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Channel: メランコリア
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「アルゴリズムがどう世界を形作るか」@スーパープレゼンテーション

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スーパープレゼンテーション

たまってた予録をまとめて見た、そのまとめvol.2。


【ケビン・スレイビン「アルゴリズムがどう世界を形作るか」】11.18 ON AIR

「アルゴリズムが、そのうち、我々の現実になる」という話。知らず知らずのうちに操られているのかも・・・

 

・ブラックボックス取引
今、ウォール街には、物理学者が2000人いるんです。
大きく動かすのではなく、アルゴリズムを使って、たくさんの小さな取引に分ける。
現在のアメリカ株式市場の70%がそうなんです。

株関係のアルゴリズムにとって、最も重要なのは「スピード」。
株取引はマイクロ秒の世界→大量のサーバーが入るように改装されたサーバー専用ビルが増えている。
NYの場合、ハドソン通りにあって、そこから遠のくほどスピードが落ちる。

・シカゴ〜NYを結ぶ全長1300kmのトンネル

 

光ファイバーケーブルが通っていて、マウスクリックの37倍の速さで信号が1往復する。
アルゴリズムのためだけのトンネルを作るために、我々はものすごい距離をガンガン掘っている。
取引をたった3マイクロ秒高速化するために。

最も効率的に儲けるため、世界の取引所に近い場所にサーバーを置くことが有利となる。
そのためには、海に防水ドームか、海上プラットフォームかなにかを造ることになる。
地球を「アルゴリズム的」に良い形に変えている。

その他にも・・・

・レンタル屋
アルゴリズムでユーザーが観たそうな映画をススめる。実際、人々が借りるDVDの60%を決めている。

・映画製作
今、ハリウッドには、脚本をアルゴリズム分析する会社がある。
具体的にいくら儲かる作品になるか割り出してくれるんです。

・エレベーター
階数を示すボタンがなく、あるのは上がる・下がる数字と、非常停止ボタンだけ。

知らないところで、アルゴリズムがモノだけでなく「文化」を動かしている。
機械を中心とした世界が作られつつある。



●伊藤さんのコメント
リーマンショック以来、金の力が弱まるかと思ったら、逆に強くなった
アメリカのように、すべてお金で測る文化になってしまうと、
とっても重要な日本の良さ(職人の技術等)を失いかねない。


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