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連ドラ『緊急取調室』(2014)

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連ドラ『緊急取調室』(2014)
出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、篠井英介、草刈正雄、でんでん、大杉漣、小日向文世 ほか

1話見たごとに追加していく予定なりv

●第1話

 

交番で爆発事件が起きた。新設された「緊急取調室」にSITからマカベが異動してくる。
キントリを統括する管理官カジヤマは、マカベが主任をしていた頃の部下?
マカベを採用した理由は「女がほしかったんだよ!」て、いきなりビックリなセリフ/驚
容疑者としてあがったのは冤罪専門の弁護士。その後、真犯人が自白してきた。
「私はだれでしょう?」思い出さないと他にもしかけた爆弾が爆発すると脅す。リミットは42時間。


マカベは2人の子持ち? カジヤマとの今後の関係も気になるところ。
亡くなった旦那の死に関係してるとか???
様々な交渉術が出てきて、取調べって2人1組の刑事による心理作戦なんだなと感心。



和風総本家 豆助っていいな。展@渋谷ヒカリエ

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和風総本家 豆助っていいな。展@渋谷ヒカリエ

  

ライブ友さんと現地集合して、豆助を観て来ました〜!
12代目のフォトブックと、DVD3巻目の発売を記念したイベントらしい。

歴代豆助たちの可愛い写真パネルが壁に貼ってあって、観るたびに顔がくしゃくしゃになります
ちょっと顔が黒いコ、まん丸なコ、それぞれよく見ると特徴があって、どのコも可愛い

 

和風総本家のオープニング縁側セットが作られてて、
なぜかブロック塀の穴から覗くと、寝ている豆助と動いている豆助、2パターンの動画が見れる(各1分間
家の中にはテレビがあって、動画が流れてた。

あっちゅー間に展示室を出ると、そこには誘惑のグッズコーナー!
シール、ぬいぐるみ、ノート、煎餅にいたるまで、すべて豆助仕様でグラッときたけれども我慢、我慢。
ライブ友さんは、かなりまとめ買いしてましたw

そして、2000円以上お買い上げのお客さんは、豆助と一緒に写真が撮れる
最初、画面いっぱいに豆助が現れて、手を動かすと、そのコたちがあっちに寄ったり、こっちに寄ったり。
次は、自分の頭に耳が生えて、絣模様のてぬぐいが首に巻かれてる/驚

顔が認識されるから、自分が動けば、画面の中の耳も一緒についてきて面白い
最後に、5種類くらいの豆助の中から1つだけ選んで、
抱っこしてるような絵づらで写真を1枚撮ってプリントアウトしてもらえるってサービス。
なにげに楽しかった〜

入場者全員に豆助の紙袋がもらえるしv




丸亀でまたいつもの明太子うどんを食べてから・・・
大塚に移動。


猫マンガを楽しめる展覧会・「猫にありがちなこと展」12月26日〜1月末日

【大塚シェルター】
場所:東京都豊島区南大塚3-50-1 ウィンドビル5F
オープン時間:平日14:00〜17:00(火曜日を除く)/土日祝日13:00〜17:00
夜のガーディアン(火曜日を除く)19:00〜21:00

最初に身分証明書の提示+寄付金を払ってから、部屋に入ると、
4ヶ所くらいに区切られていて、たくさんのにゃんこがいた/嬉

ルールとしては、
1.部屋にあるオモチャで遊ぶこと。
2.大きな音でびっくりさせないよう小声で話すこと。
3.ケージにいるコには触らないこと。
4.フラッシュをたかなければ写真撮影OK。

 
ケージの上で気持ちよさげに眠っているコもいれば、

 
遊びざかりの子ネコらは、とにかく走る、走る!

  

   


階段を上がった部屋は、細長くて、本や飲み物が置いてある。

 


殺処分0を目指して
ねこカフェと違って、シェルターなので、里親を探しているコたちばかり。
寄付金もにゃんこのゴハンや、猫砂、ワクチンに使われる。
使わなくなった犬猫ペット関連用品を募集していて、リサイクルして次のコに回される。

みんな、いつかは大事にしてくれる里親さんが見つかりますように。ように/祈×5000



喫茶店で喋ってから、駅近のアトレで都電型のたい焼き食べた♪
生地がふわふわで、焼きたては美味しい〜!

今日は、わんこ&にゃんこで癒されまくりの1日でした〜

notes and movies(2001.8〜 part5)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part4からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『ロスト・ソウルズ』(2000)
監督:ヤヌス・カミンスキー 出演:ウィノナ・ライダー、ジョン・ハート ほか
こういう淡々とした小説みたいな悪魔祓い系オカルト映画ってなんで定期的に作られるのかな?
同じルールで大した盛り上がりもなく、登場人物らがただ真剣に恐怖を熱演する。
日本で量産されるホラーと一緒で欧米人の好きなジャンルの1つってゆーだけのことか?

ウィノナはどうして今作に出たのか?「ジョンと共演できるから」って理由なら納得
もういくつになるのかわかんないのに全然変わらずセクシーでいられるジョンを観れるだけで今作は一見の価値あり
どうしてこんなに胸トキめくのか!?

時計が666になるって、『オーメン』を思い出すねえ!
悪魔は永遠に消え去ったのか。いや、絶対の愛と優しさの裏にも、人々の心の裏にも悪がはびこる理由はいくつもある。


■『インヴィジブル』(2000)
監督:ポール・バーホーベン 出演:ケビン・ベーコン、エリザベス・シュー ほか
分かってたけど、やっぱハリウッド映画だよな・・・
まあ、SFにリアルさを求めるのが間違ってるのかも知れないけど、
なんかパターンから抜けられないものか。久々ケビン主役なのは嬉しい。
シューみたいなかわいい研究員がそろったラボは珍しいと思うけど。

結局どんな天才でも、男の脳が考え出す天国は知れてる
サーモで動きを見るのは『エイリアン』風。殺しても殺しても復活するのは『ターミネーター』風。
燃やそうが焼こうが叩こうがめげない彼は透明にならなくても不死身のスーパーマンだが、
腹をえぐられても恋人を助け、逃げる時もハシゴをスイスイ登っちゃう男もどーかと思うんだな。
ニトロで全部吹き飛ばして、ラブラブの2人だけ助かる。

なんといってもマッドドクターが消えた時点で、どーしてみんなサーモのメガネを始終もち歩くか
着けるかして、備えないのかがフシギ。
いろいろ言いたいけど、CGの素晴らしさは認めよう。今までの透明人間ものでもっとも自然?
目に穴があいた覆面のまま動いたり、物がそれなりに動いたり、水や煙をかぶった時のシーン、
消えたり、浮き出たりする人体の様子は芸術もの。
せっかくのベーコンの顔が前半しか見れないのは本人同様さみしい。撮影は本人か? きっとハードだったろう。


■『Love Like POP aiko』(2000)

インディーズ、ストリートからファンを増やしてヒットを飛ばすバンド、シンガーソングライターたち。
ギャルバンドも増えて、事務所が組んだユニットにはない生の歌のよさを体感できる。
aikoのライヴを通して聴くと、意外とジャズっぽいスキャット、変則的なリズムなのに驚いた。
ボーカル力もドリカム歌ってもイケるくらい上がったり下がったり、裏声がキレイ。
でもそこは多種多様の個性ひしめく世界。ドリカムのメロディアスさはドレスで聴いても、
aikoの場合はTシャツに短パン+スニーカーのラフなノリ。大阪パワーってのも大きなキーワード。
“Thank You!”の代わりに“おーきにい!”てのがイイ
客のノリは、ドーム級とはいえないにしても、野太い男性の掛け声もあり、人気がある。


■『君の名は』(1953)

監督:大庭秀雄 出演:岸惠子、佐田啓二、淡島千景、月丘夢路、笠智衆 ほか
これが有名な作品か。“まちこ巻き”が流行ったってゆう。ロードムーヴィの先駆けか?w
東京→佐渡→新潟→北海道→九州、当時、新婚旅行が熱海ってくらいだから、
国内旅行の気分も味わえてよかったんだろーな。

TVシリーズの映画化とか。言われてみればメロドラマにぴったし。
女性ファンはこの2人の成り行きにTVにかじりついて見てたんだろう。
それにしても岸惠子さんは185min中180minは泣いてた
佐田さんは憎いくらいイイ男で、2人の真面目さがちょっとイライラするくらい。
淡島さんがいつもの艶っぽさでドラマを丸くしている感じ。

絶対ラストはマチコが心労で結核に罹って亡くなると思ったんだけど、
それじゃファンから怒鳴られるからハッピーエンドにしたのか?
ちょっと豪華に一足速い年末年始気分を味わえる長編を観たカンジ。

摩周湖なのに、この南の島みたいな設定はどーしたことだ!?
マチコは新たな自由を勝ち取ったしたたかな現代女性なのかも、実は。核家族の発端も垣間見れる。


■『黒蜥蜴』(1968)

原作:江戸川乱歩 監督:深作欣二
出演:丸山明宏、木村功、川津祐介、松岡きっこ、西村晃、丹波哲郎、三島由紀夫 ほか
新宿TSUTAYAで気になってたけど、近所にもあるとは! 美輪になる前は丸山なのね。
三島と共演、しかもキスシーンまであるなんて衝撃的。そしてかなりアングラ。
美輪さんの妖しいブッ飛んだ芝居が堪能できる。一人芝居でもイケそうな勢い
シャンソンから始まって、この作品の妖しさはこの人にしか演じられないかも。
対する明智のキャラは平凡すぎない?

松岡きっこさんてこんなセクシーギャルキャラだったんだ
川津さんと結ばれ、キャッキャッとどっかへ行っちゃったw
美輪さんが男装して逃げるシーンを見ると、やっぱ男装だし、
女性を演じてる時はやっぱ女装に見えるし、なんともフシギな世界。中性ってゆうのが一番ピッタリ。


■『美わしき歳月』(1955)

監督:小林正樹 出演:久我美子、木村功、佐田啓二 ほか
xmasに映画三昧計画第1弾。久々、新宿TSUTAYAに行ったら大収穫! 久我さんの作品が4本も見つかった
久我さんはいつもの勝気で、どこか屈折した影などない素直な娘役。
それにしても秋田って昔は海外のように遠い異国扱いだったんだ/驚 「生水を飲まないようにね」て/爆

それにたった2000円の借金で自殺者がいたとは、とんでもないデフレ
「大学は出たけれど・・・」の世界だったんだね。
xmasの夜にはアメリカ兵がキャバレーで踊って、中にはとんでもなくプロ級のドラマーまでいるしw
まだまだ戦争の爪跡が生々しく残っていた頃。


■『噂の女』(1954)
 
監督:溝口健二 出演:田中絹代、七代目大谷友右衛門、久我美子、進藤英太郎、浪花千栄子 ほか
何が“噂の女”なのかイマイチ分からなかったけど、なんてったって大御所の田中の年増の愛憎と
久我との母子の愛憎がっぷり四つの遊郭の話だからね〜かなり重めなテーマではある。
今作の久我さんはまさにオードリーを意識して、くるくる巻き毛の前髪&ベリーショートがモダンな感じで似合ってる
気の強い、いい家のお嬢さん役もぴったし。

苦しい時代、娘さんたちは一家を支えるために田舎から出てきて太夫になり、
芸やお酌のほかに身売りまでして送金してたんだ
そこまでさせても客が入るって、さすが世界で最初の職業といわれる売春。
どんなに不況だろーが、戦時中だろーが、男の性欲は限りない。
こーゆーバカさ加減を見てると、ほんと気持ちが腐るけど、これも現実なんだな・・・涙

京言葉でチャキチャキ動く女将になりきった田中の演技は絶賛もの!ホレボレする。
能、狂言で老いらくの恋を見て笑う娘と医師に嫉妬とショックを隠しきれないシーンとか、
押したり引いたりで青年をなんとか繋ぎとめようとする女将が、実は親の見合いで嫁いできた女性で
「恋はこれが初めてなんや、笑いたかったら笑ってええ」と恥も顧みずすがってしまう女心が悲しい。


■『背徳のメス』(1961)

監督:野村芳太郎 出演:田村高廣、久我美子、高千穂ひづる、山村聡 ほか
今作での久我さんはとことんサエない行き遅れの女役。“オバサン”なんだけど、歳は33!
うーん昔はもう終わってる年齢だったのね

女たらしの青年医師と学識も腕もあるベテラン病院長、一見善悪カンタンだと思っても
単純に白黒つけられないのが人間と道徳。

長い手術シーンがリアルで緊迫感ある。次第に医療も進んで医療ミス問題も増えてきた頃か?
今も切ったり貼ったり野蛮なのに、昔、メスなんか持ち出して体切って治してたかと思うとゾッとする


■『正義派』(1957)

原作:志賀直哉 監督:渋谷実 出演:佐田啓二、田浦正巳、久我美子、野添ひとみ ほか
前作と同じ「正義」を描いても、こちらはヒューマンタッチでハッピーエンド。
なんといっても威勢のいいおせっかい婆さんがイイ味出してる。こーゆーオバチャン近所に1人はいるw
うるいさいのが玉に瑕なんだけど、世話好きで、物不足だった当時、どこから仕入れるのか、たくましく生きてたんだ。

この当時から電気カミソリがあるんだから驚き! まだコード付きだけど。
久我さんは病気がちな控えめ女性。でも恋愛の末の駆け落ちだから勇気ある。
佐田との共演も結構あるんだ。若いのにお風呂も入れず「垢がいっぱい出ちゃった」とは!
ここに出てくるどの犯罪も悪意から出たものではない。戦後の苦境が原因で正義=良心だ。
東京下町の人情、互いに支え合いながらなんとか生きてる姿がある。


■『1982 Yuming Visual Volume2』

♪カンナ8号線:コワイ!鬼の形相でシャウト!
♪14番目の月:こりゃまた早変わりでボルグ風パンチラあり、バックボーカルも燃えてる!
♪恋人がサンタクロース:舞台挨拶も初々しい!「東京公演初めてで緊張してる」!?
♪よそゆき顔で:おー!キーボード弾き語り。あがり症なんだ、初めて知った。
♪ひこうき雲:荒井由美時代のデビュー曲を神妙に歌う。ほんとにキーの高いこと。
♪真珠のピアス:いい曲。ちょっと声量落ちてる。
♪街角のペシミスト:ナイトクラブ風にセットチェンジ。ぎこちないダンス。よく見たら10cmピンヒール
声が裏返った。おっとリズム間違えたか?w

♪メドレー
中央フリーウェイ、海を見ていた午後、GOOD LUCK & GOOD BYE、たぶんあなたはむかえにこない、
あの日に帰りたい、ベルベットイースター、12月の雨、きっと言える、恋のスーパーパラシューター、ESPER

おいおい黒のランジェリーで踊って、どまん中でドレスにお着替え! チューブライトが自動車運転席。
あみんステップ。揺れながら舞台そでへ消える。うわーモロ'80デザインのスーツ。
なんか無理矢理つなげてるぞ、このメドレー。大股開きジャンプ! 髪を振り乱し、息も荒い。
足元に落ちてたのはカラーテープだっ! そしてムーンウォーク? スローモーションの後は・・・
バックスクリーンが宇宙でスゴイ。でも目の吊り上がったユーミンの顔のほうがより強烈!
パワー炸裂! 手を振り振り退場、そして幕が下りた。

メンバー紹介「東京大好き!」で踊る/爆
♪DESTINY:白いパンツに紺ジャケット。

・・・スゴイなあ〜。'80のパワーか。ユーミンにも、こんなハジケまくりな時代があったのね。
コードマイクだし、どっかの公会堂みたいだし、多分、当時27歳くらいだから、
TVも出ずに知名度も今ほどじゃないのか、拍手もイマイチ

しかし美脚は見せる! とことん出すもの出して、相変わらずソバージュは今も変えないんだね。
次々歌う名曲の数々。緊張を誤魔化すためにいつも派手にしているのか? いやースリル満点な1本。

(なんかすごい罵倒しているように聴こえるけれども、最大の賛辞のつもりかと。それだけインパクト大だったんだと思われ/謝×∞




【読書感想メモ】
「ペンギンの音楽会」エルケ・ハイデンライヒ著 クヴィント・ブーフホルツ絵
「黄金豹」江戸川乱歩/著 カバー挿絵/柳瀬茂
「ムーミン谷への旅 トーベ・ヤンソンとムーミンの世界」講談社
「黒猫ネロの帰郷」エルケ・ハイデンライヒ著

「世界の子どもたち10 ネパール モヒタの夢の旅」偕成者
「カトマンズ百景」内田良平著
「ショトル・ミュージアム チベット―マンダラの国」奥山直司著
「山渓フォト・ライブラリー 聖なるカトマンズ ネパール」大村次郷著
「ふくろうの本 図説 チベット歴史紀行」石濱裕美子著
「アジア楽園マニュアル 好きになっちゃったカトマンズ」下川裕治著・編
「インド」少年写真新聞社
「危機に立つアンコール遺跡」朝日新聞社
「面白いほどよくわかる 仏教のすべて」日本文芸社

「世界の子どもたち 14 ギリシア 風の島のカテリーナ」広河隆一/写真・文
「世界の子どもたち 24 タイ マナと緑の大地」折原恵/写真・文
「JTBの旅ノート 7 東京」
「JTBの旅ノート 8 横浜」

「マンガ世界の文学1 赤と黒」原作/スタンダール 里中満智子/著
「マンガ世界の文学5 カルメン」原作/メリメ 伊万里すみ子/著

「国際理解に役立つ よくわかる世界の宗教4 ヒンズー教」アニタ・ガネリー著
「国際理解に役立つ よくわかる世界の宗教1 イスラム教」
「国際理解に役立つ よくわかる世界の宗教6 仏教」
「国際理解に役立つ よくわかる世界の宗教3 ユダヤ教」モニカ・ストップルマン著

「火の鳥 1 黎明編」手塚治虫著
「火の鳥 4 鳳凰編」
「火の鳥 9 宇宙・生命編」
「火の鳥 10 太陽編 上中下」
「火の鳥 12 ギリシャ・ローマ編」

「ブッダ 1 カピラヴァストウ」手塚治虫著
「ブッダ 2 四門出遊」
「ブッダ 3 ダイバダッタ」
「ブッダ 4 ウルベーラの森」
「ブッダ 5 鹿野苑」
「ブッダ 6 アナンダ」
「ブッダ 7 アジャセ」
「ブッダ 8 祇園精舎」

「手塚治虫傑作選集19 人間昆虫記」手塚治虫著

「恐怖 2」楳図かずお著

「スヌーピーの初恋物語 1」チャールズ・M・シュルツ著 谷川俊太郎訳
「スヌーピーの初恋物語 3 バレンタインだよスヌーピー」
「Peanuts Essence 2 どうなってるの?」
「Peanuts Essence 10 何かあったら」

「新竹取物語 1000年女王」松本零士著
「日出処の天子 1〜8 山岸凉子全集」山岸凉子著
「まんがで覚える英会話きまり文句」新星出版社
「英語で言うとこうなります!」竹書房
「短いフレーズで超かんたん英会話」
「Shotor Library 続々々・映画の昭和雑貨店」川本三郎著
「二十世紀ノスタルジア キネマの美女」文藝春秋


【イベントメモ】
2001.8.20 引越し
「ギャラリーTOM」@渋谷
ネパール 2001.9.29-10.7
横浜トリエンナーレ@パシフィコ横浜展示ホール、赤レンガ1号倉庫
江戸東京たてもの園@東小金井

ジョージ・ハリソン 死去 11.29

notes and movies(2001.8〜 part4)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『THE X-FILES SEASON 5』

【FILE No.515 Travelers】
らしさが戻って嬉しい半面『エイリアン』系グロさが残る
スカリーが一度も出てこないのはなぜ!? 「THE X-FILES」の起源もちょっとのぞく。
'50代のFBIには今ほどプロファイラー、検死技術もないかわり、まだまだ人情が通っていたのも。
独身のはずのモルダーの薬指に指輪! ドゥカブニー結婚後の撮影にしても撮影中は取るべきじゃないの??


【FILE No.516 Mind's Eyes】
今作の盲目の女性キャラはイケてる。彼女が自由となった表情がイイ。
自由かどうかは環境じゃなく、心の問題ってワケ。


【FILE No.517 All Souls】
スカリーもどんどんと超自然現象に巻き込まれてゆくシーズン5。
次第に科学実証一辺倒だった頭もほぐれてきたか?
スカリーに娘がいるっていつの話だっけ??
信仰にも無関心だったのが、この頃は教会にも通うようになったらしい。かなり宗教的なエピソード。
スカリーの珍しいエモーショナルな一面が見れる。悪魔の福祉士も怖いし


【FILE No.518 The Pine Bluff Variant】
今度はガラリと変わってテロ防止のFBI通常業務に参加してるモルダーたち。
たまにはこんなこともするのねw

昔から今もわたしたちの知らないところで日々作られる化学兵器、生物兵器etc...
自分らが作ったものに、結局自分らが恐怖におびえる結果になるバカな話。
モルダーらは人々の暗黙の不安を叫び、問い質すアンチヒーローなところに人気のヒミツがあるのかも。

アメリカ、アメリカ、愛国心をうたっているのにフシギな国。
「裁判してどーなる!? 知らなくていい真実もあるんだ」
と逆ギレて言い切る男もまた誰かの駒でしかない。本当に牛耳ってるのは誰か?


【FILE No.519 Folie A Deux】
今度は正式に?スキャナーから依頼されて捜査。

「50億人の中で信じられる、頼れる人はスカリー、君だけだ」

カマキリが別の虫を襲う時、相手に幻覚を起こさせるらしい?ってことからヒントを得たみたい。
昆虫チックな悪魔の影が壁や天井をカサコソ這ってく姿はなかなかブキミ。


【FILE No.520 The End】
今作がシーズン5のラスト。すぐ6が始まるって分かっているせいか、あっけない&次への伏線になってる。
モルダーの昔の彼女ダイアナ登場。前にもそんなのがいたな。
けっこう青春は楽しんでいたんじゃん、5年前スカリーに会うまでは?

Xファイルは再び閉鎖―――どころか焼かれてしまう。
いまどき全部紙でしか保存していないのもどーかと思うけど。
2人はこうして異動させられたのか。やっとシーズン6に突入だ!


■『UTADA HIKARU BOHEMIAN SUMMER 2000』(2000)

宇多田ひかるってこーゆーキャラなんだ
黒のセクシー系で現れた時はおお!って思ったけど、喋ると近所の女子高生みたいw
ブラウン管を飛び出して、ファンに直接会えたのが嬉しい初々しいLIVE感満載。

千葉マリンスタジアム?はちょっと見、NYのヤンキースタジアムって感じで、
潮風吹く夜、大勢集まってかなり盛り上がった緊張感が伝わってくる。

宇多田の言う通り、追加公演3日目、最終日フィナーレだけあって
持ち歌全部+山口百恵、尾崎豊!(間違えて、やり直してる)、
'80ロック(クイーンの♪Live in on my own の選曲も意外)、♪Fly me to the moon なんて
スタンダードもカッコよくアレンジ、リンゴのモノマネまであり(似てる!
メンバー紹介はなぜかコスプレ、M.ジャクソン、プリンスらをプロデュースしたらしいブルース・ブラザース風の黒人2人も参加。

アンコールもたっぷり時間とって、一体何時間やってたの?ってくらいサービス満点ステージ。
その後もヴィデオ用に裏話の雑談まで入ってる、途中3〜5分間でプレハブ?みたいなところで
早着替え初体験の笑い話付き。2回目のチェックの衣装も可愛かった。

思うに彼女はもっと小さめの会場で歌ったほうが合うと思うんだけどな。
最近ドームでなんでもかんでもデカきゃいいってコンサートはなくなってるし、声量や声質もドームにはキツそう。
最初のはじまりはホームページもってコミュニケートしてる彼女らしくメール風で
“体脂肪燃やしてこーゼ!”ってメールを送信されるところがおもしろくて、あー21世紀だなって思ってしまうw
まだ10代だっけ? 今、大学生か、これからどんどん変わってゆく様子も見ていきたい。


■『尾崎豊 愛と自由の世界』
なんだか最初からハードコアな部分から入っちゃったみたい
宇多田が尾崎の歌を歌ったからってワケじゃなく、たくさんの人に支持されて、
今でもまだその火は燃え続けてる濃い世界が全然理解できなかったから、
ちょっとだけ見てみようかと思った1本。近所のレンタル屋には他にも2、3本あった気がする。

この高い熱いテンションで120分やられた日にゃちょっとキツそう。
今作はホームビデオ風。ま、元がホームビデオだからってこともあるけどBGMにしろ、
ヤフーのフリマに使うようなデジカメ写真かいってゆう“思い出の品”コーナーも、
「知ってるつもり」系の紹介にしろ、もちょっとどうにかなりそうな40分間・・・
でも、これが尾崎の世界なのか?

学生時代はもろヤンキー、親友もヤンキー その親友の結婚式に多忙な中、九州まで駆けつけ、
つたないピアノの弾き語りでヒットナンバーを熱唱。有名な歌手でなかったら「どーしたの、このお兄さん」て感じ
あんまし書いてると熱いファンに怒られるか? 別に悪く言うつもりはないんだが。

詩がイイのかもね。アウトローな、今でいうなら登校拒否や、ひきこもり、モラトリアムで、中途半端で、
世の中のメジャーについてゆけずにくすぶってる層の心を見事に表現、体現したのが彼なのかも。
もしかしたらその子どもの心から抜け出せないまま亡くなったのか? 30代だったっけ?
このヴィデオだと、ちょっと中年太りしかけて丸みを帯びた穏やかな表情は落ち着いた印象を受けるけど、
謎の死だったんだっけ? まだ知らなさ過ぎる。もう1本見るかどうか微妙だけど、
なつかしのあの歌コーナーのサビだけじゃなく、いつかキチンと聴いてみたくはある。

朝霞の学校に通って練馬育ち。護国寺でたしか葬儀したんだよね。もう随分前な気がする。
同時代をともに生きたファンにとっては、この1本てかなり貴重なレアもので、
自分の青春がよみがえっちゃう涙ものなんだろうな・・・
奥さんの自伝みたいのも出てたっけ? あれは松田優作か?
とにかく人生そのものにドラマがありそうな人だ。


■『ヒマラヤ杉に降る雪』(1999)
監督:スコット・ヒックス 出演:イーサン・ホーク、工藤夕貴 ほか
なんとなく予想はついたけど――――アメリカ映画の日本人って中国系になっちゃうか、
日本映画のようにつまらなくなっちゃうかのどっちか。これを観てアメリカ人は感動したろうか?
映像とフラッシュバック、静かに流れてゆく展開、ハリウッドの分かりやすいドンとくる感動がすべてじゃないけど、
美しい情景のほかにもなにか物足りなさが残る。

「愛してた。同時に愛してはいなかった。結ばれるべきでなかった。もう2度と会いません」

戦場で腕を失い、厳しくも偏見のなかった亡き父(サム・シェパード! この父子の顔合わせはピッタシ)
を継いだが偉大な父にコンプレックスをもっている。老人の弁護士もイイ。
検事も証人も、たぶん陪審員の中にも偏見をもつ人はいただろう。唯一、裁判官が公正だったのは奇跡。

この映画を盛り上げるのはイーサン・ホークだ。前作でも耐え忍ぶ愛を演じさせたらほんとハマってた。
ひと頃のアイドル感がすっかり抜け、大人の男の中にも複雑な若いパワーと繊細さが同居している
彼のキャリアに今後も期待大。


■『YUMI MATSUTOYA INTO THE DANCING SUN』(1995)

マジシャン風キラキラタキシード&トップハットで中央から光とともに登場。
シタール! 王冠をかぶせて踊る演劇風、マハラジャ風ダンスがロボット的
蛍光色の女猫とムチをもつSM風。巨大スクリーンと一体化する技は前もあったな。
ムチの音ってあんなにイイ音?、ウエスタンン。ビートの効いた曲。ハンディカムで撮りながら、
♪You're so far away〜(キャロル・キング)、卒業生ルック。ちょっと年齢層高めのスクールメイツ?!

しっかり練り上げられたショウ。お金かかってる! 一体何回衣装替えがあるのか。
ツアー自体は半年、準備・リハは1年前からだったらしい。
ユーミンって40代? どこにこんな勢力的パワーがあるのか、ビックリ!
円形ステージで後姿も見れ、逃げ場がないというのがすごく不安だったらしい。
ずーーっと円卓テーブルの上じゃ目も回るよねw

最近改めてユーミンのテープを聴き直して、中学、高校時代、20代には分からなかった
詩の1行1行が心に染みる。恋愛の思うままにならないところ、別れた恋人を想う切なさなんか
実感して初めて分かる世界だったんだ、ユーミンの詩の世界って。

ミラーボールに乗っかってる! 天使はワイアで空を飛ぶしサルティンバンコ状態、この曲懐かしいな。
出ました、自慢の美脚、ミニスカとヘソ出し! これまたド派手な帽子のカーニバル風、
でもこーゆーほうが似合ってる。♪真夏の夜の夢 マンダラのごとく万華鏡になるのが圧巻!
黒レザーでキメたマドンナバックダンサーばり、♪春よこい 中国の姫みたいな淡くやわらかなドレス、桜吹雪、
祭りに使うような竜が舞う。童謡の「春よこい」が流れる中、あれ?いつのまにかいない。竜と一緒に退場したのか?

1時間ちょっとの中にこれだけみっちり詰まった、まさにエンタテイメントショウ。
歌だけじゃないユーミンの豊かなイマジネーションの世界に迷いこめるリッチなひととき。
アドリブは一切なし? MCもなかったのかな? ライヴはもちろん、MVとしても完成度120%、さっすが。


notes and movies(2001.8〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『THE X-FILES SEASON 6』

監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか

【FILE No.601 THE BEGINNING】
もうどこまで観たかも思い出せない今シリーズ
新作は第8シーズンのビデオが出てたから、すごい長寿番組だ。
多分5のどれかをすっ飛ばしてる気がするが、とにかく仕切り直し?
なぜか諮問会議にかけられてるモルダーたち。そこに起こった体ゼリー状事件。
読心術少年が絡んで、THE X-FILES創始者というダイアナさんまで登場。昔はモルダーとイイ仲だった?
スモーキングマンの息子までからんでた。なにがなんだか分からんが趣向は変わってないみたいw


【FILE No.602 Drive】
逃走犯をヘリで追うTVクルー。これはアメリカではおなじみの実況中継らしい。


【FILE No.603 Triangle】
ここでもなぜか正義の勇者のスカリーと再会、現在のスカリーとクロスするシーンもあり、
未来に戻るため「これが最後かも」と長ーーーいキスシーンがある
無事戻れてスカリーと再会。「I love you」「かんべんしてよ」w
今作はサービスたっぷりでロングショットの連続。
かなりお遊びムードで息抜きといったところか。


【FILE No.604 How the Ghosts stole Christmas】
放映時期がxmasに合わせてなのか前回と合わせてサービス満点。
イヴなのに幽霊屋敷にスカリーを呼び出すモルダー。
モルダーは孤独からくる妄想狂の診断を下され「エイリアンを見たとか言うだろ?」w
ほんのちょっとしたイタズラだった。で、互いにプレゼント交換してxmasの夜を過ごす。兄妹みたいだな。
幽霊があまりにお茶目すぎて怖くない。百戦錬磨の2人、とくに怪しげなものを信じないスカリーが
幽霊を観て「キャー!」と叫ぶのはどうかな?


【FILE No.605 Two Fathers】
なんだか知らない間にどんどん話が進んでるなあ・・・


【FILE No.606 One Son】
よー分からんうちに重大発表があって、とりあえずは秘密の真実も暴かれて
また振り出しに戻ったらしい・・・とり残されてしまった
妹はやっぱ生きてるのか? エイリアンにみんな日干しにされた後、
あれま、みんなシリーズから降ろされちゃったわけね

「お前にもビル・モルダーの息子のように父を誇りに思ってほしかった」

ほんと血も涙も人情もない奴。 蜂による伝染病で人類滅亡は免れたの??
目も口もつぶれたエイリアンらは新タイプねv


【FILE No.607 Dreamland part1】
またまた茶目っ気ありのサービスバージョン。本人と視聴者にはそのままの姿で
周囲が気づかない“すり替わり”のギャグ定番+マルクスbros以来の
鏡の前でのパフォーマンス芸まで披露w



「まともな生活に戻りたいとは思わない?」「これがまともサ」


【FILE No.608 Dreamland part2】
「フセインは俳優でスカウトしたんだよ」とかの曝露話も笑える。が、このままじゃシリーズが続かない!
関係者の記憶が消えないのはおかしーぞ。
TVのエロ番組、エロ本が出てきて、ベッドルームがゴミ溜めで、
思わずモルダーの言う「こいつ10年も女と寝てないゾ」は本当か?
モルダーの鏡の前でのダンスはなかなかw


■『THE X-FILES SEASON 5』


【FILE No.513 Patient X】
シリーズ5の残りがこちら。これでやっと話がつながってきた。
「カサンドラを見て、自分がどれだけ変人だったか分かったよ。意見をかえてもいまだに変人扱いだけど」
ってゆうモルダーの自嘲ギャグは笑えるかも。その後が気になる。


【FILE No.514 The Red and the Black】
珍しく催眠状態で1人乱れるスカリーが見物かもw
私も受けてみたいな催眠療法。
あんなにカンタンにかかるなら、自分の知らない記憶が眠ってるかも??


notes and movies(2001.8〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『シックス・デイ』(2000)
監督:ロジャー・スポティスウッド 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ロバート・デュヴァル ほか
違う役者でやったらけっこー見応えあるSFになってただろーに。
シュワちゃんのお茶目な演技がすべて台無しになってチープな笑いにしてると思うのは私だけ?
途中途中に入るピロピロとしたフラッシュバックと近未来の目新しいCGぬきには見られない。
唯一、久々元気な姿を見せたデュヴァルだけがドラマを引き締めてる。

"I'll be back"ってまだやってんだもんな・・・自分との2ショットでジョークを言い合うシーンとか、
「自分が2人いれば、自分とヤレるからな」とかさ、セリフもチープ。
このネタ『X-FAILE』のほうに回せばもっとダークでおどろおどろしくなって、
人の命とアイデンティティの尊厳のドラマにまでもっていけただろうに。
最新ヘリはスゴイかも。もし今あの技術があればUFOと間違えられてる。


■『クリムゾン・リバー』(2000)
監督:マチュー・カソヴィッツ 出演:ジャン・レノ ほか
残忍な殺人、奥深い山の小さな村、女の犯人、何年にも渡る恨み・憎しみ、
なんだか金田一耕助シリーズを観てるみたい。
犯人を走って追いつけない刑事のシーンは、たけしさんの映画にもあったな。
とにかく死体の再現が生々しくてリアルなのがポイント。
で、謎の仕組みがどーも分からずついてけないまま終わっちゃったカンジ・・・
2人の刑事の掛け合いはスピーディでイイ。太っちゃったジャン・レノも撮り方によってはまだまだイケてる


■『グリーン・デスティニー』(2000)
監督:アン・リー 出演:チョウ・ユンファ、ミシェール・ヨー、チャン・ツィイー ほか
あの身のこなしならキリマンジャロもひとっ飛びで登れるな/爆
ちょこっとワイドでワイヤーが見えたのもご愛嬌。
結局、剣の道って腕を競って殺し殺され、復讐に次ぐ復讐で不毛なんじゃないか?
同じワイヤーものでも『マトリックス』とカンフーとだとこうも違った楽しみ方が出来るのは新鮮。
チョウ・ユンファも新地開拓だ。

あれだけの技を持ってたら世界平和に役立てりゃいーのに
亡き夫に貞節の誓いを立て、夫の親友だったリーと心を通わせながら手も握らなかった(あの歳まで!?)
2人の大人の愛?と、若く才能あふれるが故に暴走するSとRの若い愛の2つの物語のシンクロが見物。

透き通るような白い肌のお嬢さんが、ひとたび剣を持つとスーパーガールに変身して、
空を飛び、水上を走って戦うアクションがかっちょいい。
屋根から屋根へ飛び回るシーンなんか足が着いてなかったもんねw 気力で飛んでるのかな?
人もあんな風に飛べたらどんなにいいか。
解毒剤を取りに行くのも馬より空を駆けたほうが速かったんでないの?


■『ことの終わり』(1999)

監督:ニール・ジョーダン 出演:レイフ・ファインズ、ジュリアン・ムーア、スティーヴン・レイ ほか
限りなくロマンティックで、キリスト教ならずとも信仰について深く関わった作品。
1人の魅力的な女性を愛して、夫と愛人が同居するフシギな世界。
同じタイトルのハリウッド映画のビデオがあったがリメイクか?

「会わなくても続く愛はある。見えなくても人々が神を信じるように」
「僕の愛は違う。感じてこそ愛だ」
「それは本当の愛じゃないってことよ」

「もうあなたの不在には疲れた」
「憎しみで始まったが憎むのも疲れた。今はただ、神よどうかわたしを永遠に忘れ去って下さい」

これはもしかして小説の映画化なのかも。見事なプロットとキャラクター設定。
妻を愛していながら一度も夫婦とならなかったHも不思議だ。

「Sの不倫は知っていたが、君だとは知らなかった。変だが安心したんだ」


■『ハンニバル』(2000)
原作:トマス・ハリス 監督:リドリー・スコット 出演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア ほか
レクター博士の完結編? にしてはまだ続きそう。
これぞ当たり役だったホプキンスがまたホッケーマスクを着けたのに、なぜジョディは断ったのか?
今作も決して食前、食後には見たくない“食人”にこだわった1作。
クラリスと連続殺人鬼のフシギな関係、緊張感がおもしろい。
なぜここまでいちFBI捜査官の女にこだわるのか。

ハンドクリームの香りを鼻のきく香水嗅ぎ師?にかがせて地域を特定したり、
PCのアクセスから本人の自宅住所、ケータイ番号まで分かったり、
一体FBI情報網はどこまで調査可能なのか!?
一流VS一流同士の知的な闘いのおもしろみを伝えるには、原作者の知的さも問われる。
友だちが原作がおもしろかったって言ってたから映画にない深みが隠れてるんだろーな。


■『キャスト・アウェイ』(2000)
監督:ロバート・ゼメキス 出演:トム・ハンクス、ヘレン・ハント 、クリストファー・ノース ほか
CAST AWAY=漂着する。

一番の見所は脂肪ブクブクだったトムの身体が、ラストにはスッキリダイエットされるまでかな
一体どうやってあすこまで体重を落とせたのか、そのほうが気になる・・・

現代のロビンソー・クルーソーは前の生活に戻って何を学んだか?
やっぱりコーラと肉食、車と電気のある生活からは抜け出せまい。
案外あっさりと前世を忘れて、カワイイ娘ともう一度青春も悪くない、みたいなラスト。
機内ではおススメできない作品のひとつ

「この荷が私を支えました、ありがとう」
男の仕事に対する使命感、てか女に対する執着心はすごいパワーをも生み出す!
新たな人生に向けての晴れた顔でラスト。

荷のスケート靴をナイフにしてココナツを切ったり、それをポットにして雨水をためたり、
火をおこして魚やカニを食べたり、嵐の時は洞窟へ、となかなかこの男はやるもんだ。
人の本当の敵は、厳しい自然より孤独感なのかも。

「島にいる時、妻はいつもずっと側にいてくれた」


■『アンナと王様』(1999)
監督:アンディ・テナント 出演:ジョディ・フォスター、チョウ・ユンファ ほか
ミュージカル全盛の頃の初作は男っぽいユル・ブリナーと女優のエキゾチックな
アジアン風ラブストーリー仕立てだったけど、今回のリメイクはマレーシア?の島1コ
借り切ってセットを立て、歴史的ドラマにしたのがおもしろい。

ユンファ演じる王がとことん善人キャラになってて実話っぽいが、実際どうかは別として
英国の権力と、内外の紛争で微妙な立場に翻弄されるアジアのお国事情にも注目。

シャム?が今のタイ、バンコクなのが驚き。素晴らしい仏教美術と建物、自然が見事によみがえり、
当時の衣装、王宮内での生活の豪華さがうかがえる。ジョディの新作も待ち遠しい。


■『X-MEN』(2000)
監督:ブライアン・シンガー 出演:パトリック・スチュワート、ヒュー・ジャックマン ほか
ひと昔前の「Aチーム」が超人類集団となって、あらゆるイマジネーションをふくらませて
誕生したキャラがそのまま映像化できるのがスゴイ。
なんともハンパな終わり方。シリーズ化してTV放送で毎週見たいかも。
でも金と時間かかってムリだろーね

それぞれの特殊メイクが個性的。ウロコ女のメイクは毎回6〜7時間かかったとか。
スピーディに駆け回り、動き回るミュータント映像は、演技力よりCGチームの苦労がうかがえる
とくに天井まで走り回っちゃうトカゲ男とかキョーレツ


■『tamio okuda TOUR "29-30"』(1995)

♪セトリ:
人間2、ルート2、愛する人よ、403、ハニー、人間、眠りの海のダイバー wake me up、これは歌だ、
たばこのみ、674、月ひとしずく、女になりたい、コーヒー、息子、ハネムーン、愛のために、人の息子、
奥田民生 愛のテーマ、つくば山、BEEF

なぜか最近気になるこの人。「HEY! HEY! HEY!」で聴いたスローナンバーが心に染みてからか。
スカしたコミックソングを聴いてからか? バンドメンバが仲良さげなカンジが出てる。
意外にイイ声。妙にサラサラなマッシュルームカットはどーかw

あらゆるリズム、ジャンル、メロディが豊富で飽きないし、なんといっても簡潔でお気楽な中に
しみじみ感動できる詩の世界と言い回しが独特で魅きつけられる。
思わず聴き入ってしまう言葉の力がある。
感覚的にどんどこ歌を書いていってるようで、実はいろんな味わいが深い―――気がする。

ビジュアル的には薄いw
桑田みたく暴れたり、客にアピールしないし、ダラっとした気楽さが合ってるんだろーな。
座り込んで木魚やら、小学校の運動会でしか見ない鉄琴のデカイやつ(重いんだよね、コレ)まで持ち出してる。
渋谷公会堂かな。29-30は30歳になったって記念? なら今は36歳か。
ますます詩にも渋みってゆーか奥行きが出たかんじ。

シングルもじっくり聴いてみたい。アルバムも面白いだろーけど、
友だちがずっと前カラオケで歌ってくれた歌はヒット曲なんだろーか?
あの頃から好きだって言ってたから、やっぱ目のつけどころが違うよな。
“身近な兄ちゃん”ぽさがイイのかも。PUFFYにもそのダルさは受け継がれてるし。

(自分で思ってたよりもっと後に知ったんだな。最初の印象って面白いw
 ユニコーン時代は知らないし、多分、スカパラと一緒に出た時に意識したかんじ。


■『17歳のカルテ』(1999)
監督:ジェームズ・マンゴールド 出演:ウィノナ・ライダー、アンジョリーナ・ジョリー、ウーピー・ゴールドバーグ ほか
女の子版『カッコーの巣の上で』ってとこか。
ウィノナも、今が旬のジョリーも(作品によって随分と印象が違うね)
10代を地でいけちゃうのがうらやましい。何気に豪華キャストの今作。

正気か狂気かなんて区別は難しい。とくに'60年代なんて時代にはw
社会に順応していけるのが正気なら、おかしな社会の中で個性は保ったまま付き合っていけるかどうかってことか?

「みんな背中を押されたがっている。なぜ私の背中は押してくれないのか?」
「あなたはすでに死んでいる。ここでしか生きられないのよ」

精神病院でもこんなところは5つ星らしい。今でもキチガイ扱いの粗悪なところもあるのだろうか?
10代後半はそれでなくても微妙にして劇的な歳。
なんにも周りが見えていないのに、見えてる気で、何でもできそうと思ってて、
実際の自分も分からないけど、大人になって何が変わっただろうか??
少しは周りと自分になれてきて、付き合うことができるだけで、
大事な部分に目を閉ざしている事実は変わらないのかもしれない。

notes and movies(2001.8〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はみかん色のルーズリーフからご紹介。

  

photo1:毎回、派遣先の契約が終わるたびに一緒に働いていた人たちの似顔絵をメモしてる
photo2:家族でネパールに行ったのが海外旅行のラスト。
photo3:FAX付き電話機を知人から譲ってもらい、面白くてやたらとやりとりしてたw これは友だちの子どもが描いてくれた絵

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『オータム・イン・ニューヨーク』(2000)
監督:ジョアン・チェン 出演:リチャード・ギア、ウィノナ・ライダー ほか
最初のセントラルパークの紅葉からもう満足。どんな物語もドラマになること確実!
ラスト、男からカメラが引いて、これが無数のビルの1つの窓に過ぎず、
他のビル街に飲み込まれてしまうズームアウトもいい。

“不治の病の美女と純粋な恋”ってテーマは使い古されたものだけど、
髪がグレーになってもなおセクシーなプレイボーイ役を地でいけるギアと、
髪をどんなに短くクシャクシャにしてもキュートで奥深い魅力をもつウィノナによって
再び新たな感動を呼び起こしていく。

美しく病み、美しいタイミングで、美しく死ぬ。
短くても彼女はその有効な使い道を最大限知っていたとでも言おうか。

部屋に戻ってSのプレゼントをあけたらなんと「これを持ってたことを忘れたら返す」
と言ってた時計だってのが粋。思わずWが号泣するのも分かる。
ここで終わってもいーけどオマケ付き。

男の性とはいえ、家庭にすっぽりおさまる人もいるのに40越えるまで遊び続けるって何が原因なんだろ?
捨てられる前に捨てる術ってかんじ? そんな順風満帆な恋愛なんて存在しないのに。

(これ1回観てたんだ。数年後に友だちにススメられてまた観たよな


■『バトルロワイアル』(2000)
監督:深作欣二 脚本:深作健太 出演:藤原竜也、前田亜季、栗山千明、柴咲コウ、ビートたけし ほか
「作品紹介」でも分かるけど、予算低い邦画ってホラー&極道ものがシェアの9割じゃなかろーか?
似たよーなのばっか作ってちゃんと興行成り立ってるのな?

過激な内容ゆえに“R指定”(中学生以下禁止。中学生がメインの話なのに)や上映禁止を食らうことになった
前評判に劣らない心臓バクバクもので「自分ならどーする?」的リアルさ(私ならとっくに自殺してる
社会に食い込むテーマ+それなり納得のラストで一応ホッとできる見応え充分の1本。
支えているのは実名でマンマな迫力出してるたけしさんのキャラだろーなあw
同僚曰く「原作のほうが面白い」

コンピュータをハックして学校を爆破しようとした組もAチームみたいでイイ線いってた。
たけしさん自作の絵がまたまた登場。
「迷っても全力で走れ!」
どんな生き方をするつもりなのか? ま、若者はみんな日々闘っているんだよね、大人と同様に。


■『ザ・セル』(2000)
監督:ターセム・シン 出演:ジェニファー・ロペス ほか
デレク・ジャーマン系な濃い〜〜〜〜映像+今旬な歌手、女優もやっちゃう
フェロモンでまくりのロペスのアイドル映画的部分もあり。
意味もなく肌もあらわな格好でポーズをとるロペス。
様々な衣装とメイクで現れるロペス、またロペス。
世の男はこのキスシーンも含めて、共演男優をうらやましがっていることだろう

幼児虐待→猟奇殺人ってパターンに終わりはないのかな。
たしかに虐待はひどいけど、被害者とその家族にしてみれば同情の余地などない。
でも自分でコントロールの効かない分裂症だってゆーからどーしよーもない。
日本も虐待と性的異常犯罪が増えてきている。本編のように1人で自分の車にたどりつくまでに
防犯グッズを握りしめて日々怯えながら暮らすようになるかもしれないと思うとゾッとする。
よく考えてみれば心に傷や秘密ひとつなく育つ人なんていないだろう。
それぞれの原体験の世界は覗かずソッとしといたほうがいいのかも。


■『ダイナソー』(2000)
監督:エリック・レイトン、ラルフ・ゾンダグ 声出演:D・B・スウィーニー ほか
アニメーションの傑作『白雪姫』から数十年――――全CGで実写と寸分たがわぬ
リアルで迫力ある映像エンタテイメントを見せたディズニー。
ストーリーは『ライオンキング』とあんまし変わんないんだけど、
太古の恐竜の世界のロマンをここまで再現してくれたのが嬉しい。

自然そのままの姿の地球にあんな生物が闊歩して生きていたと思うと不思議でワクワクする。
絶滅理由を隕石落下説に想定して、“約束の地”めざして多種が協力していたってイメージも楽しい。
が、その後訪れたと言われる氷河期はどうしたのか?! それは2でも作ってもらうか。
恐竜の皮膚のかんじ、水、砂けむり、すべてがリアル。劇場の大画面で見たらもっとすごかったろう!


■『ホワット・ライズ・ビニース』(2000)
監督:ロバート・ゼメキス 出演:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー ほか
ヒッチコックへのオマージュだけにシャワールームから何か出てくる、出てくるってゆー恐さが楽しめる
いろんな謎が絡んでじわじわとくる恐さ。
床に倒れる夫の携帯をとろうとするって、ホラー映画でやっちゃいけないルールの1つだよ
ドアが勝手に開いたり、バスタブの水が入ってる時点で家を出るべきだと思うんだけどね、とりあえずw
ま、逃げたら根本解決にゃならないし、映画にもならないけど。


■『アンブレイカブル』(2000)
監督:M・ナイト・シャマラン 出演:ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン ほか
『シックス・センス』で衝撃の波紋を生んだ同監督が再びウィリスと組んで撮った同傾向の作品。
フシギな緊張感は似たものがある。途中でまた「あの事故で実は死んでたのか?」なんて思っちゃうw
けど、それはなし。ラストのどんでん返しは、『シックス・センス』ほどじゃない。
双方に通じる異様なくらい冷たい家庭の雰囲気は、一体何なんだろ?!

どうしてここまで冷え切った家庭になったのか。自分の才能を生かしてない生活による自信喪失か?
今作の突飛なストーリーはともかく、テーマはとても身近で深刻で現代人はだれもがみにつまされる。
それは“アイデンティティ”。「どうして自分は存在しているのか?」
その理由を見失って、ただ日々を生きて過ぎ去る時間を眺めるばかりの人生が
どれほど何にも増して人の心と体を蝕む悲しいものか!
イッちゃってるキャラのジャクソンがハマってる。


■『ANA+OTTO』(1998)
監督・脚本:フリオ・メデム
出演:サラ・バリエンテ、クリステル・ディエス、ナイワ・ニムリ、ペルー・メデム、ビクトル・ウゴ・オリベイラ ほか
人を感動させるドラマには、そんなに交通事故死が必要かな?
フィンランドを舞台にした“運命”と“偶然”の物語。
(引越し先の)今度のレンタルショップは小さいけど、他で見ない作品があるようだ。

縁の深い人はいるだろうけど、自分勝手に引き寄せようとしたからいけなかったのかな?
それにしてもパイロットってそんなにすぐになれるものなのか?
しかも1機壊したってバレたら後の弁償のほうがわたしは気になる
結婚しても次々と恋人を変えちゃう母や父。
写真の家族の肖像のようにカンタンに愛情を引きとめておくことはできないものか。
アンナ側、オットー側から同じ出来事を交互に描いてゆくフシギな浮遊感漂う作品。


■『スカートの翼ひろげて』(1997)
監督:デイヴィッド・リーランド 出演:キャサリン・マッコーマック、レイチェル・ワイズ ほか
戦時中の恋はどれもドラマになるね。ま、いつでもどんな小さな恋もドラマになりうるけど。
でも恋と結婚はやっぱ違うのかな?
恋愛の末の結婚後に幸せになれるとも限らないし、結婚後に恋を楽しむ人もいるからどうとも言えないか。
言えるのは、どうであれ、恋する、誰かを愛するっていいことだなってこと。

互いに別の家庭をもって「犬と愛する人と庭で寛ぐ」夢は遠くなる。
でもそうそう不幸なことでもないのも確か。
たくさんの青春の思い出、恋の思い出があるほうが、何もないよりずっと幸せだ。
永遠の恋にならなかったとしても。


■『NICO ICON』(1995)
監督:スザンネ・オフテリンガー 出演:ニコ、ジャクソン・ブラウン、ジョン・ケイル ほか
珍しい1本を見つけた。'70の香りプンプン、出てくる名前も、ディラン、ヴェルヴェッツ、
アラン・ドロン、ウォーホル、ジム・モリスンと錚々たる面子。
インタビューに出てくるのはマネージャー、女優、ファクトリーのメンバ(ビリー・ネーム、ヴィヴァ?)、
祖母、ラストが息子、ドロンに似てるのは隠せない!

父はゲシュタポに撃ち殺され、モデルでヴォーグに載ったのが10代後半。
映画出演、歌手デビュー、そのうちモデル業に嫌気がさして、ウォーホルメンバになってからだんだん怪しい方向へ
黒ずくめで、ジャンキー、低い声でドイツ訛りもそのまま、作詞作曲もして旅回り。
息子カリは祖母(ドロンの母)に預けられた。息子に麻薬教えたのが本当ならそうとうイカれてる!
孤独な死。それが通ってた'70年代。
♪I'll be your mirror 他歌と映像でとにかくニコを偶像崇拝している1本。


■『バーティカル・リミット』(2000)

監督・出演:マーティン・キャンベル 出演:ロバート・キング、マーシャ・ナサティア ほか
予告を観て期待した通りの手に汗握る作品。
生と死隣り合わせの厳しい世界でここまで山登りに魅せられる気持ちとは何か?
こんな目に遭ってもやっぱ山に戻ってこようと思うのかな?
死んだ者の血で目印にするのもスゴイ・・・山に挑戦する2人の命に責任をもつ1人1人が
サヴァイヴァルの充分な知識と体力の限界まで鍛えベストを尽くすって世界。女も男もない。

『世界にはばたく日本力 日本のコンピュータ・IT』(ほるぷ出版)

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『世界にはばたく日本力 日本のコンピュータ・IT』(ほるぷ出版)
こどもくらぶ/編さん

【内容抜粋メモ】

*********************************日本のインターネット技術

【ブロードバンド】
1本の回線にたくさんの信号を流せるようにした通信のしくみ。
回線の太さは、1秒間に何ビットの信号を送ることができるかを示す「bps」という単位であらわされる。

●日本のブロードバンドは世界一の速度
インターネット発祥の国アメリカの20倍の速さ。


主要24カ国・地域のブロードバンド速度の比較


主要24カ国・地域のブロードバンド利用料金の比較
日本はブロードバンド利用料金も世界一の安さ。


●光ファイバーの比率が世界一

【光ファイバー】
ガラスやプラスチックでででた細い繊維。銅線による電気通信とくらべ、
いろいろな種類の光を同時に流すことができるWDM(波長分割多重方式)により、
たくさんのデータを速く送ることができる。


主要24カ国・地域の光ファイバー比率の比較

日本とアメリカを光通信でつなぐためには、太平洋をはさんで何千kmもの光ファイバーケーブルを敷設する必要がある。
100kmもの光ファイバーケーブル製造に成功したのが日本電信電話公社(現NTT)。


太平洋を横断する光ファイバー海底ケーブル


【世界で活躍する日本人】

●村井純さん



1983年アメリカの「ARPANET」(インターネットの原型)を参考にして
1984年「JUNET」という日本の大学同士のコンピュータネットワークをつくった。
「JUNET」を発展させ、1988年「WIDE」を完成した。
2005年「ポステルアワード」を受賞。

日本にインターネットが根付いたポイント
1.日本電信電話公社の民営化で規制がゆるめられた。
2.インターネットが民間に開放された。
3.「Yahoo! BB」が2001年に開始し、定額制になり、利用料金が接続時間に関係なく決められるようになった。


●フジクラ


千葉県佐倉市にある光システム開発センター

フジクラは通信ケーブルや電線などを製造する会社。世界の光ファイバーの15%はフジクラ製。
「伝送損失」:光ファイバーの距離が長くなると、信号が減少していく。
フジクラは、この伝送損失の少ない光ファイバーを研究して成功した。
光ファイバー同士をつなぐ「融着接続装置」の出荷台数では、フジクラが世界第1位。

 
光ファイバーの断面写真/融着接続装置

「日本のICT(情報通信技術)インフラに関する国際比較評価レポート」で、日本は総合評価第1位。

 
調査項目/ICTに関するインフラの総合順位

普及率、社会基盤性は低い。つまり、実際、日本ではブロードバンドがあまり活用されていない。


*********************************スマート・ユビキタスネット社会の実現

【ユビキタス】
ユビキタスは「どこにでもある」という意味のラテン語が語源。
コンピュータがどこにでもあって、いつでも、誰でも簡単にネットワークにつながる社会のこと。
残りもので作れる食事のメニューを調べて表示してくれる冷蔵庫などなど。


●ユビキタスネット社会を実現するICチップ


図書館で使用されているICタグ

IC=Integrated Circuit(集積回路)
1959年アメリカで開発され、1980年後半、日本が世界一の生産量となった。
今では、多くの生産拠点が中国などアジア諸国に移された。

駅の自動改札機を通るカード型定期券、ICタグと呼ばれる小さなタグなどにもICチップが組み込まれている。
組み込み型コンピュータの基本ソフトの使い道は様々で、携帯電話、デジタルカメラなどなど。
なかでもTRONはサイズが小さく、反応が良いため、日本のシェアは世界のトップクラス。


日立が開発した世界最小クラスのICチップ

中国やインドなどの新興国での需要拡大にともなうエネルギーや資源の不足が問題となっている。
日本には、地球規模の問題を解決する高度な情報通信技術がある。
ヒトやモノの移動を減らすことで二酸化炭素排出量を減らすなど、
ユビキタスネット社会により、開発途上国の医療、教育、自然災害への対応、交通渋滞の解消などにも役立つとされる。


地球シミュレータ


【世界で活躍する日本人】

●坂村健さん
日本のユビキタスネット社会の提唱者。食品トレーサビリティ開発実証事業では、生産や流通などの情報を確認できる。
電脳建築学舎として住宅、都市などのデザインもおこなっている。
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所の所長をつとめている。

「TRON電脳住宅」


●2009年「スマート・ユビキタスネット社会実現戦略」
高齢者の増加、地方の活力の衰え、地域間格差、社会保障の負担増、
海外に生産拠点を移したため国内の製造業が国際的な競争力を失うのではないかなどの問題を解決するには、
「スマート・ユビキタスネット社会」の実現が必要。
「u−Japan政策」を引き継いだのがこの戦略。


●情報通信技術
情報通信技術には、さまざまな活動の効率を高め、ヒト・モノ・情報を結びつけるはたらきがある。
国や地方の行政手続きのムダを省いたり、医師による診断記録をいつでもどこでもやりとりできるようになったり、
教師の事務的負担を減らしたり、家にいながらコンピュータで仕事ができるようにすることで女性や高齢者の社会参加が可能になる。
一方、悪質なサイト、迷惑メール、個人情報の漏洩などの事態も起きる可能性がある


*********************************世界に誇る日本の携帯電話

日本の携帯電話は、品質、性能で世界のトップ水準にある。
中身の部品で世界一のシェア(世界の1/3)。100%のシェアもある。メッキの技術は世界最先端。
そこには、消費者や発注者の要望に誠実にこたえようという昔からの日本人の気質と精密加工技術がある。
しかし、通信の方式が世界の標準と違うので、海外向けの販売が難しく、フィンランドのノキアや韓国のサムソンが高いシェアを占める。


●村田製作所
携帯電話に欠かせない積層セラミックコンデンサーを製造している。
サムソンから「村田製作所がなくなった日から世界の携帯電話は半減する」とまで言われている。

 
パナソニックが開発した微小角型チップ固定抵抗器/村田製作所の積層セラミックコンデンサー(シャーペンの芯と比較)


●第3世代携帯
販売量や生産量では外国に負けるものの、「ものづくり」の技術力は負けない。
日本の携帯電話は、あまりに高い機能を追い求めすぎて、世界の標準から外れてしまった。
2007年アメリカのアップルが開発した「iPhone」が人気。


【世界で活躍する日本人】

●中村修二さん

 
青色発光ダイオードを開発した。液晶画面を照らすバックライトにも使われている。
光の三原色を使うことで、駅や空港の電光掲示板などにキレイなカラー画像を映し出せるようになった。
これまでの電灯や蛍光灯にくらべ寿命が長く、消費電力が少ないため、
エコテクノロジーに大きく貢献したとして「本田賞」を受賞した。



ドラマ『変身インタビュアーの憂鬱』(2013)

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ドラマ『変身インタビュアーの憂鬱』(2013)
脚本・監督:三木聡
出演:中丸雄一(二役)、木村文乃、ふせえり、松尾スズキ ほか

「ボクはね、現実には興味がないんですよ」「リアルはつまらない」

『熱海の捜査官』とほぼ同じ面子で撮ったドラマとあれば観ないわけにはいくまい。
毎回入る変身シーンが怖いです・・・

●第1話 アリエナイ変身
高1で小説家デビューした白川次郎は、100作目で煮詰まっていた。
担当編集者カヒヤマは編集長からせっつかれている。

「チューリップ殺人事件」をネタに小説を書こうと調べはじめる。
パワスポでエビスとアハシマの絞殺死体が見つかった。エビスの手には青いネジが握られていた。
第一発見者は「天狗野郎」というホームレス。1人先に山を降りたマカベも1年後に死体で発見された。

事件関係者にインタビューするため、趣味の変身を使って青沼霧生となる。
事件が起きたのは消ノ原町の三貴子(サンキスノ)泉(また死の世界関連?

 
部長は、となりの賽の河原町の猫旅館の番頭役。ヴィブラスラップを鳴らす。ふせさんが女将v


浴衣に「ねこ」って書いてあって、お尻にシッポまである

「つづけたい」(次回につづくってテロップが毎回変わる


●第2話 アリエナイ殺人
泉で体内の水がすべて入れ代わると病気が治るという噂からパワスポになり、町は繁盛した。
昔、男女の学生が迷って稲妻が落ちて水が沸いたのが由来。泉を管理しているのはアマカス。
天狗野郎の家は化野森(あだしののもり)にあり、ブルーシート、青いテープレコーダー、青沼で青が3つ揃った。
泉には月1回の休みがあるという。

 
県警の安藤/禍々しいことは“オクリサマ”に町の外へ持ち去ってもらう風習がある

カヒヤマのデカいバッグの中には、長靴やテープレコーダーやらなんでも入っていて重い。
「どーですかねぇ」「え?どですかでん?」て爆


●第3話 アリエナイ不貞
昔、町がダムに水没する計画があり、担当者が崖から落とされて中止になった。
カヒヤマは死んだはずのエビスにスーパーで会うが、人違い。
ネットにエビスとして写真が使われてたのは、伊藤フミエ(同級生)。
サンキスの泉を見つけたのはエビス。無波動水で3つの断層が交わるスポットだと触れ回ったのはパワーヒラリストの黒曲。
泉は23秒ごとに噴き出す仕組みだった。
天狗野郎の家が燃やされる


松重さん怪しすぎw

Gnossiennes (Ciccolini) /Erik Satie がまた使われてる。

「アイヌティーしかないもので」
「お風呂上りにメガネなんてかけませんよ。カナダ人?じゃないんですから」

「つづける気だ」


●第4話 アリエナイもう一人
アハシマは悪性腫瘍となり、泉の水で治った。当時の医者は町長。
携帯の充電が切れたカヒヤマは、消防士に連れ去られ、天狗野郎に助けられる。
夜、裏から調べに行くと、岩かげに水道管を見つける。

「この町にはもう1人いますから。もう1人が怖い」

「つづけるぞぇ」


●第5話 アリエナイ展開
泉はポンプで出ていた。
マカベ水道設備は空き地になっている。その隣りのピンクの奥さんにもインタビュー
マナミは浮気ばかりしていて、離婚してすぐ家が火事で燃えた


浮気相手は信用金庫の永田支店長(バイトくん、大量の汗コワイ
マナミは信金から500万横領。
死んだはずのマナミは生きている。

「つづけますけど何か」


●第6話 11月25日 アリエナイ禁忌
マカベのもう1人の浮気相手は安藤。
「怒るということは愛すると同じくらい感情が動くってこと」なるほど
マナミの最初の旦那はアマカス。別れた原因は黒曲との浮気? 町長の秘書・石原は2人の子ども。
マナミは横領した金を返しに町に戻ってくる。
マナミが通った時、死体はチューリップ状ではなかった。


「どっちかというと不器用なほうなんですよ」w
「おっつ!何事?!」
「づづぐ」


●第7話 アリエナイ悪夢
編集長が宿代を持ってきた。100作目の小説がもう出版され、タイトルは「チューリップ殺人事件」。
黒曲はエビスの予知能力を利用して有名になった。
アマカスもスズコが好き。黒曲の伝票から川本写真館につながる。
黒曲とスズコの奇妙な行為の写真の中にチューリップ姿もあった。

テープレコーダーの名前が、青竜、玄武、朱雀、白虎って陰陽師っぽい。
「つくし」


●第8話 アリエナイ混乱
信金の女子社員の姉は、支店長と5年も付き合ってる。
マカベの横領は殺人事件でうやむやに。マカベが金を渡そうとしていたのは安藤。
マカベが殺された。

折り畳み式のポリタンクなんてあるんだ/驚
部長が簡単にスプーンを曲げて、カヒヤマ「何事でしょう?」てセリフ爆
「霧島、つづく やめるってよ」


●第9話 アリエナイ結末
横領した金をもらった安藤は、監査を中止させるために殺人事件を利用しようと思いついた。
チューリップにしたのは消防団。事件をスキャンダラスにするため黒曲が指示した。
2つの殺人を告白するアマカス。


「おかしいなら、おかしいまま、バランスがとれてることもあるんですよ!」
「ずっとここにいることになるよ」「わたしはいいんですよ」
「おわり。なんちって」


●最終話 アリエナイ別離
「真実の先にはフェイクがあるからです」

最後のインタビュー。
女性2人は泉の秘密を公表すると言ったためにアマカスに殺された。
すべてを語るために戻ったマナミを絞殺したのもアマカス。
黒曲を誘惑したのはスズコのほう。ダムの開発で殺されたのはスズコの父。
では“もう1人”もアマカスなのか? 町民もみんな犯人を知っていて茶番だった。
マナミから書き留めが届く。
「実行犯はアマカスでも、そうさせたもう1人がいる」
スズコのパワーで負った傷とは!?

受容人格:
集団の希望を実行してしまう心理。
複数の男性と関係していたドイツの女性が無関係の市民に殺されたアルゲリヒト事件てほんと?
「誰かに命じられた」
「チューリップ殺人事件」は青沼のデビュー小説として発表すると言う。
「常世駅」行きのバスに乗る青沼(六文交通て書いてある

「終わりました」

♪おめめがいたーいよー おめめがないてるよー 
 ねこのおめめはくるくるかわる だからおめめのにゅーす にゅーす




追。

後ろのわんこがどーしても気になる。。。


『ここまできた!環境破壊1 環境ホルモン汚染』(ポプラ社)

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『総合的な学習にやくだつ ここまできた!環境破壊1 環境ホルモン汚染』(ポプラ社)
奈須紀幸/監修

ここまできた!環境破壊2『ダイオキシンの恐怖』『くらしにあふれる危険な電磁波』と同シリーズの1巻目。


【内容抜粋メモ】

************************************環境ホルモンとは

 
北海で約2万頭のゴマフアザラシが大量死した/クロスビル(くちばしが変形した)ミミヒメウ

●正式名は「内分泌かく乱化学物質」
外の環境から体内に入り、ほんもののホルモンのように作用する化学物質。
北ヨーロッパではオットセイの流産が増えたり、アメリカのフロリダ沿岸などでは、イルカやアザラシが大量に死んだ例もある。
ヒトがより便利な生活を求めて数多くの化学物質を作ったのが原因ではないかと言われる。

現在、約70種類の化学物質に「内分泌かく乱化学物質」の疑いがあるとされる。
大きく分けると、除草剤・殺虫剤などと、工業用の薬品がある。
70種のうち約2/3が農薬、その他、衣類の防虫剤、園芸用の殺虫剤などがある。


●入口は口と鼻


環境ホルモンを含むといわれる生活用品

環境ホルモンは、食事や呼吸から体内に入る。
海や川が汚染されると「食物連鎖」「生物濃縮」をへて蓄積されてゆく。
食器などに使われる「ポリカーボネート」というプラスチック、缶詰のコーティングに使われる「ビスフェノールA」、
ラップ類に使われる「アジピン酸」なども口に入る。


●異常は水中の動物からおこる
野生動物の中でも、まず、魚や貝などに現れる可能性が高い。水中では化学物質から逃げられないため。
オスが減り、メスが増えるという現象は環境ホルモンの大きな特徴のひとつ。
これらの異変は、先進国の沿岸域にある化学工業地帯の近くで起こっている。


千葉県の京葉工業地帯


●『沈黙の春』レイチェル・カーソン著
「化学物質」とは、おもに石油化学工業によって作られた生物に害をおよぼすものを指す。
最初に世界に訴えたのはアメリカの海洋生物学者レイチェル・カーソン著『沈黙の春』。



五大湖

●『奪われし未来』シーア・コルボーン著
イギリスのカワウソの激減、五大湖の1つオンタリオ湖のセグロカモメの異常を分析した結果、
DDTという農薬が影響していると気づいた。


カルフォルニア州のブドウ園でヘリコプターを使って農薬を散布するようす

************************************ホルモンのはたらき

●3つのはたらき
1.性を決めたり、男らしさ、女らしさを特徴づける。「ステロイドホルモン」
2.知能の発達、体温調節する。「甲状腺ホルモン」
3.成長をコントロールする。「ペプチドホルモン」

レセプターという受容体と結びつくことで命令を伝えることができる。
環境ホルモンはレセプターのカギ穴に合鍵をさしこみ、本物のホルモンのように思い込ませる。
ニセモノの司令官がおかしな命令を出すと、正しいホルモンバランスが崩れてしまう。
化学物質によっては、ほんのわずかな量でも作用することが分かった。


●生殖機能の異常



男性性器は「アンドロゲン」という男性ホルモンから作られる。
環境ホルモンにより、体は男なのに、脳は女性のまま発育したりする。

精子は「セルトリ細胞」により作られる。
環境ホルモンによりメス同士でつがいになるカモメ、精巣が異常に小さいコイなどメス化する現象が起きている。

甲状腺ホルモンが不足すると、記憶力が低下したり、成長が遅れる。

ホルモンのような内分泌系は、神経系や免疫系と密接に関係する。
環境ホルモンにより、まず内分泌系がかく乱され、結果、免疫力が弱まり、感染症につながる。
「アトピー性皮膚炎」「キレる」という行動にも関与が疑われている。


************************************環境ホルモンの歴史


ベトナム戦争で枯葉剤がまかれ、マングローブ林の40%が壊滅した


枯葉剤に含まれるダイオキシンに汚染され、水頭症にかかった女の子

環境ホルモンの研究が本格化したのは、1990年に入ってから。

●「雌雄同体」
オスとメスの生殖器を同時に持つ体。
イギリスのローチ(コイの一種)に見つかった。原因は、上流の羊毛洗浄工場から流れ込む業務用の合成洗剤。
油をおとすための界面活性剤が疑われた。

●アメリカのワニの卵の孵化率の低下

●フロリダピューマの減少


精子の減少、質の低下の原因は、エサとなるアライグマが汚染された魚を食べていたためだった。
その他、ヒトによる捕獲、交通事故、水銀汚染など。


●日本における公害の被害
「水俣病」新日本窒素肥料という会社が流した排水に水銀がまざっていた。
「イタイイタイ病」三井金属鉱業から流れたカドミウムが原因。
「カネミ油症事件」カネミ倉庫が製造した米ぬか油の中毒。

どんな化学物質が悪影響を与えるかは、生物に異変が起こるまで分からないことが多い。
PCB、DDT、ダイオキシンなどの有機塩素系化合物は使うほど環境に蓄積されてゆく。

DDT:
1938年、マラリアを媒介する蚊を撲滅するために大量に使われ「夢の農薬」と言われた。
発見したスイスのミューラーは1948年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。
その後、ニワトリが卵を産めなくなったり、産んでも孵化しなくなった。

PCB(ポリ塩化ビフェニール):
1929年に登場し、工業で広く使われ「夢の化学物質」と呼ばれた。

ダイオキシン:
急性の毒性としてサリンの2倍、青酸カリの千倍〜1万倍とも言われる。
イワシ、アジ、サバの内臓や脂部分に蓄積する。


●イボニシのメスのオス化
トリブチルスズ、トリフェニルスズという「有機スズ化合物」が原因。
フジツボや海藻が船につかないようにする塗料に含まれている。
トリブチルスズは毒性が強い。

「インポセックス」
もともとメスだったものに、オスの生殖器があらわれる現象。
いったんあらわれると正常に戻らない。

●精子をつくらない多摩川のコイ
付近の下水処理場から出される排水には「ビスフェノールA」や「ノニルフェノール」などが含まれる。

有機スズ化合物は日本では使用禁止されているが、まだ禁止されていない国が多い。
日本は世界でも有数の海洋国であることから、有機スズ化合物の禁止条約をつくろうと呼びかけている。


************************************ヒトへの影響


成人男性の精子濃度が低くなっているようす

●「停留精巣」
精巣が陰嚢の中におりてこずに、お腹の中や股のつけねにとどまってしまうこと。
治療を受けないと、精子が減るばかりでなく、精巣がんになることもある。

その他、女性の「子宮内膜症」、新生男児の「尿道下裂」(尿のでる位置が正常より後方にある異常)が増えている。


●最初の犠牲は野生生物から
水俣湾では、背骨の曲がった魚が目立ちはじめ、その魚を食べた猫にも異常が出た。
「野生生物に起こる異常は、ヒトに起こる前触れである」と考える必要がある。


●これまでヒトが合成した化学物質は1700万種類
身近には約8万種類の化学物質があると推定される。
そのすべての環境ホルモンの毒性を調べるだけでも4年以上かかると思われる。
その調査のために多くのネズミを犠牲にするのは許されるべきではない。
素早く、費用のかからない判定方法「スクリーニング」が開発されはじめている。
OECD(経済協力開発機構)では、化学物質の悪影響を今後どう調べたらいいか試験法をつくっている。


環境ホルモンの疑いのある物質一覧


●予防の原則
ひとつひとつの化学物質を調べるほか、他の化学物質と混ざった場合、
どんな複合作用を起こすかなどの解明にはまだまだ時間がかかる。
「疑わしい物質」は使用しないようにする必要がある。

1997年「マイアミ宣言」(こどもの環境保健に関する宣言書)が採択された。
「ポリ塩化ビニール」製のおもちゃの使用を制限する。

予防対策
・プラスチック製容器を使わない。
・ポリ塩化ビニール製品は使わない。
・電子レンジにはラップではなく、耐熱ガラス、陶磁器の器を使う。
・農薬、添加物が使用されていない食品を選ぶ。
・防虫剤・合成洗剤を使わない。
・プラスチックは燃やさない。などなど


●国境のない環境ホルモン
北極にすむアザラシ、化学物質を使わないイヌイット族の体内にも高濃度の汚染物質が蓄積されている。
国際的な共同行動がとても大切になっている。


●日本の対策
環境庁が中心となり、1998年「環境ホルモン戦略計画SPEED'98」を発表した。
67の物質の影響について初めて大規模な全国一斉調査が実施された。
しかし、「ポリ塩化ビニール」製のおもちゃの規制は何も行われていない。


●PRTR(観光汚染物質排出・移動登録)法の制定(1999年


【編集者メッセージメモ】

20世紀後半、人工化学物質の生産が桁外れに増えた。
健材、家具、パソコン、電気器具、衣類などにも使われて、大きな経済活動、雇用を支えている。
私たちは、化学物質を全面的に否定することはできない。
しかし、便利さに慣れすぎて、必要以上に便利さを求めた結果が環境汚染につながっている。
いま問われるのは、化学物質を安全に使う技術、社会のありかた。

・汚染食品を避けること。
・特定の食品を食べ過ぎないよう、バランスのとれた食事。
・化学物質の使いすぎをやめる。ムダに使われている化学物質が多い。


NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014)

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NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(2014)
出演:岡田准一、柴田恭兵、竜雷太、片岡鶴太郎、高岡早紀、尾藤イサオ、南沢奈央、濱田岳、江口洋介、竹中直人 ほか

こちらも1話ずつ追加していく予定なり。

●第1回「生き残りの掟」
万吉(のちの官兵衛)は、病弱な母のために薬草を摘みに敵の赤松領内に入ってしまう。
父・職隆は危険を承知で赤松を訪ね、「味方になってくれ」と言われるが断る。
万吉は母から自分一人の命ではないことを諭される。

 


●第2回「忘れえぬ初恋」
元服した官兵衛は、小寺のもとに仕える。目薬屋、人質と言われても父の期待に応えようと努力する。
初陣を迎え、罠を見破ったことで勝利に導く。

善助という農民が「家来にしてくれ!」と頼みにくる。

美濃を狙う信長を危機一髪に追いつめたのは竹中半兵衛。
小寺×浦上の政略結婚相手としておたつに白羽の矢が立つ。
2人は互いに思い合っていたものの身分の差から結ばれることはなかった。
そこに赤松が浦上の室津城に攻めに入ったという知らせが入る。
信長って弟の信行を暗殺してるんだ。戦国時代ってコワイ、コワイ

 
御着城は官兵衛が青春を過ごした場所

次回、田中さんが出てきそうな模様。


かんべえくんと村重たみまるくんが和解

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ブラサキラジオ2014.1.14 OA

成人式を迎えたみなさまにユキさんからのメッセージは、
「たくましく生きて欲しい」・・・丸大ハム?

♪Tondeluyo

同い年の甲田さんとタケオさんが、20歳の時に高円寺で初めて出会った時、
タケオさんは、オレンジ色のリーゼント+半被を着ていた?

当時大学生だったユキさんは、パンクバンドでドラムを叩いてたらしい(ドヤ顔
結局、フツーに成人式出たのはキミノリさんだけでした。

居酒屋コーナー
先週に引き続き、呑み助たちのぐだぐだトークが収拾つかないため、移動したけど、
店紹介してる間にもやたら合いの手が入ってた

(ブラサキ×キューピーストラップのCM)

Cohさん×修二さんの音楽紹介コーナー

Shoe Shine Boy/LESTER YOUNG



その他のトピックス。

「これが乱世を生きる道 〜軍師 官兵衛 美しき人生〜」@歴史ヒストリア
 
荒木さん、絵だけ見るとなかなか強面ですよ。
幽閉されてた官兵衛を、信長は裏切ったと思い込み、嫡男・松寿丸を殺せと命じたが、
その後誤解が解けとても後悔したんだとか。
竹中半兵衛さんが息子をかくまってくれていたおかげで父子は再会を果す。

 
先日、かんべえくんと、伊丹市のご当地キャラクター村重たみまるくんが無事仲直りして、よかった、よかったw


アンディ・ウォーホル展:永遠の15分@森美術館
また森美術館か・・・ お願いだから美術館を1階におろしてもらえまいか?
美術館が高層ビルの最上階にある必要性はまったくないと思うんだ。どのみち外見えないし


「もっと泣いてよフラッパー」
 
ヒカリエにチラシが置いてあったからもらってみたv
なぜみんな歌舞伎みたいな寄り目?w
バンバンから黒川さん×ブルームーンカルテットからおうじとコウさんも演奏で絡むv


D & DEPARTMENT PROJECT

こないだ渋谷ヒカリエの店でこんなチラシを見つけた。

・お持ちいただいた紙袋はショップレジカウンターでスタッフにお渡しください。
・この活動によって生まれた資金は、今後D & DEPARTMENT PROJECTで開催するに役立てていく予定です。

とのこと。




「lyrics」もアップしました。

『世界の絶景の家』(エクスナレッジ)

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『世界の絶景の家』(エクスナレッジ)

「人間は、永遠に自然の侵入者である。」

去年あたりから急に家のモチーフが好きになって、
雑貨屋さんで買ったりしている。
図書館でそんな今にピッタリな1冊を見つけたv
ステキな家の写真ばかりで驚愕するとともに、身悶えするような憧れを感じた。

そのほとんどが平屋か、せいぜい2階建て。
これを見ると、日本の狭い空間に密集する高層ビルの山がなんと異常に写ることか!
世界中の建物がぜんぶ平屋になればいのに。
そのためには、いまの人口が1/10くらいに減らなきゃダメだな

日本から離れて移り住む選択だってあるけど、
実際、この何もなさに耐えられるかどうか自信もない。
文化的な刺激も必要なんだよね。贅沢すぎ?

同じ地球上とは思えないスペースの贅沢な使い方に毎頁驚くばかり。
何かの用途で立てられた小屋も多いけど、
ビョークの故郷で知られるアイスランドがたくさん紹介されていたのが特徴。


【内容抜粋メモ】


北イングランドの小さな村ハワースは『嵐が丘』で知られる小説家・ブロンテ姉妹の故郷。
冬は日照時間が極端に短い。




アイスランドの無人島エリディには、海鳥ハンティングに訪れる人々のための家が1軒だけある。
この国が誇る歌姫・ビョークへ、文化的な貢献を讃えて政府が贈った島である。




アイスランドの溶岩には妖精が棲んでいると言われる。


『アラスカの詩 極北に生きる人びと』星野道夫

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『アラスカの詩 極北に生きる人びと』(新日本出版社)
星野道夫/著

【内容抜粋メモ】



「生まれもった川」
人間の風景の面白さとは、私たちの人生がある共通する一点で同じ土俵に立っているからだろう。
一点とは、たった一度の一生をより良く生きたいという願いであり、
面白さとは、そこから分かれてゆく人間の生き方の無限の多様性である。

わずか十五畳ほどの家の中を見渡しても、人間はこれだけ何も持たなくてもよいのだ、とビルの暮らしは語りかけてくる。
言いかえれば、人生を生きてゆく身の軽さである。
そう、誰かがパーソナル・ディフィニッション・オブ・サクセスという言葉を使っていた。
きわめて個人的な、社会の尺度からは最も離れたところにある人生の成否、
その存在をビルはぼくたちにそっと教えてくれているのかもしれない。

「誰だってはじめはそうやって生きてゆくんだと思う。
 ただみんな、驚くほど早い年齢でその流れを捨て、岸にたどり着こうとしてしまう」

世界が終わりになろうとも、私は今日リンゴの木を植える・・・
ビルの存在は、人生を肯定してゆこうという意味をいつもぼくに問いかけてくる。


「白夜」
本当の意味での野生、原始自然というものをぼくは見たかった。



「ある家族の旅」
人間の一生がいかに短いものなのか、そしてある日突然断ち切られるものなのかをぼくは感じとった。
私たちは、カレンダーや時計の針で刻まれた時間に生きているのではなく、もっと漠然として、脆い、
それぞれの生命の時間を生きていることを教えてくれた。
自分の持ち時間が限られていることを本当に理解した時、
それは生きる大きなパワーに転化する可能性を秘めていた。



「ジムと息子たち」
ひとつの生命を終わらせ、自分の手で触れ、子どもながらに何か知っただろうか。
我々を含めたすべての生命が、他の生命に依存しているということを。
その肉を口に含んだ時、そのカリブーの生命を自分自身が生きてゆくのだということを。



「思い出の結婚式」

「アラスカはいつも、発見され、そして忘れられる」
そんな諺がアラスカにある。
1890年代のゴールドラッシュから久しく忘れられていたこの土地は、
油田開発の中で、再び発見される時代に入っていた。

アルカトラズ
サンフランシスコ湾に浮かぶ小さな無人島。
1969年、アパッチ、ナバホ、ブラックフート・・・14人のインディアンの若者が集結し、19ヶ月にわたってこの島を占拠した。
彼らはこの島が先祖から受け継がれてきた神聖な大地の一部であるとし、
歴史の中に埋もれていきそうなアメリカ合衆国とインディアンの関わりに、
小さな戦いを始めたのだった。



「約束の川」
キャンプ・デナリ:約20年間、マッキンリー山の麓で運営された小さな山小屋。
ミューリー兄弟:アラスカのナチュラルヒストリーにおける伝説的な動物学者。
ブラッドフォード・ウォッシュバーン:マッキンレー山全域の地図を作成した探検家。
ビル(ウィリアム)・ベリイ:極北の自然を描き続けた画家。
ミューリー:
伝説的な生物学者。後にアメリカ自然保護運動のパイオニアとなった。夭逝。
未亡人のマーガレットは『Two in the Far North(二人の極北)』を書き、
この土地の自然に憧れる誰もが読むアラスカの古典となった。


シリア&ジニー:1976年、シリアはウィルダネス・ソサエティの会長に初の女性として就任。

Life is what happens to you while you are making other plans.
人生とは、何かを計画している時に起きてしまう別の出来事のこと。

誰もが、それぞれの老いに、いつか出会ってゆく。
それは、しんとした冬の夜、誰かがドアをたたくように訪れるものなのだろうか。



『アラスカの詩 めぐる季節の物語』星野道夫

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『アラスカの詩 めぐる季節の物語』(新日本出版社)
星野道夫/著

2014年も星野さんの撮ったアラスカの写真の壁掛けカレンダーにした。
1月はアザラシの親子。
地球のどこかに、こうして今も息づいている命があることを思い出させてくれる。
久しぶりに星野さんの本を借りてみた。
これまでの著書からの抜粋だから、何度も読んだ文章、光景だけれども、何度読んでも味わい深い。
本書は、アラスカの短い春、夜のない夏、紅葉に染まる秋、そして長い冬、
それぞれの四季にまつわる話が順番に置かれている。


【内容抜粋メモ】



「冬」
私たちは、二つの時間を持って生きている。
カレンダーや時計の針に刻まれる慌しい日常と、
もう一つは漠然とした生命の時間である。
すべてのものに、平等に同じ時が流れていること・・・
その不思議さが、私たちにもう一つの時間を気付かせ、
日々の暮らしにはるかな視点を与えてくれるような気がする。



「雪、たくさんの言葉」
一年に一度、名残惜しく過ぎゆくものに、この世で何度めぐり合えるのか。
その回数をかぞえるほど、人の一生の短さを知ることはないのかもしれない。

昔、山に逝った親友を荼毘に付しながら、
夕暮れの空に舞う火の粉を不思議な気持ちで見つめていたのを思い出す。
あの時もほんのわずかな灰しか残らなかった。
生命(いのち)とは一体どこからやって来て、どこへ行ってしまうものなのか。
あらゆる生命は目に見えぬ糸でつながりながら、それはひとつの同じ生命体なのだろうか。



「遥かなる足音」
すべてのものは、いつか土に帰り、また旅が始まる。
有機物と無機物、生きるものと死すものとの境は、一体どこにあるのだろう。
いつの日か自分の肉体が滅びた時、私もまた、好きだった場所で土に帰りたいと思う。
ツンドラの植物にわずかな養分を与え、極北の小さな花を咲かせ、
毎年春になれば、カリブーの足音が遠い彼方から聞こえてくる・・・
そんなことを、私は時々考えることがある。



「春」
雪の重みで倒れた木。そこにアカリスが住んでいたことを思い出した星野さんは、
ずっと見てみたいと思っていた巣の様子を見てびっくり!
枝や枯れ葉が敷きつめられているのかと思ったら、
巣穴の底に敷かれていたのは、星野さん宅の丸太の間に詰められていた断熱材だったw



「満天の星、サケが森をつくる」

Salmon make a forest.
サケが森をつくる(古いインディアンの諺)
川を真っ黒に染めるほどのサケの群衆が産卵のためにやって来て、
産卵を終えて一生を終えた死骸は土壌に染み込み、森を育む。


ナーストゥリー
倒木の上に落ちた種。さまざまな虫や菌類によって腐食した倒木は、豊かな栄養を含む養木となって土壌の働きをする。



「ふたたび、冬」
海面から宙に舞うクジラが自然ならば、そのクジラに銛をうつエスキモーの人々の暮らしもまた自然なのだ。
自然とは人間の暮らしの外にあるのではなく、人間の営みさえ含めてのものだと思う。
美しいのも、残酷なのも、そして小さなことから大きく傷ついていくのも自然なのだ。
自然は強くて脆い。

自然に対する興味の行きつく果ては、自分自身の生命、生きていることの不思議さに他ならないからだ。



国立国会図書館@探検バクモン

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ニッポンイチ!超巨大図書館 大衆文化編@NHK「探検バクモン」
一度は行ってみたいと思いつつ、ほとんど閉架扱いで、
借りるのに手間がかかるってことでちょっと悩み中の国立国会図書館。

 
建物はさほど大きくはないけど、その内部は17層+8階って、ほぼ地下に本が入ってるんだ/驚
4000万点を所蔵し、ほぼ閉架扱い。

 
『女性セブン』、『鳩よ!』ほか雑誌の蔵書数は日本一の1000万冊
地下8階最下層は雑誌書庫。一般人は普段入れない場所に入るのがこの番組のいいところ。


地下で作業するスタッフのため、地上からの明かりがとれる吹き抜け構造になっている「光庭」!
中は、喫煙はもちろん、飲食も禁止、トイレもない、まさに本のための空間。

 
書籍だけじゃなく、音源も所蔵しているってことで、日本最古のレコードなども紹介。

 
当時、とても高価だったレコード、蓄音機が、一般家庭にも普及した。
実家にもヴィクターのステレオがあるけど、音が全然違うもんね!
レコードのことを「アルバム」と呼ぶ語源になったのは、
当時、個人のコレクションなどとして、写真のアルバムのようにレコードを入れる紙製の入れ物があったから。

 
国会図書館コレクション

 
当時の子どもたちは月刊誌を楽しみにしていた。他との競合で単行本7冊もオマケがついていた/驚
『少年』には江戸川乱歩の少年探偵団が連載されていた!

 
宮武骸骨は、独特の切り口で世相を切りまくっていた。


『婦人クラブ』は女性誌のさきがけ。表紙は竹久夢二。


第2回 激動の昭和史編

地図は50万点。ほんとタモさんに見せてあげたい!「ブラタモ」でぜひ。
大正9年の中野駅周辺はほぼ何もない。監獄があった場所は、いまや公園ってなんか怖い
蛇行して氾濫しがちだった荒川は改修工事中だった。

ネットで検索すれば、歴史上の人物の生声が聞けるデータベースもあり/驚


最後は日本国憲法に関する貴重な資料を紹介。


そもそも、戦後、国民に広く情報を提供するという目的でできた国会図書館。

  
憲法も国民に分かりやすいようイラストで解説されている。

 

 
一般家庭にも憲法の読本が配られた。



『137億年の物語』
「私たちではない別の人類がいた」ってタイトルに惹かれて、なぜか3回分だけ予録していたのを見てみた。
ずっと続きものの番組だったのね クリストファー・ロイドが書いた本が元。

●フローレス原人
 
小型人類ってゆうホビットみたいな人たちがいた。そいや国立博物館で見たかも。
進化というと巨大化するイメージがあるけれども、島に渡ると他に外敵がいなければ体が大きい利点がないため
ヒトも小さくなったという説。そうして環境に合わせて動物のサイズが劇的に変わることを「島嶼化(とうしょか)」という。

●クロマニョン人

・・・サミュエル・L・ジャクソン?

北京猿人、ジャワ原人も絶滅し、ホモ・サピエンス(新人類)だけがアフリカで進化してから世界各地に散らばった。
最古の日本人は「港川人」(4万年前

 
マンモスの骨でつくった住居/骨に描かれた絵

 
ライオン人間/骨でつくったフルート

冬の寒さを乗り切る住居、服を縫う針、火などの道具の発明によって、ヒトはより遠くまで旅をし広まっていった。
3万年前には、絵、音楽、アクセサリーもあり、持ち物はすべてみんなで共有し、“個人のモノ”という認識はなかった(イイネ

●エジプト文明
金字塔=ピラミッドのこと。
奴隷が作らされていたと思われていたが、出勤簿が発掘されたことで、農閑期の公共事業だったと思われる。
「ジャスミン革命」によって不安定な情勢のエジプトは、観光客が激減している。


連ドラ『緊急取調室』(2014)

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連ドラ『緊急取調室』(2014)
出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、篠井英介、草刈正雄、でんでん、大杉漣、小日向文世 ほか

1話見たごとに追加していく予定なりv

●第1話

 

交番で爆発事件が起きた。新設された「緊急取調室」にSITからマカベが異動してくる。
キントリを統括する管理官カジヤマは、マカベが主任をしていた頃の部下?
マカベを採用した理由は「女がほしかったんだよ!」て、いきなりビックリなセリフ/驚
容疑者としてあがったのは冤罪専門の弁護士。その後、真犯人が自白してきた。
「私はだれでしょう?」思い出さないと他にもしかけた爆弾が爆発すると脅す。リミットは42時間。


マカベは2人の子持ち? カジヤマとの今後の関係も気になるところ。
亡くなった旦那の死に関係してるとか???
様々な交渉術が出てきて、取調べって2人1組の刑事による心理作戦なんだなと感心。


●第2話
ファッションモデル・カスミの死体が発見された。
容疑者は凶器のスパナを持っていた、商店街の電気屋・スギタ。接点は?
近所では真面目で評判。心臓の重病を抱えた娘ハルカにとっても優しいパパ。
ゴッドハンドと呼ばれる外科医ミチナガとモデルの不倫が関係?

 
「出番です」って言うのが決めゼリフ? このドラマでは指輪してますよ(奥二重なんだな
「しかし、男と女はどこに惹かれ合うか分からない」「似合わないこと言わないで」てw

 
毎回、ものすごい気合い入ってない円陣も可笑しいw
木、土、日と1週間に3回も出演ドラマが見れるなんてステキv

notes and movies(2002.1〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『深夜特急』('96-'98)
原作:沢木耕太郎 出演:大沢たかお、松嶋菜々子 ほか
主題歌:♪積荷のない船/井上陽水

友だちから永久保存版を2本借りて観た。原作と違う箇所はどっちが真実だろうか?
亡画家のシーンはパスポートをスラれたものに、恋人に送金してもらうと訪ねてきたことに、
サグレスでのシーンや、グランカジノでもカジノ体験をしているし、ドラマ化できないシーンもあり、
原作に書いてないシーンもあるだろう。メイキングもなかなか面白い。
母や友だちのように大沢ファンにはならなかったが

ビジュアル化すると、さらに旅の風景も立体化する。
原作に書かれた当時とは随分変わったかもしれないが。
追体験とはいえ沢木が旅をした年齢と同じ、当時の大沢もまた、いろんな経験をして変わったことだろう。
旅は人を成長させるもっとも劇的な方法の1つじゃないかな?

限りなくノンフィクションに近いフィクション、というこのスタイルが斬新で、
TVでオンエアされたのを見かけた時はフシギな感じがしたのを覚えている。
メル友のオススメで読んだ本作。これも何かの縁とすると、
自分にも何ヶ月、何年かあとに本作の影響が出ることなども起こり得るかもしれない。


■『魚と寝る女』(2000)
監督:キム・キドク 出演:ソ・ジョン、キム・ヨソク、バク・ソンヒ ほか
なんだか脅かすような宣伝文句につられて観ちゃったけど、胃が痛くなるくらい陰湿な映画
こんな愛いらないから、どーぞ2人だけで勝手にやっててくれ。てゆーかこんな事する人いないっしょ

かぎ裂きになった傷が扇いで治るなら医者いらず・・・
ヤベーと女がとった行動がまた摩訶不思議。小屋にモーター付けてどこへ?
しかもとってつけたラストシーンは、まっぱの沈んだ女と茂みをかき分け入る。
彼女の中に入っていくって比喩なのか? ワケ分からん。

オヤジが糞をするシーンも要らないと思うが、それより犬を殴るシーンも、
魚を半身にして泳がせたり、めった切りするシーンも動物虐待でしょうが、許せん
病んでるなぁ・・・これは現代の病んだ人間のフィクションだけど、世の中そんな落ち込まずともいいじゃない。
自滅したい奴は勝手にしてくれ。悪夢の後みたいな気分―――

(いまだに思い出すと寒気がする。『ベイビー・オブ・マコン』同様、観たことを激しく後悔した映画の1つ。


■『王は踊る』(2000)
監督:ジェラール・コルビオ 出演:ボリス・テラル、ブノワ・マジメル ほか
あれ?説明すると短い、とゆーかなんだか分かったよーで分からん。史実を基にしている作品は説明が苦手だ。
とにかく芸術を国の尊厳とし、政治に利用し、権力欲を争ってた中世の話。
何が怖いって麻酔もなしに切開手術なんかしたら死ぬに決まってるじゃん!
しかも、治すのにヒルに血を吸わせてたんだから無知って恐ろしい・・・
現代の切ったり貼ったり、機械を埋めたりってゆう医学もまだまだ野蛮だ



【読書感想メモ】
「マンガ ギリシア神話1 神々と世界の誕生」里中満智子著
「マンガ ギリシア神話2 至高神ゼウス」
「マンガ ギリシア神話3 冥界の王ハデス」
「マンガ ギリシア神話4 オイディプスの悲劇」
「マンガ ギリシア神話5 英雄ヘラクレス伝説」
「マンガ ギリシア神話6 王女メディアの激情」
「マンガ ギリシア神話7 トロイの木馬」
「マンガ ギリシア神話8 オデュッセウスの冒険」

「あなたがそこにいるから」原田美枝子
「スーパー英文手紙」向井京子著
「わが家の仏教なるほど事典」実業之日本社
「続・映画の昭和雑貨店」川本三郎著
「自分に出会う本」ルネ・ヴァンダール・ワタナベ著

「これを英語で言えますか?」講談社パワー・イングリッシュ
「太陽宮と月の宮 愛の星座占い 双子座」ジュリア&デレク・パーカー著
「最高にうまくいく“恋愛心理”の法則」
「なぜ男はギャンブルに走り、女は占いにハマるのか」和田秀樹著
「図説 ギリシア神話 神々の世界編」松島道也著

「新装版 賢治に一番近い 銀河鉄道の夜 初期形 ブルカニロ博士篇」ますむらひろし著
「愛の魔法」ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ著
「複合開運シリーズ 天文心理 星占い ホロスコープの良い人・悪い人」ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ著
「旅王国30 大阪」キューロック執筆
「女でよかった、男でよかった」ジョヴァンニ・カッラーダ、エマヌエーレ・A・ジャンニーニ著

「ホントの“私”が見つかる本」祥伝社
「ママ・エレーヌの本当の自分がわかる本」ワニブックス
「grapefruit juice」YOKO ONO
「パートナーと気持ちが100%通う10の法則」ウィラード・ハーリ著
「HAPPY BOOKS Women & The Blues ブルーにこんがらがって」ジェニファ・ジェイムズ著
「気持ちいいコミュニケーション20の方法 どうしてわかってくれないの」石原加受子著
「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ著

「スヌーピーたちのやさしい関係 1 うまくいったり、いかなかったり」C.シュルツ著 谷川俊太郎訳

「深夜特急1 香港・マカオ」沢木耕太郎著
「深夜特急2 マレー半島・シンガポール」
「深夜特急3 インド・ネパール」
「深夜特急4 シルクロード」
「深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海」
「深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン」

「陰陽師1」夢枕獏/原作 岡野玲子/著

「手塚治虫の旧約聖書物語」集英社文庫 1.天地創造 2.イエスの誕生
「The best 10 stories by Osamu Tezuka ザ・クレーター1」手塚治虫著

「大島弓子選集11 ロングロングケーキ」
「大島弓子選集12 夏の夜の獏」



【歌詞をメモした曲】
♪美しく燃える森/東京スカパラダイスオーケストラ


【イベントメモ】
「二月大歌舞伎 菅原伝授手習鑑」@歌舞伎座
氷川丸、中華街、マリンタワー、ブリキのおもちゃ館@横浜
フリマ@明治公園

大阪バスツアー 2002.4.27-30
天保山マーケットプレイス、道頓堀、アメリカ村、海遊館、大阪城、
四天王寺、五重塔、聖霊院、宝物館、新世界、通天閣、づぼらや、新梅田シティビル・空中庭園

更埴チューリップフェスティバル@長野
あんずの里アグリパーク@長野



photo1:大きなオズの1シーンが貼ってある。
photo2:ラストもスカパラ。ネットがなかったから、調べてアルバム、シングルがメモってある。
photo3:私の大好きな映画「恋人たち」の1シーン。

notes and movies(2002.1〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『天ぷら油大爆発〜バラ貴族の逆襲〜 ネプチューンコント2001』
ちょっと期待大だっただけに肩透かしっぽいのは、いっぱいレギュラーかかえて超多忙のせい?
バラ貴族のコントはどっかで見たことあるし。

楽しみな個々の独り芝居。今回、泰造は犬の訓練士。意外性があって面白い。
ホリケンはいつもの変な奴シリーズで「告白」。ウエスタン男がウケないギャグをまじえつつ突然コクる。
名倉っちのは・・・忘れた
学園もので始まってスタンガンでクラス1の暴れん坊(名倉)を大人しくさせる。

ラストは刑事に勘違いされたドロボウの話。これも焼き直しっぽくて、いつものホロッと度は低め。
名倉とホリケンの子役、あとはーうーん思い出せん。2度3度見る時間もなかったし。


■『猿の惑星』(2001)
監督:ティム・バートン 出演:マーク・ウォールバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム=カーター ほか
完全なるパロw レスリー・ニールセンが主演でもよかったかもって思ったら、
監督がティム・バートンで納得。コテコテメイクで誰がどの役を演ったかと想像するのが楽しい。
DVDには長いメイキング入りらしい。

派遣先の社員さんがしきりに議論してたけど軽く受け流しちゃってイイんじゃないの?
別次元だったってことで。眉村卓ワールドってとこか。
さすがハリウッド映画、猿になっても青い眼、英語なのが笑わせる
しかも今の社会そのままで中身だけ猿のラストにも苦笑い。
猿の動き特訓、ワイヤーアクション、CG使い放題・・・となかなか現場も楽しそうだ。


■『みんなのいえ』(2001)

監督:三谷幸喜 出演:唐沢寿明、田中直樹、八木亜希子、田中邦衛 ほか
おもしろい! ここ10年間くらいのつまらない邦画の中でやっと“日本らしい良さ”が出た。
三谷自身の前説にもある通り「笑えて、じーんときて、感動する」
TVのホームドラマ風でも終始魅きつける1つ1つのエピソード。
大工って汗臭い、ダサい職業だという見方がガラッと変わるかも。
チョコチョコ出るゲスト出演も適材適所で楽しい。自伝的でもあるらしい。

花屋配達人で大塚さんが出てたのは笑った! 妻の姉の清水ミチコもピッタリ。
子どもを叱る鬼のような母親の顔が可笑しい。
「自分の問題ですから」と迷惑なくらいこだわるバーテンダーも笑える。
今作で海外遠征までしたメンバー。海外でも同じ笑いがとれたか知りたい。


■『ラヂオの時間』(1997)

監督:三谷幸喜 出演:唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦 ほか
やっぱおもしろい! これも自伝なのかな?
TV、DVDの時代に敢えてくさいラジオドラマにこだわる視点と、
クセのあるキャラ、業界の裏話満載、盛り上がりと、ほのぼのラスト、
エンディング曲まで楽しめる三谷ワールド。

元効果音担当、今はガードマンの手作り音もおもしろい。
トラック運転手(渡辺謙)は大感動。
「妥協、頭を下げてばかりで何になる!」と嘆いた担当者も「次回作どーしよっか」と急に乗り気。
口先三寸、いい加減で根に持たないのが、この業界での処世術かな

他にも桃井かおりなど、今作もゲスト出演多数。
妙に几帳面で冷静なアナウンサーも笑える。


■『インタビュー』(1999)

監督:ピョン・ヒョク 出演:シム・ウナ、イ・ジョンジェ ほか
社員さんの好きなシム主演。『八月のクリスマス』の時よりずっと大人になってる。
監督役の男優が色っぽい、男っぽい魅力で参った
フシギな映像のパッチワークで繊細なココロの中の動きまで伝わる。
“愛とは・・・?”答えはそれぞれの中にある体験にあると思う。久々映画観て感動した。

「寝た女は20人。愛なんてそんなもの。運命や結婚なんて信じてる連中の声を聞きたい」
と豪語しつつ、Aも実はパートナーを探し、充足を求めていたのかも。
「本物の愛は神への愛だけ」と言っていた男も、実は恋人との突然の別れに傷ついていただけ。

仮面をつけたダンサーとウナの動きが違うのはご愛嬌か。
愛することは相手の過去のもろもろと、これからのもろもろも背負って関わっていくことだと思う。
でも彼女みたいな守ってあげなきゃってタイプが男は好きそう
影や秘密のあるヒトには、つい好奇心が働くものだし、
冷たくされるとプライドの高い男ほど追いかけてモノにしたくなる心理もあるし。

あと「2人似てるね」ってシーン。
最近、よく思うことの1つに、カップル、好きになる人、長年連れ添った夫婦って顔が似てるのは偶然じゃないと思う!


■『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)
監督:シャロン・マグアイア 出演:ヒュー・グラント、レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース ほか
去年気になってて観れなかった話題作の1つ。
今作がヒットした背景には、キャリア志向で結婚という電車に乗り遅れたと焦ってる30代前後の
シングルガールが増えてて、応援するとともに「自分らはこう思ってる!」という主張を
代弁してくれたっていうい共感に支えられたためじゃないか。
結局、今作も冷静に見ると、ダニエルでさえブリジットの胸あきドレスで彼女の魅力に気づいたワケだし、
ブリジットの3高男ゲットでhappy ever after...の話の1つに過ぎないかも知れない。

あんなカッコいい編集長はいないし、あんなハンサムで有能、高級取りな幼なじみがいたら苦労しないよw
それに「30代女性のシングルな訳」を「自立したいから」「キャリア重視」と言えないのも寂しい。
男性社会の歯車の中でもがく女性像、まだまだ誤解と自己嫌悪の荒波を渡ってゆかねばならぬっ


■『イル・マーレ』(2000)

監督:イ・ヒョンスン 出演:イ・ジョンジェ、チョン・ジヒョン ほか
シム・ウナシリーズのつもりが、イ・ジョンジェの魅力にハマってしまった
“カリスマ魅力の実力派”らしいけど他にはビデオあるかな?
この手のタイムパラドックス話で、交通事故死は安易だと思うが、
家を引き渡す時も事情を話したのに、結局縁がなかったってこと?

約束した日に会えなかった時点で、私なら彼のこと本気で調べると思うけど、
自分の失恋でそれどころじゃなかったってことか?
終電待ちで会ってるのに、それ以上関わらなかったのもなぜか・・・
そしたら未来からの手紙はこないってことになって・・・あーやっぱ分からん
コーラ(犬)が玄関に捨てられてたってのも食い違うような???

引き払う際「こんな話信じる?」と2人が会って話すラストシーンが少し救われる。
互いの好きな時間の過ごし方を体験したり、Sの父の死を2年後の本で知ったり、1つ1つのエピソードがイイ。

プラス、海に建つ家、ライトアップした1本の木、料理する男、泥んこになってサッカーしたり、
ゾウキンモップみたいな犬を自然に飼い始めたり、満ち潮になると海に囲まれる
そんなオシャレで落ち着いた、静寂と孤独を楽しむ暮らしと空間、デザインがすごくイイ。


■『風花』(2000)

監督:相米慎二 出演:小泉今日子、浅野忠信、麻生久美子、尾美としのり、柄本明、鶴見辰吾 ほか
いい役者が揃ってる。浅野が今までにない役で「今までで一番性格悪い奴」といってるのが面白い。
冬の静かな北海道で自分ではどーしよーもない人生に投げ出されて死に場所を探すことで生きる意味を探す男女が
淡々と描かれ、ラスト救われた2人が安易に結びつかないのが心残りでもあり、ホッとした。

いきさつがパッチワーク状に挿入されるのも飽きない。
ダイヤモンドダストが桜吹雪のようで、踊るようなキョンキョンがキレイ。
実際の自殺はそんなキレイごとじゃないが。
浅野が必死で起こして、山小屋まで泣きながら運ぶシーンは感動。
自然に別れるシーンもイイ。ピンク塗りの車をいったんはバックさせるにせよ。

自分が認められない人、周りとうまく付き合えない人、自分の弱さをさらけ出してもいい時がある。
みんな完璧じゃなくて、期待されすぎたり、まどろっこしくて、投げ出したくなる。
でも幸せそうに見える連中も、実はそうでもないことに気づいて、
誰かを支えることで自分も救われることもあるんだ。
どこまで1人で考えて、どこまで他人に寄りかかれるのかを見極めるのは難しい。
傷ついたり、失敗と成功を重ねて覚えていくしかないのかも。


■『しあわせ』(1998)

監督:クロード・ルルーシュ 出演:アレッサンドラ・マルチネス、ピエール・アルディティ、マルク・オローニュ ほか
「偶然」と「必然」/悲しい事があったほど生命力が湧く/人生の4つの幸せ
1.食べること 2.眠ること 3.偶然と必然 4.君との出会い!!

思った通りの素晴らしい作品、と思ったらルルーシュ監督。そっか、これか偶然と必然。
「寂しさを紛らわすおまじない」を探してた私への答えは「いい映画を観ること」だった。
人との出会いも別れも同じく。

「姉は問題が起きると1人で出てしまうが、きっと戻る」
「彼女の人生は死から遠ざかりさらに続く」
「この次惹かれるとしたら全然セクシーじゃない男」

Cがパフォーマンスするスクリーンの中に入ったり、出たりする劇は刺激的でおもしろい。
旅の途中で会う黒人元ボクサーで、今はマルチタレントを発揮する男との出会いもイイ。

「神に紹介してくれた。彼は黒人でNYでバーを経営している」

トルコの荘厳な回るダンスの祈りも美しい。
ヒッチハイクやらも含めて女1人でここまで自由にアメリカ、ヨーロッパを旅できるものかと感心。
ウソはステキ。子どもの成長の証(想像力をかきたてるという意味で)、会話には必ずいくつか混じってる。

「字幕が必要ね」


■『ビューティフル・マインド』(2001)
監督:ロン・ハワード 出演:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー ほか

「宇宙の広さが無限大だとどうして分かる?」「信じてるからさ」「愛も同じだと思うわ」

とにかく昔の電気ショックとクスリ責めだけの治療にはゾッとする
今の分裂病治療もあまり変わりないんじゃないだろうか?
これだけ夢と現実の区別がつかないのは驚き。人の脳のフシギさ。

「私とあなたは本物。頭じゃなくてハートの問題」というシーンは感動。私なら諦めてるがなあ
久々ジェニファーの演技を観た。ますます色っぽさと円熟味が増していい女優になった。
実話の本人は今でも教鞭をとってるというからまた驚き。


notes and movies(2002.1〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は黒のルーズリーフからご紹介。いきなりスカパラにどっぷりハマった。
きっかけは「HEY! HEY! HEY!」で♪美しく燃える森 を観て冷牟田さんに釘付けになってから

  

photo1:いきなりスカパラ登場! ♪美しく燃える森 の歌詞をメモ。
photo2-3:友だちと大阪行ったメモ。

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『大地の子守歌』(1976)
監督:増村保造 出演:原田美枝子、田中絹代 ほか
図書館で美枝子さんのエッセイを読んで、そこに今作のロケ話があったことで観た。16歳!にしては成熟してる。
で、終始強烈なエネルギーを発する奇人?の役だけに、おっとりしたイメージが一変。
ずっと肩に力が入る、妙な後味は'70代のせい? 監督の演出のせい? 美枝子さん独特の雰囲気のせい?
今でも強烈に印象に残ってる出演ドラマは、やはり閉鎖的な島が舞台で、父(丹波鉄郎)の偏執的な愛で育ち、
ラストは男が自分の足の肉を食べてしまう、あのドラマの役にも通じる。

狂気が漂うウェットな役が多い。3ヶ月の撮影、八王子と四国のロケ、数々の賞に輝いたという。
島という特殊な環境と、昭和初期の苦難、同じ設定でもこれが昭和30〜40年代に撮られていたら、
もう少しソフトに仕上がっていたかも?

「困ったら土につっぷしてみれば答えが返ってくる。山へ帰ってこい」と聞こえるばばの声。
でも考えたらこんなに人間不信にして、人生をより辛くするよう育てたのは、このおばあさんのせいじゃないか?
まあ元々気性の強さはあったろうけど。

小気味よく動いて、ずっと声は張りっぱ! 次にどう出るか予想のつかない奇行ぶり。
遍路が終わった後はどうするつもりなのか?フシギな映画だ・・・
唯一力の抜けた自然な演技を見せる田中さんはやはり違う。


■『青春残酷物語』(1960)
監督:大島渚 出演:川津祐介、久我美子 ほか
なんか今回はみんな後味の悪いようなのばっかり たしかに残酷な青春だ。
民主主義で戦後、自由、豊かになっても迷える若者らのはしりか。
久我は40代?にしては全然変わらない美しさと威厳

若気の至りにしてはあまりにバカな感じ。
そんなにネガティブに考えずとも、フツーに学生するか、働いて恋愛すりゃいいのに、
ムリするから道を踏み外して悪い連中に絞られるのでは?
若いうちに安易な金で遊んじゃいけない。好き勝手やるのが青春じゃないでしょ。
ジミーディーンの反抗と違ってカッコ良くないんだな。暴力的な性描写が当時は斬新だったみたい。


■『黄色いからす』(1957)
監督:五所平之助 出演:淡島千景、伊藤雄之助、田中絹代、久我美子 ほか
戦後の教育問題も変わったことを物語る1作。子どもの描く絵から児童心理分析をするあたりなんか、
ガンコ一徹オヤジ世代ではかなり意識改革しなければならなかったろう。
でも家事をしたり、話し合って決めたりと、このだんなは理解ある“進んだ夫”だ。
この伊藤氏は時々見かけるが、いかつい顔でインテリくさく、どこかおとぼけな、いい役者さんだなあ。
鎌倉、江ノ島の様子も今と随分違ってのどか!

作った粘土細工を褒めてもらいたかったのに「もっと算数とかやらなきゃダメだ」とか、
小さい食い違いで子どもの心は少しずつ傷つき、いじけてゆく。
それに気づいたのはいいけど、今となっては子どもの機嫌をうかがう単なる甘やかしになってしまった。
子どもの教育って難しい・・・親も子どもとともに学んで悩んでいくしかないんだ。

明治のチョコレートだの、サンドイッチでピクニックだの、オルゴール、パステルetc...
外国製品と文化が急速に入ってきてる1つ1つが面白い。
隣りのオバサンは戦争孤児を養女にしているらしいことも時代を反映している。


■『続・拝啓天皇陛下様』(1964)
監督:野村芳太郎 出演:渥美清、久我美子、岩下志麻、藤山寛美、小沢昭一、佐田啓二 ほか
『男はつらいよ』の原型になったとはいえ、戦中・戦後の体験記としての記録映画的シリアスドラマでもある。
同じ呑気なキャラでも体一杯熱演する渥美さんの役者魂を感じる。

天皇が「人間宣言」したってゆーのにもビックリ。特殊な世界だったんだな。
物のない時代、競輪やパチンコが大流行したり、とにかく何も無い状態から這い上がったこのパワーはスゴイ
今から見ると本当にあったとは思えないくらい、第二次世界大戦後の朝鮮戦争とか、
今作は日本人から見たものだが逆から見たらもっと悲惨なものだったろう。


■『新・平家物語』(1955)

監督:溝口健二 出演:市川雷蔵、久我美子、木暮実千代 ほか
動乱の時代、平清盛の若い頃のほんの一幕を描いている。
相変わらず人々は貧困にあえぎ藤原貴族の“朝廷”、白川上皇らの“院”、平家ら“武士”、
果ては坊さんまでが槍を持って勢力争いに余念がない。

グルーチョみたいな眉の市川、ほんの数シーンの久我の喋りやふるまいは現代劇とも変わらぬ個性。
小暮は胸出しルックで女の色香全開 こんな着物があったんだ。

「公家共よ踊りたきゃ踊れ。お前らに未来はないのだから。明日は俺たちのもの」
と言って終わる。これから面白くなりそーなのに・・・
父が最期に息子に託したのは、上皇とともに詠んだ歌の書かれた扇子。
「後は頼んだよ」みたいなことが書かれている。こういう教養が昔の人にはあったのね。


■『長尾紳士録』(1947)

監督:小津安二郎 出演:飯田蝶子、青木放屁、河村黎吉、吉川満子、笠智衆 ほか
いーなーやっぱし・・・小津作品の滔々と流れる時間の世界。セリフや動きで笑わせるシーンも所々効いてて、
同じ人情ものでもお涙頂戴ではない。ココロの底にじーんとくる、このどこか切なくてあったかい静かな感動
戦中・戦後ものでもすさんでいない貧しさがある。

「海岸で貝拾っといで」と行った隙に猛スピードで走って逃げるが追いつかれちゃうシーンも可笑しいw

「もう情が移っちゃったんだよ。犬でいったら土佐犬だね。ちょっとブル入ってるけど」w

当時は戦争孤児も多かったのか。配給制とはいえ、子ども1人くらいはなんとかなる時代だったのか?
このかあちゃんの子どもらは成人したのか、“後家”っていうから戦死したのかも知れない。
2人並んでノミに肩を揺らす仕草も可笑しい。飯田の怒った顔は本当に鬼面のようだし


■『秘密』(1999)
監督:滝田洋二郎 出演:広末涼子、小林薫 ほか
今頃観たちょっと前の話題作 ベッソンがコレを観て自作起用を決めたらしい。
“なり代わり”の典型パターンなんだが(しかも相変わらず2Hドラマほどの低予算な邦画)やっぱ引きこまれちゃう。
小林薫ファンだから?w 広末もイケてる。ラストがちょっと納得いかないゾ。

40代でも新婚ホヤホヤみたいな夫婦も珍しいが、娘の体を夫に捧げちゃう母の心理はどーなの
だんなに理性が残ってたからまだいーものの。
それにしても、こんな憑依ってあるのかな、世の中には・・・?


■『TOUR! PUFFY! TOUR!』(1997)

♪セトリ:
とくするからだ、simple、渚にまつわるエトセトラ、長生きしてね、ウサギチャンネル、
ショッピング、パフィーのHey! Mountain、サーキットの娘、アジアの純真、これが私の生きる道、すばらしい日々

奥田民生のフシギで心地よい脱力感はPUFFYにもしっかり受け継がれてるw
2人がピッタリはまるのは天命か、はたまたプロデュースの腕か!?
Tシャツにジーンズ、ダラけた振り付けw、なにもかも、それまでのアイドルの伝統を打ち破って
♪アジアの純真 でいきなりブレイク、はたまたアジアでも大ブレイクしてしまった快挙。
それが井上陽水の作詞作曲と最近知って2度びっくり。

今作はタラタラとリハする2人のはじけぶりと、DJ風景、移動、各ステージでのパフォーマンス、
そして“地元産のコーナー in 広島”では御大?奥田も登場(あくまでさり気ない
楽屋では正座して反省会w 師弟関係なのか? うらやましくもある

聴けばけっこー昔懐かしい'60代テイスト。ビートルズ、ザ・フーを思いっきりパロった、ラトルズ的な曲が見つかるのもまた楽し。
ギターロック野郎の民生が、先人にならってガールズグループをプロデュースしたのもその辺の追従か?
いやー自曲も書きーの、平行してるんだから、桑田に負けないハイペースな実力。
実はそんなパフィーの2人に投影されてにじみ出る奥田の魅力と、彼女ら本来の個性のぶつかりどころもまた楽し


■『八月のクリスマス』(1998)
監督:ホ・ジノ 出演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ ほか
新作に並んだ時「きっと重いだろーなあ」とパスしてたけど、同僚のおススメで借りたらやっぱ重かった
でもベタベタした重さじゃなく、淡々としてジーンとして、こんな風に穏やかに自分の死を迎えられたら、とは思う。
けど死を見つめながら生きるって辛いだろう。

「記憶の中の写真みたいに愛も思い出になると思ってたけど、君は違った。
 想いを胸に旅立たせてくれたことに感謝したい」

人はそれぞれ生きる権利と死のスタイルも選択できる(不意でなければ
AはRに告げずに迷惑をかけまいとし、優しい思い出と、進行形のままいくことを選んだ。

余計な音楽を入れず、自然のままのシーンがリアルな効果を生み出す。
ド派手アクション系の香港映画と違った趣のある韓国作品もなかなかのもの。
この冒頭で監督に追悼が捧げられてるが、亡くなっているのだろうか?
「幽霊は怖くないのかも」という兵役時代のユーレイ話の件もイイ。


■『宋家の三姉妹』(1997)
監督:メイベル・チャン 出演:マギー・チャン、ミシェール・ヨー、ヴィヴィアン・ウー ほか
歴史ものは背景を知らないとなかなか感情移入が難しい。

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