初恋のような話の展開がイイ。
そして老境に入ったポール・ニューマンの父親演技!

「関係ないだって? 息子のことが関係ないなら、俺に何が残る? 味方は誰なんだ?」

嵐と分かってて海に乗り出した男は賭けたのかも知れない。
Tへの想いの真剣さと、妻からの承諾を求めて。
彼が死んだなら妻の彼を引き留める想いが強かったのかもしれない。
それにしてもアクシデントは何の予告もなく起こるもので、こんな計画のようにではない。
GがTに会えたなら単純にこのロマンスに酔えたのに。波と砂と潮の香りとともに。
この後、ボトルみたいにGがどこかに流れ着いてたってオチなら、コメディにもなっただろう。


■『影武者』(1980)

監督・脚本:黒澤明 出演:仲代達矢、山崎努、倍賞美津子、桃井かおり、萩原健一、隆大介 ほか

[1巻]
久々の黒澤作品。週末にこんな映画を観れば、年末かなにか特別な時間に思えてくる。
主役を2役やってる大御所の仲代もすごいが、例えば馬を走らせる信長のイスを差し出す名もない少年ですら清清しい。
スパイは猿のように音もなく岩山を鮮やかに跳び回るし、盗っ人の動きも音を出さずつぼを割るなど見事。
1シーンごとに古代ロマンと驚きが満ちていて、時代劇なんて今さら・・・って思う人にも、
日本を知らない外国人でもこのエンタテイメントは伝わるだろう、というのが黒澤作品の素晴らしさ。
山なりに大勢の侍が列も乱さず行進してゆくシーンひとつずつが美しい絵になり、
プロット、セリフも練り上げられた面白さにはムダがない。さてこの後どうなるか・・・?

[2巻]
ジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラがなぜか外国語アシスタントとして参加したとテロップに流れてた。
志村喬、藤原釜足ら昔ながらの黒澤ファミリーの名もあるが、コスチュームと遠距離のショットで誰だか分からないのが残念。
桃井かおりも側室に徹し、ロマンスはないが3Hのスペクタクル、ミステリーは飽きさせない面白さ。
ラスト、見せ場の馬が一斉に駆ける戦闘シーンは圧巻
その後の死の混乱と静けさはカラーのリアルさはあってもかえって生々しさがないような感じ。


■『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)(劇場にて
監督:ダニエル・マイリック、エドゥアルド・サンチェス 出演:へザー・ドナヒュー ほか
地図を1枚しか持ってないってのもあれだが、川に捨てるってのもアンビリーバブル!
樹海に入るならトランシーバーとか、帰らなかった時の連絡先くらいの準備はすべきじゃない?
ずーっとカメラに撮ってるってゆーのも映画向け。レンズをのぞいてると現実逃避できるってのはあるけど。
一瞬映った男の影がちょっとブキミだった。

TVのドキュメンタリーを観ているみたいで、映画を観てる感覚を忘れそうになった。
こりゃまったく低予算だよな〜。アメリカ人は今作にどんな興味を持ったのか?
魔女とゆーより、ここで死んだ人々の霊魂の仕業、はたまた森で迷って集団妄想にかかった3人の男女の話ってとこ。


■『スクリーム2』(1997)
監督:ウェス・クレイヴン 出演:ネーヴ・キャンベル ほか
シリーズ3まで公開される、映画オタクのためのひたすら殺して犯人探しをする今作の中にも
たくさんの暗黙のルールがあるのが面白い。

ポイント1:黒人は真っ先に殺される?
ポイント2:「2はもっと殺しと血を多く、プロットも凝らなきゃダメだ。でも2には駄作が多い」w

C役のコ面白くて良かったんだけどなあ。犯人どころか脇役のまま殺されちゃって、
3じゃあの軽妙でオタッキーな解説が聞けないじゃん。

前回誰がいたっけって忘れてても今作は今作で楽しめる。
シドニーがだんだんアクションスターみたく鍛え上げられて、もう殺人鬼なんか目じゃないんじゃなかろうか?
共犯がいたとしても思わぬところから急に出てくる超人的な身のこなしは映画的。
でも殺人鬼に追われたらどう逃げる?ってゆう参考になるのも本作ならでは。


■『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)
監督:トッド・ヘインズ 出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ、ユアン・マクレガー ほか
小規模の映画館での公開ながらロングランだった今作。日本のグラムロックファンも根強かったことをしのばせる。
どこまでもボウイに近くて、どこまでも平行している虚構。
どっかこっぱずかしくて、真のファンと本人が観たら、『ラットルズ』みたいな世界。
♪20th Century Boy のボラン役は誰? ♪Satellite of love ほか好きな曲もいっぱい
ジギーもあのままだったら狂言殺人事件も起こしかねなかったろーなあ。
そこはでもボウイの賢いところ。ヤク中の時でさえ魂は売らずにいたから、今も健在でいられるしなやかなアーティスト。
今作はRock'n Rollとsuicideした男たちのその後バージョン。


■『カラー・オブ・ハート』(1998)

監督:ゲイリー・ロス 出演:トビー・マグワイア ほか
ハッピーエンディングなのに薄ら暗い余韻の残る『トゥルーマン・ショー』みたい。
要は「変わろうと思う心が自分を変える」
「変化、選択、自由の裏には常に不安、危険、悪や毒も受け入れなくちゃならん」ってこと。

HIV感染に大気汚染、人口肥大による飢饉を当たり前に話す授業からして
TVの中の偏ったドラマよりも変テコワールドなのが今の現実だっていうフリ。

TVドラマオタクを演じているのはもしや、『シーバー家』のあの子?!
妹役もどっかで観たことあるよーな・・・?
白黒とカラーの違いだけ、日常の些細なことに感動する姿に、この世の美しさを再認識。

ラストに流れるどこまでもレイジーな♪Nothing's gonna change my world がなんともいえない。
それにしてもTVの世界で妹は満足なのか? 虚構にハマったヤバい状態なんじゃないの?
「お先真っ暗」とか「人生バラ色」に見えるのは、本人の気持ち次第なのかも。
でなければこの世も虚構なのか!?


■『プラクティカル・マジック』(1998)

監督:グリフィン・ダン 出演:サンドラ・ブロック、ニコール・キッドマン ほか
2大スターの美の競演がなんといっても見所。
それぞれ対照的な個性を最大限に生かして、姉妹のつながり、女の性、恋愛の喜びと悲しみを描いた。
運命を半分受け入れ、半分拒絶し、立ち向かおうとするブロックのほうがちょっぴりおいしい役所かもしれない。



【読書感想メモ】
「ムーミン谷の彗星」トーベ・ヤンソン著
「たのしいムーミン一家」トーベ・ヤンソン著
「ムーミン谷の夏まつり」トーベ・ヤンソン著


【歌詞をメモした曲】
♪FEARLESS/C.LAUPER


【イベントメモ】
「ロンドン&パリ」1999.10.27-11.2→詳細はこちら
「千ヶ滝温泉」「トリックアート美術館」@軽井沢
宝島コレクションマーケット@東京ビッグサイト
「劇団四季 ライオンキング」@四季劇場[春]
フィジー 1999.12.2-6
新田ライブ@大塚Beckers?
フリーマーケット@代々木公園
お台場観覧車、横浜ラーメン博物館、みなとみらい大観覧車、ユネスコ村、森林公園



notes and movies(1999.10〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『ユー・ガット・メール』(1998)
監督:ノーラ・エフロン 出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン ほか
この2人の顔合わせのロマンスコメディはもうライフワーク化してる。
時代の先端をうまくとらえて等身大の恋愛を描く、恋人同士でXmasなんかに観に行くにはイイかも
なんだか本当にラブストーリーって感じ。あのおっきな犬はハンクスの愛犬じゃないかしら?
NYがオシャレな舞台となってて、スーパーからカフェテリアから大型店、老舗、いろんな人の暮らしが見れる。

「なぜ男は皆『ゴッド・ファーザー』が好きなのかしら?」「人生の知恵が凝縮されてるんだ

そーかねえ? でも、ほんと、メールやチャットはハマるよ。それで恋が芽生えてもごく自然だと思うね。
会って話せないこと、口で言うのもかったるくても文字だとなぜこんなに正直になれるのか?
その人の根源が見れて、自分も見えてくる。ほとんど中毒だね、こーなると。
メールホリックなんて症状が発表されても驚かない。返事が来てる時の嬉しさと安心感ってないもの!
で、実際会いたくなる気持ちも分かる。
でも、この作品に関しては、たまたま後から来たJのほうが事情を知ってるだけ
選択権があってリードしてたのはアンフェアだと思うな。


■『バットマン&ロビン』(1997)
監督:ジョエル・シュマッチャー 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジョージ・クルーニー ほか
友だちオススメだけあって、かなりアメコミの世界で、この荒唐無稽なノリについてゆくのに時間かかったw
ゴッサムシティ自体なにやら虚構な街っぽくて『スーパーマン』みたくヒーローが存在していることに慣れ、
守られていることに頼ってて、あり得ない怪人が出現しても驚かない。
それでもこの豪華キャストでムリにでも観客を物語に引きこんでしまおうとするハリウッドマジックには恐れ入る。

ゴシック調の街の暗い重厚な感じが魅力。CGだろうか?
スピード感あふれ、生身の人間だが大気圏外から真っ逆さまに落ちてもいつもスルスルのびるワイヤで助かる。
人間に近いヒーロー。戦う相手もゴジラのような怪物でなく、同じ生身の人間なのが面白い。


■『レインメーカー』(1997)
監督:フランシス・F・コッポラ 出演:マット・デイモン ほか
何でも訴えて金を取る訴訟社会のアメリカ。どうしてこうなるのか?
卒業したての新米が身をもって実情を伝える。

ケース自体はどう見ても勝訴間違いなしの善悪そのままなのに、
高額で雇われる百戦錬磨のベテランは、悪をも正義に変えてしまう力を持っている。
彼と新米との法定での闘いが我々観客を引きこむ。

どんどん多種多様なケースが重なり、法も犯罪も猛スピードで変化して、倍増し、その対応を迫られる。
どこまでが真実、正義で、どこからがウソと悪かすら分からなくなる。
Rが敵の弁護士に「いつから堕落したんだ?」と聞くシーン。
“犯罪者にも守られる権利がある”倫理問題は多民族を抱えるアメリカではまさに難題。
いくら弁護士がいても足りないくらいなのかもしれない。


■『隣人は静かに笑う』(1998)

監督:マーク・ペリントン 出演:ジェフ・ブリッジス、ティム・ロビンス ほか
マジ怖いシリーズってことで気になってたこの1本。ブリッジスが次第に隣りに潜むテロリストに
狂気に追いやられる真に迫った演技と、クライマックスのコースター展開にグイグイ引きこまれてゆく。
ラストは皮肉でここまで計算していたとは 日常に潜む無差別テロの恐怖が身に染みる。

テロリストの頭の回路は理解しがたい。
政府を批判して人権を守らせるのに、人殺しをしてたら本末転倒じゃないか!?

「誰かの名さえあげれば他に何も知らなくても皆安全が戻ったと感じる」

普段フシギに思ってる“フツーの人が犯人”の場合、裏にプロ集団が隠れているのかも・・・?
少年が朦朧と歩いて血が垂れるシーンはマジ怖い。妙に愛想のいい奥さんテロリストも。
隣人に疑いを感じても調べないほうがイイのかも?


■『ALICE IN WONDERLAND』(1999)
監督:ニック・ウィリング 出演:ロビー・コルトレーン、ウーピー・ゴールドバーグ ほか
なんで吹替版なんだあああ 今度から棚分けようぜ。前もアリス関連のビデオが吹替えだったよなあ。
店員のミスか、吹替えしか置いていないのか・・・
これだけのキャストが勢ぞろいしてアリスをやってるってシチュエーションがそもそもおかしい。
でも皆なりきってる。何度映画化されても面白いのは、原作がいつの時代に読んでも
新鮮なアイロニーと奇抜さと謎に満ちているから。
どんどん進歩する映像技術は、児童文学の夢の世界をも見事に再現してくれる!


■『シックス・センス』(1999)(劇場にて

監督:M・ナイト・シャマラン 出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント ほか
この映画は良さそうだから劇場で観たいと思った作品が、やっぱり良かったりするのも第六感だろうか?
この日、夜も眠れないくらいリアルな怖さと、冒頭ウィリス本人が念を押すだけのことはある、ラスト間際の“秘密”に唖然
『ゴースト』に『グッド・ウィル・ハンティング』『シエスタ』を混ぜたよう。とにかく子役に注目!

「僕には死人が見える。彼らはどこにでもいて自分が死んだことに気づいていない」

「父の銃を見せてやろうか」と頭を撃たれた少年が怖い!

「I miss you, too. もう仕事も済んだ。ひと言いいたい。君が一番大切なものだったと。
 君が目を覚ましたらすべてはうまくいくよ」

一番思ったのは、他人に頼みごとするんだし、それでなくとも怖いんだから、
万一幽霊として出てくるなら、予告してから、身なりを整えてからにしてよね
撃たれて1年も妻と話すこともなく、すれ違ってたってのはちょっとムリあるかも。
それにCの母には見えていたのか? それが謎。


■『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(1999)(劇場にて
監督:バリー・ソネンフェルド 出演:ウィル・スミス、ケネス・ブラナー、ケビン・クライン ほか
このサントラも売れまくり。ノリの軽いウエスタン・コメディだったのか。
奇想天外。軽めに楽しむにはいいかも。
ケネス・ブラナーがかなりキレてる演技で誰だか分からないくらい。
途中、砂漠シーンがブルーバックだってのがバレバレ。作りが粗いんでないの?
義胸?に水を入れて2人で褒めあうのをゲイと勘違いする助手w
すかさず犬がポーズとってビクターになっちゃうのが一番ウケた


■『僕のバラ色の人生』(1997)
監督:アラン・ベルリネール 出演:ジョルジュ・デュ・フレネ、ジャン・フィリップ・エコフェ ほか
このままニューハーフの道に進んでいく人もいるもんね。
性と体が反対っていうトラウマが医学的にも認められてきてるし、
リュドがラッキーだったのは、親と家族の愛情に包まれて、自立心がすでに育てられていたこと。
性転換に対して後ろめたさや恥ずかしさを持っていないことかも。


■『パッチ・アダムス』(1998)
監督:トム・シャドヤック 出演:ロビン・ウィリアムス ほか
どんどん感動作に出演してるロビン。笑えるヒューマンドラマの顔って感じ。

「医師として患者に死を恐れて待つより、笑い、ユーモアで生に対する抵抗力をつける手助けをするべき」

“過度の幸福感”とは一種の躁状態か? 同じ精神病にかかるならこのほうがいいな。まさにロビンにピッタリな役!
産婦人科の大切な客を迎える入口に、女性の脚を広げたディスプレイをするなんて笑える。
世の中の苦しみも悲しみも、人には「笑う」という武器があるんだ。
勉強しないでもトップの成績でパッチは天才肌だったのかも。だからこそ抱える悩みも深かったことだろう。
病院のシステムに対する不満は尽きない。
本来の意義を忘れてマニュアル化してる先生連中に観てもらいたい1作。


■『8mm』(1999)

監督:ジョエル・シュマッチャー 出演:ニコラス・ケイジ ほか
マジ怖いシリーズ。これを劇場で観たら本当に寒かったろうな。一度引きこまれたらラストまで息を飲む展開。
ケイジがまたいい味出しちゃってる。ほんといい俳優だなあ。

こんな暴力に性的興奮を感じるのは人間だけ。なんて複雑で地に墜ちた姿だろうか!?
“この世界にハマったら戻れない”というのは本当か?
トムは悪に魅入られはせずとも普通の生活に戻れるだろうか?
これはSFでもフィクションでもなく、本当に実在していそうな話だから余計に怖い。
マシーンのような存在は外的環境でなく、暴力に無感覚か誤った反応を示す脳細胞の突然変異じゃないだろうか?
悪に生まれた者、何かしら理由を見つけなければいられない。ハリウッドの影を見た気がする。

notes and movies(1999.10〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は茶色のノートからご紹介。
この頃は海外によく行ってたな。貧乏なのに

  

photo1:友だちと行ったロンドン&パリ。
photo2:家族と行ったフィジー。
photo3:今はなきユネスコ村w


photo4:友だちに教えてもらったマンガ。

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『テレタビーズ1 テレタビーズがやってきた』(1997)

吹き替え版なのが実に惜しい かなり説明も入ってるし、本人らも喋ってるのに。
友だちの言ってた彼らの食べ物“タビートースト”に“タビーカスタード”も登場。

笑ったのは、ティンキーウィンキーがお気に入りのカバンに他のコのお気に入りグッズを入れていく話。
どー見たって入らなさそーなのに、デカいボールやスクーターまで「バッグに入れました」て冷静なアナウンスが入ってるw
結局みんな出しちゃうがトーストだけはそのままってオチ。

「カスタードをこぼしたのは誰?」で、テレタビーズランド中モッコリした蛍光色の足跡がついてて、
結局家の中まで続いてて犯人はポーだったんだけど、足にごってりカスタードついちゃってて汚い〜

「転んじゃった編」では、ひたすらポーが転んじゃう話だし、
「水たまりに気をつけて編」では4人とも水にハマっちゃう。TVの中の子どもも雨の日も水と遊ぶ様子。
やっぱしα波出ちゃって途中で昼寝モードに入っちゃったんだけど、また見直した。

「タビートーストいっぱい編」では、バンバン出てきちゃって、テレタビーズの顔やらにバシバシ当たっちゃっててw
「いっぱい食べました」って食べすぎだ
タビートーストは真っ黒いニコちゃんマークみたいな顔型のホットケーキみたいだし、
カスタードはゴテゴテの蛍光色の飲み物だし、とってもグロテスクな好物。


■『スモール・ソルジャーズ』(1998)
監督:ジョー・ダンテ 出演:グレゴリー・スミス、トミー・リー・ジョーンズ(声) ほか
『トイ・ストーリー』に出演した小さな軍人らの拡大版って感じ。
これ欲し〜〜〜って思わせるカッチョいいマッチョ集団(巻末のCMでは1体4万円なり!
でも統率とれた軍隊のほうが悪者なんだよね、いいもんは気の弱いモンスターたち。
彼らの理想郷は自然豊富な“ゴーゴナイツ”ハイテク駆使しつつ自然賛歌がテーマか?
BSパラボラアンテナはあらゆる電磁波をカットするっていい知恵聞いた。


■『アクロフィビア〜高所恐怖症』
『スクリーム』シリーズを撮った監督? 映像がTVぽいのがちょっと気になる。
親しい人を亡くした原因が自分にあるという罪悪感で、
ある日突然恐怖症にかかるという症例で、大方、犯人は夫だろうって察しがつく作りだけど、
恐怖症でなくとも怖い“高所”に対する恐怖で思わず手に汗握ってしまう。

「恐怖心は相対的なもの。原因となったところ、風景、音、香り等と結びつく。
 屈したら終わり。止まる者は赤ん坊か老人か死人。前に進む者は戦士だ!
 戦士になりたい者だけついてこい」


■『フラッド』(1997)

監督:ミカエル・ソロモン 出演:クリスティアン・スレイター、モーガン・フリーマン ほか
友だちオススメ。いろいろパニック映画でやり尽くした感があるけど、今回は洪水というかダムの決壊。
でも本当に怖いのは自然災害より人災ってとこか。パニックでルールが破られた時、人がどう豹変するか。
強欲、金への執着心もここまでくると恐ろしいもの。ドキドキハラハラで苦しいウォーターアクション

そーとーの水を使ったろーね。出演者も撮影中ずーーーっと水浸しのままでさぞかし大変だったことだろう。
水かさがみるみる増えて鍵を探すシーンは『タイタニック』にもあったな。
鉄則を頭に入れてパニック時にサバイバルする術を身につけられるかも!?


■『ノートルダムの鐘』(1996)

原作:ヴィクトル・ユーゴ 監督:ゲイリー・トルースデール、カーク・ワイズ
声出演:トム・ハルス、デミ・ムーア、ケビン・クライン ほか
ノートルダム寺院を見たのをキッカケにフランスを舞台にした“最も美しい文章”と称される今作を初見。
パリ市民が王政から脱し、意識と知識を持つ選択と真実の自由に目覚めるまで、
不具で醜くも尊い魂を持つ鐘鳴らしカジモドが生きる権利を得て、誇りを持つまでを感動で描く

「ここにいる限り安全だよ。今ほど自分の醜さが憎いと思ったことはない。
 だが私は獣でも怪物でもない、人間なんだ。本が友だち、鐘の音だけは聞こえる!
 君の優しさは命と引き換えても惜しくないほど嬉しかった」

印刷機が王政を揺るがす悪魔の機械とされていたとは意外。
ジプシーは字が読めず(たぶん一般市民も)、知識を持ち、平等意識が芽生えるのを恐れたため。
書物は年月をかけて書き写され、寺院が図書館の役割をしていた。

「教会こそが知識を尊んできたのだ!」

顔が変形し、ひどいせむしで、耳も不自由になった男が、博識で立派な意識を持っているというのが
憐れみを誘い、胸がしめつけられる。
カジモドはエズメラルダの見た目の美しさの奥の、心の美しさも見抜ける目をもっていたのだ。


■『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997)
監督:ジャン・ジャック・アノー 出演:ブラッド・ピット ほか
『ラスト・エンペラー』みたいな話。エゴが強く、人と関わるのが下手で家庭もかえりみなかった男が
チベットの過酷な環境と精神世界に触れて変わってゆく姿をゆったりと描いた。
圧倒的な自然美と平和を愛する穏やかな人々を脅かす戦争時代の波がなんとも恐ろしい。
ブラピをキャスティングしたのはよかったのかどーか?? こんなモデル系な登山家がいるだろーか?
彼のカッコ良さがもしかしたらネックになってるかも。

“旅する愛する者にバター茶をすすめ、お代わりは本人が戻るまでそのままにしておく”etc...
チベットの心温かい習慣がなんともいえない。
ダライ・ラマはブッダの生まれ変わりとか、彼を見てはいけない、先に喋ってもダメ、
彼より上に座ってはダメetc...でも、彼も現代に生きる1人の若者。映画に興じるブッダってのもいーかも。


■『グッド・ウィル・ハンティング』(1997)

監督:ガス・ヴァン・サント 出演:マット・デイモン、ロビン・ウィリアムス ほか
物語っぽくない自然で温かい脚本。R.フェニックスやデカプが継承する、悩み巣立っていく青春スター系マットと
これまで以上に円熟味のある演技を極めたロビンの文句なしの名作。

嫌いだとは言えても愛していると相手を引き留めるにはリスクと勇気がいる。
賞を鼻にかけてるJはSを敗北者と憐れむが、それは自分が負けるのを恐れる裏返し。
心理学はそんな人の言動の裏返しの結論が多い。

「人はクセを欠点として考えるがとんでもない。妻が死んだ今となっては些細なことが一番懐かしい。
 完璧な自分より、相手にとって完璧かどうかが大切なんだ」

彼のように本当に痛みと挫折、悲しみを知ったセラピストこそ真のヒーラーなのだろう。
彼のようなヒーラーと出会って裸になって自分を見つけてみたい。でも答えはいつでも自分で探さなきゃいけないんだ。
なんて未知なる試練なんだろう

「君から学ぶことは何もない。本当に関わりたければ飛び込むしかないんだから」


■『アンツ』(1998)
監督:エリック・ダーネル、ティム・ジョンソン
声出演:ウディ・アレン、シャロン・ストーン、クリストファ・ウォーケン、ダン・エイクロイド ほか
確かアメリカ行った時このポスターを見た。ちょうど上映中だった。
CGによる3Dの昆虫の世界のリアルな再現も目を引くが、それより蟻という完全な無自我の組織を選んで
まるで人間社会とまったく同じだと共感させるところが鋭い。
そして何よりこの豪華キャストを笑っちゃうくらい適材適所にキャスティングしたのがヒットポイント
ウディがまんまのキャラは、喋り方も彼そのもので、後からアニメーションをあわせて作ったんだろーか?

小さな水玉ひとつぶにのまれて死にかけたり、靴底のガムにくっついて踏まれたり、
ハエたたきに、虫めがねの炎攻撃、ほんと小さな蟻にとっては自然も人も
命を脅かす恐怖の世界ということを表すアイデアが面白い。

ずーーーっとカメラが引いていって、壮大なドラマが、アメリカの名もない公園の砂場の一角であるということが分かる。
虫たちも「私らは名もないちっぽけな存在だが、外は果てしない世界が広がってるんだ」
なんて他種同士話し合ってるところなんかがイイ。


■『モンタナの風に抱かれて』(1998)

監督・出演:ロバート・レッドフォード 出演:クリスティン・S・トーマス、サム・ニール ほか
大自然に癒され、解放される魂。R.レッドフォードの奥深い包容力と感性が存分に発揮された1作。
3人(うち1頭)も同時に治すなんてウディのセラピストよりずっと優秀だ。
かなり繊細だといわれる馬、その心の傷を回復する過程が興味深く、馬の演技?も大したもの!

これは名ラストシーン。苦笑してしまい、別れがクール。
この辺は『マディソン郡の橋』も入ってる気がするけど、彼女はなぜ残らなかったのか?
単に大自然に解けた心のゆるみか、真のロマンスか? 家庭をとったのか?
都会の生活を捨てられなかったか? 先に不安を感じ、結果Tを再び傷つけるのを恐れたのかもしれない。
それとも毎日忙殺されて崩壊していた家族の絆を取り戻して、再びやっていける自信がついたのかもしれない。
馬が大草原を駆ける美しいフォルムが印象的。

“正しい恋愛のしかた”であったっけ? それを思い出した。
「バランスのとれた愛などない。どちらかが愛しすぎ、愛の強いほうが辛い」


■『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)

監督:アンソニー・ミンゲラ 出演:レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス ほか

“戦争での裏切りは、平和な時の裏切りに比べれば子どもだまし。
 新しい恋人たちは臆病で優しい。だがすべてを破壊する。
 ハートは炎と燃える器官だから―――”

戸田奈津子訳。
圧倒的な砂漠の自然の美しさと、立ちはだかる自然の脅威、戦争の理不尽さ。
屈折した男の生涯に1度の恋愛には、巨大な悲しみと孤独と同時に、
尊厳死を選んで女の元へ帰ったという完結した至福さえも感じる。

「暗くて寒い恐怖はこの洞窟の中に閉じ込めてしまおう。私は水と魚が好きだから。
 ここからあなたに抱き上げられて墓に向かうことこそ自分が望んでいた理想の死に場所じゃないか。
 人はいつか死ぬもの。友人とともにあなたを待ってます」

フィギュア グランプリファイナル2013 男女ショート

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フィギュア グランプリファイナル 男女ショート@マリンメッセ福岡

4年ぶりの日本開催。ソチ五輪日本代表3枠にも関連。
びっちり入った満席の会場も迫力ある

<男子ショート>
高橋が怪我で欠場して織田くんが繰り上がったって/驚
解説はもちろん佐野稔さん(声高め) 「朝の練習から4回転の大安売りってかんじ」
リンク際のレポーター松岡修造は氷を溶かす熱さ

●織田信成
 
♪コットンクラブ 4回転は転倒、アクセルは織田くんらしいスムーズな着氷、3×3も決まった。
会場いっぱいに鳴り響く拍手に軽快なジャズ。あのキュートな笑顔もはじけるステップ。
ファンからのたくさんの花束も丁寧に集めて、カッコよくて可愛いパパだよv
お母さんがコーチなんだ/驚 「緊張で脚が震えました。4回転失敗した衝撃で目が覚めました」てw


●エン・カン(中国)

♪マイナー・ワルツ エキセントリックなキャラだな。今日もアクセルは余裕を感じる。
4回転は転倒、初めて見るミス。3×2、本調子じゃない? 細かい動きが面白い振り付け。
首をかしげて苦笑気味な表情で終わった。3人の10代出場者のうちの1人。


●マキシム・コフトゥン(ロシア)

♪フラメンコ 最初からキレキレの動き。さて、今回はどうか? 最初のサルコウは単独で着氷が乱れた。
次の4回転は転倒。シーズン終わるまでに記録達成できるのか?て思えてくるね。
アクセルはシングルに。4回転にこだわりすぎて、他の要素が乱れたらもったいない。
レヴェル4をとるステップはフラメンコの雰囲気でてる。ガッカリと肩を落としてたキス&クライ


●羽生結弦

♪パリの散歩道 ユズル君の成長ぶりを見てるのは嬉しい。4回転ホレボレするジャンプ
最高レベルのスピン、不敵な笑みを浮かべて、若さと男臭さが混在した貴重な存在。
カウンターからのトリプルアクセルも美しい。3×3もパーフェクト! これも永久保存版だな。
ノリまくったステップも観ていてスカッとする出来栄え。チャンへのライバル心が彼をここまで持ち上げたか。
最後のきめポーズまでカッコよすぎでしょう! しびれた〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「私、喋っててこんな気分いいことない。すげえ!」「先生も喜ぶぅ!」て佐野さんw
投げ込まれる花束も星の数ほどあって、丁寧に拾ってた/優
オーサーコーチ、親戚のおじさんみたく座ってるしw

 

99.84点! 世界歴代最高得点出た ほぼ満点。ワオ!
「ほんとにビックリしか言えないです。今のことしか考えてなかったです。
 今日はしっかり喜んで、また明日の活力をためたいと思います」受け答えもテキパキしてて素晴らしい。
着実に階段を1歩ずつ上がっていってるなあ・・・しみじみ。


●町田樹

さあ、羽生くんの快挙の後、どう自分のペースにもっていくか?!
♪エデンの東 読書家で原作に惚れ込んだという。「道は開かれていて、すべては人間次第」
落ち着いた出だし、4回転は抜けた、高いトリプルアクセルで挽回、のびやかで丁寧なスケーティング。
3×2になった後半のジャンプ。盛り上がる曲調に合わせた表情豊かなステップ。
65.66点に「ええ〜!」とどよめきが起こった。インタビューでも絶句。
「言葉がないです。語るよりも明日思いっきり演じます」


●パトリック・チャン(カナダ)

チャンも注目大。最高得点のとりあいか? ♪エレジー 彼だって人間だもの緊張するよね?
4×3いやはや絶対王者とはこうゆうもの。おっとアクセル失敗、後半のルッツはダブルに
ステップで会場が静寂に包まれた。演技後にブツブツ言う姿も珍しいな。
とにかくお互い研鑽し合うライバルは自己を高めるってことだな。

1位羽生くん、2位チャン、3位織田くん。うーーーん、まだまだフリーを見ないことには分かりませんよ。


<女子ショート>
ロシアの若手が4人もファイナル初出場で入ってるってすげーな!
大統領が協力して国費をかけてるってのも大きいかも。

●エレーナ・ラジオノワ(ロシア)

♪映画「アンナ・カレーニナ」ほか 3×3からスタート、滑ってる表情も豊かでほんと可愛いなあ
頭の上の大きなおだんご、鮮やかな黄色い衣装も似合ってる。ステップを終えて、
後半のジャンプはループ、ダブルアクセルも成功。第1滑走ながら堂々と落ち着いた演技。
観ていてスカッとする滑りっぷり。OPには満たない年齢なのが残念。


●アデリナ・ソトニコワ(ロシア)

苦しんだ天才少女か。♪カルメン 3×3ゆったりと確実に決めた。フリップ、スピンも正確、
ダブルアクセルも難しい入り方、情熱を体いっぱいで表現。力強いピアノ曲も迫力大
女子もさすがに最初からハイレベルな戦い。独特なスピンも見応えあり。うなずいて納得の演技。


●アンナ・パゴリラヤ(ロシア)

♪エル・チョクロ ロシア選手は美意識も高いからみんな見応えある。彼女も3×3からスタート。
ループ、フライング・キャメルスピンも美しいフォルム、苦手なアクセルをまた失敗。
手先まで神経が行き届いた華麗なステップ。後半のスピンも回転速い。軸はズレたか? ガッカリした表情。


●アシュリー・ワグナー(アメリカ)

♪クレイジー・ダイヤモンド 3×3さすがの安定感。強い意志を表す目力に引きこまれる
ループ、ダブルアクセルも成功。ステップでも女性の強さをアピール。
どうだっ!とばかり自信満々に終始した演技。完璧にOPに焦点を絞ってきてる。職人芸の域に達してる。


●ユリア・リプニツカヤ(ロシア)

♪愛はまごころ 3×3高さがないように見えても簡単に跳んでるもんなあ! ダブルアクセル、
バレエを観ているようなステップ、フリップも成功。そしてキャンドルスピン、ロケットみたいに回るスピン。
思ったより点数伸びなかった? キス&クライでも大人しいコだね。


●浅田真央
ラストシーズンってことで、これまでファイナルで3度も優勝した輝かしい歴史映像も流れて、何度観ても胸が熱くなる。
2年連続6度目のファイナル。この8年間、ファンも真央ちゃんとともに一喜一憂してきた。

「若い選手がどんどん出てきて、真央、一番年上になっちゃった? たぶん」

まだ23歳だけどね! フィギュアも若年齢化がどんどん進んでるからねえ。
トリプルアクセルをショート1回、フリーで2回入れるプログラムの予定。「今は自分に期待してます」


また衣装違う? キラキラのラインがアクセのように首から背にかけて入ってて上品な華やかさ。
公式練習でのアクセルだけで大きな拍手

♪ノクターン トリプルアクセルきれいな着氷! フリップも柔らかい笑顔のまま
真央ちゃんには、日本人女性のもつ"“たおやかさ”をいつも感じる。
1つ1つの要素が決まるたびに大きな拍手が起こる。
後半の3×2も成功。やわらかいピアノのメロディに乗せて、滑る喜びに溢れたステップ。


最後まで情感のこもった演技。パーフェクト。満足でホッとした笑顔。花束が雨のように降り注ぐ
フリーも期待しちゃうなあ! スローモーションでもまた新たに拍手が起こる。
なんだか泣けてくる感動を与えてくれる、本当の意味での時代を映す国民的ヒロインなんだ。
72.36点でショート1位通過。「真央ちゃーーん!」て掛け声もやまない。

1位真央ちゃん、2位ソトニコワ、3位ワグナー。


「今シーズンようやくアクセルがキレイに決まった。この3年間やってきたことが試合に出せた。
 今日の気持ち、リズムでもっていけばフリーでのアクセルもいけると思う」(真央)
トリプルアクセルは、わずかな回転不足とられてたのか

『水の花』(2005)

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『水の花』(2005)
監督・脚本:木下雄介 出演:寺島咲、小野ひまわり、田中哲司、黒沢あすか、津田寛治 ほか

“妹の優と偶然出会ったとき、世界はふたりぼっちになる”

trailer

▼story
中学生の美奈子の母は、美奈子が7歳の時に、他の男の子どもを妊娠して家を出て行った。
クラスメイトから「山北団地で母を見た」と教えられ、心が揺れる。
学校の帰り道、偶然、妹の優を見かけて、「家に帰りたくないの」という優を連れて、
仙台の海辺にある亡き祖父母の空き家に無断で泊まる。。



今ってお金さえ持っていれば、子ども2人きりでも遠出やお泊りする場所がいろいろあるんだなあ・・・
カラオケボックスとか、ネカフェとか。
ごはんや生活用品もろもろもスーパーやコンビニで買えばいいし。

「人間はすべてを分かり合えないからこそ、分かり合いたいと思うのではないか、
 というのが、この映画の根底に僕が持っているものなんです」(木下監督

監督の学生時代の親友に起きた出来事を題材にして『鳥籠』を撮って、とても暗くなってしまったが、
その後、親友は前を向いて歩き出したのを見て、前作の終わり方に違和感を覚え、
今作はもっと前向きになるような終わり方にしたという。

“discommunicationから生まれる社会問題”みたいな話もしてたな。

みんな抑えた演技だけど、じっくり見せる。
ラスト、どこ行くあてもなく海岸線沿いを歩くヒロインの姿が印象的。
いかにも旧家ってかんじの家も趣あり。
家具やら思い出の品々までそのままにして放っておくなんて寂しい。


 
「ごめん寝坊しちゃって。(作ったお弁当の)おかず少ないけど・・・」
田中さんは美奈子の父・圭介役。酔ってるとはいえ、娘を妻と間違えて押し倒すってよっぽど参ってるねぇ

DVD特典は、メイキング、インタビュー、予告編、舞台挨拶の模様など。

 

田中「なにげない終わり方が好き。なにも説明しないところが」
  「僕ら(俳優)は不安だから、足していったり、飾り立てた演技をするけど、
   省いてゆくのはけっこう勇気がいるんですよね」


フィギュア グランプリファイナル2013 男子フリー

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フィギュア グランプリファイナル2013 男子フリー@マリンメッセ福岡
公式練習って会場のお客さんも観れるのか。
海外の試合だと日本人ファンのグループもけっこう見られるけど、日本に外国人ファンは来ているのかな?

<男子フリー>

●町田樹
 
♪火の鳥 4回転単独で入った。4×2跳んだ! 3×2、トリプルアクセルはほんとに高さがある!
思い切り羽をはばたかせて舞うステップ。後半のアクセルは堪えた。ループ、ルッツ、3×2、サルコウでジャンプ締め。
昨日の鬱憤を晴らす出来栄え! 最後は顔を両手で覆って感激の涙。
「フィギュアスケートっていうのは1日でこれだけ変わるんですよね」て佐野さんも涙。お父さんも涙。
「20年間支えてくれた人たちが来てるんですよ。すごい失敗も多くてダメな人間なんですけど、
 フリーにすべてぶつけて身体表現できた」て謙虚だなあ


●マキシム・コフトゥン(ロシア)

♪チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」 サルコウはオーバーターン。3回転は単独に。
4回転トゥーループ、トリプルアクセルはキレイに入った、3×2、ルッツ、3×2、
メロディの強弱に合った振り付け、ダブルアクセルがラスト。みんな昨日の雪辱戦って感じ。


●エン・カン(中国)

♪美しき青きドナウ ほか アクセルは軸がズレた、4×3で挽回、3×2、やっぱり動きが面白いな。
後半は3連続も成功、フリップ、だんだん本来の好調さを取り戻してる感じ。ルッツは手をついた。
サルコウ、ラストはスピン。最年少17歳は頭掻いてたw


●織田信成

♪ウィリアム・テル序曲 「子どもを守る強い父親像」を表現。ピーターパンぽいけど
4回転は尻餅。4×3成功、3×2柔らかい着氷、あの両手の動きが気になるw
後半トリプルアクセルきれい、3×1×3、ループは両足か? ダブルアクセルでラストジャンプ。
笑顔で会場を一体にするステップ。スピンの回転も速い。パパのすてきな笑顔でフィニッシュ。
脚をひきずってキス&クライまで来たけど大丈夫?
めっさ笑顔のインタビュー「昨日もそうだったんですけど、失敗して目が覚めました」てまた?


●パトリック・チャン(カナダ)
 
♪四季 ほか 羽生くんとの点差は10点以上。4×2からスタート、4回転きれいに入った。
この曲聴くとテニスの中継思い出すな トリプルアクセル、これがいつもの世界チャンプの演技だ。
後半3×1×3、ルッツ、ループ、いつもの穏やかだけど集中した表情。
3×2、ダブルアクセルでラスト。スピードも落ちないステップ。
おおっと、スピンの後バランスくずしたけど、ホッとした笑顔で終わった。スピンは両足ついて8回転しなきゃいけないのか。
疲れて、やっぱり脚をひきずってる? チャンはソチも間違いなし。192.61点また出た!


●羽生結弦

明日7日は誕生日だって。おめでとうううう!祝
ウォーミングアップの時も音楽聴きながら笑顔で歌ってたね

チャンの調整や練習方法も盗んでたんだなあ。トップはプレッシャーかかった時に勝てる精神力が必須。
「パトリックと戦うことによって、自分が成長しているかどうかが分かる」
昨日の4回転はネジのように鋭く回ってた!

 
♪ロミオとジュリエット オリビア・ハッセーの映像が流れてた。
4回転サルコウ転倒、4回転トゥーループ入った! フリップ、昨日の奇跡は再び起こるか!?
レヴェル4のスピン、3×3、イーグルからカウンターの3×3、3×1×3、ルッツ成功。
2年前がフラッシュバックするステップ、否応なく盛り上がるこのメロディに乗ってスピン、
最後ちょっと揺れてドキっとしたけど、倒れこむようにフィニッシュ。みんな満身創痍の死闘だな!

「今日は本当に丁寧に振り付けどおり。OPで勝てるプログラム」て佐野さん。
193.41点、ショートもフリーもパーソナル・ベストでチャンを破って優勝。おめでとううううううう

羽生くんが初のファイナル金メダル、2位チャン、3位織田くん。

羽生「悔しいのが本音です。(チャンを破った)実感はない。福岡で一番いい演技が出来たと思う」

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