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Channel: メランコリア
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「学校に行きたいと言った少女」@スーパープレゼンテーション

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【カケンヤ・ンタイヤ「学校に行きたいと言った少女」】11.25 ON AIR

マサイ出身の女の子が、必死に勉強して、やがて村の因習を変えるまでの体験談は、同じ女性にとって衝撃的だった。


【スピーチ内容抜粋】

マサイでは、男の子は戦士、女の子は母親になるように育てられます。
女の子は、牛の乳搾り、家の掃除、料理、水汲み、薪集めなどをして「良い妻」になるよう言われて育つ。

女性には何の所有権もない。家のモノは、すべて父のモノというわけです。
母は、少しでも文句を言えば、父が暴力を振るうので大変でした。

・割礼式
マサイには、女の子が大人になるための通過儀礼がある。
その儀式を受けると、私は妻となり、先生になりたいという夢は絶たれてしまう
そこで父に「学校に戻らせてくれないと儀式を受けない」と訴えた。
私が儀式を受けないと「儀式から逃げた子の父」と呼ばれ、ずっと肩身の狭い思いをしなければならないため、父は条件を飲んだ。

儀式では、ナイフを持った女性が、私の外性器の一部を切除した。私は出血し、気を失いました。
これで命を落とす女の子もたくさんいます。
麻酔なし、使うのは錆びた古いナイフだけ。
私は、先生になって、家庭の状況を改善すると心に決めた。




村の女性たちは「女の子のための学校を設立してほしい」と訴えた。
登下校中に少女が強姦されたら、被害者の母親が責められるし、娘を安全な場所に行かせたい。

村の男たちは「そういうチャンスは、男の子に与えられるべきだ」と言ったが、
村の長老にかけあって、村の男たちを説得してもらい、私はアメリカの女子大学に入った。

そして知った。私が13歳で受けた儀式は割礼といって、ケニアでは違法だ、と。
体を犠牲にしなくても、私には教育を受ける権利があった、と。
そして、私の母にも所有権があり、殴られる筋合いなどなかったこと。

今もアフリカで300万人の少女が割礼される危険にあります。


 

今、私の学校では、彼女たちは12歳で結婚させられたりしません。
また、女性への虐待はなくなりました。私たちは村を変えたのです。

 

戦争や貧困をなくしたい、世界を良くしたいと思ったら、最初に行動する人になってほしい。
行動を起こせば皆ついてきます。
まず自分を変え、それから周りを変える。そうすれば家庭も、村も、国もだんだん変わっていく。


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