Quantcast
Channel: メランコリア
Viewing all 8724 articles
Browse latest View live

ブラサキラジオがスタートv

$
0
0
土曜はぶくろでF氏と所用を済ませた後、例のステラおばさんのクッキー食べ放題に行ってみたら、すでに行列
スタッフに聞いたら1時間半ほど待つというので、今回は見送った。
とっても残念だけど、どんなに美味しいものでも並んでまで食べようとは思わないなぁ。


代わりにパンケーキ屋さんで、アボカドサラダのセットを注文。
ふわふわバターとメイプルシロップで美味しかった。
ひさびさ会った気がして、移転先の様子など話してたらすっかり夜に

マックス ブレナー チョコレートバー@表参道ヒルズ
 
ここも気になった。いかにチョコレートが大好きでも、こんなにカロリー高そうなのを食べたら鼻血出そうだけどw


アルクマ

ちなみにこの日、駅構内に長野のゆるキャラがいたんだって。こんなコ初めて見たよw(写真はネットのもらいもの



■「ブラッデストサキソフォンのスイングサーキット」
12/3よりスタート。毎週火曜日21時からの30分番組(再放送は同週土曜日17時〜
FM Mot.Com 77.7MHz (インターネットFM)

30分前くらいにパソを立ち上げて、すぐ聞けると思いきや、ん・・・? よく分からん
いろいろさ迷って、ようやく分かりましたv
「Listen Radio」の「全国のラジオ局」→「FM Mot.Com」だったv

甲田さんはライヴのMCの時と同じ丁寧な調子で流暢に喋ってるのがスゴイ。
Cohさんがフォローする感じで、他のメンバはふらないと喋らない感じ

美味しいもの紹介ってブラサキらしいな
メンバ全員揃って飲み屋での録音もある。馬肉って・・・ムリです/号泣

新譜の告知もしてた。

♪キャラバン ラジオでブラサキが聴けるって素晴らしい!

甲田さん「司会はローテーションにしません? 疲れるんだもん」ていきなり弱音w
でも、ユキさんに司会はちょっと・・・爆

♪トワイライト・タイム を流してまた来週。30分だからさっくり終わっちゃうね。




図書館で借りたCDシリーズ。
ボニー・レイットは♪Have a Heart が聴きたかったけど見当たらなかった。

ラック・オブ・ザ・ドロー/ボニー・レイット

心の絆/ボニー・レイット

シティ・ストリーツ/キャロル・キング
このアルバムは何気に気に入ってて何度も聴いた。

歌でしか言えない/中島みゆき
♪おだやかな時代 が聴きたかった。



 
前の金ちゃん家は、今年もXmasのイルミネーションがきれい
それから、吉祥寺の好きな雑貨屋さんが閉店するって看板が出ててビックリ。


フィギュア グランプリファイナル2013 女子フリー

$
0
0
フィギュア グランプリファイナル2013 女子フリー@マリンメッセ福岡
トップの6人だけだからサクっと見れていいね。


OPに向けてキム・ヨナも始動。ゴールデンスピン杯で♪悲しみのクラウン(この曲好き)で
3×3の完成度、安定感は相変わらずバツグン。ダブルアクセルはステップアウト。
9月に右足の甲を傷めたとのことだが、全然影響してないようだった。ショート1位。


安藤美姫は♪マイ・ウェイ でショート2位。
グランプリシリーズに出なくても、OPを狙える仕組みがまだよく分からない。

<女子フリー>

●アンナ・パゴリラヤ(ロシア)

♪映画「パイレーツ・オブ・カリビン」より 3×3からスタート、3×1×3、この3連続入れる選手増えたね。
後ろにたらした金髪が可愛い。世界との戦いと同時に、ロシア選手は国内の2枠を争う戦いでもある。
スピードもあり、動きの細かいステップ、後半は3×2手をあげた。ダブルアクセルはゆれた。アクセル苦手だな。
コレオシークエンス、ダブルアクセル、フリップで転倒、時間もオーバーしてた。
氷でひっかかるシーンが多々あって、確認して、納得していない表情。


●エレーナ・ラジオノワ(ロシア)

♪映画「フリーダ」より 3×3簡単に跳ぶなあ。3×1×3、小柄な体をよく動かして、めいっぱい色っぽい演技。
ルッツで転倒、ダブルアクセル、3×2、ダブルアクセル、回転の早いレイバックからビールマンスピン、
はじける笑顔でのステップは観ててウキウキさせてくれる。「14歳らしい攻めのステップ」てアナまさに。
小気味いい動きでみせる。最後まで踊りきった感じ。


●ユリア・リプニツカヤ(ロシア)

♪映画「シンドラーのリスト」より 今回は映画の映像まで紹介してるね。映画にも赤い服の少女が出てくるんだ/驚
3×3安心して観ていられるジャンプ、2×3×2、前半にステップ、哀愁の表情にも注目。
後半からフリップ、ダブルアクセル、どんどんいくぞ、3×2、サルコウ、ルッツも全部跳んだ。
そして見せ場のキャンドルスピン、コレオシークエンスも柔らかさを強調。機械のように回るスピンでラスト。完璧。
疲れた〜て素の笑顔にあどけなさが残ってて可愛い。ジュニア時代からほとんどミスがないという。
ショートもフリーもセットになった物語性の高いいいプログラム。


●アシュリー・ワグナー(アメリカ)

♪ロミオとジュリエット 「速いテンポの曲が好きだけど、フリーでは敢えてスローな曲でチャレンジする」
3×3確かな安定感。まったく不安がない。ダブルアクセル、サルコウ、いつも白いタイツをはいてるね。
力強いステップ、ループからダブルアクセルのシークエンス、ルッツで転倒、ループは両足着氷か、
3連続は3×2になり両足着氷、クライマックスはスピン。ちょっと悔しさが残る。


●アデリナ・ソトニコワ(ロシア)

サン・サーンス♪ロンド・カプリチオーソ 3×3決めた。ヨナにも通じるなめらかなスケーティング、フリップはバランス崩した、
ループはシングルに、独特なスピンも見応えあり。振り付けも独創的。
後半は2×3きれいに入った、拍手が起きて、フリップ、サルコウでも転倒、
ダブルアクセルは手をついた、リズムを立て直すのが難しいな。
でも、ひきずらず、笑顔でステップ、転倒で消耗した分、エッジは浅いとのこと。
ふんばりどころのスピン、ちょっと舌を出して終わった。


●浅田真央

バンクーバー同様、トリプルアクセルを2回入れて練習しているといったがどうか?
♪ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」 バンクーバーもソチもラフマニノフで勝負。

最初のアクセル転倒、本番だとこうも違うものか。2回目も両足着氷、フリップ、スピンの回転が速く、鋭い。
2×3、サルコウ、3×2×2、ループ、盛り上がる曲調、スピード感を保ちつつのステップ、
あーあっていう表情。女子でトリプルアクセルを本番で決める難しさを改めて感じる。


それでも131.66点で優勝、おめでとううううううう!! 2年連続4度目の金メダル。
2位リプニツカヤ、3位ワグナー。

「途中で体力がもつかなって心配があった。次は必ず跳ぶという気持ちでのぞみたい。
 次の試合までにクリアにしてOPにつなげたいと思います」


また男女とも日本人優勝。これは誇らしい。
やはりOPでヨナを抑えて金メダルをとるためには真央ちゃんしか跳べないトリプルアクセルの武器が必須!

『劇場版SPEC 〜結 爻ノ篇』(ネタばれ注意

$
0
0
『劇場版SPEC 〜結 爻ノ篇』(ネタばれ注意

『劇場版SPEC 〜結 漸ノ篇』(ネタばれ注意

最近ダークな話や映像も、劇場の密室&暗さに加えて苦手になったから、
終始かなりの爆音と、たたみかけるような世界終末の展開に次第に不安感が増して、
ソラナックス2錠飲んだため、眠気が襲ってきて、ラスト近くはまた朦朧としてよく思い出せない/謝
ストーリー自体も複雑だから、1度観ただけじゃよく分からんかったし

▼story
うーん・・・うまく説明できる気がしない
当麻はシンプルプランのウイルスにかかるが、調べたらどうやらただのインフルエンザと分かる。
普通の人なら薬で治るが、SHは薬が効かないため、毎年殺されても不思議に思われなかった。

水芸女がプロフェッサーJだとは思えず、自らの血を混ぜていつものように手がかりを書いてゆき、
湯田こそがプロフェッサーJだと分かる(トウダじゃなくてユダと読む)「まんまじゃん」(瀬文)w

Jはバナナ医者にのりうつり、SHらを抹殺。この時の渡辺いっけいさんの怪演が笑える。
子どもまで巻き添えにしたことで、「全員地獄で悔い改めろ!」と当麻はついにスペックを発動。
すると、おびただしい数の八咫烏(やたがらす)が世界中に飛び立つ。
「ファティマ第三の預言」に描かれた、左手に剣をもつという女の姿になった当麻。

セカイと白い女、黒い鳥と化したJは、ガイヤ(大地)を汚した、私利私欲に満ちた人間を抹殺し、
SHらを復活させるため、世界中で核戦争が起こるようしむけるが、
時が止められた状態で瀬文は阻止しようとする(てか動いてないし
セカイに吹き飛ばされて、犬神家の一族みたいに砂場に突き刺さっちゃってたw

そこにヤタガラスに運ばれて当麻がやって来て、これまでのSH仲間も全員揃う。
冷泉の未来透視能力には「ダメもとでがんばってちょ」みたいに書いてあったけど、
実は本物の予言は別にあった。

セカイと、当麻の一騎打ち
セカイらが消え去ったかと思えたが、そもそも霊的存在の彼らは消すことができない。
そこに卑弥呼が出現。彼は太古のSH?
右手のパワーが発動し、悪を黄泉の国へと永久に封じ込めようとする当麻。

「瀬文、私を撃て




当麻は黄泉の国に行ってしまったのか?
空中に舞ってた当麻は何を意味する?

「デイモスの花嫁」みたく黒い鳥に変身する遠藤さん決まってた
ヤタガラスの大群は、鳥恐怖症のF氏には耐え難いシーンだな

ジュンと青池の母子愛がじぃーんときた
「ジュンと私は親子丼なんだ!」
て今回も青池さんのセリフに笑わせてもらった/爆

「劇場版ATARU」に出てくるマドカ役の堀北真希ちゃんが出てきたり、
来年公開の「劇場版トリック」の「まるっとお見通しだっ!」てセリフもドサクサまぎれに混ざってたし
(トリックもついに最終章ってことで気になる

そして、いつ出るか気になってた冷泉さん。
着物の袂からレモンを出して「違う!」、次はなぜか「クマ?!」爆
最後は「ラミパス・・・」て言いながら消えてたしw
実質、当麻を救ったのは、冷泉の未来透視能力じゃない? 頼りになるねえ!


任侠ヘルパースペシャル(2011)

$
0
0
●任侠ヘルパースペシャル(2011)
出演:草?剛、夏川結衣、大杉漣、仲里依紗、黒木メイサ、田中哲司 ほか

連ドラから1年後の設定か。
「安心ふれあいコール」ていう独居老人から十数万円もとる無縁(貧困)ビジネスが出てくる。
高齢者をめぐる悪徳商売、トラブルは多岐にわたるんだなぁ・・・

▼story
独居老人シズエが孤独死。死後の処理はすべて「安心ふれあいコール」に頼んでいた。

介護施設タイヨウは再開。彦一は、極道をやめてゲーセンで働いていて、
毎日のようにリョウタと晶のお見舞いに通っている(岩松了さんが医師ってw

サナエは独居老人のケアサービスをしている市民の会のメンバーで、
寂れたシャッター商店街にあるラーメン屋のオヤジの娘。
商店街をショッピングモールにしようとする樽川は元暴力団員。

「安心ふれあいコール」に登録しているタチバナは、退職した日に離婚届を出された。
ヘルパーに戻った彦一は、コールセンターから客を大勢引き抜いたために
樽川ら暴力団員から執拗ないやがらせを受けるようになる。

晶は彦一のケンカに巻き込まれて、頭を打ち急性くも膜下出血で倒れる。
本人の希望はタイヨウでの看取り介護。
「悪かったな。俺のせいだよ」リョウタと背中合わせで泣く彦一のシーン見せるねえ。

リョウタ君の涙も辛いシーン

隼会若頭になったリコは、組内の抗争に手を焼く。
二本橋は自分の事務所を壊して、自分も殴り、鷲津組へのかちこみの理由を作る。



 
「鷲津は徹底的にぶっ潰す。覚悟を決めろ!」

暴力団員ではあるけど、この久米武雄役、男臭くて好きだなあ
連ドラの頃より若干落ち着いた雰囲気になってる気がするけど。

「孤独に理由なんてねえよ、孤独は選ぶもんだろ」て彦一のセリフも一理あり。

せっかくカタギになっても、映画でまた戻るのか?
あれほど晶がカタギになってほしいって思ってたのに、弱いなあ・・・


ドラマ『ブラッディ・マンデイ』(2008)

$
0
0
ドラマ『ブラッディ・マンデイ』(2008)
監督:平野俊一 ほか 出演:三浦春馬、吉瀬美智子、佐藤健、松重豊、成宮寛貴、吉沢悠、田中哲司 ほか

第1話をチェックして、つづきが気になったから全話見てみた。
このドラマでの田中さんは終始、感情を抑えて、国と家族を守る男に徹している。

▼あらすじ

【第2話】
安田ユキコがウイルス感染第1号となり、数時間後に発症して死亡した。
そして看護婦・山村ヨウコに感染。
ハルカは誘拐され、藤丸が呼び出され、ロシアでの感染映像を完全に消去しろと命令される。
その映像にマヤ先生が映っていた。
人を暗示にかける教祖カミシマに操られ、妻の浮気相手を殺せるか聞く警官・石倉。

【第3話】

マヤがサードアイに捕まる。FBI仕込みの拷問を受ける。非人道的だなあ・・・
ヨウコは大学教授シキムラが打った鎮静剤で発症を防げた。
高木竜之介は殺し屋を入れ、大学教授シキムラを誘拐。
マヤはアジトに連れていく条件として藤丸を同行させ、父は仲間で、
加納とホウショウのどちらかもスパイだと言うマヤ。
教祖に依頼した石倉の妻の浮気相手は、ゴミ処理場で死体で発見される。

【第4話】
サードアイ内にウイルスが仕掛けられ、霧島の婚約者サオリが閉じ込められて感染する。
霧島はファルコンをオトリにして悪の組織を暴こうとする。
マヤが案内したグループのリーダーJは、神崎潤と名乗る青年だった。

【第5話】
Jはファミレスで「神になろう」と藤丸を誘う。
霧島に恋人を救う方法を教える交換条件に、カミシマ釈放を要求するが断られる。
シキムラは抗ウイルス剤を完成させたのか?
石倉は教祖に操られて相方の警官を刺殺する。
父とネカフェでチャットをする藤丸。
「強制終了する時、電源ごと抜くの悪いクセだよ」履歴をたどって生物研究所をつきとめる。

よくドラマに出てくる入院患者の鼻の管って「マーゲンチューブ」っていうんだ。
あんなの鼻から胃まで入れられるくらいなら死んだほうがマシだ/恐×∞

【第6話】
研究所に行く藤丸、オトヤ、あおい。そこでついに父・竜之介と再会する。


「ジャマをするな。オレが撃てないと思うか?」
「お前はもう関わるな藤丸。オレのことは忘れろ」

シキムラはウイルス剤のありかを教える条件に、金を用意しろという。
「君は何のために生きてる? 昔、君の父親とこんな話をした」
昔、シキムラから贈られた父のPCに抗ウイルス剤の手がかりがあると分かる。

「人に才能が与えられるのは、同時に使命を託されるってこと。使命は全うするもんだよ」(南海

『攻殻』もそうだけど、ハッキングって電気ものならなんでも伝わって、操れるんだな

【第7話】
教祖は独房からモールス信号を外に送ってただけかい。
2年前ブラディXでテロを起こそうとしてファルコンに阻止され、捕われた事件が発端。

昔、家族で行ってた那須のコテージをシキムラに貸していた。
鍵をこじ開けて「真似すんなよ」て松重さんカッチョいい
100人分の抗ウイルス剤を発見。

カマタがサードアイ指揮官となり、指揮系統が乱れる。
高木が悪の仲間だとハルカに教えたフナキ刑事も殺され、重要参考人として藤丸が追われる。
藤丸は新聞部の暗室にかくまってもらうが、部員のヒデが感染して発症する。

【第8話】
土曜日の学校はJらに乗っ取られる。
教祖の釈放と引き換えに抗ウイルス剤を渡すというJ。
ミナミはボールペンに抗ウイルス剤を仕込み、届けようとして失敗する。
留置所も感染。教祖奪還の先の月曜日とは?

電源を落としても、電力線通信で霧島にメールって、一体どういう仕組みなんだろ!?
法務大臣・九条は野々村係長w 

【第9話】
教祖は地下道を通じて脱出。加納もウイルス感染したが、ヒデが飲むはずだった抗ウイルス剤が投入された。
松重さんのキスシーンは貴重
マヤからもらったPCでテロリストの通信網をハックしてテロ開始時刻の9時までに逮捕していく。
浄水場に潜入した男も阻止して月曜の祝祭は中止。
Jは藤丸の家に来て、自分とオトヤは兄弟だと告げる。マヤは教祖を撃つ。

【第10話】
竜之介はマコを誘拐。マヤは、ブラディXと抗ウイルス剤、カミシマの死体を土産にサードアイに来る。
逮捕されたテロリストは信仰心のため口を割らないが、自分は金で雇われただけだから
自分を組織に戻せば情報を流し、組織を崩壊させてやると約束する。

「時はきた。宝石箱を開けよ」
宝石箱の意味を知るのはJとKのみ。

【第11話】

「ブラッディ・マンデイのすべてがここにある。絶対止めろ!」

宝石箱は半径20kmを感染させる能力がある中性子爆弾だった。
もし都心で爆発すれば、都内とその近郊、1200万人が犠牲になる。
J「あなたたちが持ってるよりよっぽど安全だ」て一理あり。

竜之介「オレが死んだら、俺の腎臓をハルカに移植してくれ。これでずっと、おまえとハルカと一緒だ」

マヤを雇ってたのは大臣? 蝶の男もまだ生きてるし。
シーズン2も制作されたのか/驚



濱中利信コレクション「エドワード・ゴーリーの世界」@ヴァニラ画廊

$
0
0
濱中利信コレクション「エドワード・ゴーリーの世界」@ヴァニラ画廊

ミクシのコミュでこの展覧会の情報を見つけて、ずっと楽しみにしてた。

 

フツーのビルの地下2Fにある「ヴァニラ画廊」。階段に怪しげなオブジェが下がってた。
左右AとBの部屋に分かれていて、Aでは女性ボーカルの風変わりなシャンソン?、
Bでは甘い男性ボーカルの曲が流れていて、雰囲気出してます。



【room A】
そう広くない部屋の壁一面に、初期のイラスト、本の表紙、芝居のポスターなどが展示。
絵画と違って挿絵の原画はそれほど大きくない枠の中に、
例のごとく病的なまでに緻密な線が描きこまれていて、いったん見入ると目が離せなくなる!
今でも世界中のコレクターが漁っているようだが、まだ日本ではほとんど知られていなかった頃から
これだけのゴーリー作品を収集され続けてきた濱中さんてスゴイ

ゴーリー自身も芝居の製作をしていて、そのポスターも描いている。
描かれている登場人物が全員いわくありげな人たちばかりで、
一体どんなストーリーだったのか観てみたい!


【room B】
こちらはグッズなどレアものを集めた感じで、中でも珍しいと思ったのは、
ゴーリーの絵によるレコードジャケ/驚×5000 彼を起用するなんて素晴らしすぎる。。

1枚1枚絵柄が違うトランプは、1枚ずつオークションにかけられることもあるとか。
綺麗な水彩画もあって、フツーに描こうとすれば描けるんじゃんw

この上品で陰湿な画面の中には、一見しただけでは見逃してしまうネタが満載。
ミステリーが大好きだったというゴーリーは、殺人事件ものの本の表紙も多く手がけていたようで、
警官が照らすライトの中に、殺された女性の死体の手だけが浮かびあがっていたり、
その背景の夜のマンションの窓では、まさに首を絞めている様子が描かれていたり。

そして、なんといっても、そこかしこに無意味なほど混ざり込んでいる“変な生き物”が大好きなんだよね
爬虫類系も多いけど、なんだろ、あのブラックドールって・・・爆


グッズまである・・・→Edward Gorey's The Black Doll

中央には、『うろんな客』に登場する形容しがたいキャラの人形まで展示してあった。ヤヴァい・・・
いろんな催しのたびにグッズも多種多様売られたらしく、
ゴーリーがTVを見ながら1点ずつ手縫いしたものまであるとのこと

胸をナイフで一突きされているゴーリー自身の写真が使われている本の表紙もあるし、
意外とユーモアのある人だったのか!?



平日昼間でも若い女性から親子連れまで、お客さんも絶えなかった。
日本にもマニアックなファンがこれだけいるってことだねv

銀座はこういった小さな画廊がたくさんあるから、いつか画廊巡りをしてみたいなあ!


amazon

$
0
0
これまでネット通販ものは楽天で買ってたけど、いつのまにやらカード支払いのみになっていたから、
支払い&受け取りがコンビニで済ませられるamazonに登録して、来年のカレンダー2種類を初注文してみた。
ここ数年ずっと買ってる『犬川柳』の柴さんver.と、星野道夫さんの壁掛けタイプ。こちらも3年連続か?

【支払い方法】
近所のローソンを指定して、メールで来た番号をロッピーに入力、レジで支払いを済ませる

数日後、受け取りのメールが届いたけど、同時に
「システムの不具合により、商品をいったん発送したものの、返品しました」ってメールも来て困惑
念のためローソンに電話して聞いてみたら、私の荷物はやはり届いていないとのこと。

メールによると、注文はキャンセルされて、
「返金の手続きをするか、再注文する際はほかのコンビニ、または自宅配送を選んでください」とある。
しかも、返金の場合は、現金が戻ってこず、amazonギフト券になるって、、、なんだか一方的すぎやしませんかい?

まあ、どのみちカレンダーは注文したいから、「同じ商品を再注文する」て項目を選んで、
サイトを見ながら、返金作業もしてみたけど、自分でやりながらよく分かっていないから、
メールにあった問い合わせのメルアドに質問してみた。

返事が来て、amazonギフト券てやつがメールで送られてきて、その番号を入力したら代金は0のまま、
指定した前回とは別のローソンに再び発送しましたってメールが来た。
ロッピーにお問合せ番号を入力して、用紙を出して(1点ごとに1回)
用紙をレジに通して、やっと商品が受け取れた(ホッ

amazonて電話番号がないから、問合せにいちいちメールでやりとりするのが面倒。
ネット通販のトラブルは初めてだからけっこう焦った。



■「ブラッデストサキソフォンのスイングサーキット」
FM Mot.Com 77.7MHz (インターネットFM)
火曜21時より!!再放送は同週土曜日17時〜

ブラサキラジオ2回目ですよ♪→here
まずはxmasナンバーからスタート
引き続き甲田さんが司会なのねw
クリスマスプレゼントにサッポロポテトて/爆

美味しいもの特集では、中目黒のBar Fで甲田さんとCohさんがレポ。
新譜発売/祝 16曲も入ってるんだ! 修二さんのギターをべた褒め。

♪ディーコンズボップ
♪ロングバケーション

タケオさんがラジオでキレまくってるってつっこまれたり、
ユキサンが慣れてきて「司会ローテーション説」を受け入れ、「来週司会をやる」て大丈夫かな?

新譜から♪マンハッタン



■『はるヲうるひと』4/3(木)〜13(日)
佐藤二朗さん主宰の「ちからわざ」が、来年、2年振りの公演決定だそうです/祝
作・佐藤二朗 演出・堤泰之 下北沢ザ・スズナリにて。

2009年公演のサイト

芝居の二朗さんは、どんなだろう???w



「lyrics」もアップしました。

ドラマ「華和家の四姉妹」(2011)

$
0
0
ドラマ「華和家の四姉妹」(2011)
原作:柴門ふみ
出演:観月ありさ、貫地谷しほり、川島海荷、加藤成亮、遠藤憲一、宮崎美子、吉瀬美智子、田中哲司 ほか

第1話、2話をチェックして、つづきが気になったから全話見てみた。
今作で田中さんは山根役。こーゆーフツーに恋愛に悩むサラリーマンの役もステキv
コミカルなシーンも満載。で、またピンク系のネクタイしてた。


▼あらすじ

【第3話】
あれ?このハスキーな声の四女って、「ブラマン」の妹のコだったのか/驚
母はかすり傷程度だったが父と離婚話になる。サクラコは家を出ていく。
母は急変して病院に運ばれ、まさかの急死/驚 意外と重いテーマのドラマなんだ。


【第4話】
義父も33年間絶縁してたのに、離婚を機に実家で葬式をあげて、自分が喪主をすると主張するが、
タケミががんばって、自宅のほうであげることになる。
ウメは遊び人のサカタとカラオケに行き連絡がとれない。


【第5話】
フジコは新人時代に慰めてくれた元副編集長・秋元が好き。出版社に電子書籍部があるのがイマドキだねえ。
タケミはバイト先の介護施設の老人の写真を正三郎に依頼し、サクラコと山根は不安で監視するw
正三郎は老人の写真をコンテストに出そうとして、以前怒らせた女社長のパワハラに応えようとして、タケミに救われる。
「一番撮りたいのは朝焼けだ」という正三郎を海に連れていくタケミ。


山根「タケミを好きになりすぎたんだ。もし戻ってくれたら二度と離さない」
プールつきの超豪邸に1人で住んでるらしいw 短パン姿も新鮮。


【第6話】
タケミと正三郎の仲を疑って、山根は復縁を慌てて迫ると、
「2年前と同じ顔してる。全然変わってない」と言われ、再婚話をキャンセルする山根。


仕事をすっぽかしたことを謝ると、会社のパートナー宮下からキスされてたw


山根「思い知ったんだ。タケミといると、自分が自分でいられなくなる」
若い頃の回想シーンでは前髪おろしてる姿が時々見れるねv

フジコは合コンの取材に行き、編集長の肩書き目当ての小野寺にプロポーズされる。


【第7話】
秋元には数千万円の借金があると分かる。
正三郎はタケミにフラれたことで荒れてケンカに巻き込まれる。
正三郎「あのイケてないおっさんのどこがいいの?」て言われてるし
山根は秘書アヤコが妊娠したから結婚するという。


【第8話】
アヤコからもうタケミの子どもと成人になるまで会わないでと言われた山根。
正三郎は傷心からサクラコにプロポーズする。
秋元の借金は妻がホストに貢いだものだった。
小野寺はネットにフジコのニセ写真をアップするが、またタケミが助けにくる。
山根が子どもと約束した遊園地に来ないため、正三郎が代わりをする。
「外見ばかりで中身を見てもらえない。本当に好きな人からは愛されないところが似ている」


【第9話】
宮下が隠し撮ったタケミと正三郎のキス写真を見た山根と父は動揺する。
タケミは、長女アヤメの父・渡辺(元芸人)とヨリを戻したフリをする。
秋元は企業スパイの疑いを受ける。
父もくも膜下出血で倒れるなんて


【第10話】
父は右半身に麻痺が残るといわれる。しかも、エビ養殖詐欺事件で被害者から金を預かっていた。
パパはサクラコが一番好きだってこと「みんなには秘密な」てセリフも泣ける。
5000万円の借金は示談で済むが、家を売って支払うしかなくなる。

ウメが精魂込めて作った作品はミスコンに壊される。
「芸術は永遠じゃない。一瞬でも誰かの心になにか届けばそれでいいんじゃないかな」て先輩のセリフいいね
ウメが作った家がモチーフの作品を家族にメールする「離れてもみんな一緒だよ」

秋元は急に辞職して去る。サクラコは正三郎に別れ話をして一人暮らしを始める。
タケミは父と子どもと大阪に行くと偽って出て行く。
秘書と宮下は、山根を会社から追い出す計画。


【第11話】
自宅は壊されてマンションが建つ計画となる。
小母島にいたタケミに山根が会いに来る。ひどい船酔いなんだ
その間に会社の株がすべて買い占められ、社長解任の会議が開かれる。

「ボクは会社と社員たちを、子どもたちのように命懸けで守る覚悟はできています!」
「君たちにはボクのように後悔してほしくない。家族は一緒にいなきゃダメなんだ!」


「パパ、もう一押しだね」「今度の休み待ってる。楽しみにしてる!」

いやあ、みんな元のサヤに戻ってひと安心のラスト



『252 生存者あり episode.ZERO』(2008)

$
0
0
『252 生存者あり episode.ZERO』(2008)
出演:市原隼人、阿部力、上原多香子、満島ひかり、福井博章、田中哲司 ほか

劇場版もあり、映画公開連動企画の単発スペシャルのテレビドラマ、とのこと(ウィキ参照


▼story
1995年、阪神淡路大震災。
レスキュー隊員の父は少年を助けて、バックドラフトで亡くなった。同時に看護師の母(秋山菜津子さん)も亡くなる。
その息子・ユウサクは成長し、父と同じ消防士になり、競争率6倍のレスキュー隊試験に1年で合格する。
彼女は同じ消防署職員ユキ(満島)。

ユウサクの夢は、さらにその上の職務、オレンジ色の作業着のハイパーレスキュー隊。
震災の際、瓦礫の下から助け出されたニシムラも同じグループ。女性のミズキもいる(いきなり男女差別か
教官・大野(以前、早川の下にいた)は、3週間で現職員と同じレベルにするという。
早速脱落者が1人出て、その小隊全員が連帯責任として研修を受けられなくなる。

チームワークを重要視するニシムラと、頼れるのは自分だけというユウサクは真正面から対立する。
ミズキは広報部から女性初のレスキュー隊員誕生か!?と取材されるが、
体力試験で最低ランクだったのに、世論への体裁を繕うだけだから、研修が終わればポンプ隊に戻るだろうと噂される。
特別講師・シノハラ(内野聖陽さん)のもと、実際の炎の中で救助訓練中、ニシムラはパニックを起こして炎に包まれる。



うなぎ雲を見て、大きな地震が起こるのではと、気象庁に通報する女子学生(そんな雲あるんだ・・・怖
そして地震発生。劇場でほんとに起こったらどうしたらいいんだろうね。
捻挫して取り残されたアツシを助けに1人でビルに入るユウサク。

レスキュー隊はすべて出払っていて、大野は研修生を向かわせようとするが断られる(これって「海猿」とまったく同じ展開だ/驚
ダクトでふたたびパニックになるニシムラ。気持ち分かりすぎて苦しい・・・




「火災でもっとも危険なのは、確認をせずにドアを安易に開けること」

「俺たちレスキューに英雄はいらない。欲しいのはプロだけだ。
 命を粗末にする者にオレンジを着る資格はない」

「なにより信頼されないのは、自分の命を簡単に投げ出す奴だ。
 お前の帰りを待ってるのは家族だけじゃない」


『海猿』同様、こんな危険な仕事があるのか。ドラマ構成も似てる。伊藤英明くんも出てるし
でも、海猿は海限定だけど、レスキュー隊は陸上も水難もやるんだね。
消防士じゃムリなところに行くんだから、状況的には絶体絶命だな
火事は煙が怖いから酸素吸入マスクが必要。でも、あんなに煙吸って肺焼けてない?
てか、そもそもこんな危険なコンクリートの高い建物をつくるのはもう止めようよ

ユウサク役の市原隼人くんがすごいべらんめえ口調だった。芝居の熱さは翔さん並み



「すぐ戻る、母さんを頼むぞ」
田中さんは消防士のお父さん、早川隊長役。ごつい消防服も似合う。


notes and movies(2001.1〜 part3)

$
0
0
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで茶色のノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『ブーベの恋人』(1963)
監督:スイジ・コメンチーニ 出演:クラウディア・カルディナーレ、ジョージ・チャキリス ほか
政治事情が絡んでくると弱いんだが・・・とにかく可愛いCCと
『ウエストサイド物語』でスターになったチャキリスの若々しい魅力でいっぱい。
最初は小生意気な娘が愛を知って、次第に女性へと成長していく様子をCCが見せる。
貧しい田舎娘が街でヒールを買ってもらったり、レストランでパイをほおばったりする無邪気なシーンも印象的。


■『秋日和』(1960)

監督・脚本:小津安二郎 出演:原節子、司葉子、岡田茉莉子、佐田啓二、佐分利信 ほか
新宿TSUTAYAにまだまだ小津と、それぞれの俳優のいい作品がいっぱいあって嬉しい
今作品は、原が母親役を演じ、映画最後を飾った作品じゃないかな?
母と娘の微妙な心のやりとりと、3人の男のそれぞれキャラがハッキリしてて
笑いもあり、『東京物語』の感動に通じる余韻の残る秀作。

1人残された母は狭いアパートに1人の寝床を敷いて
すっかり静かになったが、娘の幸せを願う微笑みを浮かべる。
この寂しさと喜びの複雑な微笑みがまた素晴らしく印象に残る。

知人の話だとまだ時々鎌倉でひっそり暮らす原がフォーカスされるというがスゴイ!
華のある素晴らしい演技をたくさん残しながら40代ですっぱりと女優を辞めて、隠遁生活なんて不思議な魅力を持つスターだ。


■『あの手この手』(1938)

監督:市川崑 出演:久我美子、森雅之 ほか
久我と森のステキな共演 ずいぶん前の作品なのに、話していることとか考え方が今と同じ。
昔がモダンだったのか、今が進歩していないのか
軽妙なやりとりのコメディ、でも市川崑監督って金田一耕助シリーズとかの重いテーマの映画が多いんじゃなかったっけ?

「中年男の魅力が分かってきた」とちょっと意味深。
そりゃ森さんみたいなおじさまがいたら、毎日でも訪ねに行きたいよ。
久我はへんてこりんなヘアスタイル。


■『夕やけ雲』(1956)

監督:木下恵介 出演:久我美子、田村高広 ほか
16歳という微妙な歳の少年が、大人に成長するまさにターニングポイントを数々の別れを通して描いた。
久我は貧乏が嫌で器量良しなのをバネに、なんとか玉の輿に乗ろうとする姉役。
久我自身、お嬢さまから家のために働かなきゃならなかった境遇があるから、共感する部分もあったのかも?

「苦労したけど幸せだ」と親が互いをいたわりあう心、長男のプレッシャーを考えて慰める母の心、
「絶対迎えに行くから待ってろよ!」と妹にいって見送った兄の心、家族を助けるために静かに家を出る妹の心。

「大人は何でも自由でいいなあ」
「自由なのは子どものうちだけ。大人になったら度胸を持たなきゃ」

いろんな責任、重圧も、金に変えられない、守るべき人、愛し支え合って、
日々一生懸命生きてゆくことの尊さにはかえられない。

「人生始まったら、もう後戻りはできないんだから」

苦労も含めて幸せとして感じいるものなのかもしれない。


■『父ありき』(1942)

監督:小津安二郎 出演:笠智衆、佐野周二、佐分利信 ほか
不思議だよなあ。小津作品って、なんてことない日常を淡々と描いていて、
静止画の堅い動き、どっちかというと不自然なくらい、なんというか格式ばった動きなんだけど、
ラストにぶわあああっと感動が押し寄せて、余韻が残る
上品で節を重んじた昔の日本人の生き方、一本筋の通った生き方というのが、笠智衆のキャラとともに心に染み入る。

「学校出たらまた一緒に暮らそう。ライスカレー食べるか?
「出来るかぎりのことをして、一つの仕事を続けて初めて良さが分かる」

だいぶ古くてフィルムの雑音と傷みの激しいのが残念。聞き取れないセリフもあった。
息子役は大仏顔で腹話術みたいで可笑しいw
初めて息子からの小遣いをありがたく頂く父、母の霊前で立派に線香をあげる姿を頼もしく見つめる父。
短い時間の中に、父を慕う息子と、子を想う親の愛情があふれんばかりに描かれている。


■『女の園』(1954)
監督・脚本:木下恵介 出演:高峰三枝子、高峰秀子、岸恵子、久我美子 ほか
かなりガチガチの社会派ドラマだった。
でも彼らの学生運動、女性解放運動の努力がなかったら、今の状態はなかっただろうけど。
今もお嬢さま学校はあって、校風や校則はこの作品とちっとも変わっていないだろうし、
今の教育だって、もっと学生本人が叫ばなきゃ、時代に合わせてどんどん進化するのが本来のあるべき姿つーか、
十分変わったとは言い切れない。

「アタックNO1」みたいに、世の中の悲運を全部背負ってるみたいなヨシコの濃い〜キャラが重くて、
反対に怨念に憑かれた女能役者みたいな寮母役の高峰の迫力がスゴイ!
リーダー格なんだけど、財閥の娘っていうのが久我にハマってる。音楽もほとんど葬送曲。

その後どのくらい変化したか、しなかったかが描かれていないのは残念。本当の教育は難しい。
校風をゆるめると援助交際、ドラッグなどの問題も起きるしね。
自由と責任、心の教育のできる教師が一体何人いるか。教師から教わる子どもへの影響は大きいから、
やはり大人から教育し直さなきゃいけないのかな?


■『Paris When it sizzles』(1964)
監督:リチャード・クワイン 出演:オードリー・ヘップバーン、ウィリアム・ホールデン、ピーター・セラーズ ほか
ピーター・セラーズがゲスト出演ってことで楽しみにしてたのに結局分からなかったのが残念。
オードリー35歳?とは思えないキュートさ。夢物語のように進む軽いラブコメディで
仮装パーティには、ハーポとかジャズシンガーの黒人に扮した人とか、ちょっとした楽屋落ちが面白い。

実際、今作が大入りになったかは不明。ここまで描いて不作だったら冗談にもならないけど
今作で一番いい思いをしたのはオードリーととにかくキスシーンがいっぱいあったホールデンじゃなかろうか?w
たしか実際に付き合いを申し込んで断られたんだっけ? で、メル・ファーラーが旦那だっけ?
これまたどこに出ていたか分からんかったけど。

トニー・カーティスが端役といいつつ、けっこーおいしいコメディ役だったのが笑いのオチ。
ヌーヴェルバーグ風の役者を臭く演じたり、似たようなセリフにブツクサ言ったり・・・
今の映画界は少しは変わったのかな? 単純なラブストーリーに大スターなら絶対ウケル説はまだ健在!?


■『挽歌』(1957)

監督:五所平之助 出演:久我美子、森雅之、高峰三枝子 ほか
この組み合わせはパーフェクト 優しくて、時に激しくて、妖しくて、
不倫の恋にも大人の男の責任をとる桂木役の森雅之さん
ちょっと生意気で、泣き虫で、気性の激しい少女と大人の女性の間を行き来する久我さんの
熱くて切ないラブシーンが満載。久々切なく、胸が苦しく高鳴る思いを味わえる。
それだけに、ラストがなんとも辛い。

「無理にでも探して連れ去ろうと思っていたんだ。今夜は帰らないつもりだから君も決心してくれ」
てカッコイイくどき文句
行った先の旅館も、湖畔のなんとも趣味のいいところ。

「会いたくない気持ちは分かるが東京に行く前に今夜だけは残っていてほしい」

(今作での久我のセリフ「わたしをアミにしておいて!」みたいなセリフがステキすぎる。


■『浮草物語』(1934)

監督:小津安二郎 出演:坂本武、飯田蝶子、八雲理恵子 ほか
喜八シリーズものでサイレントの弁士つき。前回観た時、体を掻くシーンが目に付いて、
昔はノミとかいて大変だったのかな。エアコンもないしって思ってたけど、
小津独特の演出のひとつだと後で本で読んで知ってから、今作にもたくさん出てくるのが気にならなくなった。
喜八シリーズって寅さんに通じる人情もので、笑いあり、ホロッとくる涙あり、
あったかみのあるキャラクターと人間関係がイイ。


■『日本誕生』(1959)
監督:稲垣浩 出演:三船敏郎、上原美佐、原節子、司葉子、鶴田浩二、香川京子 ほか
古事記の神話と、ヤマトタケルノミコトの話を映像化。ヤマタノオロチなんか円谷特撮そのものw
完全版なのか? 誰がどの役かちょっと分かりにくい。
原がイイ役なのにシーンとセリフが少なくて残念。
ごっつい三船が女装してクマソにとりいり、美しいと引き寄せられるシーンは笑える

神話はスサノオノミコトのヤマタノオロチ退治、アマテラスの岩戸開きまで語られる。
隠れた女神を呼び戻すために巫女が踊って、皆の笑いで何事かと覗いた女神に鏡を見せ、
「私より尊い神とは誰か?」「あなたさま自身です」

かなり豪華なスターの共演。大晦日の夜の特番風。
もっと神話の世界の映像化をふくらませてほしかったな。




【読書感想メモ】
「ターシャ・テューダの世界 ニューイングランドの四季」ターシャ・テューダ著
「大事なことはみーんな猫に教わった」Suzy Becker著 谷川俊太郎訳
「日本映画監督列伝1 小津安二郎の謎」小学館
「7年目のセキララ結婚生活」けらえいこ著
「マンガ日本の古典1 古事記」石ノ森章太郎著
「マンガ日本の古典3 源氏物語」長谷川法也著


【歌詞をメモした曲】
♪LIFE/Des'ree


【イベントメモ】
「新田さんライヴ」@池袋マンホール
「フリーマーケット」@明治公園
「ながの山と花フェスタ」@エムウェーブ
浜離宮恩賜庭園、清澄庭園、深川江戸資料館、深川不動尊、六義園、染井霊園、とげぬき地蔵、相模湖ピクニックランド、東御苑


何冊もあったリングノートもこれがラスト。
次回からはルーズリーフシリーズに入りますv


notes and movies(2001.1〜 part2)

$
0
0
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『Monty Python's Flying Circus 3』

1st シリーズラストの3回分。これがMPの産声だったのか。
ベスト版に入ってるスケッチもちらほら。好きなのは高低、早口しか聞き取れない警官のスケッチw
ライヴでやってた「あほうどり売り」もちゃんとオリジナルが放映されてたわけだ。
「Undertaker(葬儀屋)」も大活躍。

こうして大全を読んでから復習するとイギリス人の性格や日常生活、歴史、笑いのツボが学べる(他のことを学べって?
幻聴でフォークソングが聴こえる男の腹の中に“スクオッターズ”(他人の家を占拠して住んでしまう人)がいたってゆーのも笑える。

キャロル・クリーブランドもまるでMPのメンバとして毎回出演してたのね。
かなりセクシーバディを駆使してコメディ演技もガンバってる。
各スケッチのリンク以外にもちょっとした言葉(“ノトロブ”←ボルトンの逆さ言葉で前出)や
キャラが回を通じて顔を出すのもシリーズならでは。隠れキャラ探しも面白い。


■『早春』(1956)

監督・脚本:小津安二郎 出演:淡島千景、池部良、岸惠子、笠智衆、浦辺粂子 ほか
ちょうど親が若かりし頃、サラリーマンってそんなしがない職業だったのか
ここまで悲観しなくても・・・当時の東京駅と丸の内の会社員の生活がうかがえる。

自営業になった者は「定時働けば定給、ボーナスの安定した暮らし、ゆくゆくは重役さん」
サラリーマンは「腕に職あればどこでも通用する。我々はクビになったら路頭に迷う。
満員電車に乗らないだけマシ」と互いに相手をうらやましがる。
中年夫婦の倦怠期をじっくり描いた長編。若々しい岸恵子がハツラツ。

仲人の「いろんなことを経て夫婦になっていく」って言葉も残る。
はじめから不安のない人なんていないんだ。
でも、やっぱ体だけの関係をもって妻を傷つけ、愛人も捨てちゃう男の気持ちって分からない。

サラリーマンでも生活は厳しかったのね。しかも当時から通勤ラッシュだなんてJRって進歩なし
当時でサラリーマン定年組もいたんだ。でも仕組みや愚痴が今と変わってないのが哀しすぎ。
国民の生活を楽にするはずの政治も大して変わってないとみえる。

「子どもなんて、できて初めて可愛く思えるもんなんだ」
「倒れて死んじゃうような子ならいらねえや」なんて軽薄すぎ/怒


■『お茶漬の味』(1952)

監督・脚本:小津安二郎 出演:佐分利信、木暮実千代、鶴田浩二、津島恵子、淡島千景、三宅邦子 ほか
前回観た『麦秋』の同スタッフで撮られた同テーマ(中年夫婦の倦怠期)を描いた。
戦争の影も薄れ、サラリーマンの妻は安定して、家事の負担も減った分、より互いを意識し始めた時代。
“モダンさ”が今見ると面白い。パチンコや競輪、温泉旅行 etc、ほとんど今に近い。
笠智衆がいつもの品のいいサラリーマンでなく、戦友でパチンコ屋のおやじ役なのが面白いw

「結婚したくないのにムリしてさせても仕方ない。オレたちみたいな夫婦がもう1組増えるだけだ」

「普段は甲羅干ししてる亀みたいだけど、外ではウサギとかけっこもしてる。
 夫の一部分しか見てない。あんないい旦那はいない。
 彼も“一緒になって、こんな幸せに思ったのは初めてだ”って言うの」
「そうだよ、男は背広の良し悪しじゃない。頼りになるかどうかだ」

「見合いもいい。オレなら顔だけ見てみるな。それでよかったら好きになる。
 愛情なんて後からだってつくもんさ。大きな神さまにとっちゃどっちだって同じなんだよ」

て、Aが急にまともな哲学を言うところが可笑しいw
“自分の気持ちをちっとも分かってくれない”って思ってる時ほど、相手の気持ちを汲んであげなきゃいけない。
男女の仲って難しいけど、面白い。
でも、こんなイイ旦那も珍しいよな。ぬかみそをきる妻の袂を持ったりする気づかいとか、細かい心配りに女は弱いんだ。


■『ソフィの世界』(1999)
監督:エリック・グスタヴソン 出演:シルエ・ストルスティン ほか
美しい映像が中世と現代、夢と現実を行き来して、あれよあれよと展開。
どーなってんだって結末で、なるほどと納得。
ヒロインの素朴な美しさも光る。哲学をファンタジーにした原作はどんなか興味あり。

「君は誰?」「世界はどこから来た?」

自分は見えていないと知りショックを受けるが、死んでもいないと気づき、元の世界へ戻り、
この世界こそ無限で終わりがないことを知る。


■『去年マリエンバートで』(1960)
監督:アラン・レネ 出演:デルフィーヌ・セイリグ ほか
なんでこんなハッキリしない繰り返しの作品が賞をとったのか??
夢の中にいるような(実際、何度も眠りに落ちた)、結局なんだったのか分からない。
分かりすぎるハリウッド映画を観て疲れるよりマシだけど。

「憶えていますか? 去年会ったのを」

安いありがちなくどき文句もここまでしつこくされちゃストーカーだ。
人間味のない夫と一緒にいるよりいいかもしれないけど。
人間味のなさという点では女も男も、その他のキャラも同じ。

いろんな思い出話もでっちあげ? まるで♪ホテル・カルフォルニア の歌詞にあるような
一度入ったら二度と出れない死人のホテルのよう。
繰り返されるモノローグとホテルの風景。モノクロがくりかえし、くりかえし、くりかえし、、、


■『シェルブールの雨傘』(1964)
監督:ジャック・ドゥミ 出演:カトリーヌ・ドヌーブ ほか
なんかフツーの話だった。兄はこれを観て泣いて感動したとか言ってなかったっけ??
カトリーヌ・ドヌーブのデビュー作かな? 今作で一躍スターに駆け上がっていったらしい。
とにかく初々しい。それにしてもセリフを全部歌にしなくても
フランスといえどミュージカルブームは無視できなかったのか?

「1人の女を愛したが嫌われ、忘れるため、世界を旅したが空しくJらに会って人生が変わった」
「恋と愛(結婚)は違うわ。わたしを信じて、あなたは若すぎる。愛を知ったつもりでいるの?」
「彼なしじゃ生きられないと思ったのに、死ななかったのはなぜ?」
名曲がいろんなセリフで歌われる。


■『彼岸花』(1958)

監督・脚本:小津安二郎 出演:有馬稲子、山本富士子、久我美子、佐田啓二、笠智衆 ほか

「結婚なんて金だと思ったら真鍮だった。するもんじゃない」

ラストはどことなく訪問を楽しみにして歌を口ずさむ父の姿が微笑ましい。
フルキャストでの今作もかなり豪華な顔ぶれ。近所のレンタル屋にある小津作品はこれで全部。
でも、まだ彼の撮った作品は他にもありそうで全部観てみたい。
ほとんどが結婚を交えた父と娘の関係の話なんだけどね


■『南太平洋』(1958)
監督:ジョシュア・ローガン 出演:ミッツィ・ゲイナー、ロッサノ・ブラッツィ、ジョン・カー ほか
製作のオスカー・ハマースタイン2ってMPがギャグにしてたハリウッド映画当時の超ワンマンボスかな?
フルカラーが嬉しいのか、“金色の西陽”が画面にフィルタかけたように黄色や、
幻想的な演出効果で真っ赤になっちゃったり、かなりサイケな作品w

『ザ・ビーチ』みたいな禁断の楽園バラハイ島って実在? 皆の歓迎ぶりが異常。
アメリカ人の憧れる南の島と、そこの人々のイメージを映像化した感じで、
現実には不自然な点も多い。しかも戦争の敵が日本人だしね
一応平和をうたってるけど、あまりいい気はしない。

♪女ほどいいものはない〜〜〜 って大声でコーラスしちゃうのはどーかと。ほとんどコメディのノリw
そこで違法商売してる怪しいおばちゃんメアリー(異常に歌が上手い)に見初められ、
♪ほら、島が呼んでる。あなたのものだと、おいでよ、バラハイ〜と熱唱される。

たっぷり愛し合った末「僕は結婚できない」なぜかって「肌の色が違うから」 差別丸出し。
AもDが地元民と結婚し、子ども持ちだというので大ショック。
自由でオープンが自慢のアメリカ人の差別意識って根強い。


■『恋の手ほどき』(1958)
監督:ビンセント・ミネリ 出演:レスリー・キャロン、モーリス・シュバリエ ほか
『マイ・フェア・レディ』のパリ版。ヘップバーンの代わりにキャロンが初々しい演技。
ミュージカルのコテコテっぽさはなく、陽気なロマンス作品として楽しめる娯楽映画。
唯一、皆わざわざフランス訛りっぽい英語にしなくてもいいのに!

♪I remember it well は『That's Entertainment』の名シーンで観た。
恋の喜びも悲しみも苦しみも素晴らしさも、熟知した者同士のイイ味が出てる。
♪もう若くなくて幸せ〜 なんて歌える老人てスゴイ。

タータンの洋服ではしゃぐ少女から、急に純白のドレスの大人になる。
男にしてみればほんとに劇的に変わる奇跡に近いのかもしれない。


■『ゼロの焦点』(1961)
原作:松本清張 監督:野村芳太郎 出演:久我美子 ほか
モノクロで男女の愛憎、人間模様を描いた今シリーズ、“火曜サスペンス劇場”系なんだけど、
なんといっても大ファンになってしまった久我美子がドラマを引き締めている。
新婚にして夫を失ったヒロインが、からくりの真相を突き止めてゆく過程が引きこまれる。
探偵のようなキビキビとした調べっぷりがお見事。
上品で芯が通った久我の魅力、他の作品もみんな観てみたい。


notes and movies(2001.1〜 part1)

$
0
0
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はジョン・クリーズが覗いてる茶色のノートからご紹介
前回のノートとの間の2000年が抜けてるけど、ルーズリーフのほうかな?

  

photo1:ノートを開くと、丸い窓の部分の下はシリーウォークw
photo2:コートドールのチョコレートにハマって全種類制覇した。
photo3:この頃にすでにいろんな庭園巡りしてたんだな。

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『トイ・ストーリー2』(1999)
監督:ジョン・ラセター 声出演:ティム・アレン、トム・ハンクス ほか
子どもが成長して、捨てられてしまうオモチャの運命を考えさせられる。バズが大活躍。


■『ターザン』(1999)
監督:ケヴィン・リマ、クリス・バック 声出演:トニー・ゴールドウィン、グレン・クローズ ほか
フィル・コリンズのテーマ曲フリップ付き。吹替えの金城武もナイスキャスティング。
かなりアクロバティックな動きにビックリ 手と手を合わせるシーンには感動。
森の描写も美しく奥行きがあってリアル。ヒロインもコケティッシュで楽しい。


■『麦秋』(1951)

監督:小津安二郎 出演:原節子、笠智衆、杉村春子 ほか
久々ほっこりさせてもらった。特別、事件が起きたり、劇的なわけでもなく、どこかにある日常の家族の風景でいて、
笑って和んで、寂しいような、懐かしいような、感動の余韻が残る。
昭和初期の日本を知る材料としても貴重。間のとり方も小津流の演出。
笠智衆がいつもの父役だったらどうだったろうと考える。

富豪の次男の縁談がいたく気に入って、噂を聞いたりして、妻にもそれとなし打診するようすすめる期待を隠せないシーンが可笑しい。
「いつまでも家族そろっていたいが、そうもいくまい」
「私たちはいいほうだよ」「本当に幸せでした」
このセリフ、小津作品の随所に出てくるがこだわりだろうか?

「女が強くなって困る」
「今でやっと対等になれたのよ」
「結婚できないんじゃなくて、しないんです!」
なんて、まるで今の時代の女性と同じことを言ってるのに驚く。
ケーキが1ホール900円で「高ーい!」ていってる時代なのにw

銀座でタイピングやらやる秘書ならいいところのお嬢さまだよね。
「ペンディングしといて」なんて今のオフィスと変わりないし。

「40で結婚もしてないなんて信用できない。まだ子どもいるくらいのほうが安心」とは結構考えた上の決心じゃん。

「俺の欠点ばっか似て困る」「そんなもんだよ。難しいもんだ」
親だって悩みながら子どもを育てているんだな。この老夫婦みたく最後に幸せだったといえるのは理想的。
息子の1人が戦争に行って帰ってこないというくだりも影の部分を含んでいる。

子どもの自然な姿を撮ろうとした小津の苦心もうかがえる。
じいちゃんの耳の遠さをからかったり、電車のオモチャを友だちに自慢したくて
父の土産のパンを間違えて起こられて家出したり・・・それぞれの年代の人々が一緒に共感できるのが小津ドラマ。


■『ビリー』
字幕なしだからイマイチ細かいところは分からなかったけど、細かい芸なんてないもろアメリカンコメディ。
どーしてコレをとったのか、アメリカ人は笑えるんだろーか?
タダのバカならまだ救われるのに、父が金持ちだからスネてるニセバカってのもなんかムカツク。


■『Monty Python's Flying Circus 2』

これもまだ見ていないお初の第1シーズンのつづき。
前巻同様詳しいギャグは『大全』参照のこと。
プリンみたいな洋菓子ブラマンジェがウィンブルドン優勝のため、
イギリス人をスコットランド人に変身させちゃうSFものの長編。
有名なウィゾーチョコのスケッチ、インディアンが芝居好きだったり、
マフィアが綿密に時計を買う計画を立てて、駐車オーバーでリオへ「高飛びだっ!」(こーゆーの好き)、
なぜかテリーやチャップマンの熱烈ラブシーンも多くてビックリ!
長ーーーーーーーい名を早口で言うメンバーの多芸にもビックリ!
"you're not fun anymore"を連発。やっぱこーしてすべてのつなぎも含めて見れるのが何より嬉しい。
8巻の吹替えしかなかったのは実際の声で聴けるかな?


■『出来ごころ』(1933)

監督:小津安二郎 出演:坂本武、伏見信子、大日方伝、飯田蝶子、突貫小僧、谷麗光 ほか
「I.V.Cクラシック・フィルム・コレクション 映画生誕100年記念特別企画」
『世界クラシック名画100撰集 1895年〜第1期黄金期時代』
総監修:淀川長治 「松田春翠追悼特別企画 小津安二郎の世界」
活弁:松田春翠

昭和8年といったら父が生まれた年。“モダーン”さを知りはじめた戦後日本の貴重な記録でもあって興味深い。
浅草の江戸っ子の父一人子一人ってゆう人情もの。
当時の庶民の日常生活と、シンプルながら変わらない親子愛のテーマが共感を呼んで涙と笑いを誘う。

「手の指はなぜ5本ある」「4本なら手袋が1本余るから」
「海の水はなぜ塩辛い」「サケがいるから」

ナンセンギャグなんだけど学のない父が「うまいことできてやがる!」と納得するくだりもほのぼのしててイイ。
低賃金で、人々の暮らしは苦しく、ノミがいたりする悪環境でも、力強く生きて助け合ってゆく人間関係があった頃。
活弁の軽妙な喋りでトーキーと変わらない感動。


■『ネプチューンコント2000』
2000年7月にやった毎年恒例になったお笑いライヴ。ビデオもシリーズ化しつつある。
自分らの番組もあって超過密スケジュールの中、新ネタを作って練習するのは大変。
セリフとちったりして、毎年のパターンも見えてきたけど安定した笑い?と意外性がまざってドラマの演技も上達した?
(ギャグ省略)
ほんとネプの眼のつけどころって親近感ある。“顔ダニ”とかCMネタとかw
♪日本人は胃腸が弱い も最初に入ってる。


■『SNOW WHITE』(1937)
監督:デイヴィッド・ハンド 声出演:アドリアナ・カセロッティ ほか
友だちから借りてたディズニービデオのラスト。ディズニー最初のカラーアニメだっけ?
とは思えない美しさと、たくさんの動物の複雑な動き、お姫さまの柔らかいなめらかな仕草。
♪ハイホーハイホー仕事が好き〜(口笛)の歌も全部聴けたし、歴史に残る1作だね。

継母が自分より美しい継子を殺させる、本当にグリム童話ってよく考えると残酷でドロドロな話。
で友だちの言う通り、ラストは雷で成敗される。

白馬の王子様は姫の歌声に惹かれてひと目惚れ。
ファーストキスで眠りから覚めるっていうロマンス部分はいたってシンプルながら
女の子には強烈な刷り込みがされるんだよね。

7人の小人は森の精霊なのかな。怒りんぼ、sleepy、sneeze、恥ずかしがり屋、happy、
口のきけない子、博士くん、パイが作れるってだけで大喜びしちゃうところなんて
男性が女性に抱く気持ちの原点かも


■『ジョー・ブラックをよろしく』(1998)

監督:マーティン・ブレスト、アラン・スミシー 出演:ブラッド・ピット ほか
ここまでイイ人も珍しいけど、ここまで自分の死を快く迎えられた人も幸運だ。

“恋愛は情熱だ、そして人生を生きる意味だ”

何も悔いなくその日を迎えられたら本望。喜びも悲しみもあってこその人生なんだな。
実は友だちと観る観ないでいつも話に出てた1本。
こんな感動作なら早く観ときゃよかったかな。今観たってことにも意味があるのかも。

「なにかあの世へ持ってゆくいい思い出があれば幸運」
「愛とは思いやり、支え合い、何より相手を傷つけないこと、永遠に」と定義。

「お互いのことを知らないわ」「時間はたっぷりあるさ」
「この先どうなるの?」「時に任せよう」

『アメリカン・ゴシック』ほかイイ人役のイメージが強い彼が悪役を一生懸命やってるかんじ。
死は何千年、何万年?もこの世の歴史、人間模様を見てきただろうに、
人間生活に興味をもつってコメディだし、女性と初体験を楽しむってシーンも可笑しい
悪魔や死神と違ってすべてを悟ったイイ奴なのかも?

Hみたく最後に世話になった人、愛する人に感謝して
「あっという間だったけど、悔いはない。皆に同じ幸運を与えたい」なんて言える人生を歩みたい。
パーティでかかる♪What a wonderful world や、ラストのレゲエ調の♪Over the rainbow ほか音楽の演出もイイ


■『東京暮色』(1957)

監督・脚本:小津安二郎 出演:有馬稲子、原節子、山田五十鈴、笠智衆、杉村春子、浦辺粂子 ほか
小津作品には珍しいシリアスでミステリーを含んだ薄暗い人間ドラマ。
でも都会だけじゃなく、どこかでこういう現実がよく起こっているんだろうな。

中絶に3000円!(今の30万円くらいか?!)
麻酔で2〜3時間、あと家で安静にしてるだけなんて、随分簡単。怪しい治療してたんだろうなあ

いつもおっとりした裕福な家の父と娘の設定は変わらない。その父娘関係にこだわる理由は何だろう?
飲み屋も雀荘も安いアパートも、いろんな人が関わっている下町の人情も感じられると同時に、
血のつながった親子でも頼れない個々の深刻な悩みを抱えてあてなくさまよう孤独も描かれる。

『パッチギ love&peace』(2007)

$
0
0
『パッチギ love&peace』(2007)
監督:井筒和幸 出演:井坂俊哉、今井悠貴、中村ゆり、藤井隆、西島秀俊、田中哲司 ほか

『パッチギ!』(2004)のキャストを一新した、続編的位置にあたる作品。
「パッチギ」とは朝鮮語(韓国語)で「突き破る、乗り越える」および「頭突き」の意味(ウィキ
出演者がとても流暢に朝鮮語?のセリフを喋っていてビックリ。
最初から血みどろの暴力シーンがあったり、戦争における銃撃、爆撃シーンなど生々しくて強烈。

trailer

▼story
在日朝鮮人のキョンジャは、怪しげな芸能事務所にスカウトされて働くことにするが、出身は秘密にしろと社長から言われる。
共演者にも在日朝鮮人がいて「芸能界は在日だらけだから」と励まされる。
青山亮子と改名して、最初の仕事は水中運動会(“脱ぎ専”のコは胸ポロン役なんだ。女性差別との二重の縛りだな
その後、映画の面接を通過するが、「パスポート持ってないのはちょっと・・・」と言われて断る。

「今の目見た?三国人の血だね」

キョンジャの父は、済州島で日本軍に徴兵される際、「炭鉱で2年働けば逃れられたのに」と言われて逃げる。
村では「挺身隊」に娘を差し出さなければ売国奴とののしられるのだった。
ヤップ島まで逃げた3人は、そこでも日本軍との衝突、敵軍の空爆にあう。

キョンジャの兄アンソンらは、施設に寄付するつもりで不用品を無断で回収していたら警官に外国人登録証を見せろと脅される。
(不用品はその地区のリサイクルに回されて、地域の収入に還元されるから、無断で持ち去ると窃盗罪になるってTVでやってたな
アンソンの息子・チャンスは筋ジストロフィーと診断され、治療のために東京に移ってきたが、
医者から「20歳まで生きられるかどうか」と言われる。アメリカが権威だが費用が500万円もかかる。
オモニは「白ヘビを殺してしまった祟りだ」と祈祷師を呼ぶ。

ケンカに巻き込まれて国鉄をクビになった佐藤は、孤児の施設で育ったが、20年ぶりに母から電話がくる。
アンソンは、金を作るため、金貸しから金(きん)を金と交換する仕事で警察から追われ、佐藤が捕まる。




戦時中、日本軍が他国にしたこととか、まだまだ知らない事がいっぱいあるなあ。
でも、ウィキには事実に反すると批判されたとも書かれている。
戦中戦後の実体を知らない世代にとっては、体験者らの語りなどから想像するしかない。
映画やドラマ、フィクションは、それを作った側の意図が関わっていることも時々思い出さなきゃいけないな。


 
売れっ子の野村役は西島さん。サックス吹いてるし!
「韓国人との結婚なんて許すわけないだろ、普通の親なら。
 しょーがねーだろ! 人間の種類が違うんだから」てセリフも酷い。

秋田出身の佐藤は「じぇじぇじぇ」じゃなくて、「じゃじゃじゃ」ってゆってるシーンもあったw
「ごちそうさん」ではイジワルなカズエ役のキムラ緑子さんがあったかい役を演じているのも注目。
それから、麿赤兒さんが、また独特の存在感を醸し出してた。



田中さんは刑事・菊池役。最初のひと言目が「オヨヨ」てw
「キンさんに金売ったんかい(笑)」て、いろいろギャグを言っても全然ウケないから、
「ええかげんにゲロしいっちゃあ!」とキレる


『攻殻機動隊 ARISE border:1 Ghost Pain』(2013)

$
0
0
『攻殻機動隊 ARISE border:1 Ghost Pain』(2013)
監督:黄瀬和哉(総監督)、むらた雅彦(border:1)
音楽:コーネリアス

「2013年1月16日に公式サイトが開設され、同年2月12日に製作発表会が行われた。
 4部方式で公開を予定。公安9課の設立及びメンバーの合流、
 ならびに当時草薙素子が所属していた陸軍機密部隊「501機関」に焦点をあてたものとなっており、
 劇場版GHOST IN THE SHELLから続いてきた声優陣は一新され、
 過去に幼少姿の素子役を演じた坂本真綾が本作の素子役として抜擢される。
 本作は士郎正宗の原作、押井守の劇場版、神山健治のS.A.C.に続く「第四の攻殻」と位置づけられている。」(ウィキ

trailer


ひさびさ攻殻ネタ。TVで放映されたから予録して観てみた。
ARISEは全4部なのか。エピソード0を小出しにしていくってこと?
これまでも多岐にわたって公開されてるから、ちゃんとついていけてるのかな、自分

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(2002)
『イノセンス』(2004)
『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』(2004)
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(2006)


▼story
マムロ中佐が収賄容疑のかかったまま何者かに殺され、公安9課が電脳を調べようと棺に手をかけた時、
501所属、マムロを恩師とし、疑惑の真相を暴こうとしていた素子が阻止しようと現れる。
棺からは少女の姿をした義体が現れ、命を狙われる。

素子は公安の荒巻から捜査を依頼され、ボディガードとしてロジコマが送られてくる。
(ロジコマ可愛い〜! タチコマの前身か? 赤いしv
素子は手の痺れなど、謎の症状(幻の痛み)に時々襲われる。
中佐と素子は同じウイルス(ファイアスターター)に感染していたせいで、擬似記憶に混乱していた。

「見つけたわ。私の現実を」



番組の提供も攻殻だから、CMも全部攻殻祭りだった/驚
全身義体の素子の素性にも触れてた。両親は化学兵器で亡くなった名も分からない状態で、
胎児の脳を義体に埋め込んだから、「私には肉体の記憶そのものがないの」と素子の悲しい運命が分かる。

トグサ、バトーらとの初対面の様子も描かれる。バトーvs素子なんてのも貴重。
少女型の義体は、虫みたく大量に走ってきてかなり気持ち悪い
それを「遠隔操作」して政治家から事情を聞くって素子、やっぱすげーな!


エレカシ特集@MUSIC FAIR

$
0
0
最近の気になるトピックス。

12日、グーグルのトップが「東京物語」になってた。調べたら小津さんの亡くなった日なんだね。



「ムーミン」テーマパーク 2015年日本開業へ!作家生誕100年
埼玉にあるのは、継続するのかな?


真心ブラザーズ、北村一輝主演映画「猫侍」主題歌書き下ろし
猫侍って・・・w 白にゃんこラブリィ〜


真心ブラザーズが春ツアー「俺たち、エライよね」
ツイッタにたてつづけに真心ニュースが入ってたv
都内は4月11日の東京・渋谷CLUB QUATTRO、最終公演は東京・EX THEATER ROPPONGIか。
チケットは2月15日より一般発売がスタート。オフィ先行は12月14日10:00〜1月10日18:00とのこと。
そいえば、2月の中野をとったの忘れてた! どう違うんだ?w


冷牟田竜之 独占インタビュー
ひやむんのこれだけぶっちゃけた話はこれまで読んだことなかったかも。
貴重なインタビュー。Tabooも15周年かぁ・・・


エレカシ特集@MUSIC FAIR
デビュー25周年記念ってことで、久々みやじくんの元気なトーク見て面白かったあ!
47歳かあ、全然変わらないなあ!

メンバ全員、同級生ってことで、「学生の頃はどうだったか?」て聞かれて、
「明るかった」とか、みんなに高評価もらってた

恵「昔から髪触ってたんですか?」
メンバ「触ってなかった」
恵「いつから?」
み「流行ってたんですよ。RCとかストーンズとか。パンクの表現」


♪今宵の月のように(なんか風邪ひいてた?


♪俺たちの明日

メンバの成り立ちみたいな話では、
み「ベースの意味が分からなかった」とか、
み「歌謡曲が大好きで。ジュリーとか、ピンクレディとか。有線放送で聞いてて・・・・
  (急に止まって)・・・すいません、全然関係ない話ですか?」て/爆
こんなに可愛くて、面白い47歳って貴重だよね!

左耳が急に聴こえなくなった話になると、表情も険しくなって、
み「歳してきたら体力つけなきゃって、毎日マラソンしてて、
  広島で雨の中、傘さして走ったりしてたら、突然(電話の受話器を耳に当てて)あれ?みたいな」

み「(闘病中は)サラリーマンが蕎麦屋で1杯とかって・・・カッコいい〜
  電車の中でパンとか食べてて、キラキラしてるって思って」

み「ファンレターもたくさんもらって、みんな“私もこうゆう病気で”とか“○○飲めば効く”とか書いてくれて、
  いい手紙ありがとう。生きてるっていうのは、、、尊いなと

 
1人でコーフンして立ち上がって喋ってて、杏樹さんは、いつも穏やかで優しいからすごいフォローしてて、
この2人のかけあいは絶妙だったなあ! けっこー気が合ってる感じだったし。

 
♪悲しみの果て with 三浦大知、Jun.K(2PM)


♪TRUE LOVE with 藤井フミヤ

 
♪主人公 with さだまさし

エレカシの曲はけっこうキーの高低差が激しいから難しいんだよね。
み「難しいのに、みなさん相当、練習してきてくれてる。ほんとにありがとうございます!」
って、OAを自分で食い入るような目で見てた。



新曲の説明になったら、急に止まっちゃって、しばらく静止画みたくなってた/驚

み「自分が生きてるってゆーのは、素晴らしいんだなって」

あなたへ


うーん、これまでとタイプが違う、よりメロディアスで、魂の入った詩に思わず聴き入ってしまった/感動
これからも、ずっと、ずっと元気に歌って、喋り続けておくれよ、ほんとうに。



『ロスト・シング』(河出書房新社)

$
0
0
『ロスト・シング』(河出書房新社)
ショーン・タン/著 岸本佐知子/訳
先日読んだ『ラストリゾート』(BL出版)と並んで置いてあって、テイストも似ていたから一緒に借りた。

「もしかしたら、飼い主なんかいないのかもしれない。
 最初から帰る場所なんかないのかもしれない。
 そういうものってのも、世の中にはあるもんさ。つまり・・・」

ピートはそこでたっぷり間をおいた。

「ただ居場所がないものってのがさ」


ぼくの王冠コレクション

▼あらすじ
ぼくは夏のある日、海辺で得体の知れないモノを発見する。どうやら迷子のようだった。
家に連れて帰ると、父母は「元の場所に捨ててきなさい!」と言った。
途方に暮れていると、こんな広告を見つける。

“想定外のものに日々の規律を乱されてしまったとお困りのあなた!当局にてまとめて保管いたします”

 
着いたところは、背の高い、窓のない灰色のビル。中は薄暗くて、消毒液みたいなにおいがした。

「用紙に記入して」

そこに清掃夫が来て、矢印のついた名刺を渡される。

「ここは捨て去り、忘れ去るための場所。初めからなかったことにするための場所なんだから」

矢印に沿って着いたところは、たくさんのモノが楽しく暮らしていて、そこで迷子と別れた。

今でもときどき、あの迷子のことを思い出す。
ちょっと周囲から浮いたように見えるものの姿を見かけたときには、特に。
そう、どこか風変わりで、さびしげで、途方にくれたような様子をしている、そんなものの姿を。

でも最近では、そういうのもだんだん見かけなくなってきた。
もう迷子なんていうものは、この世からいなくなってしまったのかもしれない。
いやもしかしたら、ぼくの眼に見えなくなっただけなのかもしれない。
ぼくも他のことをやるのに忙しすぎるんだろう、きっと。

 

 


【訳者あとがき】
あらゆるものがコントロールされ、無駄や逸脱を認めない社会では、
この迷子のように無意味で分類不能なものは居場所を与えられない。
人々のセンサーからこぼれ落ち、姿さえ見えなくなってしまう。

絵を取り囲むセピア色のコラージュは、著者の父が学生時代に使っていた物理と数学の教科書を切り貼りしたもの。
裏表紙には。この絵本が当局の検閲を受けたことを示すスタンプや検閲官のサインが入っている。



本書は作者自身によってアニメーション化され、2011年度アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した。

  


社会の規律から逸脱して、居場所を見つけられない迷子か・・・今の自分みたいだな。
最後に行き着ける場所はあるだろうか?




ブラサキpresents "Snuck宇宙"@下北沢440

$
0
0
日曜日は、お引越ししたF氏の新居にお邪魔しに行ったv
広いし、キレイだし、眺めがいいし、とっても居心地がよかった
日が落ちると夜景がこれまたステキで、お月さまもちょうど見えるし。


ただし、高層階のためソラナックス1錠飲んでいったんだけど
また遊びに行かせてちょ〜♪礼×5000


■ブラサキpresents "Snuck宇宙"@下北沢440
【出演】Bloodest Saxophone

 

Rhythm and Blues
2013年12月11日に発売された8枚目の新譜。物販で早速ゲットしてサインももらった/礼

Swingin' X'mas 〜Winter Jazz Collection〜

今回はブラサキワンマンってことで、入口付近にDJコーナーを設けて、Cohさんが新譜から数曲紹介してた。
バンバンの福島さんがヴォーカルで参加しているなんて知らなかったからビックリ/驚

【1st stage】
♪White Christmas
♪Deacon's Hop
♪Go Power!

甲田さんの料理は、3品のxmasスペシャル仕様。これで500円はかなりお得。
カルボナーラスパゲティ、ローストビーフ、サラダだったのかな?

♪Tondeluyo
ビッグJの曲♪Tondalayo がカッコいいということで、すごい似た曲を作ったとのことw

♪TAKEO
♪Jumpin'Jack
♪Caravan
♪Twilight On MacDougal

毎回ライブドローウィングをしている早乙女さんが、新譜のジャケも手がけていて、
ステージの合間にスクリーンで、これまで描いたメンバの絵を紹介した。
瞬間の特徴が捉えられていて、今にも動き出しそうな躍動感ある演奏姿。
個展とか開けばいいね。


【2nd stage】
♪Winter Wonderland
♪Santa Claus Is Coming To Town
♪SNK Shuffle(pf.ミキオさんをイメージして修二さんが書いた

♪rose roomだっけ?
修二さん×タケオさん×キミノリさんのユニットによるインスト。

♪I've Got My Love To Keep Me Warm
Cohさんがヴォーカルに加わって。


【ユキさんコーナー】
Gilbert O'Sullivanの有名な♪Alone Again(Naturally) を、
初代コメットさんの九重佑三子さんが日本語カバーした♪また一人 を披露。
毎回、どこからネタを仕入れてくるのか、「わたしとしたことが〜」て、日本語訳のズレ具合が絶妙。
しかも、怪しいズラを着けてて、後ろを向くと、とんでもない位置につむじがあって、それがまた爆

また一人/九重佑三子


♪Baron
タケオさんのブンブンベースが効いてる1曲。レコーディングではアンプを通さずに弾いてたらしい/驚

♪Ha-Ba-La-Ba Song(スキャットヴォーカルの曲
♪The Christmas Song
♪Long Vacation
♪走れ!ヤングコーン


【ancore.】
♪Ain't Nobody's Business
Cohさんの熱唱が聴きどころながら、以前やったユキさんカバーも思い出してしまったのは私だけ?w

♪PORK CHOP CHIC
パパさんがドラムを叩いて、ラストまで大盛り上がりで、ブラサキ2013は見納めですv



最後にスクリーンにレコーディング映像が流れて、居心地のよさそうな部屋の1室で
メンバ全員が集まって、全曲一発録りしている模様が数曲分流れたv
『ブレアウィッチ』並みにかなりカメラが揺れまくってたけど

3日間で16曲ってスゴイなあ!
甲田さんが話していた通り、bass.タケオさんが腕に冷却スプレーをシューシューしてた
Cohさんは体を揺らして熱唱

3月16日渋谷クアトロでレコ発ライヴ決定/祝
新譜を聴くのも楽しみ。その感想はまた後日。

ドラマまとめ6

$
0
0
田中哲司さんが出演したドラマをチェック中。

その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
その4はこちら。
その5はこちら。



■ナニワ金融道6(2005)

佐々木一馬役。「覚悟しいや、次に手錠はめんのは、社長、あんたや」て、ここでも関西弁喋ってますよw

帝国金融は高利貸し(街金)。金利は上限ギリギリの29%。営業5年目のハイバラが主人公。
パチンコ依存症の女・竹下が依頼にきて「090金融(携帯で金を貸す高利貸し)」から借りた金をハイバラが払う。
それも返せないため、娘の教育費と偽って夫からサインと実印もらって連帯保証人にする。
「家族に知られたくないというのが担保や」売春屋の前金は直接受け取ったら人身売買になるのか

ハイバラを殴ったアケミからデートに誘われる。アクセサリーデザイナーの卵だというが、
実は、自分のデザインしたダイヤのネックレスを45万円で買ってほしいという「恋愛商法」だった。
アケミの体は、ヤクザの元カレの影響タトゥーだらけ。
「肌の温かさは変わらないよね」て、ハイバラはかなりカッコつけなセリフが多いねw

刑事から「ミズモレックス洗濯機を買うよう友だちに勧めるごとに1口5000円入る」という話をされて乗る。
これは二流品をさばく違法な「マルチ商売」。説明会に行くと胡散臭い外国人のリーダーが現れる。
「無店舗販売は、ネット販売、通信販売と同じ」
「120万円払ってマウスにならないか」と誘われる。その上にはモンキー、ライオン(フジコ)がいる。
フジコから自分が釣った客に金を貸して組もうと誘われ、独立を勧める。
「わしら人を破滅させてなんぼや」とクワタ(小林薫)らは反対する。

フジコはアメリカからリラクゼーションマシンを仕入れてくる。
83万の機械を頭金3万円の60回払いで契約をとりつける。
担保代わりに5億円の生命保険に入らせ、ハイバラが3000万円の連帯保証人となる。

署長から内偵を頼まれるマウスの刑事2人(署長役にぼんちおさむちゃんて懐かしい
貸した20万円の借用書を破らなかったから、竹下が脅されたと会社に一斉捜査が入る。
フジコに「3000万円を1ヶ月で返せ」という。

職業が職業だけにハッピーエンドってわけにはいかないわけね。
それにしてもクワタ役の薫さんのスーツの色ハデだなあ!一体どこに売ってるんだろ?



「ミチコとハッチン」(第4話)(2008)


第1話
OPスタイリッシュな映像と音楽。ソイルか!
教会で牧師家族にひどいイジメを受けてる少女ハナ(大後寿々花)。
脱獄して銀行強盗したミチコ(真木よう子)はハナの母?

第2話
ミチコを逮捕したのは幼なじみで刑事のアツコ(坂井真紀)。
ハナの父はヒロシ。バスの横転事故で死んだ?
肌の黒いヒロインてのも異色だけど、全体的に南米の熱い香りがするのも新鮮。

第3話
街の怪しい占い師にヒロシの行方を聞き、行ってみると妻子持ちの男がいた。
似顔絵と同じだったが、ミチコは別人だと言う。

第4話
ダンサーのペペリマ(妹はルル)は、ヒロシが催す誕生パーティに2人で来いと誘う。
ペペリマは、昔いいとこのお嬢さんだったが、父が死んで落ちぶれた。笑った奴らを見返すのが夢。
ID2人分用意するため、リコの金を盗んで逃げるが、写真を忘れて戻った妹が帰らず、
ミチコに助けを求めて断られて撃たれる。あっけないなぁ・・・


リコ役で登場。
「フゥ〜! いいーじゃん、いいーじゃん! ミチコ・・・なんだっけ?
 ミチコ・スパイシー・キャット!」て/爆 手がゲッツになってるし


■「クローズアップ現代〜戦場からのラブレター〜」@NHK(2010)

新婚わずか1年で出征。フィリピンの戦地から来た手紙は100通を超える。
それを読むたびに一生懸命生きなければならないと思う。
当時、手紙の全ては検閲できなかったため、第一線から届いた貴重な資料となった。
1冊の本にまとめる際、校正しながらスタッフも泣いたという。
「これを棺に入れるか、それとも第三者に見せるか悩んだ末、見せることにした」



「戦争は罪悪なり」
敵兵の連れた妻子と自分の妻子がダブり、処刑を止めさせた兵士。

「決して戦死などしない」と書いたものの、激戦区・廬山作戦で夫は戦死。
妻が書いた返事は空しく戻ってきた。

手紙のやりとりによって、兵士は極限状態の心の内を話して生きる支えとしていた。
妻は、夫が戦死した後、残った手紙を読んで生きる支えとした。


横山秀夫サスペンス『自伝』(2010)
原作:横山秀夫(『看守眼』収録、「自伝」より)
監督:水谷俊之
出演:玉山鉄二、紺野まひる、和田聰宏、田中哲司、原日出子、長塚京三 ほか

ライターのタダノは、家電量販店を仕切ってる実業家・兵藤の自伝代筆の面接を受け、逆にいろいろ聞かれる。
タダノの両親は離婚し、母は自分を捨てて家を出た。父は亡くなり、叔母に育てられた。
兵藤は「27年前、私は女を殺した」と突然告白する。

「ボクは自分の自伝を頭から書き直さなければならない」

 
「会長、ほんとによろしいんですね?」
会長の秘書・村岡役。なんだか横山秀夫さんて作家さんとご縁があるんだな。

ラストに流れた甘い男性ヴォーカルの歌がじぃ〜んと沁みた。
二朗さんも出てたv


■5年後のラブレター(2010)

医師役。

渉は産まれてくる息子・歩夢のために、自分ががんで死んだ後、届くように手紙を書く。
そこには、歩夢が大好きな童話に似せた冒険ゲームの仕掛けがあった(中学の同級生らに頼んでいた
夫婦は喫茶店を持つのが夢だったが、それは渉が妻の夢に合わせていたと分かる。
プロポーズに人形を用意したり、相当なロマンティスト。
5年後にあるかどうか分からない店や建物も多いのにね。


■てのひらのメモ(2010)

仲里裁判長役。『サマヨイザクラ』同様、裁判員制度のドラマだけど、こんどは裁判長役かあ!

主婦フクミは補助裁判員に選ばれる。
被告・母チアキは、持病のぜんそくで窒息死した子どもトオルを放っておいた疑い。
夫はすでに亡くなっている。医師からはそばを離れないよう指示されたが、チアキは会議に戻った。
その後、再婚する相手と会ってから、渋滞で遅れた。トオルには傷があって虐待の疑いもある。
フクミの長男ショウタは、難しい年頃で、母の作ったお弁当を捨てていた。

2日目、証人尋問。
再婚相手「ぜんそくのことは知らなかった。オレは関係ない!」
父方の祖母「嫁にとって孫は仕事の足手まといだった」
1人欠員が出て、フクミは正式な裁判員となる。
「ショウタを産まなかったらキャリアを目指してた」とフクミが電話で愚痴ってたのを聞いていたショウタ。

3日目、被告人への尋問。
傷はやんちゃだったから。祖母は糖尿病で、来てもらうのに1時間かかるからと気を遣った。
5年の求刑か執行猶予か無罪か。

裁判員も証人に直接質問できるんだね/驚

あれだけ「悪い母親だ」てゆってた男性が「情状を汲んで」てゆってたのが印象的。
人間は完璧じゃないのに、それを裁くことはできない。
私も罪は自責の念で十分償われると思う。

「家族への祈りが届くのか、届かないのか、もうどちらでもいい。
 ただ、私はずっと祈りつづけたいと思う」(フクミ)それが本当の愛情かぁ・・・
これが田中好子さんの遺作。素晴らしい歌手、そして女優さんだったな。




【CM・ナレーション ほか】
ゆうちゅうぶにあるものをざっくり観てみたv

トヨタホーム(2004 - 2006年)

日本運輸(2006)ナレーション

アサヒビール「贅沢日和」(2007年)

NTT東日本「少年と父編」(2009)

インテル(2010)


旭化成
いい声生かしたナレーションもステキv

サントリーフーズボス レインボーマウンテンブレンド「医師編」(2012年)

メルセデス・ベンツ日本「The New E-Class レーダーセーフティパッケージ」(2012年)

明治 XYLISH はじまり篇(2012)


映画「テラビシアにかける橋」予告編(2007)

映画「暗いところで待ち合わせ」予告動画(2006)


ドラマ10「シングルマザーズ」全8回(2012)

$
0
0
ドラマ10「シングルマザーズ」全8回(2012)
出演:沢口靖子、高畑淳子、酒井若菜、北斗晶、田中哲司、若林豪 ほか

第1話を観て、ずっと続きが観たいと思ってたけど、なかなかDVDが見つからず、
ひさびさ新宿TSUTAYAに行って借りてみたv

▼story

【第2回 あなたは間違ってない! 】
兄のつてでやっと事務職で働き、土曜はカレー屋で働くナオ。
リョウタは、環境の急激な変化とストレスで保育所でおもらし&友だちを叩いてしまう。
リョウタが熱を出して2日間休んだだけで事務職はクビ。
兄夫婦は離婚に反対で、「パートで1日でも休んだらダメに決まってるだろう!」
って、そんな価値観どこで身に着けたんだろ。法に反してるし。

フードバンク:1人ママにお米などを宅配するサービス。


【第3回 ぶつけよう、あなたの気持ち!】
アパートに夫のノブキがやって来る。見つかるの早いなあ!と思ったら兄嫁が知らせてた



「オレが悪かったよ。二度と君がイヤがることはしないから。謝るから」と言いつつ、
トウコには「犯罪? あんなケンカが犯罪?」と、自分の暴力に罪という意識はゼロ。

友だちから離れたくないナオは、同じ町の別のアパートに引っ越し、スーパーのレジの仕事に就く。
1年経ち、ようやく「児童扶養手当」(月42,000円ほど)が支給されたが、今度は「就学通知書」が届き、学費の心配がのしかかる。
簿記2級の資格を取得して、経理の仕事に就き、離婚も成立した(よくハンコ押したね、ノブキさん

ミズエは、ナオから「昼間必死に働いても月13万円にしかならない」と聞いて、まだ水商売は辞められないと諦める。
39歳の梶谷由香子は自営業の夫が急死して借金が残り、長男11歳、長女小5を抱えて途方に暮れていたところをナオらに救われる。


【第4回 招かれざる客?】
木島雪乃は、妊娠と同時にカレシに逃げられ、ナオに「あなた、今幸せ?」と聞く。
ミズエは自分が出産した時、誰も一緒に祝ってくれなかったのは辛かったと言い、
ユキノの出産にみんなで立ち会うことにする。「みんな一緒に幸せになろう!」

「児童扶養手当」が削減されるというニュースが入り、他団体とも連結して署名を集める。
ナオはトウコから会の事務局長を任される。
会に妻子を探しているという男・オダがやってくる。

シングルマザーの平均年収は男性の4割に満たない。


【第5回 子供のキモチ!】
オダは「DVを受けていたのは私のほうだ」と嘘をつくがナオに見破られる。

「あの人(元夫)が同じ世界にいることと、いつか向き合わなきゃならない」

DVのフラッシュバックは深刻。ちゃんとカウンセリングでケアするべきだよね。
不況の影響でナオはせっかく安定していた職をクビになる。理由は「シングルマザーは残業が増えたらムリでしょう」
ナオは派遣に登録し、簿記1級に挑戦する。
リョウタは学校で「お前はボンビー(貧乏)だから、高校へも大学へも行けない」と言われて傷つく。
カレー屋のオヤジから「オレも最初は屋台から始めた」と諭される。やっぱ男同士のつながりも必要だね。

会員は200人を超える。元夫からの「養育費」が滞り、生活がままならない大平初音。
ハツネの夫は再婚していて、相手は妊娠していたため、元夫の給料を差し押さえる「強制執行」に踏み切る。

養育費がもらえているシングルマザーは全体の20%しかいない。「調停」の申し立ても可能。
養育費は子どもが当然受けるべき権利であり、子どもが感謝を伝えることで、父親としての意識も高まり、励みになるという。

「児童扶養手当」の受給者は約90万人。


【第6回 母と子の総決算?】
ミズエの息子・慎之介とリョウタは、家出して漁船に乗って無人島に行く(リョウタ役の子って、ちょっとパパ似で可愛い

「(父は)ママをいつも殴ってたんだ。ママのこと助けられなかった一度も」
「なんか早く大人になりてえよな。オレもまだ一度も助けてないよ、母ちゃんのこと」

子どもってなんでも自分が悪いと責めちゃうんだよね/涙
人間の本性って子どもの心の中にあるんじゃないのかな

ナオ「リョウタが生まれた時、こんな幸せはないって思った。これだけは忘れないで欲しい」
リョウタ「人間は、水と火と友だちがあれば生きられる。オレは何も諦めない」


【第7回 シンママたちの大勝負!】
オダは「私もDV加害者でした」と皆に告げる。「妻に10年間暴力していたが、ナオさんの言葉で離婚を決意した」
DV加害者のためのプログラム全52回に参加したが、妻からは「あんな男が変わるはずはない」と言われた。

ノブキの父が亡くなり、墓参りで義母と再会。ノブキは離婚の原因を言わないが、DVのことに気づいたという。
ノブキの父は仕事一辺倒で、怒鳴ったり、借金して、母を慰めてくれたのはノブキだった。
義母「(リョウタに)父の顔だけは覚えてて欲しい」と写真を渡す。



2007年、ナオらは国会に署名を提出しにいく。
ハツネ「皆さんは2枚のハンバーガーを三等分したことはありますか?」と体験談を話す。
が、結局、児童扶養手当の削減は国会を通ってしまう。

会には税金泥棒だというバッシングのFAXやカキコミが増える。
ナオ「母子家庭だけじゃなく、もっと根深い制度の問題。街頭で体験談をリレートークで話すのはどう?」と提案。


【最終回 嵐の予感!】
児童扶養手当の無期限凍結が決まった。

ノブキはリョウタの学校を訪ねるが「オレ、リョウタのことが分からなかった」
弁護士を通じて息子に面会を求めてくる。

ナオ「私はあなたと同じ人間です。人間に話すように話して下さい」

オダは元妻が再婚したことを知り、皿を割って足を切った。
「プログラムを受けても暴力は治らない」と絶望するオダに「オダさんなら出来る!」と言い聞かせるナオにも心情の変化が訪れる。

会を訪ねてきたノブキにオダは
「子どもに会いたいのなら、私たちがずっと持ってきた価値観を見つめ直さないとならないんですよ」



「長い8年。オレは何のために働いてるのか分からなかった。
 お前らを憎んで、懐かしくて、オレは、さびしかった!」



社会問題を世の中に訴える、素晴らしいドラマだった。
男性の靴のシーンだけで、あんなに怖いってヒッチコックみたい。救急車の音がかぶったりとか
青山信樹役が田中さんだってことも忘れるくらい、今までで一番感動する演技だったなあ。
最初は、会社の憧れの先輩で、目が合うだけでドキドキしたのに、どうしてこんなに夫婦関係がこじれちゃったのか。

2011年時点で、シングルマザーは123万8千人いるという。

『井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法』(講談社)

$
0
0
シリーズ子どもたちの未来のために『井上ひさしの 子どもにつたえる日本国憲法』(講談社)
井上ひさし/文 いわさきちひろ/絵

いわさきちひろさんの挿絵に惹かれて手にとってみた。
やわらかい絵と、分かりやすい言葉で書き表された憲法は、心の芯に染みて、
こんなに理想的な思想によって書かれた先進的なものだったのかと感動した。
付録に全文があるけれども、絵とともに意訳された前半部分のほうがよっぽど人の心を捉える


<内容抜粋メモ>
【はじめに】
昭和20年の日本人男性の平均寿命は23.9歳。女性は37.5歳。
兵士は戦死(そのうち2/3が餓死)、内地では空襲で焼死、幼児は栄養失調死。

教師も生徒に「きみたちも長くは生きられないだろう」と言い聞かせていた時代。
8月15日を境に「きみたちは30、40まで生きていいのです」と言われ、しばらく呆然とした。

剣より強いものがあって、それは戦わずに生きること。


【絵本 憲法のこころ】
「これだけは読んでおいてほしい」と思う前文と第九条を小学生にも読めるようにやさしくしてみた。

私たちは代わりの人たちに 国を治めさせることにした
その人たちに力があるのは 私たちが任せたからであり
その人たちがつくりだした値打ちは わたしたちのものである(p.18


どんな国も自分を守るために 軍隊を持つことができる
けれども私たちは 人間としての勇気をふるいおこして
この国がつづくかぎり その立場を捨てることにした

どんなもめごとも 筋道をたどってよく考えて
ことばの力をつくせば かならずしずまると信じるからである
よく考えぬかれたことばこそ 私たちのほんとうの力なのだ(p.27


【お話 憲法って、つまりこういうこと】
「憲法」は“この国のかたち”である、と思うのがいちばんぴったりくる。(p.34


「国民主権」(国のありかたをきめる権利は国民にある)
「基本的人権の尊重」(人が生まれながらにもっている権利を大事にする)
「平和主義」(戦争をしない、争いごとは武器ではなく話し合いで解決する)

いま、このうちのひとつが失われてしまえば、日本の憲法は、また別なものになってしまいます。
この三つをかんたんに変えてはいけないということをわかっていてください。(p.35


「自由」「生命」「財産」のことを「その者だけがもつ資産」といって、だれにも侵せない権利です。
そこで「きまり」をつくっておたがいに守り合うのです。

もし、日本という国がそれをしてくれなかったら、私は日本という国に文句をいうことができます。「抵抗権」(p.37


憲法は大まかに3つに分類できます。
明治時代の「大日本帝国憲法」は「欽定憲法」でした。
自由の上に必ず「法律の許す範囲において」と条件をつけているのです。

人民の力がもっと強くなると「協定憲法」ができます。
つまり、制定者は王様と人民です。

いまの日本国憲法は、「民定憲法」です。
弱者である国民に国家を止める力はありません。憲法が国家の暴走を食い止めているのです。
明治22年に発布され、実際、国民が権力者に命令するための憲法ができたのは、それから57年後の昭和21年のことだったのです。


第二次世界大戦に負けて、当時の文部省は「あたらしい憲法のはなし」という冊子を子どもたちに配りました。

「この憲法をつくったのは日本国民である」と書いてある。
政府が国民に命令するのではなく、国民が政府に命令しているんですね。


●「象徴」ってなんだろう?
憲法の第1〜8条は「天皇」についての決め事。
大日本帝国憲法では、天皇は、神と一体化された「現人神」だった。

日本が新しく出発するにあたりつくられた憲法では、「天皇は人間だった」と宣言し、
主権者は天皇ではなく、国民であることを強く打ち出した。(p.45


●第9条について
日本は正しいことを、ほかの国より先に行っているのです。
「平和主義」という考え方は、人類にとっての理想的な未来を先取りしたものだといえます。(p.47


●「個人の尊重」ってなんだろう?
憲法には「民主主義」という、大事な柱があります。
「民主主義」とは、何かを決める時に、国家に命令されるのではなく、自分たちで決めるということ。

憲法第11〜13条や、第97条では、国民ひとりひとりは大切にされます、といっています。
これを「個人の尊重」といいます。

「個人の尊重とは、この世に生まれたひとりひとりが、自分であることを尊んで、
 自分が自分でなくなることをおそれること」(憲法学者・樋口陽一


●「日本人」であるということ

「ほかの人に迷惑がかからなければ、私たちはどんなところに住んでもいいし、どんな仕事を選んでもいい」(第22条

みなさんは、日本で生まれたから日本人なのではなく、じつは日本を選んで住んでるんです。
私たちが、日本という国を選んでいるから、日本という国がある。


●私たちの使命
いま、世界にある核兵器は約3万発といわれる。
その小さなほうの核兵器でも、広島や長崎に落とされた原爆の20倍の威力がある
これはなんとかして減らしていかなければならない。

「戦争はしない」という日本国憲法は、人類の歴史からの私たちへの贈り物であり、しかも最高傑作だと私は信じています


【あとがき】
第二次世界大戦のあと、もう二度とあのような苦しみ、悲しみを味わうのはごめんだ、人間はもっと賢く生きられるはずじゃないのか。
この痛切な願いをひとつところに集めたものが、じつは日本国憲法です。

私たちの憲法はアメリカに押し付けられたものではない。
そんな安っぽいものではなく、その頃の世界の人たちの希望をすべて集めたものなのです。

「この憲法は古い」という人が増えた。「明治の教育勅語は素晴らしい」と言ったり。

でも一方で、
「21世紀の半ばまでに、すべての国の憲法に日本国憲法の前文と第9条を取り入れよう」と唱える国際的な集まりもある。


国立公文書館には日本国憲法の原本が保管されている。

Viewing all 8724 articles
Browse latest View live