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『病葉流れて』(2008)

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『病葉流れて』(2008)
原作:白川道 監督:亀井亨
出演:村上淳、吉野紗香、坂井真紀、田中哲司、池内博之 ほか

「病葉とは、知らず、知らずのうちに病気になって落ちる葉っぱのことだ」

以前観た『明日泣く』同様、マージャンで墜ちてゆく男の話。
全編、緑がかった色で、けだるい空気が流れる。リアルジャズ喫茶もかっけえ。
なぜDVDは2章に分かれてるんだろう???

♪GRAVITY#2/OhashiTrio がやたらとカッコいい→オフィ


trailer1

trailer2

▼story 第1章
1968年。
マサユキは、ルミという女性から弁当を預かって、永田に渡した縁で知り合う。
「マージャンを教えてください」と頼み、修行するが永田はイカサマにあって負ける。

「絶対的なものなんてこの世にない。バクチっていうのはな、人智を超えたなにか。
 つまり、天運とたった1人で相対することなんだ、とオレは思ってる。
 物事は変わるし、いつか消える」

「夜8時にあがる」と言ってたウエイトレスと落ち合う。
「テコちゃんて呼んでほしい」など、ちょっとフシギちゃん。
コーヒー1杯が50円の時代なのに「1万円貸してくれ。マージャンやるから」て酷くないか?

「今日、明日やるべきことが見つけられない人だけがバクチに出会うんです。
 それで、明後日の見えない人がバクチに溺れるんです。
 最後、将来の見えない人はバクチで死にます。今日帰る電車賃だけ貸します」




ルミは寺の住職の妾。戦時中の少年の記憶は永田?
1人で線香花火ってダンディズムな世界。彼はこのままのたれ死んじゃったのかな?


▼story 第2章
雀荘で姫子から店に誘われる。最初に兵隊を誘ってた少女? 背中に刺青を背負ってる。
姫子は店のオーナーの女で、マサユキと寝たことに嫉妬して「大人のマージャンをしよう」と誘われる。
「100万預ける」「負けたら返せません」「でも勝つんでしょ?」

ラジオ、テレビでは、全学連が都心の交通を麻痺させ、1122人が逮捕、40人が重傷となったニュースを流す。
新宿、飯田橋などが大混乱となった映像は本物だよね?




田中さんは、なんだか病んだ先輩・永田役。
「なあ、うどんにトンカツ浮かべると、けっこーイケるんじゃないか? 悪くないと思うけどな」て意味不明
あまり大学に長くいるから寮長より偉いらしい。体験主義者




NHK大河ドラマ「八重の桜」(46回〜50回)

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NHK大河ドラマ「八重の桜」(46回〜50回)
作:山本むつみ テーマ音楽:坂本龍一
語り:草笛光子 出演:綾瀬はるか、西島秀俊、オダギリジョー ほか

とうとうラストを迎えた。この5回分はこれまでの登場人物の死を描いていて、寂しさが募る。
ずっと泣きの演技のはるかちゃんもタフだったろうな。
OP、ラストを飾った桜の木は、「会津五桜の石部桜」だそう。立派な樹だねえ!

▼第46話 駆け落ち
みねは平馬を出産後に逝去。覚馬は平馬を養子に迎える。新島民治も急死。
「子を信じきるということは、親にとって難しい」
山本家は母のいない子が多いな/涙

八重と襄は北海道に静養に行き、日向ユキと再会。薩摩の男と結婚し、息子がいる。
ヒサエは徳冨健次郎(のち徳富蘆花)と駆け落ちしようとして八重に諭される。
「苦労と不幸は違う」
八重は2人の決心が固いのを見て東京行きに許可を出すが、健次郎は1人で行ってしまった。

巷では小説が流行り、近代文学の夜明けが来る。
徳富猪一郎は、日本初の雑誌「国民の友」を創刊。
 

 




▼第47話 残された時間
伊藤博文は憲法草案を作り、明治22年「大日本帝国憲法」が発布される。
大隈重信に外務大臣を任せ、「不平等条約改正」の交渉をさせる。

八重と襄は東京に行き、山川に協力を頼み、大学設立に向けて資金集めに奔走し、億の金が集まる。
「私は千円出そう!」て、金銭価値が今と違うから吹き出してしまった

勝海舟は、「政府のためじゃなく、人民のための自由な大学を作るなら、徳富の読者から寄付を募ればいい」と提案し、
2人に鎌倉の静養所を紹介する。そこで槇村に再会し、寄付をもらう。

襄は医師から「今度、発作が起きたら心臓が破れるかもしれない」と告げられる。
襄「怖いのは死ぬことじゃない。覚悟もなく突然命を絶たれることです。死は私に追いついてしまう!」
八重「これは襄の戦なんだ。戦なら怖気づいて逃げるわけにはいかない」


▼第48話  グッバイ、また会わん
大隈は爆撃を受けて右脚切断の重傷を負う。

八重は秋月と再会。襄らの活動に感化され、熊本の大学に赴任を決心したという。後に「神の如き人」と呼ばれる。
梶原平馬の訃報が届く。
二葉「戦の傷もすべて背負って、愛で満たしてくれた。ありがとなし」涙

襄は1人で東京に資金集めに行き、前橋で発作を起こし、大磯で静養していることを八重に隠す。
襄も死去。47歳って。。葬儀には4000人ほど参列した。
覚馬は落ち込む八重に「日本赤十字社」で看護法を学べと言い渡す。








▼第49話 再び戦を学ばず
日清戦争が近づき、学生の数が激減。キリスト教が「教育勅語」に反するという意見も出る。
「教育勅語」:天皇に尽くす、親に孝行する、友愛などをうたう。

山川浩は会津の歴史を書く。
覚馬「勤皇の志は薩長も持っていた。戦をせず国を守る方法もあったのだ!」
「どうか弱い者を守る楯となってください。
 二度と再び戦うことを学ばない、世界の良心であってください」と卒業式で述べる。

 
「会津は雪だべか。やっと帰れるな。みんなが待ってんべ」覚馬64歳で亡くなる。

 

 


容保「いつかご宸翰(ごしんかん:天皇直筆の手紙)を世に出してくれ」と山川兄弟に託して亡くなる。
それぞれのこれまでの過去のシーンを振り返ってしみじみするなあ・・・

襄「自分の力で考え抜く人であれ」「亡くなった人たちは、もうどこにも行きません」

八重は大山を訪ね、赤十字は敵味方なく負傷兵を助けることを告げる。


▼第50話 いつの日も花は咲く

 

広島陸軍病院で指揮をとる八重。「女は戦場にしゃしゃり出るな」と偏見も多かった。
668人派遣された看護婦は半年ほどの間、日本で初めて戦場での救護活動をした。
このことが認められ、後に王族以外で初の女性として叙勲を受ける。

 
八重は茶道を始める。茶道も以前は男のやることだったのか。今じゃ女性のたしなみみたいに思われてるのにね。
「和敬静寂」は茶道の本髄。

徳富は、戦場の悲惨さ、コレラ、赤痢の蔓延より、戦闘を鼓舞する記事を書く。
遼東半島が強国ロシアなどの影響で返還することになり、日本はふたたび戦争の機運が高まる。
マスコミが武装を書き立ててるんだもんなぁ・・・

母・サクは85歳で永眠。ヒサエまで亡くなるなんて/驚 山川浩も亡くなる。

徳川慶喜は、明治天皇に拝謁し、名誉を回復。「会津の愚直さが恐ろしかった」
大山は山川兄弟が書き継いだ会津に関する本の出版をしばらく待ってくれと頼む。

 

八重は、会津の桜の木の下で頼母と再会する。
「八重、ぬしは桜だ。花は散っても鳥が来るとまた花を咲かせる。何度でも、何度でも、花を咲かせろ」

八重が戦争を鼓舞する徳富に対して言う。
「人を動かすその大きな力を何に使うのですか? 力は未来を切り拓くために使わねば。
 もし、今、最後の一発を撃つとしたら―――」銃を空に向けて撃つ八重。

 

「わたしは、あきらめない」




幕末から近代まで八重というジャンヌ・ダルクを追う1年だった。
10代から晩年まで見事に演じきったはるかちゃん、おつかれさまでした〜!

 

 


来年は田中さんも出演する新しい大河がスタートする。こちらも楽しみ。
予告に出てたってことは第1話から出演するのかな?



notes and movies(2000.1〜 part6)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part5からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『双生児』(1999)
原作:江戸川乱歩 監督:塚本晋也 出演:本木雅弘、りょう ほか
乱歩の作品なのか。異常な感じはそのせいか。
それを表するのに眉を皆塗りつぶしているところに怪奇ながらも美を感じる。
でもストーリーは、ありがちな感じに小さくまとまってしまってるのが邦画たるゆえん。
モッくんが元シブガキ隊だなんてことを忘れるくらいw、演劇派になってどんどん成長してるのが分かる。

明治初期ってまだ貧富の差がこんなに激しかったんだな。
それぞれの交流はなく、ペストなんて流行るような悪環境に住む人々もいたなんて、
つい数十年前のことなのになんか信じがたい。


■『渡辺プロプレゼンツ お笑い全員集合ワッショイ!』
出演:ビビる、呪いのビデオ、大隈いちろう、ゴルゴ松本、シャカ、ネプチューン

これで金とってナベプロ大儲けじゃん。なんでも撮って売ればいいってもんじゃないっしょ。
ネプ入れとけばとりあえず売れるかな、みたいな。ネプの企画が一番まともっちゃまともだけど。
深夜番組のコーナーを途中までって感じ。それにしても、いろんなお笑い芸人そろえてるんだな。
女子高生中心にライブもかなり盛り上がってるよーだし。
それでこーゆー生っぽいレアビデオも勢いで出しちゃったんだろーね。
シャカがちゃんとネタ披露してた。


■『ホリプロお笑いライブ 芸腕グランプリ』(1998)
出演:ゴキゲンジャム、ピテカンバブー、アリtoキリギリス、だぼぱん、江戸むらさき、
ピーカーブー、あぶらとり紙、マイマイかぶれ、坂道コロコロ、つぶやきシロー、あぶきずき、号泣

シャカ:
ハードボイルドのオーディション「生まれも育ちもヘルツェゴビナ」て、けっこーハマるこの2人

フォークダンスDE成子坂:
覆面レスラーのお父さん「父さんの仕事はマツキヨの店員や」「親の顔が見たいわ」
下にもまだ覆面をかぶってるw

ライブもいろいろやってるんだね。2分間の凝縮したネタがたくさん見れておいしい1本。


■『ネプチューン、ピーピングトム、TIM合同ライブ ビギン・バギン・ボギン2』
「刑事になりたいソバ屋」ホリケンがメイン。
「セクシーハニー」所々コントを挟んでひたすら歌って踊る。R&Bかブラック調の原田の高い声がw
「俳句喫茶」ネプの好きなもしもネタ。五七五で言わなきゃダメ。
「ジェスチャー喫茶」「ニックネーム喫茶」「ハンケツ喫茶」
「森を守る会」

こーして他のコンビ同士混ぜるのも楽しい。ボケツッコミも混ぜて、
いつもと間合いとかが微妙に違ってちょっとやりづらそうなのも面白い。
ホリケンも自称B'zのヘアスタイルを汗でびっしょりにして飛び回り、喋りまくり。
急に気になりだしたピーピングトムにちょっと注目。


■『ねじ式』(1998)
原作:つげ義春 監督:石井輝男 出演:浅野忠信 ほか
邦画って・・・恐怖映画or一人よがりな世界・・・
「スピリッツ」のマンガにあったやつだっけ?て思って観たから勘違い。
悪夢を映像化したみたい。別の4話をひとつにしたせいか途中から幻想only。
やっぱ「スピリッツ」系でしょ。男はこーゆー暴力的性描写が好きだよねぇ。
出てくる女は皆淫乱なのに、純粋さも要求されるのは矛盾してる。

(この頃はまだツゲさんの面白味が分からなかったんだな


■『菊次郎の夏』(1999)
監督:北野武 出演:ビートたけし、岸本加世子 ほか
ひと足早く夏を楽しんだ感じ。家族の絆を根底にして、男同士の友情がゆったり描かれる。
浅草の夜店、夏祭り、浴衣、日本の夏の風景は私たちにもどこか懐かしく映る。
外国人の眼にはどう映ったのか?

そういえば配役としてはデブだのハゲだので、名前が出てこない。
普段の生活で、しかも子どもの眼には、おじさん、おばさんでしかない、抽象的な世界なのがリアル。
母親探しという無鉄砲な少年の勇気が結果的に他の誰にも負けない夏休みの思い出となるまで。
絵日記風にしてあるのもいい演出。


■『子煩悩』
出演:ピーピング・トム、TIM合同ライブ ほか
濃い〜組み合わせの合同ライブながら、ちゃんとTIMのファンの若い女の子もいるんだねw
ゴルゴはS43年生まれ? 相方のほうがS40くらいで年上なんだ。
この4人で暴走すると下ネタが多くなるけど、見た目で人気のピーピング・トムには黄色い歓声も!?
(ネタ詳細は割愛)


■『ザ・ロストワールド』(1998)
原作:コナン・ドイル 監督:リチャード・フランクリン 出演:ピーター・マッコーリー、レイチェル・ブレイクリー ほか
ドイル原作で同タイトルの完全映画化というから、原作を先に読めばなお楽しめたかも。
ジャングル奥地の入口から入ると、そこは恐竜が生きる古代そのままの世界。
金髪・碧眼のピンナップタフガールの文明社会まである!!
ターザン風(or女囚映画系)美女が出迎えるかは別として、
地球内部に文明社会があるっていうミステリーと似ているのが興味深い。

真面目に荒唐無稽なところがランディスっぽいw
恐竜のCGは、今やいろんなところでやってるが、水がはねてカメラに飛んだりする遊びが楽しい。
文明の低い者はなぎ倒して皆殺しにしてもへーきって観念がイギリスらしい。


■『オープン・ユア・アイズ』(1997)

監督:アレハンドロ・アメナバール 出演:エドゥアッルド・ノリエガ ほか
久々見応えあるサスペンス。緻密で哲学的なSF。妄想か現実か!?
作品鑑賞後も自分を疑いたくなる『マトリックス』といい、本作といい、
脳の研究が進めば夢を操作するのも可能になるかも?
そしたらやっぱり夢の世界を選んでしまうだろうか?

「望めば未来の世界で目覚めて、やり直すこともできる。皆、登場人物なのだから」

その会社がアメリカで、ネットで知るってのがリアル。

“人は見た目じゃない、中身だ”なんて言えないな。
実際こんなに怪しく変わっちゃったら、心もショックで歪むだろう。
信じられないような犯罪をおかす連中の心理はこんな感じだろうか?
現実も夢と区別がつかずに、皆自分を騙そうとしているっていう。

実のところ、これは違うっていう確証は誰にも証明できないからね。だからこそ自分の信念が人生に投影するのか。
Nへの恐れと罪悪感で幸せは悪夢に変わったように、幸せになるのも、病気になるのも
すべては本人の思い込みからなのかもしれない。

でも、常に完璧ポジティヴでいるにはエネルギーが続かないんじゃないか?
つきまとう負の考えは、今まで失敗したり、拒絶された記憶の影響かも。


■『エリン・ブロコビッチ』(2000)劇場にて

監督:スティーブン・ソダーバーグ 出演:ジュリア・ロバーツ ほか
エリンは実在の人物。
まさにアメリカン・ドリームだけど、いかに女性の自立が厳しいかという冷たい現実も伝わる。
シェリル・クロウの♪Everyday's a winding road もピッタシ
とにかくジュリアの久々元気ではちきれそーな胸が気になる1本w



【読書感想メモ】
「ムーミン谷の冬」トーベ・ヤンソン著
「ムーミンパパの思い出」トーベ・ヤンソン著
「学研まんが人物日本史4 聖武天皇」
「学研まんが人物日本史5 平将門」
「学研まんが人物日本史6 紫式部」
「学研まんが人物日本史7 藤原道長」
「学研まんが人物日本史8 平清盛」
「学研まんが人物日本史9 源義経」


【イベントメモ】
「東レ パン・パシフィック・テニス2000」@東京体育館
グラフvs伊達を観た! グラフの引退試合で「日本でやるなら、ぜひ公子と」という誘いに応えたもの。
松岡修造がブースにいて「伊達、勝てよ〜〜〜」とデカイ声でエールを送って、皆にも声出せてパフォーマンスはウケてた。

「船の科学館」@お台場
フリーマッケット@明治公園
「夢幻 サロメ」@護国院大黒天 作・演出・出演:スンジャ・リー
「スーパードッグフェスティバル」@ビッグハット
「ながの山と花フェスタ」@エムウェーブ
「多摩テック」、「天然温泉クア・ガーデン」
「湿生花園」、「星の王子さまミュージアム」@箱根
「日光江戸村」、鬼怒川温泉、靖国神社
「神奈川県立 生命の星・地球博物館」(行ってみたいって思ってたが、行ったことあるじゃんw
「おもちゃ博物館」、「オルゴールの小さな博物館」、「オートマタ展」、「箱根関所資料館」、芦ノ湖@箱根

notes and movies(2000.1〜 part5)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part4からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『爆チュー問題のでたらめチューズデー1』(1999)
友だちオススメ「ポンキッキーズ」から生まれた1コーナー。

♪でたらめなうた
 でたらめな一人 でたらめな一人 でたらめな一人 どこにいる
 タンタタターンタタ タンタタターンタタ タンタタターンタタ タカタカタ
 朝おきたら「こんばんわ」 夜ねる時は「ごちそうさま〜」

は、CD化までしてる。本シリーズももう5〜6本も出てる。
なんか毎回やりながらスタイル決めているかんじ。
(ネタ詳細は割愛)


■『クジラの跳躍』(1998)
原作・監督・脚本:たむらしげる ナレーション:永瀬正敏
透明な薄緑の海はガラスでできていてキラキラと周りを映し込む。
CG技術がこんな風に人の眼と心に優しいのは使う人によるのだろう。
現在も過去も混ざり合って、現実とファンタジーも混ざり合って、
フシギにゆったりとした短編。

シンプルな楽器(とくに木琴)の音が体の中に響き渡る。♪ウォーターマンのうた がイイ。
なぜ、たむらさんの主人公は白いヒゲを長くのばした老人が多いのか?


■『いっこく堂劇場』
「ポンキッキーズ」か「おかあさんと一緒」のコーナーででも使ってたのかな?
1話数分の全12話を現代風にアレンジしたもの、原作に忠実に語ったものをとり混ぜてある。
友だちが言ってた衛星中継ネタもちょこっと入ってる。あとキャラの紹介も。
もう完成された世界でキャラも固定してるんだな。
現代っ子に合わせてTVゲームに夢中になるってシーンが何度も出てくる。

こう観ていくと昔話って“教訓物語”っていってもいいくらい倫理観が強い。
それを話、動物などの形を借りて子どもの頭と心に刷り込むわけだから、
話し方、まとめ方にも気をつけないと誤った解釈で受けとられたら危険じゃないか?


■『失われた週末』(1945)

監督:ビリー・ワイルダー 出演:レイ・ミランド、ジェーン・ワイマン ほか
たしかワイルダーはもう1本アルコール依存症の映画を撮ってたよな。なにか思い入れがあるのかな?
アルコール依存症が一種の病気だと認められたのはいつのことか?
それまでは、ただの大酒飲みとされてきた彼らの苦しみが克明に描かれている。


■『エリザベス』(1998)
監督:シェカール・カプール 出演:ケイト・ブランシェット ほか
生と死を身近に感じる数奇な運命をたどったエリザベスが深い愛を知りながら
英国女王として国を治める立場を選び、結果40年の黄金時代を築き上げるまでの
激動の時代を切り取った1作。

「1人の女の幸せを捨て、英国と結婚する」
「男妾はいたが、夫は持たぬ!」
「女王に愛されるためにどれほど苦しんだか。真実の愛など知らないほうがいい」

髪を切り、顔を白く塗った女王はピエロのようだけど、自ら偶像になって人間性を捨てる勇気がスゴイ。
立派に国を統治した才能は天性か?
ひとつの神“英国国教”に統一した業績もスゴイことなんだろうな。
一瞬マリア像のまなざしがダブるシーンが印象的。


■『アイズ・ワイド・シャット』(1999)
監督:スタンリー・キューブリック 出演:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン ほか
キューブリックの遺作となった今作。トムとニコールの夫婦共演でも話題となった。
夫婦間の性意識の違い、モラルを越えて制約も取り払った男女に戻って
欲望をぶっちゃけた自分と同居している、日常の役割を演じて仮面をかぶり、ルールに従っている自分。

夫婦でも異性に魅力を感じて当然だし、嫉妬心もあるのを認めた上で互いを理解し、
パートナーとして人生をともに歩んでいくなんて理想じゃないか?
タイトルは大きく目を閉じてる。悪夢と現実の境が分からなくなりつつ、
ひっくるめて互いを見つめなおして危機を乗り越えられたこの2人はやっぱラッキー。

大勢の男らと交わる夢を見るのは抑圧された欲望のせいか?
衝動のままに行動せず、社会を築けるのが人間。でも現実だけじゃ刺激がなさすぎて、つまらないのもまた真実。
情熱を持ちつづけるって夫婦間じゃ難しいのかな。


■『ロベルト・ベニーニのMr.モンスター』(1994)
監督・出演:ロベルト・ベニーニ 出演:ニコレッタ・ブラスキ ほか
『ライフ・イズ・ビューティフル』の同じ顔合わせが嬉しいベニーニお得意の勘違いコメディ。
始めから終わりまで喋り通しのスラップスティック。なんか口と声が別だと思ったら仏も合作。
『仕立屋』で主演した男優が「ボクが仕立て屋に扮するから」て楽屋ネタで笑える。

なごやかに見守る紳士がイイ味出してる。
モデルルームに住んでいるのか、度々オーナーが来て、客を案内するが、
リモコンをケータイに見立てて「非常ベルがウルサイのなんの〜♪」と歌って踊ったり、
顔にボツボツを書いて「すごい感染する病で。やーかわいい坊やだ、抱かせておくれえ〜」と芝居を打ったり/爆 やり放題。
スーパーのレジの警報機も鳴りっぱの故障に見せかけてコートにどっさりくすねてきたり、ここまでやるか?
分かるでしょってほどの誇張も愛嬌。


■『カーマ・スートラ 愛の教科書』(1996)
監督:ミーラー・ナーイル 出演:サリター・チョウドリー、インディラ・ヴァルマ ほか
親がインド旅行した時、本作の撮影場所にバスで12H揺られて必死の思いで行ったとか。
これは王宮の話だから一般人の貧しさ、不衛生さは一切見られない(ほかのインド映画もそうだな
体位や性技を統括したカーマ・スートラは、むしろ、それを越えて男女が精神的に歓び、交わる、真の愛を説いている。
完璧な美しさを誇るインド女優を観ているだけでもウットリ。
英語が半母国語になっているというのが意外だった。

あてもなく旅立つマヤのラストシーンが印象的。
魂で結ばれた者は、たとえ互いが離れていても満たされるって境地なのかな?

「仲が良かった子どもの頃に戻りたい」
性に縛られることのない幼年期はたしかに自由と言える。

「女という性的魅力を最大限に使って男を虜にする」
恋愛の参考書にはなるけど、性的対象の道具にはなりたくない。


■『アメリカン・ビューティー』(1999)劇場にて

監督:サム・メンデス 出演:ケヴィン・スペイシー、アネット・ベニング ほか

「死によって得られるのは、怒りや悔いじゃなく、感謝だ。
 この世のあらゆる美の前に圧倒されて。君も理解できるだろう」

それぞれ目的も性質も違う個の集まりである家族という組織を考えさせられる。


■『渡辺プロ Live Special '98』
出演:大隈いちろう、シャカ、いつもこれから、アクシャン、やるせなす、ビビる、ふかわりょう、TIM、、、

ピーピングトム
宝塚系の濃い〜コントは、なぜかてっぺーちゃんのMCコントにソックリw

ネプチューン
「(健の髪が)ヤマタのオロチみたい」w
健の恋のおまじない「ビダルサスーン」爆
いつもオチが弱くて、その過程が笑えるんだよね。

notes and movies(2000.1〜 part4)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『イヴ』(1991)
監督:ダンカン・ギビンズ 出演:レネ・ソーテンダイク、グレゴリー・ハインズ ほか
働く女性のプレッシャー、日々の何気ないセクハラって男性にはわかんないだろーな。

「女が性の意識に目覚め、感情的にも豊かでかつ知的能力を発揮しようとするなら、
 さまざまな障害や社会の変化のあり方について敏感でなければならない。
 でないと昔ながらの“女らしさ”の型にはめられたまま生きることになる。
 ノーマルな“女らしさ”とは、実は束縛された女の姿でしかない」
ルイーズ・J・カプラン


■『裸の銃を持つ逃亡者』(1998)
監督:パット・フロスト 出演:レスリー・ニールセン ほか
ブッ飛ばしまくりの今シリーズ。「本気で他の作品をパクってます」てテロップ通り、
話の内容なんてどーでも「あ、このシーンは!」と見抜けた時が楽しい。
(途中寝ボケてて覚えてない)
『ミッション・インポシブル』のパクリも笑えた。コードに絡まって落ち、
お菓子とかがポケットから出て非常線にひっかかりそうになるw
ヒット作があるほど、それをパクるニールセン軍団がいる。


■『あなたが欲しい』(1998)
監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:レイチェル・ワイズ ほか
例の問題作『日陰のふたり』を撮った監督なら納得。
男女のドロドロした、ままならない関係がすきなんだな、この監督。

死体遺棄や、それを手伝ったら罪じゃないの? フシギな法律。
田舎町にレイチェルみたいな官能的な美人がいたら
殺人事件になるような男女のもつれが起こってもフシギじゃないな
女の子がその性を解放して力づくで男に迫られずに若い時間を楽しむって不可能なのかな?
それぞれワケありのキャスティングが魅力的。
近くに海があるとあっさり殺されて、捨てられる心配があるね。
でも縛って落とすだけじゃ、どっかで見つかるよな『ツイン・ピークス』みたく。


■『サイモン・バーチ』(1998)

監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン 出演:ジョセフ・マゼロ ほか

“神さまは人間に生きる目的、産まれた理由に意味を与えた”

私たちはそれぞれ影響し合って幸福を目指して生きている。
『ガープの世界』の著者は、確か『ホテル・ニュー・ハンプシャー』と同じ人じゃなかったっけ?
ユーモアを交えて「人生は不公平だ。けど、それでも続いてゆく」っていう温かく見つめるまなざしが一貫している。
小さな名優の誕生。ジョー役も美少年。J.キャリーのゲスト出演に驚いた。

いろんな傷を乗り越えて、すべてが淡い思い出の記憶になってゆく。
心の友を持った少年期とは、どれほど尊いものか。
1日1日の記憶は呼び戻せなくても、自分の心と体の中のどこかにちゃんと残っていて、
後で助けとなり、癒しとなり、前進する元気になるものなんだ。


■『この森で、天使はバスを降りた』(1996)
監督:リー・デヴィッド・ズロートフ 出演:アリソン・エリオット ほか
ベトナム戦争や、性犯罪、かたくなな小さな町の住民の誤解は、アメリカの影を反映している一方、
懸賞金で一儲けするアメリカン・ドリーム、誰にでも気安く声をかけるPの奔放さはアメリカの光の部分でもある。
森、川、滝、草原という自然と、そこに住む人々。心を癒す人間ドラマ。
『メビウス』とはうってかわったドラマティックな演技に注目の女優。


■『STUDIO 54』(1998)
監督:マーク・クリストファー 出演:ライアン・フィリップ、マイク・マイヤーズ、サルマ・ハエック ほか
あんなに金がうなるほどあってもSの楽しみは、酒、ドラッグ、
そして何より成功と、客が喜び、満足することだったのだろう。
ラストのスナップには、アンディはもちろん、スタローン、D.ロス、ライザ・ミネリほか、
よく知らないモデルとかの面々が勢ぞろい。
ヒッピーやファンク、サイケの全盛期'70〜'80って
アメリカ人には本当に特別の思い入れ、郷愁があるんだろうね。


■『ラスト・ウェディング』(1996)

監督:グレーム・ラティガン 出演:ジャック・トンプソン、ジャクリーン・マッケンジー ほか
久々熱い涙がボロボロこぼれた作品
“死”をテーマにしてるのに湿っぽくならないのは
アメリカ特有のあっけらかんとした明るさ、ポジティヴな国民性か?
今、急に行きたくなってる南の島が舞台なのもイイ。

「奇跡は過去のもの。天使は信じる?」
「奇跡は毎日起きている。近づくほど見えてくる」

何事にも偶然などないのかも。完璧なパートナー探しをしている人にとっては、
まさにパズルのピースがピッタリはまったような1本。

「私は死にかけているんじゃない。(I'm not dieing. I'm living. I'm loving.)」

死の恐怖、不安すらも克服して、その後の1人の人生も満たすことのできるパートナーシップとは一体どこから生まれるのか?
それも単に運命からじゃないだろう。
自分が本気で望み、自分を本気で与えた時に初めて本気で愛されるもの。
私にそれができるだろうか??


■『一人で多声ライブ 完売伝説 ボイス・イリュージョン いっこく堂』
友だちオススメ。曰く「1人衛星中継は面白い!」それは残念ながら入ってなかったけど、
ビデオ発売するくらいだからきっと注目されてきてるんだろう(CMにも出てる?
ライヴ収録で出演は1人+いろんなキャラのマペットたちにそれぞれ特徴づけて紹介するVTR、
お台場(ぽい)背景にアメリカ進出の夢や、夢で本名じゃなく「いっこく堂!」と叫ぶ
親衛隊にちなんだ芸名にしたとかのインタビュー付き。
これはもう本人も言う通り、笑いの枠を超えた“芸”の世界。
腹話術っていう伝統芸+現代の要素を融合させたエンターテイメントだ。
(ネタ詳細は割愛)


■『NEPTUNE LIVE 1999』
久々見た3人のコントライヴ。ゴールデンタイム進出に、名倉っちはスキャンダルスクープまでされて、
すっかり芸能界にも馴染んできて(?)超多忙な中でのネタ作りは大変だろーに。
ネプのコントビデオって、笑いの後になんだかホッとするドラマがあるのがイイ
今回は1人コントも各々頑張ってるし、何度も見ると芸の細かさが意外。
(ネタ詳細は割愛)
いつもの♪チュールチュッチュ て歌も出るし、ホリケンの女の子役は本当にカワイイ
コントって俳優の素質もろもろがないと出来ない芸だよね。


■『スヌーピーとチャーリー〜ヨーロッパの旅』(1981)
原作:チャールズ・M・シュルツ 監督:ビル・メレンデス
「ピーナッツ」のビデオも10本近くあってアニメとして初めて観た。
吹替えだから本当のキャラの声が分からず残念だが、
スヌーピーは一応犬だから?あまり喋らず、声はミッキーと似てる。

運転したり、パスポートで当然のように通行できたり、大酒飲みだったり、
今までのイメージを大きくくつがえす単にカワイイだけじゃないことが判明!!
チャーリーだって結構しっかりしてて、のび太くんほどトホホな子じゃないし。
今作はヨーロッパ旅行とあって米と欧の文化の違いも含めて一緒に旅行気分も楽しめる。

なぜスヌーピーがVIP扱いなのか、酒場でルートビアを何杯飲んでも金をとられないのか不明??
とにかく2本足で歩くスーパードッグ。犬でもないのかも。
「なんであいつ何も喋らないんだ!?」とチャーリーが叫ぶ気持ちも分かる。
フシギなユーモアセンスで成立している世界だな。

notes and movies(2000.1〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『スライディング・ドア』(1997)

監督:ピーター・ホーウィット 出演:グウィネス・パルトロウ ほか
皆が思う「あの時こうしていたら・・・???」
私たちは1秒毎に選択し、選択を変える毎に微妙に違った次元の人生を歩んでゆく。
どの選択が正しかったか? どの結果が幸せになれたか?
莫大な可能性より、今を大切にしなきゃ。
MPのギャグが要所に使われてるのが気に入った。エンディングのセンスも抜群。

「MPのギャグ知ってる?」
「Always look on the bright side of life?」
「いや、Nobody expect Spanish〜」

それにしてもAの煮え切らなさはムカツク! 元カノがついにキレて別れたのも当然。

「あなたという急行列車が止まって私を乗せてくれるのを切符を握って待ってるのよ。
 放送は“急行は遅れているのでバスをご利用下さい”という。私はバスに乗るわ!」

とはイイ捨てゼリフ。的を得てる。ストーリーの工夫もイイし、脚本もイイし、配役もイイ。
J役なんか三枚目のイイ味出してる。
1と2が同じ場所に交差してるってアイデアも面白い。
どこかに別の人生を歩んでいる自分がいて、時々知らずにすれ違っていたら面白いな。


■『6デイズ/7ナイツ』(1998)

監督:アイヴァン・ライトマン 出演:ハリソン・フォード ほか
フォードが老年にしてまだまだ現役! ほとんどのサバイバルシーンを2人で撮って
美しく開放的な南国ロケにしてはタフな撮影だったろう。
観光気分で冒険とロマンスが楽しめる。機内で観るにはいいエンタテイメントだ(不時着シーンを除けば
いろんなサバイバル法が学べるし、でもやっぱ無人島にはナイフと頼れる男が必要だねv


■『ブラス!』(1996)
監督:マーク・ハーマン 出演:ピート・ポスルスウェイト ほか
『フル・モンティ』系イギリス下層労働者階級を描いた作品。
炭鉱が140も閉鎖され、25万人が失業した。
「産業革命」で消えてゆく運命とひと言ではいえない、人、家族、友人の形がある。
それをクラシックを演奏するブラスバンドを通して描いたところが魅力的。
指揮者ダニー役の俳優は渋すぎ!
働くほど肺が真っ黒になり「手術台も真っ黒になった」というのはすさまじい。

「トロフィを拒否する。音楽は大事だが、人間はもっと大事だ。
 クジラ等を大事に守る前に人、家族、友情を守るべき」


■『マッド・シティ』(1997)

監督:コスタ・ガヴラス 出演:ダスティン・ホフマン、ジョン・トラヴォルタ ほか
ふくれあがったマスコミ業界、真実も嘘も操作され、作られてゆく。
“世論”が簡単に左右する様子が怖い。
ホフマンがスゴ腕の記者を冷徹に演じ、トラボルタが事件以外はトコトン“いい奴”で
図体の割に気の弱い犯人を完璧に演じてる競演も見所。
Sが守ろうとしていた家族、妻が夫を責め、ダメ人間だと追いつめていたとしたら皮肉だ。

「犬を飼っている人に悪い人はいない」
「母親の涙は効果的」
「Cは黒人だから偏見と思われる。白人主義者に気をつけろ」

とにかく大衆を操作するキーはいくつもあるようだ。
それに関係なく「射程内に入ったら殺せ」と冷静にいうFBIのほうが殺人犯に思えてくる。
人々の味方になるはずのマスコミが人を追いつめ、ラインから外れた者を絞め殺していく。
人の良心まで操れるとしたら恐怖だ。逆に成功していたら、
「仮釈放→本で金儲け→釣りの番組をもつ」てことも起こり得るから、それもコワイ


■『パラサイト』(1998)
監督:ロバート・ロドリゲス 出演:ジョシュ・ハートネット ほか
基本的に『スクリーム』の殺人鬼をエイリアンに変えたやつ。
小学生が同級生を銃で撃ち殺すようなアメリカの学校なら「エイリアンの仕業に違いない」と思ってもフシギじゃない。
映画ネタを混ぜるところが今っぽい。『スクリーム』がホラーオタクなら、こっちはSFオタク向けw
けどラスト、モンスターが自動折り畳み式の階段にはさまって死ぬっていうのは、
実際それで亡くなった生徒がいるのに悪趣味。
『ねらわれた学園』にも共通。♪Changes D.ボウイの名曲のカバーが使われている

結局戻るなら、さっさと伝染していたほうがラクだったかもw
「一番意外な人が犯人」「一番弱そうなのが最後に残って勝つ」
いろんな基本ルールがある。これも2、3とできるのかな?
水で増えるから大量の自然水をゴクゴク飲んでるって図が笑える。


■『メビウス』(1998)
監督:マイケル・アルメレイダ 出演:アリソン・エリオット、クリストファ・ウォーケン ほか
ストーリーはありがちだけどセリフが詩的で静かな映像美を楽しむ系。
久々観たウォーケンの元気な姿も見所。「叔父は変だわ」She's right!w
ラストまでいるのかと思いきや、すぐ死んじゃう役だなんて・・・残念。


■『恋におちたシェイクスピア』(1998)

監督:ジョン・マッデン 出演:グウィネス・パルトロウ、ジョセフ・ラッシュ ほか
「今度は喜劇を書いて、私はいい役にしてね」
舞台にはなにか分からぬ魔力が潜んでいるらしい。"It's a mystery."

当時は女王の余興として芝居が発展していたのか?
衣装もセットも復元して素晴らしい。昔の風習もいろいろ面白い。
マキューシオ役を演った俳優、最近どこかで観たんだけど思い出せなくて気になる。

誰がどう演じても感動で泣ける永遠の悲劇「ロミオとジュリエット」。
何百年経っても人の心を動かす物語を書いた作家シェイクスピアはやっぱり天才というほかない。
輝くブロンドに愛嬌ある笑顔のパルトロウは作品毎に全く違った表情を見せるフシギな女優。
今作でオスカーを取ったのも当然。ますます躍進するイギリス映画界に期待大。


■『パパラッチ』(1998)
監督:アラン・ベルベリアン 出演:パトリック・ティムシット ほか
こちらはマスコミ界でも底辺にいるパパラッチ。スターの私生活なら何でもネタにし裸にして金をとる。
目的は大金か? 使う時間もないのに。家庭を捨てて、クズだと知りつつ追っては撮るフシギな稼業だ。
アンディみたいに「その日ニュースに載ってなかったら負け」ぐらいに開き直らなきゃ、
有名人のプライバシーなんて絶対あり得ない。


■『ワグ・ザ・ドッグ』(1997)

監督:バリー・レヴィンソン 出演:ダスティ・ホフマン、ロバート・デ・ニーロ ほか
戸田奈津子訳。
これだけ似てるとクリントンの一連スキャンダルにも裏にプロデューサーがいたのかも?
これは世界規模の大ウソ。プロが集まればウソが真になる。証拠はTV。

「戦争でも起こらないかぎり人々の関心をそらせない」

じゃあ、戦争をでっち上げようってなことで、説を流すと、
たちまちテレビ・新聞はそっちに飛びつき、スキャンダル記事は後ろにのけられた。
少女が子ネコを連れて逃げるシーンを合成であっとゆー間に撮れちゃう最新技術には唖然。

「湾岸戦争だって本当に起こったと誰が証明できる?」
「ハリウッドにはもっとスゴイのがいるさ」w
「秘密は話さない。これが肝心だ」

今の映像技術なら月面上陸だって再現できる。
「戦争はショービジネスだ」と自信満々に言い放つセリフにも一理ある。
ジョニー・キャッシュまで参加してるのが可笑しいw
人々の心を歌うフォークソングシンガーが政治屋の手助けしてるってのが笑える。

ホフマンとデ・ニーロの競演もバッチリ。ホフマンは前頁の作品ではニュースを撮って操る役、
今作ではニュースを作って操る役、両方を演じて私たちにマスコミの影響力の怖さを訴えている。
こんなに噂になった問題作もやっぱりプロデューサーは影の脇役なんだろーね。

「犬がしっぽを振るのは、犬のほうが賢いから。
 しっぽのほうが賢かったら、しっぽが犬を振っているだろう」


■『FIRE LIGHT』(1998)
監督:ウィリアム・ニコルソン 出演:ソフィー・マルソー ほか
『ジェーン・エア』系の話。よく似てるな。
禁欲的な髪型とコルセットを着けててもソフィはやっぱ色っぽい。

「女は夫の言うなり。自立するなら学ぶこと。どのみち女は囚人なのだから

「暖炉の前で灯りを消すと時間は止まり、そこで起きたことは忘れられる」

子どもの心が荒れるのは、愛されていないか、愛し方が間違っているせい。
手描きのカードに絵と文字を書いて読み書きを教えたり、
暖炉の前で1日の終わりにルールのない時間を設けたり、愛情ある教育が素晴らしい。


notes and movies(2000.1〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『ウェルカム・トゥ・サラエボ』(1997)
監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:スティーヴン・ディレーン ほか
ショッキングで生々しいボスニア紛争の犠牲者と砲弾に崩れる建物、
逃げ惑う人々のドキュメンタリーをまじえた構成が訴えるインパクトは強い。実話を基にした作品。

「ここで流行ってるジョークは“神はいるのか?”」

争う人間も愚かなら、戦争を作り、放置する政治家もしかり。
が、無視しているという点で私たちも同罪かもしれない。


■『ポストマン』(1997)
監督・出演:ケヴィン・コスナー 出演:ウィル・パットン ほか
『マッドマックス』の郵便屋バージョンみたい。
ハリウッドのドル箱スター、コスナーの出演作選びはちょっと変わってるなあw
亡くなった父をまつって銅像を作り、メモリアルにするという完璧な蛇足付き

暗い世の中の時ほど希望を持とうぜってテーマで、2013年ていう微妙な近未来を舞台にコテコテに描いた話。
近未来ものは荒廃した世界を描き続けてきたけど、その年を徐々にクリアしながら
私たちはなんとか科学を発展させ、自然と資源をギリギリ保ってやってきている。
一種の警告として、これからもちょっと先の世界を映画は描き続けるんだ。


■『始皇帝暗殺』(1998)
監督:チェン・カイコー 出演:コン・リー、チャン・フォンイー ほか
混沌の時代。人の命がなんとも軽くやりとりされる。
プライドを守るのにも、勝敗を決めるにも、人を愛するにも、平和を築くのにさえ命を簡単に捨て、
切り、死体の山が築かれる。憎しみが憎しみを生むエンドレス状態。
国を愛する気持ち、宗教、言葉の違いというだけで人は人を支配しようとし、無駄な戦争を繰り返す。
“平和のため”という大王の執念がこれだけの代償の末、成功しても、それは繰り返しの中のひとつでしかない。

人を愛する気持ちさえ霞み、歪まざるを得ない戦乱の世界。
今の世が幾多の戦の上に築き上げられているかと思うと背筋が寒くなる。
そこには人の数だけ愛憎劇と、癒されない想いが残っていることだろう。


■『ラヴソング』(1996)

監督:ピーター・チャン 出演:レオン・ライ、マギー・チャン ほか
バイタリティあふれる街、香港。
その最も激動した年を舞台に、大陸から来た2人の男女のあくまで等身大の愛を描いた作品。
ここでキーとなる歌は、一度『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』でも聴いた、きっとヒット曲なんだろう。
何度もすれ違う2人にハラハラ、でも運命の糸を信じさせる再会にホッと和むラストがイイ。

やっと互いに自由になって巡り会えたソウルメイトって感じ。
ポケベル全盛期が時代を反映してたり、テレサ・テンを聴いてると大陸の者とバレるとか、面白い。
「夢をつかむ街」には表と裏が混在していて、弱い者は飲まれてしまう。
今作で学んだのは“好きな人が転勤になったらついていくべし”ってとこかなw
フツーっぽいマギー・チャンのいい役者ぶりと、爽やか好青年ライのカップルが
素敵な大人の恋愛を時間の流れとともに見せる。


■『キャメロット・ガーデンの少女』(1997)
監督:ジョン・ダイガン 出演:ミーシャ・バートン ほか
少女の中の寓話と現実が交錯したフシギな世界。
働いても実らないイギリスの下層労働者階級の苦しみも重いテーマとなっている。

「トラックを売ればローン機が買えるが仕事に行けない。
 チェーンソーを売れば仕事がしづらい。もうどうでもいい!」

靴を投げると森になるラストシーンはいきなりファンタジー。
思うに都合のいい時だけ友人で、ちょっとしたことで裏切ったのは少女のほうで
世間知らずが招いた悲劇ととるべきか、孤独でつながれた真の友情ととるべきか、
それとも寓話ととるべきか、ちょっとハンパな印象が残る。

トレント役の俳優はインディ時代のブラピのような野性味ある魅力がある。
ませた少女役のコにも注目。


■『ヴィゴ』(1998)

監督:ジュリアン・テンプル 出演:ロマーヌ・ボーランジェ ほか
ラスト船上で踊る2人は解放された魂か?
今ではヴィゴ作品は認められて高く評価されている。いつでも時代の認識はずっと遅れているんだ。
短い半生を激しく生きたベターハーフの愛の物語が映画にならないわけがない。
これは80年の長寿にも劣らず、皆が体験できるものじゃないフェアリー・テイル。

ヴィゴ役の俳優はどちらかというとキートンの自伝映画向きでは? ボランジェの美しさが見所。
だけど皆ムリして英語で喋らなくてもいいんじゃないかい? ヴィゴはフランス人だろうに・・・
日本もそうだが、結核=死の病気だったんだね。キスとかで感染するってゆうより、
空気感染だから、側にいるだけでも感染するんじゃないかって考えは誤りだろうか?


■『ディアボロス』(1997)
監督:テイラー・ハックフォード 出演:キアヌ・リーブス、アル・パチーノ ほか
戸田奈津子訳。
何度も人生をやり直すチャンスを与えられただけでも幸せなのに、また同じ過ちを繰り返す人間って本当に愚かだね。

「神はサディストだ。人間に本能と法を同時に与え、右往左往するのを見て楽しんでいる。
 俺はずっと人間界でやってきた。好きに選ばせ、裁かない、最後のヒューマニストさ。
 人間の最大のファンなんだっ」てセリフはイイ。

長い教訓じみたセリフ(途中、外国語も混ぜつつ)を吐くアル・パチーノの表情は悪魔そのもの。
何でも訴える国アメリカの嫌われる職業NO1の弁護士が、実はDEVILだったってのが笑える。
何千年も生きてる悪魔も継いでくれる息子が必要なのか〜w
でも彼ならまだまだ現役バリバリでイケそうだぞ。とにかく何度でもチャンスは巡ってくるし。


■『グッバイ・モロッコ』(1998)
監督:ギリーズ・マッキノン 出演:ケイト・ウィンスレット ほか

「まだ男を愛しているのですか?」「ええ、愛しています」

こんな単純な事実を人は自分で知っていながら認められず苦しむことがある。

「英国人だからってリッチとは限らない、むしろ大半が貧しいの」

こんなところにイギリスのお国事情が見え隠れする。

『タイタニック』で大メジャー女優となったケイトにとっても、その大層な仮面を脱いで癒す1作になったのでは?
活気に満ちた町、広大な自然、ラクダ、砂漠・・・異国情緒も生活する金がなければ厳しい現実があるだけ。
'70のヒットナンバーがたくさんBGMに流れるのが嬉しい

「涙は過去を思い出すもの。涙がなかったら過去を思い出すこともなく、神にも出会えない」


■『ダロウェイ夫人』(1998)
監督:マルレーン・ゴリス 出演:ヴァネッサ・レッドグレイヴ ほか

「時は流れ、もっと歳をとり、“先へ行こう”とする気力がなくなる時がある。
 でも若者に共感し、同情できる自分を大切にしたい」

戸田奈津子訳。
イギリスの美しい庭園にクラシックな衣装が映える。バネッサの円熟した演技を堪能。
このヒロインのように優しく理解ある夫と娘との静かな余生なんて理想的ではないか?
昔の恋人ともラストはともに踊り、わだかまりも平穏な思い出として接することができる。
こんな風に人生を楽しみ、振り返ることができたら、この世に生を受けたことへの十分な恩返しになることだろう。


■『メリーに首ったけ』(1998)
監督:ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー 出演:キャメロン・ディアス ほか
時々出てくる愛の歌をうたう2人組が可笑しい。
「悪人を見分ける犬パフィ」を眠らせ、死にかけて、電気ショックを与えたら燃えちゃって、
パフィはAも襲って窓から落ち、全身ギブスで車の上に乗せられているのも笑える。
こんなに性格もスタイルもカンペキな(男の趣味はちょっと疑うけど)女の子はなかなかいないっしょ。
今作でブレイクしたあっけらかんとしたアメリカンなキャメロンの魅力がやっと分かった。


notes and movies(2000.1〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回からルーズリーフシリーズに突入
自由に取り外せて便利だし、いろいろ気になった記事や写真をたくさんペタペタ貼るようになった。
前回までのリングノートでは、2000年が抜けてたから、ちょっと時系列が前後してしまったけれども、
今回はスヌーピーが貼ってある薄いピンク色のルーズリーフからのご紹介。

  

photo1:ムーミンのイラスト発見。
photo2:「星の王子さまミュージアム」に行った記録。
photo3:友だちの能のイベントを観に行った。寒かった〜凍×∞

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『檻の中の情事』(1993)
監督:オリヴァー・ヘルマン 出演:レスリー・アン・ダウン ほか
深夜番組をさまよってて、なんか映画でもと思って観た1本。裏の『ビキニの悲鳴』にもちょっと魅かれたんだけどw
異常にセクシー系の美女が、それでなくとも女に飢えてる問題多発地帯の囚人の先生になるってゆー設定が
すでにかなり危険だが、1回だけ情事?を交した囚人が、これまたもろビルダーバリバリのセクシー系。
こんな特典があるなんて、いい刑務所やん

「大きな夢に向かって前進あるのみ」と言ってラップを歌いだすラスト(なぜ?w
彼女は本物の歌手なのかも。しかし、ここまでのストーリーが台無しじゃないか!?
それに夫殺しの彼女を捕まえなくていいんかい、おいおいってカンジ。
でも、こんな話、アメリカならあってもおかしくない気もするからフシギ。


■『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』(1999)

監督:スティーブン・ソマーズ 出演:ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ ほか
ひとつの大冒険をやり遂げたインディ・ジョーンズな気分。
エジプトのロマンティックなロマンスに、歴史の魅力も加えて本当にぜーたく
劇場で観たら迫力だったろーなあ。悪の化身も目的が恋人を蘇らせるためなら納得。
もの哀しさと痛快さが残る。ヒーロー、考古学好きのヒロイン、悪運強いマヌケた兄、貪欲な男、
それぞれのハッキリしたキャラ設定が分かりやすい大娯楽作品。

ミイラが次第に肉付けされてゆく映像など動きも自然で迫力満点
再現されたエジプト文明や遺跡も素晴らしい。死してなお忠実な部下らにも感動。
現代でも次々と明かされるエジプトの知恵には限りないミステリーとロマンがあふれている!
退役軍人で飲兵衛に落ちぶれたおっちゃんがハデに活躍して死んでいく。
1人1人が脱落していくのは『里見八犬伝』風で何気ない脇役にもきっちり見せどころがあるのがイイ。


■『ゴールデン・ボーイ』(1998)
原作:スティーヴン・キング 監督:ブライアン・シンガー
出演:ブラッド・レンフロ、イアン・マッケラン ほか
今作を恐怖映画と呼んでいいのか位置づけが曖昧。若い割にしたたかな少年と
地獄の沙汰を見てきた穏やかな仮面をかぶった老人。
人の中に潜む非情な悪に魅入られるということがどういう状態なのかは
当事者になってみなきゃ分からない(分かりたくないが
フシギで奇怪な縁につながれた両者の駆け引きは極上のミステリーなのかも。
残虐性は生まれるものなのか? 伝染するものなのか?

「人を殺すのはどんな気持ちだ?」

少年が老人に聞いた質問を今度は返され、何も説明できない。
無感覚で何も感じなくなるのが恐ろしいのかもしれない。なんだかテーマが重くて演劇っぽい。
レンフロのヌードや妙に色っぽいまっぱのシーンが多いのもサービスなんだろーか?w


■『女と女と井戸の中』(1997)
監督:サマンサ・ラング 出演:パメラ・レイブ、ミランダ・オットー ほか
いったん疑わせて違うと安心させて、実は真犯人だったというかなりヤラれた感じのミステリー。
今気づいたけど、あれだけ演技の上手いKなら、もしかすると轢いた男も最初はグルだったのかも・・・とまで思えてくる。
田舎の中年女を騙すくらい少年院出の彼女ならカンタンだったことだろう。
それじゃあまりにもHが踏んだり蹴ったりで哀れなのに、ラスト、子どもらとともにヒッチハイクしてもらって
微笑むシーンでなんとなく同情も●(読み取れない)なるのはフシギな締め方。

全体が寒々とした青色を基調としていて、青春もなく育ったと思われる女の空しさと
それを埋めてゆく1つ1つの何気ない楽しみの過程も見せどころ。
主演のパメラは、今作で豪アカデミー賞主演賞を受賞している。


■『鳩の翼』(1997)
監督:イアン・ソフトリー 出演:ヘレナ・ボナム・カーター ほか

「結婚してくれ。Mの金はなしで」「彼女の面影を愛さないと誓えるなら」

この時交わす愛も、重ねた体もなんと空しく冷たいものか!? 結局2人が結婚したのかも分からずじまい。
別れることもできず、一緒になっても3人目の影はあまりにも大きくて消えない。

ヘレナのいつものキャラなら「3人で暮らそう」くらい言いそうなんだけど、今作は少し耐える役。
いくら親友でも人間の心はうつろいやすく、正直であるほどウソはつけない。
愛する男は、よっぽど自信があったって貸すべきじゃなかった。
しかも死にかけてるなんてできすぎた設定。

マートン役のイギリス俳優は、久々美しい二枚目。次回作が楽しみ。
水の都ヴェニスの古くて神秘的な街並みが悲劇の愛にピッタリすぎて美しすぎるほど。
ゴンドラに乗って夜の河下りで古い建物の間を通って響く声で囁き合えば
ロマンティックな恋に墜ちないカップルはいないだろう。


■『スパニッシュ・プリズナー』(1997)

監督:デヴィッド・マメット 出演:キャンベル・スコット ほか
“プロセス”という、形があるようで形のない発明、アイデア、著作権・・・
ネットビジネスへの投資をはじめとして、見えない利益に莫大な投資価値をおう現代。
「人は見かけによらぬもの」誰も信じられない。
そして個人の行動は、情報ネットワークですべて監視されている。

真面目で平凡な男を一気に極悪犯に変えることも可能。
そして無実を証明する手立てを残さない鮮やかで自然な罠、また罠。
カンペキ二枚目俳優スコットの久々の注目作。
スティーブン・マーティンを容易に信じちゃマズイと思うけどねw

一番利益が得られたのは社長じゃない? なんだか真犯人がよう分からんかったが、
オチが「日本人は誰も気にしてないからな」て、とことん差別した映画やん!
でもこの日本人で英語ベラベラなおっさん刑事はいい味出してるw

どのシーンも後々の伏線になっているから、最初から主人公がどう騙されるか、
後でどう挽回するのかいちいち気になる。
結局、警察が全部お見通しで、男は振り回されただけだったけど。

「人の顔を見れば善悪が分かる」「本当にそうならカンタンだがね」


■『エネミー・オブ・アメリカ』(1998)

監督:トニー・スコット 出演:ウィル・スミス、ジーン・ハックマン ほか
最近この手のが多いね。ホントに可能だってゆーからマジで怖い。
今じゃ電気&通信網なしの世界なんて考えられないからね。
逃げまくる息もつけないノンストップムービー。W.スミスの軽妙で憎めないキャラがイイ。

そんなに美人じゃない奥さんになかば尻に敷かれているスミスの図って妙にハマってて可笑しいw
老いてなお一筋縄じゃいかない男、ハックマンもハマる。

それにしてもストーカーなんてカワイイもんじゃんっな世界。オートロックを開けるのなんか朝飯前。
フツーに秋葉原に売ってるってゆーから他人事じゃない。盗聴器の探査機が一家に一台欲しい
“衛星カメラは真上からしか撮れないから上を向かない”フムフム、ひとつ学んだ
このまま進むとハッカーなんか人の口座から金をとったり、PCのデータは全世界共有みたいになっちゃうし・・・
いや〜個人の生活なんて丸見え同然


■『フェイス/オフ』(1997)

監督:ジョン・ウー 出演:ニコラス・ケイジ、ジョン・トラヴォルタ ほか
顔を外してそのまま移植する 今の最新医療なら可能かも、と思わず信じそうで信じられない
このアイデアがまずイケてる。そしてこの2大スターの競演
人生楽しまなきゃ損の極悪人と、一人息子を失った家庭派&必殺仕事人、
キャラがハッキリ分かれているから分かりやすいけど微妙な素性や体の動きも、それに伴うところも見所。
ラストの盛り上がりのボートアクションにビックリ。このスタントは表彰もの!
船を突き破ってボートが爆破しようとへーきなこの男、サイボーグ並みw

今作の隠れたもう1つの見所はN→Aに言うセリフ。「お前は人生の楽しみも何も知らない!」
犯人になりすますうちにヤク、女、もろもろの悪の楽しみを見て、
ムショでの悪人の扱いを受けるうちに自分が分からなくなるA。
脳はさぞかし混乱したことだろう。一番憎んできた顔と心がバラバラで。
人間、周りの環境や扱われ方で性格も左右されるっていうし。
見た目が変わっても変わらない夫婦愛と親子の絆、なんて理想的じゃん。


■『ブレイド』(1998)
監督:スティーブン・ノリントン 出演:ウェズリー・スナイプス、スティーブン・ドーフ ほか
最近アメリカ人の間でカンフー人気が再燃してるのか?
銃弾がびゅーっと飛んでくスローモーション+なぜか東洋系の多い集団とのカンフー・アクション・・・
どことなく映像革新を起こした『マトリックス』風。

スナイプスがこれまでのどっかコミカルで軽いブラックのイメージを一新。カンペキ、ヒーローにひたりきってる。
それも吸血鬼がらみなのは、ちょっとB級入ってて面白い+侍映画ファンだったのか!?と思うくらいの剣さばき。
これも4週間の特訓したのかな?

どの吸血鬼映画も血を吸われる美女のシーンは妙にエロティックなんだよね。
ロシア語?喋って退治するヒーローはとことんクール。

「彼らはそこら中にいる」

バーの中では日本人の女の子がコスプレ状態で歌って踊り、それを見る日本人おやじたち。
あーそーかい、日本人はみんな吸血鬼かい
傷がすぐ治るなんて便利だなー。日焼け止めクリームと紫外線カットのメットで昼間歩くってのが笑える。
現代の知恵を使えば、かなり快適な暮らしになったんじゃないの、ヴァンパイアたちは?


■『奇蹟の輝き』(1999)

監督:ヴィンセント・ウォード 出演:ロビン・ウィリアムス ほか
「死後の世界」のハリウッド版をウィリアムズが演じる異色ドラマ。
天国と地獄をCGで創り出すテリー・ギリアム風。
♪There's no Hell below us, above us only sky. すべては魂のままに。

「悲しみはいつまで続く?」「自分が終わりと決めるまでさ」

私の大好きな『メイド・イン・ヘブン』にも似てる。
リインカネーションが本当なら一番最初の人生って一体誰だったろう?
中には転生して地獄へ行った者もいるだろう。そしたらもう生きてやり直せないのか?
いろんなルールがあっても、やはりそれは個々の想像の世界なのか?

自分を許して、理解して、認めることが何より難しいのだろう。
人生は、それを学んでいくための長い永遠の旅だとしたら・・・?
「自分は存在する、と意識した時に自分は存在する」か。
犬は犬に生まれ変わっちゃうのかしら?w

絵の具で描いた山、川、湖、家を歩くシーン等イマジネーションのふくらむ限り、映像技術も日々進歩してゆく。
想像できることは実現できる! What a mysterious, wonderful universe!


『サビ男サビ女』(2011)

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『サビ男サビ女』(2011)
監督:藤田容介、松梨智子、呉美保、関口現、筧昌也

ハゲマシガールズ
出演:桜庭ななみ、川村エミコ、白鳥久美子、中村倫也、杉村蝉之介、荒川良々 ほか
なんだろ、このわざとらしい芝居はw
以前はひどい引きこもりだったチハルは、チアガールから転身したハゲマシガールズとなって、
世の中の落ち込んだ人たちを励ましている。
行きつけの喫茶店のマスターが励ましてほしいのは、52歳の野球選手
チハルはカレシから「偽善者」呼ばわりされて落ち、その影響か野球選手は引退を決意してしまう。

 
バイトくんと、良々が出てるv


良々そっくりなコケシ怖い


Boy? meets girl.
出演:中村蒼、蓮佛美沙子、草野イニ ほか
クラスでまったく冴えない幸之助は、高嶺の花のカメラ部カオリに恋している
メイクアップアーチストを目指す友だちに女装させられ、原宿デートしていたら大モテ
それから、カオリとはカメラマンとモデルとして仲良くなる。撮影で入った山で遭難し・・・

どーみても男の女装にしか見えないのに、周りは全然気づかないってありえない。


くれえむないと!
出演:友近、福田転球 ほか
3ヶ月電気料金を滞納して電気を止められた繭子は、苦情の電話中に切られたことにまた怒る
謝罪しにきた社員・葛西を引きとめ、冷蔵庫の中身を弁償してもらい情が移る。
しゃぶしゃぶに誘い、誘惑するも「帰る」と言われて、また逆上

友近さんの普段のネタに出てきそうな女性。


せびろやしき
出演:小泉今日子、森下能幸、堀部圭亮、田中哲司 ほか
サラリーマンの岡田の妻・真弓は、以前、家がネコ屋敷になって引越しせざるを得なかったのにも懲りず、
リストラされたサラリーマンを大勢家に呼んでしまう

岡田がトイレの便座が上がっていることに不信感を抱いて聞くと、
真弓「あーそーじしたかも」「ちょっ! なんだよ、それ」て間がコントになってる/爆

真弓「可哀相になると、放っておけなくて、ついウチに連れてきちゃうの」
サラリーマンズに「なにかお仕事ないですか?」と聞かれ、ゴキ退治で騒ぎ、殺したのは夫。
謝る真弓に「分かればよろしい」「ヨっちゃん、大好き!」「オレも大好きだよ

 
ナンセンスコメディの世界なんだな。田中さんはお笑いのコントとかも合う、絶対!

挿入歌がどれもカッコよかった


めんた

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先日、ライヴ友さんからもらった立派な明太子を、
早速家のトースターで焼いていたら、脂が勢いよく燃えて、30cmくらいの炎が出た/焦
慌てて息で吹き消そうとしたら余計に炎が大きくなったから、コップの水をバシャバシャかけてようやく消した。
ふぅ〜〜〜軽く火事を出すところでした。。。その後の部屋の煙いこと。。。危険×5000

ひさびさ新宿TSUTAYAに行ってみたら、さすがにあれだけあったビデオテープの在庫がなくなって、
薄いケースのDVDにほぼ変わってた(一部残ってたけど、需要あるのかな?
以前はビルの奥まであったのに、店の規模も縮小されていたし。
ビデオテープは全部売っちゃったのかな? 捨てちゃったのかな? なんだかしみじみしてしまった

で、その帰り道、こないだ買ったばかりの手袋をどこかに落としてきた模様。。短い縁でした



「ブラッデストサキソフォンのスイングサーキット 2回目」
あれ? 結局、今週も甲田さんが司会?

♪Jumpin'Jack
修二さん作曲「コンセプトはまったくナシ。気晴らしにギターを弾いてたらできた」
レコーディングしてた時、Cohさんはアメリカでジョギングしてた

ユキさんにまたXmasの予定を聞いてるしw
Cohさん「つねに浮いてたいるけどね」

居酒屋紹介コーナーは、川崎チッタのそば「みゆき乃」DJコブラさんの奥さまの店。
Cohさんと甲田さんがレポ。また馬刺し?!
その後、自分たちにすごいダメ出しして反省しきり

新譜のジャケについて紹介。
甲田さん「あの線を見てるだけで気持ちがいい」「タイトルがまた潔い」

♪When The Saints Go Marching
福島さんヴォーカルの曲でお別れ。



その他のトピックス。

「秘密結社 鷹の爪」がアメリカ進出!
わお!祝 だけど、あのナンセンスギャグをどう英訳するの? 島根県ネタとかw


■「和風総本家 豆助っていいな。展」@渋谷ヒカリエ9FホールB

2014年1月2日(木)〜1月13日(月・祝)開場11時〜閉場20時(2日のみ13時開場。最終入場は閉場の30分前まで)
これは見なきゃ


名優、ピーター・オトゥール逝去…享年81
老齢になっても、あらゆるジャンルに柔軟に出演していたのに、はぁ・・・寂しいなあ。




図書館で借りたCDシリーズ。

欲望/東京スカパラダイスオーケストラ
ジャケが昭和のかほりが漂ってカッコいい。
ゲストヴォーカルは、エゴのよっちゃん、永積くんが2回目参加/驚



「lyrics」もアップしました。

Rhythm and Blues/BLOODEST SAXOPHONE

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Rhythm and Blues/BLOODEST SAXOPHONE
2013年12月11日に発売されたブラサキ8枚目の新譜を初聴きしながら、
ライナーには各曲にメンバのコメントが書いてあるのと、
インタビュー記事を読んで参照にしつつ、感想をメモってみた
ライヴですでに何度か聴いてる曲も多いから、素晴らしいアルバムに仕上がってることは、聴く前から充分に分かってるんだけどね


【インタビュー】
Bloodest Saxophoneの驚くべきレコーディングを甲田ヤングコーン伸太郎が語る。「“さらば現代”(笑)」



1.Deacon's Hop (MONO)
クラップがすでにかっちょいい。ビッグJの愛嬌ある笑顔を思い出す。

2.Go Power! (MONO)
これを最初にレコーディングしたのかな?
1部屋で一発録りってことで、最初の1、2曲を録音する際にマイクの位置など決めるのが大変だったってインタビューに書いてあったっけ。

3.Long Vacation (MONO)
新譜を聴くたびに思うけど、こんなステキなメロディが無から産み出されるのがフシギな奇跡に思える。
軽妙でウキウキさせてくれるハッピーな曲。楽しいままフェイドアウトしていくから、ちょっと寂しさも残る。

4.-Announcement- (MONO)
ところどころにSugar Spectorさんによる曲紹介が入ってる。

5.Caravan (MONO)
ライヴではCohさんの爆音に毎回ビックリしてしまうw

6.Tondeluyo (MONO)
ビッグJの原曲と聴き比べてみたい。タイトルの謎も本人から聞きたいしw 妖しい色気がある。

7.-Announcement- (MONO)

8.There Is Something On Your Mind feat.Yasuyuki Fukushima from Ban Ban Bazar (MONO)
待ってました、福島さんのヴォーカル。歌にもライヴ感が伝わってくる。
これら全部、その場で通して録音したって信じられないなあ!驚

9.SNK Shuffle (MONO)
リズムが好き。伊東ミキオさんのピアノが入って、さらに豊かになってる。

10.Jake the Dog Stomp (MONO)
ストンプってこう跳ねる感じのリズムかな。修二さんのギターソロに注目。もうすでに折り返し地点か。

11.Twilight On MacDougal (MONO)
Cohさんの米旅行が反映してるのかな。風景もいっしょに感じてみる。

12.Salute To The Basement Floor (MONO)
Cohさんの曲紹介には文才も感じるなあ。モノクロのサスペンス映画のバックとかに合いそう

13.-Announcement- (MONO)

14.When The Saints Go Marching In feat.Yasuyuki Fukushima from Ban Ban Bazar (MONO)
ふたたび福島さんのヴォーカル。来年3月のクアトロワンマンでは生で聴けそうだなv
ドラムの聴きどころもあって、熱いライヴ感満載
バッキングヴォーカルに黒川さんも入ればよかったのに。

15.Manhattan (MONO)
泣かせるsaxが甲田さんらしい。曲紹介は詩的。

16.Jumpin'Jack (MONO)
修二さん多作だなあ。ライヴではギターソロの時はベースの絡み具合を見てしまうんだけど

17.Baron (MONO)
そのベース、タケオさん初の作曲/祝 ドラムとの絡みもかっちょイイ。腰にくるリズム。
部屋がライヴハウスになったみたいな気分

18.Short Trip (MONO)
バス旅なんだ、いいねぇ もうあと1曲なのに、どんどん楽しく盛り上がっていく

19.-Announcement- (MONO)

20.Ain't Nobody's Business (MONO)
ミキオさんの痺れるピアノから。こないだスクリーンで録音風景を見たこの曲でお別れ。
Cohさんがマイクからけっこう離れた位置で身を捩って熱唱してた/驚
大好きなブルース、魂入ってます/泣


また頭から何度も聴きたくなる。ジャケデザインすべてこみで感動の1枚。大勢に聴いてほしいなあ!



全日本フィギュア2013 男子ショート

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全日本フィギュア2013 男子ショート@さいたまスーパーアリーナ
完全生中継でOAされた。総合司会は太一くん。


公式練習の模様も1時間番組で流した。羽生くんのとんがったインタビューいいねえ!

<ソチ代表選考基準>



●町田樹

♪エデンの東 4×3決めた! トリプルアクセル、安定したスピン、トリプルルッツも成功。
トップバッターの重圧もなく、集中して、感情こめて滑ってる。ほぼ完璧な仕上がり。
顔を覆ってガッツポーズ。丁寧な挨拶に観客も総立ち。93.22。
「僕にとっては最後のOP。ここで弱腰でどうする?」
「OPに行くのは僕だと強く信じている」て静かな受け答えの中にも強い闘志を感じる


●無良祟人

♪ミニー・ザ・ムーチャー、ジャンピング・ジャック お父さんはOPにジャンプのミスで届かなかった。
4回転は手をついた、トリプルアクセルは相変わらず高い! 会場中が拍手に包まれた。
色気も出てる。ルッツは単独になってしまった。テンポアップして、大きく動く見応えあるショー的ステップ。


●村上大介

♪レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 4回転は転倒。トリプルアクセル、3×2は落ち着いて決めた。
世界大会で見ないほかの日本人選手が見れるのもイイね。この曲誰かも使ってたな。
かなりスピードのある曲だけにステップを合わせるのも難しそう。舌を出してた。


●織田信成

織田くんにも反抗期があったんだ ♪コットン・クラブ テーマは笑顔
4回転は3回転ループに。トリプルアクセルはキレイなランディング。やわらかいスピン。3×2。
表情は硬いかな。明るく跳びはねるステップ。コンビネーションスピンでラスト。ガッカリした感じ。


●山田耕新

♪雨に唄えば 寒いって演技からスタート、3×2はだいぶ軸が傾いたが堪えた。
ルッツもバランスが崩れた、傘を持ってる仕草とか細かい振り付け。ダブルアクセル。
フライングアップライトスピン。ステップでも傘を持ってる感じで面白い。今シーズンで引退する選手。

●中村健人 22歳

♪ジプシーファッションより 久しぶりに見たな。3×3、トリプルアクセルはダブルに抜けた。
衣装が中世のようで凝ってる。ステップがドラマティックなのが魅力。
ルッツはバランスが崩れた。さまざまな形でのスピン。


●磯崎大介 19歳

♪OBSEDUCTION 初見かも。ルッツは転倒、3×2で挽回、
静かなピアノ曲から一転ドラムの効いたリズムでステップ。
ダブルアクセルがラストジャンプ。そしてまた静かなピアノに戻ってフィニッシュ。


●羽生結弦 19歳
 
ディフェンディングチャンプとして登場。♪パリの散歩道 不敵な笑みを見せる。
4回転お見事!しびれる〜 柔軟なスピン、目に強い力が宿ってる。
後半にトリプルアクセルも成功。余裕さえ感じさせる、3×3も胸のすくようなジャンプ。
前回の世界記録更新が偶然じゃないことを証明してみせてくれた。彼をOPに送らんでどーするってゆう200%の出来

 

「この表情はまだ出来たということでしょうか?」とアナ。毎回惚れ直すよ、まったく。103.10点て!ワオ!


●高橋大輔

すげえなこのつながり!ゾクゾクする。♪バイオリンのためのソナチネ 
高橋も故障を抱えての出場。4回転跳んだ! トリプルアクセルでまさかの尻もち/驚×5000
3×3は確実に決めたのはさすが。ステップは追随を許さぬ表現力。スピンでもよろけた。


まだ完全な調子じゃない中で、意地を見せた。モロゾフさんいない?
右脚のすねを怪我して踏ん張りが利かない状態。この時期に故障は辛い試練だなぁ・・・
キス&クライでは涙ぐんでた。悔しいだろうな。


●小塚祟彦
 
小塚くんは股関節を傷めてる。♪アンスクエア・ダンス 4回転は着氷が乱れた。7拍子に拍手をあわせるのも難しいね。
トリプルアクセルはさすがの安定感。全員にOP出てほしいよ。3×3も危うい
後半はドラムだけって難しい曲。どんどん速くなるテンポでのステップ。
表情のつけ方も前に比べたらだいぶ柔らかくなった。90.70はシーズン・ベスト


●坪井遥司 21歳

♪FEVER 3×3から入った。トリプルアクセルちょっと着氷がグラついたけど滑らかなスケーティング。
ルッツもキレイ。スピンも安定。ジャズにのってのステップ。ムダな緊張もなく力が抜けた演技。


●佐々木彰生

♪風神 この人のキャラは独特だな。トリプルアクセルで転倒、3×3、
三味線からッロック調に変化して、踊っているようなステップ、順位というよりお客さんを楽しませたいんだな。
後半のラストジャンプは片手をあげてのフリップ。曲名同様、風みたいに軽い動き。ショーマンシップを感じる。


ショートは1位羽生、2位町田、3位小塚、4位高橋。まだまだフリーを見るまで分からない。
いや〜選手はもちろん、観てるほうもタフな試合

「明日は明日、やるべきことをちゃんとやりたい」と強気の羽生くんと対照的に、
涙目の高橋くんは「気持ちで負けないように、なかなか自分の調子が上がらないので、不安や緊張が出てしまって情けないです」
「あまり考えずにいいことだけを考えて、これで最後の演技になってもいいやという思いで」て、がんばれっ


『世界と日本の食料問題 食料自給率を考える』(文研出版)

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『世界と日本の食料問題 食料自給率を考える』(文研出版)
山崎 亮一/監修

【内容抜粋メモ】

●はじめに
2006年度、日本の食料自給率は39%まで下がり、先進国の中でもっとも食料自給率の低い国となっている。
「島国の日本が、食料を輸入にたよっていて大丈夫か」と議論がおきた。
1960年までは70〜80%あった食料自給率は、1970年ごろからずっと下がり続けているのはなぜか?
急激な経済成長によって所得が増えたこと、農業より工業を優遇するという第二次世界大戦後の政策も関係している。


●問題は食料が余っている国・足りない国があること
世界の食料総生産量は、年間20億t。
数字を見るかぎり、人類にとって食料は充分足りていることになる。


●食料自給率の高い国ほど食料を輸出している
3大穀物生産国は、EU、アメリカ、オーストラリア、カナダ。
食料自給率が高いのはオーストラリアの173%、カナダ168%、アメリカ124%。


●狭い国土
先進国で食料自給率の低い国は、韓国44%、スイス54%。
共通点は、国土が狭く、耕地面積が少ないこと、工業がさかんであること。
2005年には所得が8倍に増え、食生活が洋風化したことにともなって、
食料を輸入するようになり、食料自給率が低下していった。


●輸入するほうが安い
国産にくらべ、外国産は安く手に入れることができる。
肉類の需要が増えるにつれ、飼料として、大量のトウモロコシを安く海外から輸入している。




●貿易の自由化
海外では、輸入品にかける関税を低くする、自由貿易に動いている。
日本の米は、毎年約70万t輸入している。


●ミニマムアクセス米
きっかけは1993年の冷夏による「平成の凶作」。
米を外国から緊急輸入したおかげで、世界の米の価格が混乱し、
「ミニマムアクセス」(最低輸入義務)を受け入た。
国内農業を守るために、輸入米には778%という高い関税をかけている(2010年




●食料生産は国際的なビジネス
食料は、世界市場で毎日、流通し、巨額の資金が動いている
世界市場を舞台に食料調達のためのきびしい取引を24時間おこなっている。
食料ビジネスを有利に進めることは、食料政策にとって重要な課題。


●食料自給率の計算法
日本は「カロリーベース食料自給率」を採用。
国際基準としては、「生産額ベース食料自給率」「穀物自給率」などがある。

2010年に日本が輸入したトウモロコシは約1750t、うち70%は家畜の飼料になっている。
牛肉、鶏卵を食べる=外国から輸入した穀物を食べていることになる。
和牛といっても100%国産といえるかは疑問。




●TPP(Trans-Pacific Partnership 環太平洋連携協定)は「平成の開国」
輸入品の関税をゼロにして、貿易の完全自由化をめざそうという協定。
今よりずっと安く売られるようになると、農業関係者の生産意欲が下がり、
日本の食料自給率はさらに14%まで下がると予測されている。


TPPに反対して行われた集会


●食生活の変化
日本人は米を食べなくなっている。代わりに小麦が約1.2倍、肉類が約4倍、砂糖が約1.2倍
揚げ物に使われる油脂類が約3倍に増大。
食卓が豊かになり、カロリー源が大きく変化した。
→主食の米を今の倍以上食べ、肉類を1/5に減らし、魚を食べる必要がある

人口は1億2000万人まで増え、穀物の生産量は50%近くも減少したので、国内の生産量では足りない。
「減反政策」の影響もある。


●工業製品を売って、食料を買う国
2009年時点で日本は、中国、ドイツ、アメリカにつぐ世界第4位の輸出国。
食料の60%を輸入しているが、外国産の食料価格は安いため、総輸入額は10%以下。

経済大国と言われた日本は、中国、韓国にはげしく追い上げられ、
海外での食料の買い付けで負ける「買い負け」も起きている。


●農地が住宅地にかわる

耕地面積は、年々減少している。
「休耕田」の面積も増え、実際作物がつくられている耕地は400万haしかないともいわれる。

米の消費が減少し、生産するほど米が余ってしまう。
1994年、食糧管理法が廃止。農家が米の販売を自由にできる制度になった。
しかし、減反しても米はまだ余っている。


●農業の働き手の減少、高齢化
農業人口の減少と高齢化は深刻な問題。
兼業農家の増加(農業で得られる収入は、平均200〜300万円/年
農家1軒あたりの耕地面積が小さく、高い収穫量をあげることができない。


●水産業
世界屈指の水産国家と言われてきた日本は、生産量がピーク時の半分以下になり、
魚介類の自給率の低下、調理の煩わしさなどから若い人の魚ばなれの問題を抱えている。
給食で嫌いな料理の第1位は魚料理という子どもが多い。

重労働の漁業にたずさわる人の減少、「200海里規制」で制限され、将来に夢を持てないことも原因となり、
かつて自給率100%以上だった魚介類も、輸入に頼るようになった。


●自給自足へのみち
食料の中で割合が高いのは穀物類。
狭い国土の日本では、農地の利用率を向上させなくてはならない。
生産量が増えている野菜・果物は、広い土地がいらない、集約的に栽培できる、温室栽培などによる「施設型野菜」
→温めるためにたくさんの石油が必要という課題もある。


●付加価値の高い食料づくり
おいしさと健康面で日本食が世界的なブームになっている。
緻密な管理による安全・安心な食料生産は、世界に誇る技術。
品種改良などの工夫をして、イチゴ、サクランボなどは品質にバラつきがない。


●輸出用換金作物(市場作物)
代表的なものは、コーヒー、紅茶。ほとんどが開発途上国で生産されている。
植民地時代に生まれた。大企業が経営するプランテーション(大規模農場)で生産され、
その価格はおもにロンドンやNYなどの商品取引所で決められる。
輸出で得たお金で、食料を外国から輸入するため、不公正な取引価格が国民の食生活を直撃し、
働いても働いても、つねに食料不足に苦しめられる。


●食料自給率は高いのに栄養失調
穀物自給率が122%のラオスは、栄養不足の割合が40%。ミャンマー、バングラデシュも同様。


世界では2億人以上の子どもたちが労働力として使われている


2007年、スイスの有名なチョコレートメーカーが、子どもたちを働かせて
不当に生産されたカカオを買い付けているとして、国際団体から告発された。


●フェアトレード
現地人を雇って生産した農作物が不当に安い金額で買い上げられる取引は、
先進国による奴隷貿易と呼ばれ国際的にも大きな問題となっていた。

日本では衣料品・雑貨などのフェアトレードに力を入れているが、
売上額は欧米に比べるとはるかに低い10億円(2007年
アメリカ1178億、イギリス1136億円。


●食料価格の変動
天候に恵まれて豊作だと食料価格は下がり、干ばつが続くなどの影響で生産量が減ると食料価格は上がる
自然条件だけでなく、2007年には石油価格が値上がりし、アメリカなどがバイオエネルギーを生産するため、
大量の穀物を買い付けたことで、穀物価格が大きく値上がりしたこともある。

経済力のとぼしい国は、食料価格が上がると生活を直撃し、とたんに飢えが国民を襲う。


●食のグローバリゼーション
人も物も国境をこえ、自由に往来する時代。最大の課題は、食料の安定的な輸出入。


●日本の高い灌漑技術
灌漑技術ひとつで、米の収穫量が決まる。
日本の灌漑技術は、世界的に高い評価を得ている。

日本のJICA(国際協力機構)はアフリカのルワンダに青年海外協力隊員を派遣し、
稲作に関する農業土木技術の指導を行っている。


●WTO(国際貿易機関)の農業交渉
1995年に誕生。153カ国が参加。
設立の目的は、地球を1つの市場とし、国や地域の枠をこえ、世界規模で経済活動を効率よく進めること。

2つの原則
「最恵国待遇」加盟国がすべて同じ貿易条件で取引すること。
「内国民待遇」輸入品と国産品を同等に扱うこと。

日本にとって、食料貿易の完全自由化は、食料自給率をさらに低下させる恐れがあるとして反対意見も多く、
国際社会と、国内農業の保護の両面できびしい対応を迫られている。

 


全日本フィギュア2013 女子ショート

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全日本フィギュア2013 女子ショート@さいたまスーパーアリーナ

【女子ショート】

●本郷理華

♪ドン・キホーテ 3×3は落ち着いて決めた。フリップも成功。氷に赤と黒の衣装が映える。
ダブルアクセル、スピンも安定。長身を生かしてのステップは曲とピッタリ合ってる。
スピードも落ちてないスピンでフィニッシュ。ノーミスで見事。
おお、長久保コーチか。母もフィギュア選手だったんだ。


●宮原和子 15歳

控えめながら闘志が燃えてる 144cmなんだ。♪戦場のメリークリスマス 季節柄もピッタリ
静かなピアノ曲でステップから入る。3×3キレイ。レイバックスピンも速い。
ループ、スピン、ダブルアクセル、安心して見ていられるね。プログラムがすっかり体に染み込んでる。
花もいっぱい投げ込まれて人気者。66.52! インタビューも静かな受け答えでほんと可愛い


●大庭雅

♪テンペスト ループは単独になった。3×3ここにコンビネーションを入れた。動きに色気がある。
ダブルアクセル、クルクルと回るステップ、手の先まで神経通ってる。スピンも速い。
ノーミス。顔小さいなあ! 日本には伸びてく選手がまだまだいて頼もしい。


●中塩美悠

♪ミュージカル「フォッシー」 3×3は伸びがある。昭和歌謡みたいな曲だな。
フリップ、ダブルアクセル、レイバックスピンはちょっとブレた? ビニル素材みたいな衣装。
柔らかな笑顔で大きく動くステップも華やか、スピンでフィニッシュ。見応えあるプログラム。


●今井遥

♪無言詩二短調作品109 え?今まで感覚だけでアバウトに跳んでたの?
ダブルアクセル、3×3キレイに跳んだ、スピンも速い、ループも決まって笑顔。
キレのある動きのステップでキビキビしてる。柔軟なスピン、たおやかさも魅力。
満面の笑顔で満足な出来栄え。ここぞという舞台で調整してきた。60.63。
そうだ、盲腸もう大丈夫? 入院してたんだ。「リンクに立てることが幸せ


●木原万莉子

「大腿骨頭すべり症」という難病を克服して、2年間のブランクからの挑戦。♪コットン・クラブ
3×3成功。病気してたなんて全然見えない。ループ、スピンも確実で速い。テンポアップしてステップ。
丁寧に滑ってる。後半にダブルアクセルも入った。ノーミス。


●安藤美姫 26歳

真央ちゃんと同じグループで滑るのは、2011年の世界フィギュア以来。ほんと久々見た。
♪My Way 3×3相変わらず安定してる。ルッツも高さがある。ダブルアクセルも成功。
大らかな名曲にのって、笑顔でのステップ。感情のこもった動き。感極まった表情でラスト。64.87SB出た。


●浅田真央
 
♪ノクターン トリプルアクセル跳んだ! フリップ、スピンもキレイ。
3×2が後半に入る。こぼれるピアノ曲にフワっとのって、癒しの空間をつむぎだす。
切ない表情も、やわらかい微笑みも、すっかり成熟した真央ちゃんの集大成の完成形が見れたv
73.01素晴らしい。点数が出ても冷静。「全体的には良かった」アクセルは回転足りなかったの?


●村上佳菜子

大会直前にプログラムを急遽変更。♪ヴァイオリン・ミューズ 2シーズン前の曲。
3×3跳んだ。集中の中に今大会に賭ける意気込みを感じる。フリップ、ダブルアクセルも決まったv
カナちゃんらしい思い切りの良さ、感情のこもった表情、スピンで盛り上がりのラスト。
ノーミス演技で涙でクシャクシャになった。号泣しながら山田コーチに抱きついてたし。67.42、点数見てまた号泣。
「泣いてるんだか、笑ってるんだか」てアナ。会場からもちょっと笑いが起こってた。


●鈴木明子
 
♪愛の讃歌 会場から歓声が多かった。3×3キレイに入った! みんなベストコンディションに合わせてるなあ。
ループも滑らか。これまでのスケート人生を重ね合わせたプログラムなのか?
ダブルアクセルとともに名曲のメロディがピッタリ重なった。感謝の熱い心のこもった彼女らしいステップ
これまで数々の感動シーンが蘇るような渾身の演技。「日本が誇る氷上アーティスト!」てアナ。
黄色い歓声とともに観客は総立ち。素晴らしい選手だなあ。長久保コーチも満足な笑顔。
長久保コーチの好きな曲を選ぶっていうのもステキ。70.19出たねえ!

山田コーチにも「頑張った!」と抱きしめられて、涙が浮かんでた。
いろんな声にこたえて、なかなかインタビューブースにたどり着かない
「震えるぐらい緊張してあくびばかり出た」

「初めて嬉しくて泣いた。ほんとに苦しかった」
カナちゃんはまだ泣き顔w 鼻をすすりながら答えてた。

女子ショートは1位浅田、2位鈴木、3位村上。フリーも力入るねー


全日本フィギュア2013 男子フリー

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全日本フィギュア2013 男子フリー@さいたまスーパーアリーナ

【男子フリー】
「ここから先は、伝説だ」て、いろいろコピー考えるねえw

●田中刑事

♪ドクトル・ジバゴ ララのテーマか。4回転は途中で開いた。ジュニアのエース。
3×2、2×2、怪我を乗り越えての演技。丁寧にエレメンツをこなしていく。
後半はアクセルから、3×2×2、ルッツ? フリップ、スタミナはどうか? ループでラスト。
コレオステップシークエンス、コンビネーションスピンで決めポーズ。疲れた表情。


●佐々木彰生

♪80s アクセルはバランス崩れた、最初からトップギアのスピード感、3×3、拍手も大きい。
アクセルで転倒、ほんとに個性的な雰囲気持ってるな。サンバのリズムでステップ。
急に静かになって、ループはダブルになった。豹みたいな衣装も独特。
また速いリズムに戻って3×2、手をあげたフリップは転倒、もう一度手をあげてルッツ、
ダブルアクセル、ちょっと猫っぽいポーズでフィニッシュ。ハートマークの横断幕がたくさん。
先週イタリアの大会から帰ったばかり。「最初から最後まで踊ってる」て本田さんも評価。爽やかな笑顔。


●無良祟人

♪Shogun 4回転は回りすぎてフェンスに当たりそうになってた 3×3はキレがいい。
1×2なんと得意のアクセルが抜けた!驚 プレッシャーかかるよなあ、父親の夢も背負ってるんだもの。
ループもシングルに抜けた。どーした??? 3×3着氷乱れた。苦しい4分半。
フリップ、立て直せるか? 曲も盛り上がって、ルッツ、サルコウ、最後は一周してきめポーズ。


●羽生結弦
 
♪ロミオとジュリエット 最終グループのトップバッター。
一瞬も見逃せないこの緊迫したムード。もう選手を信じて見守るしかできない。
2種類の4回転の最初は転倒。トゥーループの4回転は低姿勢になって堪えた!
フリップ、3×3、3×2は手をあげた。ループ、1つ1つに気持ちがこもってる。
3×1×3、ルッツも低姿勢 曲の盛り上がりとともにイナバウア、鐘の音とともにスピン。
膝をつくフィニッシュ。どんなに滑っても彼の100%満足には至らないんだね。
194.70、297.80 なんかもう羽生くんに金とってほしい気がしてきたなあ!


●宇野昌磨

♪Steps 高橋のビデオを擦り切れるほど見たという。また初々しい選手が出てきたな。
トリプルアクセルは転倒。ルッツ、ループ、スピンも柔軟でショートではレヴェル4。
小柄ながら粘りのあるスケーティング。3×2、3×2、フリップ、3連続も安定。
サルコウ、スピンの速さも落ちてない。見事すべり切って満足な顔。山田コーチか。


●織田信成

♪ウィリアム・テル序曲 4×2出た! 次はトリプルになった。やっぱあの手の動き気になるw
3×2、しんと静まり返った会場、後半はトリプルアクセル柔らかい着氷、3×1×3よしv
「最後まで諦めないこと」フリップ、ループ、ダブルアクセル、そして弾ける笑顔でステップ、
会場が拍手で溢れる。パパ頑張った! 子どもたちはもう寝ちゃってるかなあ?
178.75。あ、また涙目。「大ちゃん、がんば〜!」て優しい


●高橋大輔

昨日は観客がはけた後、1人静かにリンクを見つめていたという。12回目の全日本。さて。
♪ビートルズメドレー 練習でも転倒してたな。どこまで踏ん張れるか?
4回転は転倒。次の挑戦は3回転? 攻める気持ちは変わらない。アクセル、集中したいい表情。
手を切って血が出てる驚 3×2は手をついた。3×2×2、ループはダブルに、
フリップ、表情は優しい笑顔で、サルコウ、開脚のジャンプも高い、雨のように降り注ぐ花束
キス&クライでも涙、涙。こんなに泣いてる姿も初めて見た。
どんな姿でも感動を与えてくれる素晴らしいトップランナー。真っ赤な手が痛々しい


●町田樹

歓声にもだんだん力が入ってきてる。♪火の鳥 4回転は堪えた! 4×2スゴイ!
細かいメロディもよく捉えてる。3×3、漲る闘志が衣装の炎と重なる
後半はトリプルアクセルから、佐野さんがいたらなんとコメントするかなあ!
ルッツ、3連続、パーフェクトのジャンプ! おっと、コレオシークエンスでなにかトラブル
スローで見ても美しいジャンプ。昨シーズンから滑りこまれたプログラムで勝負を賭けてきた。
183.82、277.04は表彰台確定/祝


●小塚祟彦

町田の演技を食い入るように見つめる小塚くん。衣装も紫に変えた。♪序奏とロンド・カプリチオーソ
4回転はなんとか堪えた。トリプルアクセル、3連続、1つ1つの動きがムダがなくて品があるのが魅力。
3×2、スピンも丁寧、フリップ、サルコウもキレイに決まった。軽ろやかなステップ。
ルッツで転倒 イーグルから2×2、最後は安定したスピンの連続でフィニッシュ。ホっとした感じ?w
以前の不調さは見られない。最終滑走を堂々と締めてくれるのは経験値の高さか。
キス&クライで「頭がパニック!」てゆってる。174.11、ギリで3位に入った。



優勝は羽生くん、ソチ決定おめでとうううううう! 2位町田、3位小塚。
4位織田、高橋は5位、無良が6位。あとの2枠はどーなる!?

羽生くんのインタビュー。
「今、(ソチ)決まりましたといわれないと気づかないくらい。
 全日本チャンプは関係なく、OPというより次の試合として頑張りたい。
 早くサルコウ決めたいです。今回は自分のペースを大事にして確立できた」
アナが具体的な目標にメダルを聞きたかっただろうけど、ノーコメント。


高橋くんはインタビューでも絶句。切れた手が痛そう。言葉にならずに、そでにいったんはけて、
「自分の演技ができなかったのに、応援してもらったのが嬉しくて、
 これが最後かと思ったら、ありがとうございますという気持ち。
 悔しいと同時に、これが僕自身の実力なんだ、ちゃんと前を見てなかったのが原因」て自分に厳しすぎだよ

勝負の世界は、必ず勝者と敗者がいるのが辛い。高みにのぼるほど余計に。
のぼっても、落ちても、人間的な成長につながるんだな。


全日本フィギュア2013 女子フリー

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全日本フィギュア2013 女子フリー@さいたまスーパーアリーナ

●中塩美悠

♪アランフェス協奏曲 ルッツ、2×3、凝った衣装。眼力が効いてる。
ループ、ステップシークエンスも細かい音をとらえて丁寧に滑ってる。
おっとフリップ転倒。3連続で挽回、今年の西日本選手権優勝者。
トゥーループ、スピンも柔軟、最後までしっとりした色気のある雰囲気をつくってた。


●本郷理華 17歳

♪ミス・サイゴン ルッツからスタート。3×2、ピアノの流麗なメロディにあわせて華のある選手。
3×1×3、2×3、ループ、曲が盛り上がってステップシークエンスもスピード落ちず、よく動いてる。
サルコウでラストジャンプ。コレオシークエンス、思いきって手脚を大きく動かして迫力がある。
長久保コーチも満面の笑み。鈴木の後も楽しみだねえ。176.31SB出した。


●木原万莉子 16歳

♪真夏の夜の夢 ターコイズブルーのステキな衣装。ルッツ、フリップで転倒。
3連続は手をあげて、しなやかなスケーティング、イーグルから2×3、サルコウ、
こまやかな振り付けのステップ、ループ、スピンも多彩で安定感がある。
最後まで丁寧に滑ってる。みんな実力者ばかりだな。ラストのスピンも速い。


●大庭雅

♪レ・ミゼラブル 自分で曲を編集したってスゴイ。トリプルアクセルは転倒。
とくに緊張もみせず堂々としたすべり。2×3、曲に没頭している雰囲気。
サルコウはどうか? ほとんど助走なしからのループが得意。ちょっと残念な表情。
第3グループはこれから日本女子を引っ張っていく選手たち。


●宮原和子

♪Poeta 3×3安定してるなあ! 左回転から右回転へのスピンが見所。
ループ、ダブルアクセル、後半のジャンプも好調、今年は大躍進だねv
3連続、スピン速い、ビールマンも軽々、サルコウがラストジャンプ。
小柄な体をいっぱい使ってキレのある滑り。決めポーズもカッコいい! すごい花束
最終グループのトップバッターを見事に務めた。キス&クライでは人見知りっぽい顔になるのが可愛い
191.58出た。「今回がムリでも次のOPに取り入れられるところとか、他の選手を見て勉強したいと思います」て


●鈴木明子 28歳

13回目の全日本てすごいなあ。♪オペラ座の怪人 自分のためじゃなくファン、コーチ、母のために滑る。
3連続からのスタート。2×3、ルッツ、有名な曲だけに音に負けられないもんね。
花が咲いたような柔らかい衣装が笑顔とよく似合う。後半はループ、3×2、彼女のスケートにはいつもドラマがある。
サルコウでちょっとガッツポーズが出たような。まだまだずっと観ていたい気持ちにさせる余韻が残る。

 
最後は終わる前から感激の表情で、また跳ねてた。いつかもこんな風に跳ねて喜んだシーンがあったね。
また、たくさんの花束が投げ込まれた。長久保コーチも嬉しそう!
母から「わたしのために滑ってちょうだい」と言われたという。
キス&クライでも追うような拍手。144.99、215.18! また涙、涙、涙。

「ようやく満足のいく演技ができた。コーチも初めて泣けたと言ってくれた。
 現役生活悔いのないようにやりたい。すごく幸せな全日本でした」


●安藤美姫

OP対象から外れたことで「これが最後の滑りになる」とつぶやいてたニュースも読んだ。
♪火の鳥 町田くんと同じ曲か。3×2から、サルコウはシングルに、鈴木の後で自分の空気にもっていけるか?
2×3、ルッツもシングルに、サルコウ、3×2、うーん厳しい。ダブルアクセル。
いつもゆったりしたイメージがあるんだよね。終わりもちょっとはみ出た。これが最後じゃ、なんだか悔いが残る。
キス&クライでは彼女も涙、涙。全日本はほんとに特別な大会なんだな。これからもママスケーターとして活躍して欲しい。


「今まで練習してきた内容で、きちんとまとめる演技をする予定だったけれども、
 シーズンはじめからOPに行く条件として優勝しかないと言われていたので、
 今朝いろいろ考えて、今できるスケートでまとめてキレイに終わるか、
 もう1種類入れて自分らしく終わるか迷ったんですけど、キレイにまとめるよりも自分らしくいたかったので、
 難しいほうの演技構成にして、結果、不安ばかり残ってしまった。
 2年前に、選手としてこうありたいという自分にたどり着いたので、悔いはない」泣いてゴホゴホしてた。


●今井遥

♪恋人達の夢 フリップ、ループ、3連続、ショートの好調さが今日も続いてる。
バレエのような品がある振り付け、後半は2×3から、3×2、サルコウ、ダブルアクセルはちょっと失敗
「ジャンプの不安でスピードを落とさない」という言葉通り、安定したスピード感。スピンもキレイにきまって嬉しそうな笑顔
125.53、186.16いい点数出たね!


●村上佳菜子 19歳

「行ってきます!」と元気よく飛び出した。♪愛のイエントル 3×3、調子のいい時のカナちゃんらしいジャンプ。
ルッツ、集中したステップ、後半は3×2、フリップ、ダブルアクセル、3連続のラスト!
感情こもったコレオシークエンス、これまた号泣か?って思ったら堂々とした笑顔! そしてガッツポーズの連発w
135.10、202.52出して、表彰台確定/祝 「やったああああ!」と叫んでから自制してたw そしてまた涙。

「自分がダメになるくらい練習した」「今日は(号泣は)なかったです」てw 
「こっからもっと上がっていけるんだと確信できた。(一番強くなったと思うのは)やはりメンタル面だと思います」
「周りの人にいっぱい頼ってきたので感謝しかない」


●浅田真央
観てるほうまで胃が痛くなるほどのこの緊迫感! 全日本7度目の頂点目指して。♪ピアノ協奏曲第2番
トリプルアクセルはなんとか堪えた。次は転倒か。フリップ、1つ1つ決めていこう。
軸のブレないスピン、2×3、サルコウ、1つずつのジャンプで息が詰まる。3×1、ループ、
ビールマンスピン、そして渾身のステップ、手拍子にのって笑顔も見せる。
なんとも言えない表情で終わった。126.49、199.50か〜、うーん3位。

 


優勝は鈴木、2位村上、3位浅田。勝負は分からないもんだなあ!
鈴木のここぞという場での勝負強さが見事だったというしかない。鈴木も号泣。

鈴木の優勝インタビュー
「信じられないです。1週間前ジャンプが全然跳べなくなっていたので、支えてくれた人への感謝しかないです。
 ソチでは自分の競技生活最後になると思うので、精一杯自分のスケートをしたいと思います」

周囲のチームもみんな涙。これが年中ツアーをまわる選手たちの姿なんだな


真央ちゃんのインタビュー
「自分が目指してた演技が出来なかったので悔しいです。最初の2つのエレメンツが出来なかった。
 1回でも決めたかった。感じた悔しさを忘れないで次の試合にぶつけたい」




ソチの選考が長引いている様子が生中継された。すぐ決めるんだ/驚

ペア高橋&木原組、ダンスはリード姉弟、
女子は鈴木、浅田、村上。
男子は羽生、町田、高橋大輔くんが呼ばれて、会場から大歓声があがって、涙する姿も見られた!


【安藤美姫が現役引退を表明】
主要な選手がごっそりいなくなっちゃうのは、なんとも寂しいかぎり。


『サンタクロースのおくりもの』(金の星社)

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『世界の絵本ライブラリー サンタクロースのおくりもの』(金の星社)
E・クラーク/作 J・オームロッド/絵 戸田早紀/訳

今年も図書館には十数冊のクリスマス本がコーナーになって並べてあった


●あらすじ

 

イヴの寒い夜、ひとりで寂しい年老いたロバは、サンタクロースといっしょに
近所の家々にプレゼントを運ぶ手伝いをする。
そして行き着いた先には、あたたかな家

 


銀色の線だけキラキラした絵の具が使われている。
ふさふさのロバの毛、やさしい眼がなんともいえず可愛くて、癒される


『グミ・チョコレート・パイン』(2007)

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『グミ・チョコレート・パイン』(2007)
監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:石田卓也、大森南朋、黒川芽以、甲本雅裕、犬山イヌコ、田中哲司 ほか
ed theme:♪少年ヤング/電気グルーヴ

「人生、七転八倒」

大槻ケンヂの半自伝的小説×ケラさんてことで、ちょこちょこ小ネタが笑える。
途中、途中、ちょっとブレる感じの映像とか独特。主役の石田くんも可愛い。

タイトルになってるのは、ジャンケンして言葉分だけ前に進んでいくゲームなんだけど、
私がやってたのは、グ=グリコ、チ=チヨコレイト、パ=パイナツプル だったよ。長野だけ?

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▼story
高校時代に好きだった山口から大橋(38歳)宛てに「あなたのせいなのだから」とだけ書かれた謎の手紙が届いた
当時の友だち川本、小久保から、山口が病気を苦にして自殺したことを聞かされ、余計に悩む大橋。

1986年。退屈な学生生活の中で、大橋の興味は山口のことばかり
友だち同士でノイズバンドをやろうと盛り上がり、楽器ができるメンバを募集したら
きたのはクラスの変わり者の山之上。女子のブルマーを盗んでいたのも彼

ジョン・カーペンターの映画話で初めて山口と話が弾んで、有頂天になる大橋。
オールナイトの映画を一緒に観に行って、火事騒ぎとなる
いい雰囲気になれたと思ったのも束の間、山口は急に不登校になる・・・




大橋の父が昔、プレスリーのコピバンやってたからって、もらったギターは、ギブソンじゃなくてギブボンw
山口が大橋に学生の時に渡した手紙の折り方はツボった! 流行ってたんだよねえ、思い出した/懐×5000

『ポチたま』でお馴染みの犬山さんが、バリバリなロッカー役でビックリ/驚
ed themeが電グルってつながりか、瀧さんも死後の世界を語る怪しい役でちょっと出てたw


あと、大橋の妄想で出てくる宇宙人がステキすぎ 背中がなんだか魚の骨っぽいし。
「キャプテンなんちゃらかんちゃらってライヴがあるんだろ?」「言うならちゃんと言えよ!」


 
田中さんは中古レコ屋の店員役。ストライプのTシャツに赤いエプロン姿。
「店があーーーー! 店長にいいい、怒られるぅううう!」
「自分ボックスですよ!」「知らねぇーーよっ!


ゆとり世代 vs さとり世代

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新宿TSUTYAでレンタルした際、初めてポストで返還ってやつにしてみた
100円追加されて(最大6枚まで)、専用の袋を渡され、返却日当日朝8時までに投函せよとのお達し。
それを過ぎると店頭で返却&延長料金が加算されるって仕組み。なかなか便利でよろし。


最近の気になるトピックス。

都心に直下型地震がきたら?@ニュース深読み
都心でマグニチュード7(だっけ?)規模の地震が起きた場合のCGが放送されて、
高層ビルがそのまま倒れたり、電車が折り重なって止まったりしている様子がリアルで怖かった

1981年より前に建てられた建物は、耐震診断を受けるべきだそうな。

「避難場所」と「避難所」の違い
「避難場所」は近所の公園、広い場所。「避難所」は小学校など。
まず、地震が起きたら「避難場所」に逃げて、その後落ち着いたら「避難所」に行く。
でも、食料、トイレは足りないだろうって想定。ダメじゃん

通電火災
都心は建物がひしめきあっているため、同時多発的に火災が起きるという想定。
阪神淡路の震災経験から、倒れた家具などで電気コードが切れて、
電気が回復すると、通電による火災があちこちで起こるという。


後半は「さとり世代」の話題を取り上げてて、聞けば聞くほど、共感してしまう自分がいるw


▼ブラサキがPV撮影したとのこと。早く観たい!


『「あなたがそばにいるだけで」Music Video(フル)/カサリンチュ
こちらはムロさん出演のPV。最後死んじゃったのかい?!


ボブ・ディランが4年ぶりの来日公演を2014年3月〜4月に開催
スタンディングでも¥13,000って! 生きるレジェンドのライヴは高い


織田くんも引退

アスリートの最終目標はオリンピックだもんねぇ・・・寂



図書館で借りたCDシリーズ。
昔、カラオケでよく歌ってた曲を借りてみてる。今回はジュディマリ。キーが高いんだよね。


The Great Escape/JUDY AND MARY
♪Over Drive、♪くじら12号 などよく歌った。

THE POWER SOURCE/JUDY AND MARY
♪そばかす、♪Birthday Song もよく歌った。

ミラクルダイビング/JUDY AND MARY

POP LIFE/JUDY AND MARY
♪ミュージック ファイター とか、変則リズムは難しいけど面白くて好き。

FRESH/JUDY AND MARY
♪散歩道 も大好き。

『クリスマスを見なかった?』(ドン・ボスコ社)

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『クリスマスを見なかった?』(ドン・ボスコ社)
ヴィッキー・ハウイー/文 キャロライン・ペドラー/絵 つばきうたこ/訳

クリスマス本

●あらすじ



家出をしているルカの愛犬クリスマスがいなくなってしまった
友だちのベニーとミーアはルカのために探しにいく。



「クリスマスを見ませんでしたか?」と聞かれた人たちは、
街の飾りつけられたデパートや、みんながスケートで楽しむ広場を教えてくれるが、犬はいない。



とうとう教会のパーティのごちそうをつまんでいる犬のクリスマスを見つける。

ルカ「みんながぼくに食べ物をくれて、寝る場所をくれて、やさしく接してくれた。
   今日、ぼくははじめて、人から大切にされた」

ベニーとミーア
「今日、ルカのためにやったことは、自分たちのためにやったことよね。
 おかげで、プレゼントを用意するよりも、イルミネーションを飾るよりも、
 ずっと幸せなクリスマス・イヴを過ごせたんだから」


なんといっても子犬のイラストが可愛い。
プレゼントなどより、友だちのために力を貸し、家に招いたことが
本当の意味での愛情だったと気づくお話




merry christmas to you all.




Christmas In Heaven/monty python




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