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ドラマ『顔』(2003)

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ドラマ『顔』(2003)
原作:横山秀夫
出演:仲間由紀恵、オダギリジョー、京野ことみ、海東建、品川祐、益岡徹、余貴美子、田中哲司 ほか

第1話はこちら。
似顔絵担当の捜査官を通して、警察内の女性蔑視や、児童心理について描いてるのが興味深い。

 
広報課・小松浩二役。いつも隣りの女の子と一緒に平野巡査に嫌味を言ってる


●第2話 目立ちたがる容疑者
銀行強盗の訓練中、ほんとうの強盗事件が発生。
広報のために写真撮影していた平野は、監察官に呼び出され交際関係まで聞かれる。
銀行にも犯人の顔を覚える担当がいるんだ/驚 訓練が10分遅れたのを知ってるのは署内の人間?
西島はカウンセラーから過去3件の暴力沙汰で異動になったことを指摘される。

「警察はただでさえ女のいる場所なんてないのに、マスコット的な存在が終わったら、あとはまるでお荷物扱いよ。
 努力して昇進したって扱いは変わらない」

警察内に記者が集まる部屋があるんだ/驚
これって囚人のジレンマってやつ?
広報は捜査の手伝いをしたら処分なのか?


●第3話 裏切られた愛を告発する似顔絵
地下道でヤミ金の男とモメて刺した若い男を、通りかかった母娘が目撃。
平野のあとを継いで似顔絵を担当している三浦が、やけに具体的な絵を描いたことに不審を抱く平野。
平野は以前、誘導尋問で捕まった犯人の似顔絵を描き直せと命令されて描けず、責任をとらされて左遷させられた。

「私たち女性警察官は今まで都合のいように使われてきたの。
 “婦警ふぜいが”と言われて重要な仕事から外されてきた」

犯人を逮捕するのが優先で、似顔絵は手段のひとつってのも一理あるが。

「女性警察官は組織のオモチャじゃない、道具じゃないんです。心だってあるし、傷つきます」

差し入れのおむすびデカすぎ! フットボールくらいあった。平野は最初から暗い性格じゃなかったのか。
捜査で描く似顔絵は、デッサン力だけではなく、目撃者から特徴を丁寧に聞いて描くことが重要。


●第4話 死刑囚の証言
マンションで野上という女性が窒息死し、死体には赤ペンで暴言が書かれてた。16年も同様の事件があり、迷宮入りしている。
「犯人はオレだ」などイタズラ電話が殺到し、手伝いにまわされる平野
死刑囚のヤナギが「犯人を知ってる」と証言。平野は似顔絵を描くよう言われる。

「似顔絵は、目撃者と描く者との信頼関係で成り立っているんです」

描いたのは若い女性。絵にソックリな飯田という美容師が浮かび上がる。
関内でまた若い女性が襲われ、被害者はまだ生きてた。飯田にはアリバイあり。

「婦警さん、あんたの腕は本物だ。死ぬ前にもう一度娘に会えた」泣かせるねえ。

記者「世間が喜ぶのは、非情殺人とスキャンダル」て、ほんと昔から人気だよね。
平野のナース姿サービスショットありv


●第5話 封印したはずの昔の顔
3人組による強盗事件。
平野は、検挙率NO1、県警に誘われても異動しないというカジマ刑事の特集取材を任される。
婦警は今度は尾行のカップルを装う道具か
カジマは犯人の1人に刺される。「青い鳥」とは? 12年前の大きな事件と関係あり?

西島は幼少時代のトラウマがよみがえる。


●第6話 完全犯罪を狙う犯人の素直な自白
秘密の曝露:犯人しか知り得ない事実

山でナイフが発見された。そのスクープを東都日報が報じた。連日のスクープに内部の情報漏えいではと不信感を抱く上司。
平野は東都日報の内村記者を見張るよう命令される。
射撃で準優勝となった神埼は、捜査一課に異動になったが、電話番、お茶汲み、コピーとり。
神埼と内村の2ショットがメールで流れる。


●第7話 愛する者たちを引き裂く一発の銃弾
神埼は特練の帰り、警官に職質して襲われ、拳銃を奪われた。婦警に銃を携帯させる決定が下ったばかり。
神埼は体中を殴られ重体。平野は神埼の代わりに捜一に貸し出され、ミノダ(佐野)刑事の下につく。

「これだから女は使えねんだ」

自分の名前の入った肖像画に誘われて入った美術商は元鑑識課で似顔絵を描いていた。
平野は施設で育った孤児。
絵を買うという女性の話から、描いたのは平野の父、描かれているのは母かもしれない?

神埼の意識が戻り、犯人は警官の格好をした女・鈴木。
あんなマニアックな店あるんだ 本物の警察手帳はどこで手に入れたんだ???
マニアック店員・芥川に撃たれて階段落ちした西島。改造拳銃だった。
佐野さんが刑事って怪しすぎ


●第8話 運命の再会
「いつかなんてないんだよ。やりたいことがあるなら今やらないと、後回しにしてたら後悔する」
平野は、昔から自画像が描けない。自分の顔が見えないという。

鈴木は女性を蔑視している男性化した人物ではないか。署内のカウンセラーはプロファイリングもやるのか。
「後悔なんてするやつは何やってもするし、しないやつは何やってもしない」て納得。

絵の女性は三浦あかねというキリスト教信者。心臓が弱く、ミズホを預けた日に亡くなった。
母は夫を亡くし、自分の余命を知って教会に預けた。

「何のために必死に働いてきたのか」てここでも『シングルマザー』と同じセリフ。

「家があっても、物に恵まれてても、きっと奥さんは心の奥で寂しかったんじゃないですか?
 ミノダさんもそれに気づいてて放っておいた。自分の問題と向き合うのは辛いですよね」

西島は、少年のころ、母親が殺されるのを見ていた。
オダジョーは包帯巻いててもイケメンヘアスタイル。


●第9話 操られた記憶
連続通り魔事件の目撃者捜索チラシを3週間も配ってるのも婦警か
工事現場で見たという情報が入る。また昔の記憶がよみがえって、犯人・園田を必要以上に殴ってしまう西島。
園田は白川事件だけ自白しない。外傷性の記憶障害だった白川の見た犯人の顔はやはり園田。
白川はピアニストだったが、ピアノが怖いと処分されていた。


あれ!?オダジョーがCD聴いてるデッキ、ウチのと同じだ
てか、私どんだけ物もちがいいんだ


●第10話 19年前の真相を知る者
母親が殺されたところを目撃した娘を見て、西島の様子もおかしくなる。
少女は精神的ショックで声が出なくなり、幼児退行してしまった。
平野は、結婚したての友人ミカの家を訪ねると、夫からDVを受けていてミズホも怪我を負う。
カウンセラー樋口の自宅に盗まれた宝石が送られてきた。
また強盗事件が起こり、19年前の事件と同じ首の圧迫跡。片手は義手。西島の母と同一犯か?
平野は、西島を説得して同一犯かもしれない男の似顔絵を描く。


●最終話 もう一つの顔に逢える
盗品のネックレスを送ってきたのは、昔の樋口の患者・片岡。
うまくさばかないと昔の犯罪をバラすと脅されていた(セキュリティのある玄関をどうやって入ってきたの?
片岡は19年前の犯行を告白する。殺人の時効は15年。
片岡のことを知った西島を追うと、ドリルで腹に穴があいた片岡のそばに血まみれの西島がいた。

記者は、なんでも名前公表して書いても怒られないんだっけ?
外国ならすぐ名誉毀損で訴えられるよね。
鶴さん役の俳優さんはいつもイジワルな役だね

「ほんとうに殺したかったのは自分じゃないんですか? お母さんを守れなかった自分を」
少女アヤノの声が出て、犯人は片岡じゃないと分かる。
記憶のすり替え:強烈な体験をすると一番印象深いものが記憶されて、それが主に出てくるようになる。

松重さん、ヤヴァい
共同正犯:二人以上が共同して犯罪を実行した場合の実行者をいう。

「この世に顔のない奴なんていないんだよ。認めたくないだけで」

「この世で一番辛いことは自分の顔を知ることかもしれない。でも、それを知った時から本当に生きていけるんだと思います」


『ゴーストアビー YA Dark』(あかね書房)

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『ゴーストアビー YA Dark』(あかね書房)
ロバート・ウェストール/著 金原瑞人/訳

年末年始にふさわしく、久々じっくりとウェストール作品に浸かろうと思って、
図書館から1冊家に連れてきたv

物語の舞台を想像するにふさわしい表紙絵と裏表紙絵のみで、ほかに挿絵はない。
マギーという少女の視点から書かれていて、ずうっと年上の男性が書いた物語とは思えない

とにかく、ウェストール作品は、どの1冊も間違いなく、最初の1ページ目からぐいぐい引きこまれ、
登場人物の言うジョークに笑い声をあげたり、次から次へと起こる不可解な出来事にドキドキビクビクして
目を見開いたりと忙しくしているうちに、どんどん先が知りたくなって、
数時間後には最後の頁になってしまっている。


【あらすじ】
母が急死してからというもの、父はすっかり生気をなくしてしまっていた。
そこに舞いこんだ1通の封筒には、マリーゴールド財団役員のミズ・マクファーレンが所有する
アビー(昔大修道院だった邸宅)修繕の依頼が書いてあった。

長女のマギーは、これ幸いと父に請け負うことをうながし、双子の弟とともに一家は郊外へと向かう。
そのとてつもなく古い洋館には、様々な噂があり、マギーには人には見えない幻影が見え、
誰とも分からない歌声、使用人を呼ぶベルの音が聴こえるようになる・・・


【内容抜粋メモ】

「信念さえあればどうにでもなるのよ。神秘的な力が働いて、望みどおりに物事は運ぶの」
p147


目をこらして見れば、大人って本当は迷い犬みたいなものなの?
もしそうでないのなら、どうして迷い犬みたいな大人ばかりがアビーに集まってくるの?
まるでアビーが磁石のように迷い犬を引き寄せているみたい。
p148


「なら、秘密をひとつ教えてやろう。実は世界には迷い犬がたくさんいるんだ。
 ここの仕事みたいに一風変わった仕事につくだろ、そうすると、まわりは迷い犬だらけになる。
 大きな建設現場だとか、高速道路、石油の掘削現場、そういうところはどこも迷い犬だらけだ。
 離婚したやつやアル中、警察に追われているやつとかな。幸せな男は家で妻といるもんだ、そうだろ?」
p150


「男の人って、すべてわかっているわけじゃないの。たとえ自分たちはわかっているつもりでもね」
p191


マギーはパパといっしょでものをつくる側の人間なのだ。
パパは言っていた。ものをつくる側の人間と壊す側の人間は決してわかり合えることはないと。
p204


もちろん、パパはあたしをなぐったりしない。あたしが女の子だから?
ちがう。あたしのことを物としてしか見ていないからだ。
修理不能な壊れ物とでも思っているんだ。パパは何かを直そうとするときは時間をかけてじっくり修理する。
数日で終わるときもあるし、何週間もかかるときもある。
でも、どうしても直せないとわかると、目をそむけたくなるような暴力をふるって壊してしまう。
失敗なんて、最初からなかったみたいに消してしまう。
p213


そのとき、マギーは恐ろしいことに気がついた。囚われるのはアビーに限ったことじゃない。
ブラナン通り一七番の家だっていっしょだ。住むことになればどこに住んだっていっしょなんだ。
たしかにアビーは手に負えないくらい危険な怪物だった。
ブラナン通り一七番の家だって、あたしを退屈さで殺す怪物だ。
p278





ゴミ溜めのように澱んだ都市部から、時々止まってしまうクラシックな車で郊外に出ると、
たちまちガイドブックの中にある夢の世界。
古い洋館、バラ園、森などの自然豊かな風景に一変して、
夕暮れのひらけた素晴らしい景色が目の前に見え、そこに吹いている風すら感じるようだ。

複雑に入り組んで、決して解けない迷路のような部屋の数々、
どんなに古ぼけていても魔法のように直してしまう父親の腕。
少女マギーが毎日、用意する美味しそうな料理の数々や、
工場みたいなお風呂のシステムなんか実際どんなものなのか?と想像がふくらんでいく。

両親を早く亡くして、ずっと1人で洋館にいたミズ・マクファーレンと、妻を亡くした父、
その2人の変化を見つめる少女マギーの微妙な関係性は、他の作品(『かかし』か?)にもあったような?

すっかり年寄りのように枯れて無気力になってしまった父親が、時々見せる少年のように快活な表情が嬉しくなる。
細身の美人ミズ・マクファーレンは、私の好きな女優ケイト・ブランシェットをイメージしながら読んでみた。
小さい悪魔みたいな双子の弟たち、貧しい労働者階級の見習いたちなど、イギリスの様々な階級に属する人々の貧富の差も見えてくる。

欧米人のテディベア愛も、単なるぬいぐるみの域を越えていることが分かったし/驚
シュタイフ社って実在するんだね→here

和訳されてまだ読んでいない作品は、あと2冊のみ。機会を見つけて味わいたい。
その他、まだまだ翻訳されていないウェストール作品が早く全冊、書店に並びますように





追。
途中2ヶ所ばかり誤字を見つけた

バンシー:アイルランドおよびスコットランドに伝わる女の妖精であり、家人の死を予告すると言われている。


ドラマまとめ7

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田中哲司さんが出演したドラマをチェック中。

その1はこちら。
その2はこちら。
その3はこちら。
その4はこちら。
その5はこちら。
その6はこちら。


■私立探偵濱マイク 第7話「私生活」(2002)
出演:永瀬正敏、小泉今日子、中島美嘉、市川美和子、村上淳、阿部サダヲ、井川遥、酒井若菜、田中哲司 ほか
♪くちばしにチェリー/EGO-WRAPPIN'


ひっさびさ観たなあ! たしか、スカパラが出演するってことで初めて観て、このドラマでエゴも知った。
上記のレギュラーの他に、片桐はいり、小林薫、鈴木砂羽さんらも出てる。
7話の監督・脚本は岩松了さん! ホテルのフロント役でちょっと出てるw

見直してみて、実は、ストーリーがよく分からなかった
夫(田中)が依頼した妻の浮気調査なんだけど、息子サトルの誘拐も絡んでて、
その犯人は、パチンコ屋の景品交換所で働いている謎の女サキ。
サキは浜崎(小林薫)が好きなのか? でも彼には妻がいるようだし(鈴木砂羽)・・・???


 
「そんな態度なんですねぇ、ええ、ええ、1から10まで、そんな態度なんですよ」
「ですからねぇ、それは・・・カワイイな、お嬢さん趣味は?」て昭和っぽいセリフw
「そのご主人の演技もヘタと言えば、ヘタでした」て家政婦さんに言われてるしw


「背が伸びるってことは、地面から遠ざかるってことなんだな」
浜崎は最後どこに行っちゃったんだ? 小林薫さんもほんといつ見ても色気のある役者さん。
旦那は妻が本当に子どもを愛しているか知りたいと言ってたが、サキは否定してる。

「窓があるからまだ救われる」
「得って? 誰も得はしないわ」

DVDにはメイキングも入ってて、田中さんはラスト殴られるシーンの部分が映されてたv


■『税務調査官・窓際太郎の事件簿10 離婚の京都造り酒屋の社長が自殺? 芸者と黒い手帳に隠された不正の罠』(2003)
出演:小林稔侍、麻生祐未、渡辺いっけい、北村総一朗、田中哲司 ほか

森で車の中から男性死体が発見された。被害者は坂口。
国税局のを苦に、排気ガスによる一酸化炭素中毒の自殺。
音楽がなかなかイイ

元国税局にいた窓辺が研修目的で捜査に入ると、女性税務官サトミの世話を頼まれる。
京都の老舗饅頭屋で1日500個限定販売のはずが、小豆を変えて年3600万円収入増やしていた。
金のカラクリは全然分からん・・・

祇園に芸者キクノという坂口の愛人がいて、一人息子ショウイチと折り合いが悪かった。

 
田中さんは昔、窓辺と一緒に研修した査察部長の早川の側近の高砂役。サトミは早川部長の娘。
遺言状も、遺書もないと息子に遺産がいく。愛人はもらえない。

「税金はとるもんじゃない、頂くものだって」
「国民1人1人が額に汗して得た収入の一部を、国を支えるために出し合ってる、それが税金なんだ」
「税務官といえども人間なんです。人の心を忘れないで」

国税局でもノンキャリは出世しないんだ
窓辺の助手・坪内は、タロットとか見ててすごい個性的だけど、麻生祐未さんだ!驚
カキザキのボディガードはバイトくん?!

なぜか急に窓辺がディスコで踊るシーンがあったり、芸子になってお座敷に入ってみたり/怖 が、すぐバレる(そりゃそーだ
急にスーツ着て、国税局の査察だと言って入る。これって、『半沢』の黒崎と同じ役どころ?
窓辺さんは力も強いんだね。てか、「覚悟するんだな」って時代劇みたくなってるw
いっけいさんとのやりとりも面白いw


■囚人のジレンマ(2004)
原作:横山秀夫
囚人のジレンマ:仲間がいる場合、片方が落ちるともう一方も落ちる心理作戦。

このシリーズってキャストも同じでずっとつながってるんだな。全6作。

8月3日主婦サカタ絞殺死体事件は3班・東出が1班に出向して指揮をとる。
重要参考人はカケガワ。レンタカーを1週間も借りていた。
白いサニーのサカタは出会い系を利用していた。
カケガワとイエダはサカタ&クマノから浮気のことで金をゆすられていた。パチンコに行ってなかった調書をとる。

8月5日マンションで灯油による焼死体・証券マン・クマノ。3班ムラセが担当。
川で水死体で発見された調理師ナガイは、風呂で溺死させられたと分かる。2班クスミが担当。
殺人事件は3件目。ついに捜査一課は誰もいなくなった。
検挙率100%の3つある班は、個性が強い班長のせいで殺伐としていた。
イエダにも「囚人のジレンマ作戦」でカケガワと共犯と分かる。刑事も役者だね。


ナガイの妻は夫に1億の保険をかけてた。
田畑課長(やもめ)の恩師・バンナイ(退官1年前)は3班松田(田中)と組み、足を引っ張っていた。
シキリと呼ばれる記者マキは、ナガイの妻の男関係が派手だったと告げる。

犯人だけじゃなく、マスコミ対応にも苦労してるんだな。マスコミのほうが情報を持ってる場合もある。
金をゆすったほうが悪人か、ゆすった相手を殺したほうが悪人か? 妻子がいるのに浮気をした者が悪人か?
ヒトの善悪を罰するのは難しい。

ムラセはバンナイの手柄にする。その裏にはクスミ。面子の問題って複雑すぎ
マキも気づいてた。「足手まとい」なんて言いながら、みんないい奴じゃん。
中間管理職は、上下、文屋、かみさんの間に挟まれて胃に穴が開く思い。

「心があるのかと思っていたが、今はやつらが愛おしくて仕方ありません」
「来期の異動は誰もなしだ」みんなで敬礼するシーンは泣ける。


いつまでも地面にへばりつくな

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いつまでも地面にへばりつくな ゲーテ



いつまでも地面にへばりつくな

さあ 思いきって あらたに踏み出せ

あかるい力が 頭に 腕に みなぎれば

どこだって きみの家になる

よろこんで太陽を仰ぐところ

そこに 決して憂いなどない

ぼくらは 世界に散っていこう

世界は こんなに広いのだ




笑い声

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笑い声 ラングストン・ヒューズ



外は陰気な世界

冷たい冬の風

そういう時に道にそって

放浪の詩人は さまよわねばならない

しかしここには 平和があり

笑いがあり

なつかしい 恋の思い出話がある――――

2人の人が

家庭を築いているところには


ドラマ『風のガーデン』(2008) (1〜11話)

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フジテレビ開局50周年記念ドラマ『風のガーデン』(2008) (1〜11話)
原作・脚本:倉本聰 監督・演出:宮本理江子
出演:中井貴一、黒木メイサ、神木隆之介、緒形拳、奥田瑛二、伊藤蘭、平原綾香、田中哲司 ほか
主題歌・挿入歌:♪ノクターン/カンパニュラの恋/平原綾香



第1〜2話はこちら。

ending theme



田中さんは二神を追う検事役。うっすらヒゲ生やしてるのは役作りのため?

神木くんは、難しい花の名前をスラスラと長いセリフでよく覚えたなあ!驚
陰惨な殺人事件やらもなく、普段の日常生活なのに、どうしてこんなに心の奥深くを揺さぶられるんだろう。
瑞々しい風景と平原綾香さんの歌がさらに心に染みる。風のガーデンはほんとうにこの世の天国だ
祖父の考えた花言葉が味わい深い詩のようで面白い。
さすがに質の高い映像でココロの和むいいドラマだった。緒方拳さんの遺作としても貴重な1作。


【第3話】タイム
二神はグリーンメーラーで、儲けた30億は霞ヶ関に流れてるのではないか?
検事は事情聴取したいというが、医者の立場としてダメだと断る。二神はステージ4B(一番悪化している状態
二神は余命短いと気づき、「痛みは嫌い、延命も断る。キャンピングカーに医療機器を積みたい」という。
取り巻きは消え、娘も遠ざける。

白鳥は昇進を断り内山を推薦する。
妻タエコは夫の浮気を知って駅から飛び降り自殺。父から絶縁を言われた過去を思い出す。
6月8日の「よさこいソーラン」でルイが踊るのを観に行く。



【第4話】ゲラニウム
よさこいを見て、ブロック注射をして、夜ルイと会う約束が、
不倫相手の宮内と最後に会えなかったショックで断られる。宮内は妻子のいる大阪に転勤が決まる。
白鳥もすい臓がんのステージ4Bだと内山、二神、院長に告げ、退職願を出す。


富良野はさすがに素晴らしい風景だなあ・・・まるで葉祥明さんの絵そのものだ。同じ日本とは思えない。
タクシーの上に雪だるまがのっかってるw
花屋店員がふせえりさん! 生徒?にも手を出してたってそーとーの女好きだな

スピリチュアルペイン



【第5話】カンパニュラ
養蜂家の息子シュウはルイにひと目惚れ。できたての蜂蜜おいしそう
全部の蜂の顔を覚えてて、名前付けてるってスゴイ
でもなぜ全員外国人名?w 体についてもはらわなければ刺さない?うそだー

在宅医療に反対する長男に「病院でだけは死にたくない」という患者のおじいちゃんの希望を話す。
管を気管に挿入とか絶対ムリ×∞
病院の完全看護だと家族は“何もしてあげられなかった”という悔いが残り、患者自身もゆっくり家族と過ごせない。

親友の内山は妻の浮気を知ってるのか?フシギな関係。
二神はキャンピングカーを白鳥に譲る。

日本尊厳死協会




【第6話】デルフィニウム
1週間有給をとり、キャンピングカーに泊まり、風のガーデンからガクを見ていた白鳥は見つかってしまったため、
大天使ガブリエルに勘違いされたままにしておく。「ガブと呼んでください」w
エリカ(美容院で働く、学生時代に白鳥と付き合ってた)には事情を話す。
白鳥の元カノはみんなサバサバしたいい人だな

ガブちゃんに会ったことを秘密にできず、祖父に話すガク。「天使には3つだけ質問できる」
♪乙女の祈り 母がよく弾いていた曲をピアノで弾くガク。神木くん練習したのかな。
チェロとピアノを合わせているところにルイがきて、ガブさんだと言うと去る。
二神が亡くなる。

家族同士でもキレイな言葉づかいなのがステキ。




【第7話】サポナリア
ルイはショウを連れて白鳥の行った道をたどり、車を見つける。
来年よく咲かせるために花を刈り取る10月まではいたいという白鳥に「じゃ、嘘に付き合う」と言うルイ。

亡くなったおじいちゃんに「ありがとう」と言って拍手で送るって1つの素晴らしい死の形だな。
看護婦さんが医者に言った「お疲れの出ませんように」て挨拶もステキだ。
がん臭を消すために匂いの強い花を飾るってゆうのも心遣いの1つ。
祖父は息子が富良野にいることを知る。

ターミナルケア




【第8話】フロックス
富良野の病院でも麻酔科医が不足しているため、緊急時だけでも手伝ってほしいと頼まれる白鳥。
麻薬の副作用で意識の混濁症状が現れ、車内で♪ガッツだぜ ♪リンダリンダ〜 を熱唱
末期の痛みに耐える中井さんの演技はさすがだな/辛
それにしても、人の口に戸は立てられないもんだね。どんどん噂が広まっていくのが早い。
同級生が歓迎会で生前葬をしてくれるのもなんだか皮肉

祖父は息子が富良野に帰れなくなったのは自分の心が狭かったせいだと悔やみ、会いにいくと、
点滴をしたまま眠る息子、麻薬パッチやレントゲン写真を見て、病状を知る。

「天国にもケータイがあるんですか?」てw “heaven call”ていいこと言うね。




【第9話】ラムズイヤー
祖父は姉に息子のがんのことを話しどうしたらいいかと相談する。
「一刻も早く家にいれておやりよ!」

ルイにも父の病気のことを話し、父と子を離してきたことを詫びる。
ガクから教えてもらったルイの大好きな花の球根を植え続ける貞美。同級生も病気のことを知る。
ガーデンには貞美にまつわる花言葉はない。

「会わせておきなさい。天使は無害です」

「地域の医療は惨憺たるもんだよ。慢性的な医師不足に悩まされている。
 老人たちは待合室に朝来て、順番が午後になる。
 医は仁術と言われるが、技術は上がっても、そうゆう哲学はまだ生きているかね?」

祖父「君が生きている間にやっておきたいことは何ですか?」
貞美「ルイと一緒にバージンロードを歩いてやりたかった」
緒方さんの肩にトンボがとまってて、なんとものどかだなあ。




【第10話】ユーフォルビア
二神に「早くこっちに来な。こっちは穏やかなもんだぞ」と誘われる夢を見る貞美。

天使が死ぬのはおかしいから、ガクを旭川の親類に預け、ガクの部屋を父に使ってもらうようはからう。
「なにか三流のドラマのようで、甚だ忸怩たるものがありますが」てw
父に病気のことを言えずに辛いと言うルイに「こうゆうことは自然に任せましょう」
ルイに逐一、感情も事情もちゃんと話しているのも素晴らしい

「あいつがこれまでしたくてもできなかったことを、何年分も取り戻させてやろうじゃないですか。
 少しでも家族の時間を、これからの時間で送ろうじゃないですか」

エリカは、誰かてきとーな奴と結婚式を嘘で挙げればいいと提案。なんだかノリが軽いな
9月3日大安日にルイとシュウの結婚式があると貞美に告げる。
お互い茶番だと知ってるのに、優しい家族だなあ。


ガクとの別れのシーンは泣ける/号泣


【第11話】ナツユキカズラ



「それらのすべてが芝居であることに僕は最初から気づいていながら、
 彼らの愛情に圧倒されて気づかぬフリをして道化を演じた。
 いや、僕が芝居だと気づいていたことに、すでに彼らも気づいていたのかもしれません。
 すべてが一場の優しさごっこでした。
 でも、僕は途中から次第に本気で感動し、涙で体が震えるのを抑えるのに必死だった」

“不埒な愛情をお許し下さい”ってなんだかカッコいい言い方でズルいよ。

心配でなにか手伝わせてくれと頼む内山に
「ほかの方のお手伝いはお受けしたくない」と丁寧に断る祖父。
「さあ、手を出しな、オレが連れていくよ」また二神が誘いにくる。
祖母が趣味だった押し花のカンパニュラをある人に贈って、自分の死を伝えてくれとルイに頼む貞美。

芋ほり:麻薬を使う患者は便秘になるため、患者のお尻から便をかき出す作業。



貞美は意識が混濁しながら昔の思い出を語る。
「小さい頃、テレビを買ってくれと頼み、ドリフを見て1人で笑った後、強烈な寂しさを覚えて
 家族のいる居間にいった。それが思えば家族から離れた日だった」

「医学は病気を治すだけじゃない、あらゆる苦しみを除くこと」
「死後の世界はどうもあるように思えてきた」
「もし守備よくあっちに行けたら、サインを送るよ」



乙女の祈り は、小さい頃、実家の留守電の音楽じゃなかったかなぁ?


英米文学史

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ノートの入力をしていてたら、短大の時の授業のメモを見つけたw
この講師は、生徒をほぼ無視した、ほんとに退屈な授業をしていて嫌いだったけど、
英米文学は今も好きで図書館では必ずチェックするコーナーの1つ。
こうして見ると、参考図書として挙げられた名作は、まだほとんど読んでないことが分かる


******************************アメリカの国民性

ピューリタリズム→ヤンキーイズム
フロンティア・スピリット


●植民地の歴史や地誌
「The History of New England」ジョン・ウィンスロップ著

●アメリカ最初の詩人
「10番目の詩神」アン・ダドリー・ブラッドストリート

●ピューリタニズム衰退を挽回しようとした作家
「Freedom of Will」ジョナサン・エドワーズ
「Sinners in the Hands of an Angry God」

●もっと合理的に考えた作家
「自叙伝」ベンジャミン・フランクリン

●独立戦争中ベストセラーとなった小冊子
「Common sense」トマス・ペイン

●独立以後の最初の作家
「ウィーランド」チャールズ・ブロックデン・ブラウン


******************************ロマンティシズム

「スケッチ・ブック」ワシントン・アーヴィング
「リップ・ヴァン・ウィンクル」

「鹿殺し」ジェームズ・フェニモア・クーパー

「ヘレンへ(To Helen)」エドガー・アラン・ポー
「黒猫 (The Black Cat)」
「黄金虫 (The Gold Bug)」
「ユリイカ(Eureka)」→哲学的宇宙論

●ヨーロッパ文化からの独立を説いた
「Nature」ラルフ・ワルド・エマーソン

「緋文字」ナサニエル・ホーソーン
「白鯨」ハーマン・ メルヴィル

●古い保守的なアメリカを代表する国民詩人
「エヴァンジェリン」ヘンリー・ロングフェロー

●革新的なアメリカを予言する国民詩人
「草の葉」ウォルト・ホイットマン
「Song of Myself」

●時流とは全く関わらず、自分の詩の世界をつらぬいた女流詩人
エミリー・ディケンソン


******************************リアリズム

●イニシエーション(成長の過程)を描いた
「ハックベリー・フィンの冒険」マーク・トウェイン

“すべての現代アメリカ文学は「ハックベリー・フィン」というマーク・トウェインの1冊の本に由来する”ヘミングウェイ

「トム・ソーヤーの冒険(The Adventures of Tom Sawyer)」
「王子と乞食」
「人間とは何か?("What is Man?")」
「ミシシッピの生活(Life on the Mississippi)」

「デイジー・ミラー」ヘンリー・ジェイムズ
「ある貴婦人の肖像(The Portrait of a Lady)」
「ねじの回転(The Turn of the Screw)」

「The Education of Henry Adams」ヘンリー・アダムズ
“電気のような人力を超える力は信仰の対象となり、人間を1個の分子に化してしまう恐ろしいものである”と説いた。


******************************アメリカの短編小説の特徴

モーパッサン型:起承転結、「落ち」がある。
チェホフ型:突然ある場面から入って、終わり方も淡々としているが読後考えさせられる。

「An Occurrence at Owl Creek Bridge」アンブローズ・ビアス
「悪魔の辞典(The Devil's Dictionary)」←これは持ってたな。全部読めなかったけど

「賢者の贈り物(The Gift of the Magi)」オー・ヘンリー
「After Twenty Years」


******************************自然主義文学(Naturalism)


「本街道」ハムリン・ガーランド著
「街の女マギー」スティーヴン・クレイン
「赤い武功章」

「タコ」フランク・ノリス

●色彩象徴
「野生の呼び声」ジャック・ロンドン

●ナチュラリズムの完成者
「シスター・キャリー」シオドア・ドライサー
「アメリカの悲劇」

●シカゴ・ルネッサンス
「物語作者の物語」シャーウッド・アンダーソン
「グロテスクの書」

******************************中西部出身の作家

●ロスト・ジェネレーションの生みの親
ガートルード・スタイン女史

●戦後の繁栄の華やかさと、その崩壊のはかなさを代表する行動の作家
「グレート・ギャッツビー」F・スコット・フィッツジェラルド

「われらの時代(In Our Time)」アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ
「インディアンの村(Indian Camp)」「ニック・アダムズ物語」→“暴力的な死”(violent death)を主題とする。
「日はまた昇る(The Sun Also Rises)」
「武器よさらば(A Farewell to Arms)」→シンボリズム
「誰がために鐘は鳴る(For Whom the Bell Tolls)」
「老人と海(The Old Man and the Sea)」

●生と死の表裏一体性〜Separate Peace
「マンハッタン乗換駅」ジョン・ドス・パソス

コラージュ手法:たくさんの登場人物の生活断面をモザイクのように組み合わせる手法。

「U・S・A」→前衛芸術的


******************************南部出身の作家

●徹底して南部文学を見つめる、旧家の没落物語が主
「The Bear Light in August」ウィリアム・フォークナー

意識の流れ(stream of consciousness)の手法

●貧乏白人をユーモラスに描く(poor white invitation)
「タバコ・ロード」アースキン・コールドウェル


******************************カルフォルニア出身の作家

「二十日鼠と人間(Of Mice and Men)」ジョン・スタインベック
「怒りの葡萄(The Grapes of Wrath)」→original sin、primitive(動物的生活)
「エデンの東(East of Eden)」


●反知性主義(anti-intellectualism)
「わが名はアラム(My Name Is Aram)」ウィリアム・サローヤン
「ヒューマン・コメディ(The Human Comedy)」
「君が人生の時(The Time of Your Life)」

「北回帰線 (Tropic of Cancer)」ヘンリー・ミラー
「南回帰線 (Tropic of Capricorn)」

「わが町(Our Town)」ソーントン・ワイルダー→戯曲、普遍性、永遠性を追求

「孤独な娘」ナサニエル・ウェスト

「楡の木陰の欲望(Desire Under the Elms)」ユージン・オニール
「喪服の似合うエレクトラ(Mourning Becomes Electra)」


詩の運動(imagism)、逃亡者(詩のグループ、Fugitive)、新批評(New Critisism)

ロバート・フロスト→アメリカ国民詩人


******************************黒人文学(ニグロ・ルネサンス)

●黒人の「アメリカの悲劇」
「アメリカの息子」リチャード・ライト

「見えない人間」ラルフ・エリソン
「山に登りて告げよ」ジェイムズ・ボールドウィン


******************************ユダヤ文学

●ノーベル文学賞受賞
「宙吊りの男」ソール・ベロー

「助手(The Assistant)」バーナード・マラマッド
「さようならコロンバス(Goodbye Columbus)」フィリップ・ロス
「奴隷」アイザック・バシェヴィス・シンガー
「馬鹿のギンペル(Gimpel the Fool)」

「遠い声 遠い部屋(Other Voices, Other Rooms)」トルーマン・カポーティ→20世紀の傑作。鬼才と呼ばれた作品。
「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)」

●禅その他の東洋思想
「ライ麦畑でつかまえて」J・D・サリンジャー
「ナイン・ストーリーズ」





なんだか、唐突に終わってるから、まだ先があったのかも?
こうやって書き出してみても、ほとんど知らない作家ばかりで、映画でしか観たことがないものも多い。
上記にある中で、私のお気に入りは、サリンジャー、カポーティくらいだな。


『水と地球の研究ノート 5 ごみ水路水族館』(偕成社)

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『水と地球の研究ノート 5 ごみ水路水族館』(偕成社)
武田晋一/写真・文 ボコヤマクリタ/構成・絵

まずは都市にある水路の汚さに絶句
どうしてゴミステーションに捨てないんだろう???
ボーリングの球まである/驚 こんなものまで川に捨てるヒトの気持ちが分からない。

そんな水路に、こんなに生物が棲んでいることにまたビックリ。
それらが皆ヒトが持ち込んだ外来種で、汚い水を好む生物だと知った。

水路の歴史も驚いた。
昔、田んぼを作るために、水路を作ったヒトたちがいたんだ。
気にも留めない日常風景を、立ち止まって見て、考えるだけでも、これだけ学ぶことができるんだな。
遠い国まで行かなくても、驚きは案外すぐそばにある。
まさかライギョまでいるとはね


【内容抜粋メモ】

 
友人が引っ越した北九州市。アパートの裏に水路があって、いろんな生き物がいると聞いて行ってみた著者。
水路はゴミでひどく汚れていて、時々ヒトが使った水がどばっと流れ込んでくる。
けれどそこには「死の水路」ではなく生き物がすんでいた。



最初に目につくのはフナ。コイもいた。


ミドリガメと呼ばれるミシシッピアカミミガメ


アメリカザリガニ



田んぼにいたおじいさんに歴史を聞くと、昔のヒトは雨水が集まりやすい谷に「ため池」を作った。
この水路は、田んぼで稲を育てるためにため池から水を運ぶ「人工の川」だった。


  
その後、日本は機械を作って、それを外国に売り、代わりに食べ物を外国から買うようになった。
農家も田んぼも消え、工場や会社ではたらくヒトが増えた。
結果、水路は取り残された。



昔は小川から水路にさかのぼってくる魚、貝、それを食べるホタルの幼虫もいただろう。
水路に住む生き物の多くは「外来生物」。かれらは日本の生き物を押しのけて全国的に増えている。

ウシガエル:食用として持ち込まれた。
アメリカザリガニ:ウシガエルのエサとして持ち込まれた。
ミシシッピアカミミガメ:ペットとして持ち込まれた→もとから棲んでいるカメの住処を奪ってしまう。
カダヤシは、メガカの卵や子どもを食べてしまう。


ある種類はキレイな水が好きで、ある種類は汚れた水が好き。

キレイな水は、湧水など自然界ではごく一部。
少し汚れた水が好き:カワムツ、ホタルの幼虫 など
汚れた水が好き:フナ、タニシ、アメリカザリガニ など

いる生き物の種類で、ヒトがどんな暮らしをしているかが分かる。



ブラックバス
アメリカの魚。釣り用として日本に持ち込まれたが、
肉食だから、日本の生き物が食べられ、数が減ったため、捕らえて処分する活動も始まった。


水路の水は地下にもぐり、大きな川へ流れ込んでいた。
この水路はいったい何のためにあるのだろう。
ブラックバスは、この先どこへ行くのだろうか。



岩合光昭『地球のおくりもの』(世界文化社)

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『地球のおくりもの』(世界文化社)
岩合光昭/写真・文

いぬ・ねこの写真でも大人気な岩合さんの本。
野生で生きている動物たちの姿は、美しくて神々しい
猛禽類が好きな私は、オオワシの飛翔する姿に惚れてしまった

こんな素晴らしい写真を撮りながら、世界中を旅する人生っていいなあ!

 
卵を抱く鳥も、赤ちゃんを抱くパンダも、ホッキョクグマなんか、こんな激近で撮ってて大丈夫なの
岩合さんの優しさが動物たちに通じているんだろうか?
それとも、この1枚を撮るために何ヶ月も滞在して信頼関係を作ったんだろうか?驚×5000

表紙の動物たちは、自然の中で生活する野生動物とのこと。

 


【内容抜粋メモ】


ヤシ油を作るために植えられたヤシの林


 
オオワシは冬になると流氷とともに知床半島へやってくる



パンダは、山を歩くヒトの気配がわかるだけで竹林の奥に隠れてしまう



アデリーペンギンのヒナたち

産毛が残っていると海水が染みこんで沈んでしまう。
この写真を撮ったのは夜の11時近く。南極の夏は日が沈まない
南極には地球上の氷の約90%がある。


 
ワタリアホウドリは、翼を広げると3m以上ある、飛ぶ鳥で一番大きい



このライオンのオスはメスの匂いを嗅いで顔の筋肉がゆるんでいるところ
トラが生活する森が減り、密猟者も後を絶たない。



ウミガメが泳ぐ海。ここに建物はいらない。
建物が建てば海は汚れることになるのです。


『生命(いのち)がめぐる星 地球』(フレーベル館)

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『生命(いのち)がめぐる星 地球』(フレーベル館)
桃井和馬/著(JVJA会員)

年末年始明けの図書館に行ったら、休館中に整理したのか、
最近通ってる児童書の自然科学コーナーの棚も、以前とちょっと本の位置が変わったり、
前見かけなかった本もいろいろあって、また夢中になってしまった。
閉架だったのを加えたんだろうか? それともバラバラに置かれていて、私が気づかなかっただけか?

1頁、1頁読んでいくにつれ、1つの生命が、また他の生命へとつながっているのが見えてくる。
その連鎖をことごとく破壊しつくすヒトの存在も見えてきて、
思わず「申し訳ない〜〜〜〜!」と謝りたくなる。
地球にとってヒトが一番要らない存在なんだ


【内容抜粋メモ】

すべての生命には役割がある。
地球は、生命がつらなり、めぐる星。
しかし深刻な自然破壊のために、推定60〜120種の生命が
多くは発見されることもないまま毎日絶滅している。

それぞれは一見、まったく違った存在にも見えるが
たがいに関係して循環し、地球という生命体を形づくっている。

「地球上でもっとも優れた生き物」と勝ち誇るニンゲンは、
地球の一員でありながら、その役割を果していない。


***************************************

国際機関の予測では、2050年、世界人口の7割が水不足に直面するという。
これからは水の奪い合いが原因で紛争や戦争が起きる可能性が高い


地球で最古の砂漠、アタカマ砂漠@南米チリ

毎日使うプラスチック製品や、テレビ、携帯の部品も、地下資源から作られている。



現在、毎年、九州と四国を合わせたくらいの森がなくなっている

木を失った森は、水を貯めておくことができず、雨が降るたびに土壌流失が起きる。
土の養分も流されるから、植物の育ちは悪くなり、砂漠化の始まりでもある。

アフリカではヒトが1人増えると、5頭の家畜が食糧として必要となる。
草木を食べ尽くすヤギやヒツジが増えた結果として砂漠が広がっている。


「根粒菌」は、マメ科植物の根に寄生し、養分をもらう代わりに、
空気中の窒素を土に返している。



密猟者によって殺され、象牙を切られた象の頭骨の山

象たちが病死した仲間の象牙を踏み砕いていた。
象牙をねらうヒトによって遺体がもてあそばれるのを防いでいるのだという。

象牙は今も高値で取引されている。
アフリカゾウは高い知能を持ち、75の単語を使ってコミュニケーションをとっている。


ヒトは象を捕らえ、「よい象」にするため訓練する。
アジア象にとっては直射日光は暑すぎる。
1頭ずつ鎖につながれ、強いストレスを受けるため、
すぐにヒトの命令を聞くようになり「よい象」になる。



フンコロガシがフンを転がすのは、安全な場所でフンの中に卵を産むため。
大きなフンは短時間で切り分けられ、病原菌が広がるのをおさえる役割を果たしている。



シロアリが食べるのは枯れたり、切られた木だけ。
すばやく片付けてくれるおかげで、地面の草木は太陽を浴びて育つことができる。



げっ歯類は地球でもっとも数が多い哺乳動物。
ジャッカルがいなければ、たった1年で陸はネズミに覆い尽くされてしまうだろう。



ライオンが食べるのは大型の草食動物。
狩猟がヘタだから、狙った獲物の2割しか倒せない。
食欲旺盛な大型草食動物が増えすぎたら、植物は短期間でなくなってしまう。



地衣類は藻と菌の共生生物。
藻が乾燥しないよう菌が守り、菌は藻から養分をもらう。


8本足の蜘蛛は昆虫ではなく、節足動物の仲間。
田畑の害虫を食べる肉食のため、日本では古くから「蜘蛛を殺すな」と言われてきた。



ハキリアリは葉を肥料にして菌類を育てて食糧にしている。



エルニーニョ現象により、ウミイグアナが食べる海草が不足した。
紅色の海草を食べるようになり、ごく短期間で体の色を変えた。
自然界の進化は、毎年、想像以上のスピードで発生しているという。


美しいカツオドリは英語で「booby(おろか者)」と言う。
簡単に捕まり、船員の食糧として大量に殺されていた


ヒトが持ち込んだネズミやブタがゾウガメの卵を食べ、
ヤギは草を食べてしまうため、餓死するケースも起きている。
かつてガラパゴスに十数万頭いたゾウガメは、今は15000ほど確認されるのみ。



自然界には地面に寝るオランウータンはいない。
ヒトになつく子どものオランウータンはペットとして人気が高いため、
密猟者はなつかない母親を殺し、子どもだけを売り飛ばす。


ゴリラが棲む森には地下資源が眠っている。
すみかを追われたゴリラは殺されることも多い。
高く売れる資源ほど、紛争や戦争の原因になりやすい



オスのロバとメスの馬をかけ合わせてつくらるラバ。
人工的につくられたラバ同士では子どもをつくれない。
ヒトの労働を助けるためだけの一代かぎりの生命なのだ。


『科学のアルバム しょうにゅうどう探検』(あかね書房)

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『科学のアルバム しょうにゅうどう探検』(あかね書房)
徳富一光/著

地球の自然について学習中。
この「科学のアルバム」シリーズは全100巻+別巻4冊もあるのか!驚
1995年初版ってことで、若干昭和ちっくな写真とレイアウトデザインが気に入ってしまったv

今出版される自然をテーマにした本は、どれも環境汚染について大なり小なり触れているけど、
この頃はまだ純粋に観察されたままを記している。


閉所がムリな私には到底入れない世界だけに、実際に地中奥深くまで探検した感じの撮り方に
自分も探検家になった気分が味わえる。
このもっと奥深くにJ.ヴェルヌの書いた地底王国はあるだろうか?!


【内容抜粋メモ】

鍾乳洞はおもに石灰岩地帯にみられる。

地面にしみこんだ雨水は弱い酸性を帯びる。
酸に溶けやすい石灰石を溶かして空洞をつくる。
地底の洞窟には、大きな地下水の池もあるため、ときにはゴムボートを浮かべて渡る。


地震などによりさらに洞窟の形は複雑になる。

つらら石:天井から垂れ下がった石
石じゅん:地面からのびている石
この2つはよく対になっている。

鍾乳石:鍾乳洞でできた石の総称。

鍾乳石のできかた:
石灰分を含んだ水が天井から落ち、空気に触れると溶かす力がなくなる。
石灰分だけ天井に残り、地面にも積る。



つらら石を輪切りにしたもの。1つの輪ができるのに何十年、何百年もかかる。

石柱:つらら石と石じゅんがくっついて1本の柱になったもの。100年間に6mmずつ成長しているという調査結果がある。



ナウマンゾウがいた頃の日本

ときには、ナウマンゾウ、アオモリゾウの化石がみつかる。
アオモリゾウは、今から10〜6万年前に日本にいたゾウ。
日本が大陸と陸つづきになった時、ナウマンゾウを追って大陸から石器時代のヒトが渡ってきた。



●洞窟の生き物
メクラゴミムシ、マシラグモ、シロツチカニムシなど(虫は苦手だから写真はカンベン
どの虫も目の働きを失い、目を持たないものもいる。
洞窟の生物は、外に出すとすぐに体が乾いて死んでしまう。



リムストーン
地面から突き出た指のような石じゅん。その根元に水たまりができている。
その淵にできた石灰石のあぜ石のこと。


だんだん畑のように広がっているリムプール


網目のような洞窟を通り抜けた地下水は、やがて地表に出て川となり、海にたどりつく。


●日本でよくみられる洞窟

鍾乳洞、溶岩どう、海しょくどうの3種類。日本で一番数が多いのは鍾乳洞。
鍾乳洞の石灰岩は、海の生物からできている。日本に石灰岩地帯が多いのは、その昔、日本が海の底だったから。



カルスト地形:溶けずに岩の部分だけ地表に残った地形。



鍾乳石のできかた

石灰分が溶けるのは、酸性の水だけ。自然では雨水が地下に染みこんだ地下水だけ。
雨水は、土をもぐる間に二酸化炭素が溶けて酸性になる。
岩の隙間からにじみでた地下水は、洞窟の空気に触れ、溶けていた二酸化炭素が空気中に逃げ出す。
二酸化炭素を失った分だけ酸の濃度が薄くなる。


●鍾乳石の種類
つらら石、ながれ石(フローストーン)、カーテン、石じゅん、石柱、あぜ石(リムストーン)、洞窟真珠



コウモリは翼のある唯一の夜行性の哺乳類。
超音波を出して飛び、夜、外に出て、体重の半分くらいの量の昆虫を食べる。
冬眠する洞窟と、夏に生活する洞窟が違う。

「グアノ」
コウモリのフン。養分に富んでいるので、カビなどの植物が育つ。
→トビムシ、ヤスデがカビを食べる。
→カニムシらはトビムシやヤスデを食べる。
→カマドウマ、クモはカニムシらを食べる。



探検のための服装と装備(行かないけどね


notes and movies(2001.5〜 part4)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『マルコヴィッチの穴』(1999)
監督:スパイク・ジョーンズ 出演:ジョン・キューザック、ジョン・マルコヴィッチ、チャーリー・シーン ほか
人の脳に入って操るドアが、しょっぱいビルの7と1/2階にあるってアイデアもイイけど、
それがJ.マルコヴィッチってとこが本作の当たり所w
なぜか納得できちゃう、このミステリアスで才能にあふれ、セクシー、知的、スター気取りじゃないこの男。
皆がなりたいマルコヴィッチ!? 本人はこーして取り上げてもらってどんな気分だろーか??

ジョンが自分の無意識に入ると全員がJ!
MとRが入ると、しょんべんたれだの言われた幼少期、下着を嗅ぐJなど抑えられた狂気や記憶が次から次へと。
人の無意識下ほどドロドロした所はないだろーからね。ジョンに限らずとも。
今作中の操り人形は実際素晴らしい。それを演じるジョンもいいが、かなり下っ腹がたるみはじめてる
ジャンキーみたいなチャーリーの友情出演も楽屋落ちでイイ。


■『リトル・ダンサー』(2000)
監督:スティーブン・ダルドリー 出演:ジェイミー・ベル ほか
イギリスの労働者階級の生の姿がどんどん映画化され、ヒットしている。
その多くは厳しい生活を送る人々だが、アメリカ映画のラブ・ロマンス、
アクションものにはないリアルさとドラマ、感動がある。

田舎の貧しい炭鉱夫の息子がバレエダンサーになる!
その意外性が面白い今作も片親家庭、ストライキの闘い、
父と息子の微妙な力関係と愛情が心を動かし、勇気を与えてくれる。

なにがイイって全編通してT.REXだもの

続きも観たかったが、あくまでこの少年が主人公ってことみたい。
なにせ何千人だかのオーディションから選ばれた才能あふれる男の子だからね。
自身の体験も重なるだけに、思いも入っていることだろう。
行く末が楽しみなハンサムボーイ。タップもアステア並!?

この歳であれだけ踊れるんだから、そうとう小さい時から習っているんだろーな。
才能って、やっぱ環境も大切だけど、素質と、本人の中に燃える炎っつーか、
あふれて止められないものなのかも。


■『サイダーハウス・ルール』(1999)

原作・脚本:ジョン・アーヴィング 監督:ラッセ・ハルストレム
出演:トビー・マグワイア、マイケル・ケイン ほか
思った通りの名作だった。J.アーヴィングってどっかで聞いたよーな。
きっとこーゆー心に染みるドラマを書き続けてる人なんだろう。
主演の男優も要チェック。他の作品も気になる。医師役の名優も名前なんだっけな?

当時のキリスト教国の堕胎手術は違法(今でも場所によってはそーか)なのに、
純粋に患者の立場で考え、子どもたちを素直にのびのび育てる孤児院は、
ある意味、最も幸せな場所かもしれない。

「信じるかな?」「信じたいから、信じるのさ」

世間のいろんなことを知り、いろんな人と会うことも楽しくて意義のあることだけど、
人にはそれぞれ居場所があって、必要としている人がいることが一番の幸せかもしれない。

「おやすみ、イングランドの王様たち」と先生と同じように声をかけた時の子どもたちの安心した笑顔がイイ。
大人の世界の事情は複雑で、倫理や道徳だけじゃ通らない。
その結果残された子どもたちを守るのも、やはり大人なんだ。


■『A.I.』(2001)
原作:スタンリー・キューブリック 監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ウィリアム・ハート、ジュード・ロウ ほか
天才少年と天才監督が組んだ超話題作。
でもキューブリックが自分のコンセプトを元に自分で撮ったら一体どーなったろう?と、つい考えたくなる。

今作はあくまでスピルバーグ的!
このまますぐユニヴァーサルスタジオのアトラクションに加えられそうなくらい。
一生懸命ロボット化社会の究極の姿、倫理観を数千年にも及ぶ時の流れに描いて、
これでもかってくらい母子愛満載の泣かせもの、ラストは引っ張って、引っ張って
ハッピーエンドになんとかもつれこませたって感じ。感動屋の私はすぐ泣くんだけど

“自分がユニークな価値ある存在であること”を認めてもらい、
母の愛情を得ることが、子どもが自己確立する方法だと強調して何度も出てくる。


■『ウェブマスター』(1998)
監督 トーマス・ボーシュ・ニールセン 出演:ラース・ボム ほか
近未来もののデンマークだかの作品で、なんか口許と声がズレてるなー
演出効果か?と思ってたら英語吹替えなのか? 皆美しい出演者ばかり。
丁寧にお茶をいれる主人公のスキンヘッドの男優も繊細な線でイイかんじ。

近未来では自然は皆無なのか・・・
このままネット、バーチャル、3Detc..がエスカレートすると、
サイバーで遊ぶ未来もそう遠くなさそうね。


■『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)

監督:ラース・フォン・トリアー 出演:ビョーク ほか
ビョークがここまでの演技を見せてくれるとは驚き。
少女みたいだけど母でもある彼女、共感するものがあったのかも。

「彼は母を必要としている!」「彼には視力が必要なの!」
盲人が今作を観たらどう思うだろうか?

途中セルマが♪私はもう充分に見た 子羊も 人が寿命を全うせずして死んでいくのも
ジェフが、エンパイアステートビルや中国も見てないじゃないか と歌う。

「心理的な影響で手術が効かなくなることがある」現代医療でも難しいのか?

ビルとの2人の秘密を守ったセルマ。
自分のせいとも知らずセルマを憎むビルの妻。何が幸福なのか、
それはそれぞれの価値観で決まるからなんとも結論は出せない。


■『ダンサー』(1999)
監督:リュック・ベッソン 出演:ミア・フライア ほか

「兄として妹の必要なことをサポートしてあげればいいのさ。
 自分が妹に必要だと思うことじゃなくさ」

この言葉は何気ないけど重い。本物の愛情ってそうなのかも。
真っ白なウェアを着たIの体いっぱいのダンスは素晴らしい。

兄「マネージャーは卒業だが、ダメな兄貴は一生もんだ」
I「ダメでイイ、マネージャーと兄貴を一生してほしい」
兄「それならできる!」

今作はこの主役の彼女なしには成立しない。
彼女自身の物語ともシンクロしてるかも(もし実際も口がきけないとしたら)
キュートでセクシーで、どんな曲でも踊れる、観客もインスパイアされる1作。
人が体ひとつでどこまで自己表現できるか。
鍛え方と才能でここまでしなやかに、スピーディに、情感豊かに、動きで感動させることができるのはスゴイ。


■『オーロラの彼方へ』(2000)

監督:グレゴリー・ホブリット 出演:ジェームズ・カヴィーゼル、デニス・クエイド ほか
久々かなり練りこんだプロット、二転三転、四転もする、サスペンスあり、ヒューマンドラマあり、
しかもアメリカ映画らしくラストはムリヤリ?ハッピーエンドにねじ伏せた感じ

タイムパラドックスはもっと複雑だと思うけど、こんな夢物語もいいさ。
NYメッツの野球が重要なポイント。父と息子を結ぶものはどの国でも似てるね。




【読書感想メモ】
「永遠のマドンナ 原節子のすべて」出版協同社
「日本映画戦後黄金時代12 日活の監督」日本ブックライブラリー
「さよなら妖精」KKベストセラーズ

「火の鳥7 乱世編」手塚治虫著
「火の鳥3 ヤマト異形編」
「火の鳥2 未来編」
「火の鳥5 復活編・羽衣編」
「火の鳥6 望郷編」

「マンガ日本の古典28 雨月物語」中央公論社
「マンガ日本の古典26 葉隠」
「マンガ日本の古典25 奥の細道」
「マンガ日本の古典8 今昔物語」水木しげる著
「マンガ日本の古典24 好色五人女」
「マンガ日本の古典17 徒然草」
「マンガ日本の古典7 堤中納言物語」


「映画の昭和の雑貨店 完結編 川本三郎著
「大霊界を見た 死後の世界の驚異」丹波哲郎著
「別冊太陽 名女優 写真家・早田雄二の撮った“永遠に輝く一瞬”」平凡社
「SNOOPYのもっと気楽に 1 なるようになるさ」チャールズ・M・シュルツ著 谷川俊太郎訳
「Peanuts Essence 13 ちょっとだけ」

「目でみる仏像シリーズ2 目でみる仏像・菩薩」東京美術
「Photo Mandala 吉岡たすく 野の仏紀行」写真:斎藤貢一 文:吉岡たすく
「NHK 祈りの造形 仏像物語 仏はどこに、どんな姿で」ニシムラ公明著
「MOE BOOK 美術館のある旅 SPECIAL」白泉社
「HUG2」キャサリーン・キーティング著 ミミ・ノーランド絵

「ef別冊 幸せになるカラーセラピー」泉智子著
「羊の宇宙」夢枕獏/作 たむらしげる/絵
「FOR BEGINNERS シリーズ63 歎異抄」遠藤誠/文
「もっと幸福な一日」吉野朔実著
「恋をしつづける女たちへ 新しい男と女 愛の進化論」秋山さと子著

「小学館ライブラリー14 マンウォッチング(下)」デズモンド・モリス著
「こころに水をやり育てるための50のレッスン」廣瀬裕子著
「一千一秒物語」稲垣足穂/文 たむらしげる/絵
「「気」と時間」河野十全著
「東京・美術館への散歩道3」東京新聞出版局著

「ブッダの生涯」小林正典著
「素敵な出会いをひらく 性格の本」秋山さと子著


【歌詞をメモした曲】
Un Homme Et une Fenme


【イベントメモ】
寄席「国立演芸場五月公演」@国立演芸場
「ビュフェ追悼展」@小田急美術館
「ジノリ展」@東京都庭園美術館


notes and movies(2001.5〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『名作100選 NHK特集 ジョバンニの銀河・1983』
宮沢賢治没後50年記念作品。以前、行った記念館と賢治が作品を書いた家、
それも同じように雪深い花巻の思い出が懐かしくよみがえった。

スウェーデン翻訳者をはじめ、信じられないくらい広く世界に訳され、愛読され、
死後、世界に誇る文学者となった賢治。

チェロを弾く音楽家でもあり、あらゆる鉱石を掘り出した地質学者、
様々な実験をした化学者、仏教徒、農業のことも真剣に取り組み、
地域に密着して貢献した等々、改めて千手観音みたいな人だったことが分かる。

後半は、金髪の少年を主人公に「銀河鉄道の夜」の抜粋を朗読して、イメージの世界を映像化した。
画家パウル・クレーの絵と、あれは顕微鏡で覗いた写真だろうか?
(ビニルや包装紙もあんな風に見えるとしたら、万物に神が宿っているとしか思えない
が次から次へと色鮮やかな世界が幻想的な賢治ワールドにピッタリ。


■『NHK 映像でつづる昭和史 第1部 昭和元〜16年』(1989)
第一次世界大戦が終わってからの話で、日本は過去から大して学ばなかったらしい。
犬養毅などの政治家も次々暗殺されているし、“安全大国日本”になったのは、
太平洋戦争で国民皆が痛みと悲しみを味わった後の話。

小津安二郎の『大学は出たものの』がヒットしたのもこの頃。
「激動の昭和史」の実際はどうだったのか、今、こうして貴重な映像資料が残っていて、
見て学べるのはスゴイことだ。


■『フィルムに残された あのころのにっぽん 第6巻 戦中〜戦後篇』
米軍が戦争攻略の資料として集めた昭和18〜31年の日本の貴重なフィルム。

1.国土篇 2.国民篇 3.日本人の行動 4.民主主義への道 5.日本での心得

欧米人から見た日本人はすべてが逆さま。男尊女卑がいい例。
狂信的で、戦争マシーン、天皇を現人神として死をもいとわぬ団結力を強調。
ちゃんとアマテラスやイザナミ、イザナギ等の神話まで紹介して、本質に迫ろうとしているのはスゴイ。

原節子主演の『新たな土』で茶道も紹介。
戦争一色から戦後、西欧文化を取り入れて変化していく様もとらえている。

後半は、観光案内的。横浜から鎌倉、“ちょっと足をのばして京都”w、箱根から見る富士山。
「寿司も珍しい物好きなら美味しさも分かる」とのこと。

いろんな国と戦ってきたアメリカは、こういう映画もいろんな国があるんだろうな。
なにせ説明が多くて、早い上に字幕が縦で読みにくく、映像に集中できないのが残念。


■『顔』(1957)

松本清張 監督:大曽根辰夫 出演:岡田茉莉子、笠智衆 ほか
のこぎり音楽ひゅろろ〜が妖しい。“顔”を売る商売で成功したい野望を持ちながら、
顔が知れると過去がバレてしまう哀しい女の話。
考えてみれば男が死んだのは正当防衛なんだけど、どんどん追いつめられちゃう。

「皆、色のついた光を求めて東京へきた。可哀相な奴らだ」笠智衆の刑事がシブイ。

当時から女の世界、モデルの裏事情は厳しかったんだな〜。
先輩、後輩に妬まれ、プロモーターのオヤジに迫られ、過去も洗いざらい弱みにつけこんでたかられetc...
悪女役もなかなか板についてる岡田さんにもっと頑張ってほしかったな。


■『チューブ・テイルズ』(1999)
監督:ボブ・ホスキンス ほか 出演:レイチェル・ワイズ ほか
たった88minを、いろんな監督が好きなように使って実際はもっと長く感じる。
“地下鉄の哀愁”って日本と通じるものがあるのに驚いた。
ジュード・ロウ初監督作品はいったいどれだったろう?

強烈なのはフェロモン丸出しの女に興奮するジイサン
「もう二度と会わないんだから気にするか!?」
心を落ち着けようとサッチャー首相をイメージするのが笑うツボ。

頭から雀が出てきちゃうのもビックリ。
ジイサンが一生懸命運んで、解き放つ瞬間、観ている者もホッとする。

赤いドレスの少女が母とはぐれて自由に駆け回る。
不思議なガーディアン・エンジェルなオバサンがイイ。

キョーレツ第2弾はゲロ女。MPのゲロ男に次ぐ豪勢な吐き方
皆の憧れの的だったのに、哀れ、視線恐怖症だったのか?

ラストは『シックス・センス』系の美しい物語。


■『フィルムに残された あのころのにっぽん 第1巻 昭和30〜34年』
「朝日ニュース」をつなぎ合わせたもの。ナレーションの言い回しや、音楽の使い方がいかにも古くて苦笑。
でもなぜかカタカナ英語の発音“ティーム”とかはイイ
戦後10年、暗い影と贅沢が同居していた。

ニュース例:
民主主義教育が始まる中、女性パワーも出てくる反面、売春禁止(取り締まるべきは買う側のはずなのに)、
米兵と一緒に祖国を離れる女たちや、捨てられて父なし子と残された女たち。
相変わらず裁縫やらお嫁修行も続き、真の解放からはほど遠かったのがうかがえる。


■『タイタス』(1999)
監督・脚本・製作:ジュリー・ティモア 出演:アンソニー・ホプキンス、ジェシカ・ラング ほか
シェイクスピア作で最もドロドロで残酷極まりないと言われる今作。
さすがの『ベイビー・オブ・マコン』の吐き気をもよおす迷宮の悪夢は、
『ロミジュリ』に似た現代劇と、少年をまじえて薄めているが、
血で血を洗ったヨーロッパの歴史は実際、親戚も親子もない権力争いと、
人にここまで残酷な心を持たせ、非情な仕打ちを思いつかせるかと思うくらい
非人間的世界を想像させるには充分。

しかも、ラストの異常に長い、子どもに未来を託す象徴的な後ろ姿のロングショットは、
どこかで観たような既視感を感じた。

復讐は続いて終わりがないから、どれも正義であるはずはなく、
人殺しを神と誓うなんてもってのほか!
人の浅はかな知恵と愚かさは、まるで底なしだ。
『ハンニバル』ばりのホプキンスと、悪女役が板についたラングの競演が迫力。


■『ひかりのまち』(1999)

監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:ジーナ・マッキー ほか
まさに共感!の1作。「誰か側にいて欲しい。でも誰でもいいワケじゃない」

求め彷徨って、幸せって何だって探して、自分をすり減らして・・・
それぞれの男女が、それぞれの立場で、それぞれの悩みを持って毎日必死に生きていくこと。

イギリスのワーキングクラスって私らが思うよりのっぴきならない無常な世界なんだな。
子どもから大人が身ぐるみはいでいくなんて!

“どこかに必ずいるはず自分と合う人が”って思わせる終わり方がイイ。


■『ファイナル・カット』(1999)
監督:ドミニク・アンシアーノ, レイ・バーディス 出演:ジュード・ロウ、サディ・フロスト、レイ・ウィンストン ほか
友人の私生活を隠し撮りして、恥ずかしいシーンばかりをつなげたジュードは、
自分の葬式に皆に観てもらうようにと言い残した。
次から次へと何なのこいつら?ってくらい表裏激しすぎる醜態がさらされて、仲間割れもいいとこ。

J「でも、目を離せないだろ? 真実だからさ」
趣味悪い奴と、どーしよーもない連中って言ったらそれまでだけど、
皆自分を振り返ったら他人事とはいえないのかも。

普段仲のいい友の悪口を別の友に言ったり、人が見ていないプライベートで変な真似したり、
犯罪ギリギリのことをしたり、悪気がなかったり、フツーだって思ってることも
人から見たら常識じゃないこともたくさんある。
でも、欠点もひっくるめて、その人の個性で、微妙なバランス関係で人間社会は成立している。

あんなに仲良しな友、親戚集団もひと皮むけばこの通り。
でも、血縁関係は切りようがないし、人間関係は1人1人の価値観の違いを超えたところにある。

J「後で人から聞いて知るより、今、自分の眼で見て知って良かったじゃないか。ショックは小さいよ」


■『薔薇の眠り』(2000)

監督:アラン・ベルリネール 出演:デミ・ムーア ほか
私好みの作品。『ANNNA OZ』『Julia & Julia』と同じ系。
特に『Julia & Julia』と同じ曲を使っている気がするのは私だけ?
デミが久々肩の力を抜いたラブ・ロマンスに帰ったのもイイ。
観た後、ほのかな哀しみと安心、静かな感動に包まれるのもイイ感じ。

上記の2作に比べたら、アメリカ映画らしく、ミステリアスながら
ラストはキチンと筋を通して、かつハッピーエンディング。
まるでセラピーの感動実話ドラマのようで二重人格症の治った症例みたい。

どちらの生活も女性として夢に描く幸せ像で、2人の男は見た目は違っても
完全に味方になって理解してくれ、わがままを聞いてくれそうな優男
私なら心身続く限り、両立していきたいなw

もともと夢も現実も似たりよったり、区別なんて難しい。
一度の人生、2度おいしいじゃん。
でも、どっちかっていったら、やっぱ若いアロンのほうがいかな
この男優よく見るようになったけど、なかなか有望株。

notes and movies(2001.5〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『おとうと』(1960)

監督:市川崑 出演:岸惠子、田中絹代、森雅之、岸田今日子 ほか
なんだか身につまされるような家庭から心温まるクライマックスと思ったら
湿っぽいままで、いきなりのエンディングってフランス映画じゃないんだから
昔の病院ってほんと陰気だなぁ。壁のひとつも塗り替えるとか花でも飾るとか、
せめて音楽くらい明るくしようよ。毎日お経みたいなのを聴かされたらたまんない。

どこまでも生来の勝気さで弟とケンカしつつ守る姉役に岸惠子が熱演。
森は、ちょっとだらしなく見えても、父として息子と娘、後妻のことを思いやる人。
田中のクリスチャン熱心ぶりはちょっとブキミ。
日本じゃ次第に宗教って煙ったい存在になっていったみたいね。
でも熱心な人に偏った人が多いような気がするのはなぜか。


■『わが生涯のかがやける日』(1948)

監督:吉村公三郎 出演:森雅之、戸田節子、山口淑子 ほか
父を殺した男でも愛しちゃう。森だったらあり得る ワルな格好も似合うこと。全然嫌味じゃない。
TにせよKにせよ元々戦時中は真面目青年とお嬢さまなだけに、
悪ぶって落ちぶれてても仮の姿。すぐお嬢さま、青年に戻っちゃうのが可笑しいw

ヤクザ映画ジャンルとしては、今じゃバイオレンス、セックス、血の連続、スピード展開になれてるから、
やけにトロく感じるけど、人情ドラマなんだよね。
金持って2人で逃げることもできたろうに、わざわざボスに「これから自首して、あんたを潰す」って言って、
のんびり決闘しちゃうんだから・・・

Tの兄の職は検察官だっけ? 自由思想の若者を拷問してたのかな? 日本もナチみたいな時があったんだな。
山口がハリウッドのクラシック女優のように美しい妖艶な魅力!


■日本の歌謡映画シリーズ『ノンちゃん雲に乗る』(1955)

監督:倉田文人 出演:鰐淵晴子、原節子、藤田進 ほか
原つながりで借りたんだけど、すっかりこの天才少女、鰐淵晴子のファンになっちゃった。
歌謡映画ってミュージカルとは違うのか?w 童謡が多いけどね。
父がバイオリニスト、母がドイツ人だよ! バイオリン弾けて、天使の歌声、
バレエを踊っても様になって、演技もしっかりしてる!
日本映画の当時としては、異色のファンタジー、フシギでエキセントリック、和風OZの世界!
藤田と原の両親ってのもゴージャス。愛犬のエスが可愛い

「ウソをついたら帰してあげる」「ウソは嫌いなのおおおお」と泣き崩れるw

組長になって喜んだり、小学生にしちゃやけにいい言葉でハキハキと挨拶する子どもは時代柄?
でも可愛い子にちょっかい出したがる男の子はいつでもいるね。

一番可笑しいのは、母と兄が東京に行ったと知って号泣して父を困らせるシーン。
「××しませんよう」「○○ですよう」と泣いても、なんかお年寄りっぽい喋り方w
本人はいたって真面目だからなお可笑しい。

子どもって可笑しいね。時々大人に近くて、時々動物みたいに理屈が通らなくなる。
冒頭に原も歌うシーンがあるが、本人の声? 原が母なんて理想的。


■『キューポラのある街』(1962)

監督:浦山桐郎 脚本:今村昌平 出演:東野英治郎、吉永小百合、市川好郎、浜村純、菅井きん、浜田光夫、北林谷栄、加藤武 ほか
川口は鋳物職人の町だったんだ。中小企業の町。
まだまだみんな貧しかったけど「OK」「Bye!」とか喋ってて、
「中学出て働け」という親と「高校出なきゃ一生下積みで終わる」と学校教育の重要性に気づき始めた時代。

子役がすごく上手い! 吉永小百合も当時18歳で最年少ブルーリボン賞とっただけある。
苦境に負けないで希望に溢れた若者役を好演。

パチンコ屋でバイトしたり、弟は新聞配達、クズを盗もうとしたり、
「俺もそろそろ考えないと」って小学生のうちから言ってるんだからエライ!
月給が2万だって、弟が盗んで飲んでた牛乳、
その家の息子は「病気の母のために働いているのに何にもならない!」と怒る。
毎日がその日暮らしの不安定な生活。
でも世の中がもっと便利に発展していくっていう変化が目に見えてわかったから希望も抱けたのかも。


■『生まれてはみたけれど』(1932)

監督:小津安二郎 出演:斎藤達雄、吉川満子、菅原秀雄 ほか
サイレントで弁士付きと思ったんだけど、全くの無声とゆーか無音・・・?? これでいいのか?
時々入る字幕だけじゃ細部が分かりにくい。
それにしても昔はサラリーマンってそんなに情けない職業だったのか?

「お前たちはヤクザな会社員なんかになるんじゃないぞ」てそんなに貶さなくても

男子の友情って微妙だな。変なプライドと強弱で成り立ってるんだ。
“スズメの卵飲んで強くなる説”みたいな摩訶不思議な理論があるんだよね、子ども世界って。
ま、子どもから見たら大人世界のほうが不思議か。父親に物言えるだけ自立してるんじゃない?
どんな人が一番偉いか、説明してできないこともないだろうに、子どもには通用しないのかな。
ちなみにここで飼われている犬も“エス”。腹痛でお医者さん呼んでもらうくらいだから結構いい家なんじゃないか?


■『青い山脈』(1949)

監督:今井正 出演:原節子、木暮実千代、池部良、杉葉子、若山セツ子、龍崎一郎 ほか
とにかくラブレター1枚でこの騒ぎになっちゃうんだから改革って大変!!
考えれば戦前も戦後も人々の良心と道徳観の根底は変わらず、
世の中の建前だけが歪んでいたんじゃないかな?

「しかめ面してる人ほど女グセが悪く、戦時中は不名誉な病気で産婦人科に・・・」
と弱い下ネタで抑えてる

快活にバスケやテニス、水着で泳いで自己主張する杉葉子がイイ。
封建的な田舎町にしては、理事会で納得が早かったな。
実情はまだ女はお嫁に行って、夫に殴られ、子どもを育てるって考え方が父母に残っていたんじゃない?
今作で日本は変わるってアピールしたかったのか、先陣切って。
今じゃ解放されすぎて、10代の妊娠、中絶問題など、なんでもいきすぎはよくないもんだ。


■『NHKスペシャル 大英博物館 第2集』(1990)
「王に触れるな、王は神なり! エジプト・大王ラムセスの帝国」
音楽:式部 案内:壇ふみ VOICE:おおたか静流

1753年ロンドンに建設。1000万点という収蔵品。5000年に及ぶ人類文明をおさめる大英博物館。
中でもエジプトのコーナーは素晴らしかった

1799年、ナポレオンが発見したロゼッタストーンに書かれたヒエログリフによって明らかとなった
人神ファラオと、人々の高度で神秘に尽きない生活、祭り、文化etc...
今作では王の中の王、ラムセス2世にスポットを当てる。

ラムセル1世、父セティと続き栄華を取り戻したエジプト。
2世は幼い頃から王となるべく教育を受け、90歳で亡くなるまで権威を保持したという。
太陽神ラー・アメン神の化身とされ、太陽の光の演出を計算しつくされた巨大なアブシンベル神殿、
死後の世界観を描いた『死者の書』等、エジプト文明の遺産には興味が尽きない。

とにかく1日じゃ見きれなくて早足で見て、説明もなかったから、
どれがどんな物語を持つのか知らないまま見学したのは残念。
ビデオにするにもエジプトコーナーだけで何十巻にもなっちゃうだろーけどね。


■『風花』(1959)

監督:木下惠介 出演:岸惠子、久我美子、有馬稲子、笠智衆 ほか
岸の円熟した演技と、久我の因習にとらわれない新鮮な魅力の競演がイイ。
昔の閉鎖的な村社会って、ちょっと道からそれたら、それこそ末代の恥にもなりかねないくらい、窮屈だったんだな。


■『破れ太鼓』(1949)

監督:木下惠介 出演:阪東妻三郎、村瀬幸子、森雅之、小林トシ子、桂木洋子、宇野重吉、東山千栄子 ほか
なんだかとっても身近に感じるな、この家族
ちょっと前までは、こういうワンマンでガンコな親父だらけだったんだろうね。

「愛のない生活は孤独。子ども6人1人ずつ愛したら6日、残りは母にあげればいい。英雄は己を知る」

まるで武士道みたいな父、でも根底の愛情を信じて引き出した家族の絆はスゴイ力。
森は気が弱いが人生プランを立て、長男として家族を守ろうとする役をコミカルに演じている。
父役の坂東もいかにもどこかにいそうなガンコ親父をオーバーに誇張して
(いや、これぐらいの人もいるかな)憎めない父を熱演。


■『NHKスペシャル 大英博物館4 インド編』
「姿なきブッダのかたち インド 仏教美術の源流」
音楽:式部 案内:壇ふみ VOICE:おおたか静流

19C、英考古学調査隊が発掘した推定1〜2C南インド・アヌラーバティ王朝時代の仏塔跡は、
仏教の開祖・ブッダの生涯を物語る浮き彫りがほどこされ、
大半が大英博物館に特別に保管され(石灰のため、温度、湿度が一定)30年も非公開になっている。

バラモン(一部の高僧)が権力を握り、人々を支配していた時代。
ブッダは“宗教は一切を救うべき”と悟りを得て、1人直談判した。
様々な考えが各地で起こってた1つだったらしい。

布教の末、80歳で亡くなり、涅槃(煩悩から解き放たれた理想の境地)、
仏塔(ストゥーパ)が各地に造られ、浮き彫りにはブッダ自身の姿はなく、
仏足、菩提樹(ブッダの母がこの木の下で産んだ)等であらわしていたが、
ローマ、ギリシャとの商業が盛んになり、神を人間像にする文化が流れこみ、仏像の原型が生まれたという。

その後、ヒンドゥー教が復活、仏教は中国、日本に移り栄えることとなる。
今でも12年ごとに行われるヒンドゥーの祭りにガンジス川で沐浴する人々がいる。
川の水はキレイとは言えないんだがなあ・・・

仏教・仏像の起源を聞いたのはこれが初めて。
インドの今の風景と浮き彫りをオーバーラップした映像美がリアルに歴史のロマンを蘇らせる。

notes and movies(2001.5〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は「男と女」の歌詞のメモが見える透明なルーズリーフからご紹介。
まだまだ昭和の邦画にハマっていたらしい。
それからプライベートにもいろいろあって、自己啓発本をやたら読んでた時期でもあった

  

photo1:スヌーピーのイラストがそこかしこ。
photo2:オーラソーマに出会ったのもこの時期か。
photo3:ビュフェ展はまた観たいなあ!

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『善魔』(1951)

監督: 木下惠介 出演:森雅之、三國連太郎、淡島千景、桂木洋子、笠智衆 ほか
森の妖しいデカダンスな魅力を満喫できる。
ロマンス・サスペンスかと思いきや、妙にお堅いつくり、セリフも形式張ってる。
まだ新聞記者が正義と分別をわきまえていた頃の話か、
それとも三國(今作のヒットをキッカケに芸名にしたらしい)のおかしなまでに一本気な役所のせいか?
どんな作品も観るほどに状況が一つ一つの動作・演出からより深く読み取れて、
そのたび見落としていた魅力が引き出されるんだろうけど、もう一度観直すにはどうか・・・?

「悪とたたかうために、善も悪の要素、つまり魔が必要だ」

Nの理念からのタイトル。正義感の塊から出たキツイひと言もこれのせい?
学生服姿の森もほのぼの 今作ではとにかくキビキビした記者役に徹している。


■『ある落日』(1959)

監督:大庭秀雄 出演:岡田茉莉子、森雅之、高橋貞二 ほか
今度はウェットなだけの不倫映画。あんまり泣いてばかりのヒロインってのも好きじゃないんだな
相手も病気の妻を振り切って、しかも自分の幸せまで思いやってどっちの道も選べるのに、
口では「いいの私は」と言いつつ、自分に好意を寄せる男を巻き込んで前進しない女より、
もっと他に選択はないものか?

岡田茉莉子ってもっとモダンで活発な役が似合いそう。
まだまだ女の自立には遠かった時代なんだ。
大学出て外国人と英語でやりとりできるキャリアがあるのに「2、3年社会見れば充分でしょう」
って当然に言われてるんだもんね

人の縁とは計り知れないもので、必ずしも一生添い遂げられる、幸せになれるとも限らない。
そのまま素直に受け入れるか、周囲を気にして自分の気持ちを抑えるか、
先が見えててもまた会いたくなる気持ちを抑えきれない。
「僕たちはいつも別れの連続だった」とは不倫の状況をよく言ったもの。生産的関係とはいいがたい。
生産的にできる人もいるけど。本当の縁を後で見つけて貫くのはやっぱり罪業になるのか?


■『この広い空のどこかに』(1954)

監督:小林正樹 出演:佐田啓二、久我美子、高峰秀子 ほか
戦後まもない、皆がそれこそ必死に1日1日を生きて復興しようとしている時の話みたい。
家の残った人はまだまし。路上で暮らして水を売ったり、働き口を捜して夫の帰りを待つ女たちが逞しい。
嫁の立場の勉強にもなるかも。佐田啓二みたいに優しく頼りがいのある二枚目な旦那なら
家の苦労も気にならないって観たファンがたくさんいたことだろう。

久我がいつもより我を抑えた役ながら、明るさを忘れない初々しい嫁役、
高峰が珍しくイジメる小姑役なのが面白い。
『挽歌』でも好演した石浜朗が大らかな現代っ子なのにも注目。
でもやっぱアパートに夫婦きりのほうがいいなあ

「そのうち10年もすれば、新しいタオルだって君がいなきゃ分からなくなるくらい
 全てが手の中に収まるようになるさ」っていい慰めの言葉だねぇv

「この空のどこかに、自分と一緒に苦労することが幸せだと思ってくれる人が、必ずいるんだって思うと生きる希望がわく」

「2人で暮らしてても、家族と一緒でもやっぱり同じなんだよ」そうかも知れない。

2人でも孤独でケンカすることもあるだろうし、大勢でいても愛し合う気持ちさえあれば幸せだ。
幸せで温かい余韻の残る1作。


■『誘惑』(1948)

監督:吉村公三郎 出演:原節子、佐分利信、杉村春子 ほか
原の場合はアッサリ不倫家庭に馴染んじゃうんだw
父はいないは、身寄りはないは、妻は病気でいないは、子はなつくは、旦那と相部屋、相床になるは、
倒れた先で温泉、酒、ダンス、これだけ条件そろって、この2人ならどーにかならないわけにいかないじゃないw

森の退廃的魅力と対照的に、堅実な父親的魅力の佐分利信もイイ。
それにしても夜訪ねてくる杉村春子さんってのは、かなり後で祟られそうだよ
20歳代の役所のせいか原の恥じらい演技がオーバーなくらいで笑える。

「もう抑えられなくなった」とキスシーンが、
足だけのイメージショットで控えめなんだな。いいところなのに
旦那の部屋の窓から抱き上げてもらうシーンはお茶目。
その後のラブラブな生活は観客のご想像にお任せなのが残念。

原って大柄なのかな。なんだか今作ではやけにふくよかに見える。
森と佐分利信の共演ってのも観てみたい。飾らない素の演技がリアルに近くて、他の作品も観てみたいな。
奇しくも後見人と不倫シリーズが2作続いた。
互いの気持ちに気づき、すぐ決心して明るい未来を見てる今作のほうが後味はスッキリ。


■『喜びも悲しみも幾歳月』(1957)

監督:木下恵介 出演:高峰秀子、佐田啓二 ほか
邦画で初めて日本縦断ロケで撮影。昭和の激動の歴史を交えて、逞しく生きた人々を描く。
“灯台守”って具体的にどんな仕事だったんだろ? こんなにあちこち転勤しなきゃやっていけないものなの?
主演の2人は今作で数々の賞をもらったらしい。

「子役大成せず」のジンクスを破って、高峰が娘から中年まで見事に演じ分けている。
「見合い結婚だけど、私、お父ちゃんに恋してるんだわ」なんて言えるいつまでも可愛い奥さん。
優しくて頼りになる理想的な夫役の佐田もイイ。


■『朱唇いまだ消えず』(1949)

監督:渋谷実 出演:高杉早苗、佐分利信、杉村春子、久我美子、佐田啓二 ほか
不倫のほかに何も展開のない作品が多いのは“不倫”というテーマそのものが新しく新鮮だったからか?
宝塚女優みたいにスマートな美人のヒロインは誰か?
18歳で見合い結婚なんて昔は無茶なことしてたな
久我がポッチャリほっぺで分からなかった! 若かったのか? 佐田もセリフのないちょい役だし。

「そうおっしゃって下さるだけ有り難いと思って」と号泣。
これがまた杉村春子さんだから、なんだか空恐ろしい
2人の夫婦役はこれでもう2作目。こーゆーフツーの妻役も結構やってたんだ。
小津作品での小ウルサイおばちゃん役が印象強くてどーも。。。

今だったらもうバリバリ肉体関係あるところからサスペンスか何かが持ち上がるってパターンだけどね。
でもいくら好きとは言え、女の立場は微妙で辛いものだろう。
佐分利信の役みたく経済力もあって開き直ってたらハマりやすいかも知れないけどさ。


■『にごりえ』(1953)
原作:樋口一葉 監督:今井正
●「十三夜」出演:田村秋子 ほか
●「大つごもり」出演:久我美子 ほか


●「にごりえ」出演:淡島千景 ほか


女優の競演による三種三様の女のドラマ。
昔はほんと身を粉にして働いて、やっと1日を生き抜いていたんだ。
結婚したからといって幸せにもなれない女の受難の時代。
でも毎日豊かに暮らせるようになった現代でもやっぱり幸せと自由が手中にあるとはいえない。
艶っぽさの淡島、まるでシンデレラみたいに身につまされる心理を熱演する久我、見応えのある1本。


■『四人目の淑女』(1948)

監督:渋谷実 出演:森雅之、木暮実千代 ほか
これは森ファンとして満足のいく1本。
とゆーのも戦争から帰ってきた時は無精ひげでボロボロなのに、
ちょっとタキシード着たら、たちまちこの世の者とは思えない美しさ
憂いを帯びた実も花もある美男!

いつも思うけど、どーして昔の邦画って学生時代を描くのに子役を使わないの?
こないだの佐分利信の中学生役はビックリしたよ/爆

家没落の借金返済に金目当てで嫁いだ相手がなんと笠智衆!
守銭奴役にもっとも遠い男優ではないかい?
ダンディなスーツ姿は似合ってて、森に負けないくらいカッコいいけど。

仮装パーテイに日本の祭りの仮面なのが可笑しいw
つまりタイトルの4人目の淑女とはDのことだろう。
一度お金の有り難味を知ったから悟れたんじゃないか?
彼女さえ放っておけばBもAもそれなり幸せに暮らせたろうに、厳しすぎって感じ。
ま、森さんgetするにはここまでして当然かw

(役名が分からない時は大抵A、B、Cでメモってたらしい


■『暗くなるまで待って』(1967)
監督:テレンス・ヤング 出演:オードリー・ヘップバーン、アラン・アーキン ほか
音楽:ヘンリー・マンシーニ
豪華スタッフで制作したブロードウェイの大ヒットドラマ。かなり本格サスペンス。ヒッチコック並。
オードリー迫真の盲目女性演技。
1つ気になったのは、どこかイタリアンマフィアっぽい喋り方のロートがMPのギャグにソックリだったことw

あくまで妻から来させようとするのは厳しくないか?
NYで裏口もないってのは、物騒極まりないっしょ。
いつでもドアが開けっぱなのも無用心。


■『夜の鼓』(1958)

監督:今井正 出演:三國連太郎、有馬稲子、森雅之 ほか
こんな“正当な殺し”なんてあるものか。若い夫婦を新婚早々離れ離れにしちゃうのがそもそも。
ま、酒が悪と魔の引き金で日頃、真面目なだけに美しい女も耐えてたのが切れたんだろう。
でも昔は一族の恥として生きながらえることは許されなかったのか。厳しいーーー。
師団だって、あれだけスキ見せられて許されなかっただろーに。

森の必死で逃げるシーンはスゴイ!
で、とうとうこれまでと振り向いた表情が、なまめかしいほどに美しいんだな、これが
浪曲はなんて渋い声! 森さん本人の唄か?!

切ったり切られたり、恨んだり、未練が残ったりじゃ、当時の霊が浮かばれなくなるのもムリはない。
この時代フツーに幸せになれた人なんて一体何人いたことだろう?


ドラマ『リアル・クローズ』(2009)

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ドラマ『リアル・クローズ』(2009)
出演:香里奈、黒木瞳、高岡蒼甫、西島秀俊、小泉孝太郎、加藤夏希、能世あんな、えれな、南明奈、IMALU、田中哲司 ほか

百貨店業界がリアルに厳しい昨今、その内部事情をチラ見できるドラマ。
基本、ラブコメの少女マンガのノリだけど
このドラマを見てても、残業やら、徹夜、女性差別、正社員と契約社員の差などなど
古い体制がまだまだ根強く残ってる日本企業の実態が見えてくる。

 
田中さんは、越前屋・経営戦略部チーフマネージャー尾崎隆役。
アパレル関係のヒトだけに、毎回ヴィヴィッドな色のシャツやタイをパリっと着てる。いつもイヤミを言う役だけど


●第2話 あなたダサいんです!
飛猫舎のアクセは姉妹2人で作る大人気のブランド。
ライバルのゴールディと仕入れの数を争う田淵。

「ダサい奴がダサいのは、自分の好きな服が分からないからだ」いちいち耳が痛い
「好きを探せば、その先に幸せな記憶がある。1つもないとしたら、寂しい人生ね」そこまで言われる・・・

これを一番ステキに見せたいと決めたら、それに合わせてコーディネートするべし!

「仕入れまーす40個」「だよね〜」て西島さんの軽いセリフが笑えるw


●第3話 悪魔部長に弟子入志願
神保のアシスタントに急遽欠員が出てアマノが入る。「遅刻、言い訳、ノーメイク」が大嫌い。
VIP専用のフィッティングルームを特設。
老舗ストッキング店の水嶋がやってくる。

「二十歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績」ココ・シャネル

ショップを偵察するのに店ごとに服を着がえるって!
アマノは、マネージャー試験を受けろと田淵から言われる。仕事とプライベートの二者選択に迫られる。
老舗と若いコ向けの繊維社とで判断ミスをして神保から切られる。

「服はその人の自信さえ引きだすの。私たちは魔法使いにもなれるのよ」それはあるかも。
髪型、メイク、服で印象変わるもんだな〜。


宴会で腹踊りに、下ネタクイズって、どんだけハジけた役なんだ!


●第4話 独りはイヤ! 結婚する
マネージャー試験に合格したアマノは、バイヤー田淵の下につく。
在庫管理を頼まれ、売れ残りを自ら買って着まわし、完売させて得意になるが、
セールで田淵がつけた70%を30%にして売れると読んで、客の年齢層が高く、
露出度が高いワンピは売れ残り100万円の赤字。売れなきゃ切り刻むの

田淵が「女は好き嫌いで動く」と差別発言したことでヒンシュクを買う。
タツヤは実家を継ぐ決心をしてプロポーズする。一番仕事が乗ってる時に選択を迫るのはズルいな。
「独りぼっちはイヤだ」と受けるアマノ。

女性はキャリアと恋愛を天秤にかけて、結婚するか、会社辞めるかしか選択肢がないのかな。
アマノのウェディング企画が通る。


●第5話 誰と生きる? 結婚と涙
最後の仕事になるから3倍働くと言うが、まだ神保には言えずじまい。
松善百貨店でもハチヤがウェディング企画を対抗してくる

「オシャレは我慢」て高いヒールで靴ズレしてひきずって歩いてるのもオシャレか? 健康に悪いし
「have to ではなく、want を考えなさい」
「自分の居場所くらい自分で決めなさい」

タツヤの同級生ハルが登場。頭皮マッサージで「頭皮堅い。疲れてますね」てみんなに言うんじゃないかな
結局仕事をとったアマノは別れる決心をする。


●第6話 恋の修羅場と新しい服
失恋で放心状態のアマノ。
「なんかゾンビみたいの来た。思いっきり退化してんぞ」

神保にライバル心を燃やすハチヤはアマノにも近づく。
今度は越前屋のイメージアッププロジェクトを企画。
田淵にはフィアンセがいることを知ってショックを受けるアマノ。
荷物を返す口実でタツヤに会いにいく。ハルはタツヤが前から好きだった。
「やり直す可能性、もう1%もないかな?」と泣くアマノに「ない」とタツヤ。
こうハッキリゆってくれるだけ有り難いってもんだな。
トレンディドラマの基本は、こうゆうくっついたり離れたりで、あとは職業や設定をちょっと変えるだけだね。

「ふっきれたみたいね。あなたには新しい服が必要よ」
田淵も7年付き合ってるフィアンセからお別れメールがきた。

オザキ「自信に満ちた顔しちゃって。お手柄はすべて私って。
 なんせウチには完璧なカリスマ部長さまがいらっしゃいますからねぇ」

「男っぽいっていったらあのヒト。大手コンサルからの引き抜き! 仕事ピカイチ、ただしバツイチ」て言われてるw


●第7話 女のバトルと生きる道
アマノの妹マユ(フシギな空気感だと思ったら、彼女がIMALUさんか!)はデザイナー志望。
代官山で店を持つのが夢。友だちはついてゆけず離れていく。
小西はハチヤと面接。ミックスコーデを田淵から教えてもらい提案する。

百貨店業界も契約社員多いんだな。
契約社員は一度の失敗が失業につながると、社員との壁を強調する。
役員会議で松善との合併が噂される。


●第8話 ニット王子獲得大作戦
デパートで働くと服代がかさんで仕方ないね。てか、オザキはどんだけメガネ持ってるんだ!?
「埋もれるか、のし上がるか、それとも逃げ出すか、君はどうしたいんだ?」

ニットデザイナーの双葉はハチヤにうっとりして越前屋のプロジェクトを降りるという。
こんどゾンビ化してるのは田淵のほう。タブタってイジメられてた少年時代


「でも自分でも(ポトフ)作れるもん」てw
酔っ払って親密になるって設定は、ぶつかって知り合うのと同様、トレンディドラマの鉄板だなw

「男が一番生き生きした顔をする時はいつだと思う? なにかを仕掛けている時」


●第9話  生き別れた恋人との衝撃の過去!
松善は越前屋との提携を蹴って、別会社と合併する。
神保は人気ブランドとのコラボxmas企画で対抗すると提案。
オザキ「結局あの女におんぶに抱っこですかぁ」

靴の製造工場を武内に指定してきたため、田淵&アマノが契約とるのを任される。
武内は下町の職人。そんな中、田淵に恋してることに気づくアマノ。

「恋は靴選びと同じ。最初は見た目、でも自分に合ってるかどうかは履いてみないと分からない」

靴づくりって面白い。“革が化けると書いて靴”か、なるほど。
ハチヤは越前屋の女子に引き抜きをかけてゆく。
オザキさんまで! 「あの百貨店はもうダメです」

武内の工場に神保とハチヤが一緒に映る写真を見つける。
20年前、神保はハチヤの父トシオ(妻は亡くなった)の恋人だった。
ミキは海外に飛び、トシオは失意で亡くなった。

「自分の求めるものを知っていれば、進むべき道はおのずと分かる」

「手離したもう1つのものが大きければ大きいほど前に進む力になる
 人生で一番大切なのは誰と出会うか。その結末がたとえ別れであったとしても」

本当にピッタリの靴はシュッって音がするそうな。でも、ヒールは男が考え出したんだと思うな。
そもそもヨーロッパの道路が汚くて、直接糞を踏まないようにって高くなったらしいじゃんw

「恋人には絶対靴をプレゼントしてはいけない。その靴を履いて遠くへ行ってしまうから」
20年前も演じられる黒木さん、さすが!

告ってから風邪で田淵のウチで寝たら治るってマンガのノリだな。
「寄るな、菌が飛ぶ。あばよっ!」てどんなセリフだよ
田淵も越前屋を離れる?


●第10話 崩壊の危機と裏切り最後のバトル


オザキさんがプレゼンしてますよv シエラ&キース初上陸、年末商戦がラストチャンス。
デザイナーのキース氏が来日して翌日までにプレゼンが必要。24時間の戦いが始まる。
百貨店の人てみんなこんな肉食系なのか?
キースさんも日本語話せるって安易な設定w あんな派手な服、誰が買うんだろ?

「1人でも立っていられる人間になって初めてほんとうの仲間と出会えるの」毎度、耳が痛い

オザキは松善に移る前の手土産としてミキの解任を言い渡す。
田淵はイギリスの引き抜きを受けることを決める。
「アマノ、オレといっしょに来るか?」


オザキさん必殺の流し目!


最終話 クリスマスの奇跡! 服の魔法と涙
ミキにはパリで買いつけを言いつけ、代替案をアマノらに引き継がせるオザキ。
xmasプロジェクトのリーダーにはアマノが指名される。


「何回言わせるんだよ、上の決定なんだよ!」て、オザキさんちょっとだけヤクザものの影響が出てますよw
クリスマスナイトを提案し、やっと軌道に乗ってきたのに、またオザキがジャマをする。
「女の子の出る幕じゃないよ」

「仕事をしている以上、成功しつづける人なんていないわ。大切なのは転んだ時、どう立ち上がるか
 夢のあるところに人は集まるわ」



あのxmas飾りはどこに行くんだろう???
そもそも信仰がないのにxmasをここまで盛り上げる民族も珍しいよね。
実際の売り場って半年くらい先を常に企画してるのではないかいね?

「洋服はたくさんの贈り物を与えてくれます。
 女同士の友情をつないでくれるもの。自分らしさを表現してくれるもの
 働く女性の背中を押してくれるもの。そして男性には、戦う勇気をくれるもの。
 新しい世界の入口、自信を引き出してくれるもの。
 自分さえ知らなかった自分を見つけてくれるもの。
 一番の魔法はきっと自分を好きになれるということ」

「悩む力がある人は、いつか自信を手に入れられるわ」

田淵「仕事が面白ければ、人生の半分は楽しい」
  「ばーか、人生の半分を楽める奴なら、残りの半分だってめちゃめちゃ楽しめるに決まってるじゃねーか」


「ステキな服を着ていると、ステキな人生になる」

昔、英語の先生が「英語を知らないと、人生の楽しみの半分を失う」てゆってたな。
みんなそれぞれそーゆーものがあればいいんだ。


1チョコ for 1スマイル

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■ブラサキラジオ2014.1.7 OA

ユキさんに今年の抱負を聞いたところ、「今年からまともなニンゲンになりたい」
なんか「妖怪人間ベム」みたいになってますよw

♪Jake the Dog Stomp

TAKEOさん「もっと全国を細かく周りたい」
福島では打ち上げがすごかったらしい。和風ラップ???

キミノリさん「ライヴパフォーマンスをがしがしやりたい」

甲田さん「酒の量を減らしたい」

修二さんとその後、酒の話が止まらない
アルコール依存症→ウコン→サプリが主な流れなんだとか?

呑み屋コーナー。
札幌のお店。ライヴイベント後の打ち上げ後。
バックにはブラサキのxmasアルバム流れてた

髭楽団・キンタくんによる“ルードボーイについて”
呑み助のトークが長くなって途中から来週持ち越し

“ぶらぶらぶ〜らさき”って妙なジングルが入ったような???

Cohさん×修二さん2人が真面目に音楽を紹介するコーナーが新設。
コアなコーナーになりそう。BGMはエラだった。

Solo Flight/Benny Goodman (featuring Charlie Christian on guitar)


ずっと喋り続けてる甲田さんすばらしいなあ


最近の気になるトピックス。

1チョコ for 1スマイル
こないだダースチョコを買ったら、パッケージ裏にこんな活動の広告が載っていた。
“ガーナなどカカオの国の子どもたちが安心して教育を受けられる環境づくりをお手伝いする活動”とのこと。
大企業が率先してやるのはイイことだと思う。


「紅白まで出場のふなっしーギャラ高騰し「20分40万円」」
生々しいふなっしー事情w 最近、フツーにスーパーでもコラボ商品を見かけるようになったし。
個人のプロジェクトから始めて、ここまでもってくるってスゴイ!


●新春スペシャル「官兵衛“お宝”スゴロク!」@歴史秘話ヒストリア


官兵衛ついにスタート! って、荒木村重さんの出番はまだまだ先っぽいけれども。

ヒストリアでも新春らしいクイズ形式でちょこっと紹介してた。
軍配者(のちの軍師)の役目は、占い師だって。陰陽師みたい/驚
信長さんに気に入られて刀をもらったり、秀吉さんには城を丸ごとプレゼントする太っ腹っぷり。
変わり兜も斬新で面白い!




図書館で借りたCDシリーズ。
昔、カラオケでよく歌ってた曲を借りてみてる。今回はチャラ。可愛い曲がいっぱいあるんだよね

Junior Sweet/Chara
♪やさしい気持ち、♪タイムマシーン、♪私はかわいい人といわれたい、♪Junior Sweet とかよく歌ってたv

SOUL KISS/Chara
♪あれはね、♪愛の自爆装置 とか久しぶりに聴いて懐かしい!

CHARA THE BEST BABY BABY BABY xxx/Chara

Violet Blue/Chara
これと、下の1枚は初聴きかな。知ってる曲がダブって入ってたりするけど。

Happy Toy/Chara


『怪奇大作戦 セカンドファイル 第2話 昭和幻燈小路』(2007)

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『怪奇大作戦 セカンドファイル 第2話 昭和幻燈小路』(2007)
原作:円谷プロダクション シリーズ構成・題字:実相寺昭雄
監督:北浦嗣巳 出演:西島秀俊、田中直樹、青山草太、美波、岸部一徳、寺田農、田中哲司 ほか

「1968年の『怪奇大作戦』のリメイク作品。
 本来第2話は実相寺昭雄自身によって演出される予定だったが、
 制作準備中に実相寺が逝去したため、当初プロデューサーとして参加していた北浦がこれを引き継いだ」(ウィキ参照

私の大好きなSF作家・眉村卓さんの小説みたいでドキドキする。全3話しか制作しなかったのか。

▼story

 

電波が乱れている地域をS.R.I.(特殊科学捜査研究所)が調査中、
電波が異常に大きくなり、町からヒトが消えた。
マキらは謎の老人を見た後、電波がとだえて、
一部の区域から外に出られなくなってしまった。
なぞの異空間は、町を昭和に戻していく。

 

東京地理教育電車唱歌

軽やかな歌声が聴こえてきたと思ったら、歌ってたのが田中さんでビックリした/驚×5000
高いキーで歌手みたいにいい声で歌ってる
マキの亡くなった父役。最後の都電。なんだか切ないなあ。。

 


老人が落とした髪どめは少女のもの。ヒラオカ写真館に入っていった。
幻灯機には亡くなった孫娘ミツコが映り、髪どめをもらったお礼を言う。
老人は悲しみのうちに亡くなり、マキらは現実世界に戻る。

ロケは江戸東京たてもの園。
ラストに流れる電子オルガンの曲がジャズィでかっちょいい。

「怪奇大作戦─ミステリー・ファイル─」には原田美枝子さんが出てる!

かもめ〜

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外に出ると風邪ひきさんがたくさんいて困ります。。
毎年ひく人って喉が弱いんだろうか? それとも不摂生のせい?
毎年ひく人ほど慣れちゃってるから、マスクをしないでゴボゴボ咳をするのがもっと困る
毎日、うがい&手洗いしていても伝染りそうです/怖


最近の気になるトピックス。

天海祐希、10年ぶり短髪を共演者が絶賛「武士の顔」「超男前」


連ドラ「緊急取調室」が9日からスタートv
新年早々、出演者は餅つきを披露してた。天海さんの餅つきっぷりがカッコよすぎ!
田中さんのお誘いで新年会もやったんだ、楽しそう


三億円事件
こちらも楽しみv

たけしさんが出る「黒い福音」もよさげv



部長ナレーション仕事@大航海ごはん

なぜかカモメキャラなため、「〜かもめ〜」て喋ってたw
「飛鳥?」は「ゆうゆう散歩」でも加山さんが紹介してた


昔の船員の夕飯は、固〜〜〜いビスケット×水代わりのビールだけ
朝食はオートミール(見た目がもう苦手
昼だけあたたかい肉(塩漬けしたのを茹でただけ)が食べられるって過酷過ぎる!
おかげで海賊よりも「壊血病」が恐れられていた。
レモン、ライム、塩漬けキャベツで克服したのは、クック船長のおかげv

日本では「糒(ほしいい)」(米を炊いて乾燥させたもの)を水かお湯でもどして食べていた。

今では海水を真水にできる機械を船内に設置している。
これって水不足の国でも活用できるのでは?




図書館で借りたCDシリーズ。
昔、カラオケでよく歌ってた曲を借りてみてる。今回はドリカムと宇多田ヒカル。

LOVE UNLIMITED ∞/DREAMS COME TRUE
♪ROMANCE、♪嵐が来る、♪モンキーガール、♪家へ帰ろ などなど、よく歌った
このアルバムを1番聴いたかも。♪しあわせなからだ もとってもいい曲

MAGIC/DREAMS COME TRUE
♪go for it! はよく歌った。MPも歌詞に出てくるし

DELICIOUS/DREAMS COME TRUE

First Love/宇多田ヒカル
♪Automatic もよく歌った。デビューしたての話題になってた頃じゃなくて、だいぶ経ってからだけど

UTADA HIKARU SINGLE COLLECTION VOL.1/宇多田ヒカル
♪Time Will Tell 、♪Can You Keep A Secret? 何年ぶりに聴いたろう/驚
また覚え直して歌いたいな。

『世界にはばたく日本力 日本の食』(ほるぷ出版)

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『世界にはばたく日本力 日本の食』(ほるぷ出版)
こどもくらぶ/編さん

【内容抜粋メモ】

●食文化の輸入・輸出
明治の文明開化と、戦後のアメリカ軍統治により、日本人の食生活は大きく変化した。
最近は「一汁三菜」「精進料理」など、日本料理が海外でブームとなっている。
アメリカでは日本食レストランが10年で2.5倍、イギリスでは5年で3倍に増えた。

「NPO法人日本食レストラン海外普及推進機構」により、質を高める活動や、
「うま味」を学ぶセミナーが行われている。


日本と欧米諸国との栄養バランスおよび供給熱量の比較 2003年度
P=たんぱく質、F=脂質、C=炭水化物 の割合が日本はキレイな正三角形に近い/驚
国民1人1日あたりの供給熱量は日本がもっとも低い。


●東京は世界一級の美食の街
2007年「ミシュランガイド 東京版」が発表され、編集総責任者のジャン・リュック・ナレさんは
「東京は世界一級の美食の街。とくに日本料理には敬意を表す」と話した。
東京の5軒の日本料理店が三ツ星を与えられた。

「ミシュランガイド東京2009」では、9軒に三ツ星がつき、パリの10軒に次いで多い。
星の数の累計は227、これは世界一の数。


●日本料理の起源


「本膳料理」
1人分の料理をいくつもの膳にのせて一度に出す形式の饗宴(もてなし)料理のこと。
伝統的な日本料理は、この本膳料理が源だと言われる。
その本膳料理も、もとは中国の影響を受けていると言われる。
天ぷらはポルトガルの揚げ物料理、すき焼きや牛丼も西洋の影響を受けている。


***************************************世界で活躍する日本人

松久信幸さん
和久田哲也さん
「Tetsuya's」は、世界でもっとも予約が取りにくいレストランと言われる。
・「世界パティスリー2009」では、2位フランス、3位アメリカをおさえて、日本が総合優勝をはたした。



チョコレートピエスモンテ

フランスでは、パティシエ、パティシエールは、日本の医者に匹敵する社会的地位をもつ。


●日本の製菓技術
天然の果物や木の実
→米から餅、団子
→16Cにはカステラ、ボーロ、ビスケット、金平糖などの南蛮菓子がポルトガルから伝わった。
→江戸時代には「京菓子」、江戸の「上菓子」が発展。

日本の菓子は、唐菓子、南蛮菓子、西洋菓子の影響を受けてきた。

・アメ細工の技術

16Cの南蛮菓子のひとつ有平糖から「有平細工」という高度なアメ細工が生まれた。
世界的なコンクールでも、日本の伝統技術がそのまま通用している。

「第39回技能五輪国際大会2007」では、大島千奈さんが日本人初の金メダルに輝いた。


●世界一の日本人ソムリエ
ASI国際ソムリエ協会会長は、日本ソムリエ協会の小飼一至さん。
国際ソムリエ協会の会長が、ヨーロッパ以外から選ばれたのは初。

田崎真也さん
「世界最優秀ソムリエコンクール1995」で優勝。
大会では、ワインの知識だけでなく、英語やフランス語などの語学力、サービスの仕方なども審査された。
ソムリエのほかにもワインアドバイザー資格、ワインエキスパート資格があり、いずれも難関。

国内では、山梨、北海道がワインづくりで有名。
ちなみに長野は飯綱町の「サンクゼール」、塩尻市の「信州ワイン」v

「利き酒師」は、日本酒のソムリエとも言われる


***************************************世界に誇るカップめん

・安藤百福さん
世界で初めてインスタントめんを開発した。「インスタントラーメン発明記念館」に再現されている。


●「スペース・ラム」



宇宙食ラーメン。2005年スペースシャトルに乗った
無重力空間でもスープが飛び散らないよう粘土を高めた。
70度のお湯でも湯もどしができて食べやすい。

日清食品の「Oishiiプロジェクト」
ケニアの人々にインスタントラーメンの作り方を教え、経済的自立を支援している。


●チキンラーメン号



車内にお湯を沸かす機能を備えているため、水道やガスが止まっている地域でも、温かいラーメンを提供できる。

阪神・淡路大震災の際、被災者に100万食のカップラーメンを提供した。
また、1991年、旧ソ連が解体し、食糧不足におちいったロシアに、50万食の袋入りインスタントめんを緊急援助した。


カップラーメンの断面図
めんがこんがりと均一に揚がり、量産可能なことが、カップめん開発の大きな課題だった。


●ファストフードのきっかけ
カップめんが発売された1971年は、アメリカからマクドナルドが第1店を銀座にオープンした年。
カップめんとハンバーガーが日本に「ファストフード」を根付かせたといわれる。
世界最古のファストフードは、そば、うどん、すしなどの屋台形式の店舗だという考えもある。



特徴
「瞬間油熱乾燥法」
「フリーズドライ製法」
容器は断熱性の高い発砲スチロール。


●インスタントめん

 

年間900食以上も食べられている。
日本からの輸出は8万食しかないので、その他は海外で生産され、逆輸入もある。
欧米では袋入りインスタントめんはあまりない。


●日本にも昔からあったインスタント食
・干し飯(ほしいい) 戦国時代には携行食としても用いられた。
・そばがき
・しみどうふ
・焼き米
・葛湯

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