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『闇打つ心臓』(2005)

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『闇打つ心臓』(2005)
監督:長崎俊一 音楽:大友良英
出演:内藤剛志、室井滋、本多章一、江口のりこ、諏訪太朗、水島かおり ほか


「子供を殺した男女は二度出会う。」「また会えるのかな?」


trailer

▼story
1982年、8ミリで自主制作し、海外から高い評価を受け、
“自主映画の金字塔”とも言われた今作を、同スタッフでリメイクすることとなった。



その打ち合わせで、内藤さんは「リメイクの意味として罰が必要だと今は思ってて、
トオルを殴るシーンを入れたいから出演させてほしい」と願い出る。
室井さんは、同じく出演を希望しつつ「今は可哀相だと思う。宝クジでも当てて、これでちゃんとやりなって言いたい」

今は電気屋で働くリンゴォと、20年前に別れた女イナコとの再会シーンからはじまる。
2人はともに暮らしていた時期、娘ヨシコを暴行して殺した過去を持つ。



リンゴォは妻と別居中。17歳になる娘がいるという。
イナコも結婚したというがウソで、相方が豆柴のブリーダーで一儲けしたいと言い出したからお金を貸してほしいというのが目的。
(こうゆう商売として動物を金儲けに利用している人たちもいるんだなぁ/涙

「逃げてた頃が懐かしく思えることもあるよ」

「結婚した時、恐かった。もうイイだろって、そう思って、ここまで生きてきた」

同じく、トオルとユキは、娘ナツミを暴行して殺し、逃げるために友人のアパートで1泊する。
2組は海岸沿いの食堂で出会い、同じニオイを感じとる。

「どっか遠くに行かなきゃ。誰も手の届かないところ」





途中のドラムの響きも作品の緊迫感と合っているし、
ラスト、カヒミ・カリィのフランス語っぽい、つぶやくような歌がホッとさせる。
ものすごい重い映画だと覚悟して観たけど、想像を見事に裏切られたフシギな構成だった。

所々、男女の役や、2組のカップルの役がひっくり返ったりしている。
どのタイミングで殴るかを話し合ったり、俳優同士ぶつかりあったりするシーンもある。

「フェイク・ドキュメンタリー」なんて言葉やジャンルがあるって初めて知った。
内藤さんが、本多くんに厳しいことを言っているシーンとか、あまりに真に迫っていて、
え・・・本当はこんなに現場で厳しいことゆったり、自己主張の強い人なの?!て引いてしまったが、
フェイクって聞いて、ホッとした



実親の幼児虐待で子どもが死に至る事件は、後を絶たない。
無計画な妊娠をして、育児経験が未熟、愛されて育った記憶がないなど、さまざまな理由で、
タバコの火を押し付けたり、放り投げたり、何も食べさせなかったり。

そんな悪に対して同じ暴力で仕返しするんじゃなくて、
20年間、そして、これからの長い人生も、良心の呵責、
わが子への愛を背負って生き続けることこそ、ほんとうの罰なんだと思う。
誰かが、裁判や刑罰で決めるんじゃなくて、自分の魂が一番知っていることだから。


【DVD特典】
予告と、特典映像があって、それぞれの語りが深くてよかった。

●佐々木史朗(商業映画ATGの代表)
プロデューサーってのはミーハーなもので、当たったら、じゃ、また作ろうって感じだけど、
長崎らにとっては、もっと違った意味をもっていたんだと思う。
内藤は、作ろう、作ろうって、人を集めるパワーがすごかった。
長崎に惚れ込んで、何本も作らせて原動力になっていた。
「ある意味、自分の映画をリメイクさせるのは残酷だよね」


●長崎監督
昔は、8ミリフィルムの自主制作でアクション映画を夢中で撮っていた。
(8ミリ→16ミリ→35ミリ、自主制作から商業映画へって流れがあるのね。ふぅーん
アクション映画の撮影中、バイクのアクションで事故って、両手両脚骨折等の重傷を負い、
1年間の入院生活を強いられたことが、その後の映画製作に大きな影響を与えた。
「アクション映画に意味はあるのか?」
その次回作が『闇打つ心臓』。「生きるために映画を作るってできるんだなって思った」
「リメイクすること自体がテーマだと気づいた」

●室井滋
「自主映画の女王」と呼ばれて100本以上に出演していた/驚
「そうゆうところからプロの女優になりたかった」
今回、第1作目を使う許可をもらいたいと話がきて、出演させてほしいと言ったら、
内藤さんも同じことを、もっと熱く言ったらしくてw
「ただ、自身を演じることには抵抗があった」


●内藤剛志
 

自主制作を作りながら、俳優もやってた、熱い人なんだ/驚
長崎監督の初作『九月の冗談クラブバンド』から出演兼プロデューサーもしていた。

インタビューを受けたのは、撮影最終日で、「本作に出演しての感想」みたいな質問への答え。


「長崎監督作品は、どれもタイトルがステキ。今作も意味が分からなくても、あえて聞かなかった。
 リンゴォって名前についても同じく、初作の時も、リメイクでも聞かなかった。
 でも、もし3回目、また20年後に同じスタッフで撮ることがあれば、最終日、最後のシーンが終わった後に聞きたい。
 だから、今作は、次の映画のための切符だと思っている」

内藤さんは、どんな質問にも、いつも簡潔に、理路整然と答えているのもスゴイと思う。



大人芝居『ラストフラワーズ』チケゲット!!!

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ブラサキラジオ2014.4.15OA

♪When The Saints Go Marching In feat. Yasuyuki Fukushima from Ban Ban Bazar

【4月のテーマは春
メンバの中で就職したことある人っているの?って話になって、
タケオさんはレストランに就職して1週間で退職。
あ、料理じゃなくて、ベースの演奏のほうか?
上京して初日に地震があって怖かったって、九州は少ないんだ〜。

ユキさんは正社員でバブル時、PCのプログラマー驚×5000(これはエイプリルフールの余波じゃなくて???
「5年かかって、合わないって分かった」「今もストレスはあるか・・・」て

甲田さんも先月話してた通り、ライヴハウスの仕事をしてた。
バンドを始めて、時間が合わなくなったのと、1年間で仲間を作って、音を学んで、目的を果したから辞めた。

【呑み屋コーナー
ようやくクアトロワンマンの打ち上げ話。場所は、なんとB.Y.G.!/驚
前回、レコーディング中に泣き疲れて寝たカワトさんが登場。ライヴでも泣いたけど、寝なかったw
あれっレポ短っ! 甲田さんは、渋谷界隈は大体Cohさんに教えてもらったとか。

なぜか、ここでブラサキワンマン2nd stage 前のユキさんvoc.♪兄弟船 熱唱(途中までver.)がジングル代わりに流れた。
地方とかに行くと、いまだに歌ってくれって言われるんだね、のど自慢のこと

【Cohさん+修二さんの音楽を聴いてくださいコーナー】

♪新宿ジャンプ/Johnny Watson楽団

先週に引き続きジョニー・ワトソンシリーズ。いろんな渋い地名ver.があるわけねw
甲田さん「いいね、この地名シリーズ」池袋もある!→here
ワトソンさんは、立川に住んでいたという情報もあり。

で、スナック宇宙のゲストは???



その他のトピックス。

東映アニメーションギャラリー@大泉学園

 

「あさイチ」で練馬区を紹介してて、アニメの聖地とは知ってたけど、こんなギャラリーがあるなんて知らなかった!
普段は公開しない作業現場も紹介して、作画室では、最初に監督が描いた「絵コンテ」の動きを描く?様子とか、

 
(たった6秒のシーンに114枚も原稿を描いている!驚)



「彩色」はほぼパソでやってたり、


「背景画」は、質感を出すために手描きだったり。
 

今は「鷹の爪団」みたくフラッシュアニメなんてのもあるけど、宮さんらの苦労の一端が見えた気がした


羽生結弦選手、スーツで園遊会に登場!

 

園遊会でも、堂々と、礼儀正しく、自分の意見をキチンと伝えていて、爽やか青年だねえ!


大人芝居『ラストフラワーズ』チケゲット!!!


主催者先行のほうが先だったから、そちらもエントリーしたけど、結果が分かるのは24日ってことで、
DM先行、がんばって朝からテンションあげて、セブンに行ってきたv

毎回、大人芝居チケをとる時、かちあうファンの方がいらっしゃって、
コンビニ(普段はロッピー)を先取りするために、用もないのにロッピー前で15分前に場所取りしたりして、ほんとスイマセン

土曜10時〜のぴあだけに、セブンのマルチコピー機(なんだか機能がどんどん増えるねえ!驚)も
最初は「混雑のためつながりません」状態だったけど、10回目くらいで、なんとか取れた/祝×5000
F氏も協力してくれて、土日を狙ってみたけど、やっぱりダメだった
あとで座席表をチェックしてみたら、なかなかよいのではないだろうか?
夏が楽しみv


notes and movies(2005.12〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『マジワラ vol.4』
出演:シャカ、マイケル、ザブングル ほか

●シャカ
警察犬:犬が出払ったから、代わりに教官が犬役にw
不動産屋:10万円の部屋に14人で暮らすミュージシャンw
英会話教室:怪しい先生と思ったら違う

●マイケル:なにかしら笑っちゃうからズルい

●ザブングル
企画発表:表情が変。ほんと顔が芸達者。
自転車ドロボウ:これ見た。好きなんだよね「くやしいっす!」
マラソンのゴールのヒモをもつ人:すごいこだわってるのに間違ってる「・・・にしてもだね」

●その他
ヤボンスキー:絵をからめる
宴人:キレてるだけ
ハロ:ヨンさま
パラシュート部隊:スカウト
コア:暴走族風
ゲッターズ:ものすごいハゲネタ
ザ・石原:絵をからめる
上木総合研究所:見た目がキモい。顔ネタ
つぶつぶ:エアロビ、デブネタ
ゴリけん:伊良部似てる。「まにあわん」
ワンクッション:ちっちゃいコが可愛い
クールポコ:ヒップホップ漫才、見たことある。
あれきさんだーおりょう:呪ってやる。すごいネガティブ。


■『マジワラ vol.3』
出演:キングオブコメディ、田上よしえ、CUBE ほか

●キングオブコメディ
荒れる青少年:キンコメ、マジ笑う!「フガシっ!」
迷子センター:「生理がないんです」「完全に管轄外です」
「お久しぶりです〜」「・・・初めまして」
「Can you cerebrate?」「No.」

●田上よしえ:ネタ作り、お笑いテスト
「ペディグリーチャムが美味しくなりましたって、確かめようがない!」
女ピン芸人ながら面白い。

●CUBE:生活指導、怪談
けっこうイイ! ボケのほうカッチョいいし!
「タイヤにカジキマグロが刺さってた。松方弘樹の仕業とした思えません」爆

●その他
πr:ネクタイつけるかつけないか
エレファントジョン:似顔絵
オレンジジュース:ゲームセンター
オンザライス:学祭の終わり
ニッケルバック:鉄砲玉、この背中すき〜
ドリンク:不良になりたい
ナイツ:おばあちゃんの戦争話
Y&Y:33のネタ
ラバーガール:中村クッキングw
三福星:雪山の遭難
グーニーズ:苦情処理
鬼ヶ島:見た!転校生


■『フライトプラン』(2005)(劇場にて

監督:ロベルト・シュヴェンケ 出演:ジョディ・フォスター、グレタ・スカッキ ほか
久々ハラハラ・ドキドキ系サスペンスものを観た。
大好きなジョディ主演で、一人娘が飛行機内で消えるという、いわば密室での事件。

前回の主演作『パニックルーム』もかなり密室だった。
『羊たちの沈黙』以来、こんな緊迫した演技のイメージがついてしまったようだ。

密室といっても、ジャンボ機の中は1つの町のようにたくさんの入り組んだ部屋があって、
今作ではそんな客室以外の普段は入れない部分まで見れる。

ヒロインが飛行機の設計に関わっていて詳しいというのがキーポイント。
サスペンスもたくさん観てきたけど、意外に分からないものだな。
さて、あなたはこの少女が消えた謎が解けるだろうか?

さすがに今作は機内ではかけられまい
ドルビー・サウンドだったのか、機内のざわめきなどが後ろからも聞こえて、まるで自分らも機内にいるようだった。
観終わった直後、地震があって、思わず「離陸かっ?!」と思ったほど

好きな女優グレタ・スカッキも出ててビックリ/驚
そういえば『ピーター・セラーズの愛し方』にも出てたし。
さすがに年を取ったのは否めないが、こうしていろんな作品で活躍が観れるのは、ファンとして嬉しい限り。

ナルニアの予告も見れた。英語を流暢に話すたくさんの動物たちにすでに一目惚れ


■『オペレッタ 狸御殿』(2004)
監督:鈴木清順 出演:チャン・ツィイー、オダギリジョー ほか

摩訶不思議。オペラの絢爛豪華さ、仰々しいセット、歌と踊り、演出の楽しさは、
フェリーニ的な寓話の世界と、シェイクスピアの父子劇、ロミジュリ的恋愛要素もあり。

チャン・ツィイーが「ワタシハ、オヒメサマデス」って片言で喋り出したときは、どぅーしようかと思ったが、
母国語も交えつつ、なによりその美しさと、たしかな演技力で見事に溶け込んでる。
日本映画界はフシギなところだと呆れただろうか?笑
否。清順さんみたいな稀有な監督がいてくれるから面白いんだ!

薬師丸ひろ子さんも貴重な女優だな。天才子役〜思春期〜大人の色気も貫禄も、コメディエンヌとしても、常に安定した活躍ぶりは素晴らしい。

そして…谷中っち!爆 そういえばスカパラがサントラに絡んでて、
出演もしてたって今、思い出した!
てか、着物きて、このメイクじゃ全然誰だか分からない!
まあ、『音曲の乱』で着流し姿は見てるから、その延長線上ではあるんだけど。

一足先に花見も出来た。
ワケのわからん映画でもいいじゃないか!
もともと不条理だらけの世の中なんだ/笑


■『東京腸捻転〜有為事変!!〜』
出演:
インスタント・ジョンソン「ひいてくれてありがとう」
キングオブコメディ「ひきこもり」
アンガールズ「ファッションモデル」
THE MAN「説得」
18KIN「ヒーローインタビュー」
シャカ「ナルシスト組体操」
劇団ひとり「松井」
ドランクドラゴン「転校生」
長井秀和「激毒漫談」
ホーム・チーム「壊れかけのテレビ」

うーん全体的には笑い少なめ。好きな芸人はそろっているんだけど、見たネタばかり。保存版としてはいいのか?
インスタントは、ひいた人が代わりにギタリストやるからと病院内でライヴを始める。

キンコメは、やっぱり何回見てもツボ/爆
「高橋軍団だよ!」「入ってくれるのかい?」「バカなっ!」「帰んなさい」爆
「じゃ、全く見ない」「なんで仕打ちが増す」
「ガビョウばかりかい」「なんで君がイジメられないの? 君のポジションだろ?」

アンガのは、もう見すぎてるし、THE MANはイマイチ。18KINはサムイ。

シャカは独自路線でイイイ。白タイツで植松くんが触るたび除菌w
「シダ植物が喋った」「My name is SHIRO」
「ヒザ小僧が、ヒザ野郎になってしまう」

ひとりもオリジナル。ドラマになるくらいシナリオがしっかりしてる。
ソックリさんとしてアメリカに呼ばれ、少年のためとはいえウソはつけないってシーンで
「この(プラ)のバットはないでしょ? 木のやつ買ってよ」

ドラドラのネタも見た。余裕があって、アドリブも上手い。長井は噛み噛み。
ホーム・チームはまあまあ。電波が入らず悪戦苦闘。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が気になるのと、みのの「ファイナル・アンサー?」が長すぎw


■『夢のチョコレート工場』(1971)
監督:メル・スチュアート 出演:ジーン・ワイルダー、ピーター・オストラム、ジャック・アルバートソン ほか
大筋はリメイク版といっしょ。
CGのない時代なだけにテクニカラーが懐かしく、お菓子の部屋は全てセットだからかえってリアル。

そして気になるウンパルンパ!
緑の髪と、オレンジの顔のメイクをしたリアルな小人たち。
歌はダークダックス系で統一されてて、これはこれで耳に残る/笑
かつてのMGMミュージカル映画黄金時代を思い出す夢にあふれた1本。

ワンカ役のジーン・ワイルダーはとても魅力的な俳優で好き。
愛嬌のあるビー玉みたいな眼とクシャクシャの髪。
『星の王子さま』のミュージカル映画では、狐の役で、そのピュアな演技と歌には泣けたな。

♪夢の世界より ステキな世界はない
 そこでは君は自由 心からそう望むなら
 パラダイスを見たければ 見回してごらん
 望むことをしてごらん
 世界を変えたければ
 それもわけないこと


■『エコーズ』(1999)
監督:デヴィッド・コープ 出演:ケヴィン・ベーコン、キャスリン・アーブ ほか
思わぬめっけもの。でも、メイキングやらを見ちゃうとどうしても感動が薄れる。
けっこう今までの映画のオマージュもたくさん引用されてて、オープニングのサイコ的な家の映し方や、
「こっちへ来いよ、いい物見せるから」ってレイプシーンは『デッドゾーン』そのものじゃん!

ケヴィンの鍛え上げられた肉体がすでにカンペキな芸術だ。
プロ意識の高い取り組み方もメイキングや、スタッフのコメントから窺える。

いろんな断片映像のフラッシュが、最後にパズルが完成するようにぴったりハマる具合がよくできてる。
狂気に駆られた「40代の危機」を迎えたKは、S.キング的キャラで、夫婦のスレ違いなど、
家族ドラマの繊細な部分もうまく盛り込まれていて、単に恐がらせるだけの作品じゃない。


■『SAKEROCK DVD ぐうぜんのきろく』(2005)

ほんとにこんなに盛りだくさんで1,575円は、値段設定間違えたと思うw
この1本あれば6月までライヴがない寂しさも紛れるだろう。

●渋谷クアトロ「LIFE CYCLE」レコ発
始まる前、舞台裾で円陣組んでワケわからん掛け声から笑える。
「今日は笑顔を忘れずに」(全員で復唱)「失敗したら、笑おう」

ハマケンの一人芝居コーナーは、また爆笑だし、頭での逆立ちもスゴイ!
彼はいろんな才能を全部笑いに変えられる。これもまた才能だなあ!
赤犬との共演シーンも楽しそう〜♪

ツアー移動中の車内も、ハマケンがいれば飽きない
ホームシックになった源くんをなぐさめる即興の「うたのコーナー」とか/爆
イルリメとニカさんの♪ハイチェック はカッコいい。

●西日本ツアードキュメント
●PV「殺すな」

オマケは、ツアードキュメントのメンバ全員によるオーディオコメンタリー。
これまた皆の素な感じが出ててイイ! 毎日が移動と音楽漬けって、なんて楽しげなんだろ、フツーに羨ましくなった。
(楽しいばかりでもないだろうけど、実際は
弾けるハマケンの映像を見て、誰かが「こゆこと、何歳までできる?」「オレも、それは思う」てw

「サケロックの旅は こんなにもくだらない。
 ムダなことだと思うだろ? でも、やるんだよ」


■『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(2005)(劇場にて

監督:アンドリュー・アダムソン 出演:ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、ティルダ・スウィントン ほか
期待通りの壮大なファンタジー! 現代的なハリポタと違って、
何世代にも読みつがれてきた児童文学の大作とあって、オーソドックスながら

兄は家族を守るために闘う勇気を、弟は裏切りやウソを悔いる正直さを、
姉は論理よりときに感情で動く優しさを学ぶといった、
道徳観やイニシエーション(通過儀礼)も織り交ぜつつ、
フツーの子どもたちが王様、王女さまになるという夢にあふれている。

たくさんの動物や空想の生き物(ケンタウルスやユニコーン)などが
リアルに活き活きと動き、喋ってとにかく可愛い
現代のCG技術は、本当に映画の夢をさらに無限に広げてくれた。

ロケ地のニュージーランドの手付かずの荒々しくも広大な自然の美しさは圧巻。
雪の魔女役のティルダもステキ。シーンごとに変わる衣装デザイン、メイクもかなり斬新。

1作ごとに1話完結で続いていく。原作は7話まであるらしい。
急ピッチに進めても、長いシリーズになるのは間違いない。
また先の楽しみが増えた。DVDになったらまた観たい。
『秘密の花園』や『はてしない物語』が好きな人ならきっと好きになる作品だと思う。


■『笑の大学』(2004)

監督:星護 原作・脚本:三谷幸喜 出演:役所広司、稲垣吾郎 ほか
久々まったりと珈琲を飲みながら、DVD鑑賞。上演当時から気になってた今作をやっと観た。
やっぱ笑った! そして泣けた。三谷幸喜作品にハズレなし。脚本家が妙に美化されているのは願望か?笑

出演者は、ほぼ2人。全セットで造った昭和の浅草の芝居小屋風景が
どこか劇画ちっくで、映画自体もなんだか劇中劇を見ているような感じ。

役所さんは、さすがに何を演らせても完ぺき。一方、ゴロウちゃんは、
長い台本を途中噛み加減(「今川焼」とか/笑)で、TVドラマかバラエティ向きながら、
それもまた今作の雰囲気に影響して、“戦時中の検閲”というテーマの硬さをやわらげている。
実直そうなキャラも生きてるし。

「笑いは必要だと思います」と椿がキッパリ言い切ったその理由は、セリフに書かれてはいないけど、理屈じゃないんだ。
どんなに不幸中の不幸、最悪中の最悪にあっても、私たちに豊かな想像力がある限り、笑って生きていけるということ。
ひとが、ひとらしくあるために。


■『THE FORGOTTEN』(2004)
監督:ジョセフ・ルーベン 出演:ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト ほか
前回観たジョディ・フォスター主演『フライト・プラン』に似た親子もの。
記憶を消されたところまでは『X-FILES』ばりな政府の陰謀か?って思ってたら、
急にSFに突入したから、んっ?!このままではせっかくの前編部の感動も
『サイン』(メル・ギブソン主演のSFホラー)の二の舞に崩れてしまうのでは…(観た人にしか分からない/笑)と危惧したが、
ジュリアン・ムーアの筋金入りの演技力でなんとか持ち直して(?)、見事に゛母子のつながり゛というテーマを貫いた。

ムーアは、ジョディの出世作『羊たちの沈黙』の後日談『ハンニバル』の主演もしている。この2人のリンクは興味深いものがある。
久々ゲイリー・シニーズが見れたのも嬉しいv

テレパシーにも似た不思議な母と子の結びつきは、ときに言葉や科学では説明がつかないことがある。



【読書感想メモ】
「きよしこ」重松清


【イベントメモ】
「ディズニーシー」@舞浜
「HOME WORK CAFE」@三軒茶屋


【ライヴレポ(追加で別記)】
i-dep#air exchange@The Room渋谷 2005.12.10
YEBISU 06 NEW YEAR'S PARTY@THE GARDEN HALL/ROOM 2005.12.31-2006.1.1
SAKEROCKの謹賀新年ツアー@渋谷クアトロ 2006.1.12
SPACE SHOWER TV presents GROWN OPEN STUDIO!!@恵比寿リキッドルーム 2006.2.4
冷牟田竜之 presents“Taboo”@恵比寿ガーデンホール 2006.2.17
スカパラ@NHKホール 2006.2.20
ブラサキ presents「Snuck宇宙」@下北沢440 2006.2.25
バンバンバザール@渋谷・B.Y.G 2006.3.6

notes and movies(2005.12〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はみかん色のルーズリーフからご紹介。

mixiの日記を書きはじめたのが2005年8月7日から。
mixiに映画やライヴレポを全部書いていたわけじゃなさそうなので、
すでに書いたものはコピペ・補足・修正して、抜けていたものは追加で書いてみた。

  

photo1:Tabooのライヴレポ。
photo2:恵比寿での年越しも楽しかった!
photo3:部長の記事も多数ありv

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
あ、あとお笑い芸人さんらを呼び捨てに書いていることも深くお詫び申し上げます/謝罪


■『爆風即完LIVE 東京腸捻転〜春宵一刻!!〜2004』
テレビで『M−1』見たら、お笑いのテンション上がって、久々レンタル屋に行って、借りてみた。

●いつもここから
金髪のコがまだガリヤセの頃だ〜! 2人とも滑舌悪いから、早口でたたみかける“どけどけ”ネタは、聞き取りにくいのが残念。

●江戸むらさき ショートコントの脱力系。

●長井秀和 まだ流行らせはじめか“間違いない”を、これでもかと連発。

●モジモジハンター
初見か? ダークなキャラで、シュールだし、好きかも。銀行強盗ネタ。
「今、口座ひらくと象が6コもらえますけど?」

●ダンディ坂野 面白くはないのに、ここまで長生きなタレントも貴重。継続こそ力なりを証明か。

●ドランクドラゴン
個性をつける講座。前見たかも。“とことんバカ”キャラが笑える。さすがの盛り上げ。

●劇団ひとり
演歌歌手。ズレてるけどキメてる、刑務所でのショー。MDの調子が悪くて急にスタイルを崩す。

●田上よしえ
前一度エンタかなにかで見た。女性ピン芸人で、古いスタイルではあるけど、演劇派。街角で詩を売るコント。

●シャカ
注目しつづけて早数年・・・のわりに伸びないねえ!w 真似っこされるサラリーマンネタ。ナンを出すとか色々やってる。

●ホームチーム
満員電車で乗り合わせた社長と係長。ラストはミュージカルになっちゃう展開が可笑しい。


■『M−1グランプリ2001完全版』
●中川家 川に流された子の救出+遅刻した時の様子→優勝
●チュートリアル 桃太郎とかの昔話をドラマ風に
●アメリカザリガニ ドライブスルーネタ。コレ大好きだけど、今のほうがイイ。
●おぎやはぎ 歌が下手なのにレコーディング。キライじゃない。
●キングコング 初めてネタ見た。勢いだけ? 合コンネタ。
●麒麟 ノーマークから。漫才を小説風に解説。
●ますだおかだ 審査員は最高得点。岡田が自殺ネタ。
●Don Doko Don なんか拍子抜け。デパートアナウンスもかぶったし。
●ハリガネロック 大阪バリバリ。文句ばかりでおもしろいか?

なんだろ、このムダな緊張感 審査委員長の島田紳助が司会も兼ねているのがそもそも。
審査員がたくさんいるのにコメントなしってのもヒドイ。一般審査員が札幌、大阪、東京?と分かれて、
点数の分かれ方がハンパなくて妙に・・・可笑しいw
ちなみに、この時の審査員は、いつものラサール石井、松ちゃん、小朝、きよしの他、青島幸男やらが入ってた。

アシスタントのコが、楽屋に行っても誰も喋ってないし、ネタ後のインタビューも中途半端。
登場曲も今の♪イケガンガン・・・ てやつが好きなのに違うし。
第1回目で、しかも生放送なのが、まだどこに行くか分からない面白さはあった。

にしても、これだけのメンツが6000組くらいから勝ち残ったのに、え、これで?って出来で、これも緊張感ゆえ?!
敗者復活もなし。セットもしょぼい。賞金1000万円は玄関に並べてある。
中川家が優勝したあとのホッとした涙にはちょい感動。


■『M−1グランプリ2002完全版』

●ハリガネロック やっぱつまんない。てか記憶にない。
●ますだおかだ 東京と大阪のCMの差? 合併ネタ。
●ダイノジ ヒーローに憧れるって火事になった場合
●テツandトモ なんでだろう。たしかに漫才と比較できない。
●フットボールアワー ファミレス、披露宴の司会ネタw
●笑い飯 ガサガサ入ってきて、機関車トーマスや、席譲るネタ、パン工場も爆!
●おぎやはぎ サラリーマン漫才? 結婚詐欺師w
●アメリカザリガニ カーチェイス。ちょっと弱かったなぁ・・・残念。

敗者復活は、スピードワゴン。
いつもの「甘〜い!」じゃなく、戦隊もの。唇パープル、歯イエロー、目レッド、腹黒とか、好きだけどね。

年を追うごとに盛り上がっていく感じかな? 一般審査はなくなって、ネタが終わったら一旦ハケてから、すぐ点数つける。
総合司会は、きよしになって、楽屋インタビューはキムキムが登場。
審査員に中田カウスが入ったのはイイイけど、立川談志が怖い。テツトモに「ここに来るべきじゃない。ホメてんだよ」って、
コメントにいちいちドキドキハラハラするし

しかし、いやー増田くん、嬉しそーだった! 泣いてるの初めて見たし
ラストの感想が「ネタにした芸能人の方すみません。相方が考えたので」てちゃんと謙虚さと笑いもとってた。
でも、ここからの道もまた険しいんだろうね。

フットボールも笑い飯もごっさおもろいし/爆
敗者復活の会場は、隣りの野外で近い! エントリー数は1756。毎年見かける顔もいれば、この人誰?ってヒトもいる。
でも芸の世界は腕次第。いつ上がってくるかは分からない。
やたらにきよしが「緊張する」を連発してたな。


■『M−1グランプリ2003完全版』
●麒麟 声でいろいろ案内ネタ。トイレの下ネタあり。
●スピードワゴン “サッちゃん”の替え歌が全編に渡って消されてるって、ひどくない?
●笑い飯 紳助が99点の土器、民俗歴史博物館ネタ! こんだけ面白くて、どーして優勝しないの?!
●二丁拳銃 ラストチャンスでピクルスネタ。
●千鳥 ノーマーク。でも、やっぱっ千鳥の面白さって分からん。他と違うことをやってるのはスゴイけど。女の子と山へ虫捕りに行くネタ。
●アメリカザリガニ ニュースキャスターネタ。ファンだが、ここまでM−1で頑張ってたことは知らなかった。大阪で賞とってたんだ/驚
●フットボールアワー 結婚会見ネタ。○×とかけて・・・て勇気ある。
●りあるキッズ 7年目で高校生18歳!? 結婚生活ネタ。けっこうイイ点で4位。

敗者復活
●アンタッチャブル チーズバーガーに番号の???(メモ読み取れず)って爆。やっぱ面白い!
●笑い飯 かわいそうな象。学校の避難訓練。なんで子どもの頃のネタが多いんだろw
●アンタッチャブル よく見た合格発表ネタ。柴田のツッコミが褒められてさらに快調。

●フットボールアワー SMタクシードライバー、下ネタで優勝?!

司会を今田耕司にしたのは大正解。一気にお笑い大会の雰囲気になって、リラックスムードで楽しめる。
審査員も島田洋七、ナンちゃんら、いまのメンツと同じ。きよしが司会にまた入ってた。
これで2004年がチャブルだったから、この年は前哨戦だったってことだね。ラスト、誰も票を入れなかったのがフシギなくらい!
3組とも落ち着いてて、もう自分らの芸を確立してる感じで、自信持ってやってるところがイイ。
アワーもとくに涙もなく飄々と受け取ってたし。


■『イン・ザ・プール』(2005)
監督:三木聡 出演:松尾スズキ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一 ほか
どっかズレてるけど、観た後はすがすがしい気分が残る。
みんなまともに生きてるハズが、積もり積もった小さな「ズレ」がいつかポーンと弾けた瞬間。
それまで、必死にしがみついてた「自分だと思っていた自分」が、そんなに本来の自分じゃなかったと気付く……なるほど。
そんなビッグバンで周囲に多少迷惑がかかったとしても、たがが外れて本来あるべき姿に戻ったなら、いーんじゃない?

松尾部長は「いいとも」にプロモで出た時、「いいんですかネ、僕みたいのが主演で。
今日もフツーに新宿まで電車で来たけど、誰からも何も言われなかったし…」笑
なんてゆってたけど、この伊良部役は、彼じゃなきゃ面白くない!

シュガー・ベイブの♪DOWN TOWN がエンドロールで流れたのはツボ。私の隠れたお気に入りの1曲
これ聴くと「ひょうきん族」のエンディングでかかってたのを思い出す。
あぁ、今週も終わりか〜って、祭りのあとみたいな一抹の寂しさを感じる。

DVD特典は出演者のインタビュー&メイキング。
監督の三木聡さんは、なかなかユニークなキャリアの人らしい。
大好きだったネプの「笑う犬シリーズ」や「ダウンタウンのごっつええ感じ」とかにも関与。
もっと調べたら、あの迷曲「エキセントリック少年ボウイのテーマ」の作詞補佐も手がけたらしい/爆

ギリギリのとこで折り合いをつけて、バランスとって生きてる私たち現代人。
そんなに他人と自分で作り上げたルールの中に、自分を押し込めなくてもいいんじゃないか?
…でも、難しいんだよね、実際は。


■『THE有頂天ホテル』(2006)(劇場にて

監督:三谷幸喜 出演:役所広司、松たか子、香取慎吾、佐藤浩市、篠原涼子、西田敏行 ほか
それぞれの事情を抱えた人々が、大晦日のホテルでのカウントダウンパーティーに向けて繰り広げる人間模様が複雑に交錯して、ドタバタ喜劇と化す。
三谷幸喜の得意なシチュエーションコメディ。どんな些細な出来事も、もれなく次への伏線に生きてくる。
とにかく笑った! しまいには泣き笑い!

出演者がほんとにスゴイ。
役所広司と原田美枝子さんの豪華な顔合せが、ドラマの中心を支える。
役所さんさえいれば、日本映画はこれからも安泰だろう/笑
「TRICK」で仲間&阿部とともに怪演を見せた生瀬勝久さんもイイ味出してる。

ストーリーを話すとそのままネタバレになるから、ここでは控えて、観てのお楽しみ♪
ギリギリまでドタバタで畳み込むかと思いきや、ラストは穏やかに締めくくっていたのが意外。
「みんなのいえ」「ラヂオの時間」もぜひおススメ。

笑いながら、最近考えていたこととちゃんとリンクしてたから驚いた
時々、自分なんか1人くらいいなくても世の中全然変わらないんだろうと思うこともあるけど、
自分も複雑に絡み合った車輪の1つで、色々悩んであがいたりしていることも
誰かの励みにつながってたりして、自分のパートはどんなにちっぽけでも、自分にしかできないんだってこと。

「どうして自分のありのままじゃダメだと思うの?」
「やりたいようにやってみればイイ」

人間関係や社会の仕組みの中で、なかなか地を出すのは勇気がいる。
イイ部分ばかりを寄せ集めた“演じてる自分”を信じてるほうがよっぽどラクだ。
そのうちどれが本当の自分なのか分からなくなってしまった。

時にカッコ悪くても、周りに笑われても、失敗か成功か分からなくても、やりたいことをやりたいようにやってみる。
難しいけど、いま一番必要なことかもしれない。


■アンガールズ『ナタリー』(2004)
かなりゆるいw 一番盛り上がってた頃に見たら、もっと違ってたかな?
いままで見たネタの総集編。「空手」「高校球児」「警察官」(「ストーーーップ、都民が見てる」)「カレー」は初見。

ショートコントは2パターンに分けてある。この微妙な間と、田中っちのツッコミ方が面白い。
「テキサス」の広島死闘篇は笑える! 途中途中Vシネはさんでって、みょーにハマる。広島弁の吹替えがイイ!

オマケは、これまたゆるーい「にらめっこ」。10パターンあって、それぞれ「勝った/負けた」→「もう一度/やらない」を選べて、
それに対する2人のリアクションまであるから、つい10コ全部見ちゃったw

あ、あとは「動物の捕まえ方」って、ちょっとMPみたいなくだらんロケものもあり。
上野動物園?で、ハトが捕まらないってオチ。

エンディングトークはつま先立ちで、これがお笑いニューウェーヴだっ
それにしても、ほっそいなあ!!


■『すべてが狂ってる』(1960)

監督:鈴木清順 出演:川地民夫、禰津良子 ほか
思わぬ収穫。それともDVD化されたのが最近なのか? 今まで観たくてもどこにも置いてなかったこの1本。
タイトルといい、撮り方やセリフ、1シーンごとが新鮮で、絵になる美しさ。

繊細でつねに強い不安とフラストレーションを抱えた青年役・川地民夫が、
まるで「理由なき反抗」のジミー・ディーンみたいだ。
モデル出身で鈴木清順監督もお気に入りだったという禰津良子は、
ヌーベルバーグのフランス女優的な美しさと演技力、存在感で新人らしからぬ魅力。
モダン・ジャズの使われ方もおしゃれ

戦争で父を亡くした次郎は母と2人暮らし。混乱期で互いに支え合わなければ
生きてゆけなかった母と愛人の関係に苛立ち、若さゆえのまっすぐさから
次郎はゆすりや車を盗んだりして身を堕としてゆく。

冒頭の戦争シーンから一転して、映画館から出てくる現代っ子らへの移り方が斬新で意表を突く。

「いいコなのよ、本当は」
「じゃあ、こう書いたほうがいいのかい? “すべてが狂ってる”と」

いつの時代もジェネレーションギャップがあった。
この時の若者が今では私たちの親世代で、「今の若者は言葉遣いや、服装が乱れてる」と嘆いている。


■『FESTIVAL EXPRESS』(2005)

監督:ボブ・スミートン
すべてのR&Rを愛する人たちに。とんでもない1本を見つけた
'70のヒッピームーヴメントとロックフェス全盛の只中で、
5日間列車を貸しきって、クレイジーなミュージシャンたちを乗せて、
カナダを東から西へと走らせ、途中止まってはフェスをするという、酒とドラッグと24時間鳴り響く音楽の祭り
以前、ミュージシャンの伝記本にハマってた時、ザ・バンドやジャニスの本でも書かれていたものの貴重な記録フィルムだ。

●収録バンド・曲の抜粋
♪Cosey Jones/GRATEFUL DEAD
♪Slippin & Sliding
♪The Weiht
♪I shall be released/THE BAND(最高。リチャードがやたら高い声で歌ってる
♪Rock & Roll is here to stay/SHA NA NA(ものスゴイテンション高っ/笑
♪CC Rider/Ian & Sylvia & The Great Speckled Bird(ものスゴイビブラートかけた女性ヴォーカル/笑

BUDDY GUY BLUES BAND、FLYING BURRITO BROTHERS、MASHMAKHAN ほか。

6万人の大観衆。屋根に登って聴いてる人も多数/危険
「音楽はタダで見せるべきだ」と暴動も起こり、ガルシアの提案で近くの公園でフリーライブを開いた。

この作品で最も注目すべきは、私の最大リスペクトなJANIS JOPLIN
♪Cry Baby
♪Tell Mama
ラストも列車内のジャムと思われる♪Me & Bobby McGee が流れた。

この圧倒的なステージパフォーマンスと存在感。
100年に1度現れるかいなかと云われた女性ブルース・シンガー。
列車内でリック・ダンコとガルシアと共に歌う姿もある。
紫の大きなサングラスに、紫のドレスで、煙草を立てて吸うジャニスに
G「初めて見た日から愛しているんだよ」
J「また、ウソばっかり。楽しくてやめられない!



主催者に感謝の意を表してプレゼント。
J「列車の模型はこの゛思い出゛のために、テキーラ1箱は“今後もやり続ける”ために」
「今度またやる時も呼んでね!」

赤い羽根飾りと、豊かに伸ばした金色の髪を風になびかせて、
魂の底からふりしぼるように歌うジャニス。泣ける。
たしかに彼女はここに活き活きとして生きていた。
ガルシアと共に樽のように飲みながら/苦笑
ジャニスは「寝てなんかいられない。その間にパーティーを逃してしまうかもしれないじゃない!?」と云っていたっけ。


Let's carry on a party, man!!!

追。リック・ダンコが'99年12月に亡くなったと今知った。
56歳の誕生日を迎えた翌日に。早すぎる。麻薬関連の騒ぎもあったけど、
あの屈託ない笑顔、自由に重ね合わせるような歌声が好きだった。


■『オルランド』(1992)

監督・脚本:サリー・ポッター 原作:バージニア・ウルフ
出演:ティルダ・スウィントン ほか
ずっと前から気になってて、どこにも見つけられなかった1作。
裕福な貴族に生まれたオルランド(男)は、エリザベス女王から「老いるなかれ」と言われて屋敷と富を与えられる。
そして時空を超え、性別を超えて、幾つもの人生を味わう。

どの時代でも、女性の人間としての尊厳はおろかその自由すら認められず、
結婚することで辛うじて人間に近い扱いを「許されて」きた。
アメリカを目指す力強く自由を求めて旅をする青年にすらついて行くことを断るオルランド(女)。
「そこに私の自由はない」と。

この一瞬一瞬を完全な“個としての自分”として味わうこと。
そこには常に素晴らしい音楽と詩と文学と演劇があった。
人生を芸術として生きるということ。

このタイミングでこの主題!
自分の身の周りの事象に、何の先入観もなく、ただ常に意識的でありさえすれば、
世の中のあらゆることが壮大な学びに向かって慈愛に満ちた示唆に溢れていることが分かる。

主演のユニセックスな魅力のティルダ・スウィントン。
こんな線の細い女優が好き。ナルニアにも出演が楽しみ。そのほかも観てみたい。
デザイナーは『ベイビー・オブ・マコン』『プロスペローの本』『コックと泥棒〜』のスタッフ。なるほど同じ系統。

「悲しいの?」
「いいえ幸せなの。ホラ見て」

♪ついに過去から 切り離されて
 手招く未来からも 解放されて
 突き抜けて 壁を突き抜けて
 私はもう女でもなく 男でもない
 顔は人間で 一人に溶け合った
 この地球にいて 同時に宇宙にも存在する
 この世に生まれ 同時に死を迎えている


Here I am, again!!!

NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』第16回〜(2014)

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NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』第16回〜(2014)
出演:岡田准一、柴田恭兵、片岡鶴太郎、高岡早紀、濱田岳、江口洋介、竹中直人、田中哲司 ほか ほか

1話ずつ追加していく予定なり。

第16回「上月城の守り」
前回の軍議で左京進が「毛利側につく!」と言ったのを皮切りに、播磨のほとんどが毛利側に寝返る。
官兵衛は、まず本拠地を「書写山」に移し、上月城奪還の策を練るのが肝心と説く。

毛利軍は「三道並進」という3手に分かれて攻め入る作戦を立てる。総勢5万の軍隊(ウキタさんは仮病中


秀吉は、職隆に姫路城を任せる。官兵衛は上月城の守りがたった700人と聞いて失望する。
「織田から必ず援軍が来る。それまで時間を稼いでくれ!」と言い残す。

 
村重が来て喜んだのも束の間、「殿から裏切り者の別所を倒せと命じられたから三木城を攻める」と、毛利攻めを断られる。
(もう全然笑わなくなっちゃったね・・・

どこまでも強気の信長は「全ての官職を辞する。右大臣など不要。朝廷を庇護しているのは、この信長である!」と宣言する。
やっと来た織田の援軍は3万。そして下った命令は「上月城には秀吉と村重で行け!」

光は櫛橋家が絶えるのを心配して兄を説得に行くが、叶わず。
「戦のない世が来ると私は信じています。その時はまた兄妹そろって笑いとうございます」

1ヵ月半の兵糧も限界に達し、秀吉は信長に直談判に行く。信長の答えは「上月城は見捨てよ」

 

『ひまわりと子犬の7日間』(2013)

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『ひまわりと子犬の7日間』(2013)
監督・脚本:平松恵美子
出演:堺雅人、中谷美紀、でんでん、若林正恭(オードリー)、吉行和子、夏八木勲 ほか

柴さんが全面に出ているジャケで、ずぅっと気になってた1本
大泣き覚悟で観て、泣けるだけじゃなくて、動物の殺処分について深く考えさせられた。

▼story
宮崎の田舎で生まれた柴犬の子犬。親犬は子犬をかばって近所の野犬に殺されてしまう。

 

可愛い子犬たちは次々引き取られ、残ったいちばんドンクサイ子をおじいさんとおばあさんは飼うことに決めた。
その後、おばあさんが亡くなり、おじいさんは老人ホームに入ることになり、
息子?に「ちゃんとした里親を見つけてくれ」と頼んで別れる。
(まず、犬の引き取り先を決めてからにすればよかったね・・・
犬は首輪を抜けて追いかけるが、雨でニオイが消えて、やっとの思いで戻った家も取り壊していた。

 

神崎彰司は、動物園の飼育係になるのが夢で、そこで動物好きな千夏と出会って結婚。
長女・里美、長男・冬樹を授かるが、千夏は交通事故で亡くなり、彰司は保健所職員となる。

 

保健所には、毎日のようにいろんな動物が連れてこられる。
畑を荒らす野犬を捕獲してくれ。
引っ越すからペットを引き取ってくれ。
歳をとった犬は、世話が面倒だから引き取ってくれ。などなど/涙

日本の保健所にはルールがあり、職員は、事務処理を2ヶ月、現場での作業を1ヶ月やる交代制。
施設で預かっている動物は、1週間預かっている間に里親先が見つからなければ殺処分されてしまう。

 



彰司は、娘のサトミ、ペットクリニック獣医師・美久らに協力を頼んで、里親探しをしてもらい
自分も処分期限をこっそり延ばしたりして、上司に怒られてばかりいる。
自宅で飼っているラブとトイプードル?も、ここから引き取っていた。



期限を守らなきゃいけないルールの理由は、毎年?4000頭あまりの動物が運び込まれ、
全員の里親は探しきれない。時間も予算も足りない。
エサ代は税金でまかなわれているため限界がある(殺処分にもお金がかかる
噛まれたら危険だから野犬は早く捕獲してくれ、税金を使ってまで凶暴な犬の延命など必要ない等、市民からクレームがくる。などなど。



ある日、「畑を荒らす野犬を捕獲してくれ」と依頼がきて、子犬を守る母犬を吹き矢の麻酔薬で眠らせ捕獲する。
それは、あのおじいさんらが泣く泣く手放した犬だった。
サトミは、その親子の里親探しも真剣に手伝うが、父が殺処分の仕事をしていることを知ってショックを受け、父も犬も拒否してしまう。

一方、毎年開催される「愛犬まつり」というイベントのために、女性議員がやって来る。
保健所からもらった犬が飼い主を噛んだら評判が落ちると、上司はまた新たなルールを作る。
「この犬は噛み付かないと保証するスタッフ全員のハンコが必要。でなければ処分すること!」

野犬でさまよううちにヒトから酷い仕打ちを受けた母犬は、子犬を守るために必死で、みんなにうなりちらすため、
彰司は、サトミに「必ず里親を探す」と約束し、ダンボールで周りを遮断したり、寝泊りして信頼を得ようと奮闘する・・・

上司は「ヒトと犬をいっしょにするな!」と怒るが、彰司は、

「ヒトと同じように、動物にも、それまで生きてきた物語がある。
 こいつは好きで野良犬になったんじゃない。ヒトが野良犬にしたんだ」


 



ペットショップで高値で買われる動物がいる一方で、
ヒトの手を離れた途端“危険”“迷惑”な「害獣」として殺される動物もいる。

すべてヒトの基準で、他の生物の命の価値やルールが決められ、追い払われたり、異常なほど増えた挙句に間引かれたり、
“安楽死”なんて呼ばれる方法で殺されたり。。。
ヒトってそんなに偉いんだっけ?

動物の命を救えなかったその税金は、一体、他の何に使われたのだろう?

もっと言えば、子どもも大人も大好きな動物園だって、現地から連れてこられ、檻に囲まれ、自由を奪われた動物たちだ。
新薬の開発には、もっと無数の動物が、ものも言えず、されるがままに実験道具に使われている。

どんどん増える人口。それに見合う食物として大量に産ませて、大量に殺され
産業、宅地開発等のために、生息地を奪われ、日常生活が激変し、
食べる物もなくなって、里におりれば、害獣と呼ばれて殺される。

どうにか、動物とヒトの自然でどちらも幸せな共存方法はないものか???



「石田三成 “悪役”伝説の真実」@歴史秘話ヒストリア

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「石田三成 “悪役”伝説の真実」@歴史秘話ヒストリア

NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』に出てくるやり手の石田さんてどんな人なのか気になってチェックしてみた。

【内容抜粋メモ】
石田三成は、戦乱が続く北近江で、貧しい地侍の子として生まれた。

 

父は下級侍の「足軽」。鉄砲が主流になった戦の場で、真っ先に飛び出す弾除け役。
報酬も少ないから、戦地の村々で略奪をしなくては食べていけないほどだった。

父は幼い三成を寺に預けた。当時、寺は子どもたちの学問修行の場だった。
「近江商人」という言葉があるように、商業が盛んな土地柄ゆえ、
そろばんに当たるような算術も早く身につけて、それが後に役に立つこととなる。



秀吉の作ったルールによって、長浜城下では税金を免除され、多くの商人が集まった。
三成は、自分と同じ低い身分から大名にまで出世した秀吉を目標にしていたが、
当時は仕官するキッカケすらない状況だった。


●3杯のお茶

当時、鷹狩りと称して領内を回り、優秀な人材を探していた秀吉が三成の寺にやって来た。三成15歳。
「誰かお茶をくれ」という秀吉に、いち早く名乗り出した三成は、どうしたら喜んでもらえるか必死で考えた。
そして1杯目は、ノドが乾いた秀吉のために、少しぬるめで多めのお茶を、2杯目は少し熱めに出した。
秀吉は、さて3杯目はどうするかと試したところ、これまでとはまったく違う熱々のお茶を出した。
この機転が買われて、三成は「近侍(主君のそばに仕える秘書や世話係にあたる)」として召し抱えられることとなる。

 
お茶をいれた時の井戸が残っている@大原観音寺


その後、足軽大将に相当する三百石を与えられるほど出世する。
三成は、算術にも長けていたため、秀吉から「500石与える」と言われた時、それを辞退し「葦の生える土地」をもらう。
当時、タダでとり放題だった葦に税をかけ、儲けた大金で軍備を立派に整えたという逸話もある。


「賤ヶ岳の戦い」

 

秀吉と柴田勝家との戦。屏風には「賤ヶ岳の七本槍」として、当時有名な武将が描かれているが三成の姿はない。
だが、三成はこの戦で大名に出世している。

 

当時、僧侶は全国を行脚する際、兵からなにも疑いを持たれていなかったのを利用して、三成は敵陣の情報を逐一集めていた。
秀吉が別の敵を攻めている間に、柴田軍が賤ヶ岳に動いたのをいち早く伝えただけでなく、
夜は行軍できないため、沿道の村人に命じて松明を灯させたため、瞬く間に賤ヶ岳に戻り、見事勝利する。



三成は陰の功労者として、秀吉から高く評価された。


●史上最大の水攻め
秀吉が小田原の北条氏を攻めた際には、三成は戦の表舞台に立った。
秀吉が昔「水攻め」で備中高松城を落としたことを模して、三成にも水攻めを命じる。
それには、多くの人夫、資材の調達が必要。しかも、今回は平坦な関東平野。

 

関東は当時、片田舎のため、人夫を集めるのは至難の業。
三成は、土地の高低差を調査させ、破格の賃金を出すとお触れを出し、噂はすぐに広まって、
遠くからも人夫が集まり、挙句の果ては、城に籠城していた敵方まで金目当てに手伝うようになったw
その数10万人。わずか数日で堤防を築き、利根川、荒川の水を利用して、忍城を見事に水攻めにしてみせた。


それは「石田堤」として、今も残っているほど。
1ヶ月後、小田原城は落城、その後、忍城も降伏したことで、秀吉の天下統一は成し遂げられた。

三成は32歳で北近江19万石の大名に出世する。


●津軽為信
後世では、とても悪役呼ばわりされた三成だが、実際は違っていたという逸話が残っている。
秀吉に謀反の疑いをかけられた津軽為信が、秀吉から信頼されている三成を頼ったところ、
長男の元服に立会い「烏帽子親」となることで、疑いが晴れた。




●破格の出世を辞退したワケとは?



北近江19万石→筑前筑後33万石を与えると言われた時、三成は辞退した。
虎視眈々と天下取りを狙っていた伊達政宗、徳川家康らは、三成のやり方に不満を持ち、巻き返しの機会を窺っていたため、
三成は出世より、国づくりの完成を優先した。

★三成の行った政策
「太閤検地」これまで各大名が独自に行っていたのを、全国統一のルールに変え、田畑を測量し、持ち主を明らかにし、税をキチンととりたてた。

 



「惣無事令(そうぶじれい)」大名同士の戦を禁じた法令。
「刀狩令」百姓身分の者の武器所有を禁止し、それらを没収して農村の武装解除を図った政策。
「喧嘩停止令(けんかちょうじれい)」山野や用水などでの争いが弓や槍、鉄砲などの武器を用いた闘争に発展した場合はその村ぐるみで処刑される。

三成が行っていた政治は、乱世に別れを告げ、安心して暮らせる秩序ある社会を目指していた。

秀吉死去(享年62歳)

家康は、有力武将と縁組し、従わない大名は力でねじ伏せた。三成も襲撃された。

 

「関が原の戦い」
三成は味方の裏切りにあい敗北。斬首される(享年41歳)。

戦後、東軍の武士が佐和山城に入り、三成のお宝を盗もうと期待したが、
これが権力ある大名かと驚くほど質素な暮らしぶりだったという。

徳川家康が江戸幕府を開く。
家康は、宿敵・三成らの政策を引き継ぎ、後の長い江戸時代を築く礎となった。


三成の次男は、「関が原の戦い」後、津軽へ逃れた。
以前、父が救った津軽為信を頼り、姓を杉山と変えて、津軽藩士として暮らし、子孫は現代まで続いている/驚
子孫の墓石名には、いずれも「成」の文字が入っている。



「関が原の戦い」後、徳川方の弾圧によって三成の記録や痕跡の多くが消され、悪評だけが伝えられた。


城跡にはわずかに石垣の一部しか残っていない。



三成が日頃拝んでいたと伝わる千体仏(すごいなあ!




『Laundry ランドリー』(2001)

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『Laundry ランドリー』(2001)
監督:森淳一 出演:窪塚洋介、小雪、内藤剛志 ほか
主題歌:♪Under the Sun/Bonnie Pink

「そうゆうのを愛ってゆうんだ。宇宙じゃ知んないよ。でも、地球じゃ愛ってゆうんだ。覚えとけ」


trailer

▼story
テルは幼い頃にマンホールに落ちて、脳を損傷した。
今はコインランドリーの見張りをしている。女性の下着を盗まれないように。
コインランドリーに来る常連客は、ひと癖ある人たちばかり。
負けつづけているボクサーや、嫁に下着を洗ってもらえないおじいさん、
花の写真を撮りつづけているおばさん。。。

ある日、水絵が忘れていった服を届けに行って2人は知り合う。
彼女は信じていた恋人に裏切られ、傷つき、田舎に帰ろうとしていた。


「ガスタンクは、毎日どんどん膨らんでいて、いつか破裂する」

「想像してみて。この水たまりは深い谷で、落ちたら死んじゃう。
 でも、もし飛び越えられたら、違う国に行ける」

ミズエの実家は美容院で、妹と同じ部屋に寝起きして、工場で働こうと思うが、ココロがくだけて、また家を出てしまう。
ランドリーは売り物件になり、テルはミズエが忘れていったシャツを返そうとヒッチハイクする。
乗っけてくれたのは、得体の知れない男サリー(あんなにビール飲んで運転


「困った時があったら、ここへ来い。
 勘違いすんなよ、オレは別に優しいわけじゃないんだぜ。すこしお前が気に入ったからよ」

ミズエとテルは、サリーを訪ねると、彼は冠婚葬祭で飛ばす鳩の仕事をしていた。
2人はサリーの仕事を手伝いながら、フシギな同居生活になる。

「なにか話をして」とミズエに言われ、ばあさんから聞いた話をするテル。
「ある時、口笛の上手い男がいた。船に乗りたくて、母の形見の銀のカップと交換して乗せてもらったが、
 その船は嵐に遭って沈んでしまった

サリーも睡眠障害を抱えている。

「眠ってる間に何年も歳をとって、今度起きた時はじいさんになってるんじゃないかって思うと恐くて眠れない。
 あんた、カラスの鳴き真似できるか? たとえできてもオレの前ではやらないでくれ。あんたを見てると胸が痛くなる」

うまく事が回りはじめた頃、サリーは突然「オレは日本を出る! 今決めた!」と言い出す。

「お前ら1人じゃ全然ダメだけど、、、、2人ならできる!」
バンを手で止めて、ムリヤリヒッチハイクしながら言うサリーのセリフがかっちょいい。



結局、テルの障害が何なのか詳しくは語られない。
ほんとうはマンホールに落ちたんじゃないかもしれないし、
両親の記憶がないことと、なにか関係があるのかもしれない。

唯一、心底信じていた祖母から教えられた「他人からモノを盗むのは悪いこと」っていうルールを
ミズエが破ったと知った時の悲しみや混乱を考えると泣けてきた。

ミズエは何度も自分に問いかける。「結局、わたしは変われたんだろうか?」

内藤さんは、前回観た『闇打つ心臓』のリンゴォ同様、今作でも日本人なのにサリーって役名で、
最初は、殺し屋かなにかかと思ったが、ハトを飛ばす仕事って、世の中にはいろんな仕事があるんだな/驚
冒頭のセリフも元はサリーがテルに言ったもの。ところどころ詩的なセリフや、詩的な画が混ざっていて、
ココロをほっこりとほぐしてくれる。


「想像してみて!」


DVD特典は、キャスト、スタッフの紹介、予告編のほか、撮影風景写真、メイキングも収録されている。
窪塚くんは、飄々としていて、役柄とあまり大差ないカンジ。いるだけで雰囲気を出せる役者なんだな。
その窪塚くんがカメラで内藤さんを撮っていて、「逆光、超カッコイイ!」てw
途中で出てくるイラストレーションもアートでステキ。




両親上京2回目

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今日は、裁判の打ち合わせで両親が上京したから、また上野でお茶した。
待ち合わせより早く行って、ぷらぷらしてたらお腹が空いてきたから、ひとりランチ。

「のものカフェ」

青森のアンテナショップの奥にイートインコーナーがあって、ひとりランチにはちょうどイイv
スープセットのドリンクなしを注文。ヘルシー素材で美味しかったv

「WIRED CAFEアトレ上野店」
昼間は初夏のように暑かったから、バニラアイスがのってるコーヒーゼリーを注文。

「ザ・ガーデン 自由が丘」
へえ、ぶくろの西武内にもあるんだ。初めて入ったけど、輸入菓子とか、お惣菜、パンも美味しそうで安いからいろいろ買ってしまったv

「ハードロックカフェ」
まだ時間が余っちゃったから、久々この店に入ってホットコーヒーを注文
ロックや人の会話でがちゃがちゃしてて、まったりするには向かないんだよね

オバマさんが来るって、都内は厳戒態勢だったらしい。
たしかに、警備員さんは多めのような気はしたが、上野はあまり普段と変わらず。
先日買った母の日プレを渡したけど、気に入ってくれたらいいな。



ブラサキラジオ2014.4.22OA

♪Deacon's Hop

【4月のテーマは春
広すぎるテーマに手こずるメンバーw

自然派なユキさんは花粉症
添加物を一切入れない食事に気をつけてるうちに、年々症状が減っているそうな/驚

Cohさんはアレルギー性鼻炎か〜。ホコリやネコ にゃんこが嫌いじゃないのに/涙
甲田さんもネコアレルギーだけど、奥さんの実家の猫で若干慣れてきたとか
起きると猫が胸の上に乗ってるってゆった時に「いいなあ!」てゆったのはキミノリさん?w

【呑み屋コーナー
中野のキャラバン。デュークの曲からつけた店名。
店長はサックス・プレイヤー。その時のバンドのドラマーがキミノリさんだった/驚
甲田さんとは、テッチャマン&シンチャマンの仲?!
ジャパニーズウイスキーに力を入れてる・・・と言われても、下戸にはなにがなにやら

ユキさん「オールバックって夢だよね」w
Cohさん「(テッチャマン)赤ちゃん顔だけどね」w

ブラサキキューピーのCM。

【Cohさん+修二さんの音楽を聴いてくださいコーナー
今週もジョニー・ワトソンシリーズ。

♪池袋ハッスル/ジョニー・ワトソン楽団
やっと出ました、今、いちばんイケてる街、池袋。ぶくろver.もかなりかっちょイイじゃないですか

当時は、ジャズミュージシャンにランクづけして、Aじゃなきゃ入れない店もあれば、
楽器を持ってればいいってところもあったらしい。
もっと言えば、楽器持ってないどころか、弾いてないヒトもいたとかって聞いたこともあるなw

今週末は、恒例のスナック宇宙。
初期では“とまらん棒”を太くしてもらっていた(ほんとは細いほうが美味しい



追。

 

のらにゃんの御不浄になってからコンクリで埋めたところから、どんどん伸びる謎の植物。
一時期、あんなにいろんな花を植えた時は、全部枯れたのに。。。
なんだか分からんが見守ってみることにしたら、日に日にのびて、花が咲いてきた!

菜の花に似てると思ったけど・・・ちがうかも???


『シェイディー・グローヴ』(1999)

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『シェイディー・グローヴ』(1999)
監督・脚本:青山真治 出演:粟田麗、井浦新、関口知宏、光石研、斉藤陽一郎 ほか
主題歌:♪ウィークエンド/ピチカート・ファイヴ

「きみとぼく。ふいに、ふたりは恋におちる。」

このキャッチもピチカートっぽい。


trailer
この予告編はまとまりなくて長すぎるな

▼story
小野は、友人の結婚式で出会った理花と付き合っていたが、突然別れを切り出す。
結婚するつもりでいた理花は、理解できず、知らない電話番号にかけまくり、愚痴りまくる
イタズラだと切られたり、セフレの勧誘かと勘違いされたりする中、
唯一、真剣に聴いてくれたのは甲野だけだった。

「ずっと待ってるからってちゃんと伝えれば、きっと戻ってくるよ」


甲野は、映画のポスターデザインをしていて、ダメ出しされ、
「時間がかかるかもしれないけど、絶対これなら売れます!」と押してみるが無視され、
勢いで辞表を出すと、あっさり「はい、お疲れさん」と追い出される。


理花は、自己啓発本にハマり、ヨガ、アロマ、ヒーリングミュージック(大体、通る道だね)等試すが、
どうにもフラれた理由が分からなくて、探偵を雇って調べてもらう。
(探偵って日給3万、成功報酬10万円もして、良心的な値段なの高っ/驚

「私、アダルトチルドレンですかね?」
「いや、それは親じゃなくて、君自身の問題だろう」

それでもうまくいかず、過呼吸になったところを甲野に助けてもらう。



部屋に飾られた森の写真は、父が撮ったもので、
幼い頃、王子様と結ばれるお姫さまの話をしてくれたことを思い出す
「今はもう大きな団地ができてなくなってます」


小野は、専務の机を漁って、何かを細工し、NY栄転が決まる。
その晩のビルの警備員のセリフもおもしろい。

「あんたは不安じゃないかね? 宇宙のまっくらな半分と同じのがヒトの中にもあるんだ」

「僕はもう宙に浮いていることを恐れはしなかった」


「彼らが変わったのだろうか? それとも、世界が彼らを受け入れたのだろうか?
 そうではなかった。彼らこそが世界だった。そのことに気づいたのだ」


「それまで私は、自分がいることの意味が理解できなかった。
 本当にいるかどうかさえ自信がなかった。
 その日、だれかの声が聴こえた。
 声は私の声に応えて、私は自分がいるということが分かった。
 次に、私の目の前に彼が現れた。
 そして、あの声が彼の声だと知った。
 たしかなことは、彼がいるかぎり私はいる。
 なぜなら、私は、彼が私を見つめているのを、見つめているのだから」



禅の問答のようだ。
あの森は存在するのか?
キツネにつままれたようで、なんだから分からないが、さわやかな風が通ったような終わり方。
全体的にも詩的で、静かで、キライではない雰囲気。



ドライブ中にコウノ(新さん)がつぶやくように歌っていた曲もよかった
ネットで調べたら、監督が映画用に作った歌だと書かれていたが。


「秀吉の愛した京都 〜夢のプロジェクト・聚楽第〜」@歴史秘話ヒストリア

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「秀吉の愛した京都 〜夢のプロジェクト・聚楽第〜」@歴史秘話ヒストリア

NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』関連で予録したのをチェックしてみた。

【内容抜粋メモ】

●戦乱で焼け野原となった京都を甦らせた秀吉
秀吉は全国の大名に、京に屋敷を造るよう命じたため、今でもその名残りが町名などに残っている。

 

きらびやかな町並みを造る一方で、大名の経済力を弱める狙いもあった。
妻子を人質として京に住まわせた政策は、徳川幕府にも引き継がれ、大名らは「参勤交代」で通わせる政策となる。

 

●京の寺の脅威
移動させられた寺院の数は90以上。寺と農民(信者)を離すことで力を弱めた。

●「うなぎの寝床」のわけ

 

平安時代以来、京の基本的な区画割りは「正方形」。それだと中央がムダに空いてしまう。
そこで、南北に道を通して短冊状の区画にして宅地化した→京の人口は約3万人から10万人以上に増加

 


●海外への目

 

それまで日本になかった「2階建て」の町並みに変えたのは、
ヨーロッパルネサンスのような整った町並みを模したのではと考えられる。
南蛮人が見ても恥ずかしくないよう整えた。

「御土居」
 
京の周囲23kmを囲んだのも、明国(中国)などの城壁を模した。
アジアの中の京都・日本を意識していた。

 


★幻の城聚楽第


●400年以上前の石垣が発見された

 

秀吉が京都に築いたという「聚楽第」のものだと判明。
聚楽第は築城からわずか8年で破壊されたため、資料も少ない「幻の城」と言われていた。
今回、600点にも及ぶ金箔貼りの瓦などが見つかり、聚楽第の塀の一部と分かった。

 


★聚楽第の場所の鑑定


「天皇の宮殿と役所があった平安京の大内裏の持つステータスを、
 自分の政治支配に利用しようという意図があった」と専門家は言う。



石垣の石の大きさは大きいもので幅1.5m。1個の石を運ぶのに3〜4000人が必要。
当時の城の石垣には墓石や石仏など混ざっていることも多いが、聚楽第は掘り出したばかりの新品の石ばかり。

 


●城の手がかりはフロイスの記述と、当時代に描かれた屏風のみ
「聚楽第のつくりを手本にした「という毛利輝元の広島城と、大坂城の共通点は「妻」「廻縁」「破風」等。




●白い外壁
 

関が原以前は黒が常識だったが、絵では白く塗っている。
当時、部屋の内装に多く使われた白い漆喰は水に弱く脆かったため、天守の外壁に使用されることはなかった。
姫路城に代表される白い城は、徳川家康の江戸城からと言われてきた。

 


★史上最も豪華な行幸


秀吉は朝廷より「関白(天皇を補佐し、政治を行う最高の役職)」に任じられる。
権威を決定的に示す策として「行幸」を迎える。つまり後陽成天皇を自宅に招待する策を練る。

これまでの行幸に関する公家の記録を集め、決まり事、もてなしの詳細を調べ上げた。
天皇や公家らには、莫大な支度金も渡した。
輿や屋敷も新たに作り、天皇を御所まで迎えに行ったことで、それを見る貴族や武家に違いを見せつける意図があった。



最後まで抵抗した関東の北条氏を平定。
聚楽第行幸から数年後、豊臣家の跡継ぎ争いが起こり、内戦のあおりで聚楽第は破壊されてしまう。
その後、豊臣家は滅びの道をたどる。




●今に残るおもかげ@広島県・鞆の浦
  
秀吉の時代に近い17Cの建物/17C前半までの古い技法

1階建てから2階建てに変える際、柱をつなぎ合わせたあとが残っている。


『ジヌよさらば 〜かむろば村へ〜』映画化!

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石井ゆかりの星読み テーマ別セレクション【星で「あの人と私」を読む】女性から男性への恋【無料体験版】

前回の、石井ゆかりの『星で「適性・仕事」を読む』【無料体験版】に引き続き、無料版のみの体験メモw

●貴方が求める「タイプの男性」像(※石井ゆかりの星読み「自分にとっての「タイプの男性」像」)一部
蟹座に火星を持つ貴方は、男性的な情熱を「隠し持っている」男性に惹きつけられるようです。
あまり情熱を見せないけれど、ひとたび距離が縮まると強い感情を見せてくれるような人に魅力を感じるのです。
誰とでも公平に付き合う人や、広く浅い人間関係を楽しむ人には興味が持てないでしょう。
2人でいる時間をまるで家族といるようなあたたかさで包んでくれる人が、貴方の理想だと思います。
妙にかっこつけたり、見た目がとても優れ…

“広く浅い人間関係を楽しむ人”に興味が持てないのは、自分を鏡に映した状態に見えるからか?



その他のトピックス。

金曜ロードSHOW!『悪夢ちゃんスペシャル』
哲さんも出るのかな?→here


和をテーマにした常設カフェ「SNOOPY 茶屋」、4月19日(土)由布院にオープン!
可愛い・・・が、遠い・・・


9/20(土)・21(日)日比谷野外大音楽堂2days『SMA40周年記念 YO-KING & 奥田民生 presents 顧問豊作』開催決定!

うーん・・・野音でYO-KING、観たいっ!
SMA先行はもう始まっとるのか・・・/焦


スパム送信国ワースト12で日本が初のランクイン



でっかいオノくん@あさイチ

今週は宮城からの中継をしていて、震災の仮設住宅で手づくりされている靴下のお人形が可愛かった
ちょうど内藤さんがゲストだったしv
海外でも人気のある「ソックモンキー」をヒントにしたとか。

 
勢いで「おおきいオノくん」(本人は喋れないゆるキャラ)も登場〜!


松尾スズキ×松田龍平 再タッグ!人気コミック『ジヌよさらば 〜かむろば村へ〜』映画化
『クワイエットルームにようこそ』以来7年ぶりとなる監督作。
出演は、松田龍平、松たか子、阿部サダヲ、二階堂ふみほか。
2015年春全国公開か。楽しみすぎっ!!!




【今日のお茶コーナー】

●いなか番茶

葉がけっこう粗くて大きい。それだけに、私好みな濃い色と味が出る。

●凍頂烏龍茶

出ました。「ティーバック」て思いきりやりがちな間違いを商品名に大きく書いてしまったパターンw
台湾とかに行くと必ず見かける定番のお茶でハズレなし。


【今日の輸入菓子コーナー】
お茶とともに最近ハマってるのは、カルディ系の店で見かける輸入菓子。
近所のスーパーや、まちおかに飽きてしまったお菓子好きには、このパッケージのオシャレさなどにも惹かれますv

 

1.中に白いクリームが入ってるフルーツいっぱいのチョコレート。
2.野菜入りクラッカーだけで栄養がとれないだろうか?

  

3.中はアーモンドチョコレート。缶も可愛いから活用中。
4.オレンジ風味のチョコレート菓子。けっこう堅めに焼いてあるのがポイント。
5.パインココナッツ味。風味はほんのり。


ドラマ『ビター・ブラッド』第2話

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ドラマ『ビター・ブラッド』
原作:雫井脩介『ビター・ブラッド』
出演:佐藤健、渡部篤郎、忽那汐里、吹越満、田中哲司、KEIJI、高橋克実、及川光博 ほか

●第2話 命がけの絆
小学生・和道くんが誘拐され、犯人グループから5000万円の身代金要求電話が来る。

「日本の誘拐犯の検挙率は97%(だっけ?)なので、大丈夫ですよ」

でも、警察は身代金の立替はしてくれないのね。ダミーなら◎。

警察に通報してないことを確かめるために、リモコンで動くヘリを使い、
約束を破ったのがバレて、身代金は1億円にあげられる。

父は「会議があるから」と家を出て、実はあちこち行って必死に借金して回っていた。
随分前から会社が傾いていたのを、見栄のために家族に隠していた。

夏輝は、父から生活費として送金されていたお金を手付かずにしていたため、全額貸す。
「すぐ、戻るお金ですから」

ネットで人質の様子をリアルタイムで両親に見せる犯人。和道くんはぜんそく持ちなため一刻も早い救出が必要。
お金は母が運び、ケータイとケースにはGPSをつけ、夏輝と明村親子は尾行につくが、
犯人は巧妙な方法で逃れようとする。その裏には、ミッチーの姿が・・・



次週から、すでにミッチーと親子バディが直接対決しそうな予告だったね。
ネットを見て、父親役がデビット伊東さんと知ってビックリ/驚
お笑いのB21スペシャルの頃のイメージからだいぶ変わったような・・・

 
「古雅久志、25歳、独身です

 
「誰だコイツ呼んだの? 全然、後方支援になってねーじゃねーかヨっ!」w

48歳でいまだ合コンで相手を見つけようって軽いノリがすでに間違っている気がしないでもないけど、
事件の電話が入って、すぐにスイッチが切り替わるギャップもステキv


notes and movies(2006.3〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『女王蜂』(1978)

監督:市川崑 出演:石坂浩二、中井貴恵、高峰三枝子、司葉子、岸恵子、仲代達矢、加藤武、大滝秀治 ほか
シリーズ第4作目は、今までの作品中で大きな鍵を握った大女優3人、高峰、司、岸を起用。
脚本を書く前から契約を結ぶのは稀だったという。

毎回素晴らしい自然にあふれたロケ地は「伊豆の月琴島」とあるが、架空か?
重い歴史を積んだ話の舞台にふさわしい洋館も趣がある。
明智小五郎の事件にも大掛かりな機械仕掛けの時計台が絡んだのがあったのを思い出す。

だんだん常連の顔も見えてきた。
金田一が現場近くに宿を借りる、そこの女中役に坂口良子、事件を担当する警部役に加藤武、
それに関わる重要な手がかりを握る役に大滝秀治、草笛光子など、、、

毎回、事件も場所も違うのに、女中や警部が同じ役者、同じキャラ設定なのは、フシギといえばフシギ/笑
それにいつも気になる警部が飲んでる粉薬は何だろう?
胃の痛くなるような事件ばかりだから、胃を患っているんだろうか?
飲みながら話すから、いつも口から粉を吹いているのもお決まりのギャグ
シリーズものはこういう決まり事もお楽しみのひとつ。
悲劇のヒロインには中井貴恵(新人)を起用。

監督が凝ったという毛糸玉のラストシーンも印象的。
事件が解決してもなお、深い切なさみたいな想いが残る…。
そんな作品がホンモノなのではないかと思った。


■『病院坂の首縊りの家』(1979)

監督:市川崑 出演:石坂浩二、佐久間良子、桜田淳子 ほか
「これが最後だああああ!」と誰かが予告編で叫んでいる通り、
横溝×市川×石坂コンビの第5作目にしてラストを飾るにふさわしい、
『悪魔の手毬唄』に匹敵する耽美な映像美のミステリーの逸品。
と同時に、今作は金田一の最後にして最大の事件でもある。
ゆえに家系図・因果関係も一筋縄じゃない複雑さ

核となる女優は佐久間良子、そして当時アイドル歌手だった桜田淳子がベテラン陣にひけをとらない、
狂気を帯びた1人2役のヒロインで作品をひっぱる堂々の演技をみせている。

金田一の助手としてコミカルかつスピーディな展開にひと役買う草刈正雄もいい味出してる。
あおい輝彦のあり得ないあごヒゲのボリュームにも注目

常連キャストが勢ぞろいで集大成なのもファンには嬉しいかぎり。
回を重ねるごとに演出も軽妙となり、等々力警部の粉吹きも
もっとも派手になって、黒いスーツが真っ白になるほど/爆

笑いのペーソスも巧みにまぜながら、ゆする電話のシーンを重ねるなど、
演出にも新鮮味があってミステリーも極上。

そして特筆すべきは、冒頭とラストに横溝夫妻が出演!
今回が映画出演3回目らしいが、初の長セリフに当日はかなり緊張したとか
作者の創造した探偵と、作品中で語り合うなんて粋な演出がステキだ。
音楽はストーリーとも関係するジャズが効果的に使われている

急勾配の坂道をひた走る人力車。おどろおどろしい空き家で行われる不穏な婚礼写真撮影
ひなびた写真館と、事件を解く鍵となる伝統ある風鈴。
おおよそ魅力的な舞台が揃って、繰り広げられる長く呪われた家の歴史。

うぅーん。。夢中で見てきた今シリーズもこれで完結と思うと寂しいかぎり。
奇しくも前作『本陣〜』は初の事件、今作は最後の事件。

助手に「金田一さんは犯人に同情的ですね」とまで言われている。
たくさんの人間模様をいやというほど見てきた金田一はふたたび渡米し、
その後の消息は誰にも分からない。。。


■『TRICK/新作スペシャル』(2005)
監督: 堤幸彦 出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、西村雅彦、大和田伸也、名取裕子 ほか
2005年11月に放送されたスペシャルドラマのDVD化。
以前、翔さんつながりで見てたドラマ『東京湾景』以来、わたしは密かに仲間由紀恵のファンでもある。
その透明感ある美しさもさることながら、あの独特の間をもつコメディエンヌぶりは、日本女優の中でも貴重な存在。
友人に彼女の出演作でおススメを聞いた際に出会ったのがこのシリーズ。
超自然現象大好きなわたしのためのドラマではないかっ

ドラマ24シリーズはいまだ見てないが、今シリーズは毎晩ビデオを見て寝不足になったくらいにハマった。
このスタイリッシュなオープニング映像、インチキ臭すぎるストーリー、
バカくささに命を賭けてる小道具の数々、細かいギャグをあげればキリがないw

今回のテーマはなんとっ! 私の大好きな占い(これもなにかのリンク?
信じる者は救われる? かなりウサン臭い占い師が予言した死が次々と当たるが、
いつもの学者・上田と売れないマジシャン・山田が関わって、さらに事件を混乱させる/笑

頭部を異常に気にしてる矢部刑事も健在なばかりか、あの、金田一シリーズの
等々力警部の「よーし!わかった!」をやっているのが爆

オープニングは、割ったら黄身が黒い卵。このシリーズも好き
劇場版part2が公開されるんだ! 楽しみ。今度はぜひ劇場で観てみたい。


■『金田一耕助の冒険』(1979)
原作:横溝正史 監督:大林宣彦
出演:古谷一行、田中邦衛、吉田日出子 ほか

本人が演じるおおよそバカバカしいギャグのオンパレードのパロディ。
こうゆうのはキライじゃないけど、なにせ次から次へと繰り出されるギャグが
80年当時流行ったCMとかだとさすがに古すぎて、
いまとなっては元ネタが何かさっぱり分からず笑えないのが難点

等々力警部役の田中邦衛は、もみあげの厚さからゆってもどっちかといったら怪盗ルパン風。
途中に話の脈略と関係なく「病院坂」の看板が出てきたり、
釣鐘やジョウロ、生首、逆さの死体などなど今までのシリーズのアイテムが出てきたり、
『太陽にほえろ』や『人間の証明』(!)の帽子とテーマ曲だけじゃなく、
岡田茉莉子さんまで登場する凝りよう。

極めつけは横溝さん本人が出て、しみじみと
「ぼくはこんな作品にだけは出たくなかったんだがなぁ…」

そしてみんなから口々に「あなたの事件は人が死にすぎる。みんな死なないと解決しないんだから」と責められて
金田一は「日本のおどろおどろしい事件が好きなんだ!
日本だとどうしても家族制度が絡んでくる。それは日本の貧しさなんだ。
わたしほど犯人の気持ちを思いやる探偵はいない」と苦し紛れな言い訳をしているw

前後のアニメをつかこうへいさんが担当しているのも一興。


■『リング0〜バースデイ〜』(2000)
原作:鈴木光司 監督:鶴田法男
出演:仲間由紀恵、田辺誠一、田中好子、麻生久美子 ほか

「そのビデオを見ると、一週間後に死ぬ」

『リング』『らせん』は、当時すごい話題で、観ている観客をも巻き込む恐怖をあおった。
友だちとドキドキしながら劇場で観て、ものすごい恐怖かと思いきや、
急に科学みたいな話の展開に面食らった思い出がある。

2本立ての間に休憩があったし! 続編に『リング2』もあり。
たしか原作も読んだし、黒木瞳さんでドラマ化されたのも全部見た。
ナオミ・ワッツのハリウッドリメイク版もなかなかよかった。
なにげに気にかけていた今作は、そっか仲間由紀恵さんが主演していたんだ。

貞子が生前の頃の話で、仲間さんが演じているせいか、おどろおどろしさより、
不可解で、悲しい生い立ちを持った少女の人間ドラマになっている。
じゃあ『リング』で呪い事件を起こす井戸の底で死んだ彼女は、同一人物なのか?
話では、貞子はシャム双生児のように生まれて、片方のみ成長を遅らせていたといっていたけど?

この話の基になっている日本人女性の超能力者が透視実験で疑われ、
マスコミなどにさんざん叩かれたことで自殺したのはたしか実話だったよね?
人を殺すこともできるし、癒すこともできるフシギな力。
目で見えないものを恐怖ととらえる人間の狭い心が産んだ悲劇ともいえる。


■『SAW』(2004)
マイミクさんおススメの1本。ホラー好きなわたしでも、
ジャケを見た限り、精神的ダメージが高そうな予感がして
借りてはみたものの、ひさびさヤバいかもと躊躇した

でも実際、血生臭いドロンドロン系ではあるけど、
映像のスタイリッシュさ、ゴシックなお面とか、カギ、ノコギリ、
テープ、煙草、写真などの小道具を使ってゆく面白さ、
フラッシュバックの使い方などが上手いから、胸が悪くなる感覚より
早くこのゲームの答えと真犯人を知りたいという推理小説のスリル感でどんどん引き込まれてゆく。
(以前ネットでハマった「緑の部屋」のゲームに似てないかな?)
まさにサンダンスや東京国際ファンタスティック映画祭向けな逸品。

DVD特典には、監督と脚本・出演もした2人のメイキング解説もあり。
今作をたったの18日で撮影したってゆうのは驚異的。
低予算・短期間で撮影して大ヒットした『CUBE』を思い出させる。

ベテランD・グローヴァーほかキャスティングも素晴らしくハマってるし、
最後の大大ドンデン返しには、きっと観た者みんな口あんぐりだろう
でも、真犯人にこんなに用意周到で緻密かつ肉体的にハードな犯罪が果たして可能かと
現実的に考えたら、ちょっとムリっぽい気がしないでもないが

今作のヒットで続編『SAW2』もリリースされたよう。ぜひチェックしたい。
オフィサイトのつくりもすごい! ゲーム感覚でその経過を体感できるつくりになっている。映画鑑賞後にお試しあれ。


■『鬼畜』(1978)

原作:松本清張 監督・製作:野村芳太郎
出演:緒形拳、小川真由美、岩下志麻 ほか

以前観た『だれも知らない』では、捨てられた子どもたちが力強く生き抜こうとする救いがあったが、
今作は、親の子殺しという最も陰惨なテーマ。
昭和32年松本清張が、32年に知り合いの検事から聞いた事実をもとに書き下ろした傑作短編の映画化だというから驚く。

今もニュースで聞くくらいだから、もっと生活が苦しかった昭和初期ならあり得たか?
シングルマザーなんて言葉もなかったし、男に頼らなければ女性は食べていけなかった時代。

父親の境遇も悲しい生い立ちだったとはいえ、なぜ同じ過ちをわが子にまで繰り返すのか。
ここまで人を狂気に走らせる理由は、人の心の弱さゆえかもしれない。
キャスティングも適材適所。松本清張も素晴らしいなぁ!
今まであまり日本作家には縁遠かったけど、じっくり原作も読みたくなる。


■『SAW2』(2005)
監督:ダーレン・リン・バウズマン 出演:ドニー・ウォルバーグ、ディナ・メイヤー ほか
前作『SAW』の大ヒットと、謎の残る終わり方からして、容易に続編がある予想はついたが、
「続編は前作のヒットを超えられない」鉄則はいかに?笑

前作のスタイリッシュ色より、今作はよりスプラッター色が濃くなって、
テープ、カギ、金庫などのアイテムを使った謎解きよりも、
巻き込まれる被害者が多い上、皆クセのある人物ばかりなので仲間割れが激しく、
謎を論理的に解決するどころじゃなくなってる

それより、冒頭から堂々と顔を見せる犯人と、息子を助けたい一心で焦る刑事との
駆け引きドラマに話が二分されているのが特徴。
何年もジグソウを追い続けているわりに、テレビ画面解析の人に頼るほかは
限られた短い時間をあまり有効に使っていない女性刑事がもどかしい。
全然まわりと協調しようとしない麻薬のディーラー男の徹底したマッチョぶりもどうかと思うし。

それにしてもジグソウの仕掛けた何段階にも緻密に仕組まれてる罠の周到さ
『羊たちの沈黙』のレクター博士との対決が見たくも叶わぬ夢か
3までありそうな勢い。でももうこれだけのプランを立てる人間がいないがだいじょうぶ?(心配してどぅーする


(以下は、ブログ開始後だから2006-05-18〜を参照。アップしてないものだけを記録。


■『ジュール・ヴェルヌの地底探検』(1976)
監督:ファン・ピケール・シモン 出演:ケネス・モア、イヴォンヌ・センティス、フランク・プラナ ほか
以前、夢中で読んだジュール・ヴェルヌのSF小説。今作もたしか読んだはず。
CGもない当時、特撮で頑張ってる感が伝わってくる。
大作を1H弱にまとめたムリがあるのもご愛嬌w

いまだに世界の7不思議のひとつに地底王国説がある。
火山があるから、地球の内部はマグマだろうってのが一般的だけど、もしかしたら・・・?
原作の引きこまれる世界を知らずに今作だけを観たら「・・・え?」ってなるかもw


■『ハッピーエンド』(1999)
監督・脚本:チョウ・ジウ 出演:チョン・ドヨン、チェ・ミンシク、チュ・ジンモ ほか
ビミョーなハッピーエンドだ どのみち夫は妻の思い出と罪の意識からは逃れられないだろうし、
韓国の警察はこの単純なトリックを見抜けないようなら、ヤヴァイ・・・

愛人だって黙ってないでしょうに。ヨンちゃんの血液検査の結果も気になる。
もし自分のコじゃないと分かったら、子だけを頼りに生きている夫はどーなってしまうのか?

それにしても韓国って、日本以上に性描写とかを厳しく規制されているのかと思ったら、
かなりリアルに撮っててビックリ。まあ、この「欲」の部分をしっかり描かないと、
その後のストーリーもウソっぽくなるからね。
竹内豊似の愛人はカッコいい。そもそも、なんで彼と結婚しなかったのか、それが最大の疑問だw

殺された妻がベランダで提灯?に手を伸ばすシーンが印象的。彼女は霊? それとも夫が見た夢?
「あーあしょうがないな」みたいな、本人ですら納得して、苦しみから逃れた安堵感すら伝わってくるのがフシギ。

家庭崩壊や不倫も、どちらか一方的な原因ではないだろう。
夫は最後まで面と向かおうとせず、フェアに話し合おうともしなかった。
その弱さを克服する学びがあるから自ら招いた運命ともいえないか?

感情には、理性では解決できない面がある。妻だって決してワガママばかりじゃなかったはず。
1人で家計を支えて、子育てもする不安から逃れたい、弱さを埋めたい気持ちもあったろうし。

TVでメロドラマを観てて、それがヨン様だったり、シリアスな中にさり気なくユーモアがあるところが憎い演出。


■『LOST vol.2』(2004〜2005)

出演:マシュー・フォックス、エヴァンジェリン・リリー、ジョシュ・ホロウェイ ほか
1巻目のメモはこちら。
「眠れぬ夜」「運命」
(ストーリーの説明のみ

「責任」「閉ざされた心」
ケイトの過去は語られないまま、どこまで引っ張る
このドラマ、人間背景を描くのが抽象的すぎないか?
ロックはやたら自信に満ちてて
「この島の目を見た。美しかった。必要な物はすべてそろうが自分の物を渡さないとダメだ」
わんこが水を飲めるなら、私はそれだけでいいのだ


■『LOST vol.3』
「暗闇の中で」「手紙」「孤独の人」「予言」
(ストーリーの説明のみ


■『LOST vol.6』
(あれ・・・4、5はどこへ???

「見えない足跡」「ケースの中の過去」
1週間レンタルになってた。そいや、リストにない人がいたってところで終わってたんだっけな。
またしばらくこのシリーズを観る機会がなさそう。
ドラマ自体は、なんてことないストーリーだけど、謎が早く解明しないかなあ!


■『g@me.』(2003)
監督:井坂聡 出演:藤木直人、仲間由紀恵、石橋凌 ほか
藤木さんみたいな二枚目だけの俳優がどうも苦手で、観てみたいけど避けてた。
同僚の「面白いよ」のひと言に勇気づけられて?観たら、やっぱ想像通り
ま、仲間さんの出演作はとりあえずチェックしたかったからいっか。
その仲間さんの演技も他と似てるとは思う。やっぱコメディ向きじゃないのかなあ?
途中、何度も寝てしまったが、仲間さんのラヴシーンが意外(やたら長いイメージショット
とにかく応援してるので、がんばれっ(なんのこっちゃ




【読書感想メモ】
『22XX』清水玲子著(白泉社)
『WILD CATS』清水玲子著(白泉社)


【イベントメモ】
大人計画『まとまったお金の唄』@本多劇場・下北沢 2006.5.19
「世界の巨大恐竜博2006」@幕張メッセ 2006.7.17
大人計画フェスティバル 2006.9.10
プラネタリウム「銀河鉄道の夜」@スターライトドーム 満天 2006.10.22
プラネタリウム「地球誕生ものがたり」@スターライトドーム 満天 2006.10.22



【ライヴレポ(追加で別記)】
バンバンバザール@Club IKSPIARI 2006.3.30
真心ブラザース 伝説の真心野音〜一夜限りのスペシャルワンマン〜@野音 2006.4.1
i-dep 「Re:ally?」リリパ@渋谷duo 2006.4.14-15
ブラサキSnuck宇宙@下北沢440 2006.4.29

【ライヴレポ(すでにブログにあり)】
真心ブラザーズ『SMILE FINE TOUR』@渋谷クアトロ 2006.5.28
“げんざいのぐうぜん VOL.2”SAKEROCK@渋谷QUATTRO 2006.6.5
ELVIS LIVES 001@CHELSEA HOTEL 2006.6.16
第1回「東京うたの日」@渋谷クアトロ(その1)2006.6.24
第1回「東京うたの日」@渋谷クアトロ(その2)

スカパラ伝説の野音ライブvol.1/7.9
 スカパラ伝説の野音ライブvol.2
RUDE BONES/BLOODEST SAXOPHONE「夏だ!CRAWLだ!1周年だ!」@渋谷CLUB CRAWL 2006.8.12
RISING ROCK FESTIVAL 2006 in EZO@北海道 2006.8.18-20 その1
 RISING ROCK FESTIVAL 2006 in EZO@北海道 2006.8.18-20 その2
LIQUID ROOM 2nd ANNIVERSARY i-dep「Super Departure」release party 2006.9.22 その1
 LIQUID ROOM 2nd ANNIVERSARY i-dep「Super Departure」release party 2006.9.22 その2
『One day, One month, One year with Ban Ban Bazar』@横浜・THUMBS UP 2006.9.24 その1
 『One day, One month, One year with Ban Ban Bazar』@横浜・THUMBS UP 2006.9.24 その2

バンバンバザール@渋谷・B.Y.G 2006.9.25 その1
 バンバンバザール@渋谷・B.Y.G 2006.9.25 その2
夢宙☆遊泳@三軒茶屋Heaven's Door 2006.10.7
勝手にしやがれ“Black Magic Voodoo Cafe”@野音 2006.10.14
米米CLUB 再会感激祭「マエノマツリ」@横浜アリーナ 2006.10.21 その1
 米米CLUB 再会感激祭「マエノマツリ」@横浜アリーナ 2006.10.21 その2
『RICO RODRIGUEZ MEETS JAPAN “JAPA☆RICO TOUR 2006”』@渋谷AX 2006.11.24 その1
 『RICO RODRIGUEZ MEETS JAPAN “JAPA☆RICO TOUR 2006”』@渋谷AX 2006.11.24 その2


notes and movies(2006.3〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は赤色のルーズリーフからご紹介。

mixiの日記を書きはじめたのが2005年8月7日からで、
このgooブログを始めたのが2006-05-18からだから、
mixiにすでに書いたものはコピペ・補足・修正して、ブログに抜けていたものは追加した。
金田一耕助シリーズにハマってたらしいw

  

photo1:ライヴの半チケを貼ったりして、以前のスクラップブック状態に戻った感じ。
photo2:エゾフェスはよかったなあ!
photo3:大人の芝居もちょくちょく観に行くようになった。

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『2046』(2004)
監督:ウォン・カーウァイ 
出演:トニー・レオン、木村拓哉、コン・リー、フェイ・ウォン、チャン・ツィイー、カリーナ・ラウ、マギー・チャン ほか

「恋愛はタイミングが大切だ。出会いが早すぎても、遅すぎてもダメだ。
 別な時、別な場所で出会えば、結果は違ったかもしれない」

“アンドロイドが恋をする”ってキャッチコピーは、映画の中で主人公の男が書く未来SF小説『2046』の話で、
実際は1960年代に男が出会った女性遍歴の話だった-----と、気がつくまでに長くかかった。
実際長いし、男の過去と未来も交錯してる。

『恋する惑星』以来、カーウェイ監督作品はほぼ観ているが、
今作でトニー・レオンとフェイ・ウォンの共演が再び見れるほか、
これだけの大スター、特に女優を集めてのガチンコ競演は見どころ。

チャン・ツィイーの本格的なベッドシーンもあり
駆け引きのヘタな、恋愛に頼る淋しい女を見事に演じ、引き込まれてしまう。
オペラ調の音楽と、油絵のような映像美がよく合う。

結局、男は最初の不倫相手を忘れられず、別れた時にすべての哀しみを味わってしまった故に、
ほかは遊びの通りすがりでしかなかった。男性が観たら憧れる美学の世界か?
次々と美女を捨ててゆく、怪しいチョビヒゲの伊達男役も、
トニーが演じればフシギとイヤミにはならない。

「2046へ向かう人々の目的は、なくした記憶を探すこと。
 なぜなら2046では何も変わらないから。それが本当か誰も知らない。
 戻ってきた者は1人もいないから…」

人は見えない未来より、戻らない過去の幻影を繰り返し弄ぶ。
それは、よくも悪くも甘く切なく美化されたもので、
慣れ親しんだ思い出は、新たに前進することよりもずっと安全だからだ。


■『獄門島』(1977)

監督:市川崑 原作:横溝正史
出演:石坂浩二、司葉子、大原麗子、大地喜和子、草笛光子、浅野ゆう子、加藤武、佐分利信 ほか
『犬神家の一族』が30年ぶりに同監督・同主要キャストでリメイクされるとめざましで見た。
金田一耕助シリーズも次第にDVD化されて、TSUTAYAに並んでいたから
いつか全部観てみたい!とまた制覇熱に駆られた/笑
美しい着物姿の少女が吊り下げられているジャケに惹かれて、まずは今作を借りてみた。

以前、何度もTV放映で見てるはずで、暗くて湿っぽい苦手な日本ホラーの代表だったけど、
めざましのコメントで「今シリーズはホラーではなく、人間ドラマである」とのことに納得。

著者・横溝正史が今作を書いたのは『本陣殺人事件』に次いで2作目。
映画で板についてる独特の探偵のイメージと原作はどうやら違うらしく、犯人も大胆に変更されているそう。

金田一耕シリーズは、大体、離島や片田舎の閉鎖的な村で起こる。
昔からの因縁が原因の殺人もので、犯人は女性ってイメージが強い。
今作も舞台を瀬戸内の六島をロケに、珠玉の役者を揃えて、
昭和二十年代の戦争をはさんだ跡継ぎ絡みな、陰惨でありながら、
人情・執念をテーマにした深い人間ドラマで見ごたえ十分。

“一番犯人らしくない人物が真犯人だ”っていう推理小説の大前提をもってしても
驚きの真犯人と、巧妙なトリックの数々にグイグイと引き込まれてしまう。

大原麗子の意志の強い美しさ、司葉子の控えめでけな気な美しさ、
大地喜和子の妖艶な美しさ、浅野ゆう子の若く狂気じみた美しさ、
ベテラン佐分利信の重厚な貫禄の演技、どれも素晴らしく華がある。
ジャズちっくな音楽は斬新で、これも時代の反映か。


■ドラマ 名探偵・金田一耕シリーズ『霧の山荘』(1985)
出演:古谷一行、岡田茉莉子、冨家規政、松本留美、西田健、織本順吉、平田稔、ハナ肇 ほか
映画版を観た後で、ドラマシリーズを見ると、やっぱりフィルムの重厚感がなくて寂しい。
撮る監督が変わると、作品全体の印象も変わるし。
ストーリーもシンプルで犯人も分かりやすかった。
古谷一行の金田一は見慣れているせいか、味わい深い。

この昭和なかほりがなんともいえない。昭和初期の邦画全盛期を彩った個性的な俳優も好き。
岡田茉莉子さんもその一人。

ネットで調べてたら、金田一のプロフィールまであった/驚
彼の解決した事件の数はものすごい数
でも、「本の雑誌編集部編「活字探偵団」によれば、金田一耕助は事件に乗り出してから、
次の犠牲者がでるのを防ぐ「防御率」の一番低い探偵ということになっている」とある。たしかに/爆
しかも1つの話で死ぬ人数も多い。
そして最後に自白した犯人が自殺すると分かっていても、そのままにさせておくパターンも多い?
人情に厚いのはいいが、探偵としてはどうなのか?笑


■ドラマ版『悪魔が来たりて笛を吹く』(1977)
出演:古谷一行、早川保、檀ふみ、草笛光子、長門裕之 ほか
今までの土着系旧家がらみの話と違って、都会派ミステリーで、謎や動機も現代風というか、何世代も遡らない/笑
舞台も昭和26年設定とはいえ、豪邸のせいか今とさほど変わらないし、
着物に下駄の金田一だけ、キャラそのままに過去からタイムスリップしてきた感じ。

このタイトルも当時流行ったよね?
おどろおどろしさより、クールで耽美な世界。
スケキヨ並みに強烈なインパクトの悪魔の面も、耳のとがった妖精ちっくでカワイイといえなくもないし/笑
犯人も分かりやすかった。

古谷一行の金田一は味があってとてもいいのだが、映像がフラットで、明るく、
軽くまとまっているのはドラマという性質上の問題か、それとも予算の問題か?

同作を西田敏行主演で映画化されたのもあるらしい。
ドラマシリーズを追うのは中断して、映画シリーズを制覇したいけど
どうやらTSUTAYAにも限界が見えてきたようだ


■『八つ墓村』(1996)
監督:市川崑 出演:豊川悦司 ほか
テロップが出るまで監督が市川崑だったことをすっかり忘れてたくらい
'70年に撮ってたシリーズとは赴きが全然違ってる。
この穏やかさはリアリズムやナチュラリズムを追求する時代の流れなんだろうか。
前回観た渥美清ver.と比べても、ストーリーの大筋は同じだけど、犯人の動機やラストも微妙に違ってるし。

岸田今日子さんの一卵性双生児の老婆はCG処理だが、すごく自然/驚
豊川悦司の金田一は、だいぶビジュアルが上がったけど、キャラに沿った形/笑

なにが嬉しいって等々力警部役の加藤武さんが、今作でも元気に見事な
粉薬吹きを披露してくれてるシーン! また黒いスーツが真っ白だ/爆

原作のアイデアの元ネタになった実際に岡山で起きた連続殺人事件を映画化したのも見つけて、気になってきた。

追。それぞれの作品ごとの配役比較なるサイトを発見。
こうして見比べると面白い。有名な話の同じ役を自分なりに工夫して演じるのは、
難しくもあり、面白くもありという感じかな。


■『南極物語 [Eight Below]』(2006)(劇場にて

監督:フランク・マーシャル 出演:ポール・ウォーカー、ブルース・グリーンウッド ほか
言わずと知れた'83大ヒット作のリメイク。
ディズニーは、動物愛護の観点からか、子どもらの夢のためか、
8頭いるうちの2頭しか死なないという話にムリヤリ変えてしまったのだが、
それを言うならワンコが狩ってた鳥さんたちの立場はどうなるのか…苦笑

恋愛話なんかちょこちょこ挟まなくていいから、早くわんこを迎えに行ってあげて
南極ツアーはないのかっ! 近畿日本ツーリスト!!
怪我をしたコに鳥肉を「お食べ」って渡しても、断るシーンとかスゴイ。。
鳥を狩るシーンではセリフもあったし!笑

でも、実際の犬同士の会話は、人間と違って「ワンワン、ワワワン」なんて言わないだろう
後ずさりの仕方も「あ、トレーナーに指示されたんだナ」って感じ/笑
1頭に対して数人のトレーナーがついて、指示の多さにわんこが混乱するほどだったらしい。

映画としての作りはなんだかつたない感じがするのだが、
わんこたちにこれだけの演技をさせたクルーの大変さを観てあげよう。
ロケはカナダのブリティッシュ・コロンビア州の北にあるスミザースという町らしい。

品川プリンスシネマはオシャレな上、いつ行っても空いてるから好き。
この日もウチらを含めて客は5〜6人?ホームシアター状態。
『ナルニア』に流れたか? 今作の興行収入も、劇場の経営も心配になってきました。
一緒に観た友だちは嗚咽するほど泣いてたし、みんな顔が変わってた
元ネタも観たくなったナ。

作品に出てくる「ヒョウアザラシ」を調べたら、恐いっ!恐すぎるっ


■『カルメン故郷に帰る』(1951)
監督:木下恵介 出演:高峰秀子、坂本武、笠智衆、佐田啓二、佐野周二 ほか
日本初の「総天然色映画」、つまりフルカラー作品。
舞台は信州・北軽井沢で、晴れ渡った青空に噴煙たなびく浅間山と、
山裾にどこまでも広がる草原、群れで駆ける馬の素晴らしく美しいロングショットから始まり、
のどかな田舎で起こるひと騒動を父娘の人情を絡めて、コミカルに描いている。

監督は名匠・木下恵介。出演は、小津作品でもおなじみの坂本武が素朴な父親役、
真っ直ぐな性格の校長に笠智衆、永遠の二枚目俳優・佐田啓二(中井貴一の父・故)、
盲目の作曲家・佐野周二もイイ。

そしてヒロインの高峰秀子は、ちょっと頭の弱い感じの設定ながら、
はつらつとした健康的な美しさで(現代の八頭身スタイルとはいいがたいが)、
裸踊りを芸術にまで高めるべく歌い踊る、あっけらかんとして、正直で、自立して働く女性像なのが好感。
カラーの醍醐味、美しい衣装とメイク、健康的なヒロインの美しさが際立つ。

評判もよかったのか、続編『カルメン純情す』が翌年に撮られているからそちらも見てみたい。


■『南極物語』(1983)

監督:蔵原惟繕 出演:高倉健、渡瀬恒彦、岡田英次、夏目雅子 ほか
やっぱ元ネタは最強。ハリウッドリメイクなんて目じゃない
さすが大ブームを巻き起こし、当時の邦画最高配収記録を
はじきだしただけはある、ドキュメンタリータッチの感動作。

わんこらの自然な動き、表情、アザラシを襲うシーン、フラフラになって歩くシーンなんて
逆にどうやって撮影したか心配になってしまうほど
犬たちだけのシーンではナレーションを入れて説明。

実話が基だけに話の流れが自然で、慙愧に耐えない2人の犬係
(高倉・渡瀬)の無念の日々の苦しさもひしひしと伝わる。

わんこが飢えで衰弱したり、流氷に飲まれたり、シャチに襲われたりして
1頭ずつ亡くなってしまうたびに号泣。もう目が痛いです…

口数は少なくても表情ですべてを物語る、健さんを超える俳優もいない。
ヴァンゲリスのシンセの静かで感動的なサントラもピッタリ

余談ながら、北海道に行った際、学術探険に貢献したとして造られた十五匹の犬の銅像や、
北海道大学付属植物園ではタロとジロの剥製を見たことがある
なぜここに?と、その時はフシギに思ったけど、北海道生まれのわんこだったのね。
東京タワーの前にも銅像があるよね?

タロ・ジロは発見された後、再び第3次越冬隊に参加したって初めて知った!
わんこのヒトへの献身の深さ、耐久力、生きる強さには感服しきり。
日本のカラフト犬も、ロシアのシベに負けないくらい忍耐強くて、賢いんだなあ!

野生化したタロ・ジロは、犬係りと再会した時、ちょっと忘れていたらしい。
カラフト犬は数少ないのか? 氷点下40度という南極の厳冬も
びっしり生えた毛で生き抜くことができる犬種なんだね。
タロ・ジロの子孫が全国にいるっていうのもステキ

クラックにはさまれたり、オーロラに怯えたり、魚やクジラがうち上げられたり、
蜃気楼がたったり、極地の四季が通して撮影されていてドキュメンタリーとしても秀逸。

「いっそ殺してしまうべきだったと思い続けていたが、
 間違っていた。どんな命も生きる権利がある」


■『本陣殺人事件』(1975)
監督:高林陽一 出演:中尾彬、田村高廣、新田章、高沢順子、東竜子、伴勇太郎 ほか
横溝氏が書いた金田一シリーズ第1作目なのに、なんだか肩すかし。
石坂浩二主演の「犬神家の一族」が大ブレイクする1年前の昭和50年に
高林陽一監督によって撮られた。その割にモダンでスタイリッシュ。

事件の回想をサイレントのモノクロにして、始終鍵となる水車の音、
琴の音がバックに流れている。音楽は現在・映画監督の大林宣彦さん
監督が違えばこうも印象が変わるものか。

金田一耕助をジーンズ姿の中尾彬がダンディな西洋風の私立探偵風に演じている(もちろんねじりスカーフはなし
金田一がアメリカ帰りという経歴を考えれば、こっちのほうが自然な設定にも思えてくるが、異色ではある。

見事な密室殺人のトリック、三本指のいかにも怪しい容疑者、
世間知らずで、プライドが高い男の狂言殺人っていうのは、これまでにないパターン。
今作からは、その変質ぶりも、恐怖も、憂いも、生臭さも、推理のスリルも感じられずなんだか物足りなさが残る。

ただただ静かに事件が解決されてゆくのみ。
息子が死んでも母親が泣き叫んだりするシーンもなし。
金田一も推理というより、警部と共に捜査に協力している感じ。
ちなみに殺された克子の叔父・銀造は、金田一がアメリカで放蕩生活をしていたときに助けてくれた恩人となっている。


■『犬神家の一族』(1976)

監督:市川崑 出演:石坂浩二、高峰三枝子、島田陽子、坂口良子、川口恒 ほか
わたしの中でただいま静かにスケキヨブームが到来しています。。
角川書店が映画製作に乗り出した記念すべき第一回角川映画。
公開当時大ヒットを記録して爆発的な横溝ブームのきっかけともなった。

やっぱりこうして観ると、極上のサスペンスホラーでありながら、根底を支えているのは、人間の愛憎劇だ。
今シリーズはとにかく、家系図に強くないとついてゆけない
次から次へと出てくる過去・現在の人間関係を整理しないと
犯人当てのゲームに参加できず面白みが減ってしまう。

だいぶ前に見たきりで、すっかり話を忘れていて、友だちから
思わぬヒントをもらっていたのだが、結局真犯人は分からなかった

昭和を代表する大女優・

過去のライヴレポまとめ7

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過去のライヴレポまとめ1はこちら。
過去のライヴレポまとめ2はこちら。
過去のライヴレポまとめ3はこちら。
過去のライヴレポまとめ4はこちら。
過去のライヴレポまとめ5はこちら。
過去のライヴレポまとめ6はこちら。


今回は、以下の12本のライヴ+大人芝居。

2005-10-08 23:55:55
LIVE REPORT:i-dep air exchange@The Room 渋谷 2005.12.10

2005-10-09 23:55:55
LIVE REPORT:YEBISU 06 NEW YEAR'S PARTY@The arden Hall/Room 2005.12.31-06.1.1

2005-10-10 23:55:55
LIVE REPORT:SAKEROCKの謹賀新年ツアー@渋谷クアトロ 2006.1.12

2005-10-11 23:55:55
LIVE REPORT:SPACE SHOWER TV presents GROWN OPEN STUDIO!!@恵比寿リキッドルーム 2006.2.4

2005-10-12 23:55:55
LIVE REPORT:冷牟田竜之 presents“Taboo”@恵比寿ガーデンホール 2006.2.17

2005-10-13 23:55:55
LIVE REPORT:スカパラ@NHKホール 2006.2.20

2005-10-14 23:55:55
LIVE REPORT:ブラサキ presents「Snuck宇宙」@下北沢440 2006.2.25

2005-10-15 23:55:55
LIVE REPORT:バンバンバザール@渋谷・B.Y.G 2006.3.6

2005-10-16 23:55:55
LIVE REPORT:バンバンバザール@Club IKSPIARI 2006.3.30

2005-10-17 23:55:55
LIVE REPORT:真心ブラザース 伝説の真心野音〜一夜限りのスペシャルワンマン〜@野音 2006.4.1

2005-10-18 23:55:55
LIVE REPORT:i-dep 「Re:ally?」リリパ@渋谷duo 2006.4.14-15

2005-10-19 23:55:55
LIVE REPORT:ブラサキ presents Snuck宇宙@下北沢440 2006.4.29

2005-10-20 23:55:55
LIVE REPORT:大人計画『まとまったお金の唄』@本多劇場・下北沢 2006.5.19


これ以降は、すでにほぼタイムリーにブログにアップしているので、
この「過去のライヴレポまとめ」シリーズも今回の7で締めさせていただきます/礼

ブラサキpresents "Snuck宇宙"@下北沢440

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■ブラサキpresents "Snuck宇宙"@下北沢440
【出演】Bloodest Saxophone, 浪漫堂(sax,vo.岡村トモ子、pf.菊池まゆ、bass.愛沢まり)

▼浪漫堂
たをやめオルケスタは、以前ジェントルバンドとの対バンで見た気がする。
今回は、その中から2人参加してる3ピースバンド。

ジャズのスタンダードに日本語歌詞を乗せて歌う、吾妻さんやバンバンにも通じるものがある。
サックスソロは甲田さんに負けない熱さ 自身も言う通り、いつ終わるの?ってくらい長いしw
sax吹いたり、歌ったりって難しいんじゃないのかなあ?! MCも面白い。

♪今夜は楽しもう〜
って、吾妻光良&The Swinging Boppersの♪最後まで楽しもう の歌詞を変えたver.

♪女 sunny side of the street
岡村さんが短いOL時代を思い出して、悲哀を歌った曲。「なんかいいことないかなあ?」て分かる。

♪断崖絶壁女

♪初めてのヤンキー マイボーイフレンド
岡村さんは山口県出身で、初めてのカレシは中学生の時で、姉のカレシの弟だった。その時の思い出を書いた曲。

♪黄昏のビギン
4つのメジャーな「婚活パーティサイト」のお得情報を挟んでたのが面白かったw
“年上の女性に憧れる男性限定”とか、“手相をみる”ってゆう「アッパラパー企画」とか、“自衛隊員限定”とか、
“ピアノの先生に出逢いたい男性限定”とか(そこにsax吹きが食い込めるかは確認が必要w

♪お料理 can't make me happy
お料理が大得意な岡村さん。でも、なぜか恋人が出来ない悔しさ?を込めた1曲。
お料理苦手なわたしにとっては、羨ましいけどなあ!

♪生ビール
ドラムにキミノリさんを加えて、お酒を賛美する曲。ラテン調なのが楽しい

♪ラストはオリジナル曲とのこと。

アルバムを出す予定だが、まだ1曲しか出来てなかったり、売るものがないから200円のステッカーを
「ブラサキさんのアルバムを買ったおつりでちょっと買ってもらえたら・・・」てw


▼ブラサキ
いつものオープニングで流れる飲み屋街に「スナック宇宙」の看板が映る映像が変わってた?!
メンバが揃ってその店に入っていく様子から→看板のアップ。

冒頭、修二さんのおろしたてギターとアンプの相性がどうかしたのか、音が変で焦った
2曲目にはもう直ってるのはさすがv

甲田さんが、さっきの浪漫堂の話にのっかって、
「いつもは税抜きで2400円のCDを、今日は2800円で売るので、おつりで浪漫堂のステッカーを買ってください」てw

今日も新譜からほとんど聴けた感じ(いまだにインストは曲とタイトルが噛み合わず覚えられません

♪Caravan
♪Tondeluyo
♪Baron
今回の長いリリパ全国ツアー中、多量飲酒により使い物にならなくなってたユキさんの代わりに
全行程を1人で運転したというタケオさんの功績を讃える意味でも、曲中の2回のベースソロに大拍手

♪Blue Velvet

♪Stomping At The Savoy
すっかり調子が戻った?修二さん×dr.キミノリさん×bass.タケオさんによるトリオコーナー。

Cohさんが加わって、キミノリさんを「野良犬」て紹介してた。
「斜めに走ってる感じ。エサはカツオの出汁とったやつ」て、けっこー質素w

♪Pennies From Heaven
ココロが明るくなる歌詞とメロディ。Cohさんの頭の中には、たくさんのステキな曲が詰まってるんだなぁ



【ユキさんコーナー】
前回の佐村河さんネタを見逃したのが悔やまれたけれども、今回も時事ネタで、なぜか金髪気味のズラ姿で
いきなり「スタップ細胞はあります!」(エコー付)でもう爆×5000

その後も、例の謝罪会見の模様を再現して、合間、合間に上記のセリフをエコー付きで入れるから可笑しい。
しかも、BGMがやけに軽いノリで、マーヴィン・ゲイの♪What's Going on とか流れているのがさらにミスマッチで爆×5000

突然「なにか大きな力が働いているんです。。。パワースポット!」とか、
「もう200回以上も実験に成功してるんだからいいじゃねーか!」て逆ギレしたり、
いきなり「スナフキン!」て叫びは何だったんだろう?爆爆爆

(その後、金髪気味のズラの長い抜け毛がまとわりついていたようで、Cohさんも取るのを手伝ってた

♪SNK Shuffle
なにかとても張り詰めていた場の空気を心地よく転換してくれた1曲w

♪ロリポップ
♪Go Power!


enco.
浪漫堂の3人も加えての♪スナック宇宙のテーマ は、ソロも長いし、迫力あって、もの凄い勢いだった
全員の全力の音が混ざって、ケイアス状態w

♪PORK CHOP CHIC


【今後の告知】
サッチモとも共演したこともある女性歌手ジュエル・ブラウンさんとレコーディング&
6月のスナック宇宙にも参上する+ミキオさんも参加って凄い
もうこれを機会にアメリカでもリリパツアーしてきちゃえばいいのに

Jewel Brown

GW後半の5月6日には、初浅草HUBワンマン決定! これは行かねばっ

Cohさんのジャズ喫茶は、5月末くらいのオープンを目指しているとのこと。
蓄音機とか、Cohさんコレクションのレコードを聴けたり、とっても楽しみ



追。
地下鉄に乗って、居眠りして1駅乗り過ごしたら、もうそれが終電だと気づいた。
ケータイで調べた時、翌日の始発が表示された時のショックさって・・・
一応、駅員にも確認したら「タクシーか、歩くしかないですね」と苦笑された。

私にとって、タクシーは、贅沢で、未知な乗り物のイメージで、乗るのは今回が2度目。
タクシーはお金持ちか、そーとーなせっかちか、終電逃した酒のみが乗るもの、
またはテレビドラマで、犯人を追ってる人が「あの前のクルマを追ってくれ!」て言う時に使うものじゃないですか。。。

初乗り料金が730円てのは深夜料金なのか? また一つ勉強になりました。
スナック宇宙が終わったら、まっしぐらに帰って、途中居眠りするべからず


『life 人生に捧げるコント』2014.4.17、24 OA

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『life 人生に捧げるコント』2014.4.17 OA
よくよく考えたら、サイトに内容も写真もたっぷり載ってるから、ここで改めて書く必要もないかなと思いつつ、
なんだか書きたいから、書いておこう(主に源くんと、ムロさん視線でw

▼ナオミのニッポン麺紀行
2年越しでやっと実現した、麺大好きなナオミさんの企画は、単なるグルメ番組?!

▼大将

一番年配の男性が店の主人かと思いきや、バイトで、しかもバンドを演ってたってオチw

▼山倉くんと望月くん
同僚にそれとなく聞いたら、やっぱり山倉は望月くんにあまりよく思われてないことが分かった

▼三角関係

子どもの頃から通ってた『バーバー原』に戻ったはいいが、タレントの写真を見せて「こんな感じに」と注文したら、
刈り上げにされそうになり、店を出ると、そこにはあのカリスマ美容師の姿が・・・

▼インナーコスモ ホログラム?#1、2

敵に追われて大ピンチの時に出てきたホログラムの姫。でも、起動させるには面倒なログイン登録があって・・・

▼承諾

手術の前に、関わるスタッフの紹介と承諾を得ることになり、次第にプライベートな対立が明らかになり、
不安の渦の中運ばれていく患者・塚地くん。

▼有名じゃない人記念館
東京から修学旅行の下見に来た中学教師に、超寂れた記念館が、怪しげなキャラクターなどをアピール。


『life 人生に捧げるコント』2014.4.24 OA

▼spice of LIFE 〜田中直樹〜
新宿御苑みたいな場所に行って、「モグラ塚」を探す田中。モクっと盛り上がった土がそうだという。
実際、モグラの姿は見かけたことがないから、撮影班とともに1時間ほど粘ったが、映像は撮れず

▼最後の客

「笑う犬」の梅屋敷コントを思い出したw
最後、店主のウッチャンがバカップルに"Get out of here!!!"って、なぜか英語になってたのが爆

▼囲み取材

このコントけっこー好きw 今回はハンチングが似合うとして受賞した女性タレントの取材に、
ゲスニックマガジンの西条が登場! 「本当は、売り出し中の女性タレントなら誰でもよかったんじゃないの〜?」とツッコム。
(実際、マスコミで働いていた時、そーゆー噂を聞いたことあるしね

▼母をたずねて40万里
とうとうマルコを知る女性に遭遇。まさか、お母さん?! 「あ、昔飼ってたペットの名前だったわ」w

▼マスクを継ぐ者

囲み取材で引退と4代目襲名を披露しようとして、源くんを紹介しようとするが「ここで顔バレちゃマズいんじゃないですか?」
それに、悩んだ挙句、「やっぱりムリです!」と逃げるw あの汗水したたるマスクのせい???

▼まっすぐ彦介
不倫中のホテルの壁から飛び込んできた彦介は、以前撮った家族写真を渡すのが遅れたといって必死で謝るw

▼送ろうとする男

2次会に移動しようとして、秘かに狙ってる女性社員が酔いつぶれて眠ってるのをチャンスと思い、
杉崎(ムロさん)は「同期だからしょーがねーなあ! あったまくる!←口ぐせ)と家まで送ろうとするが、
後輩が呼びにきたり、先輩の女性社員が「ウチに泊めるよ」と言ったり・・・

▼プロジェクションマッピング

田舎町に若者を呼び戻すために招かれた2人のクリエイターは、村のシンボルであるお寺に映像を映す
流行のプロジェクションマッピング企画を打ち出すが、まったく理解できない老人たち。
最終的には、祭りをやって、公民館で映画を上映しようとまとまってしまう。



スタジオトークで、ムロさんが以前、搬入搬出の仕事をしていて得意だって話になったり、
 

いきなり、源くんが「有働さんとのデート」企画を出してきてビックリ/驚×5000
 

ウッチャンからもGOサインが出て、いっしょに温泉に行ったりするのかっ!? 気になるところw
(有働さんが源くんライヴにしょっちゅう来てくれるってまさかのリンクにビックリ

光と影の“又三郎” 藤城清治89歳の挑戦・完結編@NHK 日曜美術館

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光と影の“又三郎” 藤城清治89歳の挑戦・完結編@NHK 日曜美術館

「光と影は、人生そのもの」


前回放送した「影絵作家・藤城清治 89歳の“風の又三郎”」のつづき。

 

本当に素晴らしいなあ! 藤城さんご自身と、ますます進化されている作品はもちろんのこと、
その製作過程をリアルタイムに追った、このドキュメンタリー番組自体も貴重だ

新さんの朗読も良かった。



『風の又三郎』の要はなんといっても、風が吹いている擬音語の部分。


どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう


ここをどう音で表現するかは、とくに難しかっただろう。
きっと、読む人ごとに違うんだろうね。

渾身の作品がとうとう仕上がって、その感想を淡々と話していらっしゃった時に、
突然、両手で顔を覆って号泣されてビックリ。



「感極まっちゃうというか」
「この何十年間のいろんなことを経た光と影の人生の中でこそ気がついた、出会ったことの集大成」

高齢となった自分の体がもつか、もたないか、自分でも分からない中で、
最高の集大成作品を創っていた並々ならぬ苦労の片鱗が見えた気がした。


藤城清治美術館@那須高原
最新作「風の又三郎」全18点が展示されているという。

 


現在は、明治神宮の記念イベントのために新作に取り組んでいるという。
これまた目も眩むようなマンダラのような図案でビックリ/驚

夜間特別参拝、影絵作家・藤城清治さんの特別作品が初公開!
(あれ? もう4月5日(土)、6日(日)ってことで過ぎちゃったのか。残念。





どうぞこれからも、お体に気をつけて、ずぅーーーーっと精力的に創作活動を続けていって下さいませ/切願

内野聖陽さんがゲスト@あさイチ

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内野聖陽さんがゲスト@あさイチ
初対面なのに、とってもフレンドリーで、修造度150%くらい熱い人なんだなあ!

 

ただ、昔と今とのビジュアルのギャップにビックリ/驚×5000

「子どもの頃はやんちゃでした」って写真は、顔がまんまるだしw、中学生時代も顔が違う。
 

「これは、当時付き合ってたカノジョとケンカした後に撮ったやつですね」
て写真は、、、なんとも言えない、今と全然違う雰囲気。


つけられたあだ名は「ガラガラくん」。
ずっと男子校にいたから、共学になって、女子との付き合い方が全然分からずに黙っていたら、
すごい硬派だと、イメージだけが上がってしまい、実際喋ったらその想像がガラガラと崩れたからってのが理由w

早稲田大学英語会の英語劇に出て、自分の中のモヤモヤしたものを吐き出す方法を見つけて、
先輩から文学座に誘われて入ったのが俳優になったきっかけ。

話にも「リアル龍馬」って異名をとったって紹介されてたけど、
わたしの中でも内野さんといえば『JIN-仁-』での坂本龍馬役で初めて知って、
彼こそが龍馬なんじゃないか?って思ったくらいだった。



実は、その後の現代劇とかは全然観てないから、こんど機会があったら観てみたいが、あの龍馬は超えられるかなあ!?w
今回は、舞台の宣伝できてた。



マンガのキャラクターなどを描くのが得意ってことで、我らがイノッチ画伯と対決もありw
 

学生時代にも、なぜか『銀河鉄道999』の宙に飛び立つ車両の裏側のゴチャゴチャしたところを描いてたって話から、
なんと、直接、松本零士先生に問い合わせたところ「たぶん、この絵のことじゃないか」って原画を貸してくれたって親切すぎ/驚×5000



 



その他のトピックス。世間はもうGWだそうで、イベントいっぱい。

SL銀河
鉄道好きだけじゃなく、宮沢賢治、プラネタリウムファンにとっても夢のような列車だなあ!


トーベ・ヤンソン生誕100周年記念 MOOMIN!ムーミン展
会場:松屋銀座 8階イベントスクエア
日程:開催中〜5月6日(火・休)
時間:午前10時〜午後8時。5月6日は午後5時まで(入場は全日閉場30分前まで)
入場料(当日):一般1,000円、高大生700円、中学生500円、小学生以下無料

ムーミン展の原画…観たいが、混むのはヤダなあ


箭内道彦 月刊 風とロック展〜愛と伝説のフリーペーパー、その神髄〜
「クリエイターの箭内道彦さんが編集長を務めるフリーペーパー『月刊 風とロック』。
 創刊100号を記念して、「箭内道彦 月刊 風とロック展〜愛と伝説のフリーペーパー、その神髄〜」が開催されます。
 過去に刊行してきた99号分の写真やインタビューを展示するほか、「<生>風とロック」と題した公開取材を実施。
 宮藤官九郎さんや松岡修造さん、成海璃子さん、オダギリジョーさん、長澤まさみさんらが登場します。」

会場:表参道ヒルズ 地下3階スペース オー
日程:4月25日(金)〜5月6日(火・休)
時間:午前11時〜午後9時。4月27日(日)は午後8時まで、5月6日(火・休)は午後6時まで
入場料:無料


スカパラ“バンドコラボ3部作”はアジカンで完結!
「第1弾では10-FEET『閃光』でコラボし、第2弾ではMONGOL800とコラボした『流れゆく世界の中で』をリリース。」
そんなことがあったとは知らなんだ 25年かぁ…いろいろ企画考えるのも大変だねえ。


ウォーホルのデジタル作品発見、フロッピーに30年間眠る
フロッピーにどんな画像が入ってたのかなあ???


吉祥寺に新映画館が誕生へ!バウスシアターのクロージング作品初日に発表
なんとなし、あの辺に映画館らしきものがあるなあっていつも思ってたけど、一度も入ったことがなかった。
現在上映中の作品群を見ても、これまでも素晴らしい映画をかけてきたんだろうなあと想像できて、
一度も行かなかったことに今さらながら残念。いや、ギリ間に合うか!?



図書館で借りたCDシリーズ。

DOUBLE DREAM OF THE SUMMER/ピアニカ前田
去年見た「今野英明 & Walking Rhythm@青山cay」でのお姿がインパクト大で、借りてみた。
ジャケもいいし、ヒーリング系といってもいいリラックスできる1枚でとても気に入りました〜v

MI・LUV・YU 大地から湧き出る夢を歌おう/サヨコ
こだま和文さんで検索したら出てきたアルバム。voc.サヨコさんがどんな方かも知らないながら、
ジャパレゲ感覚で聴ける夏っぽい1枚だった

浅草キッド/ビートたけし
これまで聴いた曲をまた集めた感じなんだけど、この昭和感たっぷりのジャケにヤラれる。

たけしとジャズ

たけしさんとジャズの結びつきは知らなかったなあ!驚
2枚組みのディスクがどちらもアナログレコードのデザインでとことんオシャレ。
選曲は、知ってる曲もあり、よく名前を聞くジャズメンばかりで、初心者がジャズに触れるとっかかりとしてもイイかも。


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